闇堕ち女帝マリア・痴女皇帝建国譚

すずめのおやど

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番外編:淫化帝国姫騎士ものがたり・11.9

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で。マチュピチュ神殿の黄金の間に復帰する私とキャスカ、そしてアスタロッテとエイモン。

他の方々は痴女宮にお帰りになるか、茸島きのこじまにお残りになったようですね。

(少年たちのあれを見て帰っても良かった気がするのですが)

(やめとけやめとけ…いや、私も見たくないかと言えば嘘になるが)

と、アスタロッテとは女の欲望を密かに確かめ合っておきましょう。

いやぁ、あれ…フユキを連れて乱入したかったんですけどね…うぐぐ。

(魔毒問題さえ解決した暁には、淫化の方であろうと痴女皇国職員ですから保養所を利用する権利はありますよ…茸島が遠い場合にはキュラソーもディアブル島もお世話できますし…)

と、テシガワラ保養施設部長からも勧誘のお話が来ましたし。

しかし、聖環の時計表示を見れば、淫化時間では1秒と経過しておりません。

「ええと、いきなりイリヤ様たちの姿がお消えになったと思えば、またすぐ現れておいでに…」

「うん…イリヤもアスタロッテも、いきなり消えちゃうしさ…」

「何かございましたのですか?」と、フユキはもちろん、部屋付きの神官たちも口々に何がどうなったのかと聞いて来るのですけど。

「まぁまぁ、皆…従来、このマチュピチュ黄金神殿の神官長を務めておったパイローテですが、緊急の用件があって、遥か彼方の痴女宮にお勤めの場を移すことになりました。ついては、パイローテの代理の神官長にと推挙されたのが、いにしえの魔剣士であるここなエイモンです」

突然の話に、驚く皆。

しかし、神官の中には「やったー」だの「多分左遷されたのよね…ざまぁみろー」だの、とんでもない感想を思い浮かべる者が少なからず。

パイローテ…あんた、どんだけ嫌われてたの…。

改めて心中で落胆する私ですが、しかし、次の瞬間には驚くべき話を聞く事に。

「ふむ…その名は聞き及んでおりまする。エイモンといえば時の剣聖を魔族が犯して孕ませた子」

どええええええっ。

女官の暴露話に、私のみならず皆が戦慄します。

…それ、本当なの…?

ええ、魔族組までもが…あ、アスタロッテはその辺の詳細を知っているようですね。

で、この暴露話を告げたのはかつてのリュネ王宮護衛戦士の長を務めていたレヴェンネという女戦士。

アスタロッテの反応といい、話の出どころといい、レヴェンネの発言には一定の信憑性しんぴょうせいがありそうです。

「そーなんだよねー、僕自身はそんな事知らなかったんだけどさぁ…」と、自覚はないよということを訴えるエイモン。

ではここで、エイモンの出自について、レヴェンネと、そしてアスタロッテ並びに魔王城の魔王に話をしてもらいましょう。

「今を去ること六百星期ほどになりますか…当時は魔族にも男に該当するものがおりました」

うんうんと頷くアスタロッテ。

「で、当時を知る者いわく、魔族の側でもリュネの人族に対して力押しで押すだけではなく、知恵者が我らから巧みに人をさらうための智略謀計を思いついたようでして」

ほうほう。

「村の井戸を汚した上で、水毒の汚れを抜いて欲しければ剣聖ただ1人にてなにがし村に来いとか呼び出したようなのです」

「そうだな…村人を人質に取って、◯星周期星刻時までに来ないと村人を1人ずつ食い殺すぞとか脅しを仕掛けたようだな」

なんという悪逆非道な。

「いや、もっとえげつない事を考えたんだよ、その魔将は…つまり、剣聖が強いならば、その剣聖を犯して得た子を魔族として育てて戦力にしようとかな…」

な、な、なんという考えにまで至るのでしょうか。

しかも、この話の出どころはアスタロッテ。

まさにその作戦とやらを実行した際の全てを知っている顔です。

もっとも、思い出したくもないという顔でもありますが。

「ええ、魔族は剣聖の権威と名前を地に堕とせるわ、実利をもらえるわということでこの作戦を挙行したようなのです」

発言するレヴェンネも「着想は悪くないんだけど、もうちょっと色々と考えてから実行に移せよあんたら」という考えが丸わかりな表情をしております。

しかし、エイモンやアスタロッテの様子からするに、完全に成功した訳でもなさそうなのですけど。

「うむ。一言で言えば、魔将の詰めが甘かった。今では私もマサミ様の知識があるから申せるが、その魔将ってのがなぁ…」

「アスタロッテ様、その猪豚一派が死に絶えた件、リュネにも魔族にも、お互いにとって幸せという気もしましたが」

「うむ…魔族の女すら犯す対象だったのだよ、その魔将の出た一族…」

げげげげげげ。

な、なんなのですか、その一族とは。

(あれで何代か前の時の余がキレて、子作りせんでも魔族、増やせるようにしてまえとやらかしたんじゃ…)

しかし、魔王の言葉からするに、魔族の中でも厄介者の一団ではあったようですね…。

「魔王様の申す通りで、苗床の拡大の原因にすらなったんだよ、猪豚氏族…」

「オーックックックッお前の夫や父親兄者になってやろうではないかとか言って、人を食うよりもまず犯すような連中であったと、こちらの文献にもありましたね…」

はぁ、そんな性豪魔族、私なら顔を見ただけで豚の丸焼きにしそうな気がします。

「いや、実際に丸焼きにされたのだよ、魔将」

えええっ。

「剣聖は確かに魔将に犯されたが、それは魔将一派の隙を誘い、人質を救出するための決死の行動だったのだ…思い出せイリヤ、猪豚は魔族の子を孕ませるために剣聖を拉致したのだぞ…魔族の子を産ませるまでは絶対に剣聖を食い殺せなかったのだよ」

なるほど。

「で、あの思い出すだに醜悪な心根の猪豚めが射精の快楽に溺れた一瞬を狙って、聖剣によって己を犯した豚を焼き殺したのだ」

同族なのにこの言いよう、よっぽど嫌われてたんですね…猪豚氏族とかいうその、一派とやら…。

(正直、その一報を聞いてざまぁとなった魔族の女も多数でな…)

(どれほどまでに嫌がられてたのよ…その猪豚魔族…)

「だが、猪豚めに犯されて毒気を浴びた剣聖には決死の一撃であったようでな…そこで、小人魔族が動けぬ剣聖を犯した」

えええええっ…豚に孕まされたのでは。

「敵ながら天晴れというべきか…まさに、中出しを決めようとする豚の隙をついて身を引き剥がすや、聖剣の一撃を放ったのだ…」

(いや、あれ、正直、魔族の者が魔力で聖剣を引き寄せてな、剣聖の手に届く辺りに置くようにして手助けした可能性すらあるんじゃけど…)

な、なんという内紛。

もはや私には、絶句するしかありません。

しかし、その小人魔族。

恐ろしい事をしますね。

(剣聖もあまりの暴挙に絶句してたな、現場の中継…)

中継するなよ。

「生き残りの豚の視界に入ってたんだから仕方ないだろう…で、その小鬼も、早漏だった事に立腹した剣聖のかかと落としで敢えなく絶命したのだからいいではないか…」

全然良くねぇよ、と思います。

己を犯した小鬼をちゅうするならまだしも、早漏であったが故に殺されるとは、小鬼も死ぬに死に切れなかったのでは。

(あ…魔王様、その時の剣聖がヤスニ氏族の者だったのは内緒で)

(う、うむ、そうじゃなアスタロッテ…ただでも剣聖が怒っておるのは余にも伝わっとるし…)

(おのれら…丸聞こえじゃっ)

全く。

心話のコツくらいそろそろ学習しやがれってんでぃ。

まぁ、ともかくですね。

事もあろうに小鬼に孕まされた剣聖の子ですがね、アスタロッテによれば、時の魔族幹部が「まぁとりあえず子供を回収しよか」と例の高速出産の魔術を駆使して持ち去ったそうです。

で、私の疑問。

そこで、なんで剣聖にとどめ、刺さなかったのか。

(剣聖を殺しても我らには聖剣を持ち去ることはもちろん、破壊も叶わぬからだ)

(確かに、魔族が迂闊に聖剣を触ろうとするだけで、炎熱を発して辺りを焼き尽くす代物ですからねぇ…)

(おまけに、剣聖が死亡した場合、次の剣聖を選べとリュネ王家に託宣が下るのです)

つまり、代わりが出て来るから殺しても意味はないと。

しかしそれ、その時の剣聖にしてみれば生き恥も生き恥でしょう…。

豚に犯されるわ、挙句小鬼風情に孕まされるわ。

実際、ヤスニの一族ですけどね、私も。

そんな話、聞いたこともありませんよ。

(そりゃ、子孫に語り継ぐような話ではないだろ…私でも隠し通すことを考えるぞ…)

(ええ、アスタロッテ殿の申す通り。流石にこの件は噂に終わらせるつもりだったようですが、剣聖の子を魔族が得た事実だけは記録しておかなくてはならぬとの裁定が出たようでして…ええ、その子が強大な敵となって我らの前に立ち塞がる危険の可能性のみは伝えようとなった模様)

…まぁ、孕まされるまでの経緯はともかく、剣聖の血筋を引く子供ですしねっ。

そして魔剣士としての才覚を明らかにしたエイモンですが、その名はかつて魔族とリュネの人族との混血で英雄であったアイモンなる者の名を受け継いだという話、アスタロッテから聞かされます。

(猪豚どもも、それを知っておったから剣聖を犯す計略を案じたようでな…)

(じゃ、なんでエイモンは苗床送りに)

「それは僕から言うよ…魔王様と言い合いになったのが発端なんだよね…」

でまぁ、長い話なのでごく、かいつまんで申しますとですね。

人の倫理と、当時の魔族の価値観の食い違い。

で、腹を立てたエイモンが魔剣を握る事を拒否したため、苗床送りにされたそうです。

ただ、この苗床は単純に放り込まれた者を溶かして餌にするだけではなく、優秀な餌であればその存在を一種の保存状態にすることも可能なようなのです。

(それ故に私などは何度も身体を再構成しているし、魔王様に至っては完全に作り直されて出てくるのだよ…)

なるほど、それで私を完全溶解することを拒んだりしたのですね。

あれ、痴女皇国の方々が申されるには一種の半流体生物…生きた液体なのだそうです。

そして一部を軟体動物とやらのように組織して自らの手足めいた使い方も出来ると。

これが、苗床から出てくる触手の正体であるそうです。

で、一種の保存状態にあった魔剣士を再構築したのが、今ここにいるエイモンだと。

「僕の身体が女の状態なのは、今の魔族が基本、女ばかりだからだって言われたけど…」

つまり、出来ればエイモン、男の子の身体に戻りたいようなのです。

ただし、今の淫化はもちろん、リュネでも魔大陸でも魔剣士の力を維持するためには女の姿を基本としてもらうことになると、私とアスタロッテは説いて聞かせます。

「はぁ…なるほど、痴女種なる性別となれば、イリヤやアスタロッテ、そしてチャスカ殿のように女の姿でありながら人を従えて逸物を振るう立場となると…」

「痴女種とならねば今のイリヤとは剣の腕を競えぬどころか、出世すら叶わぬのだよ…」

「で…本当ならばこの私かアスタロッテがそなたに逸物を授けるところですが、ここはもはや魔族大陸でもなくばリュネでもありません。赤肌族と翼人族を神の使いと崇めて頂ける淫化帝国の地。その淫化の皇太女たるチャスカの許しがあれば、淫化神殿にて神使としてのお勤めを頂く代わりに崇め奉られる事となります」

「エイモン、そなたは元来ならば淫化の地では最高位の神の化身にされているイリヤの部下となるのだが、そなたがイリヤの部下扱いに合意した上で、淫化皇帝を代行する摂政職にあるチャスカから神の使いの認定を受けることになるのだ。もっとも、エイモンが翼を持っている上に、この魔剣を普通に握る姿を見せるならば、神使と認めてもらえるだろうが…」

で、アスタロッテが差し出す魔剣の柄を握るエイモン。

何も起きませんね。

「魔剣が持ち主と認めない場合、手を近づけた瞬間に凍気が立ち込めるはず。剣を抜いてみてくれ」

「はいはい…なんか、僕が持ってた時より小柄になったんだね」

「今は魔剣も聖剣も、刃を重ねて打ち合う世ではありません。しかしながら、その剣を持つ者は一族の重鎮であり族を従える象徴となるでしょう。魔剣士エイモンは魔皇アスタロッテの臣下となることを了承し、その命に従うことを誓ってください」

「は…このエイモン、改めまして魔皇アスタロッテ様にお仕えさせて頂きます」で、一旦は魔剣をアスタロッテに返すエイモンです。

「で、エイモンに頼みがある。暫くはこの淫化の地に居着く教育の期間と思って、ここなマチュピチュ太陽神殿に起居してリュネ剣聖女王にして淫化太陽神殿の長たるイリヤ・ヤスニ・インティの部下として仕えて貰えぬか」

「御意」

「エイモン、私への宣誓前に、ちょっと試して頂きたいことがあります」

で、私も聖剣の鞘を持って、エイモンに柄を握ってもらいます。

「ぬ…私の見立て通りですね」

「うむ、エイモン、この聖剣もお前が握る事を許したということだ。この意味はわかるな…」

そう、エイモンは喫緊きっきんの時であれば聖剣を扱う事すら承認されたも同然。

更には、自らの翼を示す事で、もはやその地位と扱い、淫化では保証されたようなものでしょう。

ただ、ちんぽを持ってもらう必要があります。

と、いうわけで。

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(いた、いたたたたた…)

(エイモン、我慢してこらえて…)

あひぃだのぎゃぁだの悲鳴があちこちで上がる、黄金の間。

そう…ここでの朝行とは、太陽の乙女を志した少女が受ける初めての試練の場なのです。

んで、その試練とは…有り体に申し上げますと、翼持ちの神殿関係者…わけても私に犯され孕まされる事なのです。

ただ、今回の私は、まずチャスカを犯して純潔を奪っております。

そう…先ほどの、チャスカとパイローテとの身体交換。

あの際に、パイローテのものであった首から下はにされていたのです。

そして、チャスカの元々の身体、痴女種化した淫化皇帝アヤ・マンコから産まれております。

更にはマリアヴェッラ様の提供した汎用精子なる子種が使われており、チャスカも当初から痴女種として産まれておりました。

で、パイローテもリュネから淫化への移住に伴い、痴女種互換状態…ちんぽを備える事になり、その身体も純粋なリュネ人ではなくなっています。

これが、二人の身体の交換が上手くいった理由の一つだそうです。

痴女種となると…そうですね、例えば私であれば「リュネ人族の真似事をしている目に見えないの集合体」になるらしいのです。

ですから、パイローテならもはや、パイローテが産まれた時の純粋なリュネ族と西方黒肌族との混血の身体ではなくなっていたようなのですね。

で、チャスカの身体。

いくら羽根が生え、魔法が使えるようになろうとも、あの…あの悪虐で悪逆者たるパイローテの体であった事なんぞ、間違っても喧伝できません。

ですので、私とおめこした際に淫化の神使である証を授かっちゃったてへぺろテヘペロなる「やらかしてもうた」事案にすることが企画されました。

むろん、実際にはチャスカの新しい身体がちゃんと動くのか、特にチャスカ自身の意志で羽根が生えるかどうかを確かめるのが目的なのは申し上げるまでもありません。

そして…見事に羽根を生やし、そして自分の意志で収納も可能なのを確認したチャスカに対して、初めての神事を依頼することになります。

ええ、エイモンの純潔を破ると同時に、ちんぽを授けてもらうのです。

そして私と、白肌半使族と赤肌半魔族の神官たちは、手分けして乙女の館入りする少女たちを犯しております。

これも…正直言えば嫌なのですよねぇ…。

女はその性質上、自分の子供を虐待する一面がありますが、その一方で他人が子供を虐待することを嫌います。

すなわち、マサミさんやマリアヴェッラ様がロリヤだのロリコンと言われるような、年端もいかぬ少女を犯すような事を好まぬ者が大半。

ただ、我々は淫化の人間から翼持ちを産み出せないか試行錯誤の真っ最中である立場です。

そして、この少女たちを神殿に付属する寄宿施設…乙女の館に迎え入れるための身体にせねばならぬ立場でもあります。

そう…少女たちは我々翼持ち、かつ痴女種能力も持つ神官に犯される事で成長し、かつ孕むのです。

処女を破られる苦痛は数瞬で収まり、その身体が急速に大人に向けて成長する事で、ちんぽの味を覚えるのです。

更には…エイモンのような優秀な存在であれば、こちらが意識せずとも、ちんぽ持ちになってしまうとも教わっております。

んでぇ。

チャスカとの性交に成功したエイモン、見事になんとか棒を生やした状態。

更には、大人形態を取れるようにもなった模様です。

めでたい。

今日は赤飯やな、という文言が頭の中に浮かびますが。

ただ、この赤飯なる文言…どうもマサミさん辺りから流し込まれた知識が出どころみたいなのですけど。

一体全体何なのですか、赤飯とやら。

更には米という作物ですけどね、淫化の地では育つ場所も食べられる場所も限られますよ。

ええ、煮て柔らかくすること、マチュピチュやワイナピチュはもちろん、クスコでも普通にはできんのです。

従って、米を食するには最低でも効果の木が育つ俗人の地に降りていくか、圧力鍋とやらを用いて煮る必要があるのです。

痴女皇国本国の方が淫化こっちの食事を摂ると残念そうな顔をする理由の一つがこの、米がなかなか食卓に上がらないことにあると私は睨んでるんですけどね、そういう地理的条件があるから贅沢言わんでください。

それに、海岸沿いの平地…俗人の地に行けば普通に食べれるものなんですからね。

私らがトウモロコシの実やら、それをすりつぶして作ったパンやら、果ては主に豆を食べておるのも淫化の特情故なのです…。

まぁ、淫化の特殊な食生活はともかくとしまして、チャスカとエイモン。

それぞれが、淫化神種族とでもいうべき認定を受けられる姿となりました。

しかし、やはりと言うべきか…淫化人の乙女たちが孕んだ子、誰であれ翼持ちとはいかなかったのですよ。

カリブから頂いた罪人女官であれば、苗床に漬けて半分魔族化、あるいは半分リュネ族人化すれば翼が生えましたが、あれは痴女種であったからこそ可能だったようです。

それと、問題。

平地主体の魔屋まや明日輝あすてかでは、飛行にはさほど魔力を用いません。

ですが、急峻な山地が延々と続く淫化本国。

ここで飛ぶと、魔毒の放出量が魔屋や明日輝より格段に多くなるのです。

ですから、私もアスタロッテも、最高速度で飛ぶのはなるべく控えるようにと言われております。

ですので、翼持ち神官を苗床経由で生産しても、魔毒の汚染を鑑みると、これ以上の増産には厳しいものがあるのです。

うぬぬっ。

(まぁまぁ…それはともかくですね、チャスカさんが翼を得た事で、延ばし延ばしにしていた件を進める必要が出来たのではないですか?)

と、マリアヴェッラ様からご指摘が。

(ほら、アヤ陛下の退位と、チャスカさんがチャスカ・マンコを名乗って新しい淫化皇帝に即位する件ですよ。あれ、チャスカさんに羽根が生えて魔法が使えるのが条件になってたわけでしょう。その条件が満たされたのですから、とりあえずは淫化帝国と淫化支部の組織づくりのためにも、チャスカさんの即位式をぱーっと派手にやって淫化の民を鼓舞する必要はあるんじゃないでしょうか?)
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