闇堕ち女帝マリア・痴女皇帝建国譚

すずめのおやど

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弥助の大冒険 -少年は巴里を目指す- 8.03

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で、この姦淫小劇の衝撃の結果。

(大変に面白い見せ物でした…そして、我が比丘尼国の庄司甚右衛門から預かって参りましたる、河原芸の知識、なぜに持たされたか、ようわかりました…それとですね、弥助)

ええ、プラウファーネさんの座る、二人用のボックス席には弥助くんもいたのです。

そして、弥助くんのちんぽ、なんとシャルロット・ダルブレ枢機卿…フランス担当だそうです…に突っ込まれていたのです…。

(ふふふ、この尼僧様が死なぬように加減しながら鬼細胞を授けるためと申されまして…)

ええ、シャルロットさん…つまりチェーザレ・ボルジア猊下の実の奥様でもある方ですけど、実の娘さんであるルイーサ・ボルジア副教皇猊下の部下扱いの立場なのです…。

で、シャルロット枢機卿はノートルダム寺院に常駐してフランス王国、そして痴女皇国フランス支部における罰姦聖母教会の最高位となる立場だそうです。

しかし、シャルロット枢機卿、好きにさせておいて良い方なのか。

ちょっと前の話ですが、痴女宮横の聖母教会で実質的に罰姦とイタリアの大使となっていた際に起こされた問題を存じている私としては、いささかに疑問もある話ではあります。

(そこでオスカーの率いる聖女騎士団員資格者でないとフランス支部内の聖母教会司祭以上には任じられんっちゅう内規が生きるわけですわ…)

これ、他の聖母教会でも同じでして、罰姦の言うことだけを聞いていれば良いわけでもないらしいのですよ。

つまり、フランスならフランスの国土開発計画に準拠して教会管区の人員管理をやって欲しいという話になるのだそうです。

それはそうと、プラウファーネさん。

終劇後の舞台挨拶に呼ばれておられますね…。

(これも接待の一環、だそうでして…)

ですが、何やら様子がおかしいのです。

特に主演のサラ・ベルナール嬢。

どうやら弥助くんとプラウファーネさんに何かを頼んでいるようなのです、しきりに。

で、何を頼んでいるのか聞いてみますと。

(このヤスケとやらは人買いに売られた父親が東の涯に流れ着いて作ったという黒んぼと黄色のあいのことお聞きします…不幸の極みから抜け出そうとする者と、国運を賭けて芸ごとを覚える者は共に真剣に芸を習うもの…是非にこのお子、私の弟子にしとうございます…)

むむう。

また、急に申し出て来られるもの。

まぁ、当然と言えば当然ですが、フランスとスペインの芸術・芸能事業振興を担当しているフラメンシア殿下、いくらなんでも拙速過ぎないかと申されますが。

(サラ…あんた、ちょっと待ちや…この子は今日、パリに来たばかりやないか…)

(これこれふらこ、このヤスケとやらはそもそも、比丘尼国でも乳首隠彩もざんびーちく国でも浮いてしまうお子であるとの話が来ておったやないか…しかも芸能偽女種になってるそうやんけ…ここは是非、サラの門下生としてサラ自身も含めて修行さしたったらどないやねん…)

と、弥助くんがパリに連れて来られた事情を思い出させようとするテレーズ殿下。

(むむむむむ…)

(ほれほれ、比丘尼国の管轄皇族はマリアリーゼ陛下やんけ。その陛下の承認つきの親書、あんたも受け取ってるやろ?)

(むろん、このヤスケとやらの容貌はもちろん、その股間の凶器にも心惹かれるものがございます点は否定致しません。しかし、ヤスケの逸物、単にこのサラが独占して咥え込むにしろ、いずこかの貴人に献上するにしろ、単に女へその、血管を浮かせて怒張した巨大なCoqちんぽをぶち込ませるだけではあまりに勿体なき話でありまするかと…)

で、場所を変えてお話をということで、愛の神殿の辺りに案内される私とプラウファーネさん、そして弥助くんご一家。

「まずはこれをご覧くださいませ…」と、サラ嬢が聖環からフローティング画面を出して見せたもの。

な、な、なんと…そこに映っているのは、比丘尼国の大江で少年状態の弥助くんが、女の着物を着て女をバックで犯している動画を見ながら、エロドレスの奥の下着に開いた穴からちんぽを出してしこしことせんずりをこいているサラさんの姿だったのですっ!

「ふふふふふ…ヤスケとやらが来るとお聞きしておりましたので、お願いをば致しまして…いかなお子であるかをつぶさに見聞したいとわがままを申してしまいました…」

ええ、当の弥助くんははっきりとわかるほど赤面していますけどね。

白いふんどしが食い込んだ浅黒いお尻を打ち振って、村の女らしきの上に乗っているのです。

(ああっ弥助っ出す時はおめこから抜くんや…抜くんやで…ひいっ気をやるっやるっ)

ええ、抜けだの外に出せと言いながら弥助くんのお尻を蟹挟みしとるじゃないですか、その女の人。

(あのあほうは…弥助に孕まされたことにして独り占めしようとしよったのですね…)

(たみですね、長屋の不埒おんなとして有名な…)

(ただ、大江の掟でおめこの相手、巫女が沙汰せねば誘いを断れぬのですよ、男は…)

ええ、敢えなく、そのたみとかお民とかいう女の人のおめこに漏らしてしまう弥助くん。

慌てて弥助くんを突き飛ばさんばかりの勢いで体から引き離すお民さんですけどね、その顔に一瞬だけ浮かんだ、邪悪な表情をこの室見理恵とて、見逃すはずはありません。

(ま、お民にはこの時のせっかんとして鬼たちに輪姦させておりますよ…鬼の精は人の精を押し退けて孕ませることもできますからね…)

で、その一連の様子を見ている、映像の中のサラ・ベルナールさんも、弥助くんを咥え込んでいるお民さんの邪悪な表情やその意図に気付いているようなのです。

(おお、ヤスケ…なんと気の毒な…くろんぼのちんぽを備えたばかりに、おなごたちの慰みもので終わるのでしょうか…ああっ不憫っ不憫っこのわたくしが助けてやりとうございまする…ほれ、そなたもそう思いませぬか…)

ええと。

チャロックをおめこに突っ込んで、椅子に座ったサラさんの足元で大股開いてオナニー真っ最中の下着姿の娘さんがいるのですが。

(あれは王妃記念劇場で研修中の劇学生です…)

そう、サラさんは用意周到にも、単にせんずりをするだけでなく、後輩に射精の処理をさせようというのです。

(ああっ見てっヤスケっヤスケっあなたを偽女種にして口に私の汚れた精を出したいわっけつめどにも注いであげたいわぁああああああアクメアクメアクメ!)

ええ、美少年である弥助くんに、ふしだらでよこしまな劣情を抱きまくっているのを隠しもしないサラさんのセリフ、聖環から流れています。

しかし、フラメンシア殿下はもとより、テレーズ殿下でもそれを止めようとはしないのです。

「いや、サラの初映画出演になった鉄道娼婦がありますやん…室見局長と国土局にも撮影協力を頂いた…」

そう、鉄道売春婦という職業を創立するはめにもなった問題小説の映画化作品なのです…。

んで、撮影に協賛・協力した部署の長として、この室見も原作に目を通したのですよね…。
https://x.com/725578cc/status/1874623605361066484

ここでその「鉄道淫売」という原作のあらすじを軽くご紹介しますと、暗黒大陸北部は謎掛獅子国の港町たるアレキサンドリアで淫売宿を営んでいた湯田屋人の元売春婦のやり手おばちゃんであるゼーニヤという人がいました。

しかし、痴女皇国・暗黒大陸地区本部の政策による東方聖母教会網の整備によってゼーニヤの商売は成り立たなくなりました。

で、困ったゼーニヤは聖母教会に泣きつき請願した結果、当時の南欧支部から英国が租借しているジブラルタルか、対岸の諸子宦官国で淫売宿をするのはどうかと勧められたのです。

で、聖母記念銀行の無利子に近い融資も受けられるように計らわれたゼーニヤおばちゃん、まさにその名前のように世の中ゼニやという因業な方だったようです。

(財務第3部のディアディリーネですが、湯田屋は守銭奴ばかりじゃないですって…ううううう)

まぁ、痴女皇国世界の湯田屋人、連邦世界のユダヤ人同様に世の中金やという向きが目立った、そういうことにしておきましょう。

しかし、娼婦相手に金を貸し付ける因業な行為をしていたゼーニヤさんですが、ついに年貢の納め時が来てしまいます。

ゼーニヤさんの仕打ちに復讐を考えていたある娼婦、ジブラルタルに淫売宿が移設されたことを絶好の機会と思ったようなのです。

なぜならば、ジブラルタルは英国の租借地であり統治下にある港町。

そして、英国については警察官、男主体の体制なのです…。

つまり、他の支部管轄地のように、悪事や復讐に思いを馳せた瞬間に察知されにくい場所。

こっそりこそこそと小分けにして買い込んだオリーブオイルや魚油を樽に詰め、ゼーニヤさんの寝室の合鍵も入手したその娼婦は、ある日の晩にその樽に仕込んだ導火線に火をつけたのです…そして、ご禁制のはずの火薬の袋が、その油の樽の上に置かれていました。

ええ、ゼーニヤさんはその経営していた娼館もろとも全焼。

そこで働いていた娼婦はもちろん、犯行に及んだ下手人の娼婦も行方知れずだったというのが話の流れなのです。

しかし、幸か不幸かジブラルタルに駐留していた英国貴族の元へ「お仕事」に行っていたリヴィーカなる娼婦だけは難を逃れますが…ですが、生き残ったものの、服やわずかな私物は娼館と共に灰燼に帰ってしまったリヴィーカ、身ひとつだけで途方に暮れるのです。

しかし、ジブラルタルと湾の対岸のアルヘシラスの港町を仕切る業務を委託されている暗黒大陸地区本部の事務官はリヴィーカの境遇を聞きつけ、南仏マルセイユへの渡航を薦めるのです。

なぜか。

港町マルセイユは、痴女皇国が介入する以前から、娼館が複数存在したそうです。

そして、鉄道開通に伴って、娼婦たちを女官化するだけではなく、新しい稼ぎの場が生まれたのです。

まず、コートダジュール海岸の別荘地帯。

ここは貴族の別邸だけでなく、近年はスペインやフランス・イタリアなどで幅を利かせ始めたブルジョアに該当する富裕者の別荘が出来ています。

で、この別荘地を担当する遊撃騎兵隊扱いの売春女官が配属されています。

目的は言わずもがな、そういう富裕層を奥様やお子様、更にはおめかけさんや従者に至るまで骨抜きにするためです。

それとですね。

鉄道系の話題になりますが、コートダジュール界隈を走る2等3等普通列車。

個室…コンパートメント車主体なのです。

または、向かい合わせ座りが基本。

で、例えばモンテカルロあたりを出発した列車、発車直後に個室に女性が来るのです。

もちろん、目的は売春。

で、女官は持ちかけるのです。

(あたしが上に乗って絞られるだけなら運賃に入ってるんだけどさ、あんたが好きにしたいってんならおひねりをちょうだいよ)

お分かりでしょうか。

男性主導でおめこしたいなら、お金ちょうだい。

問答無用で騎乗位で犯されていいなら、無料サービス。

これ、実は淋の森や痴女宮本宮の罪人の買春と類似なんですよ。

罪人の皆様に犯る気を出させるためにも、俺の女になれと言わんばかりに犯したいならば、お金を取られるのです。

しかし、淋の森の女官たちも値引きを黙認されている場合もあって、心づけ程度でいいからとか囁いて、罪人さんの好きにさせてあげたりしとるのです…。

つまり、女官の身分であれば、衣食住は保証されます。

そこで、男心をくすぐる方向の営業を仕掛けている女官が昨今は多いのです…。

で、罪人の中にも漢気のある方は少なくないので、いや正規の上代を取ってくれとかいうやりとりもあったりするんですけど、その辺は人情の機微ってやつで。

そして、この鉄道売春婦となった娼婦リヴィーカ。

映画撮影時の配役は、言うまでもなくサラ・ベルナールさんです。

リヴィーカが言葉巧みに、むしれる金額ぎりぎりで交渉しながら売り上げを伸ばしていることに着目した罰姦聖母教会経営の、愛隣会館扱いの娼館の管理者は、次なるステップアップとしてモンテカルロ発着のコートダジュール急行やミラノ発着のマルセイユ急行といった、イタリア方面の顧客の需要を考えた優等列車の担当に抜擢するのです。

そして…娼婦リヴィーカにとって、ついに晴れ舞台とでも言うべき職務が任じられます。

そう、TGV-M型という、花形特急ミストラル号のために製造された全室1等または特等車という豪華編成の列車。

この車両の特等車の担当給仕女官を申し渡されたのです。

で、このミストラル号だけでなく、在来線を走るバルセロナ急行やマドリード急行という、スペインとフランスを結ぶ列車が存在します。

この国際急行にも、特等寝台車が連結されているのです。

ワ・ゴンリという連邦世界の特別客車保有会社が存在しますが、そこの特等車を模したオリエント急行まがいの車両が、1両は繋がれております。

この特等寝台車の担当女官と、ミストラルの特等車の担当女官は共通です。

(で、映画撮影時は適役がいなかったせいもありまして…)

なんと、ある時にリヴィーカともう一人の女官が担当するマドリード急行の特等寝台車に、さる貴人家族が乗車するという場面に移るのですがね。

実は、ここで誰あろう、貴族夫婦を演じるのはおっさんメイクのバタイユ男爵、そしてシルヴィア未亡人なのです…。

(ルネ様が演じるべきでしたのに!)

(おだまんなさいシルヴィア!あたくしはこの時、監督の立場でしてよっ)

ええ、変態男爵の呼び名も高いバタイユ男爵。

個室の一つを占領して変態行為に及んでいるのが、きっちり映画に撮られてます。

で、この際に、バタイユ男爵は富豪オーシュという名前で出演されておりまして、お子様がおられる設定。

バタイユ男爵は車両付きの女官…リヴィーカに息子さんたちの童貞を奪ってくれとか申されるのです。

んで、この時の配役。

なんとフランスの今の王太子であるシャルル王子とジョセフ王子が演じてるんですよ!

ええんかい…。

(もちろん、物議を醸しまくりましたわよ…いかに話題作りとは申しましても…)

(シャルルもジョセフも、悪女演技に徹したサラに骨抜きにされる内容だったやん…)

(まぁ、あの二人はドロテアとポーリーヌにぞっこんですからね…私生活じゃ)
https://novel18.syosetu.com/n5728gy/381/

(で、ちょっと改訂版を撮り直したいというか、その後日談めいた話を追加して、マルハレータ殿下好みのらぶらぶな内容にできんかってサラも言うとるんですわ…)
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