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精液の一滴は血の一滴だ -鋳物師の島 νησί παραγωγής νομισμάτων ・4

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そもそも、我が母であるナンム母様。

なんでまた、タノキチ部長にご執心なのか。

それは、両替処を財務局にまで押し上げるほどの事業拡大を図った当時に遡ります。

他ならぬその財務局立ち上げ事業、ナンム母様とタノキチ部長が指揮を取って行われたのです。

で、その過程の母様は聖院初代金衣テルナリーゼ状態でしたから、部下との精気授受が必要となります。

そこで、母様はタノキチ=サンに目をつけ、彼女の財務官僚としての知識や記憶を吸収する傍ら、ペーオスちんぽであんあん言わせておったのです。

いえ、タノキチさんは今でも苦手にしておられますけど、ちんぽを使う方もさせておったみたいなのです。

(ああ、アフロディーテにはわからぬ、東洋人のおめことまらの味わい…)

(実は最近、イヌカイを飼うようになって、母様がなぜにタノキチサンに執着してベラ子先生と取り合うとかしたり、はたまたベラ子先生はベラ子先生で秘書課のイトウ課長を囲い込もうとしたのか、理解を深めております。つーかそれ以前にですね、ディスピニス・リエエ…室見局長も、そしてウガジン部長もいるじゃないですか、オメコが名器と言われている日本人…)

ええ、白人とか欧米人と言われる分類に入るであろう外観容姿の私やナンム母様とは、また別の身体構造なのでしょうか。

とにかく、独特の締まりと肌の味わいがあるのです。

そして、オメコとかチンポとか、その単語の前後に発すべき言葉も含めて色々言わせたくなるのです。

例えば、偽女種と財務女官が致しておる今、私とイヌカイも、公式見学といざという時の鎮圧要員兼、監視役として公然と覗かせて貰っております。

そして、監視役の騎士たちも、自分のちんぽを出しながら煽るのです。

(それそれ、偽女種たちには過ぎた餌がそこにあるぞ…)

(ふふふ…私たちがしこしこと逸物ちんぽをしごいておる分の興奮も成績につくのですよ…存分にその雌を突きまくって良いのです…いくらでも豚に変えて構いませんよ…)

ええ、この財務女官の警備役の騎士、万一の懲罰偽女種の急速焼死に対処するためにも、千人卒以上の指定がかかっておるのです。

そして、日頃から財務局の女官と一般女官の顔を合わせない配慮がなされている大きな理由の一つが、この、騎士たちの蔑視と加虐の視線、そして偽女種に情け容赦なく財務女官を存分に犯させていることにあるのです。

つまり、両替処の時代から、女官の小遣いは女官管理室…当時の女官下足処によって額が決められておりました。

しかし、実際に金蔵から金子きんすを払い出し、帳面に書いてゆくのは両替処女官のしごとです。

そう…小遣い銭を増やせとか、あるいは気に入らぬ女官のたれそれの銭袋から銭を抜き去っておけだの、単純に銭をくすねさせる以上の悪事を強要させる悪知恵者がおったそうです。

いえ、女官とて元は人の子。

一千年の歴史の間に、何人かは、そうした悪知恵に異様に長けた者が現れ、騒ぎを引き起こしたようですね…。

ですから、南洋行政局のオリューレ局長が女官管理室長をやっておった時代の、お菓子代を集めるふりをして裏金をくすね溜め込んでいた件はまだ、悪事の度合いで言えば微罪の部類だそうです。

確かに、皆から小銭を集めて私金に流用したことは罪ですが、その金、茸島の男児を育てて女官に奉仕する、役立つ存在とするための投資の原資を得ようとしたがために集めた事で大いに皆の同情を得たのです。

私としては、ちゃんと話をして金子を用立てて貰うべきことにも思えますけど、当時の聖院で、そういう話を正直にしても聞く耳を持つ者がおったのか。

いえ、当時の金衣や銀衣は、最終的にオリューレ局長の行為は聖院の利となると予測して、敢えて目先の悪事として見過ごすふりをしておった気配すら感じますね。

ええ、多くの悪辣な悪事の思索に耽るだけでなく、実際に実行した女官の大半は、私利私欲で動いたとみなされたのです。

その背景には、還俗問題があります。

だいたいで申しますと、女官となってから五の年月が過ぎ去った者は、今でいう千人卒たる、上級女官への昇格に相応しいかを調べられるそうです。

ただし、当時の聖院では、それとなく上級女官の数が決まっており、その時の成績がいくら良くとも、空きのがない場合は昇格を諦めてもらうしかなかった悲しいこともあった模様。

(シーリィエーン…つまり初代のアルトリーネのように、空きの上級女官の口を作るためもあって還俗した女官もおりました…)

今のシェヘラザード中東行政局長のことですね。

ともかく、上級女官でも数を絞られていた時期もあったのですから、還俗していた女官の方が多かったのです。

そして、女官の小遣いは、今の痴女皇国での報償金と全く同じ考えで支給しておるのでしたね、ベラ子先生。

(あたしは痴女皇国ができた後で生まれましたが、一時期はしろいまりありゃくしてしろまりの統治する聖院の方で修行していました。あっちの報償金も、痴女皇国や双方の聖院の歴史と同じ理由で渡されるものです)

つまり、女官は全てを聖院に捧げよという規律に基づいて、働いた褒賞も決められておると。

これは、いけにえを取っていた神の経験もある私、おおよそでは分かりますよ。

つまり、女の神官は神に捧げる処女であるとか、あるいは神殿の中でおめこさせて神への捧げ物にするとかいう扱いをした場合、その女は一種のいけにえとみなされ、よかれ悪かれ純粋な人としては扱われなくなるのです。

で、女たちに自らを供物とせよ、それも生きた供物となって聖院に奉仕せよということで、衣食住を保証するのと、若さと美しさを与える代わりに、残りの人生を全て聖院に供せよ。

しかし、実際に聖院をやってみると、人の欲を多少は残して金を与えた方が良いという結論が出たそうで。

ね、ナンム母様と姉様。

(そりゃそうですわよね…)

(ぜにかね目当てで股を開かせた方が、派手によがる女が多かったわけですし…)

でまぁ、女たちには小遣いを与え、水菓子やら茶やら私用の服やら飾りやらを買う元手にさせたり、あるいは還俗して故郷なり好きな土地に向かうた際の生計たすきの助けにせよと、聖院を離れる前には貯め込んでおった小遣いを握らせてやったそうです。

ええ…聖院で女官をしておる間は、己のものである銭金を肌身につけたり部屋に置けなかったようですね。

で、外出する度に両替処で小遣いを受け取る身であったと。

当然、女官の住まいに戻る際に、その小遣いの残りは両替処へ返すことになっていたとも伺います。

しかし、ここで悪知恵女官は考えます。

両替処の女官とて女、罪人や門前町に住まう男や、農夫だの森の狩人だのに犯させ、ちんぽの虜にして言うことを聞かせたり、あるいは悪事に手を染めさせて弱みを握り、その悪知恵女官が還俗する間際に受け取る小遣いを増やさせるよう、計らわせるのも手だと。

ええ、そうした悪女にかかっては、両替女官は一種の、獲物。

ですので、そういう無用の悪企みが企みに終わることも考えた上で決まったのが、両替処のうちうちの楽屋裏あるいは舞台裏とでも言うべき金蔵や帳場、そして両替女官そのものを他の女官から隠し通す方針だったようです。

で、当時の両替処、アンティキティラの器械めいた手回しの計算機や、東洋由来の算盤そろばんも多用しておったようですが、なにせ、ぜに勘定には時間がかかるというもの。

そして、数を数えて足す引くする算術をよくするだけでも、婚姻や職探しにはよかろうと考えられていたのが、還俗前提の算術女官を多数、両替処で使うておった理由だと。

そう、両替処の女官は、言うなれば銭勘定のための、生きたそろばん。

その、そろばん女たちは強い女騎士や、日に何人もの男を股ぐらで受け入れるつわもの女官である必要はないのです。

おつむの出来さえよければ、をより多く食わせたり、おめこさせて精気を抜いたり抜かれたりは、必ずしも絶対に必要なことではないでしょう。

あるいは、女官たちをしごく流れで、ぜに勘定を一定のあいだ、やらせることもできるだろうと。

そんな訳で、財務局となった今でも、ぜに勘定に関わる女官については、いずれ財務を離れてどこかに行く女の方が多いようにされていると、ナンム母様もニンサル姉様…ベルナルディーゼ姉様も申されるのです。

で、おとこ日照りに近い、そろばん女たちだからこそ、精気の吸い上げはもちろん、婚姻のためにもちんぽの味を時々は教えておけというのが、この女官寮の屋上に絶林檎の植え込み垣根をこしらえて、罪人偽女種とのおめこ場にした理由だそうです。

むろん、茸島へ行ける女官も、財務にはおりますよ。

しかし、駆け出しの女官や、あるいは出来の良くない女には厳しくすべきという意見をニンサル姉様が出した結果、その成績に応じて、茸島へ赴ける回数を増やすという、馬の鼻先にぶら下げる人参の扱いも打ち出されたのです。

ええ、この、おめこ場…新人の財務の女や、あるいは昇格がなかなかかからない女が行かされることが多いそうです。

そして、行かないと精気をもらえないようにされておると。

ええ、おめこを怠れば死ぬ。

この、女官の縛りは、そろばん女でもきっちり設けておくそうです。

なぜならば、男に飢えた女ども、乳にくらいつき口を吸いしながら、ちんぽを激しく出し入れする偽女種に応じて、心根も雌豚となって尻を振り腰を使っておるからです。

ええ、タノキチ部長と、デルフィリーゼ局長以外の財務のそろばん女は、尻に食い込み、服を脱げば尻がむき出しとなる助平下履きの着用が義務です。

その、品性下劣な形や色遣いの下履きにふさわしい、けだもののまぐわいを私たちの目の前で繰り広げる、そろばん女ども。

ふふふ。

ああ、牝畜生の饗宴とでも言うべき、この光景。

他から遮断しておく必要もあるのです。

(くくく…牝狩淫の効能、女にはこのように効くとは聞いておりましたけど…)

(ええ、まぞぶたとか申す姿に変わるというのはこれですか…)

(罪人に使わせ、淋の森で致してみたき気も…ほほほほほ)

ええ、監視役の騎士女官たち、その天を向くどころか腹に張り付かんばかりに勃起した逸物、己でしごくだけではありません。

気に入った偽女種や女に、咥えさせております。

そう…騎士たちへの余録でもあるそうです…。

なんと、悪趣味極まりない。

しかし、この催しの中ですら、男の逸物に夢中になる女がいるのも事実なのです…。

(まぁしかし、我らとてただの女であった時もございますからね…)

(今となってはかような屈辱、受け入れ難くはありますが…)

(ふふふ、女とは男に犯され蹂躙されても、命まで取られまいと逆に尻を振るもの…)

(まして女官の身であれば、命の危機を感じて抗うよりも、逸物に狂う方が得。そろばん女どもなれば、なおさら計算高い事はこやつらの頭の中、全て見通せは出来ませんでも充分にわかりまする…)

(何よりも尻を振り足を絡めて精を放てと身体でせがむこの浅ましき有様…)

(ほほほ、豚に相応しい褒美をくれてやりましょうぞ、皆様…)

ええ、この後に何が起きるか、想像するも野暮というもの。

そして、鬱屈した女の底知れぬ欲を存分に吐き出させる場面が待ち構えておるのです…。
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