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いけない雅美先生・淫化の変態雄娘治療編・8
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エマネ様に連れられて現れた、ビクーニャの毛で織られた羽織物を羽織っている小柄な少年。
それがクシ皇子であることはすぐに悟れました。
…ビクーニャの毛は貴重であり、その毛で織られた特徴のある召し物、淫化の地では王帝のみに許されているからです。
その光沢ある羽織物をまとった少年は、私の前に来ます。
「コイリュルとはそなたであるか、余が時の淫化王ピラコチャの長子クシである」
「クスコ貴人ウルコとその妻ピウラが娘、コイリュルにございます。此度は太陽乙女へと選ばれ、万卒神官の位を授かってございます」
と、クシ皇子には臣下の挨拶を交わします。
ここは…乳母湖に面した町、不能。
乳母湖で獲れる魚や木の代わりに使われている葦、さらには炊入島で織られる貴人皇族向けの織物を挿入器具に献上していた実績があるそうです。
そして、かつてこの地に覇を唱えていた愛魔羅族や古邪族の貴人が埋葬されているシユスタニ墓地が存在する場所でもあります。
(もっと重要なことがらがあるぞ…この不能の前に広がる乳母の湖こそが、太陽神と月神が淫化開祖の万湖開放と母奥侶を降臨させた場所であり、二人は淫化建国に向けてこの不能から旅立ったのだ)
そうですね…この不能の地こそが、不倫垢の古都と並び、淫化開闢の記念すべき地。
で、わたくしコイリュルがこの不能の地に来た理由…。
「では参ろうか、コイリュル…」
エマネ様は私に、翼を出すように促されます。
そしてクシ皇子が着込んでいる理由…これから我々は、この不能の町の太陽神殿を離れ、淫化の都たる挿入器具市を目指すのです。
私はクシ皇子を抱き抱えると、エマネ様ともども、神殿の庭から飛び立ちます。
神殿では、我々を見送る神官の中に、緑の肌の人が…。
(魔族の幹部、アーバドンよ。不倫垢支部の暫定支部長を務めてくれるわ…)
しばらくの間、この不能と不倫垢、新しい支部長が着任するまではその方…アーバドン様が統治なさるそうです。
では、我々はクスコに何をしに行くのか。
時々、ばってりーから魔毒補給を受けつつ、淫化時間で1刻を飛んだ私たちは、クスコの炸砕岩満神殿…それも、淫化皇帝の居城である北神殿に到着します。
着飾った金色の黄金騎士団衛士に迎えられる中、北神殿の前に二代目淫化皇帝たるチャスカ様と、従者ハルキ様がおいでになりました。
我々はそのチャスカ様とハルキ様の後をついて行く形で、黄金の間…それも一番の大広間に入ります。
そこには、イリヤ様とロッテ様、そして丞相クイリョル様をはじめとする淫化の重臣が勢揃いしておられました。
更には。
クシーと、復活なったジャムジュナ妃の二人も、私とクシ皇子、そしてエマネ様を迎える列の中に。
で。
玉座を前にして、チャスカ様はイリヤ様とロッテ様に一礼すると、宣言なさいます。
「皆、参集ご苦労様。それではこれより、淫化皇帝の地位、古の淫化の王の子たるクシ皇子に譲り、クシは第三代淫化皇帝を名乗るべく宣誓を行う儀式、執り行います。太陽神使イリヤ様、月神使アスタロッテ様、神殿長メマーラ様、式次第の執り行いをお願い致します」
そう…結局はメマーラ様、この炸砕岩満神殿の北神殿長に就任されたのです。
しかし、この炸砕岩満神殿長の役職、事実上はお飾りも同然なのですよね…。
(そうそう。私がメマーラを見張れますからね…)と、イリヤ様には密かにお教え頂きます。
しかし、いささかに早くもある感の、このチャスカ様の皇帝退位。
なぜに行われるのか。
儀式は進み、今までチャスカ様が被っておられた帝冠なる淫化皇帝の帽子と、そしてハルキ様が握っておられた皇帝を示す錫杖を一旦はイリヤ様とロッテ様に返還、そして改めてこの二つがクシ皇子に贈られます。
そして…玉座は、ふたつ。
一つにはまず、前帝となったチャスカ様の誘導を受けて新帝たるクシ陛下が座ります。
そしてもう一つ。
「今より三代目淫化皇帝クシの皇妃となりしコイリュル。クシの隣へ」
ええ。イリヤ様のお話の通り。
私はハルキ様に導かれ、クシ皇子の隣の、もうひとつの玉座に座ります。
「これより前皇帝チャスカ並びに勇者ハルキの差配、このイリヤより申し上げます。二人は淫化帝国上皇、そして絶頂都市支部長並びにその勇者従士として、絶頂都市黄金神殿並びに聖母教会への着任を願います」
(上皇となったチャスカは、隠居名目で絶頂都市の皇帝別荘…そして聖母教会を兼ねた神殿に移り住みますが、これ実は尻出国皇帝の要請です。淫化側から貿易取引やら何やらの話が出来る幹部を絶頂都市に派遣して欲しいという願い、かねてから寄せられていたのですよ…チャスカの首から下、もとはパイローテの身体ですが、今は淫化混血翼人標準としての身体に変わっており、魔毒の少ない絶頂都市でも問題ないですしね)
では、離魔はどうなるのでしょうか。
(エマネが戻ります。そして…式次第を進めますよ)
「続きまして、リュネの王子クシー、そしてクシーの実母たる王妃ジャムジュナについて。お二方には淫化開闢の地…そして太陽神降臨の地として淫化の民に知られる不能…すなわち不倫垢支部への赴任を願います」
そう…先ほどまでクシ皇子が住まう場所であった不能、そして不倫垢にはクシーとジャムジュナ妃が支部長…そして従者として赴くのです。
しかし、私が皇妃なぞやっても良いのでしょうか。
もはや私、なぜかチャスカ様と同じ黄金の皇帝装束ですし…。
(そりゃ、クシ皇子は立位こそしたが少年だ。後見人であり皇妃たるコイリュル…君が実質的な淫化の三代目皇帝であり、女帝なのだよ。ただ、淫化の皇位は男系であった方が良いというチャスカの意向もあってな)
と、銀色の月乙女装束をまとわれたロッテさんから密かに裏話が。
(すなわち、まだ若く見えるクシ帝の後見女王として、コイリュルさんに付いて頂きたいのですよ…)
と、イリヤさんからも言われますし。
で、この儀式、痴女皇国本国からはどなたも見届け人、お越しではないのか。
実は…ジャムジュナ王妃が痴女皇国本国からグァンタナモを経由して淫化までお越しになった際、付き添われた方がいらっしゃいます。
すなわち、特別げすととやら、お見えなのです。
と言っても、普段は実体をお持ちではないそうですが。
Lucifer (1st, fallen Angel) ルシフェル Ten million Suction 千万卒 Slut Visual 痴女外観 Purple Rosy knights, Imperial of Temptress. 紫薔薇騎士団 Markgrafschaft Baden-Baden, South Germany Branch. 痴女皇国南独支部
Astaroth (29th,fallen Angel) アスタロト million Suction 百万卒 Slut Visual 痴女外観 Purple Rosy knights, Imperial of Temptress. 紫薔薇騎士団 Markgrafschaft Baden-Baden, South Germany Branch. 痴女皇国南独支部
なんと、翼を持った女性の姿の…しかし逸物はありそうな方がお越しなのです。
(で、ルシフェル様の身体を拝借して来たのだが…驚いたものだ、我ら堕天使同様の翼を備える種族がおるとは…しかも、私と類似の名を持つものは異形と聞いておったが…)
(なるほど、痴女皇国の世界に私と類似の名の上に翼持ちがおるとは伺っておったが…)
で、この堕天使とか言われる方、痴女皇国やその前身の聖院すら存在しなかったはるか昔、世界を支配した一族から離反なさった立場であるとお聞きしました。
(もしかすると、我らの一派…堕天使族の一部、そちらの世に流れたのかも知れぬ。ソロモン72柱と言われる72の堕天使以外にも一族はおったからな)
で、儀式の頂点。
とんでもない内容でした。
どう、とんでもなかったのか。
「では、譲位の儀の締めくくりとして、新帝クシ、帝妃皇后コイリュルとの間に世継ぎを作れる事をお示しあれ」
え。
聞いてませんよそんなこと。
しかし、参列した全員が(まぁ痴女皇国、それもマサミさんとかオリューレ様辺りが式次第を考えたらしいし、仕方ないよね)と思っております。
すなわち、この…今から玉座で新帝クシ陛下に犯される突然の流れ、私に内緒どころか、イリヤ様とロッテ様、そしてチャスカ様以外、全員が知らなかったようなのです。
で、きょとんとしているクシ帝ですが、そこにチャスカ様とフユキ様が来られて、私の方の玉座を操作…ええっこれ、よく見れば黄金作りの姦淫椅子じゃないですか!
そしてクシ帝には私にのしかかれとか指示したチャスカ様、再びクシの座っていた玉座に自分が座ると、姦淫椅子状態に変えてハルキ様にご自身を犯させます。
あれ…身体が自由に動きませんよ。
(コイリュル…儀式を確実にするために、あなたの身体はチャスカ、そしてクシの身体はハルキに連動させているのです…)
ええー。
と、思っておりますと。
ここ、黄金の間ですよね。
どういう訳か、赤色の触手が何本も床に開いた穴から伸びてくるのですが。
しかも、ほぼ全ての触手…逸物…チンポの形です。
いえ。途中で形を変えたものもあります。
「参列の皆は、新帝クシがコイリュルとの婚姻…そして種付けを見てそれなりの気分になられたと思う。しかしここは炸砕岩満の黄金の間であり、淫化皇帝の交代に関わる儀式の最中である。皆様の高揚した気を鎮めて頂くためにも、炸砕岩満神殿苗床による愛撫を受けて頂きたい…うっ」
ええ、この操作、ロッテ様がしておられるようです。
更には、堕天使のルシフェルと名乗られた方と、そのルシフェル様の体をお借りしているとかいうアスタロト様なる方の仕業でもあるようです。
ただ…この苗床触手によってチンポやオメコを責められていない方が1名…いえ、3名。
まず、エマネ様です。
「クシー、そしてジャムジュナ妃…ここに追加で姦淫椅子を用意しました。あなたたちはリュネ王家の生き残りとして、我らリュネ族を太陽神縁者として崇めるこの淫化の地、わけても淫化の始祖鼻祖が降臨した伝説の地を治めることをお願いします。すなわち…リュネ王室の子をお作り頂きたいのです」
で、このお二人は操られてはいないようですが、エマネ様の言葉で、即座に何を求められておるか理解したジャムジュナという浅黒い王妃様、クシーの手を引いて姦淫椅子に向かいます。
そして、私は夫となった新帝クシの逸物を受け入れる訳ですが…なんですかこれ。
エマネ様の逸物の大きい方ほどではないにしても、結構な太さと長さがありますよ。
(うむ…余が偽女種となった時、確実に余の子を作らせるためにエマネ殿が細工をしたようでな…)
つまりなんですか。エマネ様向けのチンポという訳ですか。
こんなもん、衆人環視の中で入れられてよいものではありませんよ、と思いましたが実際に入れられております。
そして、こういう場で堂々とオメコしているチャスカ様とハルキ様ですが、同じ事、これからは私がするように求められているのですね…。
すなわち、皇帝または皇后としてこうした公の場で股を開くか逸物を突き入れる必要、今後は避けて通れないようです。
ああ、エマネ様と二人で密かに露出変態行為をしたりなどなど、今にして思えばこれの練習のようなものだったのですね。
(ちょっと違うけど、まんざら違わなくもない…ぎゃああああロッテさん、私もですかっ!)
ええと、エマネ様のチンポとオメコにも、結局は触手責めがあるようです。
(この場にいる全員に恥をかいてもらおうと思う。うむ。全員が恥を晒し、当分は淫化皇帝の退位譲位などやらないように、必死になって新帝クシと帝皇后コイリュルを盛り立てるのだ…頼むぞ皆)
(ロッテ…つまり、クシ皇子とコイリュルが皇帝皇后夫妻の責務に耐え切れずに退位するようなことがないように私たちで見守り助ければ良い話ではないですか…なんでこんなもんをぎゃああああ普通にフユキとオメコさせてよっ!)
(やかましいイリヤ…私も嫌なのだぞ…だが、これから淫化の皇帝位交代の度にこの儀式をやってくれとマサミさん、そしてベラ子陛下から通告を受けてな…それが嫌なら何が何でも、1日でも長くクシ帝の在位期間を伸ばせということだ…)
(ほほほほほ、皆様の狂乱の絵図は全て録画してるのですっ!)
(で、本当ならこんな儀式、絶対に痴女皇国皇族が参加する話でしょ…ただ、ベラちゃん辺りを行かせようものなら、絶対に自分が片端から突っ込んだりしようとするでしょ…もっと修羅場になる危険があったから、ルシフェルさんの相乗りでアスタロトさんを行かせたに留めたのよ…)
(そういえば、マルハレータ殿下、いませんよね…)
(ああっマルちゃんがいない!逃げやがったなあいつ…こらあああああマルちゃん!あんたも離魔租界総督でしょうがっ!痴女皇国本国側の通商と行政指導の窓口のあんたが淫化の皇帝の交代儀式に参加しないって怠慢よ怠慢!)
ええ、エマネ様が激怒していますね。
(えーちゃん…勘弁してぇな…ワイはその手の集まりが苦手やねんって…それにワイ、今、絶頂都市やで…この後にチャスカ様とハルキくんが来るいうから、尻出国側の出迎えのメンツと一緒に転送を待ってる立場がな…)
え。
マルハレータ殿下、きっちり公務として絶頂都市に行かれておられるならば仕方ないのでは…。
それに、絶頂都市ともなればかなり離れております。
エマネ様やイリヤ様が全力で飛んでも2時間近くかかるはず。
(だったら離魔支部長に戻る私もこの退任式兼戴冠式に参列しなくてもいいじゃないですか!そう思いませんか叔母さま!)
(何を言ってるんですかエマネ…あんた、一応はクシーとジャムジュナの王位継承権を優先したとは言え、リュネ王女の地位に変わりはないのですよ?)
(リュネ体液国民会は国じゃなくて私的団体ですよ?)
(エマネ…諦めろ、これは南米行政支局の行事でもあるんだぞ…淫化支部長が交代する話でもあるからには、君も離魔支部長として逃げられんし…君の場合は逃げても多分、イリヤが追いかけるな、うん)
(ロッテの言う通り。あんたとメマーラが公式行事から逃げるのはこの私が許さんっ…私だって生き恥を何度も晒したんだから付き合いなさい!これが淫化の新しい掟よ!)
ええと、その掟、皇后として撤廃していいでしょうか。
(真顔でなんてこというのコイリュルちゃん!)
(もうちょっとその…皆様に見て頂けるようなことをしましょうよ…)
(安心しろ、コイリュル…今頃、各地の神殿でも新帝誕生を祝って似たようなことをしているはずだ…この儀式の中継を含めてな…)
えええええ。
(レオノールです…なんでマンコラ聖母教会までもが!)
(チンボテ聖母教会も同じく。神官多数を女官として拝借してますけど…)
(離魔愛隣会館も同じ!プクヤーナ神殿から神官の応援もらってます…)
(すみませんコイリュル陛下…魔屋神殿でもオメコ中です…)
(明日輝も同じく…)
ええ、どうやら南米行政支局管内、絶頂都市以外は逃げ場がないようです。
そして私は、新帝皇后となったからには宣言したいのです。
絶対に私とクシの在位中に、この儀式は改変または撤廃を試みます!
---------------------------------
いりや「あかん」
ろって「あかん」
べらこ「あきまへん」
まさみ「痴女皇国の公式行事でもあるからには、公衆の面前でのおめこは避けて通れないのよ…」
こい「えええええええええええ」
くし「余は別に構わぬが…というか、エマネに鍛えられたからな…」
こい「エマネ様、何をやっておられるのですか…」
えまね「ううううう…」
まるは「まぁまぁコイちゃん、そんなコイちゃんには次回でしっぽりとクシ陛下との濡れ場があるそうやねん…」
こい「ほんとですよね(疑ってそうな顔)」
くしー「それと、余とジャムジュナ母様。この間柄の話も次回らしい」
じゃむ「ええ、我が誇らしい息子の息子を」
まるは「と言うわけで、皆様の恨みとアヘアヘの声を12月24日のクスコからお届けしましたそうですねん…」
ろって「我々はまさに、性の6時間を過ごしたのだ…ううううう」
いりや「そして場所によっては続いておるのです、オメコ…」
他全員「ではまた次回で…」
それがクシ皇子であることはすぐに悟れました。
…ビクーニャの毛は貴重であり、その毛で織られた特徴のある召し物、淫化の地では王帝のみに許されているからです。
その光沢ある羽織物をまとった少年は、私の前に来ます。
「コイリュルとはそなたであるか、余が時の淫化王ピラコチャの長子クシである」
「クスコ貴人ウルコとその妻ピウラが娘、コイリュルにございます。此度は太陽乙女へと選ばれ、万卒神官の位を授かってございます」
と、クシ皇子には臣下の挨拶を交わします。
ここは…乳母湖に面した町、不能。
乳母湖で獲れる魚や木の代わりに使われている葦、さらには炊入島で織られる貴人皇族向けの織物を挿入器具に献上していた実績があるそうです。
そして、かつてこの地に覇を唱えていた愛魔羅族や古邪族の貴人が埋葬されているシユスタニ墓地が存在する場所でもあります。
(もっと重要なことがらがあるぞ…この不能の前に広がる乳母の湖こそが、太陽神と月神が淫化開祖の万湖開放と母奥侶を降臨させた場所であり、二人は淫化建国に向けてこの不能から旅立ったのだ)
そうですね…この不能の地こそが、不倫垢の古都と並び、淫化開闢の記念すべき地。
で、わたくしコイリュルがこの不能の地に来た理由…。
「では参ろうか、コイリュル…」
エマネ様は私に、翼を出すように促されます。
そしてクシ皇子が着込んでいる理由…これから我々は、この不能の町の太陽神殿を離れ、淫化の都たる挿入器具市を目指すのです。
私はクシ皇子を抱き抱えると、エマネ様ともども、神殿の庭から飛び立ちます。
神殿では、我々を見送る神官の中に、緑の肌の人が…。
(魔族の幹部、アーバドンよ。不倫垢支部の暫定支部長を務めてくれるわ…)
しばらくの間、この不能と不倫垢、新しい支部長が着任するまではその方…アーバドン様が統治なさるそうです。
では、我々はクスコに何をしに行くのか。
時々、ばってりーから魔毒補給を受けつつ、淫化時間で1刻を飛んだ私たちは、クスコの炸砕岩満神殿…それも、淫化皇帝の居城である北神殿に到着します。
着飾った金色の黄金騎士団衛士に迎えられる中、北神殿の前に二代目淫化皇帝たるチャスカ様と、従者ハルキ様がおいでになりました。
我々はそのチャスカ様とハルキ様の後をついて行く形で、黄金の間…それも一番の大広間に入ります。
そこには、イリヤ様とロッテ様、そして丞相クイリョル様をはじめとする淫化の重臣が勢揃いしておられました。
更には。
クシーと、復活なったジャムジュナ妃の二人も、私とクシ皇子、そしてエマネ様を迎える列の中に。
で。
玉座を前にして、チャスカ様はイリヤ様とロッテ様に一礼すると、宣言なさいます。
「皆、参集ご苦労様。それではこれより、淫化皇帝の地位、古の淫化の王の子たるクシ皇子に譲り、クシは第三代淫化皇帝を名乗るべく宣誓を行う儀式、執り行います。太陽神使イリヤ様、月神使アスタロッテ様、神殿長メマーラ様、式次第の執り行いをお願い致します」
そう…結局はメマーラ様、この炸砕岩満神殿の北神殿長に就任されたのです。
しかし、この炸砕岩満神殿長の役職、事実上はお飾りも同然なのですよね…。
(そうそう。私がメマーラを見張れますからね…)と、イリヤ様には密かにお教え頂きます。
しかし、いささかに早くもある感の、このチャスカ様の皇帝退位。
なぜに行われるのか。
儀式は進み、今までチャスカ様が被っておられた帝冠なる淫化皇帝の帽子と、そしてハルキ様が握っておられた皇帝を示す錫杖を一旦はイリヤ様とロッテ様に返還、そして改めてこの二つがクシ皇子に贈られます。
そして…玉座は、ふたつ。
一つにはまず、前帝となったチャスカ様の誘導を受けて新帝たるクシ陛下が座ります。
そしてもう一つ。
「今より三代目淫化皇帝クシの皇妃となりしコイリュル。クシの隣へ」
ええ。イリヤ様のお話の通り。
私はハルキ様に導かれ、クシ皇子の隣の、もうひとつの玉座に座ります。
「これより前皇帝チャスカ並びに勇者ハルキの差配、このイリヤより申し上げます。二人は淫化帝国上皇、そして絶頂都市支部長並びにその勇者従士として、絶頂都市黄金神殿並びに聖母教会への着任を願います」
(上皇となったチャスカは、隠居名目で絶頂都市の皇帝別荘…そして聖母教会を兼ねた神殿に移り住みますが、これ実は尻出国皇帝の要請です。淫化側から貿易取引やら何やらの話が出来る幹部を絶頂都市に派遣して欲しいという願い、かねてから寄せられていたのですよ…チャスカの首から下、もとはパイローテの身体ですが、今は淫化混血翼人標準としての身体に変わっており、魔毒の少ない絶頂都市でも問題ないですしね)
では、離魔はどうなるのでしょうか。
(エマネが戻ります。そして…式次第を進めますよ)
「続きまして、リュネの王子クシー、そしてクシーの実母たる王妃ジャムジュナについて。お二方には淫化開闢の地…そして太陽神降臨の地として淫化の民に知られる不能…すなわち不倫垢支部への赴任を願います」
そう…先ほどまでクシ皇子が住まう場所であった不能、そして不倫垢にはクシーとジャムジュナ妃が支部長…そして従者として赴くのです。
しかし、私が皇妃なぞやっても良いのでしょうか。
もはや私、なぜかチャスカ様と同じ黄金の皇帝装束ですし…。
(そりゃ、クシ皇子は立位こそしたが少年だ。後見人であり皇妃たるコイリュル…君が実質的な淫化の三代目皇帝であり、女帝なのだよ。ただ、淫化の皇位は男系であった方が良いというチャスカの意向もあってな)
と、銀色の月乙女装束をまとわれたロッテさんから密かに裏話が。
(すなわち、まだ若く見えるクシ帝の後見女王として、コイリュルさんに付いて頂きたいのですよ…)
と、イリヤさんからも言われますし。
で、この儀式、痴女皇国本国からはどなたも見届け人、お越しではないのか。
実は…ジャムジュナ王妃が痴女皇国本国からグァンタナモを経由して淫化までお越しになった際、付き添われた方がいらっしゃいます。
すなわち、特別げすととやら、お見えなのです。
と言っても、普段は実体をお持ちではないそうですが。
Lucifer (1st, fallen Angel) ルシフェル Ten million Suction 千万卒 Slut Visual 痴女外観 Purple Rosy knights, Imperial of Temptress. 紫薔薇騎士団 Markgrafschaft Baden-Baden, South Germany Branch. 痴女皇国南独支部
Astaroth (29th,fallen Angel) アスタロト million Suction 百万卒 Slut Visual 痴女外観 Purple Rosy knights, Imperial of Temptress. 紫薔薇騎士団 Markgrafschaft Baden-Baden, South Germany Branch. 痴女皇国南独支部
なんと、翼を持った女性の姿の…しかし逸物はありそうな方がお越しなのです。
(で、ルシフェル様の身体を拝借して来たのだが…驚いたものだ、我ら堕天使同様の翼を備える種族がおるとは…しかも、私と類似の名を持つものは異形と聞いておったが…)
(なるほど、痴女皇国の世界に私と類似の名の上に翼持ちがおるとは伺っておったが…)
で、この堕天使とか言われる方、痴女皇国やその前身の聖院すら存在しなかったはるか昔、世界を支配した一族から離反なさった立場であるとお聞きしました。
(もしかすると、我らの一派…堕天使族の一部、そちらの世に流れたのかも知れぬ。ソロモン72柱と言われる72の堕天使以外にも一族はおったからな)
で、儀式の頂点。
とんでもない内容でした。
どう、とんでもなかったのか。
「では、譲位の儀の締めくくりとして、新帝クシ、帝妃皇后コイリュルとの間に世継ぎを作れる事をお示しあれ」
え。
聞いてませんよそんなこと。
しかし、参列した全員が(まぁ痴女皇国、それもマサミさんとかオリューレ様辺りが式次第を考えたらしいし、仕方ないよね)と思っております。
すなわち、この…今から玉座で新帝クシ陛下に犯される突然の流れ、私に内緒どころか、イリヤ様とロッテ様、そしてチャスカ様以外、全員が知らなかったようなのです。
で、きょとんとしているクシ帝ですが、そこにチャスカ様とフユキ様が来られて、私の方の玉座を操作…ええっこれ、よく見れば黄金作りの姦淫椅子じゃないですか!
そしてクシ帝には私にのしかかれとか指示したチャスカ様、再びクシの座っていた玉座に自分が座ると、姦淫椅子状態に変えてハルキ様にご自身を犯させます。
あれ…身体が自由に動きませんよ。
(コイリュル…儀式を確実にするために、あなたの身体はチャスカ、そしてクシの身体はハルキに連動させているのです…)
ええー。
と、思っておりますと。
ここ、黄金の間ですよね。
どういう訳か、赤色の触手が何本も床に開いた穴から伸びてくるのですが。
しかも、ほぼ全ての触手…逸物…チンポの形です。
いえ。途中で形を変えたものもあります。
「参列の皆は、新帝クシがコイリュルとの婚姻…そして種付けを見てそれなりの気分になられたと思う。しかしここは炸砕岩満の黄金の間であり、淫化皇帝の交代に関わる儀式の最中である。皆様の高揚した気を鎮めて頂くためにも、炸砕岩満神殿苗床による愛撫を受けて頂きたい…うっ」
ええ、この操作、ロッテ様がしておられるようです。
更には、堕天使のルシフェルと名乗られた方と、そのルシフェル様の体をお借りしているとかいうアスタロト様なる方の仕業でもあるようです。
ただ…この苗床触手によってチンポやオメコを責められていない方が1名…いえ、3名。
まず、エマネ様です。
「クシー、そしてジャムジュナ妃…ここに追加で姦淫椅子を用意しました。あなたたちはリュネ王家の生き残りとして、我らリュネ族を太陽神縁者として崇めるこの淫化の地、わけても淫化の始祖鼻祖が降臨した伝説の地を治めることをお願いします。すなわち…リュネ王室の子をお作り頂きたいのです」
で、このお二人は操られてはいないようですが、エマネ様の言葉で、即座に何を求められておるか理解したジャムジュナという浅黒い王妃様、クシーの手を引いて姦淫椅子に向かいます。
そして、私は夫となった新帝クシの逸物を受け入れる訳ですが…なんですかこれ。
エマネ様の逸物の大きい方ほどではないにしても、結構な太さと長さがありますよ。
(うむ…余が偽女種となった時、確実に余の子を作らせるためにエマネ殿が細工をしたようでな…)
つまりなんですか。エマネ様向けのチンポという訳ですか。
こんなもん、衆人環視の中で入れられてよいものではありませんよ、と思いましたが実際に入れられております。
そして、こういう場で堂々とオメコしているチャスカ様とハルキ様ですが、同じ事、これからは私がするように求められているのですね…。
すなわち、皇帝または皇后としてこうした公の場で股を開くか逸物を突き入れる必要、今後は避けて通れないようです。
ああ、エマネ様と二人で密かに露出変態行為をしたりなどなど、今にして思えばこれの練習のようなものだったのですね。
(ちょっと違うけど、まんざら違わなくもない…ぎゃああああロッテさん、私もですかっ!)
ええと、エマネ様のチンポとオメコにも、結局は触手責めがあるようです。
(この場にいる全員に恥をかいてもらおうと思う。うむ。全員が恥を晒し、当分は淫化皇帝の退位譲位などやらないように、必死になって新帝クシと帝皇后コイリュルを盛り立てるのだ…頼むぞ皆)
(ロッテ…つまり、クシ皇子とコイリュルが皇帝皇后夫妻の責務に耐え切れずに退位するようなことがないように私たちで見守り助ければ良い話ではないですか…なんでこんなもんをぎゃああああ普通にフユキとオメコさせてよっ!)
(やかましいイリヤ…私も嫌なのだぞ…だが、これから淫化の皇帝位交代の度にこの儀式をやってくれとマサミさん、そしてベラ子陛下から通告を受けてな…それが嫌なら何が何でも、1日でも長くクシ帝の在位期間を伸ばせということだ…)
(ほほほほほ、皆様の狂乱の絵図は全て録画してるのですっ!)
(で、本当ならこんな儀式、絶対に痴女皇国皇族が参加する話でしょ…ただ、ベラちゃん辺りを行かせようものなら、絶対に自分が片端から突っ込んだりしようとするでしょ…もっと修羅場になる危険があったから、ルシフェルさんの相乗りでアスタロトさんを行かせたに留めたのよ…)
(そういえば、マルハレータ殿下、いませんよね…)
(ああっマルちゃんがいない!逃げやがったなあいつ…こらあああああマルちゃん!あんたも離魔租界総督でしょうがっ!痴女皇国本国側の通商と行政指導の窓口のあんたが淫化の皇帝の交代儀式に参加しないって怠慢よ怠慢!)
ええ、エマネ様が激怒していますね。
(えーちゃん…勘弁してぇな…ワイはその手の集まりが苦手やねんって…それにワイ、今、絶頂都市やで…この後にチャスカ様とハルキくんが来るいうから、尻出国側の出迎えのメンツと一緒に転送を待ってる立場がな…)
え。
マルハレータ殿下、きっちり公務として絶頂都市に行かれておられるならば仕方ないのでは…。
それに、絶頂都市ともなればかなり離れております。
エマネ様やイリヤ様が全力で飛んでも2時間近くかかるはず。
(だったら離魔支部長に戻る私もこの退任式兼戴冠式に参列しなくてもいいじゃないですか!そう思いませんか叔母さま!)
(何を言ってるんですかエマネ…あんた、一応はクシーとジャムジュナの王位継承権を優先したとは言え、リュネ王女の地位に変わりはないのですよ?)
(リュネ体液国民会は国じゃなくて私的団体ですよ?)
(エマネ…諦めろ、これは南米行政支局の行事でもあるんだぞ…淫化支部長が交代する話でもあるからには、君も離魔支部長として逃げられんし…君の場合は逃げても多分、イリヤが追いかけるな、うん)
(ロッテの言う通り。あんたとメマーラが公式行事から逃げるのはこの私が許さんっ…私だって生き恥を何度も晒したんだから付き合いなさい!これが淫化の新しい掟よ!)
ええと、その掟、皇后として撤廃していいでしょうか。
(真顔でなんてこというのコイリュルちゃん!)
(もうちょっとその…皆様に見て頂けるようなことをしましょうよ…)
(安心しろ、コイリュル…今頃、各地の神殿でも新帝誕生を祝って似たようなことをしているはずだ…この儀式の中継を含めてな…)
えええええ。
(レオノールです…なんでマンコラ聖母教会までもが!)
(チンボテ聖母教会も同じく。神官多数を女官として拝借してますけど…)
(離魔愛隣会館も同じ!プクヤーナ神殿から神官の応援もらってます…)
(すみませんコイリュル陛下…魔屋神殿でもオメコ中です…)
(明日輝も同じく…)
ええ、どうやら南米行政支局管内、絶頂都市以外は逃げ場がないようです。
そして私は、新帝皇后となったからには宣言したいのです。
絶対に私とクシの在位中に、この儀式は改変または撤廃を試みます!
---------------------------------
いりや「あかん」
ろって「あかん」
べらこ「あきまへん」
まさみ「痴女皇国の公式行事でもあるからには、公衆の面前でのおめこは避けて通れないのよ…」
こい「えええええええええええ」
くし「余は別に構わぬが…というか、エマネに鍛えられたからな…」
こい「エマネ様、何をやっておられるのですか…」
えまね「ううううう…」
まるは「まぁまぁコイちゃん、そんなコイちゃんには次回でしっぽりとクシ陛下との濡れ場があるそうやねん…」
こい「ほんとですよね(疑ってそうな顔)」
くしー「それと、余とジャムジュナ母様。この間柄の話も次回らしい」
じゃむ「ええ、我が誇らしい息子の息子を」
まるは「と言うわけで、皆様の恨みとアヘアヘの声を12月24日のクスコからお届けしましたそうですねん…」
ろって「我々はまさに、性の6時間を過ごしたのだ…ううううう」
いりや「そして場所によっては続いておるのです、オメコ…」
他全員「ではまた次回で…」
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