アルトリーネさんのいけない修行の日々

すずめのおやど

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番外編・いけない雅美先生

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田中裕美の姉、雅美です。
悪堕ちマリアの世界から参りました。

今回は、ちょっとした悪女っぽいわたしの話です。

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東南アジア某所での密談。

「で、なんだい。結局やってないと」

「つまり、私とクラちゃんの体質調整ですか、あれがまだみたいでして」

「ふむふむ。…しかし、アルトが妊娠しちゃったからなぁ」

「そーなんですよねぇ、母体への影響考えると、流石にちょっと無理強いは」

「ダリア一人対雅美ちゃんとクラ子でもいーんだけどさー。…ちょっと待って雅美さん。確かさ、赤門な大学行ってるとき、カテキョのバイトしてなかったっけ。それとそのカテキョ絡みで美大入ったどっかの子をアシにしてたりとか」

「あー!あーあーあー!いてますいてますいてる!」

「ちょっとダリアの代わりにさ、現地地球人のDNAとかRNAで代用できねぇっかなーシミュレートしてみるわ」

「どきどき」

「何かよくわかりませんが、とてつもないご馳走にありつけそうな予感がしますわ」

「ぬぅ…いける。ただし条件。対象者1名につき二名分の遺伝子データを採集してくるの、可能?」

「ふっふーん、マリアちゃん、あたしのスマホデータってこっちに引っ張ってこれる?痴女皇国環か聖院環に」

「造作もなきことよ。ほれ」

「で、これがまず、アシ一号。結崎君。高校当時。続いてアシ二号姫野ちゃん。そして肝心な事を言おう。どっちも弟おるねん。見た目があんまいけてないけど、とにかく従順で、しかもエロの世界であるあるな素人の方が無茶する系」

「ぬう、雅美さんが関西弁に戻るくらいさかっとる」

「そしてこいつら口固い。ま、エロ同人描いてた程度には結束力あるしね」

「つまり、あとはこの子達に会えば、という訳かね」

「うん、あたしはまぁ良いとして、クラちゃんにちんぽ使用許可してくれたら」

「そして誘い出す口実だが、実はあたしは裕美のせいでゼンカモン。しかも逃亡して行方不明。ま、幇助犯扱いだけどねぇ」

「ふむふむ。それがネックよな。ま、ただの逆ナンよりはいいが、何で」

「この子たち、あたしの原稿データ、密かに隠し持ってくれてる。これで説明つくでしょ。で、ご褒美に~ってわけよ♪」

「そして、人数が人数なので、できればものっすごく口が固くてある程度の人数を入れられる場所。これが確保できたらサイコー」

「そこまで言えば説明つくよ。要するにどっかのスイート押さえてくれと。ま、ちょっと白マリに頼んでみる。スイート自体は英国領事館名義で借りて代表者名を高木まりあにでもしとくかなっと」

「あとは誘い出す釣り針。この子たちを弟もろとも引っ張り出す仕掛けがねぇ」

「エージェントを使うのよ!ほほほほほほ」

「何だよ白マリ」

「見学を許すならあたくしが交渉してくるわよっ」

「ぐぬぬ…確かにあたしでは難しい事案…」

「なーにその手のヲタさんならちょっと足代にイロつけたら喜んで食いつくわよ!モテ系とは使うベクトルが違うだけでお金使うしね」

「よし、白マリ、頼むぞ。この計画は君の手腕にかかっているのだ」

「ぐふふふふふ」

「おほほほほほ」

「うぇーははは」

--
で、わたくし、田中雅美です。

親は、かつてジーナさんのお父さんの経営する会社の取締役経理部長を経て定年で相談役を勤めたあと、完全退社した直後に、両親ともに相次いで亡くなりました。

そして、わたし自身なんですけどね…実を言うと、アホな妹の長年の逆恨みの被害をこうむった挙句、会社員生活の全てをぶっ壊されて聖院…痴女皇国という名前になった世界に逃亡するハメになりました。

連邦歴136年の時代、第三次世界大戦が割と大惨事世界大戦だった事もあり、日本の人口は1億人のへんをうろちょろしています。

そして大事なこと。

日本国の最高学府あるでしょ。そう、最高学府なんだけどかつて、政治家の分野で変な人が軒並みあそこ出身だった事があるあそこ。ええ、卒業生として闇に葬りたい黒歴史です。

そこを卒業しても…そうね、チキン屋を開くか「なつ○ Step」するしかなかったどこかよりは多少マシかなーって感じだったんですよ。

ほら、マリアちゃんのおかーさんのジーナさん。あの人も軍の士官学校行ったでしょ。

で、元来自分に回るはずだった学資を弟さんの貴洋くんの進学費用にぜんっぶ回されたって怒ってたけど、そのくらいしないと大学に行くにも大変だったって思っておいてください。

あたしにしても、父親になんとか神戸の漢字一文字めいた進学校、この時代は共学だけど、そこ行かせて頂いてやっと行けたって感じだったんです。

で、そうして晴れて卒業しました。

なんとか大手物流系の流通センターの入出荷管理部門の総合職で役職昇格ありの部署に入ることもできました。この時に、ジーナさんが「ちょっと」コネってくれたのは内緒ですよ。

そして、まぁ、時々は薄い絵や尊い絵を描いて密かにおこづかい稼ぎして…で彼氏も出来て順風満帆。

うん、それ全部、妹がぶっ壊してくれやがりました。

その辺の話は闇堕ちマリアの方にちょこちょこ出てきますし、あたし自身も黒マリアちゃんの助けもあって、ま、若干は憂さ晴らしできたんだけど…うん、連邦歴時代の地球の生活をそっくり全捨てする羽目になったんですね。

いわば聖院…と言うより痴女皇国に島流しになっちゃったんです。なりたくなかったけど。

しかしまぁ、捨てる神あれば拾う神あり。

今ここにいてるクライファーネさん。出家名でどこかの王女様の時の名前も持ってる方なんですけど、あたしの趣味とドンピシャでして、しかもリアル弟とむふふふふふ。

で、奴隷扱いどころか姉妹の契りを交わし、マリアちゃんからもそれなりの椅子を貰って女剣士というか騎士やってます。なんでか知らんけどちんぽ生えて剣よりちんぽ使ってる時間の方が多いのがなんともですが。

そして、こっち来た時には二人でヲタ街漁ろうねーとか言ってたんですけどね。

マリアちゃんやアルトくんが話してますけど、どうもこの先の聖院地球で予想される事態に備えて、人類を善導しておくか、はたまた生存能力を上げて氷河期などの異常気象を乗り越えて生き残らせよう、ついては聖院女官の体質も強化して、敢えて人類の上に立って彼らを支配指導しようって事になりまして。

で、ちんぽもおめこも…痴女皇国にいると嫌でも淫語が日常用語になるから慣れました。

薄い絵描くときもショタに言わせたり姉に言わせたり、散々やってきたので言う言葉の語彙には事欠きませんから。

そしてちんぽを振るい女だろうがショタのアナルだろうが貫けるし、ショタちんぽをおめこと尻穴両方サンドイッチも普通に出来る体と暮らしにも慣れたのですが、あたしが聖院世界に飛ばされる少し前の時代のマリアちゃん…白マリアちゃんとしておきますが、そっちからへるぷみーされて樽運びを手伝ってたりしてるわけで。

んで、その時代だと痴女皇国の時と違い、連邦のある地球やNBに行き来してたんですね。

となれば、あたしの薄いデータ、回収したくなるのが人情です。

向こうでも需要あるのわかってるし、マリアちゃんから画材とか色々もらいましたし。

そして、あたしがあんな事になった際にも庇ってたみたいなんですよね。

だから、ある意味恩返しです。

とはいえ、今いてるところから地球に戻ると、高校三年か大学くらいかなー、あたしがいるんですよね。

しかもあの子達とまだ接点できてないし。

ただし、これは黒マリちゃん…痴女皇国のマリアリーゼ女皇帝陛下の方の歴史の地球に飛ばしてもらったら解決します。

そして決行日。黒マリちゃん手引きで都内某ホテル。最上階インペリアルスイート。ごめん黒マリちゃん白マリちゃん。

会心のスーツ姿で感動のご対面です。二家庭の家族の方には家にいてると誤認識させてるので一晩いてOK。

「え…え?本当に雅美さんですよね?」

「うん、まごう事ない田中雅美よ?あ、こっちはクライファーネさん。現時点でもあたしの同僚。この人撮影係兼、あたしらのスポンサーでマリアちゃん」とクラちゃんと白マリちゃんをご紹介。

黒マリちゃんは今来ると話がややこしくなるので隠れてます。

で、とりあえず持ってくれてたデータをパソコン…これもアルトくんが言ってたけど、そちらでいうスティックPCのちょっとおっきな奴だと思ってください。

で、バーチャルキーボードとフローティングモニタが表示されるからそれを使って操作するやつに、持ってきてくれたデータを転送して再生。

懐かしい原稿の数々が広がります。

ああ、これレイヤーめちゃくちゃ使ったよなとか。ちなカラー原稿ですよ。モノクロもあるけど。

で、彼らに握るもん握らせます。今までよくぞこれ持っててくれた、ありがとう。

それとお礼の意味もあるけど、ま、ちょっとしたプライベートコスAVの撮影と思ってと。

んでショタの絵も撮りたい。

この人実はものっすげぇVIPでNB国籍も持ってんのよ。だからあたしゼンカモンでもここにいれる訳よと言いくるめます。

で、NB貴族界の秘密のお楽しみビデオってことで、あたしとクラちゃんとマリちゃん以外は顔モザかけたげるし、だいいち今、NBと連邦って公式国交ないから向こうのデータ持ってこれないじゃん。身バレ気にする必要ないし、ちょっと向こうのテクノロジーでビジュアル一時的に変えて見栄えあげたげるからさとか、嘘じゃないけど本当でもないような話をしていきます。

それに…ね?と、あたしは姫野姉弟を、クラ子さんは結崎兄弟を招いてお色気攻撃します。

「おまんこ入れたいでしょねぇ姫野くん、姫野ちゃんもこれ欲しくない?」なんて悪女してます。もちろんスーツの中身は穴開きTバックとブラです。くくく。金衣効果で理性吹き飛ばしたらぁ。

更に、中東に行った際に領主の屋敷でええもん見つけたし。

そ、向こうのムスクとか香水。ちょっとエキゾチック風味なやつ。

これ自体に催淫効果はあんましないですよ。

でもね、ちょっとした演出でね。これが生きるってのジーナさんにも聞いたことあるし。

「香水ドバドバ使うアホがおるか、匂いで嫁にバレる人種も存在するんや。ほんのちょっとが肝心やねん」と。

そーです、どっちかってぇと喪女の部類だったあたしが男作れた理由が、このレクチャー。

薄いものの売上でアシ達と沖縄旅行した際に、ママのお店って言えばわかるらしいとあるお店で、ジーナさんに手取り足取り教えてもらいましたから。百合っクスはしてないけど。ほほ。

ママのお店ってちんぽ咥えたのがバレたらめっちゃ怒られる部類なので、女の武器を封じられる訳ですよ。ですから、男を錯覚させる技もいるんですって。

そしてねぇ、彼女と彼の理性が完全崩壊するように、痴女服にチェンジします。

と言っても普段の騎士服じゃないです。

こないだアルトくんがジーナさんに孕まされた時のあれ。あれの赤色バージョン。赤いピンヒールサンダルも映えるあれ。

そうよ、この脚の筋肉とか乳のうねり具合ちゃんと描けるようにするのよとか、素面に返ったら絶対にアホな事でも平気で耳に入っていく錯覚環境を作る訳ですよダンナ。

あたしがここまで努力して咥え込んだをとこをNTRしやがった裕美許すまじと、一瞬薩摩の目になりますが、今日のあたしはかつての同志を体で慰労しながら、未来の手下として籠絡する立場。

これクリス様から聞きましたが、ジーナさんの体の祖国が赤い時代でも、女スパイによるハニトラにだけはすっっっっごい力入れまくってたらしいんですよ。お金かけていい女集めて、身だしなみや服装にも気を配って。特に英国は被害甚大だったそうで。

ま、勤務先では徹底的に喪女を装ってたんでねぇ。

ああいうところで女売るベクトル出すと結構ムラハチくらいますからねぇ。地味子の見本の田中さんで通してましたから、ストレス溜まるたまる。

うん、当時から姫野姉弟、あたしの本来の姿の餌食でしたの。ふふ。

で、本当なら3Pのところを、姫野弟のちんぽ突っ込ませながら、姫野姉に60分で描いてみたとかやらせたり、もう堪能の限りですわ。

興が乗ったところで黒マリちゃんと白マリちゃんに乱入させたり、結崎兄弟でホモックスさせたり、あたしゃローマ皇帝かよってノリで。

ええ、上司の慰労も出来る部下の務めよ、クラちゃん。

それと、これ、数年後に実を結ぶからね?今日のスイート料金他の投資はある程度回収見込みあんのよ?

と言うのも。

結崎兄弟は男の娘趣味で本格女装派。

だから今日のお小遣い、めっちゃありがたいはず。

衣装代とか化粧代。そして今回の金衣操作は半年から一年かけてゆーーーーーっくり発現するの。

ええ、全員、絶妙に、見れる姿に。

特に姫野姉。エロレイヤーの道の暗示吹き込んでおいたし。全員の画力も上げたし。そして、あたしが密かに原稿描いて流せるじゃん。この子達の本として。

そうよ、地道に地道に種を撒いて育てる献納もあるのよ。

大丈夫、黒マリちゃんも白マリちゃんも待ってくれるから。だから性急な作戦行動や無計画はダメよ、やるにしてもまず絵図を書くのよというクラちゃんへの指導もあったわけね。

…ただねぇ、本人、乳上様マジ乳上様って感じでRPG系の男の娘コス着た結崎兄弟にサンドイッチされてあんあん言ってたけど大丈夫かいなと。色と欲に我を忘れすぎる傾向あるから手綱を引き締めないとね。

そして裕美よ裕美。

あたしはもう、顔も見たくないけど、行く末だけは気になるわねぇ。

黒マリちゃんに処分は一存されてるし、教えてくれないけど。

あたしに迷惑かけない範囲で、生きててくれりゃそれで良しなんだけどねぇ。

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雅美「いやー、このあたしが股貼り、いやマタハリするってねぇ」
アルト「この一言だけで、ジーナ様の関係者という気がします」
ダリア「相手してたらこんなドエロが来たのね…」
雅美「いや、痴女宮でもだいたいこんなもんよ。まぁもう一匹、蛇みたいに絡みつくのいるけど」
アルト(よく、あっちのわたくし、こんなの相手してますわね…)
雅美「ちなみにジーナさん、いえジーナちゃんもクリス君相手だとこんな感じらしいわよ」
アルト「うそや」
ダリア「うそや」
マリア「ほんまほんま。ほれあたしらにはプライバシーなぞないも同じ」
ジーナ「(すぱこーん!ぱここーん!)だから覗くなと」
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