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聖院の性院な日常、その4

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DQNのDQNたるやDQNな雲上人に翻弄されるアルトリーネでございます。
ですが、やられっぱなしでは面白くありません。
あたくしの中に流れる海の女の血、海女の血が申します。
獲物とは獲るものです。
例え、溺れる恐怖や危険を冒しても、稼がねばならぬ時があるのです。

股間に食い込む騎士の装束に賭けてでも、初首級、上げさせて頂きます。

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でぇ。

皆様にちょっとお伺いしたいことがございます。

そちらの世界って、よりによって晴れの新人歓迎式典のたぐいに、いきなり経営者が控室に乱入して来て飲尿を強要する商会とか騎士団とかあるんですか。

あたくしアルトリーネ、そちらの世界はよく存じませんが、ジーナ様に教えて頂いたくっそどうでもよいむだちし…いや、ジーナ様の方の地球界の理解をよく助ける雑学の数々によりますと、何やらし○こう○くというしがない勤め人がですね、紆余曲折の末に大商会の会頭にまで出世して、騎士団長もやったとか、こないだは流行り病にかかって監禁寸前の軟禁状態だったと聞いたんですけど、その「おっさん」なる生物、なにやら大変に大変に大変に下半身がお盛んで、よその地に行けば行きずりの女を抱き、国元に戻れば嫁を捨てて酒場の女と縁を結び等々、なんか男版クレーゼ様というか、クレーゼ様をそういう豪商のあるじにしたらもんのすごい下半身大ハッスルでそれ以上なことやらかしそうなお方らしいんですが。

ええ、あたくし、その○ま○うさくという上司の下についたら、先代アルトリーネ様の愛用されたという直刀両刀剣の試し斬りの材料にしてる自信があります。10分以内に。

で、そのアルトリーネ様の愛用されたという剣ですが、泣きながら自室のお掃除をしてるあたくしの机の上に短刀ともども置かれてます。

直刀の長剣ですが、東洋の剣の製法で拵えた業物らしいです。

そして、直刀と書きましたが、ちょっと反っています。本当に微妙な曲線です。なんでも刀工自身が命名した名前がリトルクロウとかいうらしいんですよね。

クレーゼ様に聞いた話では、東方の国からの献上品の中にコレが入っており、ちょっと癖のある刀だったので誰に使わせようかと思っていたところ、先代のアルトリーネさんがある事で支給された剣を折ったらしいんですよ。

そして、我々が支給されてる剣って実戦用です。

わたくしたちの性質上、過度な装飾がされても熱で痛むだけとあって、そもそもかなり頑丈です。そんな剣が折れたって事でどないしようと。

加えて、先代のアルトリーネ様って、クレーゼ様のお母様即ち先代金衣様も目をかけ、たまに直接、密かな寵愛を頂くほどのお方だったそうなんですよ。

で、その方がもともとお使いだった剣が折れるほどの事があった際、自らも手傷を負われた銀衣様と、先代金衣様の意見が合致しまして。

その時に東方比丘尼国とかいう、人魚の肉を食べて長寿を得たとかいう女王が治めていて我が聖院と似通った体制で知られた国からですね、かつて献上された刀身三本を聖院仕様にこしらえ直して、銀衣様の愛刀と…そうです、今、あたくしの机上に置かれたち○ぽ柄の刀が正にそのリトルクロウそのものです。

ついでに金衣様の儀礼刀も、銀衣様の刀同様に「製法は東方の刀鍛治の方法だが、拵えは中原龍皇国風の直刀」にしたものに変えて、似たことしてる比丘尼国との友好友誼を謳ったそうなんですよ。

(こんな経緯があり、聖院の東方分院はくだんの比丘尼国に建っているそうで。もしかしたら、ここが出てくるかも知れませんので、ちょっと記憶の片隅に入れといて下さいね)

で、個人的にはちょっと秘したい年数()を経て我が手に戻って来た奥様の短刀に思い入れ満々なんですが、このリトルクロウなる刀をわざわざ下賜される奥様って一体どういう人だったのよと。

あと、短刀のちん○柄で悪い予感してましたけど、聖院で支給される剣の類。

ええ、ことごとく張型仕様の○んぽ柄です。握りにくいし、それ以前に握る感触がものすごく嫌なんです。

無駄にカリ張ってるし。

なんでも何代か前の罪人頭のち○ぽが余りに素晴らしく美珍なので、当時の金衣様が禁断の秘術を用いて度々寝所に呼んで堪能してたそうなんですけど、このち○ぽを独り占めよくない、けど女は独占したい生き物と、子宮の思考と金衣の博愛精神の狭間に悩んだその金衣様がですね。

ジーナ様語で説明いたしますと、そや、支給しとる剣の柄をまん○ずりて○めこの道具に使わせたらええやんと。

んで、柄の形をその美珍まんまにしたったら、あの素晴らしい形の◯んぽが皆に行き渡ってはっぴーやんと、くそろくでもな…ええ、大変に独創的なお考えを形にされまして。

当時の聖院附属の刀剣工房の皆様、柄生産と交換作業に足掛け1年を要したそうです。ご愁傷様です。

こんなくっそろくでもない武器、なんでもジーナ様に言わせると、向こうの絵空事話にこんなのがあるそうです。

何でも、私どもの地球とやらのように人が住む星が五つ出てくる伝説の中の、金色の機械人形の刀の柄がまさにこのち○んぽ柄で、その人形の後頭部や他の随所にちん○ぽとおめ○この絵が彫られていて、その絵空譚の作者は映像化する気全くないやろと笑っておられましたが、そもそもそんな頭のおかしい発想する人、そうそう世の中に満ち満ちてたらものすごく困ると思います。

ええ、人間、常識というものは守るか破るかは別として、基準のものさしとして常識の常識たるやは常に頭の中に持つべきでしょう。

そしてクレーゼ様。聖院の黒歴史…え、このちん○ぽ柄の話は正史?

これ正史として記録された方、頭おかしくないですか?

そして、記念すべきちん○ぽ柄の試作1号がリトルクロウで、久々に戻ってきたオリジナルちん◯ぽ柄であへがおだぶぴーきめたいと。だから短刀とリトルクロウをオルレーニャちゃんの上級就任記念にあげるの確定だけどその前に使わせてと。はぁ。

わかりました。

ええ。あたくし、聖院正史に残る歴史的銘品を腰に佩く事の重大性に身が震えます。

ですが、それ以前にもう一つの件で身が震えています。

あたくし、この場でクレーゼ様に首をはねられるか、焼かれたとしても成し遂げねばならぬことを決意いたしました。ええ。

このアマ、シメる。

いくら上司でもやってよい事と悪い事があります。

ましてあたくしはエロ豚領主息子の奸計に引っかかって、あたら純潔を散らした身上。

先代アルトリーネ様の短刀がわたくしへの下賜品となった経緯と合わせて、クレーゼ様ならそれを知らぬ筈はないのです。権力に蹂躙されかけた事を救われたからこその、わたくしの聖院への忠義忠孝精勤なのです。

ええ、この時のあたくしは恐れを知らぬ勇者と化していたと思います。実際、今同じ事をやれと言われたら無理です無理無理無理。若さ故に畏れを知らぬからこそできた狼藉です。

で、具体的に何やらかしたか。

「クレーゼ様。この刀をお望みのままになさる前に、まこと僭越ではございますが、わたくしに上級騎士としての名をお授け頂きたく存じます。本来なればアレーゼ様のお役目とは存じておりますが、この場の流れからするとクレーゼ様からこの名を授かる栄誉に預かりたく」と言って、ひざまずきながら、鞘から抜いた短刀を差し出します。無論、本来の所有者の銘が彫られた面を見せて。

「ふむ。オルレーニャ、本来は過ぎた要望ではある。しかし、今に至る一連の流れとその口上はまことに天晴れと感じ入った。その振る舞い言動こそ、この短刀に刻まれた名を名乗るに相応しい。今よりそなたはオルレーニャの名を捨て、上位女官騎士アルトリーネを名乗るがよいぞ」おお、さすがはクレーゼ様、あれほどにDQNで酔っ払って狼藉三昧だった姿が嘘のようです。これぞ金衣というくらいに威厳に満ち満ちたお姿。これです、これぞ聖院。これこそが世界に君臨する聖院の聖女。

…部屋に充満する酒臭さと尿臭と愛液臭さえなければ、感動ひとしおなんですが。

それと、あたくしの思いは「ほんっとにマジにガチに真剣に、部屋に入って来た最初から、いらんことせずにコレをしてくれよ」です。ええ。

ひざまずいてるあたくしの静かな怒りが、さしものクレーゼ様にも伝わっていたのでしょう。

一見、威厳に満ち満ちていますが、汗の匂いでわかります。

あたくしの心に渦巻く思い。真剣に心底に誓った己の信条への誓い。

クレーゼ様は、あたくしにビビったのです。

あたくしの気迫と怒りにビビったのです。

その威厳は、怯えからくるものですね。

ええ。漁師村に育ち、漁師や海女の子と争い覇権を競い合った悪ガキ時代。まな板で性徴が出るのが遅かった女の子をバカにしていじめた男を、こいつは既に射精に至っていたと悪ガキ同士のバカ話で知っていたが故に、殴り倒し縛り上げて転がし、その子のふんどし大開脚で男ガキの顔の上を跨がせてオカズとやらにさせながら、生きたナマコや貝をちん◯ぽに這わせて白い汁をぶちまけさせた記憶。

ついでにバカにされた子に「あんたを馬鹿にしたくせに、その馬鹿にした女のまたぐらでちんぽ勃起させて無様に射精した堪え性のない豚」に相応しい事をしてやれよと教えました。

どうも勘の悪い子なので、ちょっとふんどしずらしてあたしが代わりに「何をすれば良いか」を実地教育しました。

ついでに、それが気持ちいいとわかっていたので、あたしの液にまみれて屈辱の涙を浮かべる顔にごりごりと、うっすら毛の生えたアワビ押し付けて前後運動して、気をやって差し上げました。

で、その子もあたくしを真似て屈辱を与えてたら、そのガキは目覚めたようで、あたしとその子のカドニー顔ニーの間、もう二回追加で白汁噴射してました。

…なんか、今にして思えば、素質はあったと思います。何の素質かを明言するのは全力で拒みたいですが。

ともあれ、そうした争いと戦いの日々であたくしは野生の勘を磨きました。

汗の匂いが変わった時の態度で、相手の戦意が折れたか揺らいだかを読むのを。

この機を逃すあたくしではありません。

クレーゼ様、あたくしの血を吐き涙も枯れるまでに重ねた剣の修行、正にこうしたいくさで、たった今下賜頂いた短刀とですね。まだ直接やると言われてませんけど、もう流れであたくしが貰ってもいいよねなリトルクロウを振るい、聖院の名誉と尊厳を守るためですよね。

ええ。刀を抜くことは致しません。雇用主にして雲上人です。流石にまだまだ血の気の多かった当時のわたくしと言えどですね、その辺の理性は残っております。というより、その辺の理性を残しながら責めなぶるのが蹂躙系勝ちいくさのだいごみ…げほげほごほごほ。

「ではクレーゼ様。今よりは上級女官騎士アルトリーネとして、初の忠義忠孝を示させて頂きたく存じます。いわば、このアルトリーネの初仕事。クレーゼ様のお望みを叶えるのがわたくしの記念すべき初の任務となります喜びに、身も心も」ずい、とクレーゼ様に近づきます。

おお、あのクレーゼ様が。

聖炎宮をあわや焼き焦がして破壊する直前の大いくさを実の母と繰り広げ、流れ弾ならぬ流れ炎を必死で防いでいたアレーゼ様以下銀衣騎士全員に、全力戦闘の金衣の恐ろしさを心に刻みつかせたクレーゼ様が。

断罪の時は、その周囲に渦を巻く熱気とは裏腹の氷のごとき能面の表情で、引き出された者を恐怖のどん底に突き落とし、その場で睨みの視線に怯えるあまり事切れた者すらいるという伝説をお持ちのクレーゼ様が。

あたくしはクレーゼ様の右手を取り、あたくしアルトリーネのアルトリーネをまさぐらせます。

「ほれ、この通りこの不肖アルトリーネのアルトリーネたる所すら、クレーゼ様にお仕えする悦びに満ち満ちておりますれば、何とぞアルトリーネの初陣に白星を、首級を挙げさせて頂きたく存じます」そう言って、本来ならば触ることすら許されぬ、しかしさっきまで散々ばたーけんさせられるわ、小便ぶっかけてくださりやがったクレーゼ様のクレーゼ様を、ぐりぐりぴこぴこと弄って差し上げます。

…クレーゼ様、怯えるかよがるかどっちかにならないのでしょうか。恐怖に満ち満ちた目なのに、もっともっとという吐息と囁きをあたくしに吹きかけるってどうなんでしょうか。

しかし、同時にそれはあたくしに確信を抱かせます。このDQN、実はマゾ豚の素質があると。

この神聖にして至高なる聖院の頂点に君臨するも、狂気と横暴に満ちた奇行の数々。

ええ、どっかの尾張のうつけとか岐阜のたわけの同類やで、とジーナ様がわけわかんない例えで後にクレーゼ様を評しておられました。その、尾張のうつけな「だいろくてんまおう」というおっそろしい異名の君主については、あまたの風評があるとも聞きました。

直近に控える侍従に「男の君主なのに美少年」をわざわざ選んで配置したり、わたくしどもの地球にもいる、黒い肌でちんこでかい人種の奴隷をわざわざ買い求めて家臣に抜擢したりと。

ジーナ様いわく、あのちじょはアレやアレと、主語省略したり主語だけで会話する独特の話法で、件の君主を評します。

要はあれと一緒で、君主の君主たるや君主の責務さえちゃんと与えたったら多少はまともになると。

…本当にそうでした。マリア様をはらみーのアレーゼの乱を平定しーの、ジーナ様と出会ってからのクレーゼ様は、ジーナ様曰くのちじょやけど、かなりまともに金衣しておられます。

あたくし、事と次第によったらクレーゼ様やアレーゼ様とも一戦を辞さずの気概には満ち満ちていますが、そもそもジーナ様とは一戦交える気が全く起きません。既にアレーゼ様やクレーゼ様に仕えてますから仕える事は出来ませんが、あたくしのケツくらいなら犯して頂いて構いません。ハメてブチこんであんあん。何言わせるんですか。

それはともかく、眼前の獲物です。正気に戻れば、アレーゼ様どころではありません。

真剣に全く手を触れずに、あたくしなど秒殺です。

ですが、あたくしは先ほどより、なりたてほやほやの新人上級騎士。

新しくクレーゼ様の下に献上された「財産」です。資産です。そう簡単に焼却いやもとい償却廃棄してしまうと、人事方が泣くはずです。

その「資産」という立場を利してこの豚をマゾ豚に…いえ、敬愛する我らが頂点、我らが象徴に、その地位に相応しい新たな喜びを献上させて頂くのです。ええ、あたくし間違っておりませんよね。

そして、喜びの前には少々の忍耐や苦痛も、その後の歓喜の味を三千倍にするために必要な香辛料調味料なのです。

「では、先程のお望み通りにさせて頂きます」ええ、このお顔はあたくしが死ぬ間際まで忘れる事はないでしょう。アレーゼ様同様に、このお方の立場なら絶対になさってはならぬ顔。最低でも女官の前で見せてはならぬ顔。その、屠殺場に引き立てられる豚のごとき目。おお、まことこのアルトリーネの初陣に相応しい大将首です。ええ。首置いてけや。

まぁ、自軍の将の首級を挙げてどないすんねんと突っ込まれそうなので、ちゃっちゃと突っ込みます。

ええ。ご自身で要望なすった事です。

我々下の者は、上司がこないせぇと言えば、当の上司が訂正するまで真にそのように動くように調教された生き物です。ジーナ様語ではしゃちくというそうです。われわれ聖院女官はさしずめせいちくでしょうか。なんか占いに使われそうで嫌です。または牡の出す臭い白汁を透明容器に貯めて冷凍保存してそうでものすごく嫌です。

で、とりあえずせいちく、聖院のメス家畜としましては、指示の通りにやらせて頂きます。姦でも犯でも何でもいいです。とりあえず目の前の美しく聡明「そうな」主人のご希望を叶えて挿しあげましょう。

ずぼ。

ほほほ。不意打ちです。何を隠そう、下級女官時代に男になぶられた事のおさらい復習です。下級女官がナニをナニしてどうやってどうされて精気を貯めて献上してるのか、頂点のクレーゼ様が知らぬわけはありません。

いわば、あたくしの女官時代の日常です。ひどい時なんか、数日はガニ股だったんですよ。

もう三人目からは何してどうなったか思い出せない時もあったんですよ。下々の苦労を思い知ってください。

そして、短刀です。今、クレーゼ様のクレーゼ様を蹂躙しているのはリトルクロウです。

もう1本、あたくしの手には得物がございます。そして、これも使えと言われました。

そして、下級女官時代…実はですね、心なき者には聖院を性院と陰口叩かれてるそうですが、事実なだけにものすごくムカつく性院のお勤めってですね「下級女騎士」もやんなきゃなんないんですよ。

つまり、今のあたくしの愛しい家畜のクレーニャ、ジーナ様の口利きがなかったら、一日一回数刻は下院に行かせて男のちん◯ぽぶち込ませて精気吸い取る仕事させに行かせてやらなきゃダメだったんですよ。

そして、ついさっきまであたしが名乗ってた下級騎士女官名のオルレーニャって出家名ですけど、クレーニャと同じで末尾ヤですよね。今はジーナ様のかいぜんぷろじぇくと、となる計画の対象になりそうなんですけど、我が聖院の元来の規則だと、末尾ヤは下級騎士女官名の役名なんです。

そうです。わざわざ下級女騎士の正装でちん○ぽ突っ込まれるんです。

もちろん、聖院のお布施として必要な金子の額はちょっとやそっとではありません。

建前上はジーナ様語で「くらまやまのけーぶるかーのうんちんがわりのおふせ」と同じで、木貨石貨といった賤貨を握りしめた貧民も受け付けます。

しかし、お布施の内容で受けられる女官の奉仕は変わるのです。貧民の皆様申し訳ありません。

で、貧民も王侯貴族も納得の「しすてむ」ですが、納めるお布施で変わる内容、これは「時間」です。

女官を束縛して「股間の悩み」を「聞いてもらう」時間、これの時間単位の最低額を結構厳密に定めています。

そして、かつてのあたくしのように、本当に本当に真剣に困って駆け込んで来た真摯な悩みを抱えるですね、まことの困窮者についてはそれ用…請願をお聞きするための受付処がちゃんと別にあるんですよ。

ちん◯ぽから白汁ぶちまけたい牡豚の皆様と、そういう本物の方とはきちんと別枠になってますから、真剣に困って駆け込まれる方はどうかご安心下さいませね。

でぇ、ここからちょっと思い出したくない嫌な話と、我が聖院の、そういうえろえろな白濁液処理に関わるきまりごとのおはなしです。

これを知っていただかないと、ちょっとここから先わかりにくい事も申し上げますので「がっこうのべんきょう」「やくしょくしゃしょうかくしけんのないよう」とかより楽だと思いますからがんばって覚えてくださいまし。

で、わたくしたち女官は、時間単位でちん○ぽに束縛されるわけですが、実は我が聖院の「しすてむ」、これはジーナ様の空中騎士教官時代に男の騎士が好んで利用していた「なはのなみのうえ」ですとか「しのだやま」のそういう色街同様に受付が終わる時間と、珍情者いや陳情者の方が聖院内にとどまれる制限がございます。

そして、これまた驚かれる話だと思うんですけど、実はわたくしたち女官。上はクレーゼ様から、下はかつての入りたての見習い女官に至るまで、全員「奉仕」です。何が言いたいか。

 お 給 料 と い う も の は あ り ま せ ん 。

ま、お給金を頂いてないのは無理もありません。一応、ここは聖なる女官の宮。世のため人のためか、はたまた性なる宮かとかは別として、世界の秩序維持と文化文明の発展のための奉仕活動の場です。

その場で働くわたくしどもは建前としてお給金などというものは一切もらえません。

(ただし、俗世とのお付き合いや取引や、はたまたジーナ様いわくの「ちいきこうけん」「りえきかんげん」めいた事をするためもあって、日用品やちょっとした飲み物食べ物を買い求めたりなどなどをするためのおこづかいはお役目や身分によって変わりますけど、実際にはそれなりに渡されてはいますよ)

そうです。下院で女官を呼ばれる殿方、ちょっとご注意くださいませね。

あれしろこれしろと命じたいからと、個別の女官に心付けを別に渡しても無理ですからね。

万一持ち込んで渡しても、その場でお布施増やして頂きました~と、仕切り役の女官を心話で呼ばれてぼっしゅーとです。こっそり頂こうにも、下級女官は「上級女官に対して隠し事は一切できない」んですよ?黙っておこづかいとして持っとく事は不可能ですからね。

そして、そういう金子のもめごとを防ぐためにも、あらかじめ下足処でお布施を払い込んで頂くんですから…糞穴に金貨隠して持ち込んで来た殿方はいましたが…ええ、お断りしましたよ!

…ただねぇ、地獄の沙汰も金子次第ってジーナ様世界では言うそうなんですけど、どこの世界にも抜け道抜け穴があるんですよ。ただ、その穴をくぐるにはちょっとやそっとのお金じゃ無理なんです。

あたくしが聖院に登院する時のお話を覚えておられる方、お手をお上げください。何も致して差し上げる事は出来ませんが、えらいえらいと褒めさせて頂くくらいはいたします。

で、下足処をすっ飛ばせる地位身分の方、わたくしども聖院の側から出迎えるような方ですね。

そして、男人禁制のはずの上院ですが、ほぼ唯一に近い男がいられる場所の謁見の間と、そこから繋がる褥の間しとねのま。そこに上がるお客様と言ってよい方々専用の昇降籠「びっぷようえれべーたー」が存在するくらいの重要施設です。

そうです。まかり間違えば上級女官や、下級女官でも限りなく上級に近いとか昇格間際の「じょうだま」ですとか、事と次第によってはこっそり密かにクレーゼ様おんみずから、お客人の手を取り褥の間に消えるほどの歓待を要するようなお客様に関しては、流石にですね。要望をお聞きしますよ。多少は。

ふふふ。

そうです。女官を幾人も侍らせたいお方。

複数の女官の小便を浴びたいお方…これちょっと注釈がいりますね。

で、クレーゼ様のをあたくしが浴びた際の作用でひらめかれた方もいらっしゃるかも知れませんが、俗世の方に対して、ある程度以上の下級女官の尿は薬効や滋養強壮効果があります。

上級以上ともなると、若返りだの欠損回復だの、金衣銀衣になると、死人すらよみがえりかねない、いわゆるえりくさーとかそーまみたいな効き目があるそうです。ただし、女官側が意識して精気を乗せないと薬効のある尿になりませんよ。

上級女官の恐るべき非接触吸引の、決して俗世では望んでも得られぬ禁断の快楽を求めるお方。

そ・し・て。

実は、責められたいお客様のお相手、あたくしにお呼びがかかること、あるんです。

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アルトリーネ「うう、本当はクレーゼ様を責めなぶら…いやもとい騎士の誇りに賭けてでも、わたくし渾身の奉仕に溺れて頂きたかったのに…」
クレーゼ「アルトくんは余計なこと言い過ぎです。確かに我が聖院は巨大な組織でございますけどねぇ」
アルトリーネ「…クレーゼ様までアルトくん扱いなんですか…」
クレーゼ「だーーーーーーってしょうがいないじゃない。ぺにばんの扱いでは今や貴女、聖院一の使い手でしてよ?」
アルトリーネ「…剣の扱いで聖院一としてください!そんな称号ものっすごく嫌です!」
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