闇堕ち女帝マリア・痴女皇帝建国譚

すずめのおやど

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女修道士渚に立つ・10

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(お待ちくだされ…そのおなご、もし不要と申されるのであらば、わしに下賜頂く訳には参りませぬか)

む。

庄司しょうじ甚右衛門じんえもんと名乗られた方の申し出に驚く皆。

(そのおなごが如何いかな罪状で裁かれたか、詳しうは存じ上げませぬが、我らが比丘尼国では十両以上…ある程度以上の大金を盗んだり、はたまた人を殺す等々で世を騒がせ人様に害を為したならば、その者をはりつけにしたり、はたまた首をねるのが罪重き証。然るに未だ生かしておるのならば、これほどの拷問を重ねて余罪を吐かせるほどの重罪を犯した者のようには思えませぬ)

なるほど…比丘尼国の常識だと、厳しい拷問は死刑に繋がる証言や更なる余罪を吐き出させるために行うべき事なのでしょう。

(そして、そちらの巫女様なれば人心が読めましょう。何も無駄に責めなぶらずとも、生きて働く事それ自体が拷問となるが如きお達しを下すなど、様々にやりようはござりますかと…)

と、お庇いの姿勢を見せられます。

で、この庄司甚右衛門氏いわく。

「比丘尼国の常識では普通なら死罪に該当する者は迅速に自白させて裁決を終了させ、可及的速やかに死刑にした上、更には死刑にした者の死骸を晒し者にするなど、死刑を執行したを比丘尼国市中に公開して再犯防止に努めるべきであり、何もねちねちといたぶる必要はないだろう」というのが「建前の上での意見」ですね。

つまり…甚右衛門氏の真意は、単にリンドリアーネを庇うだけではないということ。

それを読み取った私は、一瞬だけの微笑、甚右衛門氏にちら、と見せておきます。

(あ、甚内じんないさん…比丘尼国と違って痴女皇国では死刑は基本的にやらな…)

(まぁまぁベラちゃんちょっと待って待って)

(ふふふふふ、そのなる御仁、もしも無用ならば…わしらにははなとして飾る手がございますが、いかが…)

ええ、やはり、甚右衛門氏はリンドリアーネに何かしらの利用価値を見出しており、可能な限りはここで身柄を譲り受けたいようです。

(で、甚内さんの見立てでは、痴女皇国だと格下げしてどっかの田舎でうらぶれ人生を送らせるか、はたまた還俗げんぞくして一般人に戻すべきなんだけど、比丘尼国に引っ張って来るならばもっと活用できる人材のように思えるのですね…つまりねベラちゃん、比丘尼国って日本でしょ、要は…)

にやにやしてますね、雅美さん。

そして、雅美さんの思惑も、何となく読めました。

(なるほど。甚内様はこのリンドリアーネに利用かちがあるとおかんがえなのですね。ふむ…お姉様、いかが?)

ええ、我々の意向を受けた初代様も、リンドを比丘尼国に引き渡す方向でお話を始められます。

(てるこ、そもそもけんしゅうでおたがいの女官、いききさせとんねんやろ。おまえんとこのじょかんがこっちにいつものけんしゅうより長くおったかてべつにええんちゃうんか)

(なるほど。お姉様としては、研修中のごときすてーたすらんくの女官ならば、比丘尼国に影響を及ぼさないであろうとも)

(そらてるこ、まりややべらこだけやのうて、まさみとかあるとみたいなん来さすわけちゃうねんから、一人や二人、どうちゅうこともあらへんやろ。じんない…そいつ、よしわらで使う以上の価値があるとひらめいたな?)

(は。これはあくまでも拙者の勘。このおなご、よもやすると比丘尼国でそれなりに名を残すか利を残すか。上様に引き合わせてみとうは御座いますな)

(ふむ…じんない、おまえのかんはあたりそうやぞ…べらこ、おまえらさえよかったら、このまま、こやつをじんないにわたしてかえってもろたらどや。どうせ明日、おまえもよしわら、見にくるんやろ?)

(はぁ…まぁ、おかみ様や甚内さんがそれで良いのなら…)

(ベラ子、それに…甚内さんはオリューレ一行の視察に付き合ってくれてんだろ? だったらお礼の手土産もいるじゃん…あ、甚内さん、マリアだけどさー)

(おや、まりや様。お久しうございまする…いやいや、紅毛の太夫が登楼とあれば、吉原の風評にも良きやも知れませぬし、いざとなればわしの女房にする手も使えるかと思うたのですが…)

(そーだねー…おかみ様、比丘尼国って今ちょっと色々揉めそうな話とか、既に揉めてる話出てますよね)

(んーせやのー…なるほど。たんにこの子をじんないにあずけるんやなしに、色々とおきることを利用できるわのぅ。おまえがええんやったらわしはべつに口はさまんから、よきにはかろうたってくれ)

(へいへい。んじゃ、リンドリアーネ…あんたは今日、甚内さんと一緒にこのまま吉原だ。私物は後で吉原神社に送っておくから、受け取る時に神社で聖環情報を書き換えてもらえ。一応は向こうの人別帳…戸籍登録制度があるからな)

と、急にすぱすぱ話が決まっていきます。

まぁ、比丘尼国で使い道があるならば、それこそ、私が口を挟むことではありません。

あとは、向こうでの運次第というべきか。

(もしかすると、それなりにいい人生を送れるかも知れねえから、やれと言われた事はきっちりやっとけよ…あと、比丘尼国の担当は一応はあたしだ。相談事や要望はあたしに言ってくれ)

これも、リンドリアーネには良い方向に進むかも知れません。痴女皇国での比丘尼国へ交渉や外交担当は基本、マリア様直轄事項。

逆に言えばその行状成績などは、マリア様が直接ご覧になるということです。

良くも悪くも、評価は迅速に行われるでしょう…。そして、提携先の比丘尼国が絡むならば、単純に私たち痴女皇国女官の意見や評価だけで、リンドのこれからの将来が決まってしまう訳ではなくなります。

ただ…痴女皇国とは違う意味で厳しいという比丘尼国の巫女の世界です。

良かれ悪かれ、私としては「がんばれ、あとは貴女の人生です」という以外の言葉を出すべきではないでしょう。

(ある意味ではオリューレさんも成長したというべきか…)

(そりゃ茸島の行政支局も含めて独自判断で処理してるキャリアもついてんだからさ…あとは運転だけだなっ)

(その件を言われると私は何も言えなくなります…)

(車は手配した…あとは明日の結果次第で、ベラ子から渡されるものを受け取ってくれ…)

はぁ。

で、責め具と拘束を解かれたリンドリアーネは、身請け人の庄司甚内さんと一緒に、マリア様に連れられて即座にこの場から消え去ってしまいます。

あっという間の出来事に、口をぽかーんとしている人物も少々おりますが、話が早いのが痴女皇国…これに慣れて貰わなくては困る人材もここにはいますよ。

でまぁ、カランバカの件の後始末やら何やらをしたその日の夜、メテオラ修道院の駐車場に駐車中のダンケ号の運転席に乗り込む私、オリューレですが…しかも黒薔薇服、着用のままです。

「いいですかオリューレさん…ダンケ号はそもそも重いのです…あと、普通の乗用車よりもかなり早めにブレーキをかける癖をつけるのです…特に下りは要注意ですよ…」

ええ、地獄の猛特訓を受けさせられました。

そして翌日…予定通りにカルノ、そしてマルハレータはコンスタンチノープルへ。ベラ子陛下は吉原視察。ウィレミーナは私に付き添って、ブダペストで乳上に預ける事になります。

(ウィレミーナ…彼女とカルノとの子供はどうします?)

ブダペスト運転教習センターなる施設でお会いした乳上には開口一番、聞かれますが。

(東欧支部での尼僧教育に支障があるようなら即成栽培施設での出産をお願い致します。そちらの施設での入寮手続きが終了すれば、ウィレミーナは南洋行政局から東欧支部への所属移管となるはずですし…)

要は、東欧支部に一任することになるという話。

そしてウィレミーナは、カルノの子に付き添って本国に戻る事になるでしょう…。

で、肝心の運転検定結果。

出来れば言いたくはないのです。

まぁ、端的に言うと車両限定、運転区間・地域限定。

そして一定期間後にベラ子陛下の立ち会いで、現地にて再検定。
https://novel18.syosetu.com/n5728gy/188/

「不合格にしていないだけ、温情であるとお思い下さい…」

ええ、乳上の顔が語っています。

“これが東欧支部員やったら不合格やで”

“カルノの手前、最低限度の見て見ぬふりはしたからな”

“私にはこれ以上の下駄を履かせての採点は無理、他の連中に怒られる”

“最低限度の忖度はするが私もあんたもそれぞれの部下の目がある立場やろ、わかってくれ”

更には、黒薔薇服を着てこれなのかという、憐れみの視線すら。

ううううう。

ま、まぁ、これでとりあえずは一応、カルノを連れての視察に自転車を漕がなくとも良くなったのです…。

そしてブダペストにウィレミーナを置いて、私はアトスに一人で戻る事になります。

で、疲れた顔のカルノとマルハレータの顔で、コンスタンチノープルで何が起きたのか、おおよそ察する私。

それはともかくですね、乳上は今回、カルノときちんと顔を合わせていない事に対する不満、強く私に申しておりました。

そして…その一件が運転検定の結果に現れたとは、私の考え過ぎでしょうか。

(オリューレさん…実は、運転検定に通った際にお渡しする車は用意されていました。しかし、検定結果によって渡すものを変えろ、と姉も申しよるのです…)

で、何を渡されたのかですが。

テンプレスの格納庫に積まれたそれ、カルノとマルハレータと共に見学する事になります。

その白く小さな車、オレンジ色の内装なのです。


そして…ドアを開けずともわかる、その狭さ。
https://twitter.com/725578cc/status/1680178028947861504?s=20

「これは見ての通り、ウサギをモチーフにした意匠があちこちにあしらわれています。で、車体の大きさや運転席の狭さでわかる通り、日本の地方でお姉さん奥さんおばさんが自分の通勤やお買い物他の日常的な利用に使われることを前提にした車なのです…酷道1号線や2号線だの、茸島や南洋島の山中の集落への取り付け道路を日常的に走るような用途を考えて、敢えて小さく作られているのです」

聞けば、高収入求人号や号といった軽自動車という部類…更には私も幾度となく見たり、はたまた助手席に乗せて頂いた事もある田中内務局長のかつての愛車だった小型の四輪駆動車なるものは、日本に多いこうした道での使用を前提としているのだそうで…そして、このウサギ号とやらも、軽自動車の製造を得意としており、販売台数を上げるための措置として使用者に駄洒落菌のような中毒性のある作用をもたらすので有名な企業が作ったそうです…。

日本人に変態が多いと聞いた理由の一端、分かった気もします…。

(ちょっと誤解がある気もしますが、まぁ、あそこの会社の軽自動車、ジーナ母様も買って沖縄で乗ってたし、どういうものかはあたしにも馴染みがありますから完全に否定はしません…)

で、そんな変態的な製品にも関わらず、普通の女性に運転させることを前提にしたその車の車内を見せてもらいます。

ええ…運転席や後ろの座席に実際に座ってみましたけど、カルノや通常時のアニサはまだしも、普段から高めの身長の私やディードリアーネには厳しいでしょう。ベラ子陛下も座っておられましたが、陛下が座ると後ろの座席、カルノでもかなり厳しくなりますね。

ただ、女性向けであるのは車内の計器類や手に触れる部分にウサギの図柄をあしらったりウサギを連想させる意匠だったり、はたまた椅子の張り布自体が鮮やか「だっただろう」オレンジ色だということからも理解できます。

「この車を通勤やお買い物などに使う女性が一人で乗るか…さもなくば、人を乗せるにしても、せいぜいお子様や老人を幼稚園や病院に送り迎えするくらいの短距離の利用だろうと割り切ってるんですよ…」

「なるほど、それで車内姦淫すら厳しい構造…」

「コラムシフトですから隣に乗った人物にちんぽを咥えさせることは不可能ではありませんが…」

それだけでもかなり厳しそうですよ。

あと、そういう発想が即座に出て来るのが陛下らしいという気がしますが、それよりもっと気になることがあります。

「で…陛下。これ…かなり古めの車になるのでは…」

ええそうです、中古で手に入れた感、ありあり。

恐らくはジョクジャカルタの住宅ですとか、あるいはアニサの実家や、そして今は跡形もないベテハリの生家の庭先のような場所に置かれてすぐ乗れるようにしていたのでしょう。ところどころに日に焼けた痕跡らしいものが車内外に見つかります。

聞けば、私も名前を存じ上げているだけでなく、多少の面識がある若様…智秋敬ちあきたかしさんのご実家のある辺りの三河監獄社の車両販売店の下取り車として持ち込まれた車を格安で譲ってもらったそうです…ええ、私も厚労局時代を含めて痴女皇国伊香保保養所を何度か訪問していますから、あの辺りの地形や道路事情は知るところ、確かにこうした車を買う人は多いのでしょう…。

「そして、1年間…連邦世界の日本における若葉マーク装着義務同様の制限を課しますが、このウサギ号で大事故を起こし大破させることがなければ」

「ちょっとぶつけたり凹ませる程度はいいのですか…」

「程度問題です。実際の損傷を見て判断します。で、頑張ったご褒美には…」

そこには、何と…三河監獄社のマークがついた、トラックと呼ばれる車種のような車が。

「この車であれば車内でアレしたりこれしたり。更には後ろの荷台に荷物や機関砲といったものを積み込んだり装着したりできます。運転検定の再実施の成果と、そしてこのウサギ号を1年間走れる状態にとどめる程度に壊さない場合は、この車と同じもの、皇帝の名にかけて南洋行政局長専用車として支給しましょう」

(でねぇ…実は、南洋島の道路や地形事情を鑑みて、この丈夫で有名で軍用車に使ってる国すらあるハイ○ックス、ダンケ号と取り替えて行こうかって話もあるんですよ…ですので、オリューレさんの運転成績次第では、北米監獄社が作ってて、これより更におっきくて立派なセコイやって車にしてもいいですよ…その時はこのハ○ラックスは行政局の公用車に回せますし)

ぬぬぬぬぬ。

なんという、馬の鼻先のにんじんの如き釣り餌。

更には、そのセコイやとかいう車もそこにあります。

見れば、件のハイラッ◯スとやら、その倉庫の奥には何台も置かれているではないですか…。

「この一群の自動車は実のところ、中米支部が米大陸本部中米行政局となった事を記念する意味もあるのです。セコイやが2台あるのはナッソーに置く中米行政局長車と、灸場行政支局長車として配備するためです…わかりますか…支局の任務として、ティアラちゃんもこのおっきなの、運転することになるんですよ…?」

つまり、それは私が運転に熟達しないと、教え子に追い抜かれる分野が出来る事になるんでは…。

(それがわかっているなら南洋島ではちゃんと練習するんですよ…とりあえず近日中に車両転換訓練用として最低一台は必ずジョクジャ宮殿に届けますからね…)

ひぃいいい。

でまぁ、納車状態にあるらしいそれをまずはベラ子陛下が運転して前に出し、もう一度車庫入れとやらを実演なさいます。

(このセコイや号は国土局の盗まれ2号やあたしの乱暴ルギーニ同様、全周センサーとカメラがついています。しかし…車体の側面や四隅に注意を払わないと結局は当てるこするといった事態を招いてしまうのです…)

ええ、確かに、すぐ側に置かれたウサギ号とは比較にならない巨体です。

こんなもんが必要になるような場所は一体どういうところだと考えておるのでしょうか。

(アレーゼおばさまの所轄になりますが、アメリカ…特に北米大陸の広大な砂漠地帯ではこのような車を選ぶか選ばないかで死活問題となるのです…あと、アルトさんの実家の辺りとか、カエル女の出身地やかつての職場でも重宝される部類の車ですね…)

(うちの支部にもそういうもん、配給頂けませんの?)

(何でもかんでも欲しがる子供ですかぁっ)

で。

欲しがりいざべるさんの支部に寄ることになったのですけど、その理由。

本来ならば灸場へひとっ飛びに転送がかかっておるはずなのです、我々。

しかし、足止めされました。

(灸場に行くならば、マドリードに一時帰還していたアナベル、ちょっと乗せて行って頂けませんこと?)

(それは良いのですけどアナベルさんって灸場への常駐応援者でしょう…何で都合よくマドリードに戻ってんですか…無用の出張や支部帰還は経費の無駄ですよっ)

(ほほほほほ、ティアラから訪問予定が聞こえて参りましてねぇ…支部臨時会議を開催しただけですわっ)

(それを人件費の無駄というのです!)

で、スペイン東部のバレンシア港に入港したサンタ・マリアヴェッラ号から最小限のお留守番船員以外を移乗させたテンプレスですが、そのまま南欧支部領土たるスペイン王国の上空を飛行し、マドリードの郊外の山中に所在するサルスエラ宮殿という離宮の前庭に滞空しております。

(ふほほほ、ここに呼び込んだが百年目、例の地下礼拝堂に歓迎会場は設営済みですわっ)

(イザベルさん…借金の利率はトサンでいいですよね…)

(ティアラからの要請です。中米支部の後見支部たる南欧支部に立ち寄らずに灸場に来てもろても困りますので、イザベル陛下のご機嫌取って下さい。でないと私は出張旅行の日程を組みます、ですって)

そう、ティアラのいわば後見人たる立場の南欧支部長兼スペイン国王のイザベル陛下、それなりにティアラへの影響力や発言力を持ってはいるようなのです…。

(それに、今は向こうはまだ昼間でしょう…時差というものがございましてよ…)

(昼のうちに入港したかったのにっ)

更には、これは偶然というべきか、はたまたイザベル陛下の策謀というべきか。

テンプレスを浮かせたまま係留できる設備のある場所は限られています。

そして、その設備はこのサルスエラ宮殿には…存在しません。

ええ、視察は私とカルノ、それからマルハレータで行う必要があるのです…と思いかけて、ちょっと待ったと。

よう考えたら、陛下って分体、出せるじゃないですか。

という訳で、改めてベラ子陛下を盾、いえ先頭にしてサルスエラ宮殿に出向く我々。

実はイザベル陛下とは面識がある面子が揃っているのですが、サルスエラ宮殿の護衛騎士にまで顔が売れているとなると、やはりベラ子陛下となるので、陛下がいると好都合なのです…。

(あたしを通行手形のように使う根性について、やはり上下関係の徹底とか皇帝に対する敬意とか、色々と局長様の精神にお伺いしたい気に満ち満ちて来たのです…)

(というか正直言って聖環の認証機能があるんですから不要と言えば不要なんですが、ほら、やはり陛下が混ざってると皇帝視察になるでしょ? 権威の再確認というものになりますし…何よりサルスエラって結構陛下の訪問が多い場所じゃないんですか?)

(確かに来訪している回数は結構なものになっていると思いますけどね、正直、来たら来たで借金女王から減額の話が切り出されなかった事はないくらいにお金の話になるから出来れば控えたいのですよ、訪問…)

ただ、よく来ては猥褻な接待を受けているお方はともかく、お初の人もいるわけですよ。

(受けたくて受けてるわけでは…)

「そうでございますね、実は私、ここ、初めてなのですよ…」

「わしも初めてですなぁ…」

と、海事部組が感想を漏らしておられますが、内陸部に所在する上に河川港湾も存在しないマドリードですから当然と言えば当然なのですけど、よく考えたら私だってサルスエラを実際に訪問するの、初めてではないでしょうかね。

ただ、私にとってはこのサルスエラ宮殿、あまり初めてという気がしない理由があります。

というのも、正にスペイン時代はここを根城にしていたに等しいティアラの知識があるせいなのですが、いわばスペイン王家の離宮兼、南欧支部の真の本拠地とでも言える場所「だったそうです」。

(現在はオリエンテ宮殿が正規の王国国政執務宮殿、サルスエラ宮殿が南欧支部ですわね…あと先日のリスボンの件もあって、カディスの王立海軍司令部と海事部支所を拡充しています…)

でまぁ、南欧支部側の主な出席者ですが、我々の来訪に合わせてスペイン本国に帰投していたのが発覚したアナベルさんや、暗黒大陸地区本部から出向中のサミラ団長などが加わって、結構な人数が並んでおられる模様。

Isabel 1st. (Élisabeth de Valois) イザベル1世 Ten Thousand Suction.(Limited Ten million) 一万卒(限定千万卒)Pure Female Visual. 女性外観  Caballeros femeninos de españa. スペイン王立婦人騎士団 South-Euro Branch, Imperial of Temptress. 痴女皇国南欧支部長 Reina de españa. スペイン王国女王

Sameera Idrissi (سميرة ادريسي) サミラ・イドリシ Ten Thousand Suction (Limited Hundred thousand.) 一万卒(限定十万卒) Slut Visual 痴女外観 Red Rosy knights, Imperial of Temptress. 赤薔薇騎士団 Red Salamander knights, Ethiopian Orthodox Church, Africa Regional Administrative Headquarters. 痴女皇国暗黒大陸地区本部・エチオピア聖母教会火龍騎士団長

Annabelle Joan Garcia アナベル・ガルシア Thousand Suction.(Limited Ten Thousand) 千人卒(限定万卒)Slut Visual. 痴女外観 Red Rosy knights. 赤薔薇騎士団 Cuban administrative branch, Caribbean Chapter, Imperial of Temptress. 痴女皇国中米支部キューバ行政支局  Caballeros femeninos de españa. スペイン王立婦人騎士団

Agustina de Aragon アウグスティーナ Thousand Suction.千人卒 Slut Visual. 痴女外観 Red Rosy knights. 赤薔薇騎士団 South-Euro Branch, Imperial of Temptress. 痴女皇国南欧支部 Caballeros femeninos de españa. スペイン王立婦人騎士団 Capitán de Guardia del Palacio de la Oriente.

Carlota Abrego Aranzabal カルロータ  Thousand Suction. 千人卒 Slut Visual. 痴女外観 Red Rosy knights. 赤薔薇騎士団 South-Euro Branch, Imperial of Temptress. 痴女皇国南欧支部 Caballeros femeninos de españa. スペイン王立婦人騎士団 Capitán de guardia, Palacio de la Zarzuela.

Carmencita Abrego Aranzabal カルメンシータ Thousand Suction. 千人卒 Slut Visual. 痴女外観 Red Rosy knights. 赤薔薇騎士団 South-Euro Branch, Imperial of Temptress. 痴女皇国南欧支部 Caballeros femeninos de españa. スペイン王立婦人騎士団 Segundo capitán, Palacio de la Zarzuela.

Elodia de Álvarez エロディアーネ Thousand Suction. 千人卒Slut Visual. 痴女外観 Red Rosy knights. 赤薔薇騎士団 South-Euro Branch, Imperial of Temptress. 痴女皇国南欧支部 Caballeros femeninos de españa. スペイン王立婦人騎士団

Celestina da Villena セレスティーネ Thousand Suction. 千人卒Slut Visual. 痴女外観 Red Rosy knights. 赤薔薇騎士団 South-Euro Branch, Imperial of Temptress. 痴女皇国南欧支部 Caballeros femeninos de españa. スペイン王立婦人騎士団

それと、実のところは南欧支部は組織再編成の真っ最中であると聞かされます。

まず、アナ騎士団長が失脚した後は確か、提携支部である暗黒大陸支部…現在は暗黒大陸地区本部から応援で来ていたサミラ騎士団長が、暫定的にスペイン王立婦人騎士団長を務めて貰っていると。

(今回のご来訪頂いた理由なんですけど、次期婦人騎士団長の選考を密かに行って頂きたいというのもございますのよ…)

(真面目な理由があるならちゃんと訪問を考慮しますから…)

それと、エンリケ王子とフェリペ王子。

イザベル陛下の実の息子さんだという、この二人の少年については、現在は聖院学院罰姦神学部に留学中で、我々とは全力で行き違いだと聞かされます。

もっとも、この二人の少年…ティアラとイザベル陛下がそれぞれ孕ませあって作った子だというのを知っておる私としては、実際に対面したらものすごく複雑そうな顔をしそうですから、むしろこの会合に参加していない方が良かったという気もしております。
https://novel18.syosetu.com/n5728gy/165/

ただ…ベラ子陛下は少年に会えないとあって残念そうな顔をしておりましたが、そもそも罰姦の神学部って確かローマとかフィレンツェとかパレルモとか結構あっちこっちに分校、ありませんでしたっけ。

ちゃんと今の在校分校、調べてから行っても遅くはありませんよっ。

「で、正直なところ次の婦人騎士団長、どないしたものかという悩みがございまして」

「確か、アナベルさんはまだ、ナッソー出向中…」

「あっちはあっちで海、という隔たりがございますからねぇ…」

「正直、海賊共和国…中米支部の中米行政支局化、拙速すぎたのではないですか?」

「いえ…確かにスペインは今、支援の甲斐あってイベリア半島並びに周辺諸島分の食料自給率は七割から八割に達しようとしております。ただ…これに海賊共和国を入れると、一気に数字が下がってしまうのです…」

「でも、海賊共和国というよりは中米行政支局の担当区域の耕作可能地域を見ると、かなり悲惨な事になりますよ…」

ですねぇ…我が南洋行政局、正直申しますと中米地域とあまり差はありません。

むしろ、無理からに田畑を増やしすぎるのもよろしくはないでしょう…。

森林資源の保護も、一方では国土局から念押しに念押しされているのですから。

(それとですねぇオリューレさん…イザベルさんには注意して下さいよ…とにかく隙があれば性交、これ自体は他にも例があるとは思いますよ、南洋行政局長とか局長とか局長とか)

(はいはいはいはい)

(はいは1回でええのですっ。ただ…オリューレさんの管轄内って、処理対象犯罪者以外をバンバン孕ませてます?)

一応、寿命対策があるのでなるべくは送致罪人を妊娠出産させる方向ですが。

(イザベルさんは支部幹部を孕ませようとする傾向、強いのです…)

ぬううううう。

つまり、血縁政治を好まれるという事…。

これ、私もやらかしましたから正直なところ、あまり良い傾向ではないというベラ子陛下のメッセージとして受け取れます。

そして、ここに呼ばれた理由も、アナ団長に代わる重臣指名に関わって欲しいという事でしょう。

(はいはい、呼ばれてませんが解決方法、提案致しましょうか?)

(おや乳上、呼んでませんが何か)

(いえいえ、へーかにミルチャを味合わせ以下略。そしてカルノ君を出来れば以下略という欲望を追求したいだけでしてよっ)

ええー、ちょっとそれ、カルノの寿命に関わる話だから私は正直、出来れば避けたくはあったのですけど…。

(では解決方法があたしのごきげんに触れたらバベーネおっけぇで。その代わり、報酬はカルノ君ではなくエンリケ君かフェリペ君でどないや)

(へーか、私に断りなく息子を差し出そうとしないで下さいましっ)

(まぁまぁ、イザベルさん…アナさんの後継で悩んでたんでしょ? とりあえず乳上の提案を聞いてからでも)

(むぐぐぐぐぐ…これがアルテローゼ支部長でなくばあたくし、断ってましたかも…お聞きしましょう)

(んなもん簡単ですわよ。千人卒状態の私と戦って勝った騎士を次の婦人騎士団長に推挙すれば文句、出ませんでしょ)

は、はぁ…。

(確かに乳上の提案には一理ありますよ。うちのちぇーざれ叔父ぼるじあを見てたら分かると思いますが、スペイン人は元々好戦的ですし、フランスも屁理屈を捏ね回しますがブリュントレーネさんやマリーちゃんや、混血ですがカエル女を見てたら本質がどうかは理解可能でしょう)

(この腐れパスタ女いえ陛下、中仏支部は平和を愛しているのですよ)

(完全武装したカエル女とバットを持ったアル・カポネ…いえ、マリーちゃんとブリュントレーネさんの幻影が見えるのですが)

(ちょいお待ちジョスリン、スペインがコケてもらってはうちの支部も困りますわよ…ちょっと陛下、あたくしとブリュントレーネとジョスリンもそっちに呼んで頂けませんこと? 陛下の白金衣ならあたくし達にハンデ付けるのは楽勝でございましょ?)

でまぁ。

(何でわたしまで…まぁ、南欧支部のあれこれに力は貸しますけど…)

ええ、クレーニャ…メーテヒルデまでが呼ばれてます。

(同様に。どっちかっちゅうと私、オリューレ局長の類似品…即ち淑女の部類なのですけど)

更には、フローレシェーネ支部長…確かにこの方は混血でこそありませんが、普段の性格は大人しめの部類。

(まぁ…ものの10分もあれば終わっているでしょう)

(ううう、私に声をかけて貰えないとは…)

(オリューレさん…千人卒に落とした状態で、闘牛で鍛えてる婦人騎士団の面子に勝てるならば…カルノ君の前で醜態を晒したいのですか…)

ううううう。

まぁしかし、陛下の言葉は本当でした。

サルスエラ宮殿の前庭に場所を移しましたところ。

スペイン側、全員敗北。

「ううううう、うちの騎士がこぞって負けるとは…」

「戦術の問題ではないでしょうか。この私ですら、牛よりは頭、使いますよ…」

ただし…。

「アウグスティーナ嬢って、何か戦績ございました?」

「ええ、あの方、途中まで乳上相手に善戦なすってましたし、何より思い切りの良さがありますわね」

「動きも悪くはありませんね」

「で、ですねぇ…セレスティーネ嬢とエロディアーネ嬢については婦人騎士団の内規があるから昇格については口を差し挟みませんが、何かしらの要職をお任せしても良い気がしますね、小官としては」

(ちなみに海事部の二人をメンバーから外したのはあたしの慈悲です…)

(久々のカチコミやおもたのに!)

(凛…その短刀だんびら、お仕舞いなさい…)

(そう言えば凛ちゃんとカエル女ってどっちが強いんでしょ)

(どれ)

え。

「飛び道具は卑怯ですわ…あれなかったらうちが首、飛ばしてたき…」

「流石に実刀を繰り出されては小官も発砲せざるを得ませんでした、失礼」

えーと、銃を撃つ音がしたと思ったら凛さんが転がってたんですが。

「ドレイン弾ですね…凛ちゃんの殺意を感知した瞬間にカエル女が発砲したのです…」

「流石は黒薔薇騎士団長経験者、でございますわねぇ」

え。

ジョスリンの喉元に突きつけられる刀と、それを払いのける直前で止まった湾曲した短刀。

「クートゥーではなくグルカナイフでは少し、分が悪いですね…」

「次は、直刀で構いませんから帯刀した状態で手合わせを…」

「出来れば遠慮させて頂きたいですね。まぁ、DGSE向けの装備をしていれば応戦しますが」

そうです、ナディア海事部長がジョスリンに斬りかかったのです…。

ちなみにベラ子陛下だとどうなるんでしょうか。

(やめといた方がいいですわよ…)

(私もマリーに同感)

(小官も遠慮しておきますね)

「ふむ。そう申されますとやり合うてみた」

ナディア部長の科白、皆まで言えませんでした。

そこには、はりせんムチで簀巻きにされて木から吊るされている海事部長のあられもないお姿が。

「姉と同格にして頂かないと、流石に陛下には分が悪ぅございます…」

「ほほほほほ、あたしに勝とうとは一万と二千年早いのです…」

「せめて八千年過ぎたらで…」

ええ、ベラ子陛下が暴君べらこちゃんとして君臨できる理由、これです。

アルトでやっと足止めできる次元の強さがあるのは分かっております。

しかし、そんなベラ子陛下にも弱点が…。

--

「南欧支部の娯楽担当でもある闘牛騎士団はまだしも、婦人騎士団長についてはアウグスティーナ・ド・アラゴン嬢を推挙させて頂きます。この推挙結果は黒薔薇騎士団欧州分団長と紺碧騎士団長他、南欧支部の近隣支部長はもとより女官管理長資格者たるオリューレ南洋行政局長、そして女官長資格者であるナディアフィール海事部長の一致によるものであり、皇帝としても妥当な判定に思えます」

「皇帝陛下並びに痴女皇国幹部の皆様の推挙を受け、アウグスティーナを本日より次期婦人騎士団長に任命致します。サミラ騎士団長は元来の職務である火龍騎士団長に復帰となりますが、本国帰投までは婦人騎士団顧問として勤務頂けますよう」

「アウグスティーナ・ド・アラゴン、改めましてエリザベート・デ・ヴァロイス王陛下並びにフェリペ・ナカイ・ヴァロワ王子に仕えますとともに、痴女皇国支部騎士団長としての任務を拝命させて頂きます」

「サミラ・イドリシは婦人騎士団長代行任務を新任のアウグスティーナ・ド・アラゴンに譲り、暗黒大陸本部長の指揮下に戻ります。ただし、帰投日時の決定までは引き続き南欧支部に勤務し、アウグスティーナと業務引き継ぎを滞りなく行います」

で、略式ではありますが、ベラ子陛下他我々が参列の元、呼ばれてきたフェリペ王子。

そこはかとなくティアラの面影もありますね。

そして、騎士団長資格を示す儀礼用宝剣が運ばれて来て、それを装着したサミラがすぐさま外してフェリペ王子に返納。

返納を受けたフェリペ王子は母親たるイザベルさん…イザベル陛下にその剣を渡します。

で、ベラ子陛下にその剣を見せたイザベルさんはベラ子陛下が頷いたのを見て、再度フェリペ君に剣を渡します。

そしてサミラの隣に跪いているアウグスティーナさんに面を上げるようにと声をかけ、剣を渡します。

渡されたアウグスティーナさんは周囲の全員に見えるように剣を抜刀して掲げると、イザベル陛下とフェリペ王子の方を向いて剣を鞘に収めて一礼し、腰の帯剣帯に装着。

で、周り全員の拍手を受けます。

この辺りは略式とは言えど、そういう行事に慣れていると思しきスペインらしい荘厳さですね。

ちなみに橙騎士団の昇格式、騎士団長のディードが推挙して私とカルノに紹介した後で私がカルノに渡した剣を受け取り、同席しているアニサとベテハリに見せた後で着装します。

そこまでは良しとしても、騎士として仕えるカルノのちんぽを咥えさせるのはいかがなものか。

おまけに、護衛対象たる私と、そしてアニサとベテハリのちんぽを咥えて回った後でディードのちんぽにもご挨拶、とどめに王の騎士として…なぜか私が犯す流れなんですよっ。

(南洋王国の実質の女王に仕える立場を再確認させるんだから…)

ではカルノはどうするのかと申しますと、ディードの黒薔薇仕様の橙騎士団長服はカルノを主君と認識しますので、この人事を決めて奏上したディードの功を讃えるという建前でディードを犯します。

そして、興奮したアニサとベテハリは侍僧として従えている中僧正または小僧正…たいていは女に変えられた南洋王国の王夫妻か、はたまた王子と皇女が担当ですが…を犯してこの人事昇格式が南洋慈母宗も認めたものであると祝うそうです…。

その記憶を見た欧州の皆様の反応。この式典催行手順を見た瞬間の私とカルノとディードとアニサにベテハリ、そして件の僧正たちと同じでした。

「ボロブドゥールの中でおめこしまくってるのは月間痴女宮にも載ってたけど…」

「ジョクジャ宮殿も一時期の痴女宮並みの姦淫宮殿だっていうの、本当なんですね…」

「私が決めた訳ではありません。あの騎士昇格や僧階昇格式の儀式次第、さすがの私も思いつくかどうか、皆さんがよく知っているのでは」と、居並ぶ各支部長をじろり、と睨め回しますよ、私も。

ええ、誰がこんなもん考えたか、あんたらなら大体見当ついとるやろ。聖母教会の関連行事で似た事やれやと言われてる面子ばかりやろという顔ですよ、私。

「あれ、表立っては文教局宗教部発布ですが、その宗教部長ってのが…」

「ベラ子陛下、あの人事をなぜ承認…」

「他に人がいないからです。案としてはジョスリンにやらせようかとかいう恐ろしいものもあったのです…昇格式典という名の公開SMショーになるからやめましょうと、あたしは強硬に主張したのです…」

ええ、あたしは噛んでない潔白だと申されるベラ子陛下ですが、なら承認のはんこをつかんといてくれ。

皆の顔はそう、語っています。

「そーいやあの儀式の際、マルハちゃんはどうしてるのですか」

「言いたくありませんが、私は橙騎士団副団長であり、南洋慈母寺僧兵騎士団長らしいです。うちの騎士団、表向きは橙騎士団ですけど宮殿所属と寺院所属で分かれてるんですよ。逆にディードさんは僧兵騎士団の副団長です」

ややこしい事になってますが、そもそも現行のスカルノ朝南洋王国は、その建国の経緯が「旧・南洋王国の愚政に苦しむ民衆の救済を決意した南洋慈母宗宗主あにさとその夫の小僧頭べてはりの委託を受けて、私とディードが挙兵した」という事になっています。

そして、アニサとベテハリの子供のカルノがス・カルノという南洋流の王位名を名乗ってスカルノ1世として即位、カルノの乳母役だった私とベテハリ一家の護衛騎士だったことになってるディードが王国の要職に抜擢されたというのが公式の歴史です。

では、球根詐欺国の王女姉妹たるマルハとウィレミの立場はと申しますと、バタヴィアに避暑に来てたことになってるこの二人を球根詐欺国から独立する人質として奪い、カルノの第一第二夫人としてディードが献上したことに…。

で、ウィレミーナは「すんまへん植民地の王様を勝手に名乗ってるカルノに犯されて孕まされました子供も産まされました」という顔で本国に帰還します。

「まぁ、当然ですが父母は怒りますね。ウィレミの帰還を認めることすなわち、王女の子が南洋人の混血者だって認める事になりますから」

(そしてまず確実にそんなもん認められるかとっとと南洋王国でもどこでも行け、という事になるでしょうが、それこそが我らの狙い目。犯されたとはいえその後の扱いは球根詐欺国の王族として厚遇し、役職も与えて生命身分を保障したばかりか、南洋王族扱いにして下にも置かぬように配慮されてたっちゅーねんと、私は痴女皇国欧州地区本部に泣きつきます)

「まぁ、実際のところは私もウィレミもカルノの遊び相手兼、一種の教師役だったんですよねぇ…で、話を戻しますと、南洋王国に残った私は実際はともかく建前ではカルノの奥様です。すなわち、まだ子供という建前のカルノの遊び相手を選ぶ立場らしいので、学僧の中から選抜された男女の王奉仕役を監督する役目が一応はあります」

「マルハ…あれも頭が痛い反応が返る話よ…」

「オリューレさん。今更です。で、学僧ってことは、成長すれば南洋慈母宗の僧侶です。つまり、アニサさんとベテハリさん他のKutjeおめこ相手。更には南洋慈母宗の僧階上、本当は中僧都からpikちんぽが生えるのですが、実際には昇格させるまでの期間短縮の必要があるということで、中律師からちんぽを装備した限定千人卒扱いで送り出してんですよ…」
https://ncode.syosetu.com/n6615gx/128/

「え、それって十人卒の段階でちんぽ持たせてる事に…」

ええ、全員が絶句します。南洋慈母宗はどないなってんのよという反応、予想していましたけど…。

「ベラ子陛下、からくりの説明を…」

「えええええ、あたしですか…はい…南洋慈母宗は、男性僧侶は僧侶教育を終えて正式に任命された証として、指導偽女種に転換されます。そしてこれは、各地の慈母寺に配属されて同僚上司の女性僧侶や地元女性とおめこするための必要措置です」

「ふむふむ」

「そして、女性僧侶は必ず、偽女種を小僧として従える立場とされました。これは聖母教会でも、偽女種の種別はどうであれ基本は同じですね」

「つまり、この辺の枠組み…南洋王国の中だけで決めてはいないという事ですからねっ」と宣言するマルハレータ。

ベラ子陛下に説明させているのも彼女です…割と、怖いもの知らずなんですよ…。

(結構びっしびし言う傾向、ありますよね…どっかの女官管理室長経験者と同じで…)

(なんでそこで私に飛び火させるのですかっ)

「でまぁ、南洋王国は密林地帯が多く、開墾といっても一筋縄ではいきません。勢い、この欧州のようにどかっと広い畑を作ることがなかなか困難なのです。従って各地の村落は小規模です…しかし、偽女種の小僧さんに与えるべきを与えるだけでなく、儀式として俗人の女を犯す必要もあります。つまり、女性僧侶もPikを生やしておく必要があるのです…」

「で、マルハちゃんの言ったような疑問が南洋側から寄せられた結果、短命型の布教用千人卒、欧州でも増やしてますよね」

「アトスで生産してメテオラで鍛えてるのは正にその種類の千人卒司祭ですよ…」

「ところが南洋ではそれでも足らないとか、とんでもない話になってます。人口百人未満の村が現状では多すぎるのです…しかも、村と村の距離が結構離れてるんですよね」

「して…解決策は」

「とりあえず一旦は千人卒化して、ちんぽを生やさせます。そして、百人卒や十人卒制限をかけてから配属するのです…で、執務実績によって寿命延長や元来の千人卒中僧都への制限解除を行なっているのですよ…」

「これ、本当に球根詐欺国みたいな小さめの国から来たわたしには絶句ものでしたよ…汽車が通ってないところ、痴女種の脚力でないと木が生い茂り雨は頻繁に降る上に、毒の生き物ばかり出てくる山の中を延々と何日も何日もかけて歩いて行くんですから…」

そう、この手の危険な生き物が多い南洋王国の領土では、ある程度強力な騎士資格者でないと村落を統治できないのです…。

「ですので、南洋慈母宗の僧侶の騎士教育はどっちかというとそういう生き物への対処や、住民への指導が強く反映したものになっているのです。従って、マルハレータの侍従も基本、騎士教育を受けた尼僧候補が担当します」

「え、じゃ、偽女種さんは…」

「姦官は女を犯すのが主任務なのです…そして、騎士すなわち尼僧は美しくか弱い姦官を守護し、Kutjeおめこでその徳を讃えるってことになってるんです…」

「で、ベテハリやカルノに対して、ディードや私の黒薔薇服が服従モードになる理由もこれなのです」

「そして、私は僧兵騎士団長ですから、私が執務中に従えてるのは姦官じゃなくて副官役の尼僧ってことになるんですよ。で、これも皆さんが頭痛を起こすと思いますけどね、ボロブドゥールやジョクジャ宮殿付きの偽女種って、侍従かつ愛玩動物みたいな扱いなんです…」

「で、ではカルノ君はペット…」ええ、乳上が絶句してます。

「そこは南洋慈母宗設立の経緯と教義が優先されます。慈母教会での聖父クリス様同様に、聖列される前から夫婦だったベテハリとアニサ、そして二人の子のカルノは仏徳を備えた子種を女に与える存在として、特別扱いなのです…だから私の黒薔薇服はカルノのちんぽに負けるように作動しますし、同様に僧兵騎士団の頂点のマルハとディードはベテハリのちんぽに負けるのです」

「まぁ実際にはディードリアーネさんを鳴かせるちんぽがいるのと、ベテハリ君の愛人ポジションなんですけどね…ディードリアーネさん…でしょ?オリューレさん」

ええ、その瞬間にディードに集中するしっと光線。

「で、アニサさんはどうなるのか。これは、ベテハリさんとオメコして孕みまくらないようにするための措置でもありますが、アニサさんは実のところは南洋慈母寺ではチンポ役が主体なのです。というかあの夫婦、基本はチンポを誰かに突っ込むお役目ばかりですよ」

この、マルハの暴露にも皆が呻いて唸ってます。

ですからそこのマリーとかブリュントレーネとかフローレシェーネとか乳上とか、私が決めた訳ではない南洋慈母寺の毎日の勤行について疑念の目を向けないように。

「ですので、ジョクジャ宮殿に父母が泊まる日は…父がディードを犯しています。そして、母はオリューネのコカンちんぽによがり泣いているのです」

堂々と発言するカルノ。

「で、カルノは私の穴にPikをぶち込んでるのですが、その理由、メフラウ・オリューレ…」

「これはジョクジャ宮殿、特に花離宮の中は痴女皇国の序列を優先しているからです。ただし、普段の男女関係を重視して、ベテハリとカルノには偽女種状態でお楽しみをさせています。私やマルハが新人の尼僧騎士を姦淫しているのをベテハリやカルノに見せて楽しませてもいますけどね…これ、誰のやってた事かわかりますよね…ベラ子へーか」

ええ、皆の視線が陛下に集中します。

もう、クリスさんとの愛欲の日々の内容、万卒以上にはほぼ、バレバレ。

その中には、別荘付きの女官やジョアンナさんリンジーさんベリンダさんを強姦して、それをクリスさんに見せている内容も含まれていますから。

更には、ジョクジャ宮殿こっちでやっとる姦淫乱交を見て興奮してるのも知ってますから。

「陛下への意見は不遜かつ不謹慎とは思いますが、あの宮殿やボロブドゥール、ひいては南洋王国全体でやってるのは悪趣味だと思うのです。Laat de Fransen en Duitsers je een paar vervelende kinky neukbeurten geven.」

(マルハレータちゃん…オランダ語でごまかしてもわかる人にはわかるから…)

(こう言っとかないと、混血のオリューレ局長の荒淫ぶりがオランダ妻やオランダ夫のように思われるでしょう…ただでも祖国、海面下大麻売春国とか球根詐欺国とかひっどい言われようでしょ…事実は事実ですがむかつくのです…)

(た、確かに私も荒淫と言われるようなことしてるけど…)

で、こんな淫行、やめた方がいいと誰もが思ってても言い出さない理由。

1:この場の全員が基本的に好色である。

2:こういう事を決めて実行を強要している人間には逆らえない。

ええ、海の女で、しかもアルトの妹たるナディアはまだしも、サムライの血も入っていて変態行為にはあまり良い目をしない瀬戸凛までもが沈黙しています。

ただ。

(あのー。あれを引き合いに出すのは少々困るのですが…あれがわたくしの姉というのを公の場であまり強調して頂くのは困りますので…)

(うん、わしも好きもんですけど、あるとはんには負けますき…)

大変に怒っている反応が届きましたが、ベラ子陛下がここにアルトが来る転送依頼をキャンセルしています。

その方が正解でしょう。

--

で。

南欧側のメンバーを、参集した他の幹部が犯す…いえ、知識や経験移動を行なってお開きとなります。

そして、本当ならばカルノは乳上の希望通りに相手をさせたかったのですが。

(カルノ君は南洋王国の事情で、現地での姦淫を優先させる必要があるのが理解できました…なるべく地域外の人間との姦淫を避けさせておく方が寿命には良いかも知れません…)

この、ベラ子陛下の鶴の一声で、やむなくフェリペ王子が乳上のお相手に。

そして…過日のポルトガルの一件で、フェリペ王子とエンリケ王子は偽女種モード選択可能になったそうです…。

でまぁ、乳上に伴われてきたミルチャ君も偽女種状態になってベラ子陛下のお相手、と。

私、どうするんですかと思ったら、イザベル陛下をお相手せよと…?

「黒薔薇服と一緒にアニサちゃんの籠絡用装備を与えたでしょうがっ」

ええー、あれ使うのですか、あれ…。

で、それをイザベル陛下に見せたところ。

「これ…長さはベラ子陛下のぴーたーのーすですが…太さが…」

そう、浅黒い太めの木の枝のごときモノが、我が股間に。

そして、本来ならぴーたーのーすどころかラスプーチンチンを使用された経験もあるはずのイザベル陛下が悶絶することに。

もっとも、敢えてパワーダウンしている状態の乳上とベラ子陛下を逆に、スペインとルーマニア由来の少年王子二人が犯す事で釣り合いは取れているでしょう。

(ふむ…イザベル陛下は白人以外を戯れに咥え込み、蔑みながらちんぽを味わうという性癖データ通りですね…)

(ああっオランダ女に!しかも土人の女を孕ませて出来た卑しい下賎の平民に!)

(何でしたらその下民の女の汁でお孕み頂きまして結構ですよ…私はどっちでも構いませんが、勅命も出てますからこのまま出させて頂きます…)

(あんっそのオランダ女の汁ですが、私もフランス女の口に馳走させて下さいましっ!)

ええ。マルハレータはイザベル陛下の口にちんぽをぐりぐり押し込んで舐めさせています。

そして球根詐欺国、スペインともフランスともあまり仲良しじゃないんですよね…。

で、イザベル陛下ですが、ただでも私とはステータスランク差がありますのに、黒薔薇服の機能で完全隷属化していますから…ただ、本当なら、陛下と私が剣や格闘でやり合いますと、私がかろうじて勝つレベルなのです…。

百万卒の頃だと互角か負け、ですね…。

(その代わりにちんぽで勝てるようにしたのです…これはカルノ君の面子を立てているあたしの慈悲なのです…)

ええ、ベラ子陛下、割とこういう所に気を遣って下さいます。

(カルノ君とらぶらぶな日々を送らせてあげているからには、あたしとおじさまの毎日にケチをつけないように…)まぁ、陛下はこういう女ですから。ほほほ。

そして、ミルチャ君の絶頂に合わせて自らの精を飛ばしている陛下ですが、控えていた婦人騎士団騎士がその射精を口で受け止めます。その横でフェリペ君に中出しされながら自分もちんぽを出して射精した乳上も、同様。

ただですねぇ、この二人が自粛してパワーダウンしてるから良いものの、二人の精液を受けた騎士、淫蟲下着が作動してあっという間に絶頂して漏らしてますよ、色々な液体…。

更には、このサルスエラ宮殿の周囲に防護結界を張っているから良いようなものの、宮殿詰めの騎士や女官や侍従、片端から発情して性交に走ってるじゃないですか…イザベル陛下、これ、私どもを色目で見れませんよ…。

(オリューレさん、もっと言うたって下さい。そもそも闘牛騎士団って、姦淫闘牛のために男性騎士もいるからって結成されてんですよ…あの姦淫闘牛もたいがい無茶な行事なの、知ってるでしょ…)

ええ陛下。あれも大概、気の狂った行事でしょう…。

そして、正常位でイザベル陛下にのしかかっていた私の尻に食い込んだ黒薔薇仕様…それも団長仕様ではないですか…の股間に穴が開きます。

ええそうです。発情したカルノが、その逸物を私の尻に突っ込んでいるのです。

そして私の体、特に穴も、カルノのちんぽに合わせて調節されています…。

カルノ曰く、私の尻は南南洋人離れしており、天竺由来の渡来南洋人ともまた違う、そそる尻であるとも。

この尻に放ったり、あるいは同じように天竺系とオランダの混血らしい独特の顔に出すのはとても征服欲を刺激されるようです。

で、カルノの絶頂は、勃起力を取り戻した私が再び、組み敷きながら犯して口を吸っているイザベル陛下と私の口元で出してもらうとしましょう。

二人まとめて口と顔を汚せる優越感と快感を感じながら放出するカルノですが、そのちんぽは陛下の口で掃除してもらうように。

あと、放尿は流石にダメですよ、ここでは…。

(で、ですね…今の南欧支部の統治を強固にしたい場合、我が南洋行政局と慈母寺の手口を参考にせよというのがベラ子陛下の助言ですよ…どこかで聖列者を探して支部か地区聖母教会の聖人として祭り上げるのも一つの方法だって…)

------------------------

カエル女「で、小官はアウグスティーナ嬢の担当だったのですが」

べらこ「この方、そもそもどういう経緯があって南欧支部に」

いざべる「名前でわかる通り、アラゴン王国の縁者です。で、我が夫との戦で、傷つき倒れたアラゴン兵に代わって大砲を我が軍に向けて発射していたそうです」

べらこ「普通は捕虜となるか殺される行為では…」

いざべる「ところが逃げました。で、戦後、その話が旧・アラゴン領に広まり、女の身でありながら勇猛果敢、その勇敢と忠誠をイザベル一世…つまりわたくしに向けるのであれば罪一等を減じ国軍に取り立てるにもやぶさかに非ずと申しましてね」

べらこ「イザベルさんの性格だと、普通は絶対に灸場か海賊島…ナッソー送りにしてたと思うのです…」

いざべる「アウグスティーナにはアナと違って人望がありましたから。で、第一次アナの乱の際のアナのように実家幽閉の罪にしていたのですが、先立っての地震の際に騎士への立候補を申し出たので幽閉解除」

べらこ「速攻で千人卒というのは、その辺の事情が絡んでいたのですね」

いざべる「ちなみに慈母寺の暫定千人卒のような短命型ではありませんわね」

てぃーな「で、私は実のところ亭主と息子がおったのですが」

いざべる「つまり、扶養家族あり」

べらこ「イザベルさんが汚いことをした予感がします」

いざべる「人聞きの悪い。で、アナも謀反の挙句に海賊島で死亡しましたし、騎士団もこの有様で他国の支援を受けているので、もし国を助くる気あらば志願されたし。何ならご主人を叙爵してちょっとした荘園程度は与えたるで」

べらこ「釣り餌がいかにもスペインという気もしますが。ところでその荘園ってどこにあるんですか」

いざべる「こーひーがおいしいところですわね。マリア様が青臭い山脈とかとんでもない品種名を与えかけていたので全力でお断りしましたが」

マリア「じゃブルーマン○略してブルマンで」

べらこ「ブルマで濾して淹れるような名前やめましょうよ」

マリア「つまりだね、アウグスティーナさんのご一家はジャマイカのコーヒー農園を褒美にもらったってことだな」

べらこ「あれ、確か育成可能な高度が限られてますよね…つまり、褒美に名を借りた単なる開拓移住」

いざべる「ちゃんと奴隷をつけてますわよ!」

てぃあら「灸場から送り込まされました…ついでに邪魔烏賊じゃまいか近辺、クラーケンか何か知りませんけど邪魔な大型イカが出没する海域なんですけど」

べらこ「つまり、ブルー万個とかいうその珈琲淫かふぇいんを輸出するためにはそのイカが邪魔だと」

てぃあら「だからはよ船ください。何のために機関砲はもちろん、例の隠しミサイルランチャーとかいうのまで装備した船を頼んだのかと」

べらこ「そのような物騒な装備を使うまでもありません。このあたしが赴けば」

てぃあら「烏賊しばくまで灸場への上陸は認めませんからね」

おりゅーれ(普通ならベラ子陛下は権威権限的にも実力的にもティアラのそういう発言を完全無視して堂々と灸場に一歩を記せるはずなのです。しかしですねぇ)

てぃあら「ふっふっふっ、ここに明日から私が邪魔烏賊に出張するから許可してねという出張届出書があります。提出先は灸場行政支局」

べらこ「何という卑劣な…汚いティアラちゃん汚いっ!(泣)」

カエル女「何をほざいとるのですかパスタ女は。陛下、海洋生物だとオラトリオのような集束エネルギー兵器は確かに深海に潜られたら通用しませんが」

べらこ「退治できそうな人物、痴女皇国には何名か、いますね…」

あるて「あと陛下がそういうゲテモノ退治、面倒くさがってるのがありありと分かります」

ぶりゅこ「名前。まぁ、イカの退治代行者、我々は拒否します」

ふろこ「同じく。ストラスブール同様、バーデン=バーデンも海はありませんし」

まりー「流石に大王烏賊の凶暴なやつはちょっと手こずりそうですわね」

くれーにゃ「海女経験者2名、いるじゃないですか。あと海ヤクザの人」

りん「…あの辺のイカ、人魚族の縁者ちゃうかったき…」

なであ「わたくしはあまり気乗りしませぬが、かといってアレに頼むのですかあれに」

べらこ「確かにイカ退治はさっさとやってくれる気がしますが、周辺の被害が洒落にならない気もします」

まるは「だから缶詰か球団みたいな名前。…まぁ、アルト様の枠の話になりそうですね、この後…」

べらこ「なるべくそうなるのを避けろという皆の視線が痛いのです…」
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