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フライデーの生涯と奇しくも驚くべき冒険・2
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で、滅姦の市街地中央に聳える立方体聖殿の中心の西側。
ここには、概ね10m四方の正方形を組み合わせた黒い石の塊…まさにこの立方聖殿を聖殿たらしめる聖像物が鎮座しています。
この黒い巨石の西側面に彫られた聖人様と、その左右の聖母像。
その前に立つのはベラ子陛下です。
で、この立方聖物、実はこの地下にある火葬場…自己発火死亡する痴女種女官や偽女種の葬儀場で発生した炎や熱を逃すための煙突の役目を果たしているそうです。
そして、その熱の冷却のために、周囲を噴水めいた円形の池で囲まれています。
しかし、今は火葬が行われていないこともあり、臨時に池の水を抜かれて祭壇が組み上げられた状態なのです。
で、臨時に罰姦様式の洗礼儀式を行うということもあって、ベラ子陛下以外の参列した関係者、こぞって罰姦聖母教会の制服に更衣しています。
そう…私はともかく他の方、一応は罰姦司祭の代わりができるのですよ…。
「では、改めてそこな少年、我が姉にして聖女たる上皇マリアリーゼより賜りし出家名、ビエルネを名乗り、罰姦聖母教会の使徒となることを誓いますか。宣誓の場合は、そこの台上の罰姦聖典に右手を置き、左手を上げて宣誓を誓ってください…」
ええ、全裸にベール状の布をまとっただけのベラ子陛下、生聖母として自らが少年に申されます。
「は…はい、誓います」
で、後見人役の私が後ろに立って、右手を聖典に添えさせ、左手を上げるように誘導します。
その際に、わざと出しておいた私のちんぽ、下着越しですけどね、その少年…今や出家名ビエルネを授かったのですから、その混血黒人少年ビエルネの剥き出しの…偽女種用下着が食い込んだ尻にぐりぐり押し付けたのは内緒で。
更には、手を聖典に添えさせる際とか、背中に私の乳房を押し付けております。
その反応は、少年の股間を見れば分かります。
ええ、さっき茶店で飲ませ食べさせしましたからね、珈琲淫に快感王にと。
(鬼や、鬼がおる…)
(その鬼の行為を承認頂いたどころか指導を受けた通りにやっておりますから、どうぞ聖母役を続けて頂いて…)
ええ、誰の差金…いえいえ、指導によってこんなエロ女役をしておるかは自明の理というもの。
しかし、そうした内幕を少年に勘づかせることなく、洗礼儀式は進んでおります。
それに一応は、我々女官や尼僧が助平であることは彼も知識として、知ってはおる模様。
「では、洗礼の証として聖水を授与します。聖母様の前においでなさい…」
儀式は、いよいよ終盤…というより、これこそが最大の山場である、聖水授与となります。
そこで介添え司祭役の私が手を引いて、少年ビエルネをベラ子陛下の前に跪かせます。
通常の洗礼であれば、ここで等身大ベラ子陛下像のちんぽから出る体裁の聖水を頭から浴びせるところですが、生聖母がそれをやると、さすがにまずいにも程があるという事で、シェヘラザード様からベラ子陛下に渡されたのは、白い壺。
その壺の中の水、静かにビエルネの頭に向けて注いで行かれます。
すると、ビエルネの黒に近い茶色の髪、ぐんぐんと伸びていきます。
更には、身長も伸び、体つきも女性に近くなっていくのです。
もちろん、この身体変化を見越した助修士や修練士偽女種用の制服を着せておりますよ、あらかじめ。
そう、ビエルネに注がれたのは偽女種転換用の聖水。
「ではビエルネくん…あなたはこれから、後見人であるフランシスカ枢機卿の侍従としてお仕えすることになります。その処遇で良ければ、フランシスカさんを我が母や姉のように思う証を見せてあげてください…」
おごそかに告げられるベラ子陛下。
しかし、本当ならばベラ子陛下の母乳を与えて欲しいところではあります。
(ええとですね、あたしの母乳だとあたしを対象にしてマザコンこじらせるのです。ですから、フランシスカさんのおっぱいを吸わせてあげて欲しいのですうっ)
ええ、時ならぬ儀式に、衆人環視の状態なのですよ、私たち。
しかし、指名を受けては仕方ありません。
罰姦の淫化他、熱帯向け仕様という例の2枚の長布を組み合わせた真ん中割れてる制服。
この中間の紐をほどいて、乳を露出させます。
で、左と右の乳首を少年ビエルネに吸わせるわけです。
ただ、ビエルネは真面目そうな性格。
軽く吸っただけで終わらせてくれました。
ええ、この件についても、ちゅうちゅう吸うわ舌で転がすわとやりたい放題だった6919号との対比が、浮き彫りに。
ハポンではエロガッパと言われる部類の生物に分類されることは間違いない変態エロ男の6919号です。
実は、この滅姦のあるじたるダニヤ様とラービア様、この立方聖石の真下にある葬儀場におられるのですよ。
それも、6919号を伴って。
ええ、ただでも歩く浅黒い猥褻物とでも申し上げるべき、お二方です。
それが淫化仕様の紐服ベースの騎士服とか、修道服姿で迫られたらどうなるか。
ことさらに、私がけしかけるまでもありませんよ。
そう…今、正に籠絡行為の真っ最中。
それに6919号も、私はもちろんのこと、ベラ子陛下の許可を得ているとばかりにお二人と絡んでおります。
(ふふふ、これは単なる余興で前座…)
(この後の夕餉の前の祈りの儀式にて、我らを孕ませるための下仕込み…)
ええ、そうです。
お二人は6919号の旺盛かつ歪んだ欲望…自分より強そうだったり、ムヘル・デ・カレーラやエリトめいた女を犯し辱めるのにことさら興奮する部類。
(ほほほほほほほほ、存分に我ら二人に子種を注がせて進ぜましょうや…)
ええと。
見ておりますと、6919号はどうも、突っ込まれている方です。
つまり、尻穴と口、使われているのです。
その理由は、この後で使う精気を充填してもらっているからでしょう。
で、ビエルネ。
こちらはもじもじ、しております。
(堂々としておってよいのですよ…隠すことはありません)
ええ、何を隠そうとしているかは、歴然。
(それに、あなたはこの後で重要な役目を果たしてもらう事になるのです…)
と、彼の手を押しのけて、下着の上から握ってやります。
ここで、すりすりと刺激を入れたりして暴発してもらうと、困るのです。
ですので聖環機能に加えて黒薔薇能力を駆使しまして、彼が暴走暴発しないぎりっぎりを保っている状態。
(しかし、この6919号、真剣に我らのものにしたくなる逸材…)
(ダニヤ様、確かにこの男は屑の中の屑、女の敵というに相応しい男…)
(ほほほほほ、ラービア様…それ故にフランシスカ様も重用しておられたのですよ、普通の女には穢らわしいどころか猛毒のような心根の男であろうと、我らからすればむしろ有難い処刑人…)
なにか、妙なところで高い評価を貰っている6919号ですけど。
ええ、このダニヤザード様とラービア様の評価、実は的確に当たっております。
この6919号は基本的にまず、犯した女を何が何でも孕ませようという欲望、痴女皇国と接触する以前から持っていました。
ただ、それは自分の子供が欲しいからとかいう殊勝な理由でしょうか。
いえ、そんなことは微塵も考えておりませんよ。
むしろ、中絶なり出産なり、女に負担があるのがわかっておって孕ませたがっていたのです。
もちろん、カトリックで中絶は大罪であるのがわかっていての狼藉。
そう…ただ犯すだけでなく、妊娠した女に多大な負担が来ると理解しておるから孕ませたがっているのです。
更には、責任を取る気などは毛頭ありません。
縋りついて来たら足蹴にするくらいは平気でやるでしょう。
が、しかしぃっ。
普通の女の視点ではこんな男、まさに男の悪しき部分を濃厚に煮詰めた卑劣漢であり大悪党。
許されるのならば殺すとまで思うような女が出て来てもおかしくないでしょう。
事実、6919号の実の姉のオノリナがまさにそのような考えの持ち主だったのですから。
ですが、痴女種としての私の目からだと、これが全く変わるのです。
例えば、黒薔薇資格者でそれなりのIFFステータス位階を持つ今の私が、懲罰で女を犯そうとしたと思ってください。
しかし、私が直接に女を犯せば、相手に妙な昇格がかかったり、逆に成績がついてしまうのです。
完全な懲罰になるようにする処理、いささかに面倒なのです。
で、そういう処置の場合に私に代わって懲罰刑、それも有効な刑罰をちんぽで執行してくれる6919号は重宝する存在だったのですよ。
この6919号の特性、私同様に「うかつに犯すと犯された者が考課得点を得ることになってしまう」一種の聖列者であるダニヤ様やラービア様の目に触れないはずがなかったのです。
ええ、6919号のタチの悪いのは「こいつは自分の出来の悪さや歪んだ性格・性癖を熟知していて、それらを剥き出しにすれば女からは蛇蝎の如く嫌われるのを自覚している」点に尽きます。
そして、私相手にはさすがに許されない限りはそういうところを隠そうとしますが、私より格下か、さもなくば敵視している女には露骨に隠そうとしませんし、むろん、自分のそういう欠点を直す気なぞ微塵もないのです。
むしろ、わざわざ偽女種化せずに男の状態のままで犯そうとするほどに、自分の外観や価値が女に響かないのを嫌と言うほど知っているのです。
だからこそ、女には虫唾が走るような自分の本来の姿で犯したがるのですよ。
ですが、そのような男でも使い道があると申しますか…いえ、こいつのような女の敵の方が重宝する場合があるのです。
特に、連邦世界から送られて来て、向こうの価値観から脱却し切れなかったり、屁理屈をこねまわして奉仕や労働を拒む頭の固い女たちには非常に有効なのです。
特に昨今は苗床がありますから、こんな屑野郎の子種で孕んでいる状態だというのを苗床に溶かした状態で擬似体験させ、屑に犯され孕まされて苗床に餌を提供する牝豚の立場を心底思い知らせることもできるのです。
むろん、こんな処置を取れば女からは恨まれます。
しかし、田中雅美・内務局長いわく。
(ネメシスさんに餌をあげるための処置です…)
(それにさ、こいつら1万人くらい恨ませてさ、ようよう私の日頃のごはんになるくらいよ…もうちょっと質のいい怨みを抱かせてよ…)
と、当のネメシス様ご本人を含めて、このような意見が。
で、ネメシス様いわく。
(復讐を決意するほどの強い怨念だけではなくてね、そいつのものの出来が強く影響するのよ…怨念の質…言ってみればさ、人類の歴史を変えるほどの強い運命を持ってる女とさ、そこらで拾えるのとじゃ私の餌としての価値が全く違うわけよ…)
だ、そうです。
つまりは、今の痴女皇国を脅かすような強い呪いの念を抱くほどの存在、そうそう簡単には出てこないということなのでしょうか。
(そりゃそうよ。アレクサンドロスとかビルガメシュみたいなの、そうそう何人もいたら困るでしょ…)
うーん、メヒコ革命の際の英傑みたいなのなら、何人か欲しいところではありますね。
それと、好色でもないのに、全裸になりたがる男というのは、ちょっと。
(そういえば痴女皇国って、全裸になるのを禁じておるのですか。皇帝陛下が露出狂なのは存じておりますが)
(あの、フランシスカさん…愚問ですよっ)
ええ、当の露出狂…いえ、肌色面積の大きい衣装以外をお召しの時、お見かけした記憶がとんとないお方から反論が。
(聖院規範でしてよ。わたくしども、女官は女官であって女にあらず。女としてありのままを晒すのではなく、女官であるを周知せしめよ。これがわたくしが定めた教えですわ)
(お母様。それ故に被服の管理がマリアリーゼの代までは延々と大変だったのですわよ!あの子が連邦世界の…いえ、それ以上のおーばーてくのろじーを持ち込まねばどうなっておったか…)
(ええとですね、おばちゃんと二代目様のお話をフランシスカさん向きに言い換えますと、女官はあくまでも売春で男と接触する立場だったのです。で、女官種の時はその能力に応じた階級で放熱量が違いました。ですから、金衣を除けばシェヘラザードさんの上級騎士の時代の姿を模した騎士服…いわゆるTバックビキニアーマーが、女官の服の露出度としてはほぼ最大級だったのです)
(つまり、かぎりなくすっぽんぽんに近いすがたは金衣のしょうちょうでもあったのですわ。当然、わたくしのあとを継いだベルナルディーゼも往時はくちゃー)
(お母様…ですからあの全裸に近いすとりっぱーめいたもんを着ろ着ろとうっさいからこそ、わたくしがお母様をどつき回してでも言い聞かせようとですね、白金衣を開発してですね)
まぁつまり、ミエルダするのはあくまでも、精気を頂くためで恋愛や結婚の過程で発生する行事ではない。
そして、お気づきでしょうか。
恋愛感情とかいうものは、女官種の時代から注意深く削られていっておるそうです。
(でなくば男に公平平等な慈悲をさずけられませんでしょ)
(こればかりは母様に同意。フランシスカ、貴女ももはや痴女皇国の幹部として相応の地位と寿命を得た立場。むしろ女官として男に対する母性はあれど、恋愛は…今は痴女皇国ですから、聖院とはいささかに事情が異なりますけどね…それでも、女官には恋愛感情を持って欲しくはないのですよ、わたしども家族会は…)
(いらん。じゃまですわ、あんなもん)
(おかーさま。怒りますよっ。恋愛感情皆無だとそれはそれで運命選定種から怒られる話。なにより聖父様と聖母様の馴れ初めに関わりますし、今もマリアヴェッラと聖父様の突き合い…いえいえお付き合いに関わりますでしょ?ですからこそ、マルハレータの唱える女の色恋の感情を皆無とさせぬ試み、許しておるのでしょうに…)
そう…私が聞いてよいものかどうか分かりませんが、痴女皇国の枢密院とも言える、この聖院金衣銀衣家族会なる組織が下す決定や指示の結果として、6919号のような本質は鬼畜変態であっても存在が許されて…いえ、むしろ活用しろとの意向を示されておるようなのです。
(まぁ、これだけは申せますわね。もしも運命選定種や他のものどもの干渉がなくば、あのリュネせかいの魔族といわれるれんちゅう。あれに近いかたちで、わたくしどもは人を支配しておりましたことよ)
ここには、概ね10m四方の正方形を組み合わせた黒い石の塊…まさにこの立方聖殿を聖殿たらしめる聖像物が鎮座しています。
この黒い巨石の西側面に彫られた聖人様と、その左右の聖母像。
その前に立つのはベラ子陛下です。
で、この立方聖物、実はこの地下にある火葬場…自己発火死亡する痴女種女官や偽女種の葬儀場で発生した炎や熱を逃すための煙突の役目を果たしているそうです。
そして、その熱の冷却のために、周囲を噴水めいた円形の池で囲まれています。
しかし、今は火葬が行われていないこともあり、臨時に池の水を抜かれて祭壇が組み上げられた状態なのです。
で、臨時に罰姦様式の洗礼儀式を行うということもあって、ベラ子陛下以外の参列した関係者、こぞって罰姦聖母教会の制服に更衣しています。
そう…私はともかく他の方、一応は罰姦司祭の代わりができるのですよ…。
「では、改めてそこな少年、我が姉にして聖女たる上皇マリアリーゼより賜りし出家名、ビエルネを名乗り、罰姦聖母教会の使徒となることを誓いますか。宣誓の場合は、そこの台上の罰姦聖典に右手を置き、左手を上げて宣誓を誓ってください…」
ええ、全裸にベール状の布をまとっただけのベラ子陛下、生聖母として自らが少年に申されます。
「は…はい、誓います」
で、後見人役の私が後ろに立って、右手を聖典に添えさせ、左手を上げるように誘導します。
その際に、わざと出しておいた私のちんぽ、下着越しですけどね、その少年…今や出家名ビエルネを授かったのですから、その混血黒人少年ビエルネの剥き出しの…偽女種用下着が食い込んだ尻にぐりぐり押し付けたのは内緒で。
更には、手を聖典に添えさせる際とか、背中に私の乳房を押し付けております。
その反応は、少年の股間を見れば分かります。
ええ、さっき茶店で飲ませ食べさせしましたからね、珈琲淫に快感王にと。
(鬼や、鬼がおる…)
(その鬼の行為を承認頂いたどころか指導を受けた通りにやっておりますから、どうぞ聖母役を続けて頂いて…)
ええ、誰の差金…いえいえ、指導によってこんなエロ女役をしておるかは自明の理というもの。
しかし、そうした内幕を少年に勘づかせることなく、洗礼儀式は進んでおります。
それに一応は、我々女官や尼僧が助平であることは彼も知識として、知ってはおる模様。
「では、洗礼の証として聖水を授与します。聖母様の前においでなさい…」
儀式は、いよいよ終盤…というより、これこそが最大の山場である、聖水授与となります。
そこで介添え司祭役の私が手を引いて、少年ビエルネをベラ子陛下の前に跪かせます。
通常の洗礼であれば、ここで等身大ベラ子陛下像のちんぽから出る体裁の聖水を頭から浴びせるところですが、生聖母がそれをやると、さすがにまずいにも程があるという事で、シェヘラザード様からベラ子陛下に渡されたのは、白い壺。
その壺の中の水、静かにビエルネの頭に向けて注いで行かれます。
すると、ビエルネの黒に近い茶色の髪、ぐんぐんと伸びていきます。
更には、身長も伸び、体つきも女性に近くなっていくのです。
もちろん、この身体変化を見越した助修士や修練士偽女種用の制服を着せておりますよ、あらかじめ。
そう、ビエルネに注がれたのは偽女種転換用の聖水。
「ではビエルネくん…あなたはこれから、後見人であるフランシスカ枢機卿の侍従としてお仕えすることになります。その処遇で良ければ、フランシスカさんを我が母や姉のように思う証を見せてあげてください…」
おごそかに告げられるベラ子陛下。
しかし、本当ならばベラ子陛下の母乳を与えて欲しいところではあります。
(ええとですね、あたしの母乳だとあたしを対象にしてマザコンこじらせるのです。ですから、フランシスカさんのおっぱいを吸わせてあげて欲しいのですうっ)
ええ、時ならぬ儀式に、衆人環視の状態なのですよ、私たち。
しかし、指名を受けては仕方ありません。
罰姦の淫化他、熱帯向け仕様という例の2枚の長布を組み合わせた真ん中割れてる制服。
この中間の紐をほどいて、乳を露出させます。
で、左と右の乳首を少年ビエルネに吸わせるわけです。
ただ、ビエルネは真面目そうな性格。
軽く吸っただけで終わらせてくれました。
ええ、この件についても、ちゅうちゅう吸うわ舌で転がすわとやりたい放題だった6919号との対比が、浮き彫りに。
ハポンではエロガッパと言われる部類の生物に分類されることは間違いない変態エロ男の6919号です。
実は、この滅姦のあるじたるダニヤ様とラービア様、この立方聖石の真下にある葬儀場におられるのですよ。
それも、6919号を伴って。
ええ、ただでも歩く浅黒い猥褻物とでも申し上げるべき、お二方です。
それが淫化仕様の紐服ベースの騎士服とか、修道服姿で迫られたらどうなるか。
ことさらに、私がけしかけるまでもありませんよ。
そう…今、正に籠絡行為の真っ最中。
それに6919号も、私はもちろんのこと、ベラ子陛下の許可を得ているとばかりにお二人と絡んでおります。
(ふふふ、これは単なる余興で前座…)
(この後の夕餉の前の祈りの儀式にて、我らを孕ませるための下仕込み…)
ええ、そうです。
お二人は6919号の旺盛かつ歪んだ欲望…自分より強そうだったり、ムヘル・デ・カレーラやエリトめいた女を犯し辱めるのにことさら興奮する部類。
(ほほほほほほほほ、存分に我ら二人に子種を注がせて進ぜましょうや…)
ええと。
見ておりますと、6919号はどうも、突っ込まれている方です。
つまり、尻穴と口、使われているのです。
その理由は、この後で使う精気を充填してもらっているからでしょう。
で、ビエルネ。
こちらはもじもじ、しております。
(堂々としておってよいのですよ…隠すことはありません)
ええ、何を隠そうとしているかは、歴然。
(それに、あなたはこの後で重要な役目を果たしてもらう事になるのです…)
と、彼の手を押しのけて、下着の上から握ってやります。
ここで、すりすりと刺激を入れたりして暴発してもらうと、困るのです。
ですので聖環機能に加えて黒薔薇能力を駆使しまして、彼が暴走暴発しないぎりっぎりを保っている状態。
(しかし、この6919号、真剣に我らのものにしたくなる逸材…)
(ダニヤ様、確かにこの男は屑の中の屑、女の敵というに相応しい男…)
(ほほほほほ、ラービア様…それ故にフランシスカ様も重用しておられたのですよ、普通の女には穢らわしいどころか猛毒のような心根の男であろうと、我らからすればむしろ有難い処刑人…)
なにか、妙なところで高い評価を貰っている6919号ですけど。
ええ、このダニヤザード様とラービア様の評価、実は的確に当たっております。
この6919号は基本的にまず、犯した女を何が何でも孕ませようという欲望、痴女皇国と接触する以前から持っていました。
ただ、それは自分の子供が欲しいからとかいう殊勝な理由でしょうか。
いえ、そんなことは微塵も考えておりませんよ。
むしろ、中絶なり出産なり、女に負担があるのがわかっておって孕ませたがっていたのです。
もちろん、カトリックで中絶は大罪であるのがわかっていての狼藉。
そう…ただ犯すだけでなく、妊娠した女に多大な負担が来ると理解しておるから孕ませたがっているのです。
更には、責任を取る気などは毛頭ありません。
縋りついて来たら足蹴にするくらいは平気でやるでしょう。
が、しかしぃっ。
普通の女の視点ではこんな男、まさに男の悪しき部分を濃厚に煮詰めた卑劣漢であり大悪党。
許されるのならば殺すとまで思うような女が出て来てもおかしくないでしょう。
事実、6919号の実の姉のオノリナがまさにそのような考えの持ち主だったのですから。
ですが、痴女種としての私の目からだと、これが全く変わるのです。
例えば、黒薔薇資格者でそれなりのIFFステータス位階を持つ今の私が、懲罰で女を犯そうとしたと思ってください。
しかし、私が直接に女を犯せば、相手に妙な昇格がかかったり、逆に成績がついてしまうのです。
完全な懲罰になるようにする処理、いささかに面倒なのです。
で、そういう処置の場合に私に代わって懲罰刑、それも有効な刑罰をちんぽで執行してくれる6919号は重宝する存在だったのですよ。
この6919号の特性、私同様に「うかつに犯すと犯された者が考課得点を得ることになってしまう」一種の聖列者であるダニヤ様やラービア様の目に触れないはずがなかったのです。
ええ、6919号のタチの悪いのは「こいつは自分の出来の悪さや歪んだ性格・性癖を熟知していて、それらを剥き出しにすれば女からは蛇蝎の如く嫌われるのを自覚している」点に尽きます。
そして、私相手にはさすがに許されない限りはそういうところを隠そうとしますが、私より格下か、さもなくば敵視している女には露骨に隠そうとしませんし、むろん、自分のそういう欠点を直す気なぞ微塵もないのです。
むしろ、わざわざ偽女種化せずに男の状態のままで犯そうとするほどに、自分の外観や価値が女に響かないのを嫌と言うほど知っているのです。
だからこそ、女には虫唾が走るような自分の本来の姿で犯したがるのですよ。
ですが、そのような男でも使い道があると申しますか…いえ、こいつのような女の敵の方が重宝する場合があるのです。
特に、連邦世界から送られて来て、向こうの価値観から脱却し切れなかったり、屁理屈をこねまわして奉仕や労働を拒む頭の固い女たちには非常に有効なのです。
特に昨今は苗床がありますから、こんな屑野郎の子種で孕んでいる状態だというのを苗床に溶かした状態で擬似体験させ、屑に犯され孕まされて苗床に餌を提供する牝豚の立場を心底思い知らせることもできるのです。
むろん、こんな処置を取れば女からは恨まれます。
しかし、田中雅美・内務局長いわく。
(ネメシスさんに餌をあげるための処置です…)
(それにさ、こいつら1万人くらい恨ませてさ、ようよう私の日頃のごはんになるくらいよ…もうちょっと質のいい怨みを抱かせてよ…)
と、当のネメシス様ご本人を含めて、このような意見が。
で、ネメシス様いわく。
(復讐を決意するほどの強い怨念だけではなくてね、そいつのものの出来が強く影響するのよ…怨念の質…言ってみればさ、人類の歴史を変えるほどの強い運命を持ってる女とさ、そこらで拾えるのとじゃ私の餌としての価値が全く違うわけよ…)
だ、そうです。
つまりは、今の痴女皇国を脅かすような強い呪いの念を抱くほどの存在、そうそう簡単には出てこないということなのでしょうか。
(そりゃそうよ。アレクサンドロスとかビルガメシュみたいなの、そうそう何人もいたら困るでしょ…)
うーん、メヒコ革命の際の英傑みたいなのなら、何人か欲しいところではありますね。
それと、好色でもないのに、全裸になりたがる男というのは、ちょっと。
(そういえば痴女皇国って、全裸になるのを禁じておるのですか。皇帝陛下が露出狂なのは存じておりますが)
(あの、フランシスカさん…愚問ですよっ)
ええ、当の露出狂…いえ、肌色面積の大きい衣装以外をお召しの時、お見かけした記憶がとんとないお方から反論が。
(聖院規範でしてよ。わたくしども、女官は女官であって女にあらず。女としてありのままを晒すのではなく、女官であるを周知せしめよ。これがわたくしが定めた教えですわ)
(お母様。それ故に被服の管理がマリアリーゼの代までは延々と大変だったのですわよ!あの子が連邦世界の…いえ、それ以上のおーばーてくのろじーを持ち込まねばどうなっておったか…)
(ええとですね、おばちゃんと二代目様のお話をフランシスカさん向きに言い換えますと、女官はあくまでも売春で男と接触する立場だったのです。で、女官種の時はその能力に応じた階級で放熱量が違いました。ですから、金衣を除けばシェヘラザードさんの上級騎士の時代の姿を模した騎士服…いわゆるTバックビキニアーマーが、女官の服の露出度としてはほぼ最大級だったのです)
(つまり、かぎりなくすっぽんぽんに近いすがたは金衣のしょうちょうでもあったのですわ。当然、わたくしのあとを継いだベルナルディーゼも往時はくちゃー)
(お母様…ですからあの全裸に近いすとりっぱーめいたもんを着ろ着ろとうっさいからこそ、わたくしがお母様をどつき回してでも言い聞かせようとですね、白金衣を開発してですね)
まぁつまり、ミエルダするのはあくまでも、精気を頂くためで恋愛や結婚の過程で発生する行事ではない。
そして、お気づきでしょうか。
恋愛感情とかいうものは、女官種の時代から注意深く削られていっておるそうです。
(でなくば男に公平平等な慈悲をさずけられませんでしょ)
(こればかりは母様に同意。フランシスカ、貴女ももはや痴女皇国の幹部として相応の地位と寿命を得た立場。むしろ女官として男に対する母性はあれど、恋愛は…今は痴女皇国ですから、聖院とはいささかに事情が異なりますけどね…それでも、女官には恋愛感情を持って欲しくはないのですよ、わたしども家族会は…)
(いらん。じゃまですわ、あんなもん)
(おかーさま。怒りますよっ。恋愛感情皆無だとそれはそれで運命選定種から怒られる話。なにより聖父様と聖母様の馴れ初めに関わりますし、今もマリアヴェッラと聖父様の突き合い…いえいえお付き合いに関わりますでしょ?ですからこそ、マルハレータの唱える女の色恋の感情を皆無とさせぬ試み、許しておるのでしょうに…)
そう…私が聞いてよいものかどうか分かりませんが、痴女皇国の枢密院とも言える、この聖院金衣銀衣家族会なる組織が下す決定や指示の結果として、6919号のような本質は鬼畜変態であっても存在が許されて…いえ、むしろ活用しろとの意向を示されておるようなのです。
(まぁ、これだけは申せますわね。もしも運命選定種や他のものどもの干渉がなくば、あのリュネせかいの魔族といわれるれんちゅう。あれに近いかたちで、わたくしどもは人を支配しておりましたことよ)
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「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
女豹の恩讐『死闘!兄と妹。禁断のシュートマッチ』
コバひろ
大衆娯楽
前作 “雌蛇の罠『異性異種格闘技戦』男と女、宿命のシュートマッチ”
(全20話)の続編。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/329235482/129667563/episode/6150211
男子キックボクサーを倒したNOZOMIのその後は?
そんな女子格闘家NOZOMIに敗れ命まで落とした父の仇を討つべく、兄と娘の青春、家族愛。
格闘技を通して、ジェンダーフリー、ジェンダーレスとは?を描きたいと思います。
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