闇堕ち女帝マリア・痴女皇帝建国譚

すずめのおやど

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女修道士渚に立つ・9.1

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ふむ。

確かに灸場きゅうばの視察というのは魅力的に映ります。

それに、あそこは今、ティアラが受け持っているはず。

で、実のところ、私はティアラとも浅い仲ではありません。

むしろ、ベテハリの…そしてアニサの傅育ふいくや保護に大いに関係している立場なのですよ。

で、ティアラに聞いてみましょう。

(聞きましたよ…なんか、南洋王国がものすごい事になってるそうじゃないですか…で、ベラ子陛下が灸場も奴隷国家にして、海賊共和国での精気授受成績が悪い分を補おうとか無茶なこと言い出してんですよ…どう思います?)

(ティアラ。その質問に答える前に、まず灸場の現状を教えてください。それと、こちらの現状を改めて把握してもらうためにも、私の記憶や知識を共有しますよ)

(は、はぁ…)

で、少ししてから返って来たティアラの返事。

(な、何てことになってるんですか…灸場と悪魔島を合体させたような…ただ、私が逆にお手本にすべきではないかと思える話があります。よろしいですか)

ほう。

聞いてみましょう。

(南洋慈母寺の本院が近くに存在するのが成功の秘訣のように思えます。つまり、宗教なり行政の権威がそばにあるからこそ、過酷な扱いを人に強いても納得してもらえている気もするのです。雲上人ではなく、実際に権力なり指導力のある人や組織の側にいると思えば、繋がりを持てたと思うでしょう)

ふむ。

確かに私たちは今、別の家を目指しています。

そして、その家の住人二人に告げる予定です。

あなたがたは精気授受や勤労成績も良好であり、あなたがたが良ければ王宮勤務を薦めるが、すぐに決めかねる話となるだろうと。

で、もしも悩むようであれば、慈母寺へ赴き、相談をしても良い。私から大僧正に話をしておくから、ジョクジャカルタのどこそこの誰であると名乗って相談に乗ってもらうが良いでしょうと…そして、この話法はこの手の巡回の時に毎回、話している事なのですよ。

で、実は、慈母寺…つまり、アニサとの話はほとんどついています。

そして、この二人は断るであろうことも。

実はこの話、試練でもあるのです。

確かに、王宮勤務ともなれば生活を保障され、暮らしも良くなるように思えるでしょう。

しかし、まずは千人卒以上のちんぽ持ち女官や騎士の性欲の対象となります。

そして重要な事があります。

二人一緒に、暮らせなくなるのです…。

で、アニサなら絶対に言うでしょう…夫婦の愛を大切にするならば、共働きを希望せよと。

「どうしても出世を望むならば、恐らくは引き離される事を了承させられるはず。そして、それは慈母寺でお勤めする場合も同じなのです。そして…あなたたちが王宮勤務を拒んだからと言ってその後の立身出世の妨げとはなりません。これは私が保証します」

ただ、この声かけをやっていて思うのですが、10人に声をかけて2人は承諾しますね。

そして、その時は即答するか、早々に連絡してくる場合が多いです。

それと、これをする時は必ず、ついでに犯しておきます。

え…文句は言わせませんよ。

なぜならば、この街区に住まう少年少女は予め「王宮の者の求めに応じて股を開く事。または開いた股にちんぽを突っ込む事」を義務付けられると説明されているからです。

まぁ、そもそもされているか、重罪人からされた子たちから選抜された連中ですので、聞き分けは良い部類ですよ。

そして、私の場合は少年のちんぽを頂くだけでなく少年の尻穴「も」頂いておくのです。

このために、茸島の時代から男の子には早々に淫蟲下着を履かせてですね、普段から尻穴を拡張開発したり、蟻の戸渡りですとか裏筋だの前立腺だのの性感帯開発技術を確立して貰っていたのですよ、雅美さん経由でマリア様に依頼して…。

(そりゃあ少年を性奴隷にするための工作物だって言われてこうだああだと説明を受けたら…いや、逆にあたしからもオリューレさんにこんなの履かせないとか、あるいは授業や生活スケジュールにまで口を出しまくってたわね…ほほほっ!)

(雅美母様はなぜにショタとやらを仕込む件になると、こうも張り切るのか)

(あんな青臭い小僧どもの何が良いのやら…まぁ、庇護の対象としては可愛がっておりますけど…)

ええ、田中家の母娘対立と、少年売春企画の共犯者の行状については深く触れません。

実際問題、あの保養所での少年売春進捗が契機となって、結果的に私はいまのこの実質女王で王妃の地位を手に入れられたのですから。

それを思えば少年のケツの穴を、雅美さんの好む犯し方で頂いた上で彼の歪み喘ぐ顔ですとか、はたまた結合部や私の精液を浴びる瞬間ですか便器代りにしている正にその最中の映像を撮って送るくらいは何程のこともありません。

むしろ、茸島へ買春に赴く客…すなわち女官の数を増やしたり、果てはこれがしたければ南洋行政局勤務の転属願いを出せ、少年を食いまくれるぞとかいう宣伝喧伝をして煽る材料にして頂いておりますから、我々のお楽しみを映像資料として内務局広報部に勝手に送られていること自体は何の反対もありません。

むしろ、私と仲のよくなかった連中に、私の出世を見せつけられて何より。

後で申しますけど、アニサとベテハリの私室が「なぜか」王宮奥の王居内に存在していることと、そして公式の立場では慈母観音の加護を得て建国された新生南洋王国であり、南洋王は南洋慈母宗に帰依して慈母観音を崇めている事になっていますが…実際は真逆で、内部的にはアニサもベテハリも、更には二人の下となる慈母宗の尼僧に小僧たちは全てこのオリューレの性奴隷として使おうと思えばいくらでも使えるのですよね…。

ええ、南洋行政局なり慈母寺なり聖院学院分校なりに配属されるということは、よほどの出向身分を与えられていない限り、このオリューレの部下になるという事なのです…。

(まぁ、オリューレさんにはおせわになっていますからねぇ…それに、むかつくんですけど、ベテハリもなんだかんだ言って助平の部類ですから…ただ、昔のオリューレさんを知ってる人はほんっとにいい感情を持ってませんね。だからこそ矯正ってんですか、根性を叩き直す意味もあって慈母寺送りにされるんでしょ?)

そうですね、アニサが言う通りで、最近では配置転換時の希望聴取をするにはするのですが、配属先への希望、あまり聞き入れてもらえないという話も伺っています。

理由は、我が南洋行政局です。

南洋王国の実質的な村役場とか町役場とやらに該当する組織は、欧州他の痴女皇国支部統治・干渉国における聖母教会同様に慈母寺が担います。

で、バタヴィア…ジャカルタのような大きめの町だと、即成栽培で育てた千人卒の住職尼僧ではその業務量をさばき切るには経験不足ということで、本宮女官の配転も行っているのです。

ただ、配転されるベテラン女官は聖母教会司祭や慈母寺住職としての業務研修を受けますから、南洋行政局管内への配置が決まると、まずは慈母寺本院に来て聖院学院分校で基礎教育を受けた後、南洋慈母寺本院と王宮を経て実際の任地に赴きます。

…そうですね、配転決定から2週間~1ヶ月で最終赴任地の慈母寺に着任していますね、今だと。

で、王宮では住職向けの研修を行っているのですが、この際に…私も講師を務めるのですよ…。

ええ、お分かりでしょう。私がかつての上司であった子ではあるものの、それなりの地位を得ていたはずの子達が再び、私やディードリアーネの研修を受けるのです。

で、もちろん反発があるのはこちらも予想していますから、とりあえずは南洋慈母寺本院でおめこ漬けの毎日を送らせて従順にしておくのですよ…。

これをやるとやらないとでは全く違うと言われたほど、女官の尊厳を踏みにじられて大僧正級の幹部僧侶におめこを犯されまくります。

(そりゃ、まずはわたしかベテハリが犯して孕ませますからねぇ…逆らえないようにしてから)

(その儀式はいずれカルノにも経験させたいところね。まぁ、王宮に来たら来たで今度は私やカルノの慰みものにしているけど)

(本当にオリューレさんはこわい人ですねぇ、ふふふふふ)

(アニサも人のことは言えないわよ、ふふふふふ)

で、カルノが少女をお手つきしている間に、私に犯されてちんぽを勃起させた少年に突っ込ませております。

このオリューレの身体に溺れたいならば王宮を目指せと、無言で吹き込むのです。

いえ、実際に私の身体に溺れさせることが出来るかどうかは、前に茸島に散々、少年たちを相手に試しているのですよ、私。

正直…カルノに対して自信満々に接することが出来るのは、茸島で少年たちを相手していた時期の経験によるところが大なのです。

で、このスカウトとかいう行為は実のところ、この王宮周辺に存在する少年少女たちの勤労生活実習区画とでもいうべき場所で行っている話です。

ジョクジャカルタの駅の北側にも町は広がっていますが、こちらは普通の男たちや夫婦も住む、いわば通常の街並みなのです。こちらの住民たちは、聖環こそ支給されてはいますが、事情罪人扱いとして仕事について暮らしているか、はたまた普通に俸給を貰って生活している成人が中心です。

つまり、私とカルノが回っているのは灸場で言うと、少年とお姉さん用の住宅ばかりが並ぶ一帯だけを狙い撃ちして回っているようなものなのです。

これは、仕事に打ち込んでいる者を王宮で拾い上げる事をしているよと少年少女たちに喧伝する、いわば政治的な意味合いがあります。

時々、女官は騎士勤務の際には抜き打ちでこの住宅街を回って住民の少年少女を犯しておるお話もしたかと存じますが、あれは誰でもかれでも無差別に犯している訳ではないのですよ。

ある程度の就労意欲や成績を収めている者を狙い撃ちしているのです。

そして、犯した後で「気に入った。お前たちが望むなら王宮勤務を打診してやろう。いつでも王宮を訪ねるがよい」とかやっておるわけです。

(でもオリューレさん…それ、男女の仲を引き裂く話じゃないですか…)

(もちろんそうです。だからこそ、悩むならば慈母寺に相談に行ってよいと告げて、ボロブドゥール行きの列車の切符や休暇を与えているのですよ。これは、将来に漠然と不安を抱いた少年少女を慈母寺に誘導する政策でもあるんですから)

(な、なるほど…生活相談を兼ねているのですか…そして、休暇を与えている訳でしょう…一種のデートじゃないですか…これはある意味での福利厚生というものですね…)

むう、そこに気付くとは、さすがはティアラ。なかなかやりますねと思いましたが、おくびにも出さずに私は質疑を続けます。

(それよりティアラ、ハバナとやらに聖母教会はないの?)

(あるにはありますよ。ただ、売春事業はほとんどしてませんから規模は小さいですし…それに、告解の中で重大なものがあれば私が聖母教会司祭資格者ですしね…聖隷少女団の一員からは外れてはおりませんから)
https://novel18.syosetu.com/n0112gz/187/

(そうね…確かにあなたがいたわね)

(ただし、出来れば正規の司祭…それもなるべく高位職者を配置してほしいというのが、兼ねてからの私の希望でもあります)

(なるほど。罪人たちの心のよすがを設ける意味でも常駐する神職者、それもなるべく高位の者の配置を希望する理由は理解できます…シェヘラザード様、ティアラの要望をバチカンまたは痴女宮に伝える事は可能でしょうか)

と、私はシェヘラザード様に話を繋いでみることにします。

(オリューレも出世したのですから、あなたが直接に聖母たるマリアヴェッラ陛下におすがりしても良いのですよ。もっとも、ティアラがすがった方がマリアヴェッラ陛下には効き目があるようで…まぁ良いでしょう。他ならぬ陛下の分体が今ここにおられます…あんっ陛下っそんな巨大ないちもつで突かれては裂けます!)

何を取り込んでおられたのでしょうか。

まぁ、ベラ子陛下は月一程度ですが、ボロブドゥールはもとより、この王宮を短時間ですが訪問されて私とディードリアーネとリリアンを犯して帰って行かれる身。

(聖母像や慈母観音像がある以上、あたしがわざわざ行く必要性はないんですけど…)

(ジニアの様子も見たいからと言って来られておるのでしょうに…まぁ、オリューレ、あなたとディードリアーネの子種でこさえたファーティマとファーティメ、アトスとメテオラに配置して順調に育っておりますからね…時々は様子を見に来て差し上げて…)

(そうですね…オレアーネとデラニエーネ、そしてリリーネの事も気にかけて下さると)

で、この三名は南洋慈母寺の附属学校たる聖院学院仏教学部に在籍して学侶がくりょなる尼僧身分を得ています。

そして、名前で分かる通り、我々三名がシェヘラザード様に孕まされて産んだ子たちです。

(我ら女官の子は普通の人の子より賢くあるべき生き物。元来は一人で強く立って生きて欲しいものですが…まぁよいでしょう。そちらの奴婢制度も気にはなっておりますので、半年以内には来訪いたしましょう。その代わりオリューレ、あなたもコンスタンチノープルはまだしも、アトスとメテオラを訪ねるように…マリアヴェッラ陛下とアルテローゼさんには私が頼みましょう。うっ陛下、気をやりまする!)

で、ベラ子陛下の心話があまり流れて来ない理由。

シェヘラザード様の便器役を余儀なくされているからです。

どうも、陛下にはかなり苦手な部類のようですね、シェヘラザード様。

ふふふ。

(でぇ、確かにベラ子陛下に頼めば一発だと思うんですよ、思うんですけどぉ…)

(それ故にこの時間帯と予定を狙ったのです。ベラ子陛下の行動は本宮の秘書課に問い合わせれば分かる話。ティアラ、あなたは白薔薇三銃士から外れてはいないのですから、私くらいの調べ物はできる立場なのですよ…。事実、アンヌマリーはやっておりますしね…)

(ううう、あの要領のいいあいつと比べられましても…)

(ですからティアラ、頑なに陛下を拒むだけではなく、陛下のお好みや弱点を知ることも大事なのですよ。例えば、明日にはさっき私が声をかけていた男女は慈母寺に参拝して相談を持ちかけるでしょう。そして…慈母観音の教えにすがろうとする優良で敬虔な労務者の鑑として、アニサとベテハリが褒美をとらせるのですよ…)

(その褒美って、要はアニサやベテハリとおめこするってことですよね…)

(そうとも申します。そして、その姦淫の内容はベラ子陛下に献上されてお楽しみになられるのですよ…)

(汚いさすがオリューレさん汚いっ。茸島の時からベラ子陛下や他の皇族や幹部の皆さんに取り入るのはすごいと思ってましたけど…)

(必要な情報をお渡しするのも臣下の務めなのです。この私が少年を味わうのも陛下の興を惹く話だそうですし。ですからティアラも、真面目に品行方正な気性はわかりますが…ヒルダに追い抜かれても知りませんよ…?)

あ、ヒルダについては、ちょっと注釈を。

黒薔薇騎士のワルトヒルディーネ嬢がいるでしょう。

あの、収容所や刑務所運営の仕事ばかりしている子。

(失礼なぁっ。他の仕事もやってますよっ)

(で、なぜヒルダを作る羽目になったのよ…)

(オリューレ閣下…いえ、私も収容所ドサ回りは大変だってぼやいたんですよ。それに海賊騎士団のジャンヌが配下を欲しがっていましたし…)

ええ、ヒルダというのはワルトが、中米支部の海賊騎士団を率いるジャンヌ団長を犯して孕ませた子です。

黒薔薇騎士の私に相応しい残忍苛烈な性格の子を産むがよいとかなんとか言って。

(それをバラさないで下さいよ…)

(で、黒薔薇の子だってことで聖院学院本校扱いになったものの、中米支部も人手不足だということで通常女官養成コースに切り替えられて無理からに中米支部差し戻し、そして今はティアラの補佐役なのでしょう?囚人島でもある灸場の統治に関与しているんだから優秀な人材ではないこと?)

ええ、そしてヒルダはジャンヌさんの海洋騎士、そして海賊の経験と知識を受け継いでいます。更には長年の黒薔薇騎士として汚れ仕事の数々をこなしてきた痴女皇国の精鋭騎士のワル子の経験と知識も…。

(亀地獄島の立ち上げついでに、オリューレさんを犯しておいた方がよかったですね…)

(ディードリアーネみたいな発想はやめなさいよ…)

(失礼なっ。私はディードリアーネさんほど、犯した上にその女の顔や頭を踏みつけるようなことは…多少はあるか…)

大ありでしょう。

ええ、ワル子は茸島の都であるデンパサールの沖すぐに存在する偽女種向けの監獄島たる亀地獄島を流刑地とする際に、その立ち上げ支援に来た事があるのですよ。

その際に、その凶悪無慈悲な振る舞いで連邦世界の凶悪な獣のごとき犯罪者ですら恐れをなすまでに制圧していたのですよ…。

そして、ヒルダが灸場島の東側にあるグアンタナモ収容所で、母親の同僚から色々教わった上でハバナ監獄の長に就任しているのを知っています。

更には、こうした汚れ仕事を厭わぬ騎士が必要な場合、黒薔薇が地元の騎士を犯して孕ませて作っているというのも。

(南洋島では需要がないんですかね。オリューレ閣下、いえオリューレ様も一つ子作りを)

(ダメよ、うちには既にディードリアーネがいるから、そういう残忍凶悪な人物が欲しいならそっちを使うわ)

ふふふ、位の上では微妙に私、ディードリアーネよりも上なのですよ。

まぁともかく、ティアラにはいずれ、灸場の視察に行くのと、聖母教会を取り仕切る幹部の必要性を小耳に挟んだとして関係者に流す事を確約しておきます。

いえ、私と話をしている時点で関係者には既に流れているも同然なのですよ。

そして、実のところティアラたち白薔薇三銃士と、この私は性交の経験があります。

それも一回や二回ではありません。

で、聖院学院神学部では聖母教会内の日常的なマナーを教える授業もあるのですが、この内容は女官教育が基になっています。

そして、私も講師を時に頼まれていた関係で、聖院学院茸島分校には色々と知り合いも多いのです。

(矯正学部の男子生徒を犯して楽しんでおられてたじゃないですか…)

それはこの際、不問で。

なにせあの茸島分校の原型を作ったのは他ならぬこの、私なのですから。

男の子の一人や二人くらい、どうにかできなくてどうするのでしょう。

ましてやベテハリとアニサから預かった大事な子ですよ、カルノ。

(なぜ、余…いや、僕に自転車を漕がせてくれないのか不審に思うんだけど)

(それはカルノが成長してからなのですよ。見事にこのオリューレの子を孕ませた暁には、逆に私をエスコート…導く演出もやってもらいますからね)

で、王宮に帰ると、正門で待ち受けていた騎士に自転車を預けて私たちは正面から正殿の下を通って執務庁舎や餐庁…つまり王宮食堂などの建物群の中を抜けて参りますと、雨よけの屋根を巡らせた通廊の先に三階建の王居舎が構えられています。

そして、同じく待ち構えていた女官と騎士の二人ずつが。

で、王宮騎士は橙騎士団員ですが、ボロブドゥール詰めの寺院勤務者とは少しだけ制服が異なります。

具体的に申し上げます。

カルノか私の前では常時、穴開き。

これは、王居に関わる女は全て、カルノの女であり、いついかなる時でもカルノの穴となるようにという事らしいです。

そして、カルノの妾妃にして南洋王国摂政である私の毒味を受け入れる立場でもあると。

ですが、我々は王宮に戻ったばかり。

で、まずは騎士は1名ずつ、私とカルノの前に跪いてそれぞれがちんぽを咥えます。

つまり、これは私とカルノが本当に王と妾妃であるかを誰何すいかする名目で、外出していた我々を慰労する意味でやってくれているのです。

そして、この王居とその先の後宮区画…でもありませんね…更に最近では王宮の中では、隙あらば私もカルノもちんぽを咥えられる身分です。

(なんてことしてるんですか…これ、最近の痴女宮でもこんな事してませんよ…)

(ふっ、ベラ子陛下のご趣味に走った指示の通りにしておりますまで。悔しいならば痴女宮離宮にお住まいの上でそのようになされば…ってへーか。陛下だって離宮なら結構好き放題やっておられるではないですか!)

(ええいっ、とにかくオリューレさん、その淫行にまみれた南洋王宮には是正の手を入れる必要を感じますよっ)

(あのさぁベラちゃん…自分でOK出しておいて、オリューレさんたちがその通りにやってるのにそれはいくらなんでも理不尽よ…それに、オリューレさんはエロ動画の撮影にも協力してくれているわけなんだから内務局長権限で不問よ不問っ)

(汚いオリューレさんさすが汚い!学院の仏教学部の男子学侶を少年のままに据え置いて雅美さんたちに差し出しているのは賄賂でしょう!)

(未成年のうちは聖母教会も慈母寺も、懲罰事案を起こさない場合ですけど、男子は男子のままで据え置きでしょうに…)

そうですね、茸島分校では、未成年でも矯正学部であれば偽女種にされるようになってしまいました。

更には、神学部でも優秀優良でない成績者は助修士扱いとして、同じく偽女種にされてしまうのです。

この辺は、偽女種になるのを僧侶として元服した扱いとしている慈母寺とはいささか異なります。

そして、成人であるにも関わらず、卑しい変態性欲まみれの偽女種と成り果てた者は慈母寺の性畜として小僧となり、尼僧に仕え奉仕しろとかいう教えに…。

ええ、南洋王国では偽女種は卑しい変態とみなされています。

実際に露出せんずりをしたがったり、ちんぽを見せつけて町中を歩いたりする癖があるのです。

そして、隙があれば女を犯したり、果ては偽女種同士でカマレズとやら…つまり尻穴を掘り合ったり、ちんぽを尺八しようとするのです。

で、ちゃんとしたおめこがある女は偽女種の憎悪の対象として刷り込まれるようにされました…。

ただし、選択能力を持たされたクリスさんやベテハリは別。

性欲は強まりますが、基本は本来の思考を維持していますし、純粋な偽女種のように、男を性欲の対象として見る事はありません…ええ、カルノもそうですよ。

王宮、特に離宮内では性欲旺盛な偽女種の姿を取ることと、女どもは自分が犯すために用意された存在だと教えるためにも、あえて偽女種の姿を取らせているのです。

そして、その姿は離宮での私同様、三角形に紐がついただけの下着と、乳を下から支えるだけの乳帯となります。

ですので、ちんぽが勃起すればその下着からはみ出すか、横にずれて出ております。

あ、牝豚の顔を踏むための長靴類を履くこともありますね。

(ベテハリ君やカルノ君を性欲絶倫の偽女種身体にしたいがためにそんな教義を思いついたんですね…)

(苦情は聖院学院教務部へ。教程審査委員会には陛下も名を連ねておられましたかと)

(むぐぎぎぎ)

(全く、シェヘラザード様ほどの方を肉便器にして蹂躙して帰る割にはそういうところの脇が甘いのですから…)

(今すぐそっちに分体を行かせてしばきますよ…)

(それよりも茸島でクリスさんがお待ちでしょう…へーか、そちらは夕方でしょうが、この南洋島も茸島も今はまだ朝なのです…)

(ううう、おじさまの朝の支度はあたしの本体がちゃんとやってるのに…)

まぁともかく、女官の奉仕でちんぽを清めた我々は、自室に戻ります。

で、王居の建物は塔屋4階建て、建物自体は3階建てになっています。

このうち私とカルノ、そしてディードリアーネとリリアンの私室、そしてアニサとベテハリの部屋…王戚として訪問した際に泊まれるようになっています…は3階にありますが、アニサとベテハリ以外のそれぞれが「執務」を行う場所として設けられた公室は2階に設けられています。

この公室というのが王居の肝心要のところでして、私とカルノのお部屋の南側正面扉を開け放つと例の、目の前に広がる姦淫水浴場…つまりおめこをしたり、あるいはカルノや私などに向けておめこや自慰行為をしているのを晒して牝豚であることを喧伝アピールするためのプールがあります。

そして、ベランダといわれる張り出しから先には、水浴場の水の中に直接に入って行く坂道が続いております。

で。

朝の視察で散々に少年少女の性交を目撃して興奮したカルノのちんぽは見るからに苦しげです。

もちろん、私も。

差し当たって、この部屋に私とカルノがいる場合は騎士経験者の女官が二人、そして豚が二匹常駐するのが基本です。

それと、公室と私室を分けている理由。

特に、私とカルノの公室は、他の二人とは切り離されています。

更には、床に傾斜がつけられ、常時、水が流れているのです。

何のためなのか。

外出していた私とカルノ…とくにカルノには茶筒の茶を与えていますからね…ふふふ。

で、騎士女官の護衛勤務を労うためにも、彼女たちの口を便器として使うのです。

そして、千人卒女官である彼女たちは、今度は豚に対しても同じ事を始めます。

ええ、この一見すると殺風景な部屋だったり、床に水を流している理由がこれなのです。

で、部屋中央の防水ではありますが柔らかい素材のマットとやらを敷いた長椅子にカルノと並んで腰掛けます。

「ふふふ…ご覧なさい、女官どもの性交を見て我が逸物はこのように…」

「ダメだよオリューネ、僕のちんぽをおめこに突っ込んでからにしてよ…」

「ほほほほほ。まずは女を愛撫してからになさい…」

などと言い合っておりますが、この会話でも私とカルノの関係がお分かり頂けますでしょうか。

正直なところ、カルノは何としてでも私をちんぽで堕としたいようなのです。

なんだかんだ言っても精神の年齢は10代前半の男の子です。

それなりに英才教育めいた事を受けて、大人の顔色を伺うようにはなっていますが、抑え目とは言え、元来は反抗期とやら真っ盛りの年齢のはずなのです。

で、本当ならば親元…それも、南洋慈母寺で育てたいところですが、肝心の両親がカルノとあまり変わらない肉体と脳の経年年齢です。

ですので、アニサとベテハリは「オリューレさんをカルノの肉親の代わりだと思え」とカルノに教えて聞かせています。

まぁ、昔々の修学宮があったり、大堤の前に聖院本宮の建物しかなかった上に、その本宮の内部の要所を常時水が流れて濡らしていた時代を知る私です。

子供の一人や二人はどうとでもなるという自負はありますよ。

その時代から、聖院では孤児を預かっていたのですから。

「マルハレータ、ウィレミーナ…カルノと私に奉仕なさい」

ええ、放っておくと、カルノは私の気を惹きたいがためにまたぞろ、私のちんぽを咥えかねません。

で、カルノに対するお説教にも良い機会だと思いましたから、二人並んで部屋付女官役の二人にちんぽを咥えさせながら話をしておきます。

「カルノ…あなたが私を責め立てたがるのはよく承知しています。しかし、本当の意味で王となるのであれば、私がそうしているように…何も言わずとも私に咥えさせ、股を開かせねばならないのです…わかりますね」

「ただ…オリューネ、僕はまだまだ子供だから…」

「ですから、私が敢えて女王として振る舞うのを見ておくのです。私が王の器であるかどうかはともかく、それなりに聖院の金衣三代…ベラ子陛下を入れれば四代に仕え、君主の振る舞いを見て来た私です。この南洋王国の実際の政治同様に、あなたは君臨するだけで良いのですよ…実際の統治はこのオリューレが率いる女官たちの仕事。女を愛撫してよがらせるなどという下賤の行為は南洋王に相応しくありません。王の王たるや、このマルハレータやウィレミーナのような他国の貴人すら性奴として仕えさせ奉仕させるべきだと私は考えているのです…」
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