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悪霊の盆踊り? 赤道祭りだワッショイ・10.5

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皆様こんばんわボナセーラ、マリアヴェッラです。

で、今回は南洋島…ジャワ島に向かう機内でのお話で、アルトさんの側でのこちらと連動しているそうですね。
https://novel18.syosetu.com/n5728gy/153/

ですが…痴女皇国の今後の方針など、雑談の名のもとに、結構重要な話が散りばめられているそうです。

とりあえず、適当にお読み頂ければ。

--------------------------

で、機内でアンヌマリーちゃんを犯しながらベテハリ君に言い聞かせるあたくしマリアヴェッラですけど。

(しかしベテハリ君、あなたはまだ見込みがあります。このダリアさんがあなたを2回も使のはあなたにとってよい評価になりますよ。あなたも知っての通り、ダリアさんは黒薔薇騎士団を立ち上げ、今や痴女皇国の全騎士を指揮する統括騎士団長の立場にある人です。そのダリアさんが可愛いがってくれる理由…)

(あー、うちはそんな偉いもんじゃありません。けどねベテハリ君。あたしもね、下手をすると焼かれてた可能性があったんですよ。なもんで、立ち直り方の一つも教えられるかも知れません)

と、凶悪少女だった自身の過去を敢えて晒しながら、ベテハリ君を教え諭しています。

ダリアさんが罪人に対して強いのはこれですよ。

つまり、自らが更生した上で、痴女皇国のほぼ頂点に近い地位にまで昇り詰めていますので、立ち直りは全くの不可能ではないと自分で証明しているんですから。

あ、ダリアさんは騎士指導ができる立場ですが、その素養を培ったのは他ならぬ罪人寮の管理。

ええ、あたしもそうでしたが、罪人寮や工場を経験すると、人生相談やお説教が必ずついて回ります。

そして警務騎士で更生が進んだ罪人と組んで行動する事で、男性…特に犯罪経験者の心理や扱いを覚えてから、刑務勤務に回るのが通常過程。

つまり、門前町警備経験を経て刑務騎士任務を経験すると、男性に対して指導する経験を積む事になります。

ですから、成人罪人はもちろんの事、少年犯罪者に対しても必然的に人とはなんぞや、男とはなんぞやという訓示指導が出来る人になります。というか、ならせます。

そう、こうした騎士職女官の育成を担当するダリアさんも…そして上司のアルトさんも刑務騎士としての経験も豊富なベテランの部類。

罪人管理を通じて、ことさら男性慣れしてはいる部類なのですよ。

ほら、二人はやたらに罪人受けがいい話も出ていたでしょう。

そして千人卒以上の完全体痴女種化していると、男性の生理や心理がことさら理解できるようになりますから、男あしらいが出来て当たり前のようになってしまうんですよねぇ…。

で、聖院にお世話になった経緯やら何やらを聞かせて更生の必要性を教えるダリアさんですけど、ダリアさんの持論として、一度犯罪を覚えた人間はまたやる可能性が高いというのが彼女の主張。

(人の味を覚えた獣と同じで、何で食えるものを我慢するのかとなるんですわ。ですから、次やったらダメという単純な教え方やと、それこそ比丘尼国の厳しいお寺に行かせるか、うちが欧州で作ってる厳戒院ですか、あれができたら放り込むくらいしないと治らんでしょ、性根)

つまり、ダリアさんは一度、犯罪を覚えてしまえば、そのうまみを知って悪の道に堕ちた者、完璧な更生は難しいと思っているのですよ。

(で、こいつらには次に悪い事をやろうとしても、あんたらはもはや、やる前に捕まるようにされてしまってるから、よく損得を考えてやれと言い聞かせてますよ)

で、犯罪は割に合わない行為だし、一度あたしたちに捕まったが最後。再犯しないように一生監視されるよ。だからそんなの嫌なら頑張って犯罪をしないように考えてみろ、こういう論調でまずは説き伏せるようですね。

(だから、ベテハリ君も自分のした事の罪の重い軽いを考えることはちょっと置いといて、これからはあたしらの役に立って欲しいんですわ。ただ、いきなり人の役に立てとか言われても無茶な話だと思うから、とりあえずやれる事からやってくれたらいいっすよ)

と、気さくにベテハリ君の顔を撫でながら言ってくださいます。

何せ、ベテハリ君からしてみれば、元来は雲上人の上に、さっきまで自分のちんぽを突っ込ませてくれてあんあんやっていた当人です。

これ、ダリアさんはベテハリ君に対して、あんたはまだあたしを喜ばせてくれたわけじゃないか。ちんぽを突っ込む元気と生きる意欲もあるわけだし、なら一つ、頑張って生きてみなさいよと言いたいのですね。

そして、無下むげにこちらの話を聞き流させない状況を作っておいて、はいわかりましたやってみます以外に返す言葉が出て来ないようにするその手法…まさに罪人寮でのむやみな反抗を未然に防ぐ手口、そのまんまです。

(でねぇ、ベテハリ…あんた、自分の体をひ弱にされたように思ってるだろうけどさ、実はちょっと違うわけよ、普通の人とは…気付いてるでしょ? 陛下、可能であれば聖父様とのあれ、ベテハリに見せる訳には参りませんでしょうか…)

(ええええええ…まぁ、確かにあれを見せるのがいいんだけど…そうそう、今、アルトさんがお相手してますからね…拝見させて頂きま…)

えっと、そっと閉じさせて頂きました。

ええ、昨今のおじさま、社長室ではアロハに下着または水着姿で寛いでおられる事もしばしば。

そして、このお部屋…ベランダがあります。

はい、水で洗い流すような事をする時に対応しております。

そして正に、その真っ最中。

まず、アルトさんが早苗さんに精気授受名目でちんぽを突っ込んでいます。

で、アルトさん直伝の女官接客お作法教授ということで、おじさまのお尻が早苗さんの顔に乗っています。

最近は、上司女官が複数の部下を相手する際のありがちな光景なんですよね。始めたのはあたしですけど。

まぁ、この姿勢なら、早苗さんは必然的におじさまのお尻に顔を埋める事になります。そしておじさまのアナルを舐め回すことをアルトさんに命令させられています。で、アルトさんは早苗さんを正常位で犯しながら、おじさまのちんぽを手で触りーの咥えーの。

(ふふふふふ、こうしてクリスさまが出されたせいえきをあたくしが受けますと、とうぜんですが、さなえさんのかおにこぼさせていただきます。そして、クリスさまは続いてさなえさんをべんきになさるわけですね)

更には、アルトさんは早苗さんにまともに中出しをするかと思いきや…。ええ、早苗さんの顔にぶっかけていますね。

(色まちりょかんではたらくにはこれをされてもおこらないようにしておきませんと…)

そ、そうですね…確かに、色街旅館のお客様は割高な料金を払ってもらいます。その代わりに、全てが女官主導で進む本宮とは異なり、男性主導でも良いとされています。更にはマゾ行為に耐える耐性も必要。

そして、早苗さんは今、百人卒状態にリミッターをかけて、しかも当人には内緒で軽度の罪人女官化されていますが…。

普通なら十億卒のアルトさんが相手してしまえば、精気還流で死亡。もしくは罪人女官としての罪状赦免判定または女官としての昇格判定対象でしょう。

ところが、ここでアルトさんの痴女種身体の特殊性…精気授受処理役として特化していて、アルトさんとどれだけおめこ回数を重ねてもほとんど昇格に反映されないのが生きてくるのですよ。

つまり、罪人の場合は女官への奉仕や精気提供に熱心であるという赦免判定がなかなか出ません。

そして、女官の場合は昇格を狙って、口説きやすく断り辛いアルトさんばかりとやってしまう女官が数名いたせいで、こういう処置を施されたそうなのですよねぇ。

ただ、今の行為については、それは吉と出ております。

アルトさんであれば、一般人類に限りなく近い早苗さんに情け容赦のない強姦を仕掛けてもほぼ、問題がないわけですからね。

しかも昇格がかかりませんから、千人卒以上に上げてもらっては困る早苗さん相手でも副作用、なし。

(おかした時にひそかにおに細胞を送り込んでいますよ。すぐにリトルクロウをつかってとめていますからほとんどきいていませんが…あまりにもしまりがわるいもので…)

ありゃりゃ。

まぁ、それくらいなら仕方ありませんね…それに、早苗さんの今後を考えると、男受けする体質にしてあげる方が幸せだと思います。

つまりアルトさんのお節介は…善意プラス、騎士管理者によるカイゼン処理とみなして、不問。

むしろ、取扱注意の鬼細胞を使って本能的にちんぽを欲する生態と男に狙われやすい体型体質に変えようとしたこと以外は、褒めてあげるべきでしょう。

ただ、鬼細胞の植え付けや増殖を制御可能な一種の制御棒…リトルクロウや熊野三所権現長光を持っているアルトさんナディアさん姉妹以外にはあまりやらせたくない技ですね。

(私も実は注意が必要みたいですよ。何せ母が鬼細胞で強化されておりますから…)

あ、アンヌマリーちゃんやマリーちゃんは迂闊に鬼細胞で人を汚染しないよう、普段は鬼能力を止めてもらっていましたね。

で、早苗さんが呼び出しを食らい、アルトさんに犯されている理由は…男漁りへの注意。

少年たちとおめこするのは良いとして、ハマり過ぎではないか。早退傾向すら出ているというのがファインテック茸島支社人事部から出された注意傾向レポートです。

それも、絶林檎の林での青姦を好むとか、はたまた最近、試験的に始めた逆ナンパサービスにハマっている映像付きですよ…。

つまり、森や砂浜にいる少年に声を掛けて楽しむ訳ですよ…ええ、早苗さんに露出趣味や青姦趣味への願望があったの、ことさらに災いしたんです…。

(正直、へいかがかなりカイゼンされたとおもうのですが、しまりはわるいですね。もっとがんばってきたえさせましょう)

ええ、あたしもそれ、気になってました。確かに、早苗さんのしていた研究開発業務などでは、運動をサボればそれは正直に身体に跳ね返るとは思います。

(それと、むかしの記憶をみましたけど、わざわざ人のいない場所にくるまででかけて、おおきなおもちゃを使ってあそぶようなことをしていたのにはおどろきました。へんたいですね)

あぎゃあああああ…アルトさん、それは流石にバラさないであげましょうよ…。

そして、早苗さんとつるんでいる薫さんや泉さんにも、露出性癖はともかく、買春へのハマりっぷりについては、類似傾向が。

と言っても、注意して聞いてくれるかどうかは不明。

で。

(ふふふ。とりあえず痴女種としてのおしょくじをあたえるのと、からだにいじょうがないかをけんさするためですよと言っておめこをするきょかをもらっています。それと、あたくしとおめこしてもかんたんにえらくなれないのはないしょで…)ええ、お主もワルよのうというノリですね。

で、今やクリスおじさまと迂闊に性行為をすると聖環の懲罰機能が作動して、最悪は寿命がごりごりと削られます。それが起きるかどうかも確かめますよ、もし起きたとしてもアルトさんが助けてくれますからねとも。

はい、ここまであたしがこんな口調で語ったら、絶対にこういう事を早苗さんにするには裏があるよね、と思われるでしょう。

もちろんです。

アルトさんには早苗さんの知識や記憶の回収を依頼しています。そして薫さんや泉さんについても。

この三名には分体を出しておりまして、連邦世界の地球では元の職場に勤務している状態で暮らしてもらっています。

この分体は実のところ、分体というよりは早苗さんなら早苗さんの人生をやり直させるために作ったものだというのは、以前お話ししておりましたが、覚えておいででしょうか。

そう、早苗さんも薫さんも泉さんも、実質的には痴女皇国に島流しで人生を終えても問題ない状態になってしまっているのです。

無論、これも本人たちには告げられていません。

そして…最終的には一般女官化する事をあたしが主張しました。

そして、おじさまや姉も…ジーナ母様ですら、渋々合意。

痴女皇国世界における早苗さん、薫さん、泉さんのは全てを吸い取られた後…早苗さんならば、今まで飯島早苗さんとして生きて来た記憶を含みますよ…で還俗、または一般女官として痴女島外へ派遣となります。

ええ、予定通り、この方々は全てを我々が頂いた後で、人的資源としてその身体を有効活用させて頂く事になります。

そして、この3名の仕事は同じ部屋で行ってはいませんが、それを良いことに、同室の研究員や職員の方に、さりげなく女性が混ざるように配置転換がかかっています。

むろん、正体は痴女種化した職員。

知識や技術、更には元の勤務先へのアクセスに関わる信用情報を余さず収集するためです。

ええ、痴女種は外観自由と申しましたよね。指紋声紋はもちろん、静脈や網膜パターンなどの生体認証手段は痴女種と一部の女官種に対しては全く無意味です。

そして、化学技術関連の情報収集が終わった際には、一斉に…断っておきますが、何も罪人として御三方を罰しようという訳ではありません。

将来予想される行動として、クリスおじさまを付け狙ったり、ジーナ母様やあたしを裏切って勤務先、ひいては日本政府の一部特定官庁に向けて、我々の情報を流す可能性を避けるためです。

特に、若様と田淵誠さんの影の活躍で挫折しておりますが、婚活実態調査を入れようとした罪務、いえ財務省。

実は、婚活実態調査は名ばかりでして、日本国籍を持つ痴女種に課税することで干渉しようとしたのが判明していますが、日本の官僚組織には、今は不要な活動をされると困るのですよね。

ええ、そこの省庁の上の方の専門化したお仕事、なかなか他の方で代われないが故に、国会からも簡単に干渉できない聖域化しているそうですけどね。

たのきちに聞きましたけど、そもそも罪務省というお役所に入るには…あたしの分体もそこを受験させたり、はたまた雅美さんやたのきちが卒業したどこぞ大学に合格するほどの頭の良さを要求するようですけど、痴女種化した女官なら割と簡単に代行可能なのもわかっておりますから。

少し…数年ばかり、お待ち下さいね。

ええ、そのうち、そういう事を考えついた二桁名のお役人の方々、ご家族もろとも「退職」されておられるかも知れませんね…。

加藤さんによれば、日本の警察というのは失踪届が出されて犯罪性が薄い場合、そこで捜査を打ち切って、一定の期間の後で死んだ人…行旅死亡人とかいう扱いにしてしまうそうですし。

まして、お入りの住宅…官舎から当人とご家族以外の指紋や遺伝子が一切、検出されなかったり、防犯カメラにも夜逃げかと思えるような映像が映っていては、見た方はもちろん、警察の方でも普通は職場内での不正ですとか借金の可能性を感じても、誘拐や殺人の可能性は感じないと思うのです。

(ま、そちらの田中内務局長がおっしゃられる通りですよ。民主主義が人類の終着点ということではないでしょう。そして、私としても皇室とご縁の深いそちら様が、強大な権力を実際に行使できる存在でなくてはなりませんから。従うにしても背くにしても、おかみ様のお子様方にはそれなりの権力、そして「人ごときには」不可侵の神聖性をお持ち頂かないと、私も困りますのでね…)

と、いつもの不気味な魔人笑いが浮かびそうな加藤さんのコメントです。

そう、もはやあたしたち痴女皇国、迂闊に人がどうこうできる存在だとして舐めた態度を取る相手に対しては、連邦やNBに所在する存在であっても積極的に影響力を行使できる状況になって来ましたからね。

…そして、単なるエロ女の集団に思われると困った事になるからと、反抗勢力を排除するのに協力的なのが、NBは元より連邦政府と主要構成国上層部。

これにはパイセンの企画した鉄道事業を中心とした、NBへの相互経済協力と…そして、今後は必ず訪れる地球圏の資材枯渇や気候変動による地球の居住可能人口が減少する事態への事前対応が強い影響を及ぼしています。

そう…主要な人間をNBに移住させる計画の件については、別の時にもお話ししましたね。

そして、直近の問題として、あたしたち痴女種をうまく使えば自国の権勢や治安の維持に寄与するのを英国・イタリア・そしてフランスが証明してしまいました。

この三ヶ国については、自国経済を維持発展するために痴女皇国の仲介でNBとの貿易に邁進せざるを得ない状況でして、更に、慢性的な失業者問題や国内産業の著しい衰退問題を抱えているスペインが追随しようとしています。

(スペイン王国の王室につきましては、あたくしがお話をさせて頂いたのも大きいようで…まぁ、フランスとブリテンの発展があったからこそ信用を得られたのも理解しておりますが。ですから借金の証文をそろそろ火にくべて頂きましてですね)

いやや。

あきまへん。

と、痴女宮本宮地下24階の雅美さんの隠し部屋の中の鍵付き金庫に原本を隠しているのはバレていますが、あそこに入るには、もはや雅美さんか、億卒超えの痴女種でなければ死を伴うのが解っております。

あ、外道ちゃん悦吏子ちゃんコンビと、プラウファーネさんと乳上の弟さんベルテファーネくんならば入れますね、懲罰具倉庫までなら。

ですので、誰もが迂闊に手出し出来ない場所にある、件の証書について未練がましくも焼却を求めるイザベルさんの請願は却下しておきます。

(本当は南米開発ですとかカリブの通商拠点化による権益ですとかで、あと10年もすれば確実に黒字が出る状況なのですが、今更痴女皇国の支部やめて独立しますとか申し上げられませんわっ。ふんっ)

ツンデレって、こういうものですか。

まぁ、スペインの女王様として、それなりに豪奢な生活をして頂かないと我々も困る立場でもありますから、きっちり支援援助はしておりますよ。

(あと、衆人環視の元、玉座であたくしを犯すのもちょっと…)

あれがいいんじゃないですか。

それにあのDQN行為、デステおばさまからの依頼ですよ。

文句は爛れ会の席上で、イザベルさんのちんぽを使っての直接対話でお願いします。

(それはそうと、その少年…陛下が直々に肩入れするには色々と幼すぎますが、そんなにも可能性の塊なのですか? だいいち、今の陛下のお相手をすれば死に至る未熟さでしょう?)

あ、後で申し上げますが、この罪人少年たちの出荷についてはイザベルさんの方で進めているリゾート地経営…イタリア領内でも南仏支部に作られた専門部署によってランペデューサ他、主要リゾートを徐々に開発して行っております…にも関わる話なのですよね。

ですから、イザベルさんにしても痴女宮や茸島の遠い話で聞き流してはいないのですよ、少年たちの育成状況。

で、ベテハリ君の方に意識を戻しまして。

(あたしにしても、今まさにマリアンヌちゃんを上に乗せてお尻を振らせていますが、実のところ、あたしは誰でも彼でも精気授受の相手にできるわけではないのです)

(ベテハリ…マリアヴェッラ陛下のお相手になるには強い痴女種でないと本当は無理なのよ…こうして射精穴に使っていただけるだけでも光栄なの…あんっAcmeいくっ!)

ええ、茸島に来たら使ってますね。

実はアンヌマリーちゃんを使っている理由、人材育成です。

この子は二人の母親…片方が父親役ですけど、その二人の性格をうまく引き継いでくれていると思います。

そして、言動からお察しになった方もいらっしゃるかも知れませんね。

情け容赦、ない部類です。

(だってそうではありませんか。不殺の聖院規範があるならば、我々とて従わざるを得ませんし…しかしながら、殺された方がマシと思わせるくらいにやらねば理解しない阿呆も世の中には多いと、ジョスリーヌ母様も申しておられますから…)と、淫蟲制服の機能を使ってあたしの精液を吸収させながら合体したまま口を尖らせるアンヌマリーちゃん。

あんのカエル女ぁっ、何を娘さんに教えておるのですか。

ですが…実のところ、アンヌマリーちゃんは割と将来を嘱望されています。

その過激で苛烈な性格が、逆に騎士向きであるという理由で。

実際に入るかはともかく、一応は黒薔薇登用試験、1年以内には受けさせるべきという上申、何とオリューレさんが出しています。

(ディードリアーネは反対しておりますが、優秀な人材ならば取り立てて頂くが筋というものでしょう)この辺がオリューレさんの抜け目がない、というか…あざとい所ではあります。

しかも事例付きの人物評定すら添えて。

そう、例の連邦世界向けの特殊AV素材になる勢いで、少年や少女のみならず、出来の悪い先輩女官すら凌辱対象にしてるんですよね、アンヌマリーちゃんと他の二人…。

そして初代幹部候補とも言うべき、北欧いけにえ村三姉妹に続いて欧州派遣の方向で人事を考えていると言われております。

でまぁ、女官の人事なら厚生労働局の所轄ですが、騎士として役職を得た人物の人事については警務局主導、厚労局承認となります。

つまり…アンヌマリーちゃんの人事を決める権限を持った人物はあたし以外にもう一人、この機内に。

そう、ダリアさん。

(そうですねぇ、今期の幹部候補三羽烏というのですか、うちから見ても親の贔屓を抜きにして、伸びしろを感じるのはアンヌマリーですねぇ)

えー。自分の娘さんはどうなのかしら。

(ジニアですけどな、どのみち性格や思考が固まるまで半年はかかると思いますから…。あの子にはもう少し部署回しをするとしてですね、今冬の北方作戦に向けて考えるなら、アンヌマリーを欧州戻し、ティアラちゃんは本宮関連業務っちゅうとこですか)

とまぁ、自分の娘贔屓をあまり考えずにさくっと案を出してくれます。

でぇ。

ここで、ベテハリ君を含めた10名の少年たちの行く末となるかどうかはわかりませんけど、とりあえずの人事案をバラしてしまいましょう。

この男の子たち…実はですねぇ、ヴァンセンヌ娯楽館送りを予定しているんです…。

つまり、連邦世界の地球。

ええ、恐らく、行ってしまえば高い確率で痴女皇国世界に戻る事はないでしょう。

本当は南欧支部、つまりスペインのイビサ配属を予定していたのですが、ヴァンセンヌからホモ対応の工作戦力が欲しいと打診されましてねぇ…。

(まぁ、こちらで逆に不良児童を捕獲して罪人少年として送り込んでから代替を頂くと言うのもありかと存じます。ただ、補填はお願いいたしますよ…)

(すみません、向こうの支配人の黄さんから無茶、言われたんですよねぇ…)

(ああ、あのシノワ女ですわね。仕方ありませんねぇ…いずれ何かの機会に、独走を誅させて頂ければ今回の件は水に流させて頂きますわっ)と、内心激おこなイザベルさんを宥めておくのも大変な状況なのです。

で、美少年くらい、そっちで捕まえてよと、ヴァンセンヌ娯楽館支配人の黄美娜ほんみーなーさんにお願いしましたらですね。

(ブローニュとヴァンセンヌの异装癖オカマは片端からみんなで捕まえたじゃないの…この上ブラジル辺りにまで行ってさ、TRAPって言うの? あっちのオカマまで捕獲するのは避けたいのよ…)とか言われまして。

で、元々の人権はおろか、どこの国民である事も証明できない痴女皇国世界の住民か、くだんのをかま作戦で捕獲して罪人労働者化している者が欲しいとか申されましても。

偽娘女装とか鸡奸ほもなんて私の守備範囲外よ…加虐行為はまだしも…)と泣いてはります。聞けば、中国では男色や女装はあまりよろしくない扱いを受ける対象だとも。

(それよりベラちゃんっ。何とかしてパリに来れないの? 最近は突っ込まれ応えのある阴茎ちんぽを咥えてなくてねぇ…突っ込む方なら何とでもなるんだけどさぁ)と、恐ろしい事を言う中国版・メスかまきり。

(ドミニクさんの巨根を時々食べているでしょうに…)

まぁ、黄さん個人の欲望はともかくとして、ヴァンセンヌ娯楽館の従業員に少年を必要としているのは、あたしにもわかります。

はっきり申し上げますが、ロリショタ需要。

これは欧米に根強いのが判明しております。

つまり、少年の需要はあります。

そして、いざという時に人権や珍しい権利を訴える層に嗅ぎ付けられても「根本的に人権や民主主義的な法律が未整備な昔の世界同等の場所から連行してきた犯罪者の更生と厚生のためである」と言い張るためのようです。

更には…ええ、じゃあ元々は連邦世界に存在しなかったこの子たちの面倒、騒いだ人たちがちゃんと見てくれるんですか? という話も出来るんじゃないですかね。

(それ以前に、騒いだ連中を逆にそっちに送り込むという工作が展開される可能性が高いと思うわよ)

ああ、恐ろしい話ですねと、棒読みで返しておきます。

まぁ、連邦やNBから密かに請け負っている重罪人相互交換処理ですね。

連邦側で終身刑に処した人間を痴女皇国世界に送り込んでしまうとか、逆に痴女皇国世界側の重罪人を連邦世界の外惑星や外宇宙開発他の僻地に送り込むことも試行されております。

そして、珍しい権利を騒ぐ人権活動家ですとか法律家運動家、いわゆるプロ市民の方々や…なにより、そんな凶悪犯を世に送り出した家族親類が犯罪者の去就について騒ぎそうであれば、その辺もまとめて行方の分かっている行方不明にする。

これ、痴女種化した女性軍人の方々によって湯田屋国の情報工作機関を半ば乗っ取りかけているからこそ可能になった話です。

そして、湯田屋さんちと裏で提携しているフランスや、あたしやルクレツィア母様が裏で軍と言わずマフィアと言わずに手を回せるイタリアに…何より、英国情報機関とツーツーの姉がおります。

まぁ…富豪や富裕層の変態行為をこちらで把握して、我々の管理から逃れられなくする。

瞳さんの結婚話も、言ってみれば欧米の上流社会への浸透戦略を考えた上での話ではあるんですよね。

(ぶっちゃけ人権とか人道を盾にして騒いだり、隠れ蓑にして世論を操作する連中は少なくないからねぇ。私も法務局時代は散々泣かされたけど…痴女皇国の力が使えるならこういう連中を逆に自勢力に都合の良い奴役にできるから有難い限りよ)

しかし、ほんっとーに、黄さんは雅美さんと似てますねぇ。

(あんな雌螳螂めすかまきりと一緒にしないでっ)

(あのねぇ黄さん、痴女皇国では連邦世界の妲己だっきって言われてるわよ…それに黄さん、あなた一応あたしの部下って立場を忘れないでよ? 娯楽館支配人もいざとなれば代替は不可能じゃないんですからね? )

ひぎぃいいいいとか言う叫びがしましたけど、まぁ…うん、黄さんも肉体言語で言う事聞かせた方が聞き分けのよいお方ですね、はい。

ま、毒々しい陰謀を企てるのが大好きな毒婦、それも猛毒夫人という根本的な性格は変わっていないようです、黄さん。

でまぁ、行動や結果こそ似ていますが、雅美さんは実のところは黄さんとかなり違う部類です。

この人はあくまでもヲタ趣味腐敗趣味でお金は使えど、贅を尽くし豪奢に生きる人ではありません。

つまり、欲のピントが堕天使の皆様が得意とする堕落の方向とズレています。

おまけに、堕天使の皆様からも太鼓判を押されて泣いてましたけど、雅美さんの振る舞いや性格自体がある意味で、堕天使あくま

更に言うならば、痴女皇国の人類支配を盤石にするために尽力しているに過ぎません。

痴女皇国という国体から見た場合ですけど、政治家としてより優秀有能なのは雅美さんに軍配が上がります。

黄さんは言ってみれば、痴女皇国の力を使って、自分が女帝になりたい部類。

この辺はアグネスおばさまと似ていますけど、あたしの後ろ盾が必要不可欠な上に、クリスおじさまの義理の母親として、息子…ええ、本当に実の息子も同然に思っているおじさまの幸福も考えているのがおばさま。

将来的にはNBもろとも、あたしの指揮下支配下に入る下請け化を明言しておられます。

(だからベラちゃんを担ぐだけでもそれなりにいい思い出来るんだから、なんでそう上に立とう立とうとすんのかしら…まぁ、中国って昔からそれで統一と分裂繰り返して来てるしねぇ…)

この辺りの民族性や国民性も、中原竜皇国の所轄が聖院ではなく比丘尼国になっている原因なのでしょうねぇ…。

(マサミさんと連携している立場として言いますけど、ベラちゃんとクリス君が幸せそうにしている姿だけでも、彼の母親役をして来た甲斐はあったわね。正直、ヘンリーですらクリス君の処遇に悩んでいたから…)

そうなんですよね。

ですから、おばさまも望んでNBを支配したい訳ではないのです。

フレデリック君とクリスおじさまのために、母親役を全うする使命感はきっちりとお持ちです。

それと、あたしの事も一種の娘のように思ってくれていますね。

(マリアちゃんと貴女はワーズワース家の一員ですからね。それに、私もどこまで生きていられるかは分からないし、フレデリックと…マリアンヌちゃんにNBを引き渡すまでは、貴女とマリアちゃんが頼りなのよ…ベラちゃん)

ですから、あとはフレミング機関員に対するSM趣味さえ控えて頂けますと。

(あれがあるからベラちゃん相手のマゾ役が耐えられるんじゃないの…)

はぁ。

あたしの周りって、どすけべおばちゃんに囲まれるのが運命なんですか、スクルド先生。

(知るかっ。あんたの運命はそもそも運命選定種の管轄外じゃっ。自分で自分の運命くらい舵取りしなさいっ…ま、マリアリーゼがその辺はきっちり見てくれるから、あんたはKukちんぽを振るっていなさい。いえ…これは皮肉で言ってるんじゃないからね。貴女は本当に、Kukちんぽで皆を従える女帝でなくてはならないようだから、諦めて猥褻行為に耽るが良いわっ)

と、褒められてんだかけなされているのだか分からない話を先生がなさいます。

評価は理解しましたので、茸島にお越しの際はきっちり、そのKukとやらを使わせて頂きましょうね。

ったく、あたしを一体何だと思っているのでしょうか。

(それはいいんだけど、ベラちゃん。とりあえず南洋島の火山噴火騒ぎ、くれぐれもうまく利用してよ…せっかく初代様が色々仕掛けをしてくれたんだからね…)

はいはい。雅美さんも随分と悪知恵を絞っていましたからねぇ。

(ま、ベテハリについてはアンヌマリーが殊更入れ込んでるから、なるべくは彼女に面倒見させてあげてね。何せ、その生き別れの子…アニサちゃんだっけ、その子とくっつけてあげる方が絶対にベテハリの将来のためになるって強固に言い張ってるからね。実際にうまくいくかは別として、アンヌマリーの自主性を尊重してあげましょうよ…)
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私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

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