上 下
13 / 352

番外・アルトリーネの素敵じゃない夕暮れ

しおりを挟む
みなさま。
絶望感って、味わったことはありますか。
絶対に勝てそうにない相手と対峙したことはありますか。

あたくしアルトリーネ。たった今、絶望に打ちひしがれるとはこういう感覚だと知りました。
真の絶望を、知りました。

-------------------------------------------

みなさま。

メルトリューレという名前に聞き覚えはありますか。

では、メル子は。

では、ダメル子は。

ええ、やらかしやがりました。

ダメル子の名にふさわしいやらかしです。

それと、天に唾する行為ですが。

天の声とやらも罰する必要があるそうですが、そっちはクレーゼ様がやるそうです。

何がっていうと、マイレーネ様です。

そう、「あの」マイレーネ様です。

マイレーネ様の絡んだ件でのやらかしです。

あたくしの隣にいるジーナ様がマイレーネ様を一瞥して申されるには。

「お前のような○○○がいるか!」を地で行きそうな外見容姿のお方だそうです。あたくしは知りませんが、騎士の力量で言えば、あたくしの方が遥かに遥かに遥かに上らしいんです。

でも、勝てる気はしません。あの筋肉を見ると愛刀リトルクロウが通りそうな気すらしません。

何よりあの形相です。鬼です。鬼瓦です。

ジーナ様曰く「あのおばはん、本物のお前のようなババアより絶対強い。あんな雑魚感やない。あれは拳の王者や。世紀末覇者の闘気しか感じん。黒くてデカい馬に乗ってても違和感はない。あれ下手したらクレーゼさんやアレーゼさんですらシメよるぞ」ええ、同感です。

聖院では、あの方専用の露出度低めの執務服が用意されていますが、ええ。正解だと思います。

脱がれても女の乳房が出てくる気がしません。新人女官を迎える新規登院式に、あんなのが上半身裸で出てきたらまず、全員泣き出すどころか失神します。下手したら何人か、その場で死んでる気すらします。

クレーゼ様の伝説が睨み殺したのなら、マイレーネ様は脱いだだけで殺したと語り継がれてしまいそうです。

で、ここは聖院地下の最下部です。墓所の1つ上の区画です。

ここに来るには、水圧式の昇降籠ではなく、でんきとやらで動く専用籠で降ります。

ここへの昇降籠の乗り場ですが、まず、クレーゼ様とアレーゼ様の私室階。つまり巨瀑宮最上階です。

最初はアレーゼ様がすぐ下の階にお住まいだったのですが、諸事情で同一階に住まれる事になったそうです。

表向きは罪人環を首に装着する事になったアレーゼ様を監視するためだそうですが、そんなもん建前です。

ええ、わかります。

クレーゼ様とアレーゼ様のお部屋の間には、いかな音も通すまじという巨大な両開きの木の扉が立ちはだかっています。

そうです。騒音問題です。

クレーゼ様がアレーゼ様の下の階に住み、上下階を交換すれば問題は美しく解決しそうですが、さすがに金衣より銀衣の方が上階に住むとなると格式の問題が発生します。

で、アレーゼ様とクレーゼ様は実の姉妹です。

そして銀衣と金衣は元来なら実父不詳とする事になっています。クリス様はマリア様の父と明らかになっていますが、これはクリス様が元々こちらの世界の人ではないという事で公開しても不問とされました。

ま、それはともかく、実の姉妹という事で、次代銀衣に引き継がれるまで旧・アレーゼ様の部屋階は封印不使用ということになりました。もしかしたら別目的の部屋に改装するかも知れないとは聞きましたが、なんか悪い予感がするので聞かなかったことにします。

何度か両方のお部屋を訪れていますが、全ては拝見しておりません。しかし、最上階の半分だけでもすっごい広さです。

あたくしの女官寮個室が二十室くらいは取れそうな広さです。そしてお部屋の前にはどでかいベランダが広がり、その先は全てが聖院領内という湖、巨大な滝の水源になっている湖が荘厳に広がります。眼下には聖炎宮のある小島も望めます。

で、このベランダ、クレーゼ室とアレーゼ室で半分こになってます。なんで知ってるのか。

ええ、クレーゼ様に呼び出されてここで伽をさせられましたから。

しかも、どっちかを覗けないようにかなり高い衝立と植え込みでガードされているのに。

わざわざその仕切りの衝立に手をついてあんあん言う声を向こうに聞かせるの、やめましょうよクレーゼ樣。そういう発想が出てくるのをDQNというそうですよ。

もっともアレーゼ様からは心話で(お前もお役目が大変なのはわかる。お前には同情しかない。で、事が済むまでそこの位置を動かないでくれ。クレーゼに知られると厄介だから敢えて理由は言わん)とメッセージが来ました。

ええ、殊更言わないでも、絶頂の声を隣に聞かせる気満々なクレーゼ様は位置を変えようとはしません。

はい。何が来るか想像はしていました。

アレーゼ様以外に敵うものなしの移動速度を披露する気満々でした。

しかし、降って来たのはアレーゼ様そのものでした。

恐るべき速度で、手の何かでDQN行為の性交いや成功を確信して牝の牝叫びを上げる痴女の頭を打ち据え、連続打撃でベランダのふろーりんぐと言うのですか、板張りの床に沈めました。不意打ちとはいえ、アレーゼ様もなかなかやりますね。

で、「何故あたくしの身代わりになるとか身を挺して庇うとかしなかった」と言いたげな目でわたくしを見ながら起き上がる痴女に、アレーゼ様はその凶器を見せつけます。

はりせん。

そう、あのはりせんです。

それにはこう書かれていました。

「しずかにしていただきますとうれしいです。まりあ」と。

まごうことなきマリア様の筆致文体です。

ええ、痴女は再び床に沈み、アレーゼ様は驚異の跳躍力で衝立の向こうに消えました。

あたくしの手に、マリア樣直筆のお願いが書かれたはりせんを残して。

あれの作りをご存知の方はわかると思いますが、マリア様の字が書かれた側の反対の打撃面を見てみました。「アルトもおかあさまをこれでたたいておいてください」と、これまたマリア様の指示があります。

ええ。勅令です。公式命令です。逆らえません。

娘の厳しい指導に肩を震わせてえぐえぐ泣いている母にそっちの面を見せました。

あたくしの時は軽く叩くだけにしておきました。ええ、騎士の情けです。

で、しょんぼりしている痴女に、クリス様から頂いたぐれいん・ふぃでっくとかいうお酒を勧めているとですね。

クレーゼ様にマリア様とオリューレから連絡がありまして。

メル子の不始末が発覚したから墓所直上の地下炎宮にて緊急審問会を開催したい、ついては出席をという要請です。更に、アルトリーネにも来てもらってくれと。

もんんんんのすごく嫌な予感がします。

で、話を地下への電気籠乗り場に戻しますと、その電気籠を使う最大の理由たる昇炎宮、つまり金衣様や銀衣様を炎で葬送する場への浮き橋の手前にあります。

そうです。金衣様や銀衣様がお亡くなりになった寝台を地下の墓所に移送するために動かすのが第一の主用途です。そして、途中の乗り場は巨瀑宮一階の女官寮入り口の手前だけです。あとは、プラウファーネ様の管轄する施設の各階にしか止まりません。

そして、この昇降籠は普段、地下最下部の墓所階に停止しています。つまり、プラウファーネ様と、監督下の数名の女官が操作しないと上がってこないそうです。

ええ、ここまで書いたらお分かりでしょう。この電気籠、乗った者は死ぬとか呪われるとか無茶苦茶なとしでんせついやもとい聖院七大伝説の一つとして、不吉さで女官には有名なのです。

更に、その姿を見るのは死ぬ時とかむっちゃくちゃ失礼なこと言われてるプラウファーネ様です。

美人です。

ただ、ものっっっっっすごい色が白いです。

青白いと言ってもいいです。ジーナ様なんかむちゃくちゃ言ってます。「あれ死人か?リッチか?」

まぁ、プラウファーネ様と専属部下の方はこれまた、地下組専用の黒基調のロングドレスを着ておられますから、余計にそう見えるのかも知れません。

(あのー、ここだけの話、あたくしもご本人を拝見するのはこれで2回めなんですよ。ほんっっっっとにこの方と直属部下の方々って、女官寮で住まわれてるのかすらわかんないんですから。所属からすると、あたくしと寮で顔を合わせていても不思議ではないんですけどね。っていうか何でジーナ様いてるんですか。ここ、いてるだけで死ぬとか呪われるとか祟られるとかもんのすごい言われようで有名な場所ですよ)

(なんか一度見たいて、前にクリスが言うてたの誰かが覚えてたらしいんや。で、ちょうどええ言うて誘われたから付き合うた。そもそもここ何やねん)

(…知らずに来たんですか…ここ、通称地下炎宮って言って女官の死体焼く部屋そのものですよ?もっとも、上級以上の死んだら勝手に焼ける人に限りますけどね。あと、一度だけ、あたくしが来た理由が…)

(なんか聞きたくないけど聞く。たぶん、呪われる話やろ)

(当たってるかも知れませんよ。殺人級の凶悪事件とか刃傷沙汰をやらかした女官の処断場です。死刑場と言ってもいい場所ですよ。そして、上級騎士は処刑見届けでここに来ることがあるんです)

(なあ…アルトくん?ここって死刑目的で使ったこと、あんの?)めっちゃ苦手そうです。ジーナ様。

(何度かあるそうです。あたくしがここに来た1回もまさにそれでしたから。もっとも、炎が吹き荒れるから別室立ち合いで済ませてもらえるんですけどね。)

(あたし今からもう、すぐに帰ってええか?)

(多分無理です。ここ来る時に電気籠見ましたよね。あれ、プラウファーネ様がお持ちの鍵で操作するしかありませんからね)

で、査問が始まります。

下手人たるメル子が、首をうなだれた状態で、クレーゼ様に連れられてやってきます。

実は電気籠、ジーナ様に言わせると「しゅじゅつしつちょっこうようの寝台が入る」くらいに大きいので、関係者全員が一度に乗ってきたんですが、メル子の顔はその時点で既に生者を七割くらいやめていました。

今、メル子、九割は生きることを諦めていると思います。

で、査問内容は職務怠慢。

そして、ジーナ様も、実は関係者でした。

と言うのも、言い出しっぺだからです。

(ええ、おねーさまが言い出した話でメル子ちゃんしくじっちゃったから、お義姉様も呼ばないといけないとか言う話になっちゃって…正直さー、あたくしもここ、来たくないのよ。すぐ下は墓所と黒関係の装備の保管庫だしねー。あ、黒絹ってさっきあたくし言ってたでしょ?帰りにここでプラウファーネから直接受け取った方がいいって話になってね。ついでだからアルトくん、墓所と保管庫見学して帰っときなさい。あたくしはあの憎い憎い憎いクソバ…先代金衣の遺言のせいで入れないから。いや、無視して階段突破してもいいんだけど、さすがにこれ以上マリアに泣かれるような事したら怒られるしー)

どうでも良いのですが、オリューレが読み上げてる処断審議内容、ちゃんと聞いてますかクレーゼ様。

ここで死刑とか流石にないですよね。よね。

あと、あたしクレーゼ様のアレで正装汚した上に自室に通勤服以外の着替えがなかったんで、仕方なく例の穴開きばんぴれら衣装マントなしですけどいいんですよね。

はぁ、普段の正装より格上だから問題ないと。

…で、なんですか。アルトくんがビビって着用拒否したら困るから嘘ついてました?

その白金衣衣装、本物だから?…いいんですか?あたくしまだ上級騎士ですよ?

(あー大丈夫大丈夫、今この場にそれでやかましく言うのアレーゼだけだから問題ないわよー)

(それより審議内容聞いてくださいよ。マイレーネ様の絡みですから、ちゃんと審議して処断しないと後が怖いですよ)

で。審議内容です。

ここのところ進められている、女官の出家名不足の件。

で、下級女官は既在籍者は改名なしで、新規受入出家者は今期より俗名から姓を捨てて名乗る事。

つまりこれ、ジーナ様発案、マリア様発議事案です。

これはまぁ、通達がありました。あたくしの部屋にも稟議と回覧が回ってきましたから、知ってました。

ちなみに何故か、聖院、数年前から「はんこ」なるスタンプが使われています。

木彫り職人への給与保障の一環だそうです。で、あたくしもぽんぽんとみとめいんとか言うのを押しました。

ですが、メル子は忘れてやがりました。ベテラン女官の改名連絡の回覧を。

で、あの方の改名連絡が流れてなかったらしいんです。そう、あの方です。

そしてベテランの方はそもそも専門業務従事者が多いので、実際の仕事が文官か武官かなんてどっちでもいいような人ですよね。マイレーネ様でもマイアーレ様でもどっちでもいいんですが、おこづかいの金額、武官の方が少し多いんです。

そして、マイレーネ様の筋肉。あの世紀末覇者なババアです。武官扱いに異論はありません。

そう、文官扱いのマイアーレ様→武官扱いのマイレーネ様への変更連絡回覧を作って流すのを忘れてたんです。

他の人ならあまり問題にはなりませんが、重ねて言いますがあのマイレーネ様です。

あの方への間違いとかやらかし、果たして許されるのでしょうか。微妙です。

ただ、文官枠の方がありがたいのは事実です。

武官扱いになると、あたくしの関わる会議とか会合に、あの世紀末覇者が現れることになります。

そして、クレーゼ様があたくしの自室をヤリ部屋に使う限り、あの人の監視の目はあたくしを向きます。

ええ、ジーナ様に言わせたら「あかんわ。あたしがアルトくんの立場やったら絶対あのロックオン外す自信はない。Gリミッター切るだけじゃ無理。菅野くんのバンシーとかあたしのババヤガーにある、VMAXスイッチ言うてな、その飛行機の搭乗員の生死無視して最大性能引き出す禁断の封印付きの古臭くてかったいスイッチがあんねんけど、それ押して生存率五割やな」と、わかりませんけど恐ろしさだけは伝わる内容で、今のあたくしの危険状況を説明してくださいます。

あたくしどもが心の中で雑談交わしてる間に、速攻で審断は下りました。

・「マイアーレ」様は文官枠業務である。

・しかし実際には「マイレーネ」様は言うことを聞かない寮生や、無茶な室使用を重ねる者と戦っている。 
・刀剣技術がないだけで格闘能力は女官一である(これは初めて知りましたがやはり、というべきか)。

・更に、長年の巨瀑宮の管理業務実績は瞠目に値する。

・しかしながら既存文書の全面変更は、ジーナ様の世界の全文検索痴漢のようにはいかない(置換ではなく、痴漢がまさぐるように探すからこれで合ってるそうです。聖院の日本語教師、ちょっと斬っていいですか)。

・従って既存文書はマイアーレまたはマイレーネどちらを書いても同一人物とする(あんな化け物、一人で充分です)。

・なお、新規文書作成や公式の名記載は武官名マイレーネとし、上級騎士女官相当とする。

・メルトリューレの上記回覧文書作成と回付不備は怠慢であるが、マイレーネ本人の意見申立を尊重して不問とする。

・なお、天の声については今後、金衣女聖クレーゼの痴女呼称廃止と濡れ場当社比増量を要求する(クレーゼ様が痴女呼ばわりされたくないのと、好きな時にわたくし他とおめこしたいだけだと思います)。

このような審断内容をクレーゼ様が読み上げて行きます。

で、一点だけ、挙手とともに審断異論が入りました。
本事案の被害者、マイレーネ様からです。

マイレーネ様は起立すると、この方は本当に人間の女性かという太い大音声で、まず、今から言うことは異議ではなく厳密には要望だという事を告げられます。

関係者も揃っているし、ちょうど良いと。

で、要望内容です。

昨今、昼夜問わず、上級女官執務室兼控室で、目的外使用多数の疑義があり、女官の苦情も少なくはない。

一つ一つ区切り、ゆっくり発音されます。

目的外使用多数の疑義のところでは、わざわざわたくしの前まで来ておっしゃる始末です。

ええ、口に出してないだけでお前やと言われているも同じです。ええ、死にそうです。

そして、この場の全員を世紀末覇者たる拳の王の闘気と言葉だけで制圧していきます。

世紀末覇者は、次に何を言うのか。全員が恐怖に満ちた目で窺う中、言葉は続きます。

現在、最上階区画内において銀衣騎士アレーゼの居室を上階に移設、金衣居住区と銀衣居住区にまとめた。
ついては最上階の一階層下が完全に空室となっている。

ここに、聖院来訪の機会も多いクリス・ワーズワース夫妻と次期金衣マリアリーゼの居室を改装新設。

他、ワーズワース夫妻の同行者の滞在客室も設けたいので改装工事の許可と予算拠出審議を申請したい。

これ自体は納得のいく内容だと思います。

現在のジーナ様やクリス様の動きを考えたら、湖に乗ってきたおふねを停泊させ、居室へ直行とかできますし。

ただ、次の文言が。文言が。

あたくしこそ、この場で死刑になる気がしてきました。

クレーゼ様を「じーっと」見ながら、カンペを見つつマイレーネ様は伝えます。

クレーゼ様も死にそうな顔をしています。あたくしこの場で焼けて墓所行きかしらと。

心話を交わさずとも思いが伝わります。あと、カンペの字、マリア様の筆跡ですね。

つまり、この場にいないはずのマリア様の采配という事です。

で。

あたくしの心臓、止まると思います。

マイレーネ様伝説、追加です。文章読むだけで殺したという。

ええ、読み終えるまで、マイレーネ様、あたくしを睨みっぱなしでしたから。

内容はこうです。

マリアリーゼ・アクエリアス・ワーズワース名にて、実質的に金衣女聖クレーゼ・ワーズワース・アクエリアスの侍従武官に近い勤務の上級女官騎士アルトリーネを侍従武官に任官し、金衣武官昇格と金衣同居を稟議発議したい、と。
-------------------------------------------

クレーゼ「いや、別にあたくしは構わないのよ。専属ち○ぽが来る訳だし。あたくしの部屋が半分割にしても広いのはアルトくんもご存知でしょ?」
ジーナ「まぁ実際広いわなー。ベランダ入れたらクレーゼさんの分だけでこっちの領事館ビルワンフロア分やし。つまり、うちら家族の部屋が3LDKとして、その五倍以上あるな」
アルトリーネ「あたくし、色々な意味で死ぬと思うんですが…クレーゼ様、掃除要員として誰か見繕ってもいいですか?」
クレーゼ「掃除要員と書いて道連れは一人でも多くと読めるわね」
マリア「クレーゼお母様がうるさい場合は連れ出しやすいように改装をお願いしておきます」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

性転換マッサージ

廣瀬純一
SF
性転換マッサージに通う人々の話

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

エッチな下着屋さんで、〇〇を苛められちゃう女の子のお話

まゆら
恋愛
投稿を閲覧いただき、ありがとうございます(*ˊᵕˋ*) 『色気がない』と浮気された女の子が、見返したくて大人っぽい下着を買いに来たら、売っているのはエッチな下着で。店員さんにいっぱい気持ち良くされちゃうお話です。

うちの娘と(Rー18)

量産型774
恋愛
完全に冷え切った夫婦関係。 だが、そんな関係とは反比例するように娘との関係が・・・ ・・・そして蠢くあのお方。 R18 近親相姦有 ファンタジー要素有

処理中です...