闇堕ち女帝マリア・痴女皇帝建国譚

すずめのおやど

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精液の一滴は血の一滴だ -鋳物師の島 νησί παραγωγής νομισμάτων ・5.5

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イヌカイの提案に、興味を示したのは原田ハラダジュリー。

このハラダ、ベラ子先生のおかげで首がつながったような存在らしいのですが。
https://novel18.syosetu.com/n0112gz/118/

「ですが、言うべきことは言わせて頂きませんと…」

おお、わりとしっかり者のようですね。

そしてこのハラダ、割と生まれ育ちのためか苦労をしておったのと、ニホン人以外の存在にはニホンの常識が通用しないことをよく知っておる模様。

これ、痴女皇国では意外に大事なことらしいのです。

というのも、連邦世界から来たニホン人…イヌカイが正にその部類ですが、規律規範をきっちり守り過ぎるくらいに守るか、危険な事に手を染めるにしても悪事という認識があるようなのです。

しかし…今、滝壺におる二人のような存在の方が、世間には結構多いとも。

つまり、自分たちがやっておることが悪事だという認識が全くないままに、悪徳の道を突き進むような考えの者ですね。

しかも、良さげな女とみれば犯して孕ませるのが男の本懐であるとか、無茶言ってますよ。

いえ、神話神種族の男神にも、そういう連中が若干。

ですので、人を責める気はありません。

しかし、実際にそれを実践されると、あたら無用に子供が増えてしまうのも間違いないでしょう。

それに、父親不在で子供だけ押し付けられても困るというもの。

(それも問題だと思うのですけど、もっと問題なのは…これ、SM調教やってません?)

(犬飼さん…私が言わないでおこうと思った事を…ええ、淋の森以外にも、本宮でも昨今は対応していると聞きましたけど…女官長、あれ、いいんでしょうか…)

いやその、私に聞かれても。

実は、その…えすえむぷれいとやら、全く関わっていない訳でもないのです。

しかし、私は本宮や淋の森でやっておる内容の決定や制限について定める立場ではないのですよ?

あくまでも実施した場合、女官の代表者としての立場で意見を申し上げることの方が多いのです。

(労基法で言うと36協定の適用外で管理監督者となりますかね…使用者として認定されるかは、立場的には使用者でしょうけど、実際にやっておられる事はどっちかというと管理職というよりは指導職…)

(犬飼さんって会社でも経営してたんですか…)

(国家公務員でも全く無縁ではないのです…そして運輸関係の企業は労働者を雇用して成立していますから、事件や事故の度に監督官庁たる厚労省との折衝や事例共有が生じるんですよ…)

(うちの会社も労基の監査に来られた事があったな…クレーゼさんに相談受けたか…)

(かーさん、ブラック企業を経営してたような言い方やめろ…)

(むしろ守らしてたわ!荷物が荷物だけに億で損害賠償が済まんのやぞ…変圧器とかリニアの電車1台潰すだけでも会社傾くわ…)

どうやら、ジーナ様の会社はかなり特殊なものの荷運び専門だったようですね…。

しかし、この二人が互いを交互に犯して辱める楽しみに耽る理由たるや、ただ単に快楽追求だけではない、とすればどうなるか。

「へへへ、ガキども、大人のちんぽが女に出入りしてるところをよく見るんだぜ…この女はもう俺のちんぽなしじゃ生きて行けねぇ体なんだよ…」

「嘘を教えるんじゃないよ…あんっ駄目っ」

「嘘なもんか…おらっ俺の子種を注いでやるから存分に気を遣れっ孕めっ」

「あっダメっだめっおめこいくっ卑しい屑罪人の精で孕む孕む孕まされる種付けされるうううううううっ!」

で、私はちょいと悪いことを思いつきました。

と言っても、もともとこの女騎士、そのつもりだったようなので、少しばかり悪だくみの手助けをしてあげただけ。

バレないように、こっそりと、密かに。

つまり、こやつら、警務罪人のが精を放つ際に感じておる絶頂の快楽、精を注がれた女だけではなく周りの子らに与えておったのです。

こやつらは、無理からに大人の絶頂を覗き小僧たちに味合わせることで、覗きの楽しみだけでなく、オメコをしておるお相伴に与れるように図る遊びもあるぞと教えておるのです…そして私は、その快感の波動を少しだけ、普段より強めてやったまでなのです…。

ええ、息も絶え絶えになって、倒れかける小僧ども。

男児は、精通していない者でもちんぽは機能しますので、絶頂の快楽に倒れております。

更には女児も、同様に女の快感を受けて、失神しているのもおります有様。

(ふふふふふ…普通ならこんな年端もいかねぇガキに色気を仕込むなんざ法度も法度だけどよ…)

(それがご法度どころか褒美になるってんだから、女官や騎士は3日やったらやめられないんだよ…)

あと、エロス。

この小悪党なこすっからい罪人男と、いささか品行品性に問題がありそうな女騎士、どう思いますか。

(少なくとも清い交際とか純粋な愛情で連れ合ってはおりませんね。どちらかと言えば、僕は矯正すべき考えです)

(しかし…この男女の悪行を思いつく知恵、一定の限度はわきまえておる様子…ハラダ、いかが見ます?)

(そうですね…私も権力者に近い女を演じたこともありますし、女に欲を吹き込むとこうなる見本でもあるでしょう…ですが、この二人の間で、大それたことを考えておるのはもっぱら男の方。または、女の悪知恵を育てていますね…)

(ただ、原田さん…そしてアフロディーネ様…この男女、痴女皇国の政体を揺るがしたり転覆させるまでは考えにないようです。むしろ、自分たちの行為は痴女皇国に大いに貢献するものだとして自己正当化の考えに酔っていますよ…)

ほほう。

そこに気づきましたか、イヌカイ。

ええ、こやつらの頭の中、もう少し見てみましょう。

(へへへ…こうやってよ、あの住宅とやらのガキども、片っ端から色気付かせるんだ…)

(まかり間違えりゃ、全員が女官や罪人に立候補するかもね…少なくともここにいるガキ全員、早く大人になりたいって思い始めてるよ…)

(それが狙いってやつよ…少なくとも、やることしか頭にねぇクズやカスでもよ、この俺のようにちょっとした知恵さえありゃあ、この国に貢献させて頂けるんだぜ…)

(そうよね…ガキどもを早くから色気付かせておきゃあ、男相手に股を開くにもためらいがないってもんよね…更にはど助平な振る舞いの一つもできりゃ、相手した男は大喜びって筋書きよね…本当にエロ猿の癖に、こう言う知恵は回るよね、あんた…)

(馬鹿言ってんじゃねぇよ…女を泣かせんならともかく、鳴かした褒美が欲しいだけだよ…それにおめぇも、偽女種のでかまらが欲しいだろ?)

(並外れて大きいとさ、普通は痛いもんなんだよ…女官の身体だからこそお楽しみになるんじゃない…)

で、カモとみた相手を淫行に付き合わせて快感のお裾分けをすること自体は、割とやっていることです。

ある程度の位階以上の女官が快楽を振る舞う立場でないと、効き目が薄いのですけどね。

ええ、皇族が離宮住まいになったり、ベラ子先生と聖父様が茸島別荘で致しておるのも、実はこれなのです。

私もその部類なのですが、意識や感覚を共有できる女官の能力を忘れて性交すると、周囲は大惨事。

しかし、ベラ子先生ほど無茶苦茶に広域な快感共有能力がなくとも、充分なのです。

特に、この子らはまだ、痴女種や偽女種化されていない、普通の子。

厳密に言えば女官たちと触れ合っても女官にならないような薬を飲まされておるようですが、それにしても女官ほどには強烈な快楽には耐えられないのです。

(これで上役の目がなきゃ、もっともっと色気狂いに出来るんだけどね…それをここの子にすると後でお咎めを受けかねないからね…)

(ああ、睨まれねぇようにだけはしとかねぇとな…)

で。

既に睨んでませんか、ハラダ。

直接ではないでしょうが、門前町住宅街が管轄である上役として、どのように考えておるのか。

(確かに睨むどころじゃない話ですよ? しかし、この件はペルセ副局長とアルト閣下を経て皇帝室にも流しております。というか高木専務…ベラ子陛下、そもそも少年愛好家友の会推奨では…)

(ですよ…男の子たちはちんぽだけでも大人にして欲しいとか言い出すのが狙いだそうですから…)

ええ、これが可能なのが痴女皇国の恐ろしいところ。

ただ、男児にこれをやると、懲罰偽女種か奉仕偽女種の身体になってしまうのです…。

更には、己の母親の、元女官に迫ったり、わざと逸物を見せつける餓鬼までもが。

で、息子のご立派な息子に目を奪われた母親にも、あらかじめ撒き餌が撒かれております。

そう、自分の子らが淋の森での淫行促進に加担することを黙認または協力することを条件に、実質的な還俗停止…女官のままの身体で据え置かれるというあの処置がなされていた場合には、どうなるか。

(ああっ母ちゃん、父ちゃんが起きるよ…)

(大丈夫よ…めしに一服盛ってるし、起きないように吸い取ってるからね…)

ひええええええ。

いや、神話神種族でも自分の息子や娘にとか、自分の母親にとかありましたが。

つまり、客を取るどころか、己の息子の息子に手を出しておる母親までもがぁっ。

そして、孕ませてしまったとしても心配無用なのです…今やこの痴女宮界隈でも、地下深くの苗床室で孕み子種を抜き取れば良いだけなのですから…。

(隣の家の人妻に食われているケースもありますよ。息子を貸し借りしてたり)

(犯罪なんてもんじゃないですよ…それこそ、小学生をネトゲで誘い出してセフレにしてたシングルマザー並みに危険な行為では…)

(犬飼さん…女官扱いなら、男を独占するのは禁止です…ただ、家に遊びに来た友だちもろとも、自分の子を食べるのはいいようです…)

ええ、ハラダが見せてくれました。

その、隣の家の男児にちんぽを突っ込ませ、自分は実の息子を咥えておる女の姿。

更には、その隣家の妻。

なんと、時々は女の元来の亭主の夜這いを受け入れておるようなのです。

(そこの家、ご主人が事情罪人扱いで門前町の夜市や夜店で働いてるんですよ…ですから亭主の留守に他の男を呼び込めるんです…ただ、夜勤の方のご主人は夜勤明けに夜市で知り合った女官に話を持ちかけられてましてね…勤務明けに淋の森でおめこしたり、更には特命騎士扱いの百人卒女官だと、二人で自分の奥さんを輪姦したりとか)

ぶぶぶぶぶぶ、とイヌカイが噴いています。

(で、ですから犬飼さん…連邦世界の日本の常識なんて、とっくの昔に突破してるんですよ、門前町住宅の実態…そして普通なら離婚とか訴訟じゃないですか…むしろ、お咎めなしでもっとやれ、が内務局や厚労局の裁定なんです…)

そう、この滝壺に来ているような幼い子たちがもう少し育つと、今度は親の毒牙にかかるのです…。

(ただ、女児は大切にされますし、本人の意向を重視しますよ…けど、あの警務騎士や罪人たちは、女児も育てば女官の真似事に走ったり、聖院学院に通学する立場なのを理解した上で、性教育めいたことをしているんですよ…)

ああ、なんたる事なのか。

しかし、実質的には女官の証たる淫蟲下着…毒々しい紫や、派手な赤色やら橙やら黄色の下着を尻に食い込ませた母親ども、夕食の支度もそこそこに、育った男児と淫交しておるのが住宅のところどころに見えるのです…。

(ああそうか、アフロディーネ女官長なら、この距離からでも遠隔透視できますね…)

(しかし、こんなことして、ご主人はどう思うのですか…)

この、イヌカイの質問に、無言で淋の森の方を見るハラダ。

そこには、明らかに門前町住宅街の住人らしい見た目は若い男が、巡回騎士に売春を持ちかけ姦淫椅子を広げて騎士の上に覆い被さって尻を振っている姿があるのです。

(ああ…嫁のやろうは今頃、息子とお楽しみだからよ…で、一人寂しく帰るのもなんだから、覗きをしてたって寸法なんだよ…)

(仕方がないね…事情が事情だ…行きずり出会い扱いで、きゃっしゅばっくの申請は出してやるよ…ただ、あんた、工場で働いてんだろ?私があんたのちんぽを気に入ったら、私が呼び出した時には出て来るんだよ…)

(うう、わかったよ…なるべくあんたに相手してもらうようにするからよ…)

つまり、こちらの警務騎士は、懐寂しい亭主に配慮して、なんとか実質無料で股を開いてやろうと尽くしておるのです。

(なんなら私が還俗した際の新しい亭主になってくれてもいいんだよ…)

(そんなに俺のちんぽがいいのかよ…)

(その代わり、3発はここでやっていくんだよ…)

どえええええ。

ええ、またしてもイヌカイが絶句する羽目に。

(ここここここれっていわゆるNTRとか、相談女事案では…)
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