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柑橘島の甘い恋 -oranje eiland- 10.2
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いやその、車の上ですか。
いくら何でもと思いましたが、まぁ、さっきもやらせかけていた件です。
そして、いっそ大胆な行為を強要した方が…と思いかけ、私はさっきまで考えていたエロ本自販機でのはうつー本とやらの購入に思い至りました。
ええそうです、ローズベルト通りを進む我々の車の右横には、偽女種と男子生徒の寮舎が建ち並んでおり、くだんの自動販売機らしい物体もその前に存在するのが見えます。
(なんであんな目立つ場所に…)
(顔を赤らめドキドキしながらエロ本を買う少年を撮影するため…いえいえ、堂々とエロ本を買うだけの度胸と度量を育成するための配置だそうよ。エロ本を買う際の挙動はスメネプでも記録していたけど、この配置はさすがにちょっとね…)
で、下の図の●が自販機です。
| || ロ|↑商店街・売春受付|
|珍||車|| |セ
|珍|| ズ|●[寮舎][寮舎]|ン
|電||道ベ|●[寮舎][寮舎]|ト
|車||・ル|●[寮舎][寮舎]|・
|線||歩ト|●[寮舎][寮舎]|ア
|路|| 通|●[寮舎][寮舎]|ン
| ||道り|↓●[女学生寮舎]|ナ
| || |↓●[僧職員寮舎]|湾
| || | |
↓リフ砦・オトロバンダ修道院
私もスメネプの町で扱っていた事がありますから知っていますが、この自販機、マルハレータ様が言われていた通り、エロ本自販機と聞いて皆様が脳裏にご想像なさるであろう物体を遥かに凌駕した高機能な代物だというのは私にも理解、可能。
ええ。
なぜならばこの自販機、単純に中に詰め込まれたエロ本を売るだけの代物ではありません。
何と、中に入れられた紙を製本機能を備えた印刷装置に通して「都度、出来立てのエロ本を作って売る」代物なのですよ…。
で、機械の面に飾られた何冊ものエロ本も実は仮想表示で、接近した聖環保有者の性癖記録を参考に「おすすめエロ本」をまずは選べとやってくれる、とんでもない機能を装備しているのも知っております…。
(リンク…あなたにお願いがあります。私がお金を出しますから、あの自販機のエロ本を買ってみて欲しいのです。恐らく、機械が今のあなたに薦めて来るエロ本は、あなたのためになる内容のはず…)
(レオノール様、ハイラには買わせないのですか?)
(ベルティーネ…リンクが自販機の前に立った時の陳列画面で判断しようと思います…もしも、私の意図通りのエロ本が並んでいなければハイラを立たせてみようと)
(了解しました)
そこで我々は車を停め、まずは男子生徒状態のリンクをエロ本自販機の前に立たせることに。
私から防水版エロ本の購入費用のおひねりを聖環操作で受け取ったリンクはエロ本自販機の前に向かいます。
この時に、一緒に並んで立っていると私の聖環の方を優先して「しょたもの」「しょためすおち」「おねえさんめすおち」とやらの傾向のえろほんが表示されてしまうのは、実のところスメネプでやらかした事があって知っております。
(何をやっとんのやと言いたいが、ワイもそれ、あったからな…ワイは特定傾向がないみたいで普通にティアラがベラ子陛下に泣かされている内容がずらっと)
(充分に特定されてるじゃんか…)
(文句は内務局か厚労局や…性癖データの管理はあそこやろ…ワイが好き好んでそういうエロ本を見たい訳やなしに、自販機の方で勝手におすすめを出してくるんはティアラかて知ってるやろ…)
重ねて申しますがマルハレータ殿下と、セニョリタ・ナカイの口喧嘩には口を挟まないようにしておきましょう。
で、確か、マリアリーゼ陛下の話が正しければここで、リンクのために自販機がおすすめしてくるえろほんは…。
ええ、露出青姦のはうつー本とか、いかにも屋外系…淋の森公園だけでなく、熱帯ちほーとやらの各所で撮影されたと思しき内容の表紙がずらり、と10冊くらい並びました。
(好きなものの防水カラー版の購入ボタンを押して、点滅している聖環マークのリーダー部とやらに近づけるのですよ…)
で、この防水版を買うと、現在では印刷開始表示が出てから1分ほどで24ページ中綴じとやらで本が出てきます。
その間、リンクの後ろに立ってチンポをいじり回しながら、私のチンポをリンクの尻に押し付けてやります。
ええ、女でありながら男の痴漢の気分を味わえるお得な身体ですから、遠慮なく私の発情を伝えてやるのです。
ところで、エロ本が出てきたとして、どこでそんなもんを読むのか。
もはや日は暮れかけております。
このローズベルト通り自体は街灯が完備されておりますが…。
(まさか後先考えずにエロ本を買わせたのでしょうか…)
(ベルティーネ。私が何も考えておらぬとでも)
ええそうです、実はこの先に答えがあります。
と申しますのも、偽女種を含め、少年たちは食事を必要とする身の上です。
(売春船制度を敷いたのも、実はこの辺の事情もあるんや…偽女種含めて常時一千名、東側の女子寮を入れたら一万名を越す人口がおるんやぞ、今のオラニエスタット…)
そう…このオラニエスタット、ひいてはキュラソーの人口、連邦世界の10万人を超えるほどではありませんが、それなりの数を抱えているのです…。
尼僧候補生徒、そして助修士や修練士男子生徒の合計で常時一万名「以上」が在籍しておりますし、更にはその生活を助ける、痴女宮本宮からの転勤罪人や成人女官たちや元々の島の住民たちはこの売春街、ひいては島の暮らしを支援する立場で居住しています。
当然、その衣料品や日常生活品、更には食事を提供する必要が生じます。
すなわち、一般的なお金のやり取りをする生活をしている住民のためのお店が存在するのです。
(という訳で、ここではウィレムスタットの街の地区別の状況をご覧頂きましょう)
(なお、スコッテガトは連邦世界のそれよりは多少単純かつ湾面積が少なめだそうです)
ウィレムスタット市街地略図
-------------------------------------------------
ハト空港
↑
ここから先は丘陵地帯で
牧草地・レモン畑・オレンジ畑と売春地
------------------
北西街区 |
商店・食堂 |北街区
屋外売春置屋 |造船所・工場など
----- ------ -----
西街区 |スコッテガト|ローイ・
尼僧学生寮|(実際には |カトヒー地区
偽女種寮 |かなり複雑)|一般住民宅地
男子寮 -- -- -----
幹部職員住宅 ||東街区 尼僧学生寮
修道院・聖院学院||聖母教会
-------- ---------
海海海海海海海海海海海海海海海海海海海
-------------------------------------------------
そう…我々がくるま…でゅーんばぎーを進める先には、出て来るのが珈琲淫や快感王ココアですけどカフェテリアだのが存在するのですっ。
(いわゆる石北界系ホオープントカフェっちゅうやつやな)
(カフェアベルトですね)
(球根詐欺語つかおーぜ…)
(スペイン語じゃないだけ配慮してるんですよ?)
(それ以前に英語由来の聖院第二公用語でオープンカフェって言わないと、またマリアリーゼ陛下がお前らと怒る気がします…)
でまぁ、エビサンドとかイワシだのサバだのを挟むパン類…これはサンドイッチと言えば三人ともだいたい大丈夫なのですが、あいすかふぇいんとやらを一緒に頼んで生徒2名におごりながら店先のテーブルでエロ本を眺めるという状況がぁっ。
(ぬぬぬ…これは東街区の尼僧と常連客っぽい物語展開…)
(ちょちょちょちょちょ、これ珍珍電車の中じゃないですか!)
(ええと、ぼくたち、大抵は食堂まで歩いて行くのであれ、ほとんど乗った事ないんですけど…)
(私は寮から置屋まで行く時乗るわよ…うん、リンクくん…これはありえるのよ…あの電車、アムステルダム砦駅からマルシェナ地区…つまりここまでは空いてる時に限るけど、車内でオメコしていいのよ…)
(はははははハイラさんっそれ本当ですか…)
(先生方に聞いてごらんなさい…)
ええと、整理しましょう。
「このえろほんは実写画像に文章が添えられたストーリー仕立てになっています。で、女の方は東側のスカロー地区の寮住まいの尼僧学生…修練士ですね。そして、やや稼いでいる客との変態行為を思いつくのです」
「ぬぬぬぬぬ…」
「あの電車、そんなことできるんですか…」
「東側の寮を訪ねられるお客さんは結構お金持ってるのよ…」
「ええ、私も何度か目撃しました。本当にこんな感じでね…」
「で、えろほんでは恐らくハイラが見たような光景の先が展開されます。マルシェナ駅到着でお楽しみを中断された二人は、更なる狂った行為に耽ろうとするのです…車両貸出所で、私たちが乗っているようなばぎーを借りた女は、変態行為の要望があったことを修道院に連絡して偽女種を借ります」
「そ、それも許されるのですか…」
「滅多にあることじゃないんですけどね…リンクも、もしそういうお客が来たら今の激励修練ではなく、このような特例接客の要員として呼ばれていたかも知れませんよ…」
「ふふふ、それだけではないのです…そのオダイジン…お大尽は、このマルシェナの置屋で女を買うのです…」
「えええええ…それは流石に見た事がありませんね…」
「まさか…偽女種と、マルシェナで手配した女の子は…」
「ぐふふふふふ、展開が読めましたよレオノール様…」
「まぁまぁ、この先のページを見ますと…ええそうですね。後ろの座席で客と置屋女がオメコしている状態で、この修道学生は何とチンポを出して偽女種にしゃぶらせながら、ローズベルト通りを往復した後でカンポ・アレグロの方へ向かうのです…」
「すごいことしてますね…」
「これ、無料で対応できる範囲超えてますよレオノール様…」
「本には書かれていませんが、恐らく追加料金はそれなりでしょう…」
「そしてこの狂った行為に耽りそうな4人、くるまでカンポ・アレグロの淫売公園に向かい、そこで改めてオメコをしますね」
「ああ、あそこ照明ありますものね…」
「偽女種がお客さんを掘っていますよこれ…僕もアルバならやりますけど…キュラソーでやっていいんですか…」
「事前予約が必要ですが、キュラソーでも偽女種は買えなくはないのです…」
「そればかりか学生同士でオメコ…」
「ああそうですね、ハイラはここの神学部以外の状況を知りませんでしたね…茸島の本校や、痴女宮の聖院学院の寮では痴女島での売春人口の少なさを補って精気を得るために学生同士でオメコするのです…このキュラソーでは売春の際に本気オメコをする必要がありますから、敢えて学生同士では積極的にオメコをやらせていないのです…」
「ということは…ここ以外では学生同士でする事が日常的なのでしょうか…」
「それと本宮では千人卒に至るまでの過程が厳しいのと、聖母教会に属しない一般女官の教育も行っていますから、あなたたち神学部の生徒とは条件がまた違うのですよ。言ってみればこのキュラソー分校では一般売春を神学部過程に盛り込むことで、主な配属予定地域に合わせた尼僧教育を実践しているのです」
このベルティーネの説明、実のところ少し事実と異なる話が入っているのですよね…。
有り体に言ってしまいますと、このキュラソー分校の存在理由たるや、快感王栽培地の農夫のための売春要員提供施設なのです。
はっきり言えば上澄みである優秀な生徒の率が高い茸島分校とは、司祭以上に昇格する可能性が高い者の比率が全く違います。
下手をすると助祭留まりもあり得るのですよ…。
と申しますのも、読み書き計算、そしてぱそこんが出来ないと司祭にはなれないのです。
これは慈母寺の住職もそうですが、聖母教会の司祭はその教会の管内を従来の男性村長なり酋長なりといった、集団統率者に代わって統治します。
そして統治対象地域の住民には自給自足を成し遂げるか、はたまた他の地域へ出荷可能な産品の生産を指示指導する立場となるのです。
即ち、村内なら村内の精気収支も含めた「数字」を見て適切な指導指示を行える能力を必要とするのです…。
更には逓信や、聖母記念銀行に関わる取り扱いも業務に入って来ます。
ですので、このキュラソーで司祭までの教育に留めている理由…司祭以上になれる者が少ないからなのです。
では、何故、そうした差がつくのか。
これは、先般、カリブ海一帯を襲った台風たるハリケーン・コーニョの被害を復旧した際のカリブ各島の復興向け人材の移住政策が強く影響しています。
従来、カリブの小島に点在した砂糖きび工場はエドワード商会が所有し、先住民たちと灸場からの人手で操業していました。
しかし、死者こそ出ませんでしたが、コーニョの猛威の前にこれらの工場は少なからぬ被害を受けたのです。
更には、島によっては灸場で収穫された砂糖きびだけではなく、その島で栽培された砂糖きびの初期処理を行っていたのです…すなわち、ハリケーン・コーニョによって砂糖きび畑にも被害が出たのです…。
(廃地なんて全滅に近かったんだよな…オレンジ畑や船舶・建材用樹林までもが壊滅しかけてさ…)
そう、廃地人はいつぞやの呪術封印事件の後で聖母教会建設を受け入れた事が幸いしました。
避難警報が出された廃地人、災害防衛機能によって守られた聖母教会に急遽避難して身を寄せたことで奇跡的に死者は出ませんでした。
しかし、あの島の全域に亘って甚大な被害を受けたのです…。
そして復旧復興に際しては、植生環境の復元が優先されました。
この際に、あの禁断の肥料薬剤とも言えるチンポネックス・ボッキダスの投入が決定された結果、一旦は廃地人を島外に避難させて復元処理を行う事となったのです。
この強力な肥料製剤を人が吸引してしまうと鬼細胞持ちの痴女種化してしまう危険がありますので、植生復元後には、通常型チンポネックスで十分なようにするための中和剤散布で土壌復元処理を行う必要すらあったそうなのです…。
(地下水を含めて浄化させる必要があったんだよね…)
(そら、おーすとらりあでマリアリーゼ陛下が防護服を着て撒いたり、モヒった姿で消毒するわけやわ…ワイやティアラみたいな万卒以上の痴女種なら無影響やけど、ボッキダスの成分の駄洒落菌が一般人を汚染したら強制痴女種化待ったなしやねんから…)
(廃地は正直、資源が少ないから農産物に頼ることになるのよね…それに、スペイン婦人騎士団長のアウグスティーナさんに下賜された邪魔烏賊の珈琲淫農園に被害が出たのも痛いわよ…)
https://novel18.syosetu.com/n5728gy/206/
https://novel18.syosetu.com/n0112gz/213/
(ああ、旦那さんが経営してるアレな…ブルー漫湖とかいう最高級珈琲淫作っとる…)
お分かりでしょうか…この際に避難を余儀なくされた人々には、南米の快感王農園勤務が生計手段の一つとして示されたのです。
で、植生復旧が為された島々には灸場の少年同棲街から送り込まれた「優秀な人材」が移住しています。
(この移住に際して、ジョクジャカルタやカランバカの同棲街からもそれぞれ何組か灸場へ送り込まれておりまして、現地の人材穴埋めをしております…)
で。
ここで問題となったのが快感王農園はもちろん、こうした精糖他の事業に従事する移住者の精気回収。
この対策にと採用されたのが、マルハレータ殿下にて提案なされ、今まさにこのキュラソー、そしてセント・マールテンを主な拠点として実施している広域売春。
この売春要員ですが、一万人を超す女官…どうやって都合をつけたのでしょうか…。
(まぁ、普通はすぐに用意できるもんちゃうわな)
(で、マルハちゃんの案を採用した結果がキュラソーの聖母教会分校なんだよね…お読みの皆さんにわかりやすく申し上げると、ここは日○学園やかつての沼○北高校とか、旧・大阪府第八学区でも有名だった園芸科のある高校とかさ…いわば偏差値がアンダーな系統の学校や、外部の学校に通わせずに自給自足と義務教育同等の教育を施す児童支援施設…大阪府で言うと高槻の○○○学園を参考に原案をたのきちが作ったんだよ…)
では、言わば救済学校として企図されたキュラソー分校。
この生徒はどこから来たのか…ですよね。
で、従来は連邦世界での罪人、問答無用で女体化して孕ませた後は偽女種化→自己焼却処分の流れで処理しておりましたが、罪人労働者の不足を理由に「すぐ焼くのももったいないし焼くのはいつでもできるから、もうちょい働かせてみるか」となりました。
ロワイアル諸島の悪魔島や茸島デンパサール沖の亀地獄島の他用途転用、実はこれが理由なのです。
そう…女官候補を孕まされる罪人女たちは基本、連邦世界での凶悪犯罪者または余剰人口処理対象となった貧民です。
このうち素行劣悪ではない貧民については懐妊工程に行かせずに移民教育を施す事となっていますが…ええ、連邦世界の格言に「犯罪の理由の九割は貧困にある」というものがあるそうですね。
すなわち、貧乏人ほど悪事に手を染めやすいか、潜在的な悪人または素行不良無職か底辺労働者となる傾向があると思われておるようです…そして痴女皇国世界でも、残念ながら貧民賎民の類にはその傾向が強いのです…。
でまぁ、こうした罪人たちは現在、グァンタナモならグァンタナモ、ボロブドゥールならボロブドゥール、アトスならアトスといった場所で処理判定を受けてから然るべき処理コースに載せられます。
その処理コースの一つに「見直された更生程度判定によっては聖院学院神学部または仏教学部にて初等教育受講」が設けられたのです…。
そう…オトロバンダ修道院は言うなれば、更生施設なのです…。
で、冒頭のウィレムスタット街区略図、何か気付くことはございませんでしたでしょうか。
この町は男子学生と女子学生の居住区、厳密に分離しているとは申しましたが…西側の男子生徒寮舎の手前に女子学生寮舎と尼僧職員寮舎が配置にされている件、気付かれましたでしょうか…。
そしてわざわざ西側にも女子生徒の寮舎が存在する理由。
ええ、一応は男子生徒や偽女種生徒の精気収集、行えるようにしております。
この西側女子生徒寮舎は司祭候補者…すなわち、送られて来た女子生徒候補の中で見込みのある上澄み判定者を住まわせます。
そして尼僧職員を助けて偽女種または男子修練士や助修士の管理監督を行う者とされているのです…。
(だから完全な落ちこぼれ学生の島じゃないんだよね、キュラソー…)
(アレーゼ様の承認を得るための提示条件を満たすための施策の一つでございますね、マリアリーゼ陛下…)
これ、ハポンの刑務所で言うと計算工や衛生係に該当する業務も入る他、単純な精気授受…すなわち売春の成績だけで実績判定がかからない立場となるのです。
言うなれば、このキュラソーではエリトの部類。
その任命に当たっては、学業成績の他、東側街区での売春実績の判定が加味されます。
(それと、茸島から転校した聖隷少女団員がその子ら監督してるやろ。いわばティアラやジニアはんの後輩たちが面倒見てるんや…聖隷少女団の子らも、その西側女子学生寮に部屋もろてるやろ?)
そうですね。
そして、茸島の神学部校舎の学生であれば、非行少年少女慣れしているのです…。
実際にそのエロ本でも、聖隷少女団員にしか思えない格好の女の子が性交指導を行うために乱入しています。
そして、女に口を開けさせてから客のチンポをしごいて精液を顔に浴びせさせたり、その後始末…放尿を含めてやらせている立場なのです…。
ああ、そればかりか、偽女種と置屋女に顔射とやらを決め、更には偽女種のチンポを咥えて射精した後の置屋女の顔めがけて小便をかけています。
そう…彼女は言うなれば、チンポ持ちすなわち司祭候補である主人公の寮生女以上の権力者である表現がなされているのです…。
(リンクとハイラ、気付きますかね…このエロ本、変態性交が嫌なら頑張って売春と学業に精を出して出世しろという教育的内容なのですよね…聖隷少女団員に指名されるほどの人材を目指すか、本校の高等学部に行って司教への課程を歩むかしないとコレだよという話にしか読めないのですけど…)
いくら何でもと思いましたが、まぁ、さっきもやらせかけていた件です。
そして、いっそ大胆な行為を強要した方が…と思いかけ、私はさっきまで考えていたエロ本自販機でのはうつー本とやらの購入に思い至りました。
ええそうです、ローズベルト通りを進む我々の車の右横には、偽女種と男子生徒の寮舎が建ち並んでおり、くだんの自動販売機らしい物体もその前に存在するのが見えます。
(なんであんな目立つ場所に…)
(顔を赤らめドキドキしながらエロ本を買う少年を撮影するため…いえいえ、堂々とエロ本を買うだけの度胸と度量を育成するための配置だそうよ。エロ本を買う際の挙動はスメネプでも記録していたけど、この配置はさすがにちょっとね…)
で、下の図の●が自販機です。
| || ロ|↑商店街・売春受付|
|珍||車|| |セ
|珍|| ズ|●[寮舎][寮舎]|ン
|電||道ベ|●[寮舎][寮舎]|ト
|車||・ル|●[寮舎][寮舎]|・
|線||歩ト|●[寮舎][寮舎]|ア
|路|| 通|●[寮舎][寮舎]|ン
| ||道り|↓●[女学生寮舎]|ナ
| || |↓●[僧職員寮舎]|湾
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↓リフ砦・オトロバンダ修道院
私もスメネプの町で扱っていた事がありますから知っていますが、この自販機、マルハレータ様が言われていた通り、エロ本自販機と聞いて皆様が脳裏にご想像なさるであろう物体を遥かに凌駕した高機能な代物だというのは私にも理解、可能。
ええ。
なぜならばこの自販機、単純に中に詰め込まれたエロ本を売るだけの代物ではありません。
何と、中に入れられた紙を製本機能を備えた印刷装置に通して「都度、出来立てのエロ本を作って売る」代物なのですよ…。
で、機械の面に飾られた何冊ものエロ本も実は仮想表示で、接近した聖環保有者の性癖記録を参考に「おすすめエロ本」をまずは選べとやってくれる、とんでもない機能を装備しているのも知っております…。
(リンク…あなたにお願いがあります。私がお金を出しますから、あの自販機のエロ本を買ってみて欲しいのです。恐らく、機械が今のあなたに薦めて来るエロ本は、あなたのためになる内容のはず…)
(レオノール様、ハイラには買わせないのですか?)
(ベルティーネ…リンクが自販機の前に立った時の陳列画面で判断しようと思います…もしも、私の意図通りのエロ本が並んでいなければハイラを立たせてみようと)
(了解しました)
そこで我々は車を停め、まずは男子生徒状態のリンクをエロ本自販機の前に立たせることに。
私から防水版エロ本の購入費用のおひねりを聖環操作で受け取ったリンクはエロ本自販機の前に向かいます。
この時に、一緒に並んで立っていると私の聖環の方を優先して「しょたもの」「しょためすおち」「おねえさんめすおち」とやらの傾向のえろほんが表示されてしまうのは、実のところスメネプでやらかした事があって知っております。
(何をやっとんのやと言いたいが、ワイもそれ、あったからな…ワイは特定傾向がないみたいで普通にティアラがベラ子陛下に泣かされている内容がずらっと)
(充分に特定されてるじゃんか…)
(文句は内務局か厚労局や…性癖データの管理はあそこやろ…ワイが好き好んでそういうエロ本を見たい訳やなしに、自販機の方で勝手におすすめを出してくるんはティアラかて知ってるやろ…)
重ねて申しますがマルハレータ殿下と、セニョリタ・ナカイの口喧嘩には口を挟まないようにしておきましょう。
で、確か、マリアリーゼ陛下の話が正しければここで、リンクのために自販機がおすすめしてくるえろほんは…。
ええ、露出青姦のはうつー本とか、いかにも屋外系…淋の森公園だけでなく、熱帯ちほーとやらの各所で撮影されたと思しき内容の表紙がずらり、と10冊くらい並びました。
(好きなものの防水カラー版の購入ボタンを押して、点滅している聖環マークのリーダー部とやらに近づけるのですよ…)
で、この防水版を買うと、現在では印刷開始表示が出てから1分ほどで24ページ中綴じとやらで本が出てきます。
その間、リンクの後ろに立ってチンポをいじり回しながら、私のチンポをリンクの尻に押し付けてやります。
ええ、女でありながら男の痴漢の気分を味わえるお得な身体ですから、遠慮なく私の発情を伝えてやるのです。
ところで、エロ本が出てきたとして、どこでそんなもんを読むのか。
もはや日は暮れかけております。
このローズベルト通り自体は街灯が完備されておりますが…。
(まさか後先考えずにエロ本を買わせたのでしょうか…)
(ベルティーネ。私が何も考えておらぬとでも)
ええそうです、実はこの先に答えがあります。
と申しますのも、偽女種を含め、少年たちは食事を必要とする身の上です。
(売春船制度を敷いたのも、実はこの辺の事情もあるんや…偽女種含めて常時一千名、東側の女子寮を入れたら一万名を越す人口がおるんやぞ、今のオラニエスタット…)
そう…このオラニエスタット、ひいてはキュラソーの人口、連邦世界の10万人を超えるほどではありませんが、それなりの数を抱えているのです…。
尼僧候補生徒、そして助修士や修練士男子生徒の合計で常時一万名「以上」が在籍しておりますし、更にはその生活を助ける、痴女宮本宮からの転勤罪人や成人女官たちや元々の島の住民たちはこの売春街、ひいては島の暮らしを支援する立場で居住しています。
当然、その衣料品や日常生活品、更には食事を提供する必要が生じます。
すなわち、一般的なお金のやり取りをする生活をしている住民のためのお店が存在するのです。
(という訳で、ここではウィレムスタットの街の地区別の状況をご覧頂きましょう)
(なお、スコッテガトは連邦世界のそれよりは多少単純かつ湾面積が少なめだそうです)
ウィレムスタット市街地略図
-------------------------------------------------
ハト空港
↑
ここから先は丘陵地帯で
牧草地・レモン畑・オレンジ畑と売春地
------------------
北西街区 |
商店・食堂 |北街区
屋外売春置屋 |造船所・工場など
----- ------ -----
西街区 |スコッテガト|ローイ・
尼僧学生寮|(実際には |カトヒー地区
偽女種寮 |かなり複雑)|一般住民宅地
男子寮 -- -- -----
幹部職員住宅 ||東街区 尼僧学生寮
修道院・聖院学院||聖母教会
-------- ---------
海海海海海海海海海海海海海海海海海海海
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そう…我々がくるま…でゅーんばぎーを進める先には、出て来るのが珈琲淫や快感王ココアですけどカフェテリアだのが存在するのですっ。
(いわゆる石北界系ホオープントカフェっちゅうやつやな)
(カフェアベルトですね)
(球根詐欺語つかおーぜ…)
(スペイン語じゃないだけ配慮してるんですよ?)
(それ以前に英語由来の聖院第二公用語でオープンカフェって言わないと、またマリアリーゼ陛下がお前らと怒る気がします…)
でまぁ、エビサンドとかイワシだのサバだのを挟むパン類…これはサンドイッチと言えば三人ともだいたい大丈夫なのですが、あいすかふぇいんとやらを一緒に頼んで生徒2名におごりながら店先のテーブルでエロ本を眺めるという状況がぁっ。
(ぬぬぬ…これは東街区の尼僧と常連客っぽい物語展開…)
(ちょちょちょちょちょ、これ珍珍電車の中じゃないですか!)
(ええと、ぼくたち、大抵は食堂まで歩いて行くのであれ、ほとんど乗った事ないんですけど…)
(私は寮から置屋まで行く時乗るわよ…うん、リンクくん…これはありえるのよ…あの電車、アムステルダム砦駅からマルシェナ地区…つまりここまでは空いてる時に限るけど、車内でオメコしていいのよ…)
(はははははハイラさんっそれ本当ですか…)
(先生方に聞いてごらんなさい…)
ええと、整理しましょう。
「このえろほんは実写画像に文章が添えられたストーリー仕立てになっています。で、女の方は東側のスカロー地区の寮住まいの尼僧学生…修練士ですね。そして、やや稼いでいる客との変態行為を思いつくのです」
「ぬぬぬぬぬ…」
「あの電車、そんなことできるんですか…」
「東側の寮を訪ねられるお客さんは結構お金持ってるのよ…」
「ええ、私も何度か目撃しました。本当にこんな感じでね…」
「で、えろほんでは恐らくハイラが見たような光景の先が展開されます。マルシェナ駅到着でお楽しみを中断された二人は、更なる狂った行為に耽ろうとするのです…車両貸出所で、私たちが乗っているようなばぎーを借りた女は、変態行為の要望があったことを修道院に連絡して偽女種を借ります」
「そ、それも許されるのですか…」
「滅多にあることじゃないんですけどね…リンクも、もしそういうお客が来たら今の激励修練ではなく、このような特例接客の要員として呼ばれていたかも知れませんよ…」
「ふふふ、それだけではないのです…そのオダイジン…お大尽は、このマルシェナの置屋で女を買うのです…」
「えええええ…それは流石に見た事がありませんね…」
「まさか…偽女種と、マルシェナで手配した女の子は…」
「ぐふふふふふ、展開が読めましたよレオノール様…」
「まぁまぁ、この先のページを見ますと…ええそうですね。後ろの座席で客と置屋女がオメコしている状態で、この修道学生は何とチンポを出して偽女種にしゃぶらせながら、ローズベルト通りを往復した後でカンポ・アレグロの方へ向かうのです…」
「すごいことしてますね…」
「これ、無料で対応できる範囲超えてますよレオノール様…」
「本には書かれていませんが、恐らく追加料金はそれなりでしょう…」
「そしてこの狂った行為に耽りそうな4人、くるまでカンポ・アレグロの淫売公園に向かい、そこで改めてオメコをしますね」
「ああ、あそこ照明ありますものね…」
「偽女種がお客さんを掘っていますよこれ…僕もアルバならやりますけど…キュラソーでやっていいんですか…」
「事前予約が必要ですが、キュラソーでも偽女種は買えなくはないのです…」
「そればかりか学生同士でオメコ…」
「ああそうですね、ハイラはここの神学部以外の状況を知りませんでしたね…茸島の本校や、痴女宮の聖院学院の寮では痴女島での売春人口の少なさを補って精気を得るために学生同士でオメコするのです…このキュラソーでは売春の際に本気オメコをする必要がありますから、敢えて学生同士では積極的にオメコをやらせていないのです…」
「ということは…ここ以外では学生同士でする事が日常的なのでしょうか…」
「それと本宮では千人卒に至るまでの過程が厳しいのと、聖母教会に属しない一般女官の教育も行っていますから、あなたたち神学部の生徒とは条件がまた違うのですよ。言ってみればこのキュラソー分校では一般売春を神学部過程に盛り込むことで、主な配属予定地域に合わせた尼僧教育を実践しているのです」
このベルティーネの説明、実のところ少し事実と異なる話が入っているのですよね…。
有り体に言ってしまいますと、このキュラソー分校の存在理由たるや、快感王栽培地の農夫のための売春要員提供施設なのです。
はっきり言えば上澄みである優秀な生徒の率が高い茸島分校とは、司祭以上に昇格する可能性が高い者の比率が全く違います。
下手をすると助祭留まりもあり得るのですよ…。
と申しますのも、読み書き計算、そしてぱそこんが出来ないと司祭にはなれないのです。
これは慈母寺の住職もそうですが、聖母教会の司祭はその教会の管内を従来の男性村長なり酋長なりといった、集団統率者に代わって統治します。
そして統治対象地域の住民には自給自足を成し遂げるか、はたまた他の地域へ出荷可能な産品の生産を指示指導する立場となるのです。
即ち、村内なら村内の精気収支も含めた「数字」を見て適切な指導指示を行える能力を必要とするのです…。
更には逓信や、聖母記念銀行に関わる取り扱いも業務に入って来ます。
ですので、このキュラソーで司祭までの教育に留めている理由…司祭以上になれる者が少ないからなのです。
では、何故、そうした差がつくのか。
これは、先般、カリブ海一帯を襲った台風たるハリケーン・コーニョの被害を復旧した際のカリブ各島の復興向け人材の移住政策が強く影響しています。
従来、カリブの小島に点在した砂糖きび工場はエドワード商会が所有し、先住民たちと灸場からの人手で操業していました。
しかし、死者こそ出ませんでしたが、コーニョの猛威の前にこれらの工場は少なからぬ被害を受けたのです。
更には、島によっては灸場で収穫された砂糖きびだけではなく、その島で栽培された砂糖きびの初期処理を行っていたのです…すなわち、ハリケーン・コーニョによって砂糖きび畑にも被害が出たのです…。
(廃地なんて全滅に近かったんだよな…オレンジ畑や船舶・建材用樹林までもが壊滅しかけてさ…)
そう、廃地人はいつぞやの呪術封印事件の後で聖母教会建設を受け入れた事が幸いしました。
避難警報が出された廃地人、災害防衛機能によって守られた聖母教会に急遽避難して身を寄せたことで奇跡的に死者は出ませんでした。
しかし、あの島の全域に亘って甚大な被害を受けたのです…。
そして復旧復興に際しては、植生環境の復元が優先されました。
この際に、あの禁断の肥料薬剤とも言えるチンポネックス・ボッキダスの投入が決定された結果、一旦は廃地人を島外に避難させて復元処理を行う事となったのです。
この強力な肥料製剤を人が吸引してしまうと鬼細胞持ちの痴女種化してしまう危険がありますので、植生復元後には、通常型チンポネックスで十分なようにするための中和剤散布で土壌復元処理を行う必要すらあったそうなのです…。
(地下水を含めて浄化させる必要があったんだよね…)
(そら、おーすとらりあでマリアリーゼ陛下が防護服を着て撒いたり、モヒった姿で消毒するわけやわ…ワイやティアラみたいな万卒以上の痴女種なら無影響やけど、ボッキダスの成分の駄洒落菌が一般人を汚染したら強制痴女種化待ったなしやねんから…)
(廃地は正直、資源が少ないから農産物に頼ることになるのよね…それに、スペイン婦人騎士団長のアウグスティーナさんに下賜された邪魔烏賊の珈琲淫農園に被害が出たのも痛いわよ…)
https://novel18.syosetu.com/n5728gy/206/
https://novel18.syosetu.com/n0112gz/213/
(ああ、旦那さんが経営してるアレな…ブルー漫湖とかいう最高級珈琲淫作っとる…)
お分かりでしょうか…この際に避難を余儀なくされた人々には、南米の快感王農園勤務が生計手段の一つとして示されたのです。
で、植生復旧が為された島々には灸場の少年同棲街から送り込まれた「優秀な人材」が移住しています。
(この移住に際して、ジョクジャカルタやカランバカの同棲街からもそれぞれ何組か灸場へ送り込まれておりまして、現地の人材穴埋めをしております…)
で。
ここで問題となったのが快感王農園はもちろん、こうした精糖他の事業に従事する移住者の精気回収。
この対策にと採用されたのが、マルハレータ殿下にて提案なされ、今まさにこのキュラソー、そしてセント・マールテンを主な拠点として実施している広域売春。
この売春要員ですが、一万人を超す女官…どうやって都合をつけたのでしょうか…。
(まぁ、普通はすぐに用意できるもんちゃうわな)
(で、マルハちゃんの案を採用した結果がキュラソーの聖母教会分校なんだよね…お読みの皆さんにわかりやすく申し上げると、ここは日○学園やかつての沼○北高校とか、旧・大阪府第八学区でも有名だった園芸科のある高校とかさ…いわば偏差値がアンダーな系統の学校や、外部の学校に通わせずに自給自足と義務教育同等の教育を施す児童支援施設…大阪府で言うと高槻の○○○学園を参考に原案をたのきちが作ったんだよ…)
では、言わば救済学校として企図されたキュラソー分校。
この生徒はどこから来たのか…ですよね。
で、従来は連邦世界での罪人、問答無用で女体化して孕ませた後は偽女種化→自己焼却処分の流れで処理しておりましたが、罪人労働者の不足を理由に「すぐ焼くのももったいないし焼くのはいつでもできるから、もうちょい働かせてみるか」となりました。
ロワイアル諸島の悪魔島や茸島デンパサール沖の亀地獄島の他用途転用、実はこれが理由なのです。
そう…女官候補を孕まされる罪人女たちは基本、連邦世界での凶悪犯罪者または余剰人口処理対象となった貧民です。
このうち素行劣悪ではない貧民については懐妊工程に行かせずに移民教育を施す事となっていますが…ええ、連邦世界の格言に「犯罪の理由の九割は貧困にある」というものがあるそうですね。
すなわち、貧乏人ほど悪事に手を染めやすいか、潜在的な悪人または素行不良無職か底辺労働者となる傾向があると思われておるようです…そして痴女皇国世界でも、残念ながら貧民賎民の類にはその傾向が強いのです…。
でまぁ、こうした罪人たちは現在、グァンタナモならグァンタナモ、ボロブドゥールならボロブドゥール、アトスならアトスといった場所で処理判定を受けてから然るべき処理コースに載せられます。
その処理コースの一つに「見直された更生程度判定によっては聖院学院神学部または仏教学部にて初等教育受講」が設けられたのです…。
そう…オトロバンダ修道院は言うなれば、更生施設なのです…。
で、冒頭のウィレムスタット街区略図、何か気付くことはございませんでしたでしょうか。
この町は男子学生と女子学生の居住区、厳密に分離しているとは申しましたが…西側の男子生徒寮舎の手前に女子学生寮舎と尼僧職員寮舎が配置にされている件、気付かれましたでしょうか…。
そしてわざわざ西側にも女子生徒の寮舎が存在する理由。
ええ、一応は男子生徒や偽女種生徒の精気収集、行えるようにしております。
この西側女子生徒寮舎は司祭候補者…すなわち、送られて来た女子生徒候補の中で見込みのある上澄み判定者を住まわせます。
そして尼僧職員を助けて偽女種または男子修練士や助修士の管理監督を行う者とされているのです…。
(だから完全な落ちこぼれ学生の島じゃないんだよね、キュラソー…)
(アレーゼ様の承認を得るための提示条件を満たすための施策の一つでございますね、マリアリーゼ陛下…)
これ、ハポンの刑務所で言うと計算工や衛生係に該当する業務も入る他、単純な精気授受…すなわち売春の成績だけで実績判定がかからない立場となるのです。
言うなれば、このキュラソーではエリトの部類。
その任命に当たっては、学業成績の他、東側街区での売春実績の判定が加味されます。
(それと、茸島から転校した聖隷少女団員がその子ら監督してるやろ。いわばティアラやジニアはんの後輩たちが面倒見てるんや…聖隷少女団の子らも、その西側女子学生寮に部屋もろてるやろ?)
そうですね。
そして、茸島の神学部校舎の学生であれば、非行少年少女慣れしているのです…。
実際にそのエロ本でも、聖隷少女団員にしか思えない格好の女の子が性交指導を行うために乱入しています。
そして、女に口を開けさせてから客のチンポをしごいて精液を顔に浴びせさせたり、その後始末…放尿を含めてやらせている立場なのです…。
ああ、そればかりか、偽女種と置屋女に顔射とやらを決め、更には偽女種のチンポを咥えて射精した後の置屋女の顔めがけて小便をかけています。
そう…彼女は言うなれば、チンポ持ちすなわち司祭候補である主人公の寮生女以上の権力者である表現がなされているのです…。
(リンクとハイラ、気付きますかね…このエロ本、変態性交が嫌なら頑張って売春と学業に精を出して出世しろという教育的内容なのですよね…聖隷少女団員に指名されるほどの人材を目指すか、本校の高等学部に行って司教への課程を歩むかしないとコレだよという話にしか読めないのですけど…)
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