闇堕ち女帝マリア・痴女皇帝建国譚

すずめのおやど

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弥助の大冒険 -少年は巴里を目指す- 8.04

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ふむふむ。

で、もろもろあって、結局は富豪のご子息兄弟を演じる王子様たちと、娼婦リヴィーカの仲が引き裂かれてしまうというのが元来の鉄道淫売、そして鉄道売春婦という映画の結末。

(映画の方、ロングバージョンとディレクターカット版が存在するんですね…)
https://novel18.syosetu.com/n5728gy/381/

(途中の経過で罪と罰めいたエピソードが入るか否かで版の違いがあるのよ。それとロング版はジブラルタルやスペインも舞台になるわね)

と、雅美さんに違いを教えて頂きましたが、大筋での結末は同じところに行き着くそうです。

そして、サラさんとお母さんのジュディスさん…高級娼婦ユールという通り名もお持ちの方なんですけど、実際の遊撃騎兵隊員としての生活ではシャルルくんやジョセフくんとの接点、大いにある方だそうでして…それも、疎遠とは程遠い部類の模様。

(ただ、二人が入れ込み過ぎて仲を引き裂かれるんですよね…映画だと)

(しかも王子様が出演って…エロシーン込みでしょ…無茶するわね…)

で、そんなこんなの問題があったものの本の売れ行きや映画の興行も上々ということで、鉄道淫売の続編、原作者の方が鋭意執筆中らしいのです。

(いや、そればかりか、ヤスケくんのことを聞きつけましてね…ロベルタが)

ええとですね、この鉄道淫売って小説、神話半島人の匿名作家という触れ込みのロベルタ・マンコノミマクスなる人が書いたとされています。

しかし、ラフカディオ・ハーン…小泉八雲のように正真正銘のギリシャ出身ではなく、実のところはフランス人のロベルタ・マンディアルグという御仁。

なんと、サド男爵の生涯についての論文を発表して文壇の話題をさらったお方だそうですけどね。

(連邦世界のマンディアルグはオートバイという悲劇的な官能小説を書いて映画にもなった他、三島由紀夫のサド侯爵夫人をフランス語に翻訳した人よ…ついでに痴女皇国世界だと女性だけど、連邦世界のマンディアルグは男性だからね…)

ええ、雅美さんが教えて下さいましたが、エロ方面とは言えど、かなりの文才をお持ちの御仁のようです。

しかし、サド男爵やバタイユ男爵のように、うかつにエロ小説を発表して叩かれるのも困るということで、小説家の時は名前やプロフィールを偽っておられるのだそうですね。

で、実際にはベルサイユでジョセフ王子やシャルル王子ともそこそこ親しい仲のお突き合いもしておられるサラ・ベルナールさんですけど。

その、鉄道淫売という小説の中では富豪の息子役の王子様と接見禁止にされて酒浸りになっている姿が描かれております。

…で…映画ではそれだけでなく、乞食同然でロンドンの路上を彷徨っている娼婦リヴィーカの哀れな姿で終わるのがラストシーンです。

しかし、続編では「うちの国にそんな酒浸りの浮浪者まがいなんぞいません」と苦情を入れて来た英国の抗議を受けて、娼婦リヴィーカに新たな顧客を紹介すべく手を尽くす話になるそうです。

(いや、パブで飲んだくれてるおっさんって労働者か貴族のどっちかじゃん…)

(エマ・ネルソンですが…ええ、私も酒浸りになりかけた事もあったんで…我が国の抗議、適当に流しておいてください…)

とにかく、続編ではイスパニア…つまり、スペイン王国に送られた娼婦リヴィーカ、暗黒大陸出身の魔術師の秘術で酒浸りの治療を試みるということに。

なんか、わざとらしい上に嘘臭いのですけど。

そもそも女官になっていれば、アルコールに依存することはなくなります。

が、しかし、これは物語の都合ってやつだそうです。

(なんか新しい相手が見つかるようにって予言する件もあるとか)

(それにさぁ…廃地のブードゥーはアフリカ由来の黒魔術宗教よ…基本は人を呪う内容よ…あたしも正直続編の原稿もらったけどさぁ…まぁ、映画ではその辺が自然な展開になってるのを期待したいわね…)

でまぁ、実際に魔術が効くのかはともかく、このシーンが入った理由。

これ、暗黒大陸の人々のご立派ちんぽに目を向けさせるという、痴女皇国の戦略に即したものでもあるそうです…。

(確かに、ダリアのちんぽはそれなりに巨根だけど…)

(理恵さんにちんぽ突っ込まれる方が多いって話、前にも出ましたわな…)

(そればかりか、りえさんとダリアのはげしいおめこ、にんきのどうがリストにあがってますよ…)

そーなのです、なんでこの地味子な室見の性交のエロ本や動画が発行部数や再生回数が上昇しているのか。

かかって、わたくし室見理恵ではなく、黒人とフランス人のハーフであるダリアの功績なのです…。

もちろん、その背景には「黒人とおめこした場合はこうですよ」という、結構真面目な参考資料として厚労局から視聴推奨がかかってるんですよ…。

で、私も嫌なのですけど、アルトさんがダリアと私のおめこ動画を映すのです…アルトさんの聖環で!

(むむむ…ダリア統括って、男役でも女役でも腰とお尻の動きが激しいんですね…)

(それよりはりえさんのくろい白金衣にちゅうもくなのです…これをきているからこそ、ダリアをいてこませるりえさんのかったいちんぽがいきるのです…)

ええ、ダリアに浣腸した後で犯すわ、更には分娩台まがいの姦淫台に乗ったダリアの尻の下で、せんずりを強制させている部屋付き女官の姿も。

そして、射精と同時に私はダリアの肛門にぶっすりと突き刺さっているアナルプラグを抜くのです。

この行為をしておった場所、離宮裏手の後宮地下にある拷問SM部屋ですので、女官の悲鳴は遮断されますし、心話も制限区域ではあるのです。

(マダム室見も隅に置けぬお方…)

(いや、マダムってドナイシタン・サドの遺作はもちろん、バタイユですら時にドン引きするような内容のエロ本、出てるで、てれこ…)

実はこのSM地獄、十万卒昇格希望者への試練なのです。

むろん、ダリアの排泄物や黒いちじく希釈液をまともに受け切れば生命の危険があります。

そして、迂闊に生き延びれば、無用の黒薔薇資格者を生み出してしまいかねません。

で、私の着用する黒化白金衣の能力で、黒薔薇騎士にならないように昇格処置を制御するわけです。

(それに、ちんぽから出る別のものですぐに洗い流してやってますさかいにな…)

ええ、私とダリアのちんぽの先からほとばしる水しぶき、悶絶している女官の顔を洗い流すようにかけておるのです。

そして、我々の変態行為を見て興奮しながら離宮付けの女官を犯している黒薔薇騎士さんとか紫薔薇騎士さんに、ちんぽをしゃぶって頂くのが流れ。

(理恵さん、弥助が引いてます…)

(しかしプラウファーネさん、これは痴女皇国では必要行為なのです…そりゃ、いくらダリアでも浣腸シーンとか撮影されるだけならまだしも、こうしてエロ動画ライブラリに載るとかですね…)

実はこのエロ動画、私の出演するエロ本を買って奥付けにある二次元バーコードを聖環に読ませると視聴可能なのです…。

そしてですねぇ、昨今は幹部たるもの、変態行為の一つもこなせとか、無用にも思える指導、改めて厚労局から出とるんですっ。

(単純に、ちんぽのでかさや硬さでいうと、うちとか純粋な暗黒大陸人の方が強ぅなるんですよね…)

つまり、黒人系ちんぽに負けないようにするには技巧技能で補えというのが、厚労局の指導なのです。

そう…弥助くんをパリに連れてくるのが色々と都合、良かったのですよね…。

で、私とアルトさんが呼ばれておりますのも、実のところ弥助くんを偽女種状態にしてフランスの王女様やサラさんにお披露目させる手伝い役である、と。

つまり、弥助くんに手を触れずに芸能偽女種としての完成形状態に変えて欲しいと言われました。

そこで、アルトさんが白金衣能力でそれを実行しておしまいに。

更には、弥助くんのちんぽ…つまり、乱棒をお披露目してもらうことにもなるそうです。

そこで、勃起した弥助くんのちんぽ、プラウファーネさんが披露なさいます。

比較にと、ご自身の逸物を標準状態で勃起させてまで…。

その、黒い凶器に息を呑む皆。

「サラ、このヤスケを自分の弟子として迎えるならば、色々と捗るのではないですか …」

「弥助…ここな女優の方、どうやら新しい相方の役者をお探しであった様子です…せっかくのお招きですよ、ここはこの方の従者として手を挙げておきなさい…」

と、テレーズ殿下、そしてプラウファーネさんの双方がサラさんと弥助くんに勧めております。

サラさんもテレーズ殿下に言われるまでもなく、その黒い凶器に目を釘付けにされている状態。

「殿下。お言葉ではございますが確かにこのヤスケとやら、見栄えもよく相応に客の喝采を浴びそうな姿ではございます。何としてでもこのヤスケ、役者として身を立てさせてやりとうございます…」

で、弥助くんの方は右も左もわからない状態ですが、そこでフラメンシア殿下が入れ知恵に及ばれます。

(ヤスケ…私の生国であるイスパニア…スペインでは、あなたのような黒人と他の国の者との間で出来た子供も相応に住まっております。このパリでも肌黒い者は相応に重宝されておりますし、ましてや芸の達人であり、加えてその逸物に目を惹かれる女たちは決してあなたをぞんざいに扱わないでしょう…ええ、人に蔑まれないための身分も、私とテレーズの名前で与えることができますよ…)

(具体的に言うと王立芸術院大学の演劇部生徒やな。ほんまはマドリードに校舎置きたかったんやけど…)

(まぁまぁふらこ。優秀者はパリに留学でけるゆうことでマドリードの学生を釣れるやないか…)

つまり、比丘尼国からの芸術留学生身分を与えることで、弥助くんが望むかはともかくとして堂々と欧州を歩けるようにしてもらえるようです。

(あとですな、うちの愚母いざべるが事の他、黒んぼに入れ込んでるのはご存知ですやろ…あくまでも労働力やら何やらとして、ですけどな…)

で、イザベル陛下…南欧行政局長イザベル・デ・ヴァロイスまたはエリザヴェート・ド・ヴァロワその人がフラメンシアちゃんの実のお母さんです。

この方が暗黒大陸地区本部と密接に協力して黒人労働者を国内または連携支部である中米行政局や南米行政局に受け入れる政策を取るようになった経緯、わたくし室見も若干ですけど知っております。

単純に申し上げますと、黒人ちんぽと仲良しなのです。

もう少しきちんと申し上げますと、暗黒大陸本部の支部独自騎士団の1つである火龍騎士団のサミラ団長と一時期、だったことがあるのです。

(あの母親、実際に母親になった件だけでも誰を父親にして子供を産んだのか相関図作っとかないとややこしくて…)

そう、イザベル陛下のお子様って確か、クララ殿下とカタリナ殿下以外は全員、父親が違ってたんでしたっけ。

(でねぇ、あの母親が今のところは最後に産んだのがですねぇ、エルシオネスという宮廷道化扱いの黒んぼのお子でしてねぇ…しかも奉仕偽女種として出産させとるんですわ…)

(ほほほほほ、手元にちんぽの1つも置いておきたくなりまして…その代わりにわたくしの子もマリカ団長の股からひり出して頂いておりますよ…)

ぶ。

つまり、自分の専属侍従を作るためにマリカ団長に種をつけさせて孕んだらしいのですっ。

更には、団長の魔毒抜き侍従の奉仕偽女種も、どうやらイザベル陛下がマリカ団長を犯して孕ませたらしいのも。

ええんかいな、と思いますが、昨今では暗黒大陸地区本部も苗床運用地域指定がかかっております。

つまりは、男子または偽女種との定期的なおめこが必要となっているのです…。

そしてイザベル陛下も、他ならぬマドリードへの苗床設置に承認を出された立場。

ただ…イザベル陛下の権力をもってしても、エルシオネスと名付けられたお子様をスペインの王子扱いとするには困難だったようです…。

(ただ、黒んぼでも容姿よろしく見目麗しいおなごを召使に雇うことはイスパニアのみならず、隣のいまいましい海綿菓子国でも流行りとさせておりますわよ…)

(いまいましいのはそちらのお国だと妻が申しておりますがな。あと陛下、我らの方は尻出国の民がおりますから、そちらを採用しておることも申して頂きませんと)

(はいはい。しかしジョアン、そなたのお国でも我がイスパニアの流行りは完全に無視できぬ様子。そちらの貴家にて黒んぼうを欲しがる者がおった場合、遠慮なくアルヘシラスに連絡なさいまし…)

ええ、海綿菓子国、扱いとしては南欧行政局麾下となりましたので、ジョアン4世陛下と…そして南米尻出帝国も南欧支部の管理範囲には入ってしまうのです。

ただ、尻出帝国については立地が南米ということで、痴女皇国の区分上では南米行政局の管轄に入ってます。

で、ここで話題にしたいのは行政区分ではなく、黒人の扱い。

痴女皇国世界の暗黒大陸、連邦世界におけるアフリカ大陸とほぼ同じ姿です。

つまり、人口もそれなり。

しかし、アフリカ同様に土地や人を巡って部族間の争いや侵略を繰り返されてはたまったものではありません。

そこで、かなり強引かつ強制的な種族統合政策を採用しています。

以前、中米行政局のカリブ海で売春船として何隻も運用していた大型客船ですが、これに即成栽培用のプラントチャンバーシステムを搭載して暗黒大陸の要所要所を巡らせ、人を作り替える作戦に従事させていた件、覚えておいででしょうか。

現在はこれに代わって、苗床設置が進んでいるのです…。

(フラメンシア、フアナの家にも召使として黒んぼうの女を口入れさせておりますでしょう…)

(かーさま、あれは国内機密事項…)

(そちらにアルト閣下や室見様がおって機密もへったくれもないでしょうに…)

(まぁようするに、あんこくたいりくのもろこやダリアのうまれたあたりのおんなのこを女官にして、ええとこのおうちのおてつだいさんをやらせておるのですね…そしておんなのこたちは百にん卒みまんですけど、ちんぽをもたせておると)

(左様でございます、アルト閣下…いかにも、貴家に派遣された口入れ女中たちは暗黒大陸本部から提供を受けた女官、いわば奉仕偽女種の女官版といった部類の女どもなのです…)

これ、手短に説明させて頂きますと、スペイン貴族や富豪の間ではモデル系黒人女性を期間限定の性奴隷として雇用するのが流行っています。
https://novel18.syosetu.com/n5728gy/298/

そして、この奴隷は強制ではなく、マドリードの愛隣会館で管理されている出稼ぎ黒人たちなのです。

で、この出稼ぎは期間限定なのですが、この制度を少し改めて、気に入った黒人女性を奨学侍従として「スペイン支部の指定する学校に行かせるか同等の教育を施すこと」を条件として、女中…つまりメイドさんとして雇い入れる事が許されたのです。

言うなれば、あの映画「タンゴ・アルゼンティーナ」の重要出演者の一人であるワイゼラさん。

あの方のように「妻としては難しいけど専属侍従として白人男性や女性の側に置いておける」ことになったそうです。

そして、ちんぽを持たせたことで女官としての寿命は短命となってしまいますが、同時に富豪なら富豪本人とおめこするだけではなく、偽女種の代用として奥様や娘さんともおめこできることになります。

そう…スペインの貴族や富豪の間では、単にエロ下着を着用させてかんぽ公園の王賓庭園で見せびらかすだけではなく、専属のエロ女中として美形の黒人モデルめいた女性をはべらせる事が流行りなのです…。
https://novel18.syosetu.com/n5728gy/297/
https://www.alphapolis.co.jp/novel/604155813/906597842/episode/8667451

そして、その黒人女性を孕ませて家族のための偽女種や女官を産ませようとすることすら。

ワイゼラさんを、あのフアレスくんの奥様身分とする便法を整備するよりは流行にしてしまえとばかりに、イザベル陛下が実施してしまった作戦なのですけどね…おかげで、中東行政局と並んで黒人の混血化と導入には熱心な支部という定評が立っているのも事実なのです、南欧行政局。

確かに、出稼ぎ黒人の扱いは奴隷。

しかし、その実態は連邦世界の黒人よりははるかに人間的であり、何より出稼ぎ期間を過ぎれば能力選抜試験に受かる必要こそありますが、残留は本人の意志で決めることができるのです。

(祖国の家族に仕送りしながら性奴隷を継続する女官も多いのですよ…もっとも、奴隷と言っても実態は楽なもの。その一家を逆にちんぽで支配しかねない傾向も出ておりますわね…ほほほほほ)

ですから、逆に人種差別制度、ある程度は残してはおかなくてはならないようです。

(サラ・ベルナールとやら。娘のフラメンシアからも事情は聞いております。そのヤスケをうまく使いこなして立身出世の道具と致すかどうかはそなたの器量次第…ひとつ、くだんのヤスケを人も羨む侍従として鍛えてみてはいかがかしら…その巨根を独り占めするだけでも、あなたに寄せられる羨望と嫉妬の視線が今から想像できようもの…)
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