上 下
152 / 383

危うし少女・メカケの座を守る恐怖の戦い!・10

しおりを挟む
さて、舞台は変わって聖院空港。

「I didn't feel alive(生きた心地がしません)..........」

「ベテハリ君を連れて来なくて正解でした…」

「もう少し大胆に横を向けてもいいんですよ…というか向けないと着陸できませんからね…」

エマ助の操縦にて何とか着陸したDA62という「空飛ぶフィアット・無理ティプラ」まがいの7人乗り軽飛行機から降りますが、数名が青い顔をしています。

ええ。この時間の聖院空港周辺の海域全般、赤道地帯の上に、直射日光に照らされた水蒸気を含む熱気が海面に立ち込める状況です。

そして、大痴できればやめてほしい女山なまえのやまから吹き下ろす風と、海風が混ざり複雑な気流状態になることも珍しくありません。

そこで、着陸前に滑走路を横目で見ながら吹き流しを目視で確かめるか、管制塔経由で風速計のデータを頂いて、おおよその風向と風速を確認することが推奨されています。

しかし、突然に風の向きや風速が変わってしまうことも、往々にしてありえるのです。

今回は横風成分…西向きの突風が着陸途上にあった飛行機を襲いました。

で、こうした横風が危険かどうかを地上の風速計で調べたエマ助が着陸してよしの判断を。

そして、クラブまたはサイドスリップと言われる横向き接地の技を披露して「風がきつい時はこんな方法もあるよ」というのを実演してくれました。

ただ…ですね、結構横を向けた上にですね、軽いDA62をこんな感じでうりゃあっと接地させましてね。
https://twitter.com/725578cc/status/1584783859769802753?s=46&t=fvzW1ZI5pcvNlARZL7lIVw

(スケアクロウだとここまで厳しい場合はゴーアラ…着陸復航ですからな。で、風速20m以上での着陸時は必ず複葉モードで、可能ならICD/Gで機体抑え込んで垂直または短距離着陸推奨っすわ)

「あんな凄い技、私には無理です!」

「瞳さん! 言い出したからにはやり遂げるのです! 飛べない豚はただのもごもがが」あたしの後ろから伸びて来る手に、思いっ切り口を塞がれてしまいましたけどぉっ。

「あー、あたしもこれ苦手っちゃ苦手なのよね。ただ…うちの流儀だと教官がジーナちゃんであろうとエマちゃんであろうと、人工的な風を吹かせてでも出来るまでやらされるから、頑張るしかないわよ…」

ええ、後ろから雅美さんに口を塞がれましたが…あたしが言うよりもっと厳しい話になってるじゃないですか!

あくまでも瞳さんに飛行機の操縦を覚えてもらってですね、連邦世界の瞳さん分体にもデキるセレブを演出させたいのですよ?

まぁともかく、エマ助に飛行機を預けて、我々は地下鉄の聖院空港駅に向かう事に。

パイセンが指示する回送電車に乗車しまして、痴女宮本宮前を目指します。

そして、車内での雑談。

「で。また覗きですか…」先日の茸島の一件もあってか、その手の行為には心底嫌そうな瞳さんです。

「瞳さん、ですから秘書課に戻って頂いていいのですよ…今から見る内容は正直、ちょっと頭痛がするとかいう程度で済まないの、あたしの方にも報告が来ていて知ってますから…」

「まぁ、この件に関しちゃベラちゃんの言う通りなのよ。実は本件…助修士計画としておくけど、この案を持ち込んだのは確かに聖母教会教皇カエサル一世猊下…つまり、ベラちゃんの叔父さんのチェーザレさんで間違いないんだけどね、その案をチェーザレさんに吹き込んだ人がいてね」

で、うちの叔父ファンクラブ会長を名乗る雅美さんも嫌そうに言う理由、叔父に入れ知恵をした人物にあまり強い態度に出られないからです。

厳密に言うと、デステ叔母様からは何とぞよしなに頼むと言われています。

更には、表立っては我が痴女皇国と敵対している部類のフランス王国からすら、なぜか外交窓口として活用を頼むとまで、ストラスブールとスイス経由で密かな依頼が来てるんですよね。

ああ、頭痛い。

で…実のところ、叔父には結婚相手…つまりは奥さんがいます。

しかも、別れてません。

ただし、政略結婚だったのです。

で、叔父がイタリアに覇権を唱えようとするにあたり、奥さんと娘さん共々フランスに置き去りにしてイタリアに戻っています。

あからさまに捨てた訳ではないのですが、実家に戻るのを口実にして実質的に捨てています。しかも、新婚早々どころか懐妊して、すぐに。

そして、イタリア統一が成った際に、イザベラ・デステ叔母様からはあの嫁なんとかせぇ、ついでにスカートまくりおばちゃ…女将軍のカテリーナ・スフォルツァさんとの関係も何とかしろと怒られています。

むろん、奥さん子供さんの面倒はもちろん、カテリーナさんも愛人として囲ってんのにちんぽもやらんとは何を考えておるのかというのが、おばさまの怒っている内容です。

大体、東方聖母教会の教義にしましたけど、一夫多妻を認めたのは叔父のせいですよ。

そして、お妾さんを認めたのも叔父のせいですよ。

叔父の股間の暴れん坊の結果を尻拭いするあたしやデステ叔母様の身にもなってくださいよ。

そして、奥さん。

シャルロット・ダルブレというフランス人です。

この人の出自は少々ややこしいので詳細はネット百科事典でも見て欲しいそうですが、なるべく簡潔に解説してもらいましょう。

はい、雅美さんっ。

「なんであたしが…えーとね、一言で言うと、フランスのの貴族の娘さん。で、チェーザレ猊下との縁は…この人と結婚したことで、イベリア半島にあるナバーラ王国国王のフアン3世陛下と義理の兄弟になってるわね。つまり、シャルロットさんはナバーラの王様の妹さんなのよ」

はぁはぁ、なるほど。

ええ、この時代の欧州ですから国をまたいだ政略結婚とか何とかで、結構こういう縁があったりします。

例えば南欧支部長で現・スペイン女王のイザベルさん。この人は元々フランス王家の王女様です。

で、シャルロットさんはフランスに残っていましたが、ここからは連邦世界の歴史と痴女皇国世界の歴史の違いが出てきます。

まず、ナバーラ王国やアラゴン王国、そしてポルトガルといったイベリア半島の国々は…さながら比丘尼国と江戸時代の大名の領地の関係のような…従属国の扱いとなり、スペイン国内の自治領めいた存在となって王家が続いています。

そして…連邦世界の落武者めいた最後と違って、痴女皇国世界のチェーザレ・ボルジアはローマ教皇ならぬ聖母教会教皇庁の初代頂点、つまり初代教皇カエサル1世として即位しています。

で、統一イタリア政府を率いるイザベラ・デステ大公閣下とは親戚です。

あたしや叔父がデステおばさまの事を叔母上とか言ってんのは、この血縁あっての事なのですよ。

そして、なまじ出世して大物になったがために、今や初代ローマ教皇たる叔父、自分の妻であるシャルロットさんをうかつに見捨てる事が出来なくなりました。

で、困った叔父と、フランス王国攻略の支障を取り除きたい姉の思惑が合致しまして、フランス領内からシャルロットさんと娘さんのルイーザ・ボルジア…ええ、叔父とシャルロットさんの結婚の結果で生まれた女の子ですが、その母娘を黒薔薇と紫薔薇で拉致。

当然、フランス王国からは猛烈な苦情が来ると思いましたが、ここでバーデン=バーデン防衛作戦の際に痴女皇国に逆らうと地獄の業火もかくやの炎で国を焼くぞというディモストラツィオーネ…デモンストレーションを行なっていたのが効きました。

そう、大陸間弾道弾のドラメを使ったパリ上空への燃料気化爆弾攻撃…空中での火球爆発による脅しです。

この恫喝攻撃が奏功しまして、表立っては苦情がありませんでした。

しかし、さすがに面子を潰されたシャルロットさんのご実家とフランス王家はスイスのモントルーに使者を走らせて抗議文を届けさせています。

これを予想していた姉は、欧州統括本部長の世紀末覇者…マイレーネさんに返答をお願いしていましたが、マイレーネさんはフランスの顔も立ててお返事をなさっています。

「これを奇貨として、貴国の文明水準を向上させるためにも私どもに泣きつく口実になさいませ。痴女皇国の支援を頂きたいという要望であれば、運河建設や葡萄に小麦の高価値品種提供はもちろん、国内の物流を助ける画期的なことどもを建設するお助け、喜んでさせて頂きます。私どものもたらす福利がどのようなもので、どれほどの利潤をもたらすかをお知りになりたくば、この1年以内のロレーヌとバーデン=バーデンやスペイン国内での動きに注目を。我々もこの件では特段の情報規制を敷いてはおりませぬ故に、その動きを見極めてからの要請でも遅くは無いかと」

つまり、疑うならストラスブールとバーデン=バーデンの間…それからスペイン国内で建設していた貨物輸送用鉄道路線や、それに関連した開発事業の成果を見てから何か言った方がいいよ、同じものが欲しいなら遠慮なくおねだりしてねと返されたと。

(このマイレーネが貴国に提供すると申し上げた以上、嘘偽りがないのはご存知かと。但し…貴国に限られてはそのような事はなさらないと信じておりますが、万一にもお支払いがない場合や、武力でお支払いをお考えであれば…神聖ローマ帝国の将軍の失脚、存じておられましょうや)

ええ、きっちりマイレーネさんの恫喝返しを受けて震えながらお帰りになられたとか。

で、もちろん、我が痴女皇国はタダでこうした支援をする訳ではありません。

可耕地面積の広さでは瞠目どうもくに値するフランスの国土から期待できる農業や牧畜からの収穫、そしてフランス国民から頂けるもの精気を頂きたいのと、ドイツ同様、最終的には痴女皇国の属国化してしまうことが目的です。

で、対フランスへの外交戦略もあって、叔父とルクレツィアお母様からはですね。

「シャルロットはフランスでも名家の出となれば、活用の道もあろう。ルクレツィア同様、外交官としての素養を身につけさせたい」

「確かにシャルロット様ならば貴族としての素養は申し分なし。つきましては痴女皇国の外務局で教育をですね」とか言い出されましてね。

そこで、シャルロットさん母娘、イタリアのボルジア城…ルクレツィア母様の所有となっていますが、とりあえずそこに住んでいたのを痴女皇国へ転居してもらうという話となりました。

そして…居宅がね、痴女島の聖母教会官舎となったのですよ…。

ええ、イタリア大使を兼ねた痴女島聖母教会司祭に就任なさいました。

んで…ですね。

奥様に対して、叔父と雅美さんが依頼した事があります。

それは、イタリア向けの助修士並びに修練士教育。

いわば、司祭としての初仕事がそれですかい…。

で、…その成果を利用して、リンジーさんの教育を行なおうという訳でして…。

とりあえず痴女宮正門前駅で地下鉄を降りまして、導入にあたり「早すぎる」「いや女官寮駅でも朝の罪人通勤ラッシュのために入れたんだから今更いいだろ」等々、紛糾を極めた結果なんとか設置されたエスカレーターを使って聖院学院正門前の出入り口に出てきます。

で、通常ならこのまま痴女宮正門なりに行くところを、参道を下って少し行きますと右側に分かれて行く石畳の坂道があります。

こちら側からぼつぼつと上がって来る男性客の視線と心の動きで、痴女宮参詣慣れしているかどうかがすぐわかるのですが…まぁ、大半はあたしたちの姿を見てええーとか思ってますね。

はい。

今更ですが、痴女皇国にも一応は服装規定めいたもの、存在することは存在するのです。

そして、現時点での適用範囲は痴女島と茸島…内務局管轄に限られていますが、成人男性または聖院学院男子生徒もしくは児童のいる場所では、可能な限り過激なバージョンの制服を着用すべし。

非番女官についてもエロ制服を推奨する場所に出かける場合はエロ衣装で行くこと。

このふざけた規定を定めた内務局の頂点が、地下鉄を利用して移動する間はもちろん、淋の森の入り口にある聖母教会群までの間にジャージ姿など、とうてい許されるもんじゃありませんよね。

で、雅美さんも赤薔薇服他、様々な制服の支給を受けている立場です。

ええ。地下鉄を降りた時点で雅美さんと瞳さんの聖環が警報を出していました。

そして強制更衣システマ、起動。

内務局管轄の二人の着用制服、その勤務部局の指定制服で一番過激なものにされてしまいました。

「ぎゃあああああ!」

「へ、陛下…これはさすがに…」

「た、田中局長…これは…」

「瞳さん皆まで言わないで…ここだけの話、赤薔薇の制服のデザインしたの、あたしなのよ…」

そうですねん。

雅美さんと瞳さんのお召し物、自分から着替えずに、かつ黒薔薇服などを着る必要がある場合にあらかじめ行なっておく特殊勤務申請もせずにですね、今みたいにふらっと指定エリアに行くと、着ていた服を強制分解更衣されて赤薔薇服の紫バージョンが転送着用される事になってるんです…。

これが私服のエロ水着エロ下着ですとか、はたまた売春用ビッチ服指定のかかっているマリアンローズのカタログ掲載品ならば、この強制更衣は起きないそうです。

瞳さんなら例のLivestock姿であればOKみたいです。

で、白金衣着用のあたしと、白薔薇服姿のゼアラニーネさんとリンジーさんは警報が出ませんでした。

聞けばこの赤薔薇服、痴女宮に乳上が来た当時に、姉と雅美さんが張り切って作り上げたらしいんですけどね。

服の面積の割に「隠すべきを全く隠していない」その凶悪なデザイン、さながら赤いSMの女王様。

ただし、今の雅美さんの立場を鑑みて瞳さんともども、紫色バージョンが強制着用されていますね。

「色が違うだけで網の部分は網のままなのよ?」

「こんな恐ろしい服、アルテローゼ支部長とかメーテヒルデ支部長、よく着ていますね…」瞳さんが心底嫌そうに自分の服を見ていますけどね。

(もう慣れました。逆に甲冑など着ようものなら、虐殺する気かと恐れを為されます…)

(言っては何ですがね、聖院騎士服もあまり変わらないのですよ? お尻剥き出しですし…)

(今やあれを着て行かないと、あたくしだと認識して頂けないという事実がありまして…)

(私は黒薔薇服ですから関係な…マリーさんノンノンやめてやめて痛い痛い!)

なんで東欧または欧州方面というのは、こうも反応が早いのでしょうか。

そうそう。

シャルロットさんがボルジア城で暮らしていた際に「色々あったせいで」イタリアと南欧支部関係痴女種のIFFステータスが大きく変更されたようです。

Charlotte d'Albret Borgia. シャルロット・ダルブレ・ボルジア Thousand Suction.(Limited hundred)千人卒(限定百人卒) Pure Female Visual. 女性外観 Red Rosy knights. 赤薔薇騎士団 Italy Branch, Imperial of Temptress. 痴女皇国イタリア支部 Sacerdote pontificio. Temptress island chiesa di Nostra Signora. 聖母教会教皇庁痴女島教会司祭

Isabella d'Este イザベラ・デステ Ten Thousand Suction.(Limited hundred) 一万卒(限定百人卒) Pure Female Visual. 女性外観 Red Rosy knights. 赤薔薇騎士団 Italy Branch, Imperial of Temptress. 痴女皇国イタリア支部 Granducato d'Italia madre nazionale. イタリア大公国国母

Primo papa Cesare 1st.(Cesare Borgia) カエサル1世 Invecchiamento umano. 延齢化人類 Pure male Visual. 男性外観 Red Rosy knights. 赤薔薇騎士団 Italy Branch, Imperial of Temptress. 痴女皇国イタリア支部 Papa, Corte papale, chiesa di Nostra Signora. 聖母教会教皇庁法王

Isabel 1st. (Élisabeth de Valois) イザベル1世 Ten Thousand Suction.(Limited hundred) 一万卒(限定百人卒)Pure Female Visual. 女性外観 Red Rosy knights. 赤薔薇騎士団 South-Euro Branch, Imperial of Temptress. 痴女皇国南欧支部長

Ana (Ana de Mendoza de la Cerda) アナ・デ・メンドゥーサ Thousand Suction.(Limited hundred) 千人卒(限定百人卒)Pure Female Visual. 女性外観 Red Rosy knights. 赤薔薇騎士団 Sub Manager. Imperial of Temptress. 痴女皇国南欧副支部長

(私の情報を載せる必要はあるのか…)

(今の時点の情報を載せるのが重要なようです。あと叔父上。赤薔薇騎士団ということは有事には雅美さんが指揮する下に入る事になりますよ。よろしいのですか)

(シニョーラ・タナカの指揮ならばさほどの問題とはなるまい。いいか、マリアヴェッラ…お前の姉やマサミ=サンが得意であろうが、戦争も通常の治世も、優れた技術だけでは成功しないのだ。戦略や政治のSensoセンスなくては、人は他者の知恵にいずれは打ち負かされるのだ…お前もショダイサマに聞いただろう、この星にかつて栄えた数々の優れた文明、全て健在かどうかを…)

叔父が思い浮かべているのはギリシアの神殿や、はたまたカルタゴの将軍様がアルプスを越えて攻め入った時の光景です。はたまた、ローマに今も残る石造りの水道橋。

(シニョーラであれば、人類の叡智を保存維持するにやぶさかではなかろう。つまり…相手の全てを滅ぼす…ゾクメツみんなしょぶんには慎重になる噂が立つだけでも、戦略には有利となる。これが皆殺しとなる噂を立てられてみよ。それこそ、串刺し殿下の国を攻めていた当時の鯖挟国の二の舞ではないか)

この辺りは、叔父も一時の考えよりは前進したと見るべきでしょう。叔父も昔は割と「奪う」部類でしたからね…。

(でな、シャルロットの件なのだが…マリアヴェッラ…お前の権限であれを止めさせる訳にはいかんのか? 私はあくまでもジァポネの寺院で見た少年の下男や修行の入り口にいる子供たちと似た事をだな、我ら聖母教会で実現できないかと思い付いただけなのだが…)

(ええ、存じております。しかも、ボルジア城で散々やらかしたがために、イタリア支部と南欧支部の千人卒以上が全員、割を食って無許可での痴女種本来の身体機能を使えなくされたとも)

(シニョーラ…そしてマリアヴェッラ…確かにシャルロットがナポリでネルソン第二夫人も真っ青な事をやらかしてくれたのは聞いた。そして、私もその責の一端を背負えとか言われてるのも知っているのだがな…はっきり言うぞ。私が何をしたと言うのだ!)

(奥様と娘さん、どんだけ長年放置してたんですか。しかもいくらフランスとの政略結婚で話を決められたとか言われてもですよ?)

で、何か言いそうにした雅美さんを遮り、まずは叔父にジャブを打ち込んでおきます。

叔父もスペイン系とは言えどイタリアの男、口を開かせたら止まりませんから。

(その件について私が黙るとしても、だ…今、そっちの聖母教会の司祭公室で一体何をしておるのか…ああ、過去の件はともかく、今のシャルロットの姿が聖母教会の司祭にして実質的なイタリア大使にふさわしいものか、お前とシニョーラ・タナカにその目で確認して判断して欲しいのだよ、…私は!)
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

変身シートマスク

廣瀬純一
ファンタジー
変身するシートマスクで女性に変身する男の話

女豹の恩讐『死闘!兄と妹。禁断のシュートマッチ』

コバひろ
大衆娯楽
前作 “雌蛇の罠『異性異種格闘技戦』男と女、宿命のシュートマッチ” (全20話)の続編。 https://www.alphapolis.co.jp/novel/329235482/129667563/episode/6150211 男子キックボクサーを倒したNOZOMIのその後は? そんな女子格闘家NOZOMIに敗れ命まで落とした父の仇を討つべく、兄と娘の青春、家族愛。 格闘技を通して、ジェンダーフリー、ジェンダーレスとは?を描きたいと思います。

未来への転送

廣瀬純一
SF
未来に転送された男女の体が入れ替わる話

落ち込んでいたら綺麗なお姉さんにナンパされてお持ち帰りされた話

水無瀬雨音
恋愛
実家の花屋で働く璃子。落ち込んでいたら綺麗なお姉さんに花束をプレゼントされ……? 恋の始まりの話。

身体交換

廣瀬純一
SF
男と女の身体を交換する話

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

処理中です...