闇堕ち女帝マリア・痴女皇帝建国譚

すずめのおやど

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復活!まりあ結婚相談所!・6

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「うう、釈明もさせてもらえないって…」

「あの子達に言わせると犯罪として裁くわけではないから、まだこれでも穏便だとは言うでしょうね…」

「確かにロリヤと違ってあたしはまだ生きてますし、出世の道も残されていますけど…」

(まさみさーん。だからあたしがあれこれビシバシやってたの横で見てたっしょ? あの流れで行かざるを得ないんだよ…)

(だからってマリアちゃん…いくら何でも全部取り上げなくたって…)

「雅美さん。会社資産については仕方ありませんが、個人預金に関しては納税後清算。えぬびー経由で雅美さんの業務報奨金口座に返還されますわよ。それに…」

(後で初代様の隠し倉庫見といて。画材とか道具とか衣装とか、なるべく返せるものは引き上げたし、それか同等品を用意してあるから。流石に女の子のデータは渡せねぇけど、同人原稿は全て戻せるぞ)

「しかも今後、厚労局や女官管理室を任されるとなれば絵心がある方がよい。そうですわね、マリアリーゼ」

(です。雅美さん、漫画描くなたぁ誰も言ってないよ? マニュアルとかでも需要あるよ?)

「それによくお考えになって。今後は罪人工場の需要性は高まります。必然的に雅美さんに任される人数も増えますわね」

(で、ここで黒ひげとうまくやってくれたら確実に今回の発覚事態をチャラにしてお釣りが来ると思うよ。なんせ奴の下につく海賊は選りすぐりだし、元からの罪人でもあいつに賛同する奴は多い。罪人工場経営で事業者としてのセンスを磨かせた奴は誰よって話もできるじゃんか)

「それはそーなんだけどー」

「自分が楽して遊び回りたいなら代わりを作れ。単純な話ですわよ。そして何より…初代金衣女聖たるあたくしが権限剥奪されずに雅美さんの横に立つ意味をよくお噛み締めになってね」

「はい…つまり聖院金衣一族…痴女皇国皇族認定…ですか…」

(そのとーり。で、金衣が精子を提供したって前例はないに近いんだがな…聖院の方のエマ子いるじゃん。あの結果から鑑みると…仮に初代様が男役をしたとしよう。雅美さんから金衣または銀衣相当者が産まれる可能性は極めて高いと思われる。今、うちの方のエマ子が交配結果を算定してるけど、どっちが母親役をしても最低でも銀衣…下手するとアレーゼおばさまクラスは堅いだろうって言ってるよ)

「マリアちゃん…あたしこの役重いんだけど…」

(残念だが諦めてくれ。この人事案、実は雅美さん以外全員賛成なんだよ…初代様ももちろん、賛成だ。だから1年か2年くらいは頑張って自分の部下を作りなよ。そうすりゃあたしでも気楽に処分できねー立場を確立出来るんだからさ。それとだ)

「雅美さん。貴女は修学寮の男の子たちを放棄するおつもりですか。彼らが成長すれば、少なく見積もっても半分以上は罪人工場や門前町や倉庫街に就職します。あの子達は貴女が養育に尽力している姿を見て、それなりに慕っておりますよ。決して単なる少年好きなすけべいお姉さんだけではないと言う認識です」

「それを言われたら弱いんですけど…」

「更に後宮建設の暁には罪人を交代で後宮詰めさせて彼らの慰労を考えても良いのでは? むろん公平な人選は必要でしょうけどね」

「初代様…それ作った王朝や帝国の類で現存してる国がなかった気がしますっ。とりあえずハーレムを作りたいのは山々ですが、無理に作るよりは自発的に何かしてもらえる方が良いかも知れません…」

「差し当たり貴女は内務局預かりです。お部屋もわたくしと同じままですが、客間を使っても構いません。ただ…わたくしの身体は懐妊可能なようにしておきます。妊娠工程は行えるそうですから。あとは何をすれば良いか、雅美さんご自身で決めて下さいませ。皆を失望させないように、とだけは申しておきますよ」

という訳で今までの会話は初代様のお部屋でしておりました。

不肖わたくし田中雅美、色々な火遊びがバレて謹慎処分を食らっております。

そして半ば忘れておりました。

…痴女皇国には成文法が存在しない、極論を言えばマリアちゃんの気分次第で有罪ギルティになると言う事を…。

ええ、こうなったら下手な言い訳とかしても後付けにしか捉えてくれません。

昔々…でもありませんが、ダリアが聖院に入る前に行った殺人や強盗などの凶悪犯罪、本人は自覚なく自己暗示をかけて記憶から消していたそうですが、聖院を含む痴女皇国ではそんな事は通用しません。

何らかの形で過去に遡って客観的な状況証拠を押さえて来られます。

そして犯人の反抗当時の心理状況すら再現されてしまいます。

ですので、本人の供述や自白を抜きにして…今回のあたしが正にそれですが、当事者が全く知らぬままに捜査が行われ、気づいた時には処分が通達されてしまいます。しかも、マリアちゃんの言葉を借りればですね…。

(まさみさーん…他ならぬ裕美の時でもさ、本人や雅美さんの話だけ聞いて処分決めてなかったじゃんか…あれよあれ。あれ経験したり側で見聞きしてた雅美さんが下手打ってどーすんのよ…あたしもやりたかないんだけどさ、いくら裏金作りでもせいぜい二桁億円に手が届くか届かないかくらいにしといてよ…これ流石にNBにバレてっからワーズワースのお祖父様の所にも話行くし、あたしも広報局の仕事から雅美さん外さざるを得ないじゃんか…)と、逆に恨み節を聞くハメに。

しかし、このマリアちゃんの一言と実際に降った処分、確かに本人が恨み節を言いたくなるのも解らなくはありません。

当事者たるあたしが見ても聞いても、それなりに甘々です。

特に開闢当初の痴女皇国からすれば激甘と言っても支障ないでしょう。

ええ、仮に痴女皇国開闢後、あたしがここに流れ着いて赤薔薇抜擢後に今回レベルの何かをやらかして、しかもマリアちゃんの機嫌が悪ければ…事案にもよりますがよくて黒豚降格、悪くすれば豚1年とか宣言されてますね。

闇堕ちマリアの最初からお読みの方ならお分かりと思いますが、豚制度の豚と言うのは本当に牝豚扱いです。

更に、今回のあたしの件でバレた諸々、ジーナちゃんが監査に入る前に仮にあたしがやっててバレたなら、絶対確実に翌年の盆の慰霊儀式で首ハネられるとか殺されるとかしてましたね。くわばらくわばら。

(うん、流石にあの厨二病丸出しの儀式やってたら絶対に雅美さんを対象にしてたから。あれ知ってんの今ではかなり少数派なんで、気付かれない方がいいと思うぜ…あれ知ってて雅美さんに同情的で理解を示さない奴はいないと思うけど、もしそういう奴がいたら絶対にあの儀式で生贄対象レベルだ、現行制度下でも精気供給を絶ってから追放島流しだって噴き出すのは間違いないぜ…)

あー、やっぱりか…。

(それとなぁ…伏せてたのは雅美さんに捜査が気付かれて逃亡とか逆切れされるのを恐れただけじゃないんだよ)

んー…もしかして初代様対策?

(もちろんだ。さっきあたしの事、機嫌屋気分屋みたいに言ってたろ…まぁ、あたしだって全く機械的に処分を下している訳じゃないから感情のムラが入るし。つか入らないと人間を基本として自己進化してるあたしが欠陥品になるじゃんか!と言うのは置いとくとしてもだ。初代様こそ本当に気分屋の権化みたいなもんでな…いけにえ作戦の時に相手したゲフィオン…フレイヤどころの騒ぎじゃねぇんだ。あの人こそ本来の姿はゲフィオンすら生み出した始祖中の始祖だぜ。つまり…本当の姿はあたしどころじゃない気分屋でわがままさんだ。あの人やかつてのおかみ様のようなのが始原神種族のデフォルトでね…そりゃ生贄もいるわってレベルの恐怖の大王だったんだよ。ちょっと機嫌損ねたらすぐ大災害や疫病起こすし…そりゃあ運命神族が調停入れてリセットかけもするわという過去があったと理解してくれるかな?)

まぁわかります。

別にムーやアトランティス引き合いにださなくても、トルコのギョべクリ・テペ遺跡とかみたいに何で滅ぶ必要あったのかって文明、幾つも古代地球には存在したらしいし。

(そして運命神族…人と言わず神と言わず生涯の運命を定める指令書発行専門の連中がいるんだが、その連中に見初められてうちの家族会の監査役をやってる人がいる。二代目様だ)

えーと、それ初耳。

(後でベラ子に教えてもらいな。今、正にベラ子のMIDI仕様ボディの機能使って間借りしてて、言わば中の人状態だから)

ふむふむ。雅美さんに教えておkってちゃんと言っといてね。

あの感じじゃ多分、今は誰も機密を盾にあたしへは重要事項を教えないと思うから…ぐすん。

(あたしが口利く。んで、二代目様はもう一つ、とんでもなく厄介なのに取り憑かれてる。いや、隔世遺伝発現したと言っていい。…宇賀神さんにうちの母親が口滑らせちまってたけどな…)

そーいやジーナちゃんもロシア正教会系だよね、おかーさん。

(あ、やっぱ気付く? …前にも話を出しやがったしな…あのおばはんわぁっ!で、雅美さん…あたしの本名がマリアリーゼじゃん。で、妹がマリアンヌとマリアヴェッラ。聖院にサレルフィールとかいるけど、サリーは適性種じゃないからな。つまり…高木ジーナの子供全てが聖母系譜じゃないんだよ)

つーことは逆に言えば聖母種とでも言うべき存在がいるというわけ? あと…あたしそういうヤバ話、もう知らなくていいよ…下手に色々関わって処分食らうの嫌だし…。

(それがなぁ…雅美さんや初代様の処分権限持ちなんだわ。だから嫌だろうけど知ってて貰わなきゃならん。そしてこれを雅美さんにバラすのは、あたしとしても本来は二代目様に怒られる越権事項だ。しかし雅美さんとの付き合いもある。つまり、この話はあたしが見せる信頼の証だ。わかってくれ)

…仕方ないわねぇ…。で、その聖母種というのは何が出来るわけ?

(ベラ子がエマ子産んだのが一番わかりやすいだろ。単純に言うと救世主が必要な際に救世主を産むよう運命づけられた存在だ。もしくは、ルルドの奇跡…雅美さんならわかるよな。あの無学で文盲な村娘にマリア様の奇跡を授けるような能力があるんだ)

それって、極端な話をするよ。…ロン毛さんを量産しようと思えば出来るの?

(量産は…多分、する必要がない。救世主は複数存在する必要すらないんだ。安井金刀比羅宮で見せたエマ子の本気モードあったじゃん。単体であたしら痴女種…MIDI化してる奴含めて全員と渡り合えるようなだけの強力な存在すら必要があれば産むんだ。まかり間違えば神様を含めて世界のリセットや創造が必要になった場合に、その本来の使命を果たすんだ。場合によっちゃ自覚なしにな)

まさか…ジーナちゃんがマリアちゃん…あなた産んだ時って…。

(正解。そのとーり。だからな…言いたくないんだけど、聖院金衣としての後継は現状だと継承一番手はあたし、次にスザンヌだ。だけどさ…聖母認定がベラ子に出たのは伊達じゃないんだよ。そして、ベラ子以上に聖母適性が出てるのがマリアンヌなんだ…本当は雅美さん、担いだりなびくなら本命はマリアンヌだったんだよ…)

うわちゃー、聞きたくない聞きたくない!あたしの判断ミスが痛いから聞きたくないっ!

ってちょっと待ってマリアちゃん。ベラちゃん以上って言ったよねぇ。

あたし確か以前、何かの時にマリアちゃんとアルトくんは絶対に子供作る必要あるって聞いたけどさー。そして痴女種の中で、MIDI化したりマテリアルボディにしてでも寿命延長図る必要あるって言ってたよねぇ…あなたたち二人…。

(うん。あたしら二人は精気収受抜きで最低10万年は生き抜く義務あっから。で、今進めてる精気備蓄10万年の話あるじゃん。あれはあたしやアルト以外が対象。厳密に言えばエマ子も精気不要なんだけどな)

あのさー、重ねて聞くけどさー、これあたし聞いていい話なわけ? あまりに話が壮大すぎて理解ついていけないし、誰かに話したところでマリアちゃんが語った内容の深刻さと恐ろしさを理解するのってそうそういないと思うからバラす気は毛頭ないけどさー…。本当に

(ベラ子は当事者だ。それにあいつ自身が理解するかは別だけど、ルルドで似た事を聞かされる。で…雅美さん以外にこの事を知っていて、かつ、理解が深いのはジーナかーさんと初代様だ)

それとですね。ベラちゃんやマリアンヌちゃんも下手したら…正規の聖母じゃないの?

(いや、必ずしも聖母は一人じゃないんだ。聖母マリアが複数の時代に顕現したって伝説あるだろ。それにあたしが産まれたり、ベラ子がエマ子産んだって事実、もうちょっと考えてみてよ。ベラ子は既に聖母としての任務を果たしたとは言えるんだけどさ、マリアンヌ…まだじゃん…)

つまり何…マリアンヌちゃんはマリアンヌちゃんで、エマちゃんやマリアちゃんとはまた、別口の誰かを出産する事になる…のよね?

(未確定だがその可能性は高い。ルルド来いって言われた時点で良かれ悪かれ候補生としての指名受けたようなもんだ。そしてスザンヌが噴き上がる可能性は高いんだけどマリー。あいつも候補生だぞ…んでさ…マリーの相手誰か思い出してよ…)

あああああああ!ダリアちゃんって確か、古代エチオピア王妃アンドロメーダの系譜の可能性…。

(無論、絶対確実にそう言う子供を産む事を強要される訳じゃないんだ。聖母種としての候補に密かに挙げられていても、必ずしも奇跡の子を産み落とす訳じゃないんだけどな)

はぁ…そりゃ、痴女種に出産制限かけるわけだ…万年単位の生存期間を与えるって、確実にそう言う人外の世界の方々とのお付き合い前提な訳よね…。

(いまさら気付かんでくれ。特に歴女で刀剣女子のあんたが気づかない訳はないと思ってたんだぞ、あたしゃ)

すんませんそこまで考え至ってませんでした。

単純に妹が出来たからって感じで、マリアちゃんがベラちゃんに入れ込んでる可能性も考えてたけどね。

(だからさ、少なくとも初代様とは親密な方が後々いいんだよ…始原神族種の鼻祖とでも言うべきお方だからな…だから、ちょっと呼ばれてるみたいだから行ってきてよ。今から朝までペントハウスはエマ子に防諜措置入れさせるからな。んじゃ)

あ、ちょっと待ってマリアちゃん!

んもー、まだ色々聞きたい事あったのに…。

でも仕方ありませんね。

で、初代様の寝室にお邪魔します。

「雅美です」

(扉は開けています。お入りなさい)で、室内にお邪魔…。

なななななな何ですかこの光景は…。

「理不尽な懲罰の巻き添えになった腹いせです。スザンヌ、あなたの言葉を借りれば貴女はもう大人、ですわよね?」と、初代様が冷酷におっしゃいます。

そして、冷酷になるだけの行為をなさっている最中でした。

後ろからマリアンヌちゃんにスザンヌちゃんを犯させながら、口にマウスギャグを突っ込んだ状態で…おトイレ代りにしてますね…ええ、これがためにペントハウスにわざわざ旧・聖院式の水洗トイレを作らせたのは知っています。

正直に申し上げましょう。

初代様を便器に使った事、一度や二度ではありません。

そして逆も然り。

ただ、あたしたちの時は双方の結束を高めるためであり、合意の上でやってた事です。演技は入りましたが…。

つまり、今、スザンヌちゃんに対してやっているのは明らかに強制です。

仕方ねーなーという顔で、泣き腫らした顔のスザンヌちゃんの代わりに終わらせた初代様の初代様を咥えてお掃除してあげます。

「雅美さん…貴女も言うなればスザンヌの衝動に乗せられたくちです。既にマリアンヌもスザンヌを使っています。貴女も敢えてお使いなさい」と、無慈悲な宣告が。

(手加減無用…と言いたいですが、痴女種なら本当の排泄と擬似は使い分けたり配分は変えられますでしょ? 精気授受も含めて、どの程度にするかはお任せします)と内心の指示も。

やれやれ、という感じでマリアンヌちゃんにアイコンタクトして済ませます。

勢いよくしてごめんね。その方が早く終わるからねとスザンヌちゃんに心話で説き伏せてから…まぁ、あまり溜まってませんでしたし。

で、済ませた後が驚愕でした。というか初代様、それ豚服…。

「ええ。この方がお好みでしょ? それと雅美さん。神族種と繁殖目的で本気の交尾を致す際には非常な負担が加わります。ですのでこれをお召しになって」

げ。それは黒化白金衣…。

「マリアンヌ。スザンヌ。金衣を目指すなりするならばこれに慣れておきなさい」そして二人に示されたものは…黒パールですね。まぁ直径3cmくらいの黒い球が10個ほど繋がっていて、握りがついたものだとお考え下さい。

「…つまりこれをお尻に入れて交尾しろ、と…」

「貴女たちなら充分耐えられるわよ。むしろ、黒い誘惑に耐えるくらいはやってのけなさい」と初代様を擁護しておきます。二人もあたしがこれの管理担当で、何を使えばどうなるか熟知しているのを思い出した様子。

「それと…マリアリーゼを出産した後のクレーゼの事、雅美さんは知らないか…聖母様がマリアヴェッラを産んだ時も似たようなものですが、神種族級の存在を懐妊出産するのは負荷のかかる行為です。痴女種であっても大幅に寿命が縮む可能性があるのを予め知り置いて下さい」

…あー、金衣も次世代を懐妊出産後はあまり長く生きてはおられなかった件ですか。

「仮にそうなってしまったとしても、雅美さんは銀衣相当として家族会に叙列いたします。その為にも気合を入れて…」わかりました。皆まで言わせま…。

「ちょい待ち。順番があるのですよ。確実に金衣を作るためにはあたくしが母体である必要があります。つまり、雅美さんが突っ込み役なのですが、その白金衣の黒化状態を解除しておく必要があります」と、マウスギャグを外されたスザンヌちゃんにご奉仕させながら初代様が申されます。

確か今の豚服って、痴女種には身体能力抑制効果持たされてなかったっけ…。

うん、今のスザンヌちゃんがそうですが、簡単に逆らえないようにパワーダウンされていますね。

確か当初の豚服なら痴女皇国環と組み合わせた反抗抑制機能だけだったはず。着せる相手は一般の人間でしたし。

で、かなりのパワーダウン処置を受けているはずなのに、髪の毛金色のままでさえスザンヌちゃんを圧倒しているお方が申されますには。

「と言う事は、先にあたしが突っ込まれ役…」

「はい。頑張ってあたくしから搾り取りなさい。そして…」うわ、豚服が弾け飛び四散しました。

確か今の牝豚服、懲罰用なので罪環同等の筈なんですが…。

「罪環を外せるあたくしが豚服を脱げない訳、ございませんわよね。雅美さん、あなたには敢えて神種族として子宝を授けます。意味…お分かりよね」スザンヌちゃんが羨ましそうにしていますが、これ危ない事なんですよ?

以前ジーナちゃんが出雲で懇親会と会議に迷い込んで生きていたり、おかみ様が神種状態になると周囲が神域化してしまう話、ありましたよね。

初代様の髪の毛が青くなるだけでも実は危ないのです。

ましてや神種族として性的接触されると痴女種でも危険とは聞いています。

ですからあたしに黒化しているとは言え白金衣を着せようとしているのは、この危険な状態からあたしの身を守るためなのです。

(だから貴女達も早く黒パール挿れておきなさい…この部屋、八百萬神種属が本来の姿に戻る以上の危ない状態になるわよ)と警告しておきます。

確かに黒グッズは闇落ちの危険がありますが、装着された者の身体能力を引き上げる効果があります。

本当なら初代様の形成する神域に抗うためには黒ぷっちょくらい挿入して欲しいところですが、二人は黒グッズ未経験ですからとりあえずパールで慣れて貰いましょう。…金衣なら必然的に黒グッズ触れないと困りますし。

「では行きますわよ…」戦場をベッドに移して初代様を受け入れます。

何せ、単なる精気授受ではなくガチの生殖行為です。それも神様相手…。

「白金衣の黒化因子を吸い出して交配要素に加えますよ。今後の痴女皇国世界に必要な人材を産むための必要要因です。我慢して受け入れて下さい」

(雅美さんが孕むのは今は亡きエレシュキガル…冥界女神にして我が妹の要素が入ります。そして人類社会に適合しやすくする為の別系統神種族因子に変換しますよ…ペルセポネ!この子の卵に宿りなさい!)

え。

ギリシャ神話の冥界女神…やばくないですかそれ。

(黒化したアレーゼくらいの子供になりますわよ。楽しみですわね…)ままま待って待ってお待ちください!そんな核兵器級の危ない子供宿さないでくださいよ!

(ほほほほほ、もう遅うございます。着床確認。あー、久々に神種族生産するから勘が狂うのなんの…で、ちゃんと対策として対になる存在をあたくしが孕みますからご安心を)言いながら激しく腰動かさないで下さいよ…。

そして攻守交代します。

ええ、幾度となく挿入する側に回って来ましたが、今回は極めて責任重大です。

あれ。

何か緊張する割に萎えませんね。

「実は先程インポタケ錠剤をですね。ほら、尿と共に成分が排出されたみたいで」見ればスザンヌちゃんとマリアンヌちゃん、大変激しく盛っています。絶対これ黒パールだけの効き目じゃないだろうという感じで交尾真っ最中。

しかも二人とも大人化していますので、知らない人が見れば到底◯学生同士には見えない姿です。

これを売ればいくらにとか考えてしまいますが、もはやそのシステムはあたしの手を離れて警務局に移管されてしまいました。

純粋な警備目的では生きてはいますが、女官寮内の個室ですとか、プライバシーに関わる場所のカメラは全てエマちゃんが外してしまいましたし、明日からお前はカタギの仕事一本だっと宣告された風俗やAV関係者はこんな気分なのでしょうか。

まぁとりあえず初代様を妊娠させることに集中しましょう。

二人のステータスなら黒化はしないと思いますが、使い慣れないせいで悪酔いしたように倒れるくらいはあり得ます。

ですが構っている暇はありません。

「どうしました。いつもこういう風に勃てておられるでしょうに」いつの間にか初代様が前に回られています。

あ、これ魅惑系だ。

あたしもやりますが、この方のは本物ですね。

そりゃ誘惑系の悪神も初代様由来の系譜に連なってた筈ですし、…待て、確かエレシュキガルって底なし性欲魔神!

(ほほほほほ、ですから雅美さんに植え付ける種にはちょーどいいっかなーと。ま、助平属性が付くのは産まれてからのお楽しみで)

言いながらあたしの珍珍いじくり回しの咥えのされております。いつもならやり返すのですが。

(ありゃ…白金衣の悪影響ですね…では致し方なし。ねぇ雅美さん。貴女に種を付けて孕ませて欲しい理由、イシュタルの再来ですのよ? 貴女は神を牝豚扱いして孕ませて良いのですよ? 普通なら人には許されぬ大逆の所業ですわよ、このわたくしを牝豚肉便器扱いなど許されぬ話ですわ。そうは思いませんか)

ええ、それはそう思いますが…あ。

(そうです、自分でお気づきでしょう。貴女は生まれついて何らかの罪を犯すのが習い性なのです。そんな卑しい性根の貴女が高貴なわたくしをこのちんぽで犯して子種をぶち撒けるなど、許されざる大逆とは思いませんか?)

ええ確かに。

(さぁ、その大逆の罪を犯したいご自身の欲に正直におなりなさい。神すら凌辱したいと。このわたくしの顔を歪ませて豚の泣き声を上げさせたいと!)

げ。

黒◯っちょ入れられました。

更に初代様、それ、ブラ◯ガス…。アナルに入るんですかっ。

イシュタル属性付けたいのに黒グッズの中でもトップクラスのヤバさがあるモノを装着して大丈夫かという気もしますが、ぷっ◯ょには勝てません。以前これ挿れてジーナちゃんにお仕置きした事がありますが、あまりの凶悪さに使ったあたし自身が戦慄したものです。

聖院白金衣の浄化処理に抗いみなぎるどす黒い欲望。

更には初代様に突っ込まれた黒ブラギ◯スの暗黒の波動に当てられ、みなぎります。

何って…珍珍。

「あがぁあああ!」

「ぎひぃ最高です初代様!卑しい豚の精液で孕みなさいませ!」はい。きっちり大量射精させて頂きました。

しかも初代様、不本意に生えた珍珍から精液ぶちまけておられます。まさか初代様にところてんさせるとは…。

そして倒れかけていたマリアンヌちゃんとスザンヌちゃんを呼び寄せ、わざわざ元の年齢の体型に戻してから珍珍を舐め掃除させる背徳的な絵図を…。

(神種族状態のあたくしの精です。いわば、何かあった際にこの子達を助ける贈り物となりましょう。雅美さんのも舐めさせておくのですよ)

あ、なるほど。神種族因子…。

でも初代様、何かこう、マリアンヌちゃんとスザンヌちゃんへの形見分けのようにも聞こえるんですが。

(そりゃそうですわ。生贄を捧げさせていた当時ならまだしも、今のわたくしが神種族を二人も作りますとかなり力を消費します。せっかくマリアリーゼが頑張って貯めた精気を無駄遣いするわけには参りません。もしかするとわたくし、近いうちに墓所に戻る…雅美さんにわかりやすく申しますと、せーふもーどですとかすりーぷに入る可能性がありますので…)

----------------------------------------------------------------------

まさみ「で」
マリア「雅美さんもルルド行くのに付き合って」
まさみ「何でまた…あ、理恵ちゃん…」
マリア「奴の引率で素直にあたしらがルルドに行けると思う?」
まさみ「あー…あの子は趣味に走る!」
マリア「あと、たのきちが経費使途にうるさい。国土局の予算枠でルルド行き10人分の経費を負担させたら確実に指摘事項が増えるじゃん…」
まさみ「悪いことに参加者、ホテルとか料理とか文句言いそうなのが揃ってるわね…」
マリア「で、りええはそういうのケチってもいい列車に乗ろうとするだろ…それにさ、あいつもそれなりに調べる方だから、フランス旅行の素人が向こうで何をやらかすかある程度は予想するとは思う」
まさみ「つまり、予算枠を超える話が出た時の財布役…」
マリア「いや、実際にはあたしかベラ子が出す。だけど、雅美さんが裏金を作っていたのは正にこんな時に自分や紫騎士団員が金で解決するためだって言えるじゃんか…」
まさみ「まりあちゃんのやさしさがみにしみるの(涙)」
マリア「まぁ、全額は厳しいとは思うけど現状では50億くらい戻せてるから、なんとかそれで一つ我慢してよ」
まさみ「個人資産としちゃ充分にお金持ちの部類だけどね…」
マリア「商法上の大企業設立はちょっと難しいか、ギリギリだな。資本金だけなら充分だけど」
まさみ「しかし色々聞きたいことはあるけど、とりあえずルルド行ってからかしら」
マリア「んだな…まぁ、わざわざ呼ばれるくらいだからロクな話じゃない可能性があるし、あたしゃ今から頭が痛いんだよな…」
まさみ「あと、あたしの寿命が縮まる可能性があるかも知れません。何となくですが」
てるこ「それ困りますわね…」
マリア「あたしも困る。なもんで寝台作っとこう」
まさみ「やめて!死亡フラグやめて!」
てるこ「作成しておかないと復活できませんわよ…」
まさみ「高野山で赤文字のお墓建てられる気分です…」
マリア「とりあえずルルドの話はこんにちわ、マリア枠だ。あたしらが無事に痴女宮に戻れる事を祈ってくれ…」
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