アルトリーネさんのいけない修行の日々

すずめのおやど

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新聖母の多忙な毎日・痴女宮改装編その2

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さて、今回もあたくしジーナさんが語りますよ。
あ、ちゃんとアルトは出ますから。

あと、初代金衣女聖テルナリーゼさんの聖院宮建築苦労話もあります。
色々興味深い内容かも、知れませんね…。

---------------------------

「ふーむ。なんか南側と北側を交換したくなるな」

(いや、南側は確かに日が差し込むけど低緯度帯だぜここ。日中はあんま関係ねぇよ)

「マリアねーさんの安置場所は南側ですか」

(というかあたしの新しい部屋な)

で、最上階23階の状況。今までは部屋1・2だけだったのが延長されて部屋3・4ができました。

なお、この上のペントハウスは少し伸ばされた上、南側にヘリパッドが作られてます。

そして管理名目上24階の階数が充てられています。屋上室ってのがその24階のペントハウスね。

で、今まではベランダから階段で上がっていましたが、屋内階段が出来まして、屋上室1と2の間の廊下から部屋1・2の間の廊下に降りることになりました。本当はロフト風で部屋2から上がって行くのも考えたようですが。

ダ       ム
ベ  ラ ン  ダ
部屋1 廊 部屋2
中  央 廊  下
部屋3 下 部屋4

部屋1・引き続きアレーゼさん。防音仕様(他の部屋からの)
部屋2・ベラ子&エマ子用(旧黒マリ部屋)
部屋3・黒マリ&アルト用(新設)
部屋4・皇帝室長私室(新設)
屋上室1・ルクレツィア&ミカ子用(元白ジーナ夫婦用)
屋上室2・ダリア&理恵子用(新設)

そして22階。南側は今まで通り、何室かの貴賓宿泊室が設けられています。

例えば、以前、クリスやあたしが聖院に来た場合に使ってたりとか、あるいは今回おかみさまとか、をんな将軍様とか、はたまたワーズワース卿や連邦の将官以上の関係者が来た際のホテルめいた使い方をされます。

この階は聖院湖に着水した艦船から降りた堤体上部兼岸壁と同一階でして、ここに降りたあとは一切の階段なしに宿泊室に案内する事が可能です。そして聖炎宮への浮橋にも繋がってます。

そして今回の拡張で、北側に貴賓会議室が設けられまして、テンプレスのブリーフィングルーム同様の作戦説明や会議用のプロンプタだのスクリーン設備が置かれています。

で、本当なら23階の部屋4があたしのお部屋のはずです。はずです。はずなんですが。
はい、21階をご覧ください。

ダ     ム
貴賓宿泊室区画
秘書室・受付他

「なぁ…なんで21階の貴賓宿泊区画の前の皇帝秘書室というべきお部屋にあたしのベッドとか色々あるねん…」

そうです。21階は22階に泊まる人のお付きとか格落ちする賓客用の宿泊区画です。

そして、その前にクロークというかナースステーションよろしくオープンカウンターが設けられており、その奥にどん、とお部屋が。

「絶対にここがうるさくなると予想されたからです。それに、控えめに言って、貴賓区画は全ての階が最低でも天王寺のビルのお母様方の居住フロアの四倍の床面積があるんですよ。うち半分を準貴賓区画に充当しても全然余裕なんですよ? ですから皇帝室事務室の他に、実質的なお母様のお部屋をどんっと上の皇族居住階並みの面積で確保できたんですからね?」

そうです。すぐ下の旧・上級女官区画の最上階を改装してるんですよ21階。単純に言うと、皆さんの時代の高級タワマン、あれのワンフロアの八倍くらいの床面積あるんじゃないかな。

なんせ聖院宮自体が馬鹿でかいダムの構造を利用して作られてるから…。ではここで聖院施設施工者にしてご先祖様家族会会長、初代金衣女聖テルナリーゼさんに解説頂きましょう。

--

皆様初めまして。聖院開祖ですとか鼻祖とされておりますテルナリーゼと申します。

さて、創造主と申される方に見初められまして聖院を開闢したわたくしですが、最終目標は聖母を崇める救世主信仰をこの地に打ち立てると聞かされております。

ただ、ひとが他の宗教を考えるとまずいと聞かされておりましたので、ひとがいらん事をしないようにあれこれとやらせて頂きました後に聖院を築かせて頂きました。

で、この南洋の地に聖院を開闢させて頂くまで「かなりの年数」を要しております。あと、わたくしには姉がおります。ひんとをお出ししますと、このお話には既に出ておりますよ。

そして、何代にもわたり代替わりしてから金衣となりましたわたくしと違って一代で今まで来ていますから、年齢は…ええ、肉親の情けで申しません。申しませんけど絶対に万は行ってます。あと、孫子まごこが八百万柱…は誇張になりますが、それなりにおるのは聞いております。

で、姉とわたくしの姿は違います。わたくしは…皆様にわかりやすく申しますと「ぜったいおしりせんせんばびろにあ」の辺りにとして現れていますが、姉は別の場所に降り立ちましたから。

ですから、皆様には「あんたらが姉妹?嘘やろ」という話に必ずなると思いますよ。

そして姉、さる場所に創造主様のお導きでを作りましたが、わたくしは湖を作りました。

その湖からの水を使い聖娼神殿を築けという事で、えっちらおっちら。

更に姉はしもべを調達出来る場所で居場所を築けましたが、わたくしはなんもなしです。未だに根に持ってますからね、創造主様。

仕方がないので、降臨の地の神殿に戻って適当な種を仕込んだわたくし、三つ子を産みました。で、建物はこしらえておいたから後は頑張ってくれと息絶え…させて貰えませんでした。

三つ子の一人は女官、一人は騎士、一人は戦士を任じましたが、私たちを放置してそのまま逝ってくれるなと。ええ。現世に留まるための、きっちり創造主様が用意しておられまして。

腹が立つから娘らも同じ仕掛けで、崩御した暁にはあたくしの側に来るよう計らって頂きましたよ。

ま、五十くらいご先祖家族会がいれば諸々何とかなるかという事で、この数でマリアリーゼが御子を産むまでは何とかなるやろと思いますよ…ま、墓所に寝台、今の倍以上追加搬入されても全然大丈夫ですし、かくちょうこうじをすれば話ですから。

そして聖院。初代聖母様は山の天辺を吹き飛ばし云々と、わたくしと創造主様のわざを豪快に伝えておられましたかと存じますが、実際にはもう少しややこしい事をしております。

というのも皆様にはお伝わりの通り、皆様の世界と瓜二つのつくりじゃないんですよ、聖院を築いた島。

で、よその倍の…聖母様いわくありえない高さまで入道雲が育つわ、毎日だいたい決まった時間ににわか雨がざんざか降る土地柄なので、雨の量のわりには地面に恵みが溜まらないのです。落ち葉とかざばざば流されますから。

で、もうちょい何とかしましょうと創造主様と相談しまして、あんこく大陸。あそこの北の辺りで…ええ、だりあというなかなかに色気がある娘さんいますでしょ。あの子の父親の一族が育った辺り。

あそこにものすごく大きな湖、あるのご存知ですか。あと、あんこく大陸から更に西へ進むとある、ぎあな高知ですか。かつおは獲れないけど地面から更に大地が聳え立つ壮大な場所ですね。

あんな感じで地形作ったら神々しく見えませんかとか考えました結果、大地から大地が生えたら人が使うのに困るから湖だけにしよ、と相成りまして、びくとりあしーくれっとな件の湖の半分くらいのを高地に作りました。で、そこから水が流れる主たる出口に堤や堰を拵えまして。

そして、堤もろとも崩れては困るからと、微妙に寄りかからずに聳える建物を堤の前に鎮座させ、水を利用して神殿を冷やす仕掛けを巡らせました。

大きさで申しますと、皆様の世界で龍原の地の外れのしせんふうげきからな盆地の辺りに作ったはよいものの、崩れたら下流に大いなる災いを撒き散らすと恐怖の的になっている堰、ございますでしょ。

長さはあれの倍。

高さはもう少し高め。堤の下から、しんにほんかいふぇりーというはがねのお船をまっつぐ立てたくらいの高みがございます。

単に土砂や山を切り開き埋めただけに留まらず、石組を内部に忍ばせてましてね。ちょっとやそっとでは崩れませんし、娘達には内緒ですが、自らを治し強めるしかけも密かに仕込んでおります。なんせ、あの辺り、私どもがおりますが、もともとやまが火を噴くとか地揺れが激しい土地柄ですので。

しおや硫黄が溶け出さぬような仕込みにも苦労いたしましたわ。

…だから、ですから、聖母様が「せっかくくたばって楽し放題サボり放題な身分」になれたはずなのに、精緻極まりないわ創造主様や姉並みの力を使えるとは申せ、ひとと人形のあいのこの身体を渡されこき使われている立場に涙せずにはおれません。

ええ、あたくしも何度も転生させられてあちこちでこき使われ、挙句やっと死ねたと思えばです。

どうせなら我々にもを渡して頂きますと、腹いせにおめこ三昧してやれるのですが。

なお、聖母様がお広めあそばされたおめこやちんぽなる下品極まりない言い回しですが。

ですが。

実のところ、我々家族会では意外に好評だったりします。うだうだとくだくだしく持って回るよりは「おめこの一発も決めさせて下さい!」的直球表現が大好きな一族でこざいますから。

さて、だいたいこんなもんでよろしいでしょうか聖母様。

とりあえずわたくしが完成形を作った訳ではありませんので、堤本体には手を入れずに前の建物をいじくれるようにはしております。

あと、でんきが欲しい場合、別の堰の辺りに水車を仕込めたり、ちんぽは出て参りませぬがぐろーりーな穴を設けて水車室に繋げる仕掛け、これのじゅんびこうじとやらを致しておりますから、せいぜいご活用を頂きたく。では。

--

はい、ありがとうございました。

まぁ発電用にしか思えないダムが別にあるとか、別段、湖底を浚渫しなくてもテンプレスやアークロイヤルが浮かべられるだけの深さがある巨大な湖ってことですね。

ちなみにご先祖様家族会に諮りまして、あたくしが宇宙から完膚なきまでに根絶させたくてウズウズしている某陸棲型の軟体生物。あれが微妙に生育困難な降雨量と生態系にさせて頂きました。ありがとうございます。

あと、ごるしやほかの馬や牛、羊がなるべくジメジメしてない環境に住みたいとかわがまま言いますので、湖のどこかの島や、もともとのボルネオ島にも生えてるでかい山の森林限界ぎりっぎりの辺りに牧草地を作らされました。わがまま言いやがって。いつか馬刺しか桜鍋にしたる。

ちなみにずる賢いごるしですが、乗馬初心者には「わしらに乗るときはこないしまんねん」と言わんばかりに乗り方教室をするとか、他の牛馬…運搬用だの乳牛だの羊毛用に送り込む奴の繁殖種として飼育してるそうなんですが、こやつらの監督役補佐的立場で、あたしが吹き上がっても馬肉ソーセージにされない程度の仕事はしてる模様。おのれ役者め。

で、ベラ子。

頑張れと無理に慣れぬ仕事に押し出すよりも、まずはマリ公と組ませ采配を学ばせています。言っときますがベラ子はあたしの娘。更には優秀有能と世に伝わるるっきーの遺伝子も持ってます。つまり、世間一般でいうイタリアーンな人のネガティブイメージで見ると怒られる部類です。

ですので、仕事ができるのは騎士団長時代のあれこれでも確認していますし積極性も持ち合わせています。

マジに今回の件が片付いたら宙兵隊士官学校…嘉手納かアナポリスに留学させてやろうかとも思いますが、将官クラスをカテキョでつけた方がいいかなぁ。

(あのクソジジイと組ませるのも手だぜかーさん。あれも戦略家の部類だからよ。…ま、どっちかというと政略家だが)

(そーよなー。今後はインドの綿花プラントとか、カカオやらコーヒー豆やらサトウキビの大規模栽培の話が出るからなぁ。あと、現状の緑生状況如何ではアラブ諸国やアフリカへの稲作導入。植民地経営と同じ事は出来ないにしても、痴女や鬼の能力者を導入して飢えない国家経営を推進ささなあかんからなー。イスラムは後々ややこしいとしても、現地に根付いてるヒンドゥーの原型、あれに関してなんか知恵ないか)

(あの仏教こじらしてるババアの改心次第。女神信仰の原型をおかみ様が考えてくれてて、外来賓客扱いのパンチさんとロン毛さんが知恵貸してるらしいから、叩き台が上がって来たら見せるわ)

(出来たらヒンドゥー以外のものを与えたりたいねんけど、あの地域の連中の特性もあるからなぁ。せめて水がもう少し潤沢にあれば)

(かーさん…連邦でエウロパ開発してる話あったじゃんか…ほら、火星開拓用の水資源採取プラント。あれの要領でさ、エウロパの表層の氷、MIDIで削り取れねぇかな? 何なら天王星からでもいいじゃん。うちらの技術ならエウロパもタイタンも天王星も海王星も大して変わりゃしねぇだろ。タクラマカンとサハラとデカン高原にビクトリア湖サイズ作るだけでもかなり変わるぜ?)

「変に作って染み込んで地下水にならんか」

(湖底を岩盤化加工しとけば大丈夫だろ。下手に地中の塩分やら二酸化炭素やらが析出されても困るしよ。ベラ子の経営に楽になる要素を段取りするにゃちょうど良かろ)

(おっさんが許可出したらあたしがどうこうは言わん。実際、連邦でもサハラタワーあるやろ、軌道エレベーター。あれのステーション至近に湖作ってるしな。あれエウロパからの積み出し水をマスドライバー中継して貰ってるようなもんや。地球環境下で利用できる水に転換して再積み出しするための水質調整湖の意味もあるからな。つか、NBに話し。NBの星系内水資源開発プロジェクトも同じ技術使って進めてるから)

で、インド特有の事情。

単純に言います。

太陽、悪者。

んで月がええもん。善役。

理由は簡単。

太陽はその光で地を乾かし生き物を枯らす。で、月は夜に涼しさと慈悲の光を与える存在と。

更に沖縄の基地でインド出身者と話してわかった驚愕の事実。マグロとサワラどっちが高級か。牛肉と鶏肉…宗教的戒律を抜きにしてもどちらが高いか。

実は白身の肉の方が高級らしいのですわ。というのもインド医学の影響があり、白身は身体を冷やす効能が期待できるので、国土の大半が暑いわイスラム系民族が幅を利かせて来たご当地事情からすると、身体を温め脂肪が多い赤身より、あっさりした白身を珍重するそうなんです。

…だから赤身はインド人にご馳走しちゃだめなんですよと、ステーキハウスで400gに挑戦しながら言うなよ!というのは昔の話です。

まぁ宗教的戒律、うちらの世界じゃ実は第三次世界大戦後の影響で資源や食料が枯渇しかけた際に、流石に生きるか死ぬかの瀬戸際にあれ守れこれ守れもまずかろうとなりまして、死文化された事も結構あったようです。

イスラムやユダヤでもあまりうるさくはなくなってましたから。あのイスラム以上に色々うるさいはずのイスラエル出身でも、隊の食堂で割と普通に飯食ってたし。

--
とりあえず21階の隔離部屋を覗いてみます。

…だからこのナースステーション風味やめーや。

どこぞ大学病院に長期入院していた親父のおかげで、あのオープンカウンターの中に大体何があるか患者家族の分際で把握できたくらい通ってましたから意匠は分かります。これ、ホテルのクロークじゃなくてNSですよ。しばくぞこのレイアウト採用したやつ。

(だってぇ、各室の状況とか冥土コールとか捌くためのコンソールつけたら大体こんな感じになるじゃないっすかー。それよりおかー様のお部屋ですよお部屋。あ、オープンカウンターの中はセクレタリーオフィスだと思って下さい。各室担当の女官席と、それからおかー様のお席がある筈ですよ)ああ、あるよね。本当に秘書室みたいな感じ。宙兵隊の極東総司令部オフィスの秘書官室が大体こんなんだから。

(あ、そこ秘書控室です。そのあからさまな扉じゃなくて、そっちの反対。一見壁の…そこです。そこに聖環かざして下さい)

え。

…なんやねんこの忍者屋敷!

(だから誰でも彼でもおかー様の部屋に行かれたら迷惑でしょ?安眠を約束するこの扉がまず売りなんですよ!)いや、痴女体質の時とか今の分体流用ボディだと寝る必要ほとんどないやろが。

「まぁ…確かに、堺の昼豚辺りのモダンインテリアを参考にしたのはわかる。ちょっと有名どころのジュニアスイートとかまんまな室内やないか…ってエマ子。お前なんでここにおる。各室の点検調整とか色々作業あるんちゃうんかい…」

ええ。エマ子。こないだアルトやベラ子が着てたようなエロロリ系っぽいフィッシュネットなビキニ系のエロ下着姿です。

「さてはエマ子。おのれ、あたしとかベラ子とハメてる最中に乱入されぬが為にこの部屋をこさえよったな!」

「ほーっほほほほほ。その通りですわ。その情景を思うと内装工事中に思わずこの部屋でせんずりをこいてしまいそうに!」

「ああっ娘が弟の貴洋のようなことを!」

「…う。まぁ確かに、あの変態な弟さんとやってる事が同じになってしまいましたわっお母様お許しをっ」

「まぁまぁ、そないにゲザらんでも。しかしエマ子くん。その姿でなら、今何時や。ひとごーまるまるか。ふむ。ちょっとあたしも黒エナメルビキニにして。足元ブーツで」

「おかーさま。なんかわるだくみ考えておられますね」

「ふふふ。今から出たらちょーどスコールやろ。淋の森公園はその時にどうなるかね」

「片端から雨を避けてどこかに逃げて行きます…あ!」

「わかったか。ベラ子にも手が空いてたら来い言うて」

「りょりょりょ了解致しましたわ!では!」

で。

淋の森。

ざざざざざーっと、この時間帯には日常的なゲリラ豪雨に見舞われております。

「ふははははは目論み通りやな」

「ああっあっあっあっこんな場所でこんな恥ずかしい格好で!」

「みなさーん、皇配騎士のエマニエル夫人がこんなあずまやで立ちバックでおめこしてますよー」

「ぎゃあああああ録画しないで下さい!それにあたくし見た目はおかー様の瓜二つなんですから余計に絵面がえげつないまでにエロエロなんですよ!あんっ」

「おおベラ子。この変態的な格好の牝豚の口を塞いで差し上げなさい」

「髪の毛がぐしょぐしょになるのは困り物ですが海遊びよりはマシですわね。何よりこの雨で涼しいのが何より。おおっエマ子、もっと舌をお使いなさいっ!」

「ちなみにこの行為、天の声がはぷにんぐばーという素人の変態が変態的なまぐわいを人に見せるような場所で聞いた話で、土砂降りの深夜にレインコートだけ着て公園でおめこする行為をしたという変態に聞いた話で思いついてな。これなら淫売のショバ荒らしヤサ荒らしにも見えないだろうと」

「むうう母様ヴェロgoodですわっ。あっえまこいくっいくっくちでうけてっ」

「とりあえずあたしも出しとくかー。ほれーわざと引き抜いておめこよごしー」

(今喋ると大惨事なんで心話で。とりあえず、この変態露出行為が興奮する内容というのはわかりました。で、身体を再構成して一発クリーニングしてっと)

「次はどうしましょうかしら…まぁ、おかー様にはまずあたくしに挿入頂きましてですね」

「ちょっと待て急速充電。このエマ子分体ならこれが出来るからなぁ…。で、ベラ子片足上げて。そう。んで何か。エマ子はベラ子のアナル狙いか」

「そーでーす。あああお母様いきなり締めないでっ」
「むう…なんか動かすと膣壁越しにエマ子のと擦れてる感触ががが」

「あひいいいいい24せんち二本に挟まれてはしたなく気をやりまずううううう」

「みなさーん、痴女皇国の二代目皇帝がこんな場所で二人に挟まれて露出変態性交をー」

「ああっでもマリアねーさんが散々色々やっておられたので今更この程度では…また女皇陛下が何かしてるくらいで済みそうなのですが…うぐううういぐっいぐうう」

「ああああ漏れる漏れる漏れるぅ!静駅だけでなくあれ、あれまで!お母様お許しを!エマ子は辛抱たまりませんっ」

「付き合いでうちも出しとくか。なお、これまた変態方面の情報で、いわゆるやらないか系お前俺のケツの穴に放尿しろの膣版をやった奴の話を聞いた天の声談話から思いついたのだが、これ、痴女体質や女官体質でないと衛生的に危険だからすんなよと警告をしておこう。あ、うちも漏れるっ」

「すみません。なんか喘ぎ声がすると通報を受けたのですが…あたくしが来て正解でしたね…」

「げっアルトっ」

「アルトさん、そのがんつ服は…」

「こないだやった視察の結果、淋の森絡みの通報、あたくしに来るようになったのです…で、この雨の中で聞こえるくらいのあへごえを出してるのは誰となりまして。そして痴女皇国環の機能で、こんな夕立の中で淋の森公園にいるのはだれですかいなと調べましたところ。そしてマリア様にもちょっとあいつらしめてこいとか言われましててんそうされたのですが」

「ああっアルトさんにいきなり!」

「…そーいやエマ子って基本、あたしだからアルトにしてみれば攻めるポイント解ってんのよなぁ…」

「ですわねぇ。おかー様まんまの身体ですから…ああっお母様のお尻がよく締まります!堪りませぬ!」

「め…珍しいな…ベラ子は対あたしでは突っ込まれ専と思ったが…」

「たまにはと言いますか、ちょっと今膣を自己浄化しております時間稼ぎですわ…前後の穴に放尿など、あのじょるじゅばたいゆとかいうが書いた目玉なえろしょうせつでもやってなかった気がいたしますが…」

「…なんかベラ子がチャタレイ夫人やエマニエル夫人はもとより家畜人ヤプー真っ青な変態ジャンルに手を出している…」

「あれ確かにそれなりに興奮しましたけど…うん、いたりあもののぽるのびでをでも放尿…してるのありましたわねぇ…あっおかー様またも!今度は口に!口に!」

「うっベラ子の顔にっ」

「はぁ…しかもこれは孕み種ではございませんか…ああっおかー様の臭くて濃厚なのが…ああっ堪りませぬ、マリアヴェッラのものが!ものが!」

「ああっ陛下何故あたくしにっ」

「いえアルトさん、その卑猥な尻を一度はと狙っておりましたの!たまには!たまには!」

「…なぁエマ子…ベラ子って何気に痴女種としては最強クラスだったよな…」

「えーっと。現状でアルトさん同等っすね。あ、母様ちょっとお掃除をさせて頂きます」

「ううっ気の利く娘よ…つまりぃ、ベラ子も溜まってたと」

(そーですよー。これがあるからあそこの隠し部屋をやり部屋にしようと思ってたんですよー。まー、おかー様の部屋なら私やアルトさんが行きやすいですし、アレーゼ様がいらしてる時でも騒音を言われる配置じゃないとは思いますけどねー。ちなみに本来のお母様のお部屋も使えるようにはしておりますので誤解なきように。つまり、初代聖母たるおかー様は二つの部屋持ちという待遇をさせて頂いております)

(あの21階の忍者部屋でなければ非常な高待遇に思えるけどなぁ…)

(加えてジーナ母様、テンプレス2世の提督室最優先使用権もお持ちなんですよ?)

(ぬう。あたし、何気にVIP扱いだったのね…)

(一応、痴女皇国では最高レベルの権限がありますから。あたし同様に痴女宮で立ち入れない場所はありません。変態的研究をしてる修学宮のキ○ガ○…気の触れた研究者の個室の施錠すら突破可能。ただ、中で危ない実験をしてる可能性がありますから無闇に開けるのはお奨め致しませんが)

(そーそー、こうして雨ん中でお尻振ってるエマ子とかアルトとか見てるとエマニエル夫人な感じがして退廃的よなー)

(ベランダでやるのも刺激的ですよねー。今度、屋上ペントハウス借りてみましょうか。あそこならバラ園ありますし。ルクレツィアおばさまが乱入してくる可能性極大ですけど)

(まぁ、るっきーの一人や二人何とでもなろう。おーいべらこー。出したかー。そろそろ雨止むから行くぞー)

…その後、雨降り時を狙って客を取ったり、はたまたわざわざスコール時に淋の森に来てやる女官が出たとかいう話が流れて来ましたが…あたしのせいか!あたしのせいなのか!

---------------------------

マリア「またしてもかーさんが文化汚染行為を働いたと聞いて」
ジーナ「ちな淋の森は公園設備の名目でヤリポイントが整備されておったり。あれクレーゼさん以前からよな」
クレーゼ「少なくともあたくしの代にはございました」
デルフィリーゼ「朕の代にもありましたわね」
クレーゼ「なお、聖院時代から門前町はその商いの性質上、あまり子供がいない上に…色街の奥なんですわよ…淋の森」
ジーナ「そーゆーたら、何でまた淋の森という名がついたのでせうかとゆう話に」
テルナリーゼ「あそこ確か、あたくしの娘たちの代に間引いてたはずなんですよ。で、うちの島に流れ着いたおなごが、あそこで客を引くのを始めましてね。そのおなごが淋病持ちで、街づくりに呼んでいた工夫こうふの間に大流行。実はこの淋しい病蔓延事件が、その後に色街をこしらえるきっかけにもなったんですのよ」
ジーナ「なるほど。ところで初代様。お子様が三つ子とお聞きしましたけど、家族会には二名のみご参加の模様ですが」
テルナリーゼ「ふふふ。実は三人目の戦士の子、まだ存命でしてよ」
ジーナ「まさか…」
マリア「ああ、あの人の心はあたしでも簡単に読めねぇからひょっとしてあたしより上位かと思ってたんだが…」
テルナリーゼ「雑務庶務に向いていたのがねぇ…あれがあそこまで有能でなければ聖院の今はなかったのですが、そろそろ楽をさせてやりたい思いも」
ジーナ「そのお話に激しく賛成する者と反対する者の二極に分かれそうな予感」
テルナリーゼ「あ、本人はマリアリーゼが子供を産むのを見届けるまでは簡単に死ねぬと」
アルト「え…という事は…あたくしとマリア様のお付き確定なのですか…」
マリア「いると有難いが口うるさい上に恐ろしいからなぁ…」
ジーナ「はい、皆さんもう分かったよな?だ・れ・か」

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