闇堕ち女帝マリア・痴女皇帝建国譚

すずめのおやど

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ほうかご痴女宮日誌・痴女宮ヨッ◯スクール編

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皆様こんにちわ。
お船に揺られている田中雅美です。


誰ですか、ショタ奴隷船の船長とか言う人は!

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「だからそういう危険な副題は!」

「まぁまぁ雅美はん、あまり舷側におると危のうおまっせ。今日は波高いちめーとるか、凪やおまへんからな」

「そうですよ、それより吸われ具合はどうですか」

「んー、今は巡航出力よね。もっとこう、がっつり吸われるのかと思ったけど」

えーみなさん。

この会話でわたくし田中雅美がどういう役目でこの「しおのみさき号」こと旧称エルトゥールル号に乗艦を依頼されたかお分かりでしょうか。

…そうです、燃料タンクです!

私のステータスデータを思い出して頂けますと幸いなのですが、出力側は百万卒、入力…つまり吸い取る側は一千万卒です。

Masami Tanaka. 田中雅美 Million Suction(Limited Ten million)百万卒(限定一千万卒) Slut Visual.痴女外観 Purple Rosy knights, Imperial of Temptress. 紫薔薇騎士団 Public relations department Director, Holy temple & Imperial of Temptress. 聖院・痴女皇国統括広報部長

で、エルトゥールル号が搭載している電磁流体推進機であれば、私が乗ると百時間は連続して巡航推進に必要な精気を供給できるそうです。

ただし、最大出力にすると半分くらいだと…。

ただ、痴女島かりまんたんから、痴女皇国の保養所改め少年少女の家なる野外活動施設のある菌類島ばりまでは直線距離で500キロ、中間区間は教育実習スケジュールの都合上、転送で楽をさせてもらえるという事で、出港から向こうに入港するまでトータルで6時間くらい船に乗ってる程度で済むようです。

これくらいならフル出力で走らせ続けても往復なら余裕・余裕。

さすがに菌類島の最大都市…バリ島って日本では単純にリゾート地認識ですけど、東京都の二倍以上の大きな島です…のデンパサールまで行くと手間ですが、痴女皇国の施設があるのは島の北側なので、本当に一直線です。

痴女宮正面の聖院港を出たら、あとは南南西目指してほぼ直進ですね。

「凛ちゃーん、風向180、逆帆兆候ー。横帆縮帆希望ー」

「あいよー、一班二班三班は四角帆全て縮帆ー!最後尾三角帆はそのままー!」と、痴女皇国紺碧騎士団長の瀬戸凛ちゃんとやりとりをしているのは聖院出向から一時的に帰ってきた静香ナディアちゃん、アルトくんの実の妹です。

実は痴女皇国籍なのですが、マリー同様に聖院側の海事担当者教育のために出向している状態でして、向こうの紺碧騎士団の暫定団長をやっています。

で、ナディアちゃんでも凛ちゃんでも燃料タンク役は可能なのですよ。海況条件シーステートや積載量、艦隊機動戦闘の有無などの条件がありますが、普通の航海で鯖挟国から比丘尼国までなら万卒一名で足りるそうです。

という訳で、二人のIFFステータス、見てみましょうか。

Nadiafiel Shahbandar Kuki ナディアフィール・アッ=シャフバンダル Hundred thousand suction 十万卒 Slut Visual 痴女外観 Blue ocean Knight , Imperial of Temptress. 痴女皇国紺碧騎士団

Rin Seto-4th. 瀬戸凛 Hundred thousand suction(Limited orge mode)十万卒 Slut Visual 痴女外観 Blue ocean Knight , Imperial of Temptress. 痴女皇国紺碧騎士団

で、この子たちがいるのに私が乗ってる理由は燃料タンクの他に、もう一つ重要な使命が。

なぜ広報部を仕切ってるはずの私が、男女各百人ばかりの少年少女を乗せた帆船に同乗してバリ島を目指しているのか。

実は、乗船した少年少女は船内作業実習の合間にお昼寝します。

そしてお昼寝の直前に、指導女官を介して燃料タンクたる私に精気を充填します。

何せ吸い込みなら一千万卒、痴女化しているとは言え、ほぼ人間同等な一人卒の少女からの吸い取りなぞ造作もありません。

本当は少年から吸い上げたいのですが、ここで、少女側を痴女化しているのを思い出して欲しいのです。

そう、修学寮に入った未成年女子は女官見習いとして扱われます。

更に申しますと、第二次性徴期を迎えていない肉体年齢12歳未満の子たちについてはエマちゃん・マリアちゃん・ベラちゃんの三名が施工可能な促成栽培処理を行います。

そして女子については同時に痴女種化作業が行われます。

こうして実働可能な身体能力に揃えられた少年少女は修学寮居住者だけで男女合計二千人にものぼります。

一体どうやって短期間で集めたのかと、私も首を傾げますが…。

(そりゃ雅美さん、人種を問わずに世界中から集めたらこうもなるよ。地球だと西暦1600年代、大人でも貧民は食うにも困るご時世なんだからさ…)と、マリアちゃんが言うような状況と思ってください。

そして、この「孤児や遺棄寸前の貧民少年少女を痴女皇国で救済して福祉施設で育てるついでに精気を回収する」企画です。

これを発案した我が高校並びに大学の後輩たる、たのきちこと田野瀬麻里子によれば「未成年の旺盛な性欲と体力がなせる高品質の精気を回収するためにも、早めに性体験を済ませギシギシあんあんやらせた方がよいのでは?」と奥手なたのちゃんの人生の反省も込められていなくもない話が。

そして田野瀬さんの発案が検討されました結果、女の子を一人卒という超・限定的な痴女種にして確実に修学寮男子児童から精気を回収する方針が決定されまして。

今では、男子側にもオナニー厳禁が徹底されております。

そして、いくらおめこOKとは言っても、さすがに男女同一個室ではありません。

しかし、オナニーを禁じた代わりとしてはあまりに素晴らしいかも知れないご褒美がありまして。

修学級ではまず、基本的に毎日の夕食後に性交可能認定を受けた女子児童が担当指導女官から「今日は誰それ君」という感じで指定を受けます。

そして修学寮内の男子区画にある指定された男の子たちの部屋を訪問して室内清掃他、部屋の使われ具合や身だしなみなどを指導した後でご褒美を与えます。

痴女種化してますから、12歳くらいの小柄な子でも普通の人間なら大の大人でさえ一撃昏倒に持ち込めますので、基本的に理由なく逆らう男子はいません。

いたら指導女官が「特殊体罰」込みで、ものすごく叱りますから。

そうです、今は泊まりがけの遠足みたいなものなので、帆船の操船実習の後で女の子たちが、通常の寮生活なら夕方以降に行われるはずのご褒美をあげるわけです。

更に、そのご褒美分を吸い上げて痴女皇国に持ち帰る役目、船の行程の担当が私でして…。

バリ島に着いた少年少女は深夜2時頃から夜間のキノコ狩り実習が待ち構えていますので、今日の分は先にもらっておこうというわけです。

という訳で指導女官という役名の保母さん達が女の子から更に吸い上げるのを待つことになりますが、ショタちんぽを直接堪能できないわけではありません。

…抜かれ足りない希望者については、わたくしが直接相手しますから!ほっほっほっ!

(え…雅美はんが直接相手したらヤバすぎるのでは…)

(実はイタリアでやってる夜の爛れ会ただれかいあるでしょ。あれに一般男性・女性が入るようになってね。で、ベラちゃんやあたしでも人類種を相手できるように少しばかり身体を改良されました。ただ、それでも少年相手だとねぇ…あーそうそう、凛ちゃんや静香ちゃんも一般人対応仕様の施工対象だから…うん、対応済みだわ)

(いやー、あたしは子供さんらのお相手はちょっと…)

(あたくしも、何かこう、あまり気が進まないというか何というか。あたくしはこの子達と同じ歳格好の子供がいるからかもしれませんけどね)

(確かにショタ趣味って、その気のない人には結構避けられる趣向性癖だからねぇ。こないだ連邦社会の日本で、思想傾向がハードポートでフェミってる50代60代女性が中学生男子に言い寄られたらどうしようって盛ってる発言が発掘されて燃え上がってたらしいけど、あたしでもかなり気をつけて少年を扱ってるのにですね、貴女方みたいな年齢でショタ側から勝手に口説いてくるのかって、鏡を見せながら説教したいわよ!)

(心話ですら怒りがみなぎってはるのがようわかりますな)

(うちの息子二人ですらあたくしや姉には微妙な目を向けると言うのに…あたくしを性欲の対象にしたいのだけど、あたくしが厳しいの知ってますからねぇ。いや、母親に嵌って九鬼家の世継ぎとしての役目を果たせなくなるのも困りますから、適当なところでおなごをあてがって筆下ろしをと、義隆様や守隆様にはお願いしておりますがね。要は他のおなごを相手してから母親に来るなら来い、です)なるほど、ナディアちゃんの場合、一応は出家していますが息子さんを通じて九鬼一族と繋がりがありますから、海の男や一族の重鎮としてきちんと育てたいと。

(うちは…そうですなぁ。タマ取りに行く奴の相手なら考えんでもおまへん。最後にええ目さしたるのは一家の役目ですさかい。まぁ最近はあまり喧嘩することもないから、若いもんのは親父や銀さん任せですけどな)ああそうか、凛ちゃんちの実家、瀬戸一家は海ヤクザ…。

(痴女種のまま帰して貰えたら、一晩に百人…吸い取るだけやったら千人くらいは余裕でええ目さしたれるんですけどね。人魚族のままやったら十人がせいぜいですわ)

ちなみに凛ちゃんも静香ちゃんも見た目10代後半、静香ちゃんに至っては、知らなきゃ二児の母親だなんて脱いでもわかりません。経産婦痕跡が全く見当たりませんから。

(まぁ、うちも静香はんも、誰彼なしにちんぽに負けてたら示しつかんにおりますからなぁ、実家でも痴女皇国でも)

(それはわかるわ。あたしも痴女皇国来た時は赤蛇騎士団所属で、バチバチやり合ってたから)ま、この二人がショタに目を向け始めるにしても、もう少し年数がかかるでしょう。

ただし、私としてはこの二人、ハマり出したらどハマりするだろうと踏んでおります。

なんせ職務上、部下の慰安や士気向上が避けて通れない…年下を相手せざるを得ない立ち位置ですから。

(あ、今日は吸い上げ役は静香はんですよ。うちは舵輪握ってますさかいに)

(はいはーい。とりあえず船長室行きますー)

えっと皆様。

もう今更です。私も風評払拭は諦めました。

田中雅美という名前が痴女皇国で何の代名詞か、はたまたどういう言われようか。

博子さんにも雅美さんには気の毒だから、そろそろ鎮静化させましょうかとプロパガンダを申し出て頂きました。

事実、大人しいと「最近雅美さん見ませんね、痴女種で体調不良って真剣に色々ありそうなのでエマちゃんかマリア様に相談された方がよいのでは?」これはまだマシな方です。お気遣い頂きありがとうございます。

…ですが、こういう反応、正直、許したくはありません。

「絶対に修学寮入り浸りに決まってますわよ!ああっ雅美さんのビーコン読み取りに制限が!乳上!お調べくださいまし!」

「あたくしにも隠してる!いくら広報部の真の姿が諜報部でもこれはやりすぎでしょ!ショタちんぽ入れててもいいですから、広報トップには連絡つくようにしてくださいよ!」

あ・ん・た・ら。

ええ。確かにあたしは武闘派レッテルを貼られた身ですよ。

ただ、当時の痴女宮、辱めなくては辱められる場所です。

戦わずして居場所なし。

ですから、あくまで私は売られた喧嘩を片端から買っていただけです。

言うなれば個人的自衛権を行使していただけなのです。

特にマリー、あなたよあなた。

「なぜいきなり呼ぶのですか!」

「修学寮の12歳から14歳組は野外活動と聞きましたが!」

「あなたたちが騒ぐから青少年教育の実態を知ってもらおうと思ったのよ! さぁマリーに乳上、久々に跪かせてあげるわ!…の前にちょい待ち。ちょっと試食頼みたいんだけど。あ、静香さんも」

「毒でも食べさせて痺れたところを以下略ではございませんでしょうね!」

「あたくしも頂きますからそれはないでしょう…」

「…ふむ。インポタケね?マリア様に頼まれたの?」

「…っとね、痴女種にも効き目濃厚な品種に出来ないか試したいみたいでね。一般人向けには過剰効果を防ぎつつも、十人卒以上の痴女種に効くように改良した模様。はいこれ試作錠剤。で、水で飲み込んでちょっと待ってね」

「まーさーみーさーん。これ痴女種限定にした方が宜しいですわよ…ごく微量ですけど鬼種細胞でインポタケやマカの成分強化を図ってますわ。鬼種細胞無効化処置された人には効き目が薄くなるようになっておりますけどね…」で、マリーがちんちんを出すので握ってみます。

「乳上…ちょっとマリー握って…大きさはいつものマリーだけど、硬さが…」

「どれどれ…これ何か異様に硬くない?雅美さんくらいはあるわよ?つまり硬さが日本人仕様」

「どれどれ。雅美さんちょっと失礼いたしますわよ…た、確かにこれ…インポタケ錠剤の効き目が切れたら元通りとは思いますが、これは真剣に凶器ですわね…」

「むう。ふらんす人は巨根とは聞きますがこれは是非一度」なんか静香さんの目が怖いです。あ、雅美さんも似た目をするというのはナシで!

「で、乳上も?」

「ええ。普通、赤蛇仕様って自動で露出しますわよね。しかしこれですわ。…何故か着用者のあたくしに対して正常に反応しなくなりまして」ぐげげげ。例のアミアミフィッシュネットな乳上服を膨らませている何かを見せる乳上です。確かに珍珍というものは元来なら生えてる持ち主の男性が100パーセント制御可能な器官ではありません。不随意器官です。

ですが、持ち主がある程度コントロール可能なのが痴女種のちんぽ。

更には着用者の意思や生理反応に応じて作動する半生体素材の制服すらコントロール下に置けないとは。

「とりあえず、ずらせば出てきますけどね。雅美さんナディアさん、この際です。…マリー、あなた今、聖院で上貢する精気、貯めてらっしゃる?」

「えー。ついさっきダリアに渡したばかりなのが幸いしました。まぁ、雅美さんなら聖院に来られた際にこちらへ戻して頂ければ支障はございませんしね。とりあえず静香さん。あたくしが突っ込む側で、吸い上げはナシでお願いしたく」あー、マリー、静香さんの妖しい目を見てたな。

「んじゃ乳上はあたしが。なんか乳上とは久々よねー」

「最近は東欧からなかなか動けませんからねー。時間を取って行けるのって、スイスかイタリアかコンスタンチノープルなので。うっきつっ」

「ぬふぅ、これは壮絶…あー、マリー…貴女のもチェックしたいから静香さんから吸い出しといて!これ一応マリアちゃんに内容送って改良させないとダメ!やばすぎ!あんっ!」

「同意します!雅美さんとりあえず全力で放出させて!」

「ひぎぃっ何ですかこの鬼のような魔羅は!」

「いやあたくし、鬼族襲来の際に時間限定の鬼化機能持たせて頂きまして…うわー、勝手に鬼化してる!静香さんごめんなさい!真剣に耐えて!性欲みなぎり過ぎますわこの薬!」

まぁ、皆のセリフで修羅場をお察し下さい。

あたしも頑張って乳上を大人しくさせました。

何とかマリーからも静香さんの分の精気を回収。

「ひぃぃ…腰が抜けるとはこの事ですか…」

「とりあえず聖院に戻して下さいまし…」

「あたくしも今晩はダメ、串刺しが淡白で助かりました…」と、痴女皇国草創期のベテラン武闘派二人ですら青息吐息な状態になるのを確認して、マリアちゃんにレポート。ついでに二人を持ち場に戻してもらいます。

(雅美さんも武闘派枠ですからね!ご自分だけいい子になられるのはずるいですわ!)

(マリー…貴女にも責任はございますわよ…というかあたくしや雅美さんが痴女宮に来た時に可愛がって下さったの、他ならぬ貴女でしょ!本件に関しては雅美さんの肩を持ちます!後日東欧支部に呼びますからじっくりお話ししましょう!)

とまぁ、昔の恩讐を蒸し返す二人はお帰り頂きまして。

「あ、あれは少年少女に見せて良いまぐわいではない気がいたします…痴女皇国が出来た時期が壮絶とはお聞きしましたが…」

「まぁ、あそこまで凶悪なちんぽ持ちはいなかったわね…ジーナちゃんがラスプーちんちん装備してからエスカレートした気もするけど、黙っておきましょう。とりあえず入港まで休ませて…」

「あたくしも同意いたします。…凛さんごめん、操船願います…」

(はいはい、マリアはんの薬、うちの分も一応置いといて下さい)

(凛ちゃんも試すんかい!)

(そりゃヤクザにヤクはつきもので)

(白いモノはあかん!あかんのや!)思わず関西弁が出てしまいます。


そんな訳で保養所の船着場。

「はいはい気をつけて降りてねー」ぞろぞろと少年少女が降りて行きます。

で、入れ替わりに聖院港に戻る乗船待ちの少年少女たちの中に、頭一つ抜きん出た特徴的な髪型が。

「あれ? ベラちゃんも戻るの?」

「ええ、一緒に戻る話が来てませんでした?」

「あー、うちの連絡忘れです!人数割り振りに問題はありまへん!」乗船名簿画面片手に、船上から凛ちゃんが声を掛けてきます。

「えーと、ベラ子陛下に学生さん二名、間違いなく乗船対象ですね。とりあえずこちらへどうぞ」静香さんが乗船を促し、貴賓船室にご案内。

そして少年少女の家の担当指導女官に引き渡しを終えた静香さんが戻ると、精気使用連絡が来ます。

「このさいどすらすたー言うのは便利でよろしいですな。村上さんとこにもこの手の洋船持たしたろか」船を真横に滑らせるように動かしながら凛ちゃんがのたまいます。そーいや、凛ちゃんちは村上水軍とお付き合いがありましたね。

「よーし伸帆はじめ!」紺碧騎士団所属の船員女官の掛け声一下、マストに登った少年組が帆を縛る紐を外して行きます。

「痴女皇国推奨仕様の船だと伸帆縮帆は手元一発なんですけどな、これは実習船なんで、敢えて人手でやるんですわ。横帆合計三枚なんで、みたいな十枚以上張るような大型艦よりはるかに楽でっせ」

「高い場所に登るのよねぇ。あれあたしには無理じゃないけど、ちょっと頑張る必要あり。女で高所恐怖症じゃないって結構珍しいからねぇ」

「だりあはんがめっちゃ得意なんですよ、木登り。あとあるとはん。あの帆桁の上で普通に立ちはりますな」

「まぁ、あの二人は潜入活動を指導指揮する立場だからね。あたしは戦闘服着ないとあれについて行けませんでした」はい、広報の裏の顔でのお仕事の際にとび職や、何とか素子さんまがいの高所作業がありましたからね。

で、がんつ服の戦意高揚機能を入れてやる気にならないとダメな荒場が結構あったんですよ。

出来ないとまたぞろマリーにねちねちやられかねなかったし。

だからマリー、あたしは根に持ってないけど聖院では手加減してあげなさいよ? いい意味で「マリーさんに鍛えられたおかげで今の私がありますから」って言ってくれる子をちゃんと作っとくのよ? パンチさん講師の慕われる上司女官講習、一緒に受けたでしょ?

(は、はいですわ…ぱわはら認定は嫌ですから頑張りましゅ…)

あとマリーが年下を苦手なのはわかります。

ショタ趣味にハマれとは言いませんが、少女女官指導のためにも未成年慣れしといた方がいいわよ。

聖院でも孤児収容プログラム、いずれ導入する話になってるし、たのきちが聖院見学実習の件をそっちのマリアちゃんに回してるはずだからね。

(もろにあたくしの所轄になりますのよねぇ…)

児童への接し方はダリアに相談しときなさい。

あの子は孤児院経験もあるし、非行児童の心理には精通してるから。黒薔薇業務がなかったら保母さん適任者として修学寮担当にできるくらいよ。身辺にそんな子がいるんだから活用なさいな。

(はい。ありがとうございますわ…)

そうなんです。孤児を収容することイコール、この時代では非行少年少女…それも少年刑務所送致クラスと接する事になるんです。

で、少女は痴女化して女官候補にした時点で矯正処置が勝手に始まるようなものなのですが、問題は少年。

たのきちと二人して、少年心理の観察のために日本の少年院やら少年刑務所やら、そこまで行かないけど一歩手前ばかりを収容する福祉施設だのを視察させて頂き、場合によっては直接に少年と一緒に過ごさせてもらったり。

ショタ趣味に走るにしても同じですが、まずは少年に信頼される事から話が始まります。

マリアちゃんの許可も得た上で(もしも貴方たちがこの施設を出ても社会に居場所がなくて困ったなら、行き詰まる前に必ず大阪市天王寺特別区のイギリス領事館に連絡しなさい。どこそこ学園卒園児の…浩史君なら原田浩史ですが、痴女皇国の田中雅美さんか田野瀬麻里子さんにご相談したい事がありますと、自分の名前と出身施設をはっきりと伝えてね。今の日本の水準の暮らしはさせてあげられないかも知れないけど、必ず人としてまともな暮らしができるようにはからいます。ただ、あたしたちの言うことは聞いてね。なんか連合の珍しい走り方する怖い人が一万人来ようが、どっか民主主義人民共和国の暗殺部隊どころか、連邦宙兵隊の特殊部隊の人が何万人来てもあたしや田野瀬さん一人に勝てないのは聞いたよね?)と、NBや英国・イタリアでの成功を受けて日本政府と試験的に進めている社会不適合者救済プログラムの案内をしてあげます。

そして修学寮の実態とか罪人寮の話の過程で「ご褒美」の光景を聖環で見せてあげたり、軽くドレインしてあげながら我々の方針を伝えたり。この辺のエロ行為が混ざる作業、後輩たのきちには苦手なのがわかってますから、私が代わりにやります。

さすがに日本国内の施設で痴女皇国での服装に変わるのはまずいので自粛していますが、痴女皇国民または長期派遣扱いで向こうの要職者だとは事前に伝えてありますし、私たちが向こうでどんな格好かは、聖環の映像で見せてますから。

「ええーっ!本当にこれが制服なんですか?」

「そーよ。ちなみに罪人寮にいる囚人さん、こんな感じね」と、騎士服に率いられてる褌一丁の罪人だの、運動場で整列してたり、警備騎士と組んで仕事してる人たちを見せます。適度な運動と食事のおかげで、デ部な方は一人もいません。

そして、明らかに格闘ゲー向きな体格の人物が目立ちます。

あたしたちの仕事には、こういう犯罪者を預かって刑務所みたいに働いてもらう事もありますからね、と言い聞かせながら。

これ見せると、頭のいい子は一瞬で悟りますね、やっぱり。

これだけガタイのいいのが整列してる理由とか、なぜ目の前のおばちゃん直前な女が自信に満ち溢れて食うに困ったなら来いと言い切るのか。

「うん、あなたたちより更に凶悪なのでも言い聞かせて来たから。聖院時代から通算千年の間に…下手したら一千万人か億単位で、ね」そしてマイレーネさんとアレーゼさんを見せてあげます。

「こっちの眼鏡かけたおばさんが、うちの欧州本部長で元・女官長。こっちは南北米大陸開発本部長で元・騎士団長。どちらか一人で連邦側の地球を壊滅できると言ったら信じる? ちなみに嘉手納基地の宙兵隊陸戦部隊の将軍してる人、マイレーネさんもアレーゼさんも知ってるけどね、足止めだけでも核兵器装備した全部隊出撃命令出しても自信ないってはっきり言い切って、連邦政府に公式報告も提出してるから。この意味もわかるよね? あたしか田野瀬さんだけでも、本気出したら日本の自衛軍と戦って勝つ自信あるよ」とにこやかに告げます。

「だから、本当に真剣に困ったら必ずおいで。絶対に何とかしたげる。あたしたちの力は人を滅ぼすのじゃなくて、助けるために使ってるって実例を体験させてあげるから」と必ず言い添えますけどね。

「しかし雅美はん、ほんまにヤクザもんとか相手に手慣れてはりますな。うちの銀次が感心してましたで。あるとはんもせやけど、うちの組に来て欲しい人ばかりで」

「九鬼家でもそうですよ。船団か軍勢任せられそうな人がようけおるから安心してお付き合いさせて頂けると」

「まぁ、うちは頂点があれだから、やさぐれてるから」ほほほ。

(いーじゃん、あたしの半グレキャラだから痴女皇国は今まで持ってきた一面は否定できんでしょ?)

「まーね。でもベラちゃんはその辺、ちょっと不安かなー。なんだかんだ言って育ちはいいのよ、あの子…」

(だから逆にあたしが買ってんのよ。あれはもう見た目が痴女皇国そのものじゃん!あたしが擬態解くよりあの子が頂点な方が絶対いいって!)

「マリアちゃんにとっちゃ妹だもんねー。だけど過保護はだめよ。必ずベラちゃんの意志で、重大な決定を下せるようにしとかないと、マリアちゃん離れ出来なくなるわよ」

(正直半分諦めてる。あいつは割と何かに依存する。イタリア人の血という気もするんだよなぁ…ベラ子には色々やらせてるけどさ、日本への留学が終わったら修学寮もある程度噛ませてもいいかも知れないなぁ。やっぱり、人間の感情や心理をよく知るようにしたいんだよ。あたしたち痴女種にアタマ押さえつけられてるだけじゃなくて、自分たちでも自分をよくしようって方向で指導するようにしないとな)

「ま。貴洋さんの件とか、うちの裕美とか色々あったしね。…そうそう、◯日本鉄道さんと福岡県に対してのリニア誘致支援融資の件の伝達、誰にやらせるのよ」

(若様から田淵君経由であの党の県連本部に書面で流させた。博多から品川まで2時間半。これをどう活用して九州興隆に繋げるかはあんたら次第だよってね。ま、やられ号出して押しかけてくるくらいだから、泣きつきたく気持ちもわかるよ。だから助けてやるさ)

「転送ゲート与えてもいい気はしたけどね」

(ありゃまだ時期尚早よ。かーさんがフットワークの役員だった時代ならもう少しゴリ押しできたけど社会情勢、少し変わったしなー)

「痴女皇国作っちゃったしね」

(とりあえずラッツィオーニ閣下と、うちのやさぐれジジイが生きてる間に何とかすりゃいーわ。それに、連邦社会こそ元来、マリアンヌとスザンヌの仕事の範囲だろーがよっ)

「それだけどさ、今、ジーナちゃん割と空いてはいるわよね。何ならジーナちゃんにNB政界入りさせてもいいんじゃない? ワーズワース大公の希望、もともとはジーナちゃんが実質の跡継ぎでしょ?」

(フレデリック君が育つまでの、だけどねぇ。ま、あたしか、はたまたかーさんのどちらかがNBに行くべきだってのは理解してるよ。アグネスさんからも、どちらでもいいから一人は来て欲しいってお祖父様がぼやいてるの聞いてるから)

「確かにマリアちゃんを痴女皇国に残す方が、ベラちゃんの件もあるから良いとは思うのよ。ワーズワース家やNBの事もあるから強くは言わないけど、マリアちゃんもベラちゃんも、あたしたちにとっては一種の家族だからね。意見は意見として聞いておいてよ?」

「あー、差し出でがましいようですけどな。静香はんから意見があるそうで」

「まりあ様。連邦側での妹様方ですか、マリアンヌ様とスザンヌ様。あの方々、連邦やえぬびーだけで暮らすのではなく痴女皇国と接点がない暮らしで人生を終えられるのでしょうか。もしもちきゅう連邦やえぬびーのまつりごとの頂点としてお考えならば、いくばくの時でも痴女宮に来て頂いて、わたくしどもと交流を図る事も視野に入れておく方がよいのではないだろうかと申し上げます」
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