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番外編:淫化帝国姫騎士ものがたり・11.3
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で。
どなたですか、この方々は。
ワイナピチュ神殿の白銀の間なる神事の場。
壁や天井、そして自ら光を発する特殊な水晶めいた石が埋め込まれた照明の飾りなど、そこかしこに施された装飾のことごとくが銀色に輝く、五身…おおむね7めーとる四方程度の広間に、我々はおります。
そこでタナカ様…マサミさんに引き合わされた、痴女宮からお越しの面々だそうですが、どう見ても賢者や学者の部類ではなさそうな印象の方々なのですけど、一体何をしにお越しとなったのか。
間違っても今から我々が行う種付けの結果、産まれた子供たちを分析する担当では、なさげ。
マサミさんはまだわかりますよ。
今朝の講義でお会いしたばかりですし。
しかし、他の御三方。
どう見ても部外者という印象です。
Masami Tanaka. 田中雅美 Million Suction(Limited Ten million)百万卒(限定億卒) Slut Visual.痴女外観 Purple Rosy knights, Imperial of Temptress. 紫薔薇騎士団 Secretary of the Interior Bureau. 内務局長 Sumerian Goddess of Mercy lineage of holy temple. 原初海洋神族系譜縁者
Yukiko Ugajin 宇賀神雪子 Hundred thousand Suction. 十万卒 Slut Visual 痴女外観 Purple rosy knights, Imperial of Temptress. 紫薔薇騎士団 Public Relations Manager, Ministry of Interior, Imperial of Temptress 痴女皇国内務局広報部部長
Hitomi Itoh (Hitomi Pascal) 伊藤瞳 Million Suction.(Limited Ten million Suction)百万卒(限定千万卒) Slut Visual 痴女外観 Black Rosy knights, Imperial of Temptress. 黒薔薇騎士団 Empress family-Secretarial Division manager, Interior Bureau, Imperial of Temptress. 内務局皇帝室秘書課長
Zalaniene. (Zala Navarre) ゼアラニーネ Hundred thousand Suction. 十万卒 Slut Visual. 痴女外観 White Rossy Kinght, Imperial of Temptress. 白薔薇騎士団 Priority placement, Security department, Palace of Temptress. 痴女宮警備本部優先配置
うち、お二人…イトウ・ヒトミ様と、マサミさんやヒトミ様よりはもう少し若く見えるウガジン・ユキコ様。
こちらの方々、マサミさんの同郷の方だと一目でわかりました。
で…ゼアラニーネさんは…マリアヴェッラ様の縁者で、生国も同じと。
ただ…いくら部外者といえど、痴女皇国の女官…それも本宮勤務の方であれば、何かの役職を頂いておられますよね。
名目上のお仕事であればあいえふえふステータスとやらを拝見すれば分かりますが、真の職務が隠されておる場合もあるとお聞きしましたから、どこのどなたであるかを敢えてお伺いしておきましょう。
はいっ、ユキコ様から。
「ベラちゃんのオナホです(雅美さんがそう言えと)」
「元・オナホです(雪子さんがそう言えと)」
「時々オナホです(シニョーラ・マサミがそう言えと)」
ええと。
意味、わかりません。
(わからんでええです! というかゆっきーと雅美さん、何を瞳さんとゼアラさんに言わしとるのですかぁっ!)
(事実なのになんてこと言うのベラちゃん!あたしはただ、異世界人のイリヤさんにわかりやすいように副音声つけてもらっただけなのよ!)
この場にいないはずのマリアヴェッラ様に我々の会話、しかも心話を含むそれが筒抜けなのはともかくとしてですね。
私には尋ねたい事があります。
まず、おなほとは。
(そこなの…そこに質問が来るのね…まぁ、後で説明します。とりあえずはこの連中に例の小型苗床を見せてあげたいのよ)
ふーむ。どうやら、おなほなる物体、非常に色々とよろしくないブツなのは一瞬で理解出来ましたから、後でじっくりお聞きします。
(それは、とっても気持ちのよいものなのよ…)
(うそつけエロメスカマキリっ)
どうやら、ウガジン様はあのマサミさんにさえ多少の暴言や失言を許される立場であらせられる模様。
しかし、痴女宮の人間関係はともかくとして、苗床です。
あれを本宮の方々に直接にお見せすること、いささかよろしくない気も致しますが、まぁ仕方ありません。
マサミさんはあの苗床の危険性をご存知ですから、危うさを承知でこの方々に見せたいのでしょう。
(まぁ、月間痴女宮の記事取材よ。現状の淫化の実態を他の支部や本宮にも伝えておけば、援助も得やすいでしょうし…)
つまり、我々淫化支部へ支援を行うような話が持ち上がった際、快くお助け頂けるように、普段から痴女皇国の要職者各位へ向けて、淫化固有の特殊事情をお伝えしておくのが良いであろうという説明を受けます。
何より、現状の淫化は例の魔毒の件がありますので、例え痴女皇国の女官であっても、どなたでも無条件にお越し頂けるようにはなっておりません。
(だからこそ、淫化の現状を支障のない範囲で情報公開しておく必要があるのよ…女官の間では基本、隠し事がないようにするのが痴女皇国の女官教育方針だしね)
(現状ではキューバのハバナ西街区、ギリシャのカランバカ世帯区画、南洋行政局のジョクジャカルタ東街区が立ち入り規制区域の代表格ですね…キュラソーのウィレムスタットも指定をかける予定でしたが、カリブ方面の痴女皇国保養施設への移動中継拠点にして欲しいというレオノール大司教のたっての依頼がありましたからね…)
ふむ。ウガジン様がすらすらとお答えですが、広報部に所属しておられるその経歴、伊達ではないようです。
で、実はマチュピチュ神殿とワイナピチュ神殿の苗床、まだ育成途上なのです。
アスタロッテ経由でリュネ世界の魔王城の文献を参照してもらったり、魔王の知識を思い出せる範囲で思い出して貰って、育てとる最中なのです。
それでも良いのならば。
(何か良くない事が起きてそうね…)
(有り体に申しますと、躾がなっていないのです。すぐ触手を伸ばすとかするのです)
(イリヤさん…それ、ご褒美って言わない?)
(単に体液を吸い取ろうとするだけならまだしも、それ、捕食行動なのですよ…)
(うむ…浸かるどころか、近づくだけで引きずり込んで溶かそうとするのですよ…私たちが付いていなくば、狼藉で済まない事を致しよるもので)
ええ。
アスタロッテと二人で合意しました。
本宮の方々に、一応、警告はしておこう。
あとは知らん。
まぁ…十万卒以上なら、あの苗床の方で嫌がる可能性もありますからね。
実際に私とアスタロッテ、浸かっても消化を拒まれますし。
あ、そうそう。
私やアスタロッテ、公式に痴女皇国女官としての立場を授かった証としてすてーたす、確定したそうです。
Ilya Yasuni イリヤ・ヤスニ Thousand Suction (Limited Ten million) 千人卒(限定一千万)Slut and elof Visual,angel wing Equipment. 好色妖精外観(天使翼装備・痴女種互換)Peru branch, South-America Americas Regional Headquarters, Imperial of Temptress. 痴女皇国米大陸統括本部淫化支部 qurimanta caballerokuna 黄金騎士団 rune knight, sword saint.リュネ剣聖騎士
Astaroth アスタローテ Thousand Suction (Limited million) 千人卒(限定百万))Slut and Succubus Visual, deamon wing Equipment. 淫魔外観(悪魔翼装備・痴女種互換)Peru branch, South-America Americas Regional Headquarters, Imperial of Temptress. 痴女皇国米大陸統括本部淫化支部 qurimanta caballerokuna 黄金騎士団 Demon kingdom former emperor,Prime Minister/ 魔王国前帝・宰相
ぱんぱかぱーん。
これで晴れて私もアスタロッテも皆様のお仲間。
(それ、重巡洋艦のセリフ…)
何やら、あたごーんとかしょたくいかいじゅうとか、私から羽根をなくして耳を尖らせていないかのような姿がマサミさんの脳内に浮かんだようですが。
(うちの東欧支部に乳上ってのがいるんだけどね、あれの0.8から0.9くらいのバストサイズなのよ、イリヤさん…はっきり言うけど痴女皇国でかちちベスト3入り、確定ね)
はぁ。
よくわかりませんが、どうやら私は巨乳怪獣とかいう部類に入るそうです。
それと、鉄砲とか大砲と申す武器。
痴女皇国世界にあるような、かかる火を吐く棒は存在しませんでした。
ですから、そういうものを背負って水の上に立つ姿、間違っても私ではないでしょう。
少年といやらしい事を毎日のようにしている件については否定できませんが…げほげほげほっ。
(ちなみに剣聖や配下の翼ありの剣士どもなど、リュネの女戦士の中で特に選ばれた優秀な者たち、男をあてがわれるか選べる権利があったようでな)
ちょい待ち。
アスタロッテのこの発言、決して信用なさらないように。
というか、なんでか赤肌族…魔族最長寿者の知恵者とはいえど、あんたがそれ、知ってるんですか。
(お前の経験や知識共有…かかったままだぞ…少なくとも、私からは丸見えだ…)
ぎええええええ…アスタロッテが教える衝撃の事実に、私は一気に打ちのめされてしまいます。
(とんでもない自爆を見た瞬間)
(痴女種経験浅い初心者あるあるよね…)
(宇賀神さん…私もやらかした事があったのよ…)
(伊藤さん、一度は通る道ですよ…)
(そうですよヒトミさん、強く生きましょう)
「まぁ、痴女種あるあるよね…」
でまぁ、気を取り直しまして。
アスタロッテがこの月神殿で毎夕に行う、夜始めの儀式とやらの開始を告げます。
このワイナピチュ神殿、夜を司る月神を祀る建物だとか。
そして太陽神殿に祀られる立場の私は、月神殿に祀られているアスタロッテに対して「今から朝までは淫化の地を支配するのはあなたですよ」という主旨の儀式、毎夕の習わしとして致しております。
で、私は首にかけた金銀の首輪を外し、アスタロッテの首に装着してあげます。
(お前が急用で不在の時はどうするのだ…)
(私の名代としてチャスカか誰かが来ます。そしてそういう時のためにワイナピチュはもちろん、マチュピチュとサクサイワマンにも同じ首輪の予備を置いておるのです…)
まぁ、この措置、実はマサミさんやマリアリーゼ様からの入れ知恵です。
神器の類は必ず密かに予備を作って隠しておけ、と。
そして第三者が簡単に持ち出して悪用出来ないようにしておけとも。
この場合、私かチャスカが許可を出さないとワイナピチュ神殿の秘宝蔵は開きません。
同様にマチュピチュではチャスカかアスタロッテが聖環で許可を出さないと開かないようにされましたし、サクサイワマンだと私またはアスタロッテに解錠権限があるそうです。
更には、認証変更にはややこしい手続きがいるのですが、要は今、神使の証たるこの首輪、何本かの予備を含めて私かアスタロッテが巻かないと首を絞める勢いできつく締まって来る上に、隷環操作なる働きで装着者から生気を吸い上げるので、無理に着けると倒れてしまうそうで。
ところで、月神を象徴する金属は銀とされました。
そしてこの銀の間とやら、銀色の何がしかでそこかしこが装飾されていまして、マチュピチュやサクサイワマン神殿の金の間と対をなす意匠であるそうです。
(ちなみに聖母教会の代わりに建ててる神殿には金の間と銀の間が併設されてるわよ)
(魔屋や明日輝の神殿も淫化様式に統一していってる最中ですね)
そう…神官の数を増やす話、今や淫化の衛星国家とやらにされた魔屋王国や明日輝帝国管内の統治にも必要であるからなのです。
そして、淫化の政治は神事と密接に連携しております。
従来の淫化帝国では、主な街道の十歩里から十二歩里…50キロから60キロ程度…淫化人が一日に歩ける距離ごとに宿場町を設け、関所を設置していたそうです。
この関所を神殿に変え、地域の政治の拠点とする変更、我々リュネ世界の者が入り込んだ後の新生淫化帝国はもちろん、魔屋や明日輝でも進められております。
更には今後、淫化の神事と俗人向けの行政を分かち、俗人の政事は海岸沿いの商都リマにて行うことも企画されております。
(ただ、例の魔毒耐性の問題がありますのと…翼人出産の件がございますので、グァンタナモにて大量の女官を頂く訳には行かないのが…これが、俗人の量産ならばまだ問題はないのですが…)
(明日輝と魔屋だと、普通の男性や俗人女官って分類になるのかしら、いわゆる魔毒に強い耐性を持っていない人の出産についてはグァンタナモの即成栽培設備を使ってるんだっけ)
(ですね。ただ…魔毒対応処置に慣れていないと少し厄介なのですが)
そうなのですよねぇ、私たちが地域支配の主役になると、どうしてもこの問題が。
ちなみにマサミさん、リュネの苗床の時も思いましたけど、なんで平気なのでしょうか。
「ああ、あたし耐性ついてるみたいだし。ほら、イリヤさんとかアスタロッテさんの記憶抜いた時も」
と、ご自身のちんぽ…紫色の戦闘服とやら越しに透けて見えるそれを指差されますが。
「え」
「こここここのエロ女郎蜘蛛はぁああああっ」
「え…即ち、イリヤ様もアスタロッテ様も、既にお手つき済みと」
あの…お三方、汚物を見る目はマサミさんだけに。
ええそうです、私がタナカ様ではなくマサミさんと呼んでいる理由。
お手つきされたからです。
それも、アスタロッテと二人まとめて。
ううううう。
「しゃあないでしょ!初代様もこの二人を調べたいって言うから!」
(ほほほほほ、今もおりますわよっ)
ええと。
マサミさんの髪の毛、青くなりました。
この、マサミさんであってマサミさんでない状態、普段はマリアヴェッラ様の方で時々起きるそうですけど。
(淫化の始祖神パチャカマックさんじょー)
なんでしょうか、この軽いノリ。
(ナンム殿、もう少し威厳のある現れ方の方が…)
(いえいえアスタロッテ、これくらいがちょーどいいのですわ。で、めんどいからさっさと種付けしておしまいなさいっ)
ええっ。
なんと横暴な。
そう…既に面識がありますから今更なのですが、聖院初代テルナリーゼ様こと原初母神ナンム様と名乗られた方、明日輝の神であるケツアルコァトルや、魔屋の神たるテペウの姿を取られた事もおありだそうで。
(ちちかか湖で淫化の子孫を作ったのもあたくしですわねっ)
(ちなみにピラコチャがわしや。で、てるこがぱちゃまま…ぱちゃかまっくとか名のっとったな)
(おねーさま。それはいいのですが、ちゃっちゃとこの者たちにおめこさせてしまうのですわよっ)
(ま、待って待って初代様!今、ここにいる神官じゃなしに、ちゃんとした儀式用の神官を相手に種付けしてもらわないと実験にならないんですよ!)
慌てた声がしますが、これは元来のマサミさんですね。
で、なんでマサミさんは焦っておられるのか。
これが、マサミさんがここに来られたもう一つの理由だそうです。
そして、この話については、予め私の方から本宮…というよりもマサミさんに対して依頼しておりました。
(リュネ人族や魔族同士はもとより、リュネ人と魔族の混血であれば翼持ちが産まれます。しかし、淫化の民とリュネ人または魔族であれば、翼を持てないようなのです。これは今後の淫化の神官にとってはよろしくない事かも知れませんので、一度お時間のある時にお調べを頂ければと…)
どなたですか、この方々は。
ワイナピチュ神殿の白銀の間なる神事の場。
壁や天井、そして自ら光を発する特殊な水晶めいた石が埋め込まれた照明の飾りなど、そこかしこに施された装飾のことごとくが銀色に輝く、五身…おおむね7めーとる四方程度の広間に、我々はおります。
そこでタナカ様…マサミさんに引き合わされた、痴女宮からお越しの面々だそうですが、どう見ても賢者や学者の部類ではなさそうな印象の方々なのですけど、一体何をしにお越しとなったのか。
間違っても今から我々が行う種付けの結果、産まれた子供たちを分析する担当では、なさげ。
マサミさんはまだわかりますよ。
今朝の講義でお会いしたばかりですし。
しかし、他の御三方。
どう見ても部外者という印象です。
Masami Tanaka. 田中雅美 Million Suction(Limited Ten million)百万卒(限定億卒) Slut Visual.痴女外観 Purple Rosy knights, Imperial of Temptress. 紫薔薇騎士団 Secretary of the Interior Bureau. 内務局長 Sumerian Goddess of Mercy lineage of holy temple. 原初海洋神族系譜縁者
Yukiko Ugajin 宇賀神雪子 Hundred thousand Suction. 十万卒 Slut Visual 痴女外観 Purple rosy knights, Imperial of Temptress. 紫薔薇騎士団 Public Relations Manager, Ministry of Interior, Imperial of Temptress 痴女皇国内務局広報部部長
Hitomi Itoh (Hitomi Pascal) 伊藤瞳 Million Suction.(Limited Ten million Suction)百万卒(限定千万卒) Slut Visual 痴女外観 Black Rosy knights, Imperial of Temptress. 黒薔薇騎士団 Empress family-Secretarial Division manager, Interior Bureau, Imperial of Temptress. 内務局皇帝室秘書課長
Zalaniene. (Zala Navarre) ゼアラニーネ Hundred thousand Suction. 十万卒 Slut Visual. 痴女外観 White Rossy Kinght, Imperial of Temptress. 白薔薇騎士団 Priority placement, Security department, Palace of Temptress. 痴女宮警備本部優先配置
うち、お二人…イトウ・ヒトミ様と、マサミさんやヒトミ様よりはもう少し若く見えるウガジン・ユキコ様。
こちらの方々、マサミさんの同郷の方だと一目でわかりました。
で…ゼアラニーネさんは…マリアヴェッラ様の縁者で、生国も同じと。
ただ…いくら部外者といえど、痴女皇国の女官…それも本宮勤務の方であれば、何かの役職を頂いておられますよね。
名目上のお仕事であればあいえふえふステータスとやらを拝見すれば分かりますが、真の職務が隠されておる場合もあるとお聞きしましたから、どこのどなたであるかを敢えてお伺いしておきましょう。
はいっ、ユキコ様から。
「ベラちゃんのオナホです(雅美さんがそう言えと)」
「元・オナホです(雪子さんがそう言えと)」
「時々オナホです(シニョーラ・マサミがそう言えと)」
ええと。
意味、わかりません。
(わからんでええです! というかゆっきーと雅美さん、何を瞳さんとゼアラさんに言わしとるのですかぁっ!)
(事実なのになんてこと言うのベラちゃん!あたしはただ、異世界人のイリヤさんにわかりやすいように副音声つけてもらっただけなのよ!)
この場にいないはずのマリアヴェッラ様に我々の会話、しかも心話を含むそれが筒抜けなのはともかくとしてですね。
私には尋ねたい事があります。
まず、おなほとは。
(そこなの…そこに質問が来るのね…まぁ、後で説明します。とりあえずはこの連中に例の小型苗床を見せてあげたいのよ)
ふーむ。どうやら、おなほなる物体、非常に色々とよろしくないブツなのは一瞬で理解出来ましたから、後でじっくりお聞きします。
(それは、とっても気持ちのよいものなのよ…)
(うそつけエロメスカマキリっ)
どうやら、ウガジン様はあのマサミさんにさえ多少の暴言や失言を許される立場であらせられる模様。
しかし、痴女宮の人間関係はともかくとして、苗床です。
あれを本宮の方々に直接にお見せすること、いささかよろしくない気も致しますが、まぁ仕方ありません。
マサミさんはあの苗床の危険性をご存知ですから、危うさを承知でこの方々に見せたいのでしょう。
(まぁ、月間痴女宮の記事取材よ。現状の淫化の実態を他の支部や本宮にも伝えておけば、援助も得やすいでしょうし…)
つまり、我々淫化支部へ支援を行うような話が持ち上がった際、快くお助け頂けるように、普段から痴女皇国の要職者各位へ向けて、淫化固有の特殊事情をお伝えしておくのが良いであろうという説明を受けます。
何より、現状の淫化は例の魔毒の件がありますので、例え痴女皇国の女官であっても、どなたでも無条件にお越し頂けるようにはなっておりません。
(だからこそ、淫化の現状を支障のない範囲で情報公開しておく必要があるのよ…女官の間では基本、隠し事がないようにするのが痴女皇国の女官教育方針だしね)
(現状ではキューバのハバナ西街区、ギリシャのカランバカ世帯区画、南洋行政局のジョクジャカルタ東街区が立ち入り規制区域の代表格ですね…キュラソーのウィレムスタットも指定をかける予定でしたが、カリブ方面の痴女皇国保養施設への移動中継拠点にして欲しいというレオノール大司教のたっての依頼がありましたからね…)
ふむ。ウガジン様がすらすらとお答えですが、広報部に所属しておられるその経歴、伊達ではないようです。
で、実はマチュピチュ神殿とワイナピチュ神殿の苗床、まだ育成途上なのです。
アスタロッテ経由でリュネ世界の魔王城の文献を参照してもらったり、魔王の知識を思い出せる範囲で思い出して貰って、育てとる最中なのです。
それでも良いのならば。
(何か良くない事が起きてそうね…)
(有り体に申しますと、躾がなっていないのです。すぐ触手を伸ばすとかするのです)
(イリヤさん…それ、ご褒美って言わない?)
(単に体液を吸い取ろうとするだけならまだしも、それ、捕食行動なのですよ…)
(うむ…浸かるどころか、近づくだけで引きずり込んで溶かそうとするのですよ…私たちが付いていなくば、狼藉で済まない事を致しよるもので)
ええ。
アスタロッテと二人で合意しました。
本宮の方々に、一応、警告はしておこう。
あとは知らん。
まぁ…十万卒以上なら、あの苗床の方で嫌がる可能性もありますからね。
実際に私とアスタロッテ、浸かっても消化を拒まれますし。
あ、そうそう。
私やアスタロッテ、公式に痴女皇国女官としての立場を授かった証としてすてーたす、確定したそうです。
Ilya Yasuni イリヤ・ヤスニ Thousand Suction (Limited Ten million) 千人卒(限定一千万)Slut and elof Visual,angel wing Equipment. 好色妖精外観(天使翼装備・痴女種互換)Peru branch, South-America Americas Regional Headquarters, Imperial of Temptress. 痴女皇国米大陸統括本部淫化支部 qurimanta caballerokuna 黄金騎士団 rune knight, sword saint.リュネ剣聖騎士
Astaroth アスタローテ Thousand Suction (Limited million) 千人卒(限定百万))Slut and Succubus Visual, deamon wing Equipment. 淫魔外観(悪魔翼装備・痴女種互換)Peru branch, South-America Americas Regional Headquarters, Imperial of Temptress. 痴女皇国米大陸統括本部淫化支部 qurimanta caballerokuna 黄金騎士団 Demon kingdom former emperor,Prime Minister/ 魔王国前帝・宰相
ぱんぱかぱーん。
これで晴れて私もアスタロッテも皆様のお仲間。
(それ、重巡洋艦のセリフ…)
何やら、あたごーんとかしょたくいかいじゅうとか、私から羽根をなくして耳を尖らせていないかのような姿がマサミさんの脳内に浮かんだようですが。
(うちの東欧支部に乳上ってのがいるんだけどね、あれの0.8から0.9くらいのバストサイズなのよ、イリヤさん…はっきり言うけど痴女皇国でかちちベスト3入り、確定ね)
はぁ。
よくわかりませんが、どうやら私は巨乳怪獣とかいう部類に入るそうです。
それと、鉄砲とか大砲と申す武器。
痴女皇国世界にあるような、かかる火を吐く棒は存在しませんでした。
ですから、そういうものを背負って水の上に立つ姿、間違っても私ではないでしょう。
少年といやらしい事を毎日のようにしている件については否定できませんが…げほげほげほっ。
(ちなみに剣聖や配下の翼ありの剣士どもなど、リュネの女戦士の中で特に選ばれた優秀な者たち、男をあてがわれるか選べる権利があったようでな)
ちょい待ち。
アスタロッテのこの発言、決して信用なさらないように。
というか、なんでか赤肌族…魔族最長寿者の知恵者とはいえど、あんたがそれ、知ってるんですか。
(お前の経験や知識共有…かかったままだぞ…少なくとも、私からは丸見えだ…)
ぎええええええ…アスタロッテが教える衝撃の事実に、私は一気に打ちのめされてしまいます。
(とんでもない自爆を見た瞬間)
(痴女種経験浅い初心者あるあるよね…)
(宇賀神さん…私もやらかした事があったのよ…)
(伊藤さん、一度は通る道ですよ…)
(そうですよヒトミさん、強く生きましょう)
「まぁ、痴女種あるあるよね…」
でまぁ、気を取り直しまして。
アスタロッテがこの月神殿で毎夕に行う、夜始めの儀式とやらの開始を告げます。
このワイナピチュ神殿、夜を司る月神を祀る建物だとか。
そして太陽神殿に祀られる立場の私は、月神殿に祀られているアスタロッテに対して「今から朝までは淫化の地を支配するのはあなたですよ」という主旨の儀式、毎夕の習わしとして致しております。
で、私は首にかけた金銀の首輪を外し、アスタロッテの首に装着してあげます。
(お前が急用で不在の時はどうするのだ…)
(私の名代としてチャスカか誰かが来ます。そしてそういう時のためにワイナピチュはもちろん、マチュピチュとサクサイワマンにも同じ首輪の予備を置いておるのです…)
まぁ、この措置、実はマサミさんやマリアリーゼ様からの入れ知恵です。
神器の類は必ず密かに予備を作って隠しておけ、と。
そして第三者が簡単に持ち出して悪用出来ないようにしておけとも。
この場合、私かチャスカが許可を出さないとワイナピチュ神殿の秘宝蔵は開きません。
同様にマチュピチュではチャスカかアスタロッテが聖環で許可を出さないと開かないようにされましたし、サクサイワマンだと私またはアスタロッテに解錠権限があるそうです。
更には、認証変更にはややこしい手続きがいるのですが、要は今、神使の証たるこの首輪、何本かの予備を含めて私かアスタロッテが巻かないと首を絞める勢いできつく締まって来る上に、隷環操作なる働きで装着者から生気を吸い上げるので、無理に着けると倒れてしまうそうで。
ところで、月神を象徴する金属は銀とされました。
そしてこの銀の間とやら、銀色の何がしかでそこかしこが装飾されていまして、マチュピチュやサクサイワマン神殿の金の間と対をなす意匠であるそうです。
(ちなみに聖母教会の代わりに建ててる神殿には金の間と銀の間が併設されてるわよ)
(魔屋や明日輝の神殿も淫化様式に統一していってる最中ですね)
そう…神官の数を増やす話、今や淫化の衛星国家とやらにされた魔屋王国や明日輝帝国管内の統治にも必要であるからなのです。
そして、淫化の政治は神事と密接に連携しております。
従来の淫化帝国では、主な街道の十歩里から十二歩里…50キロから60キロ程度…淫化人が一日に歩ける距離ごとに宿場町を設け、関所を設置していたそうです。
この関所を神殿に変え、地域の政治の拠点とする変更、我々リュネ世界の者が入り込んだ後の新生淫化帝国はもちろん、魔屋や明日輝でも進められております。
更には今後、淫化の神事と俗人向けの行政を分かち、俗人の政事は海岸沿いの商都リマにて行うことも企画されております。
(ただ、例の魔毒耐性の問題がありますのと…翼人出産の件がございますので、グァンタナモにて大量の女官を頂く訳には行かないのが…これが、俗人の量産ならばまだ問題はないのですが…)
(明日輝と魔屋だと、普通の男性や俗人女官って分類になるのかしら、いわゆる魔毒に強い耐性を持っていない人の出産についてはグァンタナモの即成栽培設備を使ってるんだっけ)
(ですね。ただ…魔毒対応処置に慣れていないと少し厄介なのですが)
そうなのですよねぇ、私たちが地域支配の主役になると、どうしてもこの問題が。
ちなみにマサミさん、リュネの苗床の時も思いましたけど、なんで平気なのでしょうか。
「ああ、あたし耐性ついてるみたいだし。ほら、イリヤさんとかアスタロッテさんの記憶抜いた時も」
と、ご自身のちんぽ…紫色の戦闘服とやら越しに透けて見えるそれを指差されますが。
「え」
「こここここのエロ女郎蜘蛛はぁああああっ」
「え…即ち、イリヤ様もアスタロッテ様も、既にお手つき済みと」
あの…お三方、汚物を見る目はマサミさんだけに。
ええそうです、私がタナカ様ではなくマサミさんと呼んでいる理由。
お手つきされたからです。
それも、アスタロッテと二人まとめて。
ううううう。
「しゃあないでしょ!初代様もこの二人を調べたいって言うから!」
(ほほほほほ、今もおりますわよっ)
ええと。
マサミさんの髪の毛、青くなりました。
この、マサミさんであってマサミさんでない状態、普段はマリアヴェッラ様の方で時々起きるそうですけど。
(淫化の始祖神パチャカマックさんじょー)
なんでしょうか、この軽いノリ。
(ナンム殿、もう少し威厳のある現れ方の方が…)
(いえいえアスタロッテ、これくらいがちょーどいいのですわ。で、めんどいからさっさと種付けしておしまいなさいっ)
ええっ。
なんと横暴な。
そう…既に面識がありますから今更なのですが、聖院初代テルナリーゼ様こと原初母神ナンム様と名乗られた方、明日輝の神であるケツアルコァトルや、魔屋の神たるテペウの姿を取られた事もおありだそうで。
(ちちかか湖で淫化の子孫を作ったのもあたくしですわねっ)
(ちなみにピラコチャがわしや。で、てるこがぱちゃまま…ぱちゃかまっくとか名のっとったな)
(おねーさま。それはいいのですが、ちゃっちゃとこの者たちにおめこさせてしまうのですわよっ)
(ま、待って待って初代様!今、ここにいる神官じゃなしに、ちゃんとした儀式用の神官を相手に種付けしてもらわないと実験にならないんですよ!)
慌てた声がしますが、これは元来のマサミさんですね。
で、なんでマサミさんは焦っておられるのか。
これが、マサミさんがここに来られたもう一つの理由だそうです。
そして、この話については、予め私の方から本宮…というよりもマサミさんに対して依頼しておりました。
(リュネ人族や魔族同士はもとより、リュネ人と魔族の混血であれば翼持ちが産まれます。しかし、淫化の民とリュネ人または魔族であれば、翼を持てないようなのです。これは今後の淫化の神官にとってはよろしくない事かも知れませんので、一度お時間のある時にお調べを頂ければと…)
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