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女子プロの星☆アステ皇帝(かいざあ)番外編「女の穴と書いて虎の穴?」・6
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「疑ってはいません。誰も平等に信じていないだけです」
Toshihiko Yahagi."Film Noir/Ombre Noire"
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新人司祭級女官のはずのナターリアの、魔屋神官としての手腕の数々に呆れ返りながらも過去の映像記録と、今現在の赴任地での状況を見比べる私、フランシスカ。
で、現地の現状はもとより、ナターリアの赴任後にコパン・ルイナス村に起きた出来事の記録映像の数々…同室している明日輝や魔屋の関係者…更にはベラ子陛下と聖人様までもが呆れる光景だったのです。
(一体どこでここまでの手口を考えつき、躊躇なく実行に移せるのか)
(ぶっちゃけ犯罪者、それも熟練の悪人という気がします)
(年齢はまぁ、女官登用された経緯もあるし、普通の初等教育者よりはちょっと行ってるとしても…)
(北方帝国の貴族社会って肉食獣の巣窟なんですかね)
(連邦世界におけるロシア人の行動からするとまぁ、模範的なロシアの悪人という気もしますが…)
などなど、意見が噴出。
しかし、重ねて申し上げますけどね、恐るべきはナターリアの手腕。
一体、どうしてこれほどの剛腕かつ迅速な手口を編み出せたのか。
手口よりも、そこに至った経緯の方が、私には気になります。
そして…私とオノリナ…更にはパパロトルとショコヨツィンの顔は正直、青ざめてもおったはず。
この手法、魔屋全域…果ては明日輝で使われると、魔屋の都市国家はもとより、旧・明日輝帝国の農地経営の従前の手法よりも確かに生産量は上がり、精気授受についても良い成績を残せるでしょう。
しかし…しかし、それを素直に真似たり、あまつさえメキシコ帝国の皇帝…中米行政支局長として、管内の各地に広めるにはですね。
ええ、私の心の中の何かが警報を出すのです。
「ナターリアの成功を素直に信じるのは危うい」と…。
あまりにも数値や効率を追いすぎたエリトを大量生産することになりはしないか。
そして、もう一つの懸念。
このナターリアの手練手管、その実行過程で旧来の家族関係、高い確率で破壊してしまうと思うのです。
そしてそれは、苗床運用が前提の中米行政局・メソアメリカ地域の経営に影を落とす話になるでしょう。
なぜならば…淫化帝国での多大な運用実績をもとにして明日輝や魔屋の主要地にも順次、設置中の遺伝子保管再生プール…通称「苗床」は、リュネ世界の魔族の血を引く者でないと制御できない液体生命体です。
そして、魔族関係者については南米行政局、もっとはっきり申し上げますと淫化帝国からの派遣が必要となるのです。
ええ、家族関係を破壊しての人間奴隷化。
これに対して、淫化帝国のコイリュル皇妃とクシ帝、間違っても良い顔はしないでしょう。
そしてクシ帝とコイリュル皇妃…かつての私の上司といえば上司で主君でしたから、その人となりはよく存じております。
一言で言うと、温情派で人情派の部類。
そして、叶うかどうかは別として、明確な理想を持っています…淫化国民の暮らしについて。
高地で暮らす者も多い淫化の地で、家に帰った子供達に振る舞われる温かい食事と、親の愛情。
この素朴にして単純明快な光景が、淫化の随所で見られることが理想なのですよ、お二人にしてみれば…。
(ただ、痴女皇国としてはこの二人の理想、正直に言うと叶えるのは難しい一面もあるのです…)
(どないしたもんですかねぇ…中米行政局で南米と違う経営方針を迂闊に広めてしまうと、南米側の反発を招くのは必至だと思いますし)
これまた、私もよく知るかつての赴任地だけに、南米は南米で人材育成、着実にやっているのです。
このナターリアのように、急激に結果を出せるものではありませんが、5年先10年先には必ず結実するであろうと…。
特に淫化については、納税物品の運搬、ラクダやリャマでのんびりやってる村も多いのです。
もちろん、ダンケ号やトラックを使えばリャマやラクダの隊列の数倍の荷物、これまた5倍から10倍の速度で挿入器具なら挿入器具、不能なら不能または不倫垢に運べますよ。
しかし、淫化の地では成人認定の儀式…従来のワラチクイは、神殿からの下着あるいは制服支給の儀式…淫化の神のしもべ認定される儀式とされました。
つまり、成人どころか「聖院学院初等学校または代用校入校年齢で大人扱い」され、精気授受の対象認定を受けることになったのです。
(しかも従来は男子成人の儀式だったのが、男女共通で初等科入学儀式とされましたからね…)
で、初等部卒業の際の…いわば「大人認定」の儀式として企画されたものがあります。
で、この話の理解のために、淫化皇帝が発布したワラチクイの儀式内容の変更に関わる勅令、まずはご紹介いたしましょう。
淫化帝国ではクシ帝就任の際の発令の一つに「巡礼旅行の権利」が発効されています。
これは今まで自由な旅行が出来なかった庶民へ、見聞の機会を与えるための「義務ではなく権利」として従来の年貢貢納の義務に代わって発令されたものです。
で、淫化の民については、一生に一度は挿入器具の炸砕岩満神殿に参詣し、皇妃または神使の祝福を受ける権利があるとされました。
(なんで皇帝でなく皇妃なのかと言いますと、コイリュルは淫化型のリュネ族仕様痴女種身体になったからです。つまり、リュネの方々と同じ翼持ちで神使同等とされた訳ですよ…で、女性かつ神使から「ようお越し」と褒めるのが神事としてはええのではないかと雅美さんからコンシレ…アドバイスを受けまして。まぁ、挿入器具に来たら私イリヤかロッテかエマネかコイリュル、誰か一人は絶対におりますからね…)
(で、俗地の俗民については離魔のパチャカマック神殿、南方の痴里南部から有全珍方面の住民は聖地不能を目指すもよしとされてますよ。なにせこの参拝神事の対象となる人の居住地がですね、北は両手挙、南は痴里の果てまでが対象ですからね…)
そして、従来は収穫の6割を持って行かれたという年貢貢納に代わり、いわば太陽神や月神へお土産程度の量の土地の産物を積んだリャマまたはラクダ、場所によっては馬を曳くか乗って挿入器具市を目指すことが実質的に義務づけられたのです。
なぜ、実質的な義務となるのか。
それはこの巡礼旅行、単なる淫化国民の権利だけではなく、神事として考えられております。
で、旅行の足となる家畜を所有しない者や、はたまた旅行費用の蓄えがない者については所属の神殿から家畜や費用の援助を受けられる代わりに、ハポンのジンジャの御朱印めいた参拝証を頂いて村の神殿に持ち帰ることとされました。
そして、各地の神殿に付属する初等科分校生は、卒業の記念にこの旅行を行い、道中で必然的に通過する淫化各地への見聞を広めることとされたのです。
いわば、メヒコの学校にもその制度が存在する、修学旅行。
そして、初等科の生徒たちがこの巡礼旅行で挿入器具市にたどりついた証として、改めて炸砕岩満南神殿の教育神官や神官候補生…あそこは千卒神官養成のためのいわば中~高等教育学校でもありますからね…から、大人の認定の祝福を受けるのが慣わしとなったのです。
(もともと淫化の地に張り巡らされた街道、連邦世界と違って取り壊されたりしていなかったのが大きいんですよね…)
で、明日輝や魔屋の、未成年者のティノチティトランやティオティワカンへの参詣も淫化の試みを参考としてやっていくとされたのです。
特に、魔屋の都市国家は国民の娯楽への協力を要請されているのと、国家ごとの威信をかけて闘士候補を送り出そうとして、自発的に闘志闘技場や球技場を整備している傾向が出ています。
(フットボルって尻出国が発祥では…)
(古代魔屋遺跡には高い確率で球技場が存在したのが知られています。この際、カルチョの発祥国を深く気にせずに流行させましょう…)
ええ、6919号あたりには面白くない話だと思いますけど、費用のかからない単純な球技としてサッカーを流行させようとする動きがあるそうです。
特にサッカーは、選手を男性に限定する方向で目下、尻出帝国管内で試験的に試合を行なって反響を確認しているとのことですので、どちらかと言えばおめこ以外で身体を動かすのが苦手な6919号、彼にはなおさら面白くない話になるんですよね…。
で、ナターリアの仕掛けているコパン・ルイナス村の性交荘園化ですが、こうした「スポーツ競技向けの少年少女を育てる」名目もあってコパン神殿長や警備支部長も容認の方向に傾いてるんですよ…。
うぬ。
(フランシスカさんもメキシコ人らしく、スポーツで国民を沸かせたりトトカルチョを流行させたいのはわかるんですよねぇ…そそ、偽女種たちですが、せっかく手配頂いたのですけど…)
と、困ったお顔のベラ子陛下。
あ。
言うなれば、ベラ子陛下や私、与える精気出力を下げてあげないと偽女種には過剰摂取になってしまうのです。
そして最悪の場合、自己発火死亡コース。
普通ならば、ここは帰れ帰れと追い返すのが専制君主という気がします。
踊り子や娼婦を追い返すような映画のシーン、何度か見た記憶もありますし。
しかし我々痴女皇国の各支部担当、地域の貧困者の救済も目的として進出しております。
更には、痴女皇国は、その元来の姿が聖院という聖娼神殿一種の宗教施設です。
間違っても、一般の人々、特に庶民を無下にはできません。
ましてや、男と偽女種は精気供給源。
仮に犯罪者が性転換処理をされた偽女種であっても、行状に問題があったり犯罪や迷惑な悪行を犯さない限りは、贖罪行為の最中であるとして虐待、禁止とされたのです…。
(ただ、矯正不可として悪魔島や亀地獄島送りにされたり、ボロブドゥールの北庭に放たれた場合はこの限りじゃありませんよ…)
で、せっかく来てくれた偽女種たちです。
(ここは一つ、私が成績づけを…)
(フランシスカさん、とりあえずはあたしが処理しておきましょう…それにこの子たちはこの後、苗床室で闘士たちに種付けをする立場なのですから…)
と、白金衣に更衣して順番に偽女種たちに母乳を与えて行かれるのです。
(以前は単にマザコンを量産するだけだったのですけど、今は精気授受にも使えるのです…それよりフランシスカさん、密かに聞きますけど、6919号くんだけじゃなしに、他の偽女種たちにも結構ちんぽの処理、させてませんか…パパちゃんの記憶を調べたら、ティノチティトランに来るたびに偽女種にしゃぶらせる癖があるって思われてますよ…)
でぇえええええ…バ、バレとりましたか…。
(明日輝王国の管内で偽女種の育成奨励を図っているのも伝わってます…聞かれたら魔屋の女闘士候補のための性奴隷を作りたいからでしょうと返答していますけどね、あまり明日輝管内の荘園での性別を偏らせすぎないように…それこそナターリアさんの行状を追求できなくなりますよ…)
ううううう。
私が、偽女種を増やそうとして明日輝管内に発破をかけている理由なのですが、まさに今、ベラ子陛下が申された通りなのです…闘士たちへのご褒美はもちろん、上級神官の育成を担当しているティオティワカンでも偽女種は必要なのですよ…。
すみません、偽女種の方が使い勝手がいいのです…特にティオティワカンでは…。
しかし、ベラ子陛下の指導を鑑みますと、今後は男性のスポーツ選手を育成せよという話が出かねないので、あらかじめ選手候補を作っておいた方が後々楽だということでしょう。
この辺は課題ですねぇ…。
(まぁ、せっかくですからあたしと…名前を出せない人物以外は処理してもらって構いませんよ…)
ええ、聖人様のちんぽの処理を担当する必要が生じているのは存じております。
で、明日輝で増やそうとしているのは基本、懲罰偽女種です。
つまり、我々女官に逆らったらすぐ死んでしまうような措置を取れるようにしています。
しかしながら偽女種と言えど、男の亜種です。
そしてそもそもの偽女種を設定した理由は、ベラ子陛下が聖人様とお楽しみになる過程でのフエゴ・トラヴェスティースモ…女装プレイが行き過ぎかけた過程での着想に端を発しております。
更には、痴女皇国の内務局秘書課長のイトウ様のお父様のご職業、連邦世界では知る人ぞ知る僻地取材の第一人者でカマログラフォ。
我が故郷メヒコを始めとする中南米の事情にも明るい方だそうですが、ブラジルでのシーメール事情にも詳しく、現地の事情がイトウ課長を通じてベラ子陛下他、痴女皇国幹部に伝わったのが運の尽き。
変態性欲…特に男のそれを活用することにかけては貪欲なまでに積極的な痴女皇国関係者が見逃すはずはない。
これが、偽女種に対するベラ子陛下の評価です。
ローマ帝国の時代の発想ですかと私は突っ込みたくなりましたが、同時にこれは使えるのではというのが私の着想。
と申しますのも、我がメヒコの南部、太平洋側に存在するフチタン・デ・サラゴサという小さめの町がございます。
そこを中心として人口50万人を数える少数民族のサポテカ族に伝わる、ムシェというトランスヘネロ風習者が存在するのです。
https://x.com/725578cc/status/1781788007147946419
このムシェとされた…いわば心はオナゴという部類のトランスへネロですが、サポテカ族の間ではその存在が珍重され、日常生活における女性の代役として存在を容認されてきたのです。
https://x.com/725578cc/status/1781789056680231301
(別に性的な変態とかではなく、女性のする仕事を代わりにやってくれる男性としても認知されているそうですね)
(ですから助平のための偽女種ではないんですよ…)
(インドのヒジュラとは少し違うのよね…あれは中国の宦官に近い存在だし…タイやカンボジア・ラオスなどにいるガチのオカマさん…カトゥーイに近いわね)
つまりまぁ、変態というよりは性同一障害めいた意識を持った存在なのです。
そして重要事項。
サポテカ族は、このムシェを神からの賜り物として神聖視していたのです。
確かにサポテカ族、アステカ王国時代でもそう多数派ではありませんでした。
しかし、その風習は守り抜かれて今に伝わっております。
で、この風習を活用しようという提案、田中雅美・内務局長から出ました。
そしてここに、痴女皇国世界のサポテカ族に伝わるムシェ風習、痴女皇国の偽女種戦略との融合が図られたのです…。
(なるほど、偽女種を神の意志で偽女種になるとされたように…)
(そして、偽女種は変態であり旺盛な性欲にて闘士や神官に奉仕すべしとされたのですよ…偽女種嫌いのオノリナが頭抱えてましたけど…)
(なんであの風習を広めるんですか…あれ、連邦世界だと本物のトランスへネロでややこしい存在ですよ…サポテカが神聖視してるだけで…)
(おだまり。そう言いながらガルガンタ・プロフンダさせてんのはどこの誰じゃあっ)
ええ、嫌々ながらにちんぽを咥えさせているオノリナですが、当の偽女種の尺八にはなかなか抗えない様子。
しかも、弟たる6919号の行状が原因だとは思いますけど、憎い偽女種の口を汚す行為に内心興奮してやがりますからね…。
(私の下着を身につけたりしてたんですよ!)
(オノリナさん。男の中でも女装癖や変態性癖の入り口的な行為なんですけど、変態化した男を活用するのが痴女皇国の国是なのです…)
正直、聖人様がそれなのですよ、正に。
(頑張って奉仕するのですよ…)
ええ、メキシコ帝国の偽女種には、こうしてパパロトルや私への奉仕の機会が巡って来る可能性、ゼロではありません。
私もなるべくは偽女種に咥えさせていますから。
そして、逆に偽女種を加えて精を抜き取るのは神官や闘士の日常に必要な行為でもあるのです。
なぜならば海賊共和国の領内はいざ知らず、メキシコ帝国の管轄地はほぼ、全てが弱毒型魔毒汚染地帯。
つまり、カリブの島々以外は魔毒抜きが必要な土地柄ですから、十万卒級女官相当であっても若い男の精液の摂取は必須なのです。
(父様も偽女種に咥えさせておるのは内緒で…)
(偽女種でも偽女種同士か男から精液、摂取しないとダメなんですよね…)
(痴女種の精液でもOKなように改良が進んでます…)
そう、懲罰偽女種の延命のためには痴女種の精液と精気調整が必要なのです。
(パパロトル…闘士競技の盛り立てのためにも偽女種は必要なのは理解しておりますね…)
ええ。
ティノチティトランには、闘士の修行のための明日輝神学部初等闘技科分校が設けられております。
皆様にわかりやすく言うと、女子レスリング選手の養成学校です。
そして、他の痴女皇国支配地域では騎士資格者の女官や神官が担う業務、メキシコ帝国内では闘士が担うものとされております。
すなわち、このティノチティトランの分校と、私のお膝元のケツァルコアトル神殿…高等闘士養成施設はセットで、警務闘士を養成する施設でもあるのです。
その闘士たちの活動にも、そして神官たちにも男や偽女種の精液は必須摂取物なのです。
いくらオノリナが偽女種を生理的に受け入れ難いといっても、これは仕方のない話なのですよ…。
そして、公式行事では私自らが率先して6919号に咥えさせることで、偽女種とはこういう風に扱うのだという率先垂範の実例を積極的に見せております。
当然、今、私を咥えて激しく頭を振っている偽女種も、それを知っております。
更には、ティノチティトランの公式闘技場や、幾つかある売春施設を兼ねた非公式闘技場で自分たち偽女種が、勝利した闘士への奉仕を担当したり、あるいは敗者を犯して辱める役目となる訓練も受けております。
ええ、このティノチティトランには偽女種専門の学部…明日輝初等神学部奉仕偽女種科が設けられました。
聖院学院神学部の分類に当てはめて申しますと、偽女種の助修士を教育する専門学校ということになる、この偽女種科では通常の学業教育に咥えて、いえ加えて、メキシコ帝国における偽女種としての性交奉仕業務教育、体育代わりの授業として組み込まれているのです。
(この偽女種学科、なにも神官や闘士のお尻に敷かれる事だけを教える過程じゃないのをお教えしないと…)
(ええ承知しております陛下。明日輝…そしてメキシコ帝国におけるムシェは、女に変わった者で希望する者を男に戻す聖人様の慈悲の代償に、女に奉仕して助け合う存在であることを示された義務者の証なのです…)
(ふほほほほ、そして上位の神官や闘士の指示に従って女を強姦する存在にもするのですよ…)
そうなんですよねぇ、偽女種たちは在学中に強姦検定も受けさせられるのです。
そして、非公式闘技場の女子レスリングの際の余興の見せ物でもあるのですよ、敗者を偽女種に犯させる行為…。
オノリナが偽女種を毛嫌いしてる理由、この偽女種による強姦は闘技規定で決められているからでもあります。
しかもこの強姦の明文化や法制度化、ベラ子陛下の肝入りですから、いくらオノリナが女裂振珍帝国の闘士団長であっても、偽女種による強姦を撤回させたり死文化させることはできません。
そればかりか、魔毒汚染の防止やティノチティトラン他の、苗床の維持のためにも推奨行為です。
(フランシスカ様だけずるいです…)
(おだまりっ。パパロトルでもショコに犯されとるでしょうが…)
(えーとあのその、あれはフランシスカ殿に命令されてるからでして)
(嘘こけ。パパロトルがやらせているのはバレてんのよっ)
まぁ、父娘の近親姦淫関係の話はともかくですね。
はいれぐ競泳水着風味の乙女闘士服姿の初等科女学生はもちろん、花闘士や上級神官ですら、時に偽女種に犯されているのがメキシコ帝国の実態なのです。
私は流石に6919号に強姦行為そのものはさせていませんが、ちょっとしたサービスめいたこと、許してますよ、ふふふ。
(私を犯させるのはやめて欲しいのですが…)
(オノリナが6919号やショコヨツィンの相手を積極的にやらんからそうなるんですっ)
ええ、黒薔薇騎士権限で無理からに。
しかも、黒薔薇仕様の聖環だと、オノリナのIFFステータスレベルでも拒めないのです。
我々への奉仕を終えて精気を充填され、みなぎった偽女種たち、今度は苗床室に連れて行かれて姦淫台に拘束された初等科の女学生闘士を次々に犯していますが、これをさせるからこそ偽女種たちにも犯る気が出るというものです。
特に痴女皇国仕様の制服ですから、無理やりに破かなくても着用者の意思を無視して股間や胸に穴が開きいて乳房やおめこが丸見えになるのは逆に、慈悲と思ってもらわんと。
(ああ、本当なら姉をぶん殴ったり足蹴にしてから犯したいんですけど…)
(いくらお前が昔、それをされたからと言っても無許可でやっては駄目ですよ…その代わりにお前の姉のメルデに器具や手を突っ込ませて泣かせるのを許可してやってるじゃない…暴力以外の凌辱行為はなるべく認めてあげているからそれで我慢なさい…)
この、6919号との指向性心話で、こやつが日頃、実の姉に何をしておるか察して頂ければ。
更にはティオティワカンの神官や闘士たち全員、私が犯したり辱める代わりに私の指示で6919号がそれをする対象です。
ええ、6919号には「どうせ嫌われるなら単に嫌われるだけじゃなくて、恐れられた方がいいでしょ?」と同意を取り付けております。
で、当の6919号も本心で言えば女、それも気位の高そうな女ほど犯す意欲が高まる部類。
こいつの学生時代や宙兵隊時代に女から受けた屈辱と復讐心、本来なら痴女皇国ですらまともに実行させたら完全に犯罪です。
何せ、犯した後でメヒコのカルテルよろしく残忍に殺害したいとまで思っている相手が数名いて、その中には実姉たるオノリナもいまだに恨み消えずとばかりに入っているのですから。
これ故に、黒薔薇能力で6919号の本心、完全にオノリナから読み切れないように処置せざるを得なかったのです。
6919号にとって、本当なら女は信用できない存在。
そう思わせるだけの過去の諸々…失恋も含めて色々あったとお考え下さい。
ただ、ベラ子陛下いわく。
(そういう育ち方をした少年ほど制御しやすいのです…むろん、そんな歪んだ少年の欲望に対して不渡手形を渡さないだけの権力や権限を有する必要はありますが…)
そう、ベラ子陛下…いえ、マリアヴェッラ陛下は私に対して6919号を「獰猛で凶暴な狂犬として飼い犬にしなさい」と言っているのも同じなのです。
(類似同様の少年、数は少ないですが痴女皇国には数名おりますよ…そして、そんな少年の飼い主には、不忠な女官に言うことを聞かせるために活用を推奨しているのです…)
で、6919号の私に対する姿勢。
お互い、偽女種に奉仕させたにも関わらず、私への信用と忠誠を誓うため…というよりは、後で私を犯させてもらえるようにするためのおねだり行為の一環として、密かに私の足元に跪いております。
むろん、まだまだナターリアの凌辱侵略行為の再生は続いておりますし。
(いいですか6919号くん…別に私たちを信用しなくともよいのです…しかし、フランシスカさんを裏切ったり、不誠実な行為をしてはなりませんよ…その時はこのあたしが真剣に怒りますからね…)
(もちろんですマリアヴェッラ陛下。フランシスカ様は僕の庇護者であり、理解者だと認識しております…)
そう、私はチンボテ赴任時代からこっち、極力、6919号への空手形を切らずに頑張ってきたつもりなのです。
(還俗しない限り、痴女皇国の女官に人権などというものはないのです…ですが、6919号くんの歪んでねじくれた変態的な性欲と女への不信感はフランシスカさんにとって、非常な利用価値があるのです。例えば、ナターリアさんのような女に身の程を分らせるために、今後は頑張ってもらわなくてはならないかも知れませんからね…)
あら、お見通しでしたか。
ええ、あまりにもナターリアが増長慢心するようなら、いずれは私と6919号でお仕置きすることも視野に入れてましたからね。
いつの間にかオノリナをぴーたーのーすで犯しながら聖人様のちんぽを咥えておられるベラ子陛下ですが、ナターリアだけでなく、私以外の者がメキシコ帝国の支配を考えた場合、それなりの措置を取っていいと、私やパパロトルに命じたも同然の心話を下されます。
つまり、ベラ子陛下が今、オノリナをどさくさ紛れに犯しているのは、オノリナを闘士団長の地位につけたままでも良いのかという意味でもあります。
私と陛下のお話、パパロトルとショコヨツィンには聞かせておりますが、オノリナ相手には巧みに遮断しておられるのです。
しかも、痴女皇国への貢献の褒美と称して黒薔薇モードの陛下が犯しているのですから、半狂乱状態で泣き叫ぶオノリナにはそもそも心話が届いておるか、甚だしく疑わしいところ。
これが、ベラ子陛下の恐ろしいところでもあります。
この方、間抜けな姿は演技でやってるんじゃないかと思うくらいに、こうして謀反や造反の種を潰しに来られますから。
(いいこと6919号…お前の欲望や願望、せいぜいが黒薔薇姿の私を好きにする程度で留めるのですよ…決してベラ子陛下のような、真のお前の理解者にして庇護者を裏切ってはなりませんよ…)
Toshihiko Yahagi."Film Noir/Ombre Noire"
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新人司祭級女官のはずのナターリアの、魔屋神官としての手腕の数々に呆れ返りながらも過去の映像記録と、今現在の赴任地での状況を見比べる私、フランシスカ。
で、現地の現状はもとより、ナターリアの赴任後にコパン・ルイナス村に起きた出来事の記録映像の数々…同室している明日輝や魔屋の関係者…更にはベラ子陛下と聖人様までもが呆れる光景だったのです。
(一体どこでここまでの手口を考えつき、躊躇なく実行に移せるのか)
(ぶっちゃけ犯罪者、それも熟練の悪人という気がします)
(年齢はまぁ、女官登用された経緯もあるし、普通の初等教育者よりはちょっと行ってるとしても…)
(北方帝国の貴族社会って肉食獣の巣窟なんですかね)
(連邦世界におけるロシア人の行動からするとまぁ、模範的なロシアの悪人という気もしますが…)
などなど、意見が噴出。
しかし、重ねて申し上げますけどね、恐るべきはナターリアの手腕。
一体、どうしてこれほどの剛腕かつ迅速な手口を編み出せたのか。
手口よりも、そこに至った経緯の方が、私には気になります。
そして…私とオノリナ…更にはパパロトルとショコヨツィンの顔は正直、青ざめてもおったはず。
この手法、魔屋全域…果ては明日輝で使われると、魔屋の都市国家はもとより、旧・明日輝帝国の農地経営の従前の手法よりも確かに生産量は上がり、精気授受についても良い成績を残せるでしょう。
しかし…しかし、それを素直に真似たり、あまつさえメキシコ帝国の皇帝…中米行政支局長として、管内の各地に広めるにはですね。
ええ、私の心の中の何かが警報を出すのです。
「ナターリアの成功を素直に信じるのは危うい」と…。
あまりにも数値や効率を追いすぎたエリトを大量生産することになりはしないか。
そして、もう一つの懸念。
このナターリアの手練手管、その実行過程で旧来の家族関係、高い確率で破壊してしまうと思うのです。
そしてそれは、苗床運用が前提の中米行政局・メソアメリカ地域の経営に影を落とす話になるでしょう。
なぜならば…淫化帝国での多大な運用実績をもとにして明日輝や魔屋の主要地にも順次、設置中の遺伝子保管再生プール…通称「苗床」は、リュネ世界の魔族の血を引く者でないと制御できない液体生命体です。
そして、魔族関係者については南米行政局、もっとはっきり申し上げますと淫化帝国からの派遣が必要となるのです。
ええ、家族関係を破壊しての人間奴隷化。
これに対して、淫化帝国のコイリュル皇妃とクシ帝、間違っても良い顔はしないでしょう。
そしてクシ帝とコイリュル皇妃…かつての私の上司といえば上司で主君でしたから、その人となりはよく存じております。
一言で言うと、温情派で人情派の部類。
そして、叶うかどうかは別として、明確な理想を持っています…淫化国民の暮らしについて。
高地で暮らす者も多い淫化の地で、家に帰った子供達に振る舞われる温かい食事と、親の愛情。
この素朴にして単純明快な光景が、淫化の随所で見られることが理想なのですよ、お二人にしてみれば…。
(ただ、痴女皇国としてはこの二人の理想、正直に言うと叶えるのは難しい一面もあるのです…)
(どないしたもんですかねぇ…中米行政局で南米と違う経営方針を迂闊に広めてしまうと、南米側の反発を招くのは必至だと思いますし)
これまた、私もよく知るかつての赴任地だけに、南米は南米で人材育成、着実にやっているのです。
このナターリアのように、急激に結果を出せるものではありませんが、5年先10年先には必ず結実するであろうと…。
特に淫化については、納税物品の運搬、ラクダやリャマでのんびりやってる村も多いのです。
もちろん、ダンケ号やトラックを使えばリャマやラクダの隊列の数倍の荷物、これまた5倍から10倍の速度で挿入器具なら挿入器具、不能なら不能または不倫垢に運べますよ。
しかし、淫化の地では成人認定の儀式…従来のワラチクイは、神殿からの下着あるいは制服支給の儀式…淫化の神のしもべ認定される儀式とされました。
つまり、成人どころか「聖院学院初等学校または代用校入校年齢で大人扱い」され、精気授受の対象認定を受けることになったのです。
(しかも従来は男子成人の儀式だったのが、男女共通で初等科入学儀式とされましたからね…)
で、初等部卒業の際の…いわば「大人認定」の儀式として企画されたものがあります。
で、この話の理解のために、淫化皇帝が発布したワラチクイの儀式内容の変更に関わる勅令、まずはご紹介いたしましょう。
淫化帝国ではクシ帝就任の際の発令の一つに「巡礼旅行の権利」が発効されています。
これは今まで自由な旅行が出来なかった庶民へ、見聞の機会を与えるための「義務ではなく権利」として従来の年貢貢納の義務に代わって発令されたものです。
で、淫化の民については、一生に一度は挿入器具の炸砕岩満神殿に参詣し、皇妃または神使の祝福を受ける権利があるとされました。
(なんで皇帝でなく皇妃なのかと言いますと、コイリュルは淫化型のリュネ族仕様痴女種身体になったからです。つまり、リュネの方々と同じ翼持ちで神使同等とされた訳ですよ…で、女性かつ神使から「ようお越し」と褒めるのが神事としてはええのではないかと雅美さんからコンシレ…アドバイスを受けまして。まぁ、挿入器具に来たら私イリヤかロッテかエマネかコイリュル、誰か一人は絶対におりますからね…)
(で、俗地の俗民については離魔のパチャカマック神殿、南方の痴里南部から有全珍方面の住民は聖地不能を目指すもよしとされてますよ。なにせこの参拝神事の対象となる人の居住地がですね、北は両手挙、南は痴里の果てまでが対象ですからね…)
そして、従来は収穫の6割を持って行かれたという年貢貢納に代わり、いわば太陽神や月神へお土産程度の量の土地の産物を積んだリャマまたはラクダ、場所によっては馬を曳くか乗って挿入器具市を目指すことが実質的に義務づけられたのです。
なぜ、実質的な義務となるのか。
それはこの巡礼旅行、単なる淫化国民の権利だけではなく、神事として考えられております。
で、旅行の足となる家畜を所有しない者や、はたまた旅行費用の蓄えがない者については所属の神殿から家畜や費用の援助を受けられる代わりに、ハポンのジンジャの御朱印めいた参拝証を頂いて村の神殿に持ち帰ることとされました。
そして、各地の神殿に付属する初等科分校生は、卒業の記念にこの旅行を行い、道中で必然的に通過する淫化各地への見聞を広めることとされたのです。
いわば、メヒコの学校にもその制度が存在する、修学旅行。
そして、初等科の生徒たちがこの巡礼旅行で挿入器具市にたどりついた証として、改めて炸砕岩満南神殿の教育神官や神官候補生…あそこは千卒神官養成のためのいわば中~高等教育学校でもありますからね…から、大人の認定の祝福を受けるのが慣わしとなったのです。
(もともと淫化の地に張り巡らされた街道、連邦世界と違って取り壊されたりしていなかったのが大きいんですよね…)
で、明日輝や魔屋の、未成年者のティノチティトランやティオティワカンへの参詣も淫化の試みを参考としてやっていくとされたのです。
特に、魔屋の都市国家は国民の娯楽への協力を要請されているのと、国家ごとの威信をかけて闘士候補を送り出そうとして、自発的に闘志闘技場や球技場を整備している傾向が出ています。
(フットボルって尻出国が発祥では…)
(古代魔屋遺跡には高い確率で球技場が存在したのが知られています。この際、カルチョの発祥国を深く気にせずに流行させましょう…)
ええ、6919号あたりには面白くない話だと思いますけど、費用のかからない単純な球技としてサッカーを流行させようとする動きがあるそうです。
特にサッカーは、選手を男性に限定する方向で目下、尻出帝国管内で試験的に試合を行なって反響を確認しているとのことですので、どちらかと言えばおめこ以外で身体を動かすのが苦手な6919号、彼にはなおさら面白くない話になるんですよね…。
で、ナターリアの仕掛けているコパン・ルイナス村の性交荘園化ですが、こうした「スポーツ競技向けの少年少女を育てる」名目もあってコパン神殿長や警備支部長も容認の方向に傾いてるんですよ…。
うぬ。
(フランシスカさんもメキシコ人らしく、スポーツで国民を沸かせたりトトカルチョを流行させたいのはわかるんですよねぇ…そそ、偽女種たちですが、せっかく手配頂いたのですけど…)
と、困ったお顔のベラ子陛下。
あ。
言うなれば、ベラ子陛下や私、与える精気出力を下げてあげないと偽女種には過剰摂取になってしまうのです。
そして最悪の場合、自己発火死亡コース。
普通ならば、ここは帰れ帰れと追い返すのが専制君主という気がします。
踊り子や娼婦を追い返すような映画のシーン、何度か見た記憶もありますし。
しかし我々痴女皇国の各支部担当、地域の貧困者の救済も目的として進出しております。
更には、痴女皇国は、その元来の姿が聖院という聖娼神殿一種の宗教施設です。
間違っても、一般の人々、特に庶民を無下にはできません。
ましてや、男と偽女種は精気供給源。
仮に犯罪者が性転換処理をされた偽女種であっても、行状に問題があったり犯罪や迷惑な悪行を犯さない限りは、贖罪行為の最中であるとして虐待、禁止とされたのです…。
(ただ、矯正不可として悪魔島や亀地獄島送りにされたり、ボロブドゥールの北庭に放たれた場合はこの限りじゃありませんよ…)
で、せっかく来てくれた偽女種たちです。
(ここは一つ、私が成績づけを…)
(フランシスカさん、とりあえずはあたしが処理しておきましょう…それにこの子たちはこの後、苗床室で闘士たちに種付けをする立場なのですから…)
と、白金衣に更衣して順番に偽女種たちに母乳を与えて行かれるのです。
(以前は単にマザコンを量産するだけだったのですけど、今は精気授受にも使えるのです…それよりフランシスカさん、密かに聞きますけど、6919号くんだけじゃなしに、他の偽女種たちにも結構ちんぽの処理、させてませんか…パパちゃんの記憶を調べたら、ティノチティトランに来るたびに偽女種にしゃぶらせる癖があるって思われてますよ…)
でぇえええええ…バ、バレとりましたか…。
(明日輝王国の管内で偽女種の育成奨励を図っているのも伝わってます…聞かれたら魔屋の女闘士候補のための性奴隷を作りたいからでしょうと返答していますけどね、あまり明日輝管内の荘園での性別を偏らせすぎないように…それこそナターリアさんの行状を追求できなくなりますよ…)
ううううう。
私が、偽女種を増やそうとして明日輝管内に発破をかけている理由なのですが、まさに今、ベラ子陛下が申された通りなのです…闘士たちへのご褒美はもちろん、上級神官の育成を担当しているティオティワカンでも偽女種は必要なのですよ…。
すみません、偽女種の方が使い勝手がいいのです…特にティオティワカンでは…。
しかし、ベラ子陛下の指導を鑑みますと、今後は男性のスポーツ選手を育成せよという話が出かねないので、あらかじめ選手候補を作っておいた方が後々楽だということでしょう。
この辺は課題ですねぇ…。
(まぁ、せっかくですからあたしと…名前を出せない人物以外は処理してもらって構いませんよ…)
ええ、聖人様のちんぽの処理を担当する必要が生じているのは存じております。
で、明日輝で増やそうとしているのは基本、懲罰偽女種です。
つまり、我々女官に逆らったらすぐ死んでしまうような措置を取れるようにしています。
しかしながら偽女種と言えど、男の亜種です。
そしてそもそもの偽女種を設定した理由は、ベラ子陛下が聖人様とお楽しみになる過程でのフエゴ・トラヴェスティースモ…女装プレイが行き過ぎかけた過程での着想に端を発しております。
更には、痴女皇国の内務局秘書課長のイトウ様のお父様のご職業、連邦世界では知る人ぞ知る僻地取材の第一人者でカマログラフォ。
我が故郷メヒコを始めとする中南米の事情にも明るい方だそうですが、ブラジルでのシーメール事情にも詳しく、現地の事情がイトウ課長を通じてベラ子陛下他、痴女皇国幹部に伝わったのが運の尽き。
変態性欲…特に男のそれを活用することにかけては貪欲なまでに積極的な痴女皇国関係者が見逃すはずはない。
これが、偽女種に対するベラ子陛下の評価です。
ローマ帝国の時代の発想ですかと私は突っ込みたくなりましたが、同時にこれは使えるのではというのが私の着想。
と申しますのも、我がメヒコの南部、太平洋側に存在するフチタン・デ・サラゴサという小さめの町がございます。
そこを中心として人口50万人を数える少数民族のサポテカ族に伝わる、ムシェというトランスヘネロ風習者が存在するのです。
https://x.com/725578cc/status/1781788007147946419
このムシェとされた…いわば心はオナゴという部類のトランスへネロですが、サポテカ族の間ではその存在が珍重され、日常生活における女性の代役として存在を容認されてきたのです。
https://x.com/725578cc/status/1781789056680231301
(別に性的な変態とかではなく、女性のする仕事を代わりにやってくれる男性としても認知されているそうですね)
(ですから助平のための偽女種ではないんですよ…)
(インドのヒジュラとは少し違うのよね…あれは中国の宦官に近い存在だし…タイやカンボジア・ラオスなどにいるガチのオカマさん…カトゥーイに近いわね)
つまりまぁ、変態というよりは性同一障害めいた意識を持った存在なのです。
そして重要事項。
サポテカ族は、このムシェを神からの賜り物として神聖視していたのです。
確かにサポテカ族、アステカ王国時代でもそう多数派ではありませんでした。
しかし、その風習は守り抜かれて今に伝わっております。
で、この風習を活用しようという提案、田中雅美・内務局長から出ました。
そしてここに、痴女皇国世界のサポテカ族に伝わるムシェ風習、痴女皇国の偽女種戦略との融合が図られたのです…。
(なるほど、偽女種を神の意志で偽女種になるとされたように…)
(そして、偽女種は変態であり旺盛な性欲にて闘士や神官に奉仕すべしとされたのですよ…偽女種嫌いのオノリナが頭抱えてましたけど…)
(なんであの風習を広めるんですか…あれ、連邦世界だと本物のトランスへネロでややこしい存在ですよ…サポテカが神聖視してるだけで…)
(おだまり。そう言いながらガルガンタ・プロフンダさせてんのはどこの誰じゃあっ)
ええ、嫌々ながらにちんぽを咥えさせているオノリナですが、当の偽女種の尺八にはなかなか抗えない様子。
しかも、弟たる6919号の行状が原因だとは思いますけど、憎い偽女種の口を汚す行為に内心興奮してやがりますからね…。
(私の下着を身につけたりしてたんですよ!)
(オノリナさん。男の中でも女装癖や変態性癖の入り口的な行為なんですけど、変態化した男を活用するのが痴女皇国の国是なのです…)
正直、聖人様がそれなのですよ、正に。
(頑張って奉仕するのですよ…)
ええ、メキシコ帝国の偽女種には、こうしてパパロトルや私への奉仕の機会が巡って来る可能性、ゼロではありません。
私もなるべくは偽女種に咥えさせていますから。
そして、逆に偽女種を加えて精を抜き取るのは神官や闘士の日常に必要な行為でもあるのです。
なぜならば海賊共和国の領内はいざ知らず、メキシコ帝国の管轄地はほぼ、全てが弱毒型魔毒汚染地帯。
つまり、カリブの島々以外は魔毒抜きが必要な土地柄ですから、十万卒級女官相当であっても若い男の精液の摂取は必須なのです。
(父様も偽女種に咥えさせておるのは内緒で…)
(偽女種でも偽女種同士か男から精液、摂取しないとダメなんですよね…)
(痴女種の精液でもOKなように改良が進んでます…)
そう、懲罰偽女種の延命のためには痴女種の精液と精気調整が必要なのです。
(パパロトル…闘士競技の盛り立てのためにも偽女種は必要なのは理解しておりますね…)
ええ。
ティノチティトランには、闘士の修行のための明日輝神学部初等闘技科分校が設けられております。
皆様にわかりやすく言うと、女子レスリング選手の養成学校です。
そして、他の痴女皇国支配地域では騎士資格者の女官や神官が担う業務、メキシコ帝国内では闘士が担うものとされております。
すなわち、このティノチティトランの分校と、私のお膝元のケツァルコアトル神殿…高等闘士養成施設はセットで、警務闘士を養成する施設でもあるのです。
その闘士たちの活動にも、そして神官たちにも男や偽女種の精液は必須摂取物なのです。
いくらオノリナが偽女種を生理的に受け入れ難いといっても、これは仕方のない話なのですよ…。
そして、公式行事では私自らが率先して6919号に咥えさせることで、偽女種とはこういう風に扱うのだという率先垂範の実例を積極的に見せております。
当然、今、私を咥えて激しく頭を振っている偽女種も、それを知っております。
更には、ティノチティトランの公式闘技場や、幾つかある売春施設を兼ねた非公式闘技場で自分たち偽女種が、勝利した闘士への奉仕を担当したり、あるいは敗者を犯して辱める役目となる訓練も受けております。
ええ、このティノチティトランには偽女種専門の学部…明日輝初等神学部奉仕偽女種科が設けられました。
聖院学院神学部の分類に当てはめて申しますと、偽女種の助修士を教育する専門学校ということになる、この偽女種科では通常の学業教育に咥えて、いえ加えて、メキシコ帝国における偽女種としての性交奉仕業務教育、体育代わりの授業として組み込まれているのです。
(この偽女種学科、なにも神官や闘士のお尻に敷かれる事だけを教える過程じゃないのをお教えしないと…)
(ええ承知しております陛下。明日輝…そしてメキシコ帝国におけるムシェは、女に変わった者で希望する者を男に戻す聖人様の慈悲の代償に、女に奉仕して助け合う存在であることを示された義務者の証なのです…)
(ふほほほほ、そして上位の神官や闘士の指示に従って女を強姦する存在にもするのですよ…)
そうなんですよねぇ、偽女種たちは在学中に強姦検定も受けさせられるのです。
そして、非公式闘技場の女子レスリングの際の余興の見せ物でもあるのですよ、敗者を偽女種に犯させる行為…。
オノリナが偽女種を毛嫌いしてる理由、この偽女種による強姦は闘技規定で決められているからでもあります。
しかもこの強姦の明文化や法制度化、ベラ子陛下の肝入りですから、いくらオノリナが女裂振珍帝国の闘士団長であっても、偽女種による強姦を撤回させたり死文化させることはできません。
そればかりか、魔毒汚染の防止やティノチティトラン他の、苗床の維持のためにも推奨行為です。
(フランシスカ様だけずるいです…)
(おだまりっ。パパロトルでもショコに犯されとるでしょうが…)
(えーとあのその、あれはフランシスカ殿に命令されてるからでして)
(嘘こけ。パパロトルがやらせているのはバレてんのよっ)
まぁ、父娘の近親姦淫関係の話はともかくですね。
はいれぐ競泳水着風味の乙女闘士服姿の初等科女学生はもちろん、花闘士や上級神官ですら、時に偽女種に犯されているのがメキシコ帝国の実態なのです。
私は流石に6919号に強姦行為そのものはさせていませんが、ちょっとしたサービスめいたこと、許してますよ、ふふふ。
(私を犯させるのはやめて欲しいのですが…)
(オノリナが6919号やショコヨツィンの相手を積極的にやらんからそうなるんですっ)
ええ、黒薔薇騎士権限で無理からに。
しかも、黒薔薇仕様の聖環だと、オノリナのIFFステータスレベルでも拒めないのです。
我々への奉仕を終えて精気を充填され、みなぎった偽女種たち、今度は苗床室に連れて行かれて姦淫台に拘束された初等科の女学生闘士を次々に犯していますが、これをさせるからこそ偽女種たちにも犯る気が出るというものです。
特に痴女皇国仕様の制服ですから、無理やりに破かなくても着用者の意思を無視して股間や胸に穴が開きいて乳房やおめこが丸見えになるのは逆に、慈悲と思ってもらわんと。
(ああ、本当なら姉をぶん殴ったり足蹴にしてから犯したいんですけど…)
(いくらお前が昔、それをされたからと言っても無許可でやっては駄目ですよ…その代わりにお前の姉のメルデに器具や手を突っ込ませて泣かせるのを許可してやってるじゃない…暴力以外の凌辱行為はなるべく認めてあげているからそれで我慢なさい…)
この、6919号との指向性心話で、こやつが日頃、実の姉に何をしておるか察して頂ければ。
更にはティオティワカンの神官や闘士たち全員、私が犯したり辱める代わりに私の指示で6919号がそれをする対象です。
ええ、6919号には「どうせ嫌われるなら単に嫌われるだけじゃなくて、恐れられた方がいいでしょ?」と同意を取り付けております。
で、当の6919号も本心で言えば女、それも気位の高そうな女ほど犯す意欲が高まる部類。
こいつの学生時代や宙兵隊時代に女から受けた屈辱と復讐心、本来なら痴女皇国ですらまともに実行させたら完全に犯罪です。
何せ、犯した後でメヒコのカルテルよろしく残忍に殺害したいとまで思っている相手が数名いて、その中には実姉たるオノリナもいまだに恨み消えずとばかりに入っているのですから。
これ故に、黒薔薇能力で6919号の本心、完全にオノリナから読み切れないように処置せざるを得なかったのです。
6919号にとって、本当なら女は信用できない存在。
そう思わせるだけの過去の諸々…失恋も含めて色々あったとお考え下さい。
ただ、ベラ子陛下いわく。
(そういう育ち方をした少年ほど制御しやすいのです…むろん、そんな歪んだ少年の欲望に対して不渡手形を渡さないだけの権力や権限を有する必要はありますが…)
そう、ベラ子陛下…いえ、マリアヴェッラ陛下は私に対して6919号を「獰猛で凶暴な狂犬として飼い犬にしなさい」と言っているのも同じなのです。
(類似同様の少年、数は少ないですが痴女皇国には数名おりますよ…そして、そんな少年の飼い主には、不忠な女官に言うことを聞かせるために活用を推奨しているのです…)
で、6919号の私に対する姿勢。
お互い、偽女種に奉仕させたにも関わらず、私への信用と忠誠を誓うため…というよりは、後で私を犯させてもらえるようにするためのおねだり行為の一環として、密かに私の足元に跪いております。
むろん、まだまだナターリアの凌辱侵略行為の再生は続いておりますし。
(いいですか6919号くん…別に私たちを信用しなくともよいのです…しかし、フランシスカさんを裏切ったり、不誠実な行為をしてはなりませんよ…その時はこのあたしが真剣に怒りますからね…)
(もちろんですマリアヴェッラ陛下。フランシスカ様は僕の庇護者であり、理解者だと認識しております…)
そう、私はチンボテ赴任時代からこっち、極力、6919号への空手形を切らずに頑張ってきたつもりなのです。
(還俗しない限り、痴女皇国の女官に人権などというものはないのです…ですが、6919号くんの歪んでねじくれた変態的な性欲と女への不信感はフランシスカさんにとって、非常な利用価値があるのです。例えば、ナターリアさんのような女に身の程を分らせるために、今後は頑張ってもらわなくてはならないかも知れませんからね…)
あら、お見通しでしたか。
ええ、あまりにもナターリアが増長慢心するようなら、いずれは私と6919号でお仕置きすることも視野に入れてましたからね。
いつの間にかオノリナをぴーたーのーすで犯しながら聖人様のちんぽを咥えておられるベラ子陛下ですが、ナターリアだけでなく、私以外の者がメキシコ帝国の支配を考えた場合、それなりの措置を取っていいと、私やパパロトルに命じたも同然の心話を下されます。
つまり、ベラ子陛下が今、オノリナをどさくさ紛れに犯しているのは、オノリナを闘士団長の地位につけたままでも良いのかという意味でもあります。
私と陛下のお話、パパロトルとショコヨツィンには聞かせておりますが、オノリナ相手には巧みに遮断しておられるのです。
しかも、痴女皇国への貢献の褒美と称して黒薔薇モードの陛下が犯しているのですから、半狂乱状態で泣き叫ぶオノリナにはそもそも心話が届いておるか、甚だしく疑わしいところ。
これが、ベラ子陛下の恐ろしいところでもあります。
この方、間抜けな姿は演技でやってるんじゃないかと思うくらいに、こうして謀反や造反の種を潰しに来られますから。
(いいこと6919号…お前の欲望や願望、せいぜいが黒薔薇姿の私を好きにする程度で留めるのですよ…決してベラ子陛下のような、真のお前の理解者にして庇護者を裏切ってはなりませんよ…)
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