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聖女様は助平がお好き?・4
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ぬー。
しかし、あの警戒厳重なワーズワース大公の身辺に、そういう籠絡が可能な人物を新たに配する事なんて出来るんですか、アグネスおばさま。
(あら簡単よベラちゃん。私かシェリーが紹介すれば済む話よ)
そうですか…。
でぇ。
スクルドさん。妖しい雰囲気なのですが、もしや貴女も身体よこせって部類ですか。
(お察しが早くて助かるわね。成功報酬は今後のNBの安定経営でいいわよ)
あきまへんな。おなごはうちに何人もおりますよって、間に合うとりますねん。
(ぐぬぬ…しかし、差し出す者は…)
(スクルド。よもや我等を人身御供として考えてはおりませぬでしょうね)
(我等の身内から生贄を出して何としますか…)
いえいえ。そもそも我々はいけにえ村の件でそちらの女神様他とやり合った過去があります。
どっちが悪いかと言った話はさて置き、そちら様がまたぞろ北欧神話の世界を復活とか考えておられると困るんですよ、真剣に。
(あーそれないないない絶対にない。もし復活を考えていたら、あの時貴女方に対して私達も戦っていたわよ?)
(そうですね…マリアヴェッラ。あの世界は正直、今の世には不向きであること甚だしくあり)
(更には貴重な人間や獣をみだりに消費するなど、貴女たちが唱えるえこの思想にはよろしくはない。我等とて何かを無駄にするされるを好まぬは同じ)
(とまぁ、姉様たちの話に私が付け加えるとすれば、よ。そもそも地球のあの一角だけでも、北欧神種族が支配するのに適切であったのならば何も滅んではいなかったでしょう? 私達三姉妹はあの神話世界を超えて人間の運命を定める資格と待遇を得ていたからこそ、別格扱いとなって生贄を必要とせずとも良くなったのよ)
ほうほう。
ねーさん、スクルドさんのこの発言、ほんまですか。
(それで合ってる。運命選定種は運命を決める対象の生物が多ければ多いほど存在価値を増すんだ。というか…うちらは常に人間男性の精気を必要としてるだろ。資源としてプールはできるけど、活動に当たって常時、消費はしてるよな。で、初代様やおかみ様のような神種族は元来、精気ではなく信仰する知性体…ま、だいたいは人間からの信仰を祈念として資源にしてるじゃんか)
ええ。そうですけど…。
(運命選定種は、その運命を紡ぐべき生命体が生誕した際に、その生命力の一部を貰い受ける事で祈念資源の代替にしてるんだよ。つまり、普通の神様なら祈りなり生贄なり捧げ物なりを受ける行為を、生命の誕生時に一括前払いして貰ってるのさ)
へぇーへぇーへぇー。
(マリアヴェッラの返事に気力を感じないのが甚だしく気になるけど、マリアリーゼが言う通りよ。私たちは今や、殊更に生贄を必要としないの。むしろ、捧げられても有難迷惑。生き物をその運命の通りに生かしておいてくれる方がよほど私たちの職務上は有り難い話なのよ)
ってことはつまり、痴女皇国とNBが合同推進している国民人口増加政策も…。
(ええ。完全に我等三姉妹には利になる話。そちらの存在を脅かすなどむしろ、もってのほか)
(更に言うと、知性の高い生命であればあるほど、その生誕に当たっての運命を制定する時に、我等が得る利得は高いのですよ)
(という訳でNBに人間を増やす貴女達の仕事、我ら三姉妹にしてみれば大歓迎なのよ。そして、その邪魔をする者たるや何であろうと…その排除に協力するにやぶさかではありません)
ああ、言っておられましたね。せっかく得た職場を大事にしたいって。
つまり、あたしたちとお三方の利害は完全に…合致。
(自分の畑を荒らされて黙ってる農夫なんていないわよね。しかも、農地を増やしたりより収穫量を上げてくれる相談に乗れる提携者と本気の戦争をしたがる馬鹿はいるかしら…? ね?)
ですねぇ。後で畑を乗っ取る真似さえしないなら。
(んもー、疑り深いわねー。それに…我々はもはやあの寒い土地だけを相手にすれば良い訳ではないのよ…直接関与は無理としても我々に与えられたNBの範囲の繁栄を結果的に助ける、そのために貴女達を支援するのは要請事項でもあるわ…誰から頼まれたかは聞かないでね。私達神種族にもお付き合いってものがあるからね?)
(ベラ子。もし北欧神種族世界を再現する事を懸念してるなら、それは杞憂だ。そもそもあの神話世界を必要とするなら、この方々はとっくにそれを試みてるだろ。つまり…NBの存在する時代の現代文明社会の方がこのお三方にとっちゃ都合がいいのさ。でしょ?)
(誠に以てマリアリーゼの申す通り)
(知性ある人類を必須の資源とするは我等とて同じ)
(スクルド。一年を刻限として痴女種に協力し、人界へ降りる事を許します)
なんか腑に落ちない気もしますが、ルルドで会ったモイラ三姉妹とか言うお方々よりは話が通じると言うか人間臭いと言うかフレンドリーと言うか…。
まぁとりあえず、姉が身元保証をすると言うので、渋々ながら合意します。
そしてそして。
「なんであたしが義体を二体も提供…」
(仕方ねぇだろ…お前の身体能力からすりゃ、あと100体くらいは余裕だ。まだまだ出せる)
しばくぞねーさん。
あとねぇ、いきなり3名も受け入れたら、いくら人が足らない足らない痴女皇国って言っても教育カリキュラムとか大変なんですよ?
クレーゼおばさまに嫌味言われんの、あたしですよ…?
ほんま、いらん仕事増やしやがって。
(これこれマリアヴェッラ。よく考えてみなさい。まずクロニェーネは正式な離任手続きもあるでしょう。ですから痴女宮に今すぐ赴任とはならない筈ですよ。でしょ? マリアリーゼ…)
(へい初代様。ベラ子…ティアラちゃんはまず、厚労局の幹部養成教程…それも即成過程に入ってもらうぞ。騎士任務については南欧支部でアナさんの下に就いてた実績があるから免除が出せる。これで半年以内に女官管理室入りに出来るはずだ)
ふむ。
(それと二代目様はクレーゼ母様が暫定で厚労局を見てくれてるだろ。母様と引き継ぎして厚労局入り。これでクレーゼ母様は延ばし延ばしにしていた通商局に入ってもらえるじゃんか)
ああ、なるほど…。
(ついでに厚労局にはおキヌちゃんが既に赴任しているだろ? この4月からお前と一緒で、どこぞ高校には分体が通学扱いだから本体はフル勤務可能、しかも万卒昇格終わってるからリリアーネのサブが勤まるだろ。加えて今は生化学研施設の地上移設の件があるから地下担当女官の配転も入って、リミルシューネが女官管理室に来てるけど、あれも本来は厚労局に行くべき子だからな)
あ、リミルシューネさんについては見かけによらないベテランさんですよ。どういう方かについては「こんにちわ、マリア」の方に今現在に近い時点での紹介が載ってますからどうぞ。
https://ncode.syosetu.com/n6615gx/90/
それとですね、生物化学研究所ですが…拡大方向で行くそうです。
実はNB側でもワーズワース大公がNB首相…大公特別叙爵位を降りられる件について諸方面から懸念が出ておりまして、ファインテックもマリアンローズも研究開発機能や生産拠点の並列予備化を念のためにしておこうという話に。
で、その予備拠点の建設場所に選ばれたのが…よりによって茸島。
でまぁ、駄洒落菌の研究が進んでいる話も出ておりましたが、その駄洒落菌を人間に感染させる媒体として有効であると見られているのが例のインポタケです。
https://ncode.syosetu.com/n6615gx/91/
特に、乾燥させると姉とおじさまの開発した性欲促進作用をもたらすインポタケの粉末を使うと大変に効果的であるとの結果が出ております。
そして茸島以外でも発芽成長を可能とした改良型インポタケ、苦労の末に生み出されまして、およそ森林限界を超えた極寒の地や真菌類が育たない乾燥した砂漠地帯を除けば、世界中の大抵の森林で育つそうです。
ただしこの改良型インポタケ、食用可能な代わりに毒性がほぼありません。
高速度で成長する特性と、大量の胞子を撒き散らす繁殖性自体は変化がないようにしているので、聖母教会では「これは食べられるキノコであり、味も良いので住民が採集しても問題ない」と広めていますけどね…。
つまり、この改良型食用無毒インポタケを食べると、自動的にそのインポタケ細胞に植え付けた駄洒落菌に感染するのです。
ただ、より強力かつ迅速な感染を期待するのであれば、性欲を亢進させる原種由来の粉末製剤を使いたいところです。
となると、インポタケ原種の栽培地を拡大したい。
そして採集後の工程終端…つまり生物化学研究所の加工施設も栽培地に近い場所に移したいとなりまして。
幸い?にも左遷されたオリューレさんが茸島の行政分局を仕切っています。更には警務局長にディードリアーネさんも赴任していますので、閑職どころか一転して痴女皇国の戦略軍事兵器を開発生産するための拠点管理という要職であると慰めることができるでしょう。
…ついでに、よほどの事がない限りは痴女島勤務に戻さずに済むという口実も出来ますが…。
そしてスクルドさん。
どないしますのん、この方。
ぶっちゃけ能力をアフロディーネ・ペルセポネーゼちゃん並みに落とさないと…あの二人の性能へ「落とす」というのも恐ろしい話ですが、単純に言うと二代目様同様に義体を与えただけだと一発、億卒。
なんぼなんでも、こんな危険な状態で世に放つわけには…。
「ベルナルディーゼさん。あなたも何か反論をっ」
「いえいえ…私はまだ仮にも聖院金衣を務めた実績がありますけど、いくら何でも神様をそのまま俗世に出すと、痴女皇国世界ですら支障があるのです。初期研修は受けて頂きますよ…聖院当時との違いは私が把握していますが、念のためにお付き合いしましょう。はいどうぞっ」
と、改めて義体を得た修道服の二代目様から説教をぶっ食らう立場に。
まぁとりあえず、我々も痴女宮に帰還します。しますが。
「なんであたしが女騎士にくっころしなきゃならないんですか!」
「マリアヴェッラ…いえ、言いにくいからベラちゃんで通すわよ…私も嫌なのよ?けれど痴女種としての最適化処理に必要なのは理解しています!さっさとその凶器まがいの肉棒を突っ込みなさい!」
という訳でちゃっちゃと…いえ、なかなかに難敵でした。そして結果。
Skuld. 未来策定神 Ten Million Suction. (Limit variables.) 千万卒-可変能力制限者- Slut Visual. 痴女外観 Special Advisor, Ian Lancaster Fleming Memorial Research Institute, New-British. イアン・フレミング記念情報研究センター特命顧問 Purple Rosy knights, Imperial of Temptress. 紫薔薇騎士団
これは任地の状況に応じて、自動的に「痴女種だとバレない程度」に能力制限をかけられてしまう機能だそうです。フルパワー発揮のためにはあたしとアグネスおばさまの許可を必要とするとは姉の弁。
で、二代目様。
Bernadiese ベルナルディーゼ Hundred Million Suction. (Limit variables.) 一億卒-可変能力制限者- Slut Visual. 痴女外観 Blue Rosy knights, Imperial of Temptress.青薔薇騎士団 Founder of Saint. 聖女要素因子始祖 2nd gold saint, Holy temple. 聖院二代目金衣経験者
こちらも最大値は億卒ですが、これはクレーゼおばさまの義体状態と同格に揃えたとのこと。
でまぁ…22階の貴賓室に、二代目様とスクルドさんのお部屋を確保して…待て、改装で一番いい部屋があったけど、あそこに当面、あの部屋を使うような方は来られませんよね、ねーさん?
(あれはあれで空けておいた方がいいか…しかし二代目様だしな。ちょっと待て。たのきちが今、文教局でハリティリーネと実質同居してるだろ。おめーの部屋のゲストルームを使ってもらえ。研修中はそれで納得してもらおう。んで、アグネスさんは…今、ジーナかーさんがNB赴任の準備で嘉手納に行きずっぱになってるから、あのババァの部屋のゲストルームに入ってもらえますか)
そんな訳で離宮の部屋割、聖院暦1048年5月版だそうです。
空調付例のプール・塔屋室・庭園
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デルフィリーゼ |マリアリーゼ
クレーゼ |アルトリーゼ
-------------------------------
リエティリーゼ |ルクレツィア
ダリアリーゼ |ミカエル
-------------------------------
ベラ子 |ジーナ
|クリス
-------------------------------
まさみ |ペルセポネーゼ
|アフロディーネ
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エントランス・後宮女官控室
皇帝室秘書課・内務局事務室
-------------------------------
機械室・懲罰具倉庫|一般倉庫
地下下水・上水槽 |汎用倉庫
-------------------------------
でまぁ、1人で贅沢に部屋を使ってる風な人物がいますけど、1人は…。
(ゆっきーが内務局広報部に入りましたので、研修を兼ねてあたしの部屋のゲストルームに寝泊まりしてます。まだ実体通学中の四十洲芳子さんと五百旗頭梓さんは21階で二人部屋になってますよ)と、雅美さんから申告が。
で、もう一人のあたしの方が、たのきちが実質別居したのでゲストルームにスクルドさんと二代目様を泊める余裕が出来ました。しかし…。
「ほうほう。部屋の中に中間階があると」
「ベッドも置かれていますね」
あの…そのベッド、親しい友人とか泊める用で、しょっちゅう使われたら困るんですけど…。
ええ、あたし以外のお部屋も含めた皇族室ってロフトがあるんですよ…。あたしの場合はそこに予備ベッドを置いていまして、別室に別れて寝ると人間関係上まずい人を泊めるようにもなっています。
今までそこに寝た人は…クリスおじさまと伊藤瞳さんと…。
ああそうそう、瞳さんにはレーシングドライバーの方…それもF1パイロットの人をお世話しました。
現段階ではお付き合いが始まったばかりでして、これから親交を深めて行くそうですけどね。
まぁ、あたしの後押しもありますし、何より既に瞳さんは日本を離れましたので、結婚は時間の問題でしょう。
ただ…紹介報酬は「身体で払って頂きました」よ。
それも瞳さんの生涯ローン扱いにして…まずは前払いで。
ええ、おじさまに趣向を変えた女性をあてがう必要もありましたし、あたしも瞳さんにちんぽ咥えられた時の反応とかでも良好なのを知ってましたしね…何より、瞳さんも一度はあたしとやりたかったみたいです。
結果。
保養所の要人コテージを使いまして、おじさまと3名で水入らずの一晩を過ごしました。それも瞳さんは密かに1人卒痴女種化継続状態でしたが、敢えて百人卒にまで上げておいて…。
そして瞳さんには…極めて重要な任務を与えています。
ここで今から数年後の同じ要人コテージを舞台に起きている事をお見せしましたら、一体この間に何が起きたか…そして、瞳さんがいかなる任務を帯びてセレブの世界に羽ばたいたのか、ご理解頂けるかと。
まず、瞳さんは街中でスカウトされた形で地上波放送ドラマに主演。
続いて、その映画版にも主演で出演。
問題はこの映画版です。話自体はありきたりな恋愛もの風味、君が縄で縛られたり…いえいえ、名前を気にするような話の類とお考え下さい。
ただ、その一作が幻の一本になりました。
あたしの紹介でそれを見たF1パイロットさん、会わせてくれとその場であたしに交渉なさいまして、あたしとの通話を切るや否やパリのお住まいより車を飛ばしてル・ブールジェ空港から自家用ジェットで羽田入り。
そしてお迎えの車内に同乗してもらっていたんですよ、瞳さん。
いやもう、羽田から横浜に行くまであたしが通訳に疲れてしまうくらい質問攻めでした。
そして、あたしからの連絡で待ち構えていた瞳さんの実父の伊藤誠さんと再婚した奥様、加えてある意味瞳さんの親代わりをしていた宇賀神さん夫妻の前でムスメサンヲクダサーイという話になりまして。
むろん、世界的有名人で富豪のおうちの方です。
むしろ伊藤家側が「うちのでええんですか」と念を押す羽目になりましたが…。
とりあえず逆結納金としてあたしの裏書きでデジタルチェックを切ってもらい、話はそこからトントン拍子に…ご家族と引き合わせてから一週間で、瞳さんは日本を離れてパリの邸宅へ。
そして再婚ではありますがフランスの国民的英雄の方の婚姻とあって、フランス出身のポワカール連邦政府事務局長様と、時のフランス大統領の肝入りでベルサイユを借り切っての披露パーティー開催。
むろん日本からは伊藤家ご一同様と宇賀神さん達や、田所社長にドラマのキー局で映画制作委員会に名を連ねるとちぎメディアの社長様ご夫婦も招かれまして、特番を放送する騒ぎになりましたよ…あたしも会場にいて、しかも影の主賓扱いでしたからよく知っています。
で、その時点で実は瞳さん、懐妊しておりました。相手はむろん、そのF1パイロットさん。
そして男児出産後はパリを中心に華やかなセレブ生活を繰り広げる雲上人に…。
「そうそうベラちゃん、今回の目標、ほんと楽だったわよ…アメリカの方だし、一服盛れば私を簡単に陥せると思っていたみたいだったから」
この時期には茸島保養所に存在する皇族専用棟…賓客や幹部の使うコテージから更に離して隔離された、いわば別荘に向けて、あたしが走らせる無理ティプラ。
その左側助手席に座って、あたしの股間に顔を埋めて液体音を立ててご奉仕中なのは、誰あろう瞳さんです。
そして明日まではこの別荘に足を踏み入れる者はおりません。セレブなゲストをもてなすのはホストたるあたしに一任されるよう計らっています。
(そのホストがゲストに奉仕させてるのもどうかと思うけど、我慢できないんですよね…瞳さんが)
(あんっベラちゃんの意地悪っ)
言っている間にも皇族棟の敷地門を聖環で開け、無理ティプラを目隠しの森の奥にある主棟玄関前に停めます。
建物は平家で、本当は詰めている女官用の侍従棟やら何やらを加えた全体の大きさ、ちょっとしたゴルフクラブのクラブハウスくらいですかね。
一般貴賓棟の約2倍の床面積を擁するこのお部屋ですが…実は、実際に使える床の面積はあまり広く取られていません。
で、建物前で待ち構えていた茸島広域行政支局警備本部長のディードリアーネさんと、副本部長ワルトヒルディーネさん。
後席に積まれた、時々痙攣したように中身が動いているらしい死体袋を一瞥してから無理ティプラの扉を開けてくれます。
(では…翌朝、迎えに来て頂くまでの間によろしくお願いしますよ)
(は。お任せ下さい)ビシッと警察風な敬礼を決めるディードリアーネさんですが、その服装がね、服装がね…。
(わーディードリアーネさんかっこいーぱちぱちー)
(な、何を言っておられるのですか…これ、普通の極小水着ですよ…黒薔薇仕様なのは良いのやら悪いのやらですけど)
そう、二人ともマイクロビキニなのですよ。しかも極彩色で、ブーツや夏季屋外警務用マイクロポリスシャツに警棒なども鮮やかな色合いです。警察風味でなければ色々勘違いされる事請け合い。
ついでに、Tバックの日焼け跡…きっちり付いてます。
(せっかくの黒薔薇派遣扱いですよ。しかも、もはや痴女島に近い面積の広域行政支局の統治区域の警備を預かるわ、部下の数…千名は超えてませんでした?)
えーと、茸島の面積はバリ島とだいたい同じです。つまり、巨大な風俗ビルが吾輩は猫な温泉に屹立していたり、はたまた蛇口を捻るとみかんジュースが出る四国某県とほぼ、同一。
人口は現代地球のバリ島ほど多数ではありませんが、しかしこの時代でも十万では効かない人口の現地住民が居住し、主に第一次産業で自給自足の生活をしています。文明レベルは…はっきり言って奈良時代から平安前期ですね…。
(広域行政支局全体で常時千名以上。定期的に痴女島とのローテーションスケジュール通りに入れ替え運営されております)
(ね…ここを任されて正解だったでしょ?)
(ええ。オリューレもステータスランクは私同様に懲罰状態を継続していますが、警備本部も行政支局も広域かつ重要拠点という事で執行予算も局舎設備も潤沢に賄われており、配置女官からの不満は特に聞かれませんね)
で、実のところ島流し左遷勤務めいたこの二人、相変わらずの配置ですが…副官が定期的に入れ替わっているんですよ。
ほら、ワルトヒルディーネちゃん…黒薔薇でしょ。
そして外観年齢もディードリアーネさんが島流しされた当時から、敢えて相応に成長させていますよ。具体的にはワルトヒルディーネさんと呼べるくらいにまで。
で、二人が精勤しない場合格下げあるであるでと脅す一方、先ほど申し上げましたファインテックの生化研施設…駄洒落菌製剤やインポタケ製剤プラントもありますよ…やマリアンローズ扱いの衣服再生センターの警備も業務となりましたディードリアーネさん、ある意味では大出世なんですよ。
ここに定期的に送られて来る騎士や女官、定期配転だけじゃなくて研修中の方もいます。
そして、厳しいばかりが人じゃないよと…ちゃんとお仕事していたら、例えば早朝からお昼までのシフトに入って退勤後はリゾートを楽しむもよし、聖院学院茸島分校寮の「お手伝い」をするもよし…、ふふふ。
そして、ドイツ系やポーランド系の混ざった顔立ちの二人がここであたしと瞳さんを待ち構えていた理由。
(明日朝のあれの配達、オリューレさんとグロンストラーネ副支局長に依頼願いますね)
(了解しました。では)
で、無言で瞳さんの金色リゾートドレスを変形させます。
白金地のレースに金糸が縫い込まれた豪華絢爛なセレブ系下着です。ブラ・トング・ガーターとストッキングがセットで、ゴールドラメのサンダルも眩しいお姿ですよ。
しかしね…よくよくそのレース地を見るとね、Livestockって筆記体で書かれたパターンになっているんです…この単語は英訳するとすぐ意味がわかりますよ。
そして思い出して下さい。かつて姉が開いた当時の痴女皇国、黒を最上の色としていた事を。
で、聖院とは違うよとばかりに、金衣の象徴とも言える金色を家畜扱いされている人間牝豚の制服として与えていた事を…。
ですが瞳さんは国民的美少女。あたしかおじさまかおばさま以外の誰に家畜扱いさせられますか。
という訳で、皇帝専用家畜を意味する制服類、作ってもらいました。
言うなればあたしが飼ってる愛玩動物の専用服。
(たのきち用も作ったんですけど…読者の皆様…あのアマは着用を拒みました…折檻の必要性を感じるのですが…)
(あほかぁあああああ!そんなんいちいち着せてもらわんでもですね!この腐れ皇帝は相変わらず週に最低1回はあたしを家畜扱いしてるんですよ!)
(やかましい!一応あたしの同居人扱いしておかないとあんたの皇族待遇が外れんのよ? いいの? それにあたしより初代様があんたを呼んでんの分かってるでしょ!)
(いい加減瞳さんみたいな美人がいるんだからさ、あたしを放し飼いにして欲しいんだけど…)
(文句はたのきち離れ出来ない初代様に言って。まぁ、初代様からしたら賢くて可愛い娘扱いなのよ…痴女皇国の財務制度に貢献した功労者として手放す気は全くないって言われてるし、諦めいっ)
ええ。たのきちを手放したがらない余りに、罪務省に戻す分体を出せと姉にせがむわあたしを脅すわとやりたい放題。
(それはいいとして、貴女方はディードリアーネに何をさせているのですか?)よくないです初代様。
それと、いつの間にかあたしのおぱんちゅが前全開放。
そして屹立するぴーたーのーす…全長24cm直径5~6cmの見事なちんぽを一心不乱にひょっとこフェラするディードリアーネさんの顔があたしの眼下に。
そして小柄な部類…と言っても身長高めが多い痴女種の中では低いだけで、165cm前後ある瞳さんの今とはほぼ同じですよ…の瞳さんの足元に、同じく跪いて瞳さんのちんぽを咥えているワルトヒルディーネさんの姿が隣に。
(べ、ベラちゃん…あたし、為すがままにこれされてるんだけど…いいの?)
(痴女皇国の栄養補給だから気にせずに奉仕受けておいて下さい。あと、普通に射精して貰っていいですよ。というか、してあげて下さいね)
ええ。二人とも黒薔薇なので皇族への奉仕をしないとフルパワーが出せないのです。
つまり…瞳さんは豚扱いでありながら、皇族待遇。
と言っても、今のところは人妻。
実はそんなに遠くもないか…ま、ちょっと遠い未来に旦那さんが死亡した後は、上手くゴニョゴニョしてあたしの愛人枠に入る予定です。
それとですねぇ…初代様も一票入れたクチですけど、痴女宮の中に瞳さんのファンが多いんですよっ。
ええ、うちの国は日本の放送番組の視聴…正直申し上げますと、できます。理由はビューティーツインズ放送当時に関係者、それも皇帝陛下と皇族が出てるのに何で見られないのかと苦情猛続出。
更にはもてぎチャンネル他、あたしが噛んでる実写またはアニメ番組に始まって床技研究用と称したアダルトビデオ…レトロ物や洋物を含めた様々なエロ映像に至るまで、痴女皇国では聖環の映像再生機能で見れたり、はたまたパソコン持ちは端末で見れます。
(アダルトビデオ見放題ってのも女の園でどうかと思うけど、売春やってるんですもんねぇ…技術研究用とか服装とか色々参考にしてるって聞きましたし、実際に真面目に視聴してましたものねぇ…池尻大橋でもジョスリーヌさんとか…)
で、これまた大人気なのがね…瞳さんのね…あ、これはベラちゃん秘蔵ライブラリの中の一つなので、お気に入りの女官があたしの部屋に来た時にしか見せませんよ。または直接絡んでる場所に呼んだ際にナマで見るしかありませんからね。
でね、何で瞳さんがワルトヒルディーネさんに栄養補給できるのか…次回で理由をお教えしますけどね…うふふ、とりあえず「この時点での」瞳さんのステータス、こっそりお見せしましょうね…。
Hitomi Itoh (Hitomi Pascal) 伊藤瞳 million Suction.(Limited Ten million Suction)百万卒(限定千万卒) Slut Visual 痴女外観 Black Rosy knights, Imperial of Temptress. 黒薔薇騎士団
しかし、あの警戒厳重なワーズワース大公の身辺に、そういう籠絡が可能な人物を新たに配する事なんて出来るんですか、アグネスおばさま。
(あら簡単よベラちゃん。私かシェリーが紹介すれば済む話よ)
そうですか…。
でぇ。
スクルドさん。妖しい雰囲気なのですが、もしや貴女も身体よこせって部類ですか。
(お察しが早くて助かるわね。成功報酬は今後のNBの安定経営でいいわよ)
あきまへんな。おなごはうちに何人もおりますよって、間に合うとりますねん。
(ぐぬぬ…しかし、差し出す者は…)
(スクルド。よもや我等を人身御供として考えてはおりませぬでしょうね)
(我等の身内から生贄を出して何としますか…)
いえいえ。そもそも我々はいけにえ村の件でそちらの女神様他とやり合った過去があります。
どっちが悪いかと言った話はさて置き、そちら様がまたぞろ北欧神話の世界を復活とか考えておられると困るんですよ、真剣に。
(あーそれないないない絶対にない。もし復活を考えていたら、あの時貴女方に対して私達も戦っていたわよ?)
(そうですね…マリアヴェッラ。あの世界は正直、今の世には不向きであること甚だしくあり)
(更には貴重な人間や獣をみだりに消費するなど、貴女たちが唱えるえこの思想にはよろしくはない。我等とて何かを無駄にするされるを好まぬは同じ)
(とまぁ、姉様たちの話に私が付け加えるとすれば、よ。そもそも地球のあの一角だけでも、北欧神種族が支配するのに適切であったのならば何も滅んではいなかったでしょう? 私達三姉妹はあの神話世界を超えて人間の運命を定める資格と待遇を得ていたからこそ、別格扱いとなって生贄を必要とせずとも良くなったのよ)
ほうほう。
ねーさん、スクルドさんのこの発言、ほんまですか。
(それで合ってる。運命選定種は運命を決める対象の生物が多ければ多いほど存在価値を増すんだ。というか…うちらは常に人間男性の精気を必要としてるだろ。資源としてプールはできるけど、活動に当たって常時、消費はしてるよな。で、初代様やおかみ様のような神種族は元来、精気ではなく信仰する知性体…ま、だいたいは人間からの信仰を祈念として資源にしてるじゃんか)
ええ。そうですけど…。
(運命選定種は、その運命を紡ぐべき生命体が生誕した際に、その生命力の一部を貰い受ける事で祈念資源の代替にしてるんだよ。つまり、普通の神様なら祈りなり生贄なり捧げ物なりを受ける行為を、生命の誕生時に一括前払いして貰ってるのさ)
へぇーへぇーへぇー。
(マリアヴェッラの返事に気力を感じないのが甚だしく気になるけど、マリアリーゼが言う通りよ。私たちは今や、殊更に生贄を必要としないの。むしろ、捧げられても有難迷惑。生き物をその運命の通りに生かしておいてくれる方がよほど私たちの職務上は有り難い話なのよ)
ってことはつまり、痴女皇国とNBが合同推進している国民人口増加政策も…。
(ええ。完全に我等三姉妹には利になる話。そちらの存在を脅かすなどむしろ、もってのほか)
(更に言うと、知性の高い生命であればあるほど、その生誕に当たっての運命を制定する時に、我等が得る利得は高いのですよ)
(という訳でNBに人間を増やす貴女達の仕事、我ら三姉妹にしてみれば大歓迎なのよ。そして、その邪魔をする者たるや何であろうと…その排除に協力するにやぶさかではありません)
ああ、言っておられましたね。せっかく得た職場を大事にしたいって。
つまり、あたしたちとお三方の利害は完全に…合致。
(自分の畑を荒らされて黙ってる農夫なんていないわよね。しかも、農地を増やしたりより収穫量を上げてくれる相談に乗れる提携者と本気の戦争をしたがる馬鹿はいるかしら…? ね?)
ですねぇ。後で畑を乗っ取る真似さえしないなら。
(んもー、疑り深いわねー。それに…我々はもはやあの寒い土地だけを相手にすれば良い訳ではないのよ…直接関与は無理としても我々に与えられたNBの範囲の繁栄を結果的に助ける、そのために貴女達を支援するのは要請事項でもあるわ…誰から頼まれたかは聞かないでね。私達神種族にもお付き合いってものがあるからね?)
(ベラ子。もし北欧神種族世界を再現する事を懸念してるなら、それは杞憂だ。そもそもあの神話世界を必要とするなら、この方々はとっくにそれを試みてるだろ。つまり…NBの存在する時代の現代文明社会の方がこのお三方にとっちゃ都合がいいのさ。でしょ?)
(誠に以てマリアリーゼの申す通り)
(知性ある人類を必須の資源とするは我等とて同じ)
(スクルド。一年を刻限として痴女種に協力し、人界へ降りる事を許します)
なんか腑に落ちない気もしますが、ルルドで会ったモイラ三姉妹とか言うお方々よりは話が通じると言うか人間臭いと言うかフレンドリーと言うか…。
まぁとりあえず、姉が身元保証をすると言うので、渋々ながら合意します。
そしてそして。
「なんであたしが義体を二体も提供…」
(仕方ねぇだろ…お前の身体能力からすりゃ、あと100体くらいは余裕だ。まだまだ出せる)
しばくぞねーさん。
あとねぇ、いきなり3名も受け入れたら、いくら人が足らない足らない痴女皇国って言っても教育カリキュラムとか大変なんですよ?
クレーゼおばさまに嫌味言われんの、あたしですよ…?
ほんま、いらん仕事増やしやがって。
(これこれマリアヴェッラ。よく考えてみなさい。まずクロニェーネは正式な離任手続きもあるでしょう。ですから痴女宮に今すぐ赴任とはならない筈ですよ。でしょ? マリアリーゼ…)
(へい初代様。ベラ子…ティアラちゃんはまず、厚労局の幹部養成教程…それも即成過程に入ってもらうぞ。騎士任務については南欧支部でアナさんの下に就いてた実績があるから免除が出せる。これで半年以内に女官管理室入りに出来るはずだ)
ふむ。
(それと二代目様はクレーゼ母様が暫定で厚労局を見てくれてるだろ。母様と引き継ぎして厚労局入り。これでクレーゼ母様は延ばし延ばしにしていた通商局に入ってもらえるじゃんか)
ああ、なるほど…。
(ついでに厚労局にはおキヌちゃんが既に赴任しているだろ? この4月からお前と一緒で、どこぞ高校には分体が通学扱いだから本体はフル勤務可能、しかも万卒昇格終わってるからリリアーネのサブが勤まるだろ。加えて今は生化学研施設の地上移設の件があるから地下担当女官の配転も入って、リミルシューネが女官管理室に来てるけど、あれも本来は厚労局に行くべき子だからな)
あ、リミルシューネさんについては見かけによらないベテランさんですよ。どういう方かについては「こんにちわ、マリア」の方に今現在に近い時点での紹介が載ってますからどうぞ。
https://ncode.syosetu.com/n6615gx/90/
それとですね、生物化学研究所ですが…拡大方向で行くそうです。
実はNB側でもワーズワース大公がNB首相…大公特別叙爵位を降りられる件について諸方面から懸念が出ておりまして、ファインテックもマリアンローズも研究開発機能や生産拠点の並列予備化を念のためにしておこうという話に。
で、その予備拠点の建設場所に選ばれたのが…よりによって茸島。
でまぁ、駄洒落菌の研究が進んでいる話も出ておりましたが、その駄洒落菌を人間に感染させる媒体として有効であると見られているのが例のインポタケです。
https://ncode.syosetu.com/n6615gx/91/
特に、乾燥させると姉とおじさまの開発した性欲促進作用をもたらすインポタケの粉末を使うと大変に効果的であるとの結果が出ております。
そして茸島以外でも発芽成長を可能とした改良型インポタケ、苦労の末に生み出されまして、およそ森林限界を超えた極寒の地や真菌類が育たない乾燥した砂漠地帯を除けば、世界中の大抵の森林で育つそうです。
ただしこの改良型インポタケ、食用可能な代わりに毒性がほぼありません。
高速度で成長する特性と、大量の胞子を撒き散らす繁殖性自体は変化がないようにしているので、聖母教会では「これは食べられるキノコであり、味も良いので住民が採集しても問題ない」と広めていますけどね…。
つまり、この改良型食用無毒インポタケを食べると、自動的にそのインポタケ細胞に植え付けた駄洒落菌に感染するのです。
ただ、より強力かつ迅速な感染を期待するのであれば、性欲を亢進させる原種由来の粉末製剤を使いたいところです。
となると、インポタケ原種の栽培地を拡大したい。
そして採集後の工程終端…つまり生物化学研究所の加工施設も栽培地に近い場所に移したいとなりまして。
幸い?にも左遷されたオリューレさんが茸島の行政分局を仕切っています。更には警務局長にディードリアーネさんも赴任していますので、閑職どころか一転して痴女皇国の戦略軍事兵器を開発生産するための拠点管理という要職であると慰めることができるでしょう。
…ついでに、よほどの事がない限りは痴女島勤務に戻さずに済むという口実も出来ますが…。
そしてスクルドさん。
どないしますのん、この方。
ぶっちゃけ能力をアフロディーネ・ペルセポネーゼちゃん並みに落とさないと…あの二人の性能へ「落とす」というのも恐ろしい話ですが、単純に言うと二代目様同様に義体を与えただけだと一発、億卒。
なんぼなんでも、こんな危険な状態で世に放つわけには…。
「ベルナルディーゼさん。あなたも何か反論をっ」
「いえいえ…私はまだ仮にも聖院金衣を務めた実績がありますけど、いくら何でも神様をそのまま俗世に出すと、痴女皇国世界ですら支障があるのです。初期研修は受けて頂きますよ…聖院当時との違いは私が把握していますが、念のためにお付き合いしましょう。はいどうぞっ」
と、改めて義体を得た修道服の二代目様から説教をぶっ食らう立場に。
まぁとりあえず、我々も痴女宮に帰還します。しますが。
「なんであたしが女騎士にくっころしなきゃならないんですか!」
「マリアヴェッラ…いえ、言いにくいからベラちゃんで通すわよ…私も嫌なのよ?けれど痴女種としての最適化処理に必要なのは理解しています!さっさとその凶器まがいの肉棒を突っ込みなさい!」
という訳でちゃっちゃと…いえ、なかなかに難敵でした。そして結果。
Skuld. 未来策定神 Ten Million Suction. (Limit variables.) 千万卒-可変能力制限者- Slut Visual. 痴女外観 Special Advisor, Ian Lancaster Fleming Memorial Research Institute, New-British. イアン・フレミング記念情報研究センター特命顧問 Purple Rosy knights, Imperial of Temptress. 紫薔薇騎士団
これは任地の状況に応じて、自動的に「痴女種だとバレない程度」に能力制限をかけられてしまう機能だそうです。フルパワー発揮のためにはあたしとアグネスおばさまの許可を必要とするとは姉の弁。
で、二代目様。
Bernadiese ベルナルディーゼ Hundred Million Suction. (Limit variables.) 一億卒-可変能力制限者- Slut Visual. 痴女外観 Blue Rosy knights, Imperial of Temptress.青薔薇騎士団 Founder of Saint. 聖女要素因子始祖 2nd gold saint, Holy temple. 聖院二代目金衣経験者
こちらも最大値は億卒ですが、これはクレーゼおばさまの義体状態と同格に揃えたとのこと。
でまぁ…22階の貴賓室に、二代目様とスクルドさんのお部屋を確保して…待て、改装で一番いい部屋があったけど、あそこに当面、あの部屋を使うような方は来られませんよね、ねーさん?
(あれはあれで空けておいた方がいいか…しかし二代目様だしな。ちょっと待て。たのきちが今、文教局でハリティリーネと実質同居してるだろ。おめーの部屋のゲストルームを使ってもらえ。研修中はそれで納得してもらおう。んで、アグネスさんは…今、ジーナかーさんがNB赴任の準備で嘉手納に行きずっぱになってるから、あのババァの部屋のゲストルームに入ってもらえますか)
そんな訳で離宮の部屋割、聖院暦1048年5月版だそうです。
空調付例のプール・塔屋室・庭園
--------------------------------
デルフィリーゼ |マリアリーゼ
クレーゼ |アルトリーゼ
-------------------------------
リエティリーゼ |ルクレツィア
ダリアリーゼ |ミカエル
-------------------------------
ベラ子 |ジーナ
|クリス
-------------------------------
まさみ |ペルセポネーゼ
|アフロディーネ
-------------------------------
エントランス・後宮女官控室
皇帝室秘書課・内務局事務室
-------------------------------
機械室・懲罰具倉庫|一般倉庫
地下下水・上水槽 |汎用倉庫
-------------------------------
でまぁ、1人で贅沢に部屋を使ってる風な人物がいますけど、1人は…。
(ゆっきーが内務局広報部に入りましたので、研修を兼ねてあたしの部屋のゲストルームに寝泊まりしてます。まだ実体通学中の四十洲芳子さんと五百旗頭梓さんは21階で二人部屋になってますよ)と、雅美さんから申告が。
で、もう一人のあたしの方が、たのきちが実質別居したのでゲストルームにスクルドさんと二代目様を泊める余裕が出来ました。しかし…。
「ほうほう。部屋の中に中間階があると」
「ベッドも置かれていますね」
あの…そのベッド、親しい友人とか泊める用で、しょっちゅう使われたら困るんですけど…。
ええ、あたし以外のお部屋も含めた皇族室ってロフトがあるんですよ…。あたしの場合はそこに予備ベッドを置いていまして、別室に別れて寝ると人間関係上まずい人を泊めるようにもなっています。
今までそこに寝た人は…クリスおじさまと伊藤瞳さんと…。
ああそうそう、瞳さんにはレーシングドライバーの方…それもF1パイロットの人をお世話しました。
現段階ではお付き合いが始まったばかりでして、これから親交を深めて行くそうですけどね。
まぁ、あたしの後押しもありますし、何より既に瞳さんは日本を離れましたので、結婚は時間の問題でしょう。
ただ…紹介報酬は「身体で払って頂きました」よ。
それも瞳さんの生涯ローン扱いにして…まずは前払いで。
ええ、おじさまに趣向を変えた女性をあてがう必要もありましたし、あたしも瞳さんにちんぽ咥えられた時の反応とかでも良好なのを知ってましたしね…何より、瞳さんも一度はあたしとやりたかったみたいです。
結果。
保養所の要人コテージを使いまして、おじさまと3名で水入らずの一晩を過ごしました。それも瞳さんは密かに1人卒痴女種化継続状態でしたが、敢えて百人卒にまで上げておいて…。
そして瞳さんには…極めて重要な任務を与えています。
ここで今から数年後の同じ要人コテージを舞台に起きている事をお見せしましたら、一体この間に何が起きたか…そして、瞳さんがいかなる任務を帯びてセレブの世界に羽ばたいたのか、ご理解頂けるかと。
まず、瞳さんは街中でスカウトされた形で地上波放送ドラマに主演。
続いて、その映画版にも主演で出演。
問題はこの映画版です。話自体はありきたりな恋愛もの風味、君が縄で縛られたり…いえいえ、名前を気にするような話の類とお考え下さい。
ただ、その一作が幻の一本になりました。
あたしの紹介でそれを見たF1パイロットさん、会わせてくれとその場であたしに交渉なさいまして、あたしとの通話を切るや否やパリのお住まいより車を飛ばしてル・ブールジェ空港から自家用ジェットで羽田入り。
そしてお迎えの車内に同乗してもらっていたんですよ、瞳さん。
いやもう、羽田から横浜に行くまであたしが通訳に疲れてしまうくらい質問攻めでした。
そして、あたしからの連絡で待ち構えていた瞳さんの実父の伊藤誠さんと再婚した奥様、加えてある意味瞳さんの親代わりをしていた宇賀神さん夫妻の前でムスメサンヲクダサーイという話になりまして。
むろん、世界的有名人で富豪のおうちの方です。
むしろ伊藤家側が「うちのでええんですか」と念を押す羽目になりましたが…。
とりあえず逆結納金としてあたしの裏書きでデジタルチェックを切ってもらい、話はそこからトントン拍子に…ご家族と引き合わせてから一週間で、瞳さんは日本を離れてパリの邸宅へ。
そして再婚ではありますがフランスの国民的英雄の方の婚姻とあって、フランス出身のポワカール連邦政府事務局長様と、時のフランス大統領の肝入りでベルサイユを借り切っての披露パーティー開催。
むろん日本からは伊藤家ご一同様と宇賀神さん達や、田所社長にドラマのキー局で映画制作委員会に名を連ねるとちぎメディアの社長様ご夫婦も招かれまして、特番を放送する騒ぎになりましたよ…あたしも会場にいて、しかも影の主賓扱いでしたからよく知っています。
で、その時点で実は瞳さん、懐妊しておりました。相手はむろん、そのF1パイロットさん。
そして男児出産後はパリを中心に華やかなセレブ生活を繰り広げる雲上人に…。
「そうそうベラちゃん、今回の目標、ほんと楽だったわよ…アメリカの方だし、一服盛れば私を簡単に陥せると思っていたみたいだったから」
この時期には茸島保養所に存在する皇族専用棟…賓客や幹部の使うコテージから更に離して隔離された、いわば別荘に向けて、あたしが走らせる無理ティプラ。
その左側助手席に座って、あたしの股間に顔を埋めて液体音を立ててご奉仕中なのは、誰あろう瞳さんです。
そして明日まではこの別荘に足を踏み入れる者はおりません。セレブなゲストをもてなすのはホストたるあたしに一任されるよう計らっています。
(そのホストがゲストに奉仕させてるのもどうかと思うけど、我慢できないんですよね…瞳さんが)
(あんっベラちゃんの意地悪っ)
言っている間にも皇族棟の敷地門を聖環で開け、無理ティプラを目隠しの森の奥にある主棟玄関前に停めます。
建物は平家で、本当は詰めている女官用の侍従棟やら何やらを加えた全体の大きさ、ちょっとしたゴルフクラブのクラブハウスくらいですかね。
一般貴賓棟の約2倍の床面積を擁するこのお部屋ですが…実は、実際に使える床の面積はあまり広く取られていません。
で、建物前で待ち構えていた茸島広域行政支局警備本部長のディードリアーネさんと、副本部長ワルトヒルディーネさん。
後席に積まれた、時々痙攣したように中身が動いているらしい死体袋を一瞥してから無理ティプラの扉を開けてくれます。
(では…翌朝、迎えに来て頂くまでの間によろしくお願いしますよ)
(は。お任せ下さい)ビシッと警察風な敬礼を決めるディードリアーネさんですが、その服装がね、服装がね…。
(わーディードリアーネさんかっこいーぱちぱちー)
(な、何を言っておられるのですか…これ、普通の極小水着ですよ…黒薔薇仕様なのは良いのやら悪いのやらですけど)
そう、二人ともマイクロビキニなのですよ。しかも極彩色で、ブーツや夏季屋外警務用マイクロポリスシャツに警棒なども鮮やかな色合いです。警察風味でなければ色々勘違いされる事請け合い。
ついでに、Tバックの日焼け跡…きっちり付いてます。
(せっかくの黒薔薇派遣扱いですよ。しかも、もはや痴女島に近い面積の広域行政支局の統治区域の警備を預かるわ、部下の数…千名は超えてませんでした?)
えーと、茸島の面積はバリ島とだいたい同じです。つまり、巨大な風俗ビルが吾輩は猫な温泉に屹立していたり、はたまた蛇口を捻るとみかんジュースが出る四国某県とほぼ、同一。
人口は現代地球のバリ島ほど多数ではありませんが、しかしこの時代でも十万では効かない人口の現地住民が居住し、主に第一次産業で自給自足の生活をしています。文明レベルは…はっきり言って奈良時代から平安前期ですね…。
(広域行政支局全体で常時千名以上。定期的に痴女島とのローテーションスケジュール通りに入れ替え運営されております)
(ね…ここを任されて正解だったでしょ?)
(ええ。オリューレもステータスランクは私同様に懲罰状態を継続していますが、警備本部も行政支局も広域かつ重要拠点という事で執行予算も局舎設備も潤沢に賄われており、配置女官からの不満は特に聞かれませんね)
で、実のところ島流し左遷勤務めいたこの二人、相変わらずの配置ですが…副官が定期的に入れ替わっているんですよ。
ほら、ワルトヒルディーネちゃん…黒薔薇でしょ。
そして外観年齢もディードリアーネさんが島流しされた当時から、敢えて相応に成長させていますよ。具体的にはワルトヒルディーネさんと呼べるくらいにまで。
で、二人が精勤しない場合格下げあるであるでと脅す一方、先ほど申し上げましたファインテックの生化研施設…駄洒落菌製剤やインポタケ製剤プラントもありますよ…やマリアンローズ扱いの衣服再生センターの警備も業務となりましたディードリアーネさん、ある意味では大出世なんですよ。
ここに定期的に送られて来る騎士や女官、定期配転だけじゃなくて研修中の方もいます。
そして、厳しいばかりが人じゃないよと…ちゃんとお仕事していたら、例えば早朝からお昼までのシフトに入って退勤後はリゾートを楽しむもよし、聖院学院茸島分校寮の「お手伝い」をするもよし…、ふふふ。
そして、ドイツ系やポーランド系の混ざった顔立ちの二人がここであたしと瞳さんを待ち構えていた理由。
(明日朝のあれの配達、オリューレさんとグロンストラーネ副支局長に依頼願いますね)
(了解しました。では)
で、無言で瞳さんの金色リゾートドレスを変形させます。
白金地のレースに金糸が縫い込まれた豪華絢爛なセレブ系下着です。ブラ・トング・ガーターとストッキングがセットで、ゴールドラメのサンダルも眩しいお姿ですよ。
しかしね…よくよくそのレース地を見るとね、Livestockって筆記体で書かれたパターンになっているんです…この単語は英訳するとすぐ意味がわかりますよ。
そして思い出して下さい。かつて姉が開いた当時の痴女皇国、黒を最上の色としていた事を。
で、聖院とは違うよとばかりに、金衣の象徴とも言える金色を家畜扱いされている人間牝豚の制服として与えていた事を…。
ですが瞳さんは国民的美少女。あたしかおじさまかおばさま以外の誰に家畜扱いさせられますか。
という訳で、皇帝専用家畜を意味する制服類、作ってもらいました。
言うなればあたしが飼ってる愛玩動物の専用服。
(たのきち用も作ったんですけど…読者の皆様…あのアマは着用を拒みました…折檻の必要性を感じるのですが…)
(あほかぁあああああ!そんなんいちいち着せてもらわんでもですね!この腐れ皇帝は相変わらず週に最低1回はあたしを家畜扱いしてるんですよ!)
(やかましい!一応あたしの同居人扱いしておかないとあんたの皇族待遇が外れんのよ? いいの? それにあたしより初代様があんたを呼んでんの分かってるでしょ!)
(いい加減瞳さんみたいな美人がいるんだからさ、あたしを放し飼いにして欲しいんだけど…)
(文句はたのきち離れ出来ない初代様に言って。まぁ、初代様からしたら賢くて可愛い娘扱いなのよ…痴女皇国の財務制度に貢献した功労者として手放す気は全くないって言われてるし、諦めいっ)
ええ。たのきちを手放したがらない余りに、罪務省に戻す分体を出せと姉にせがむわあたしを脅すわとやりたい放題。
(それはいいとして、貴女方はディードリアーネに何をさせているのですか?)よくないです初代様。
それと、いつの間にかあたしのおぱんちゅが前全開放。
そして屹立するぴーたーのーす…全長24cm直径5~6cmの見事なちんぽを一心不乱にひょっとこフェラするディードリアーネさんの顔があたしの眼下に。
そして小柄な部類…と言っても身長高めが多い痴女種の中では低いだけで、165cm前後ある瞳さんの今とはほぼ同じですよ…の瞳さんの足元に、同じく跪いて瞳さんのちんぽを咥えているワルトヒルディーネさんの姿が隣に。
(べ、ベラちゃん…あたし、為すがままにこれされてるんだけど…いいの?)
(痴女皇国の栄養補給だから気にせずに奉仕受けておいて下さい。あと、普通に射精して貰っていいですよ。というか、してあげて下さいね)
ええ。二人とも黒薔薇なので皇族への奉仕をしないとフルパワーが出せないのです。
つまり…瞳さんは豚扱いでありながら、皇族待遇。
と言っても、今のところは人妻。
実はそんなに遠くもないか…ま、ちょっと遠い未来に旦那さんが死亡した後は、上手くゴニョゴニョしてあたしの愛人枠に入る予定です。
それとですねぇ…初代様も一票入れたクチですけど、痴女宮の中に瞳さんのファンが多いんですよっ。
ええ、うちの国は日本の放送番組の視聴…正直申し上げますと、できます。理由はビューティーツインズ放送当時に関係者、それも皇帝陛下と皇族が出てるのに何で見られないのかと苦情猛続出。
更にはもてぎチャンネル他、あたしが噛んでる実写またはアニメ番組に始まって床技研究用と称したアダルトビデオ…レトロ物や洋物を含めた様々なエロ映像に至るまで、痴女皇国では聖環の映像再生機能で見れたり、はたまたパソコン持ちは端末で見れます。
(アダルトビデオ見放題ってのも女の園でどうかと思うけど、売春やってるんですもんねぇ…技術研究用とか服装とか色々参考にしてるって聞きましたし、実際に真面目に視聴してましたものねぇ…池尻大橋でもジョスリーヌさんとか…)
で、これまた大人気なのがね…瞳さんのね…あ、これはベラちゃん秘蔵ライブラリの中の一つなので、お気に入りの女官があたしの部屋に来た時にしか見せませんよ。または直接絡んでる場所に呼んだ際にナマで見るしかありませんからね。
でね、何で瞳さんがワルトヒルディーネさんに栄養補給できるのか…次回で理由をお教えしますけどね…うふふ、とりあえず「この時点での」瞳さんのステータス、こっそりお見せしましょうね…。
Hitomi Itoh (Hitomi Pascal) 伊藤瞳 million Suction.(Limited Ten million Suction)百万卒(限定千万卒) Slut Visual 痴女外観 Black Rosy knights, Imperial of Temptress. 黒薔薇騎士団
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