闇堕ち女帝マリア・痴女皇帝建国譚

すずめのおやど

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レイプウーマン番外編・暴れん坊皇帝VS怪人カエル女

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皆様チャオ、マリアヴェッラです。

今回のお話はアルトさん枠の方で進んでいましたドイツのバーデン=バーデン攻略回の後日談となります。
https://novel18.syosetu.com/n5728gy/101/

あちらでも急に決まった話なのですが、その影響で他にも色々動きそうなことがありまして…。

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「あのねぇジョスリン、ちょっと構わなかったくらいで何でそうすねるのですか。あなたはアルトさんですかっ」

「しししししし失礼なぁっ、いくら陛下でも言ってよい事と悪い事がありませんかっ」

えーと、痴話喧嘩です。

相手は言うまでもなくジョスリン。

ちょっとドイツ支部立ち上げに何日か半ば行きっぱなしだったくらいで何をゴチャゴチャとぉっ。

で、上記の言い分に対するジョスリンの反論。

「ドイツ支部の立ち上げならば欧州地区本部と紫薔薇に任せておけばよいのでは? 建設や建築であればマリアリーゼ陛下とエマニエル建設部長の専管事項ではないでしょうかっ」

つまりこのアマ、あたしがドイツでフローレシェーネさんとイチャコラしていたのが気に食わないのです。痴女種だから腹の中はわかるとゆーとろーに。

で、この口バトルをやっている場所。

後宮地下室、通称拷問部屋です。

皇帝居室でおっぱじめたところ、たのきちから速攻で苦情が出ました。

ですのでたのきちをちんぽで黙らせてから、地下室にジョスリンを引きずって赴いております。

暴君べらこちゃんと呼ばれてもいいや。

心で泣きながら、しばく前にとりあえずカエル女の言い分を聞きます。

で、冒頭のお話につながるわけですけど、要はあたしが2~3日行きっぱなしだったのが気に入らない。それ以前に戦闘機2機でバーデン=バーデンの偵察に出かけたのが気に入らない。

しかしながら、そもそもあんたを乗せる場所なかったでしょうが。今回はスケアクロウだと大きいし、母様のドゥブルヴェの飛行時間と技能維持飛行項目達成が大きな目的でもあったわけですよ?

「あと1ヶ月待って頂けましたらアトランティック2が届きましたのに…」

ああ、フランス空軍からのレンタル機材ですね。

そう、パリでのをかま作戦の際、ルルド=タルブ=ピレネー空港からパリ南部のヴィラクブレー空軍基地まで車ごとあたしたちを運んでくれた輸送機です。

スケアクロウより操縦に癖がないうえに、カエル女が機長としての操縦資格を持っているとのことで、欧州強姦作戦の際の補助輸送機に使うこともあるだろうとお借りする話が進んでおります。

実際にはフランス政府からの半ば押し売りめいた善意の提供で、レンタル費用も買うよりは安いレベルなのですがねぇ。

とりあえず現物はダッソー社の工場で組み上げてる最中らしいので、実物が来るのは早くて来月です。

ですがそこまであたしら待ってられんっちゅうねん。

バーデン=バーデンが雪に覆われていて、神聖ローマ帝国が軍勢差し向けるのにためらう状況の間に仕事終わらせたかったんですよ? わかるでしょジョスリン!

全く、痴女皇国世界ではあまり大規模じゃないんですけど、スイスかフランスのアルプスに連行して氷河に埋めようかと思いましたよっ。

「とりあえずバーデン=バーデンの占領には性交したのです。それに、連邦世界ではバーデン駅となる一帯の北側にある飛行場跡地と同一の場所を開発して滑走路を建設する予定です」

まぁ実際には姉かエマちゃん待ちなんですけどね…。今、エマちゃんはエマちゃんで比丘尼国の方に行ってることが多いのです。

理由はいわでもがな、江戸開発と鉄道建設関係。これらの基礎工事部分の相当をエマちゃんがガンガン進めることで工期短縮を狙うと言われていますが、本人は泣きながら1人土建業に邁進しております。

「それにジョスリン…バーデン=バーデン支配は姉からの命令ですよ…」あたしはまだしも、ねーさん相手に逆らえるかあんた。

「確かにあそこは要衝と言えば要衝ですが…」

「それと姉が注目している点が、マリーの生家すなわちロレーヌ公国の都であるナンシーにも近い。で…バーデンからナンシーの更に先に何がありますかっ」

はい、歴史と地理の授業のお時間どすえジョスリーヌはん。はよ答えなはれっ。

…待てジョスリン…本当に答えられないからって泣かないで。いや真剣に泣きそうな顔をしているカエル女をもう少しいたぶりたい気持ちもありましたが、話を先に進めましょう。

「地図を見ればわかる話です。ストラスブールからナンシー、そしてその先にパリがあります。人によっては燃やしたくなる衝動に駆られるでしょう」

「チョビ髭の伍長のような皇帝陛下の思考形態が気になりますが、要はパリ攻略の拠点にも使える場所ということですね」うむ。

それとカエル女がおもっきし忘れている話があります。

あんたなぁ。

父親役やろがいっ。

あの辺に詳しい人物、あたしらの陣営にもう一人おるやろがぁっ。

「あのー、ジョスリーヌかーさま、私の事は完全に頭から消し去っておいででしょうか…?」

アンヌマリーちゃん、これはジョスリンを殴るべきよね。

さて、アンヌマリーちゃん、介護役でもあります。

母親の。

つまりマリー先生。

「じょーすーりーん。あたくしの事も全力で忘れておいででしょー」

「いえいえそのその忘れておりました訳でわわわわ」

拷問部屋に現れたマリー先生の姿に狼狽するカエル女。

さながらその姿、「あなたの子よ」と付き合っていた女性が引き連れて来た隠し子に面会させられたダメな父親の如し。

「全くもって、完璧なようで結構抜けてるところが目立ちますわねぇ…ジョスリン…」

「そーですわよ。あたくしもまだ研修期間中ですからあまり表舞台に立てないのに、何やらロレーヌ公国は無論のこと、フランスにまで手を伸ばせる格好の拠点が手に入りましたとお聞きしましてっ」

「今は亡きブルゴーニュ公国の因縁もありますから、さぞや面白いお話が出来るようですし…陛下、雅美さんがお呼びですわよっ」そーいやマリー先生って、痴女皇国世界ではシャルル突進公との血縁めいた繋がりもあったんでしたっけ。

で、後宮すぐ隣の離宮地下の内務局情報部に場所を移しまして。

会議室の情報表示設備を使ってバーデン=バーデンを含めた一帯の地図をメインスクリーンに出しーの、サブ情報パネルに色々表示しーのと出来ますので、それらを使用して現況への理解を進めながらのお話となるようです。

「ベラちゃんごめんね。ちょっとお話をしたかったのよ…ほらほら、思ったより成果が出ちゃったでしょ…バーデン=バーデン攻略。あれで今後のマリーの扱いとか色々変更が入ってさぁ…」と、女かまきりが申します。

「そーなんですのよー。あたくしも素直に崩御となってあー楽できるわーばんざーいとか思ってましたらですねぇっ」と、脳筋女が申します。

「で、マリアちゃんが理恵ちゃんと比丘尼国にちょこちょこ行ってるのでベラちゃんメインで欧州方面の攻略を推進してくれ。ついてはマリーの女官長復帰はともかく、崩御後の扱いについて提案があると」そこでチラリとマリー先生を見る雅美さん。

「あたくしから説明しましょう。バーデン=バーデンを抑えた事によりアルザス=ロレーヌ地域圏を攻略する拠点が出来たとも取れます。現在のロレーヌ公国は我が父のシャルル4世が統治しておりますが、常々フランスからの圧力に公国領を脅かされております。一方で神聖ローマ帝国領と近接しておりますので双方の板挟みに遭っている状態でございますわね」

「母様が痴女皇国に拉致誘拐された原因でもありますね。当時のマリアリーゼ陛下が欧州地区への足掛かりを作りたくてあちこちにちょっかいをかけていた話の一端で、大国に挟まれた状態で、こちらの話を無理からにでも聞く事情を作れば、そのついでに泣きついてくる可能性があったと」

「今となってはそれも奇貨。むしろ好機を利してロレーヌ公国をバーデン同様に拠点化できないか。これがマリア様の提案ですわよね、雅美さん」

「なのよねぇ…。で、ナンシーを取る話をマリーがしたところ、マリアちゃんが攻撃目標についてできればこっちを優先してくれって言ってる候補があんのよね」と、雅美さんの操作で地図にポインタを表示させて…ナンシーから東にちょっと行った先で点滅を入れられます。

「えー…確かにバーデン=バーデンからも2~30キロってところですか…」

「そーなんですのよ。ライン川を渡る手段さえあればもう本当に目と鼻の先とは申しませんが、かなり近い場所なんですのよねここ」

Strasbourg、という地名が読み取れます。

「歴史的にもライン川を抑えられるから物流拠点として発展してきた経緯があってね。エットーレ・ブガッティがここの近所のモールスハイム…ドリスハイムに工場を作ったのも、何の考えもなくやった訳でもないのよねぇ」

「それと重要事項がございましてよ雅美さん。確かそこ、我がロレーヌ同様にドイツとフランスで長年にわたりワシノモンジャと争って来た土地。ですが…両国の実利さえ脅かさなければ緩衝地帯としてしまうのに文句はあまり出ないかと存じます」

「あとさ、ナンシーって実は鉄鉱石の鉱脈あんのよ。そこそこの。それ、手付かずだし含有量は連邦世界のあの辺と大して変わんないのよねぇ…」

ああ、それで姉が付け狙っている訳ですね、マリー先生のおうち…。

そう、姉が指示してきた新たな攻略目標はフランス東部にあってドイツとの国境都市でもある交通の要衝、ストラスブールです。

物流拠点としてこのストラスブールを抑えてしまえ。

なにせ町のすぐ東側にライン川が流れているせいで、河川輸送の拠点として古くから栄えてきた都市だそうです。

更にはライン川を下るか、対岸に渡って北東方向へ進めば…そうですね、時速5kmとして8時間か9時間、当時の人の足なら1日で着く距離にバーデン=バーデンがあります。更には東南へ進めば少し山や森を越える必要はありますがチューリヒやモントルー、ライン川を遡ればバーゼルとスイスにも近い町です。

近接した場所に支部を作るのもいかがなものかと思いますが、痴女皇国の影響圏として国境地帯を抑えてしまえ、ついでに物流を握れば色々とできるという話を進めていく雅美先生。

「黄さんもあの辺には詳しかったのでは? パリの連邦司法局本部からでしたらTGVで2時間ですし、連邦世界でも物流拠点ですからよろしくない流通物の摘発がある場所だとも聞いてますし」

「えーとね。聖院出向研修とか比丘尼国出向研修カリキュラムがあるからね。ちょっとの間はこっちで使えないのよ。なにせ一応は女官としての最低条件をクリアしてもらわないといけないから」

あーなるほど、ではアンヌマリーちゃんも同じく研修途上の立場では…。

「なればこその、ここにマリーが出席してる理由なのよ。で、マリー」

「ええ。マリア様からはストラスブールにアルザス支部開設を打診されました。そして支部長としてあたくしに赴任して欲しいと。ですので例の崩御処理は早急に行いたいというお話ですの」

えーと、つまりその。

マリー先生は単純にお亡くなりになるわけではない。

そして雅美さん同様にエマちゃん謹製ボディを支給される立場となる。

これで合ってますか。

「ぐふふふふふふふ。これでわたくしも無敵の存在にぃいいいいっ」

(待て。残念ながらマリーの義体申請はあることの引き換えになった…。マリー君。君のやりすぎを懸念する声が家族会の中にも出ていてな…)はい、待ってましたとばかりにねーさんが介入。

「ええええええ!」

(しゃーねーだろ、おめーの派遣先を考えろ派遣先を。今の状態でもフランス王国に壊滅的な打撃を与えられる状態だって認識してるよな? つまりマリー。おめーの場合は義体付与ではなく蘇生処理ってやつをやる。これさぁ、ある意味初めてやる話なんだよなぁ…)

「そそそそそそそそれは一体どういう事ですか陛下っ」

「母様。あたくし分かりました。要は痴女種として身体を再生するのでしょう」

(アンヌマリーそれ当たり。だからマリーのステータスは現状維持だ。あ、マリーが文句言わねーよーに予めクギ刺しとくぞ。今のお前のステータスでも派遣したら危ないから万卒以下に落とせって話も出てたんだからな…。一応はドイツ支部に何かあった場合の精気タンクを兼ねてるから自己保持十万卒の限定千万卒は変わりねぇ…フローレシェーネさんとイザベルさんとデステさんもいずれは限定千万卒化するけど、欧州地区で相互に精気融通を行える体制を作るための準備段階だからな、これ)

なるほどわかりました。

しかし、ねーさんもちょっと性急な気もしますけどねぇ…。

(例のNB政界派遣話だよあれよあれ。で、こっちの事情も話して、とりあえずはアグネスさんがフレデリック君の成長までの中継ぎをやるって話、こないだのパリん時でも出てたろ? ただ、じーさんは下院任期だけでもかーさまに何とかならんかって話を相変わらずしてんのよ…加えておめー、欧州の次はロシアだぞロシア。あそこ制圧するのどんだけ手間か考えるだけで頭痛ぇんだよあたしゃ)

あーそうか。おまけにマリアンヌちゃんとスザンヌちゃんは動かせないんですよねぇ、連邦世界から。

(マリアンヌはどのみちフレデリック君と云々で話が決まってるし、ぜってー逃げられねーし逃がさねぇ。だが問題はスザンヌだ。こっちも連邦世界から動かさねぇ方がいいってアトロポスが言ってたろ? 痴女皇国に引っ張り続けてるわけにいかねーんだよなぁ…)

その調子ではあたしに何かやらせようと考えてますねっ。

(その通りだ。ベラ子、高校卒業後は本宮からあまり動けなくなるか、さもなくばあたしが本宮で居座る代わりにあちこち行ってもらうかの二択になる可能性がひじょーに高いんだよ、現状…)

ふーむ。確かにあたしもいつまでも過保護というわけにもいかないでしょう。

こないだも母様から皇帝としての自覚や、臣下からどのように思われてるかって話をされたばかりですしねぇ。

(まぁ現状ではあと1年後の話だ。それと…大学進学だな…。るっきーはピサ大学への留学を強く推薦しているけど、あたしゃどっちかってぇと若様出身校かどこぞ大学に行かせてぇんだけどなぁ)

えー。別にいいじゃないっすかー。高校通学だってどっちかと言うと人脈作りが主目的だったじゃないですか。

(それとおめぇ…もてぎチャンネルどころか声優も含めて芸能活動が板についてるだろうが…あれのせいでイタリアに行かせづれぇんだよ…おめーがピサ大学に行けないのはある意味自業自得だぞ…入れ込みすぎじゃ…)

いやあれやらせたの、ねーさんじゃないですか…。

(毎回毎回ノリノリで収録に出かけてたのはどこの誰だぁっ。…マリアンヌとスザンヌもいただろうけど、疾走村まで招かれてグループ全員とバーベキューやって酒飲んでただろ!)

ワインがおいしかったから仕方ないですね。こういう場所によく出るという国産缶ビールも野外だと美味しく感じましたし。

(ったく…二人に飲ませてでもしてみろ、どっかから漏れたら宇賀神さんに揉み消し依頼してるとこだったんだぞ?)

はいはい。とりあえず雅美さんの話では、冬場で各国の軍隊を動員しづらいし糧食調達も困難な隙を狙ってアルザス・ロレーヌ攻略を行う。そしてマリー先生のご実家に協力という名の服従を強制させて頂く方向だそうですが、あたし何かすることあるんですか。

(あんぬまりーのふでおろし)

それ終わってるはずでしょうが…。

(あかんっ必ずベラ子の性癖傾向を経験させろっ。マリーをアルザスに行かせるとなると女官長後任、誰にやらせるんだよ…アンヌマリーのステータス知ってるだろ? 出産直後から千人卒だぞあの子。女官長後任指名かかってるようなもんなんだよ…)

ふむふむ。で、現状でアンヌマリーちゃんのIFFステータスっと。

Anne-Marie de Lorraine アンヌマリー Thousand Suction(Limited Ten thousand, Limited Orge mode)千人卒(限定万卒・限定鬼化能力者) Slut Visual. 痴女外観 Red Rosy knights, Imperial of Temptress. 赤薔薇騎士団

(で、実はベラ子との行為には昇格処理作業も意図している。目標は万卒から十万卒だ。なもんでフローレシェーネに続いてラスプーチンちんによる強制昇格処理を一週間は継続して実施してくれ。女官研修で吸い上げ吸い取りは毎日やってるはずだからちょうどいいだろ)

あと、マリーさんのその蘇生措置ってどうするんですか。あたし嚙まなくていいんでしょうか。

(それはあたしがやる。…めんどくっさいんだけど、ルルド行って施工した方がいいらしいんだわ…あたしにも土地勘ついたし今度はあたしとマリーだけでいいと思うけどな。おめーはその間にアンヌマリーの昇格処理を頼む。1日1時間、いや30分だけでいい、あたしの話を聞…じゃなくて言いつけ通りにやってくれ…)

はいはい。

(っとね、アルザス支部開設についてはマリーのリフレッシュ工程終了後にあたしとジョスリンとマリーで取りかかるからベラちゃんはほとんど何もせずに済むはずよ。人事異動申請書の承認くらいかな。だからアンヌマリーちゃんは今日から1週間、ベラちゃんのお部屋の客間に泊めてあげてね)

ええー。たのきちがまた怒りそうで…。

(マリアちゃんの強い強い要請だってことで、あたしからも頼んどきます。それにさぁ、後宮のジョスリンのお部屋だとまずいでしょ? いろいろ)

あぃ…。

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という訳で仕方なく、本当に仕方なくやっております昇格処理という名の…おめこ。

「あひぃいいいいい! そちらの方でもきつすぎますぅっ!」

あのそのあの。まだぴーたーのーすを使っている段階なのですけど…。

「陛下の動きが激しいのですよ…ううううう、陛下以外で満足できないようになったら責任取って下さいまし…」

ちょっと待ってそれ困るマジ困る真剣に困るんです。

というのもフローレシェーネさんもそれに近い状態になっちゃってんですから。

あたしは特定の伴侶をなるべく作りたくないのですぅっ。ペットはたのきちだけでいいのっ。

(だからあたしを家畜にするのはやめてよベラちゃん…)

(最近はあまり刺激的じゃないようにしてるつもりなんだけど…それよりたのきちに回した進路内示相談の回覧だけど、あれどうすんのよ…)

(正直どないしょーかと。っていうかあんなもん回すの決めたの誰よ…あたし別に未婚でも構わないって言ってんのにさぁ…)

(理恵パイセンちはあきらめたらしい。というかあそこには世間体を取り繕うための義体を貸し出してるから、それが日本国民の室見理恵として活動しておけばよいだろうというご意見よ)

(うちの親はそれを嫌がってるからねぇ…ただ、日本国としての機密に触れる面もあるから、見合いするとしても結婚相手を政府が厳重に調べてからになるらしいけど)

えーと。これも注釈が必要ですね。

たのきち、ここに来ている立場、完全な島流しじゃなくてですね、実はまだ財務省に籍があるらしいのです。建前はHM大蔵省への研修出向身分とされておりまして、財務省所属の国家公務員としては対外派遣勤務となっているとか。

そして向こうの暦の年齢としてはだいたい結婚適齢期後半。

…あと、月間痴女宮では明確に触れておきませんでしたけど、美男公の人事については記事として書かざるを得ませんでした。

そして、痴女皇国での立場も財務ではなく文教局長となっていることで、日本政府やたのきちの実家が本来考えていた「痴女皇国の財務に関与し、その情報を日本側に提供する」という、たのきちに期待していた行動とは違う部署で出世しているのも問題にはなっているようです。

で、名目的には日本からの派遣者で未婚者に対する今後の進路相談アンケートが回ってきたと…。

(まぁ、有り体に言ってあたしの引き上げよね…日本政府とあたしの実家の本音…)
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