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痴女宮人事事情・黒薔薇の穴編 1
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「罪環装着者で実験して正解でしたね…」
「黒薔薇への奉仕が変色優先になってしまうとは…」
「いや、我々もあえて心を鬼にして、欲望や感情を優先して対処したのですが…」
「我々の野獣のような欲望を誠心誠意処理させれば昇格する、確かに効果はありましたね」
「ええ、罪環に対して…」
目の前にはぐったりと寝転がる女性3名。
いずれも罪環を首に巻かれています。
そして罪環の色は黒ではなく、光沢のある黒灰色。
つまり、鉄色です。
Hiroe Noguchi. 野口裕恵 Ten Suction(Limited Hundred Suction)十人卒(限定百人卒) Pure female Visual. 女性外観 Prisoner-Priestess, Color-level, Iron. Imperial of Temptress. 痴女皇国・受刑女官(罪人等級鉄色)
Reimi Yuri. 由利麗美 Ten Suction(Limited Hundred Suction)十人卒(限定百人卒) Pure female Visual. 女性外観 Prisoner-Priestess, Color-level, Iron. Imperial of Temptress. 痴女皇国・受刑女官(罪人等級鉄色)
Maraia Takiguchi. 滝口真羅威亜 Ten Suction(Limited Hundred Suction)十人卒(限定百人卒) Pure female Visual. 女性外観 Prisoner-Priestess, Color-level, Iron. Imperial of Temptress. 痴女皇国・受刑女官(罪人等級鉄色)
「ひとり…名前がひどいのが…」
「ああ、なんか多摩地区で無双してた黒人ハーフみたいな感じの…ものすごく強そうですね」
「でも黒バラさんたちにあっさり負けてるじゃないですかっ」
「しかし、これちょっと考えものですね…美咲さん。あなたに同じような事をすれば、昇格より罪環の変色が優先されてしまう事が起きる。すなわち…」
「犯罪者としての罪を償う労働の方が優先されていることになりますね…」
(初代様、罪環って簡単に外せませんよね…)
(聖院当時は金衣または銀衣とマイレーネの合意が必要でしたが、今は痴女皇国。その辺りの基準は少し変わっているはずですよ…マリアヴェッラ、吉村さんの罪環に触れてみてください)
言われるがままに触ってみます。
「ふむふむ。姉かあたしが申請して、アレーゼおばさま又はマイレーネさん承認で外せると…」
「マリアヴェッラ、事情は初代様からお伺いした。要は吉村美咲さん、か。この子の騎士昇格を優先したいから罪環を外したいのだな? 外したい理由によるが…」
(なななな何ですかこの筋肉が壮絶な世紀末救世主な方…金髪ですけど…)
えっと、突如として現れたメキシコ風マントと帽子姿の世紀末救世主に美咲さん、ビビってます。
一方、黒薔薇は全員整列して敬礼。
っとね、女性ですからねこの人。
それに胸に7つの傷なんてありませんし、死兆星を見るような事もありませんよ。
「ああ、マリアリーゼがこっちに来ているから飛ばしてくれてな。でマリアヴェッラ、マリアリーゼからの承諾書だ。吉村さん。貴女の罪環、24時間限定なら外してよし、とな。ただし24時間を過ぎて未装着な場合、罪人用の聖環が罪環未装着ということで自動的に鎮静化処理を行うそうだ」と、ご自身の金色の聖環から電子書類を見せて下さいます。
確かに高木まりあって署名、手書きでしていますね。ご丁寧に電子シャチハタまで押してますけど。
そしておばさま、吉村さんの罪環に触れます。
す、と継ぎ目が現れて罪環、外れました。
「マリアヴェッラ。これは私が預かろう。吉村さんの聖環が鎮静化措置を発動する前に再度私がこれを装着に来よう。君たちはそれまでに吉村さんに対して行いたい措置を施したまえ。それでいいか?」
外した罪環を手に取って聞かれます。
頷くしかありません。
おばさまもこれをする必要性を理解しています。
でなければ罪環を外すのは普通、あり得ません。
「吉村さん…これは例外措置なのだ。通常はこの罪環という首輪は、金色に変色して自然に継ぎ目が現れるまでは一切外すことはできないんだ」
頷く美咲さん。
「そして…勘違いして欲しくはないのだが、これはあなたの罪業が許されたというのではない。罪環を外す方があなたへの罰として相応しい。そういう風に、歴代金衣と銀衣…つまり聖院という聖娼神殿組織を運営してきた代々の最高職者の合議体が判断を下したのだ。だから謙虚に、マリアヴェッラと配下の人員の指示に従って、しかるべき処置を受けて欲しい。わかるね?」
優しく諭すおばさまです。
「恐らく、再度罪環を装着した場合、その瞬間に罪環は黒色ではなくなるだろう。つまりそれだけ罪人扱いされる期間が少なくなるのだ。頑張ってくれよ」そう言って吉村さんの肩をぽん、と叩かれます。
(な、なんかめっちゃ男前なんですが…あの、あちこちで無双してたものすごく強い人ですよね…色々な意味で勝てそうにないです…)
何やら美咲さんのアレーゼおばさまを見る目が眩しいです。キラキラしています。
(言っときますけど痴女種じゃないですよこの方。女官種最上位の状態で神様の眷属…親類に近い状態になっています。ちなみに…娘さん、聖院にいらっしゃいますよ。菅野しほ子さんがこの方の娘さんです)
うん、ちんちんないからね、おばさま。そういう期待しちゃダメよ。
(えええええ、一体誰がこんな強い人の旦那さんに…)
あ、そっちに注目したのですね。これは失礼、ほほほほほ。
「吉村さん。詮索は無用だ。というより、知らない方がいいだろう…」
睨むのではなく、すまんお願いそれ詳しく聞かないでくれ、という顔と口調で美咲さんに告げますと、あたしの方を向いてですねぇ…。
「マリアヴェッラ。これ、渡しておいてくれ。私の分の業務報奨金から拠出した。ただ…月に10万円までにしておくか、直君が泣きついた時だけにするのが無難だろう…というか…あのメグロだったか、あそこに行って飲み歩きやら女遊びやらをする暇があるのか?」
はい。
おばさまの業務報奨金口座から15万南洋ルピーをあたしの個人口座に移すという振替依頼書、聖母記念銀行ナッソー支店の日付入り受付印がべったり押された電子書類をあたしに見せて来られます。
「それは私もわかりませんよ…まぁ、幹部普通課程で約3ヶ月、目黒の航空自衛軍幹部学校に赴任すると瞳さんから聞いていますから」
「いや、瞳さんに預けようとも思ったんだが…直ちゃんには3ヶ月くらい我慢させた方がいいと言われてな…お前には悪いが、どうしても困ったらお前を頼れとだけ伝えてある。申し訳ないが、よしなに計らってやってくれ…」
つまり日本円にしてだいたい30万円ですが、あたしなら高木マリアヴェッラ名義で月に10万円ずつでも連絡が入った時でも菅野さんに渡せます。何とでもなります。
ええ、単身赴任で幹部候補研修と試験に赴く旦那様へのおこづかいを渡してくれ。おばさまがあたしに預けた30万円、そういう意味です…。
「承知しました。本人が泣きついて来なかった場合、どうします?」
「その時は課程終了と昇進を確認した後に、昇格祝いとして渡してくれ」
「…おばさま…あの人はあまり甘やかさない方がいいですよ…」
(何となくどういう人かうっすらと想像つきました。聞かない事にします)
うん。ミクロネシアにいた時は現地に赴任していた女子挺身隊員に対してですね、部下と一緒に勢揃いして珍珍見せびらかすようなバカヤローなこととかやってたり、赴任地が変わる度に現地の料亭制覇したりとかね。
石川啄木の著作に傾倒していたようなんですけど、啄木の私生活まで真似したんじゃないでしょうね…あたしが使ってる現代国語の教科書ですけどね、太宰治さんと中原中也さんとこの人、ドクズだと暗に言ってるような書きようで私生活、書かれてますよ。そんな人の著作を無条件にありがたがって良いのでしょうか。
「ま、まぁ、彼は大らかな時代の日本の生まれだしな…ではマリアヴェッラ、頼んだぞ…」滝のような汗をかかれながら消えるおばさま。
(吉村さん。暴力や武力だけで人は従いません。このように頼まれた事を的確に処理し、色々と稼ぐべきを稼ぐのも処世術です。わかりますね?)
(ええ。マリアヴェッラさまも殴るだけでこの宮殿を支配していないのがよくわかりました)
さて、吉村美咲さん。
何でこの方の懲罰、罪環を外した方がより効果的なのか。
「しかし、あの3人がやられたのと同じ事をあたしが受ける事になるんですよね…」
ええ、一部始終を見せておきました。
後宮中庭の広場で行われた行為ですけど、例の黄色い高圧洗浄機を持ち出すにふさわしい地獄絵図でした。
雅美さんの道具倉庫から持ってきた高圧艦長器具ですとか、牛乳のビンですとか。
文字通り、彼女たち3人は便器にされましたから。
「仕方ありませんよ。尊厳を剥奪しろってオーダーなんですから…」
「我々も正直、記録を残されますのでこれをしたくはないのですけどね…吉村さん、言っておきますけど、あの行為の真っ最中の映像、懲罰記録ライブラリに残るのですよ?」
「つつつつつ、つまりそれってあのおトイレ代わりにしてる行為も…ですか」
「女性ならあれを撮影されるのが本当はどれほど恥ずかしいか、お分かりですよね?」
「それゆえに黒薔薇はそういう女性の羞恥心や自制心を強制解除する機能を持った制服を支給されているのですよ…言ってみればこの黒い服、事実上の懲罰器具の軽いものなんです」
「更に言うと手加減しています。本式の堤防は行為の映像を地下から全女官に向けて強制的に視覚共有とかされますし、処罰光景を空中投影されるのです」
「…ぎゃああああ!それは強烈すぎます…あんなのされたってのをみんながリアルに見てるって事じゃないですか…」
ええ、黒薔薇のみんなが教える驚愕の事実に美咲さん、恐怖しています。
「そりゃ吉村さん、私たちは最初から黒薔薇だった訳じゃないんですよ。私なんて最低でも数年は聖院に勤務している女官だったんです」
「あなたの昇格処置にも関わりますからお教えしておきますが、女官として半年から1年経過すると騎士教育を受けます。で、騎士としての勤務もこなす必要があるんです。その後は騎士としての仕事もこなし、女官にもなりと言った具合です」
「ですから黒薔薇全員、あなたと大差ない年齢の人間がいたとしても女官経験はそれなりにある立場なんです。ですから…私たちの顔や姿を見知りしている人物、結構いるんですよ」
「そんな状況でお尻の穴はもちろん、そこから出る何かまできっちりアップで撮影されて見られるんですよ、昔の同僚たちに…」これがどれだけ恥ずかしいかわかるよね、という顔で一人が詰め寄ります。
「ええ、わかります。仮に私がトイレ使ってる盗撮映像、ばら撒かれたら真剣に泣きます…」
「ですが、これからあなたに対して行うことも少々厳しいものになります」
「えええええ! まさか私もトイレに…」
「安心しなさい。もう出ません。いえ、高速消化と言う方法でやれなくもないんですけど、正直何度もやりたくありません。ですので…別の方法でいきます。陛下」
「ええ。実は美咲さん…一撃で千人卒に昇格する事も出来なくはありません。実際に国土局長の室見理恵さんは一発昇格でした。ですが彼女はダリア騎士団長のルームメイトです。そして当時は日本政府の認可した民間派遣者で、しかも女官長昇格の話が出ていた方なんですよ。重要性が認められたがゆえにダリアさんの施工で即・万卒の判定が出たんです」
っとね、もう一人、割と早く判定が出たのがいますけどね。あれはちょっと揉めましたからね。あまりいい例になりませんからね。
ええ、たのきちの事は伏せておきます。
それに奴は積極的に使おうとしません。
そういう話をこの美咲さんにしても逆効果ですから、この際黙っておきます。
「はぁ…つまり、この国に必要な人と思われる何かがないとレアは出ないんですね…」
「理解が早くてよろしい。で、美咲さん。私なら私が手加減なしに相手させて頂ければ一発昇格も夢ではありません。ありませんけど…」
「ヨシムラ。真剣に忠告しておく。命が惜しければ私や陛下を直接に相手するのはやめておけ…」
「実は先程の3名に対して手加減していたこと、もう一つあったのですよ」
「黒薔薇は全員百万卒以上です。昔は万卒から登用していたんですけど、全員、昇格しちゃいましたし、エリート騎士団って事でおいそれと増員や入れ替えができないって事で…」
「で、百人卒未満を百万卒以上が相手すると、陛下や私がお前を相手した場合と同じでな、精気還流に身体が耐え切れないのだ。むろん女性として人間の男性を受け入れても危険なのだよ」
「で、さっきの3人、相手した全員が特別な手加減状態だったんです。あれで手を抜いてたんですよ…」
「な、なるほど…つまり、まずは手加減状態の皆さんを受け入れるのが条件なんですね…」
ええ、惜しいというか残念という顔です、美咲さん。
さて、時間はあるようでありません。
ちょっと着替えてもらいましょう。
「ヨシムラ。まずは強制的に衣服を変えさせてもらうぞ…。陛下」
「ジョスリーヌさん。それは美咲さんの自主性に期待しましょう。美咲さん…これなんですが、実は痴女皇国を姉が開いた当時ですが、あまり褒められたものじゃない奴隷兵役制度が存在したんです。その際に使われたのがこの牝豚服です」
「と言っても自爆機能は外されたものですけどね。この服を着た捕虜や、痴女皇国の方針に反対した女官を豚と呼称して文字通り、家畜たる豚として扱ったのです」
クラモアジェーネさんがその金色のワンピースレオタード姿になってくれます。
「で、この牝豚服ですけど…見ててくださいよ。団長」
「はい。で、クラモアジェーネ騎士に私がこれを見せて接近したとしよう。股間や乳房を見ていたまえ」
ジョスリーヌさんが自慢の巨珍を勃起させてクラモアジェーネさんに接近しますと。
「え!…穴が開きました…よね?」
「そうだ。実は黒薔薇騎士団制服に初めて実装され、のちに痴女皇国で着られている制服や下着に広く普及した半生体素材がこの牝豚服にも取り入れられたのだ。こうして穴が開く理由…わかるな?」
「あえて言いますと、これは発情した上官や上位職が接近すると問答無用でこうなるのです。当時の豚に上官の性欲処理奉仕を拒否することは許されませんでした。この豚扱いを我慢し、戦果や成果を挙げた女官は黒豚という黒と金の制服を与えられ、逆に豚を飼育する権利と義務を背負ったのです」
「そして、黒豚と豚の違いは…これです」と、ご自身の珍珍を見せるクラモアジェーネさん。
(マリーさんは捕虜の立場からこの豚、そして黒豚を経て騎士団に取り立てられたんですよ…彼女の実績を知っている人があまり厳しく言わないの、この苦行に耐え抜いた根性を知ってるからなんです…)
(ええええええ…今、豚って立場がどんなのだったか見せてもらってますけど…これに耐えたんですかあの人…)
(ええ。耐えたからこそ今のわたくしがあるのですわよっ。それより陛下。メーテヒルデさんについて困った事が起きまして)
はい、当のマリーさんから心話が来ました。
(まさか工場設備を破壊するようなミスを犯したとか)
(いえ。むしろ非常に優秀で工場長や職域長に感謝の言葉を頂いております。ただ…)
(ま・さ・か)
(ええ。ちょっとばかり吸い上げに加減を誤った件でそれとなくご注意を。あと、痴女皇国から派遣者を出した際にお約束のごとく言われる話ではありますが、一週間や二週間と言わずもっと駐在して欲しいと…)
(上手にお断りしておいてください…うちも今、人手不足ですから…本当はクレーニャさん、今すぐ戻して欲しいくらいなんですけどねぇ、工場労働管理実務の研修も大事ですから)
(承知しました。あとマドモアゼル・ヨシムラ。陛下の意図をよく理解なさいな。あえて豚の立場に身を落とすのを立候補することで、罪をつぐないやる気を見せるのです。そうすればcourage…根性のある女としての評価が反映するはずですよ。たとえ革命や痴女皇国への反抗反逆意思があっても、人として生きる意志を示して全力を尽くす場合、それは何かの評価に反映されます。ええ陛下…言いたくありませんけどね、あの謀叛をやらかした当時の乳上!あれ見てたらわかりますでしょ!)
(美咲さん。あの姉に対して、かつて謀反を成功させかけた人物が二人いました。一人はスザンヌですが、直接的かつ暴力的過ぎましたので即座にエマちゃんなどが鎮圧。ですけど、乳上の時は女官や騎士の心理に訴えかけ、あわや成功まで行きかけたのですよ。最終的には失敗しましたけど)
(で、アルテローゼさんは見事な手腕を買われてますます重用され、ついには東欧支部を任されていますよ。まぁ、あの乳と肉体と暴力で串刺しのおっさんを従えているのも大きいのですけどね…)
(いいじゃないのマリー!あんたもちんぽだけでなく、おっぱいを大きくしたら私と同じ事できますわよ!)
ええ、悪口や陰口を叩かれると即、反発が来る。この痴女皇国幹部の特性も美咲さんには覚えてもらうべきでしょう。
(それより乳上…時間が空いたらで構いませんから、聖院学院の方、細かい事は言いませんから抜くお手伝い、ぜひお願いしますよ…)
(はい陛下、そちらの状況は承知しておりますので、年始の諸々が終わったらなるべく早く伺わせて頂きます…では失礼)
まぁ、この会話でお分かりでしょう。痴女皇国ショタ愛好三羽ガラスの一人たる乳上を手配しています。
そしてクレーニャさん…メーテヒルデさんが三河監獄国から戻って来た際には工場管理の片手間で聖院学院福祉寮も見てもらおうと。
これでアフロディーネ成長と、雅美さん復活までは何とかつなぎたいのです。
ですから福祉女官として中井さんの奥様を送り込んだのも、罰として凌辱して辱めるというですね、恐らく読者様が書け書けそういう展開で書いてくれという話よりも聖院学院寮の運営を優先させざるを得ない処置なのですよ…。
更に言うと吉村美咲さん、本当なら躊躇なく黒薔薇に蹂躙させて心を折りまくる予定だったのです。
ですが本人がやる気をそれなりに見せて、真剣に身の振り方を悩んでおります。
真面目にやろうとする者には真面目に応える。
この判断を姉が下したからこそ、聖環を外しにおばさまが現れたのです。
そしてマイレーネさんにも特別措置、したよという連絡は伝わっています。
しかし異論は来ません。
ええ、美咲さんの自己啓発にかかっています。
「美咲さん…わかっていますね。あなたはこの試練に耐えなくてはなりません。まずは…堤防ライトバージョンです」
あたしはぎろ、と美咲さんを睨みます。
「ううううう、固形じゃなくても辛いですぅ…」
「もうケル○ャーで洗い流すのめんどくさいから、聖炎宮のドレンチャー設備を使いました…許せ吉村さんっ」ディードリアーネさん、晴れやかな笑顔で言わないであげましょうよ…。
ええ、聖炎宮設備そのまんまを複製した上で改築された離宮後宮です。
火葬時の建物消火冷却用に、屋根の上の水槽に貯めた水を一気にざっばぁ、と屋根にぶちまける設備が備わっています。
これの水が滝のごとく落ちてくる屋根のひさしの下で、例の痴女宮名物人間便器・液体編をまずは美咲さんにしてもらいました。
鬼やろあんたら。
(マリアヴェッラさまもジョスリーヌさんも全力であたしの口に出したじゃないですか…)
えぐえぐ泣きながら訴える美咲さんですが。
「いやヨシムラ。お前、何か勘違いしてないか。この人間便器作業でも精気授受は起きるんだぞ? そして陛下はもちろん私も幹部待遇だ。身分の高いものの相手をするほど昇格が早まるのだぞ。実際に昇格促進が必要な場合、黒薔薇が相手することはあるんだ…精神的に強靭でないと辛いがな…」
「あ、そっか…陛下のおっきいちんちん、直接お相手するとあたしが死んじゃうから代わり…」
「ついでに申し上げておきますと、ジョスリーヌさんもおっきいのですよ」
(千人卒以上に昇格すればあれを入れてもらえますけど、どうします…?)
はい、あたしも鬼と呼ぶなら呼べ、悪魔と呼ぶなら呼んでくれ状態です。
実際に美咲さんの脳内を覗いているから出来る技です。
痴女種の珍珍を楽しむとどうなるのか。
美咲さんの興味、すでにそこに行っています。
むろん朝食からして、性欲と精力昂進になる内容だとあらかじめ伝えた上で食べてもらっています。
更には昨晩、淫魔の部屋で器具を使いながらあたしがジョスリーヌさんを犯す姿を見せてもいます。
はい、ラスプーチンちん、使いました。
美咲さんの脳内は単純です。
更に、それと似た発想の人物がけしかけています。
ええ、まずマリーさんが、自分の人生を見せてお説教。
ちんぽでのし上がるのも痴女皇国なら可能。
やれるもんならやってみろ。あたくしはやりましたわよ。
このマリーさんの豪快な論理を後押ししたのがクレーニャさんと乳上。
乳上は邪知と言っていいほどの悪知恵も使う際には使いますが、基本は割と脳筋なの、このお話に馴染まれた方ならよくお分かりですよね。
更にはディードリアーネさんも、黒薔薇全員も。
(頭で考えるのが苦手ならちんちん装備してそれ使いなさい。とりあえず千人卒昇格には我々も力を貸すし、その際に必然的に生き地獄を見るから、それがあんたへの罰だ)と言うのが皆の統一意見。
そして首輪をつけて晒し者行脚。女官寮内を。
時間に余裕のある千人卒には片端から襲わせ、美咲さんに蓄積された精気は片端からあたしがドレインして吸い上げます。これが、あたしが同行している理由です。
(黒薔薇全員百万卒以上なんですから吸ってあげてよ…)
(陛下は黒薔薇のお目付です。やりすぎないよう指導願いますっ)ええ、デルフィリーネ警務部長からも釘を刺されています。
人使いの荒い話ですが、仕方ありません…なにせ時間限定とはいえ、アレーゼおばさま直々に罪環を外した対象です。皇帝が管理しろと言われては反発困難です…。
(だからあたしは本当はSMとか苦手なんですってば…)
(嘘をおこきですわよ陛下!昨晩のあの壮絶な凌辱、皆に見て頂きましょうか?)
ええ、あたしの横でジョスリーヌさんが睨んでいますよ、真剣に。
ちょっと雅美さんのいらん知識を参考に頑張っただけじゃない…。
ちなみに固体を出せ、との要望、あたしは頑なに拒否し続けています。
ええ、人にはやりたくない、そして他人に見せたくないものがあるのです。
(恐れ多くも皇帝陛下の脱○排○シーンが見たい人ー)
(はーい)
(ぜぜぜぜぜ是非是非是非!)
(可能なら、あのアナルを責めるロマンを追求させて頂きたいのですが…)
(ええ、陛下のあの尻です。さぞかし尻穴の具合も…)
(黒薔薇全員でかかればあるいは…)
(それより請願処に請願した方が早いかも知れませんね。デルフィリーネ警務部長にもご協力を頂いて刑務部長名で請願を。あんたらも連名で署名しなさいっ)
(却下です却下!)
(もう遅いです。アルトリーゼ閣下に請願書、承認取りました。陛下の浣腸と肛門性交、黒薔薇全員とお願いしたいと言う内容ですが…)
あんたらなぁ。
(わかりました。しかし、黒薔薇が慰労を求めている声、あたしも無視はできません。うちの母とあたしでラスプーチンちんアナルで手を打ちましょう)
(ごらぁベラ子…何を言い出しとるんじゃ!あんたやろあれ入れて痛いのキツいの泣きを入れたのは!)
ええ、案の定、かーさまが怒って来ました。予想通りです。
(ええ母様。ですからこそ黒薔薇への慰安兼・試練には良いのです。嫌がったら聖環で強制恭順しますからね!)
(よしベラ子。まずはお前からや。あんたの恭順コマンドぽちっとな♪)
(わーいやったー)
(よし今だ皆、かかれ!)
こらぁ。
(初代様、いいのですか…今、初代様とあたしの身体、直結でしょ…)
(仕方ありませんわマリアヴェッラ。黒薔薇の慰安も重要職務です)
(っていうか美咲さん放り出してみんな何やってんですか!制限時間24時間ですよ!)
(マリアヴェッラ。このあたくしが誰かお忘れ? あたくしがかくも手間取ったのはたのきちの時くらいでしてよ? 最悪、吉村さん一人の昇格くらいは何とでもなりますけど、本人の懲罰を優先しておりますからね?)
(なるほど。ではわたしもマリアヴェッラさまのアナルセックスを見学してよいと…これ、もてぎチャンネルの視聴者に見られたらどうするんですか…?)
(美咲さん。あたしの裏ビデオ出回ってます。むしろあれ見てハァハァしてる方が多いのです。グラビアモデルのあなたの脱○の方がダメージが大きいのをお忘れかしら…?)
(あががががが、確かにあたしの知らん場所であんなもん拡散されたら…お願いしますそれだけは!)
(ならあなたも付き合いなさい! あたしのちんぽ剣を前の穴で勘弁してあげます!)
(あひいいいそれも嫌ああああああ!)
っとね。やられたらやり返す姉の癖。
あたしも一応引き継いでますよ。
それとこの話はまだ、続きます。
昇格にかこつけて美咲さんをいじめ抜く風評が立っても、もはや気にしません。
ついでに黒薔薇全員、わかってるよね。
あたしシチリアンマフィアの国の血、半分入ってるからね。
それとうちの母親が誰か、わかってるよね。あの何気に暴力女。
(うるさいベラ子!言いがかりや!)
(そう思うなら率先してあたしのアナルを責めるロマン、追求するのやめてもらえませんか?)
(たまにはええやろ!いつもあたしが責められて終わるオチ要員やったんやぞ!あんたもこの役をやるんや!)
ええ、懲罰対象、1名追加。
かー様…。ちょっと覚えといてね。
復讐してる時の一切合切、外道ちゃんに頼んで中継してもらうからね。
うん、痴女皇国やり出した当時のあれこれ、プラウファーネさんにも聞いてるからね。
やり方知ってるし、ちょうど実践にはいいと思います。いざという時の恐怖統治の予行演習にも。
…だから暴君ネロの国の流儀で行きます。あとで泣いても許さんぞ対象者!
「黒薔薇への奉仕が変色優先になってしまうとは…」
「いや、我々もあえて心を鬼にして、欲望や感情を優先して対処したのですが…」
「我々の野獣のような欲望を誠心誠意処理させれば昇格する、確かに効果はありましたね」
「ええ、罪環に対して…」
目の前にはぐったりと寝転がる女性3名。
いずれも罪環を首に巻かれています。
そして罪環の色は黒ではなく、光沢のある黒灰色。
つまり、鉄色です。
Hiroe Noguchi. 野口裕恵 Ten Suction(Limited Hundred Suction)十人卒(限定百人卒) Pure female Visual. 女性外観 Prisoner-Priestess, Color-level, Iron. Imperial of Temptress. 痴女皇国・受刑女官(罪人等級鉄色)
Reimi Yuri. 由利麗美 Ten Suction(Limited Hundred Suction)十人卒(限定百人卒) Pure female Visual. 女性外観 Prisoner-Priestess, Color-level, Iron. Imperial of Temptress. 痴女皇国・受刑女官(罪人等級鉄色)
Maraia Takiguchi. 滝口真羅威亜 Ten Suction(Limited Hundred Suction)十人卒(限定百人卒) Pure female Visual. 女性外観 Prisoner-Priestess, Color-level, Iron. Imperial of Temptress. 痴女皇国・受刑女官(罪人等級鉄色)
「ひとり…名前がひどいのが…」
「ああ、なんか多摩地区で無双してた黒人ハーフみたいな感じの…ものすごく強そうですね」
「でも黒バラさんたちにあっさり負けてるじゃないですかっ」
「しかし、これちょっと考えものですね…美咲さん。あなたに同じような事をすれば、昇格より罪環の変色が優先されてしまう事が起きる。すなわち…」
「犯罪者としての罪を償う労働の方が優先されていることになりますね…」
(初代様、罪環って簡単に外せませんよね…)
(聖院当時は金衣または銀衣とマイレーネの合意が必要でしたが、今は痴女皇国。その辺りの基準は少し変わっているはずですよ…マリアヴェッラ、吉村さんの罪環に触れてみてください)
言われるがままに触ってみます。
「ふむふむ。姉かあたしが申請して、アレーゼおばさま又はマイレーネさん承認で外せると…」
「マリアヴェッラ、事情は初代様からお伺いした。要は吉村美咲さん、か。この子の騎士昇格を優先したいから罪環を外したいのだな? 外したい理由によるが…」
(なななな何ですかこの筋肉が壮絶な世紀末救世主な方…金髪ですけど…)
えっと、突如として現れたメキシコ風マントと帽子姿の世紀末救世主に美咲さん、ビビってます。
一方、黒薔薇は全員整列して敬礼。
っとね、女性ですからねこの人。
それに胸に7つの傷なんてありませんし、死兆星を見るような事もありませんよ。
「ああ、マリアリーゼがこっちに来ているから飛ばしてくれてな。でマリアヴェッラ、マリアリーゼからの承諾書だ。吉村さん。貴女の罪環、24時間限定なら外してよし、とな。ただし24時間を過ぎて未装着な場合、罪人用の聖環が罪環未装着ということで自動的に鎮静化処理を行うそうだ」と、ご自身の金色の聖環から電子書類を見せて下さいます。
確かに高木まりあって署名、手書きでしていますね。ご丁寧に電子シャチハタまで押してますけど。
そしておばさま、吉村さんの罪環に触れます。
す、と継ぎ目が現れて罪環、外れました。
「マリアヴェッラ。これは私が預かろう。吉村さんの聖環が鎮静化措置を発動する前に再度私がこれを装着に来よう。君たちはそれまでに吉村さんに対して行いたい措置を施したまえ。それでいいか?」
外した罪環を手に取って聞かれます。
頷くしかありません。
おばさまもこれをする必要性を理解しています。
でなければ罪環を外すのは普通、あり得ません。
「吉村さん…これは例外措置なのだ。通常はこの罪環という首輪は、金色に変色して自然に継ぎ目が現れるまでは一切外すことはできないんだ」
頷く美咲さん。
「そして…勘違いして欲しくはないのだが、これはあなたの罪業が許されたというのではない。罪環を外す方があなたへの罰として相応しい。そういう風に、歴代金衣と銀衣…つまり聖院という聖娼神殿組織を運営してきた代々の最高職者の合議体が判断を下したのだ。だから謙虚に、マリアヴェッラと配下の人員の指示に従って、しかるべき処置を受けて欲しい。わかるね?」
優しく諭すおばさまです。
「恐らく、再度罪環を装着した場合、その瞬間に罪環は黒色ではなくなるだろう。つまりそれだけ罪人扱いされる期間が少なくなるのだ。頑張ってくれよ」そう言って吉村さんの肩をぽん、と叩かれます。
(な、なんかめっちゃ男前なんですが…あの、あちこちで無双してたものすごく強い人ですよね…色々な意味で勝てそうにないです…)
何やら美咲さんのアレーゼおばさまを見る目が眩しいです。キラキラしています。
(言っときますけど痴女種じゃないですよこの方。女官種最上位の状態で神様の眷属…親類に近い状態になっています。ちなみに…娘さん、聖院にいらっしゃいますよ。菅野しほ子さんがこの方の娘さんです)
うん、ちんちんないからね、おばさま。そういう期待しちゃダメよ。
(えええええ、一体誰がこんな強い人の旦那さんに…)
あ、そっちに注目したのですね。これは失礼、ほほほほほ。
「吉村さん。詮索は無用だ。というより、知らない方がいいだろう…」
睨むのではなく、すまんお願いそれ詳しく聞かないでくれ、という顔と口調で美咲さんに告げますと、あたしの方を向いてですねぇ…。
「マリアヴェッラ。これ、渡しておいてくれ。私の分の業務報奨金から拠出した。ただ…月に10万円までにしておくか、直君が泣きついた時だけにするのが無難だろう…というか…あのメグロだったか、あそこに行って飲み歩きやら女遊びやらをする暇があるのか?」
はい。
おばさまの業務報奨金口座から15万南洋ルピーをあたしの個人口座に移すという振替依頼書、聖母記念銀行ナッソー支店の日付入り受付印がべったり押された電子書類をあたしに見せて来られます。
「それは私もわかりませんよ…まぁ、幹部普通課程で約3ヶ月、目黒の航空自衛軍幹部学校に赴任すると瞳さんから聞いていますから」
「いや、瞳さんに預けようとも思ったんだが…直ちゃんには3ヶ月くらい我慢させた方がいいと言われてな…お前には悪いが、どうしても困ったらお前を頼れとだけ伝えてある。申し訳ないが、よしなに計らってやってくれ…」
つまり日本円にしてだいたい30万円ですが、あたしなら高木マリアヴェッラ名義で月に10万円ずつでも連絡が入った時でも菅野さんに渡せます。何とでもなります。
ええ、単身赴任で幹部候補研修と試験に赴く旦那様へのおこづかいを渡してくれ。おばさまがあたしに預けた30万円、そういう意味です…。
「承知しました。本人が泣きついて来なかった場合、どうします?」
「その時は課程終了と昇進を確認した後に、昇格祝いとして渡してくれ」
「…おばさま…あの人はあまり甘やかさない方がいいですよ…」
(何となくどういう人かうっすらと想像つきました。聞かない事にします)
うん。ミクロネシアにいた時は現地に赴任していた女子挺身隊員に対してですね、部下と一緒に勢揃いして珍珍見せびらかすようなバカヤローなこととかやってたり、赴任地が変わる度に現地の料亭制覇したりとかね。
石川啄木の著作に傾倒していたようなんですけど、啄木の私生活まで真似したんじゃないでしょうね…あたしが使ってる現代国語の教科書ですけどね、太宰治さんと中原中也さんとこの人、ドクズだと暗に言ってるような書きようで私生活、書かれてますよ。そんな人の著作を無条件にありがたがって良いのでしょうか。
「ま、まぁ、彼は大らかな時代の日本の生まれだしな…ではマリアヴェッラ、頼んだぞ…」滝のような汗をかかれながら消えるおばさま。
(吉村さん。暴力や武力だけで人は従いません。このように頼まれた事を的確に処理し、色々と稼ぐべきを稼ぐのも処世術です。わかりますね?)
(ええ。マリアヴェッラさまも殴るだけでこの宮殿を支配していないのがよくわかりました)
さて、吉村美咲さん。
何でこの方の懲罰、罪環を外した方がより効果的なのか。
「しかし、あの3人がやられたのと同じ事をあたしが受ける事になるんですよね…」
ええ、一部始終を見せておきました。
後宮中庭の広場で行われた行為ですけど、例の黄色い高圧洗浄機を持ち出すにふさわしい地獄絵図でした。
雅美さんの道具倉庫から持ってきた高圧艦長器具ですとか、牛乳のビンですとか。
文字通り、彼女たち3人は便器にされましたから。
「仕方ありませんよ。尊厳を剥奪しろってオーダーなんですから…」
「我々も正直、記録を残されますのでこれをしたくはないのですけどね…吉村さん、言っておきますけど、あの行為の真っ最中の映像、懲罰記録ライブラリに残るのですよ?」
「つつつつつ、つまりそれってあのおトイレ代わりにしてる行為も…ですか」
「女性ならあれを撮影されるのが本当はどれほど恥ずかしいか、お分かりですよね?」
「それゆえに黒薔薇はそういう女性の羞恥心や自制心を強制解除する機能を持った制服を支給されているのですよ…言ってみればこの黒い服、事実上の懲罰器具の軽いものなんです」
「更に言うと手加減しています。本式の堤防は行為の映像を地下から全女官に向けて強制的に視覚共有とかされますし、処罰光景を空中投影されるのです」
「…ぎゃああああ!それは強烈すぎます…あんなのされたってのをみんながリアルに見てるって事じゃないですか…」
ええ、黒薔薇のみんなが教える驚愕の事実に美咲さん、恐怖しています。
「そりゃ吉村さん、私たちは最初から黒薔薇だった訳じゃないんですよ。私なんて最低でも数年は聖院に勤務している女官だったんです」
「あなたの昇格処置にも関わりますからお教えしておきますが、女官として半年から1年経過すると騎士教育を受けます。で、騎士としての勤務もこなす必要があるんです。その後は騎士としての仕事もこなし、女官にもなりと言った具合です」
「ですから黒薔薇全員、あなたと大差ない年齢の人間がいたとしても女官経験はそれなりにある立場なんです。ですから…私たちの顔や姿を見知りしている人物、結構いるんですよ」
「そんな状況でお尻の穴はもちろん、そこから出る何かまできっちりアップで撮影されて見られるんですよ、昔の同僚たちに…」これがどれだけ恥ずかしいかわかるよね、という顔で一人が詰め寄ります。
「ええ、わかります。仮に私がトイレ使ってる盗撮映像、ばら撒かれたら真剣に泣きます…」
「ですが、これからあなたに対して行うことも少々厳しいものになります」
「えええええ! まさか私もトイレに…」
「安心しなさい。もう出ません。いえ、高速消化と言う方法でやれなくもないんですけど、正直何度もやりたくありません。ですので…別の方法でいきます。陛下」
「ええ。実は美咲さん…一撃で千人卒に昇格する事も出来なくはありません。実際に国土局長の室見理恵さんは一発昇格でした。ですが彼女はダリア騎士団長のルームメイトです。そして当時は日本政府の認可した民間派遣者で、しかも女官長昇格の話が出ていた方なんですよ。重要性が認められたがゆえにダリアさんの施工で即・万卒の判定が出たんです」
っとね、もう一人、割と早く判定が出たのがいますけどね。あれはちょっと揉めましたからね。あまりいい例になりませんからね。
ええ、たのきちの事は伏せておきます。
それに奴は積極的に使おうとしません。
そういう話をこの美咲さんにしても逆効果ですから、この際黙っておきます。
「はぁ…つまり、この国に必要な人と思われる何かがないとレアは出ないんですね…」
「理解が早くてよろしい。で、美咲さん。私なら私が手加減なしに相手させて頂ければ一発昇格も夢ではありません。ありませんけど…」
「ヨシムラ。真剣に忠告しておく。命が惜しければ私や陛下を直接に相手するのはやめておけ…」
「実は先程の3名に対して手加減していたこと、もう一つあったのですよ」
「黒薔薇は全員百万卒以上です。昔は万卒から登用していたんですけど、全員、昇格しちゃいましたし、エリート騎士団って事でおいそれと増員や入れ替えができないって事で…」
「で、百人卒未満を百万卒以上が相手すると、陛下や私がお前を相手した場合と同じでな、精気還流に身体が耐え切れないのだ。むろん女性として人間の男性を受け入れても危険なのだよ」
「で、さっきの3人、相手した全員が特別な手加減状態だったんです。あれで手を抜いてたんですよ…」
「な、なるほど…つまり、まずは手加減状態の皆さんを受け入れるのが条件なんですね…」
ええ、惜しいというか残念という顔です、美咲さん。
さて、時間はあるようでありません。
ちょっと着替えてもらいましょう。
「ヨシムラ。まずは強制的に衣服を変えさせてもらうぞ…。陛下」
「ジョスリーヌさん。それは美咲さんの自主性に期待しましょう。美咲さん…これなんですが、実は痴女皇国を姉が開いた当時ですが、あまり褒められたものじゃない奴隷兵役制度が存在したんです。その際に使われたのがこの牝豚服です」
「と言っても自爆機能は外されたものですけどね。この服を着た捕虜や、痴女皇国の方針に反対した女官を豚と呼称して文字通り、家畜たる豚として扱ったのです」
クラモアジェーネさんがその金色のワンピースレオタード姿になってくれます。
「で、この牝豚服ですけど…見ててくださいよ。団長」
「はい。で、クラモアジェーネ騎士に私がこれを見せて接近したとしよう。股間や乳房を見ていたまえ」
ジョスリーヌさんが自慢の巨珍を勃起させてクラモアジェーネさんに接近しますと。
「え!…穴が開きました…よね?」
「そうだ。実は黒薔薇騎士団制服に初めて実装され、のちに痴女皇国で着られている制服や下着に広く普及した半生体素材がこの牝豚服にも取り入れられたのだ。こうして穴が開く理由…わかるな?」
「あえて言いますと、これは発情した上官や上位職が接近すると問答無用でこうなるのです。当時の豚に上官の性欲処理奉仕を拒否することは許されませんでした。この豚扱いを我慢し、戦果や成果を挙げた女官は黒豚という黒と金の制服を与えられ、逆に豚を飼育する権利と義務を背負ったのです」
「そして、黒豚と豚の違いは…これです」と、ご自身の珍珍を見せるクラモアジェーネさん。
(マリーさんは捕虜の立場からこの豚、そして黒豚を経て騎士団に取り立てられたんですよ…彼女の実績を知っている人があまり厳しく言わないの、この苦行に耐え抜いた根性を知ってるからなんです…)
(ええええええ…今、豚って立場がどんなのだったか見せてもらってますけど…これに耐えたんですかあの人…)
(ええ。耐えたからこそ今のわたくしがあるのですわよっ。それより陛下。メーテヒルデさんについて困った事が起きまして)
はい、当のマリーさんから心話が来ました。
(まさか工場設備を破壊するようなミスを犯したとか)
(いえ。むしろ非常に優秀で工場長や職域長に感謝の言葉を頂いております。ただ…)
(ま・さ・か)
(ええ。ちょっとばかり吸い上げに加減を誤った件でそれとなくご注意を。あと、痴女皇国から派遣者を出した際にお約束のごとく言われる話ではありますが、一週間や二週間と言わずもっと駐在して欲しいと…)
(上手にお断りしておいてください…うちも今、人手不足ですから…本当はクレーニャさん、今すぐ戻して欲しいくらいなんですけどねぇ、工場労働管理実務の研修も大事ですから)
(承知しました。あとマドモアゼル・ヨシムラ。陛下の意図をよく理解なさいな。あえて豚の立場に身を落とすのを立候補することで、罪をつぐないやる気を見せるのです。そうすればcourage…根性のある女としての評価が反映するはずですよ。たとえ革命や痴女皇国への反抗反逆意思があっても、人として生きる意志を示して全力を尽くす場合、それは何かの評価に反映されます。ええ陛下…言いたくありませんけどね、あの謀叛をやらかした当時の乳上!あれ見てたらわかりますでしょ!)
(美咲さん。あの姉に対して、かつて謀反を成功させかけた人物が二人いました。一人はスザンヌですが、直接的かつ暴力的過ぎましたので即座にエマちゃんなどが鎮圧。ですけど、乳上の時は女官や騎士の心理に訴えかけ、あわや成功まで行きかけたのですよ。最終的には失敗しましたけど)
(で、アルテローゼさんは見事な手腕を買われてますます重用され、ついには東欧支部を任されていますよ。まぁ、あの乳と肉体と暴力で串刺しのおっさんを従えているのも大きいのですけどね…)
(いいじゃないのマリー!あんたもちんぽだけでなく、おっぱいを大きくしたら私と同じ事できますわよ!)
ええ、悪口や陰口を叩かれると即、反発が来る。この痴女皇国幹部の特性も美咲さんには覚えてもらうべきでしょう。
(それより乳上…時間が空いたらで構いませんから、聖院学院の方、細かい事は言いませんから抜くお手伝い、ぜひお願いしますよ…)
(はい陛下、そちらの状況は承知しておりますので、年始の諸々が終わったらなるべく早く伺わせて頂きます…では失礼)
まぁ、この会話でお分かりでしょう。痴女皇国ショタ愛好三羽ガラスの一人たる乳上を手配しています。
そしてクレーニャさん…メーテヒルデさんが三河監獄国から戻って来た際には工場管理の片手間で聖院学院福祉寮も見てもらおうと。
これでアフロディーネ成長と、雅美さん復活までは何とかつなぎたいのです。
ですから福祉女官として中井さんの奥様を送り込んだのも、罰として凌辱して辱めるというですね、恐らく読者様が書け書けそういう展開で書いてくれという話よりも聖院学院寮の運営を優先させざるを得ない処置なのですよ…。
更に言うと吉村美咲さん、本当なら躊躇なく黒薔薇に蹂躙させて心を折りまくる予定だったのです。
ですが本人がやる気をそれなりに見せて、真剣に身の振り方を悩んでおります。
真面目にやろうとする者には真面目に応える。
この判断を姉が下したからこそ、聖環を外しにおばさまが現れたのです。
そしてマイレーネさんにも特別措置、したよという連絡は伝わっています。
しかし異論は来ません。
ええ、美咲さんの自己啓発にかかっています。
「美咲さん…わかっていますね。あなたはこの試練に耐えなくてはなりません。まずは…堤防ライトバージョンです」
あたしはぎろ、と美咲さんを睨みます。
「ううううう、固形じゃなくても辛いですぅ…」
「もうケル○ャーで洗い流すのめんどくさいから、聖炎宮のドレンチャー設備を使いました…許せ吉村さんっ」ディードリアーネさん、晴れやかな笑顔で言わないであげましょうよ…。
ええ、聖炎宮設備そのまんまを複製した上で改築された離宮後宮です。
火葬時の建物消火冷却用に、屋根の上の水槽に貯めた水を一気にざっばぁ、と屋根にぶちまける設備が備わっています。
これの水が滝のごとく落ちてくる屋根のひさしの下で、例の痴女宮名物人間便器・液体編をまずは美咲さんにしてもらいました。
鬼やろあんたら。
(マリアヴェッラさまもジョスリーヌさんも全力であたしの口に出したじゃないですか…)
えぐえぐ泣きながら訴える美咲さんですが。
「いやヨシムラ。お前、何か勘違いしてないか。この人間便器作業でも精気授受は起きるんだぞ? そして陛下はもちろん私も幹部待遇だ。身分の高いものの相手をするほど昇格が早まるのだぞ。実際に昇格促進が必要な場合、黒薔薇が相手することはあるんだ…精神的に強靭でないと辛いがな…」
「あ、そっか…陛下のおっきいちんちん、直接お相手するとあたしが死んじゃうから代わり…」
「ついでに申し上げておきますと、ジョスリーヌさんもおっきいのですよ」
(千人卒以上に昇格すればあれを入れてもらえますけど、どうします…?)
はい、あたしも鬼と呼ぶなら呼べ、悪魔と呼ぶなら呼んでくれ状態です。
実際に美咲さんの脳内を覗いているから出来る技です。
痴女種の珍珍を楽しむとどうなるのか。
美咲さんの興味、すでにそこに行っています。
むろん朝食からして、性欲と精力昂進になる内容だとあらかじめ伝えた上で食べてもらっています。
更には昨晩、淫魔の部屋で器具を使いながらあたしがジョスリーヌさんを犯す姿を見せてもいます。
はい、ラスプーチンちん、使いました。
美咲さんの脳内は単純です。
更に、それと似た発想の人物がけしかけています。
ええ、まずマリーさんが、自分の人生を見せてお説教。
ちんぽでのし上がるのも痴女皇国なら可能。
やれるもんならやってみろ。あたくしはやりましたわよ。
このマリーさんの豪快な論理を後押ししたのがクレーニャさんと乳上。
乳上は邪知と言っていいほどの悪知恵も使う際には使いますが、基本は割と脳筋なの、このお話に馴染まれた方ならよくお分かりですよね。
更にはディードリアーネさんも、黒薔薇全員も。
(頭で考えるのが苦手ならちんちん装備してそれ使いなさい。とりあえず千人卒昇格には我々も力を貸すし、その際に必然的に生き地獄を見るから、それがあんたへの罰だ)と言うのが皆の統一意見。
そして首輪をつけて晒し者行脚。女官寮内を。
時間に余裕のある千人卒には片端から襲わせ、美咲さんに蓄積された精気は片端からあたしがドレインして吸い上げます。これが、あたしが同行している理由です。
(黒薔薇全員百万卒以上なんですから吸ってあげてよ…)
(陛下は黒薔薇のお目付です。やりすぎないよう指導願いますっ)ええ、デルフィリーネ警務部長からも釘を刺されています。
人使いの荒い話ですが、仕方ありません…なにせ時間限定とはいえ、アレーゼおばさま直々に罪環を外した対象です。皇帝が管理しろと言われては反発困難です…。
(だからあたしは本当はSMとか苦手なんですってば…)
(嘘をおこきですわよ陛下!昨晩のあの壮絶な凌辱、皆に見て頂きましょうか?)
ええ、あたしの横でジョスリーヌさんが睨んでいますよ、真剣に。
ちょっと雅美さんのいらん知識を参考に頑張っただけじゃない…。
ちなみに固体を出せ、との要望、あたしは頑なに拒否し続けています。
ええ、人にはやりたくない、そして他人に見せたくないものがあるのです。
(恐れ多くも皇帝陛下の脱○排○シーンが見たい人ー)
(はーい)
(ぜぜぜぜぜ是非是非是非!)
(可能なら、あのアナルを責めるロマンを追求させて頂きたいのですが…)
(ええ、陛下のあの尻です。さぞかし尻穴の具合も…)
(黒薔薇全員でかかればあるいは…)
(それより請願処に請願した方が早いかも知れませんね。デルフィリーネ警務部長にもご協力を頂いて刑務部長名で請願を。あんたらも連名で署名しなさいっ)
(却下です却下!)
(もう遅いです。アルトリーゼ閣下に請願書、承認取りました。陛下の浣腸と肛門性交、黒薔薇全員とお願いしたいと言う内容ですが…)
あんたらなぁ。
(わかりました。しかし、黒薔薇が慰労を求めている声、あたしも無視はできません。うちの母とあたしでラスプーチンちんアナルで手を打ちましょう)
(ごらぁベラ子…何を言い出しとるんじゃ!あんたやろあれ入れて痛いのキツいの泣きを入れたのは!)
ええ、案の定、かーさまが怒って来ました。予想通りです。
(ええ母様。ですからこそ黒薔薇への慰安兼・試練には良いのです。嫌がったら聖環で強制恭順しますからね!)
(よしベラ子。まずはお前からや。あんたの恭順コマンドぽちっとな♪)
(わーいやったー)
(よし今だ皆、かかれ!)
こらぁ。
(初代様、いいのですか…今、初代様とあたしの身体、直結でしょ…)
(仕方ありませんわマリアヴェッラ。黒薔薇の慰安も重要職務です)
(っていうか美咲さん放り出してみんな何やってんですか!制限時間24時間ですよ!)
(マリアヴェッラ。このあたくしが誰かお忘れ? あたくしがかくも手間取ったのはたのきちの時くらいでしてよ? 最悪、吉村さん一人の昇格くらいは何とでもなりますけど、本人の懲罰を優先しておりますからね?)
(なるほど。ではわたしもマリアヴェッラさまのアナルセックスを見学してよいと…これ、もてぎチャンネルの視聴者に見られたらどうするんですか…?)
(美咲さん。あたしの裏ビデオ出回ってます。むしろあれ見てハァハァしてる方が多いのです。グラビアモデルのあなたの脱○の方がダメージが大きいのをお忘れかしら…?)
(あががががが、確かにあたしの知らん場所であんなもん拡散されたら…お願いしますそれだけは!)
(ならあなたも付き合いなさい! あたしのちんぽ剣を前の穴で勘弁してあげます!)
(あひいいいそれも嫌ああああああ!)
っとね。やられたらやり返す姉の癖。
あたしも一応引き継いでますよ。
それとこの話はまだ、続きます。
昇格にかこつけて美咲さんをいじめ抜く風評が立っても、もはや気にしません。
ついでに黒薔薇全員、わかってるよね。
あたしシチリアンマフィアの国の血、半分入ってるからね。
それとうちの母親が誰か、わかってるよね。あの何気に暴力女。
(うるさいベラ子!言いがかりや!)
(そう思うなら率先してあたしのアナルを責めるロマン、追求するのやめてもらえませんか?)
(たまにはええやろ!いつもあたしが責められて終わるオチ要員やったんやぞ!あんたもこの役をやるんや!)
ええ、懲罰対象、1名追加。
かー様…。ちょっと覚えといてね。
復讐してる時の一切合切、外道ちゃんに頼んで中継してもらうからね。
うん、痴女皇国やり出した当時のあれこれ、プラウファーネさんにも聞いてるからね。
やり方知ってるし、ちょうど実践にはいいと思います。いざという時の恐怖統治の予行演習にも。
…だから暴君ネロの国の流儀で行きます。あとで泣いても許さんぞ対象者!
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