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ほうかご痴女宮日誌・かい尻ゾロ目
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えー、マリアヴェッラです。
皆様にお伺いしますが、親が犯罪を犯して警察に引き取りに行った経験がおありの方はいらっしゃいますか…。
まぁ、普通に日本国民をしておられた場合はこんな経験はせずに人生を終えるでしょう。
ですが、あたしは行きました。
更に、その実母が国家要人で皇族で…とどめに夫婦で逮捕されています。しかもそういう犯罪を取り締まるはずの騎士団長と将軍まで一緒に…。
こんな汚職めいた状況、某国とか某国でも経験しないんじゃないでしょうか…。
ええ、商人や銀行家の汚職が蔓延していた中世時代だのマフィア全盛期だののイタリアでもあり得ないとは思います!
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「ふむ。罪状は業務用施設不当利用と」
「ですねぇ。他に適用できる罪状がありませんし。あと、迷惑防止条例違反くらいですかねぇ。なんせ英国国教会建物の2階以上から丸見えに近い場所がお気に入りだったようですから」と、取り調べ記録を見ながらディードリアーネさんがのたまわれます。
「はぁ…やるならもう少し遠い場所にしろやと…」頭を抱える姉。
「一応首謀者が聖母様ということもありますし、今回は私どもで判断が付きかねますのでお身柄は皇族の方に引渡しっと…」調書にサインしたらしきディードリアーネさんが晴れやかな笑顔でおっしゃいます。
「正直申し上げまして、これ以上続くようでしたらダリア団長に話をと思いましたが…当の団長が一味に加わっておりますと、はてさて誰に訴え出たものかと考えておりました矢先、陛下が来られましたのでご報告させて頂きました。英国国教会から苦情が来る可能性は低いとは存じますが、よりによって、曲がりなりにも信仰対象が青姦派ですからねぇ…」
「…頭が痛い話があったら、あたし直接でもいいよ。…ま、今回はダリアはもとよりアルトでも絶対断れない話だったろうから、その辺は斟酌してやってくれ」
「了解しました。では関係者の身柄、マリア陛下とベラ子陛下に引き渡しますので、あとはよしなに」と言って立ち上がるディードリアーネさん。
はい、ここは門前町警備本部1階の治安係事務室です。
まぁ、警備本部の受付だの町の皆様の生活安全相談窓口だのがある場所とお思いください。
ちなみに日本の警察と違って、淫売宿や飲み屋の営業免許は納税処で出しますので、ここは純粋な取り締まりの場所ですね。
「お、エレベーターついたのか。確かに犯罪者は階段使わせたら暴れるしなぁ」
「吸い取って動けなくすると、それはそれで厄介ですし」
「2階が捜査係、3階が警備騎士詰所や食堂ですか。あたしが警備の時はなかったからなぁ、ここ」そうなんですよ、あたしも警備騎士経験者ですから、この界隈はある意味庭のようなものなのです。
「外航船の寄港増加に伴って一見も増えましたからね。警備部組織のままじゃ回らなくなりましたから」そそ、南洋王国はともかく門前町を含む痴女島の土地ですが、痴女皇国が南洋王国から一括租借する形に改めました。従来は聖院宮と聖院湖周辺が痴女皇国領土だったのですが、島丸ごと痴女皇国領土にしたようなものです。
なお租借期間は一万年、貸主の南洋王国が消滅した場合土地権利は痴女皇国が継承する内容とさせて頂きました。
(痴女島が欲しければ頑張って国を維持しろって事だな。あと、うちがいくら儲けようが何をしようが、賃料定額よ。割譲条約を結ぶ事も考えたけど、南洋王国に対する保護が必要になる可能性があるから敢えて賃料。更に前金で百年分払うのと年額で貰うのとどっちがいいという話をして割引さしたった)
(あの値段はない、ないわ…しかも絶対に現王朝が倒れる事見越してるでしょ…)
(はっはっはっ人聞きの悪いことを言うもんじゃないよベラ子君。あたしは元来ここを植民地にするはずだった国土海面下国に代わって東方貿易の拠点にどないやと、イスパニアに話をしてやっただけだよっ)
(聖母教会の聖地保護のために治安維持軍をジャカルタに常駐させろとか基地作らせろとか侵略示唆そのものじゃん…)
(だって鬼退治の時も全く動く気配ないしさ、せめて私らの手に負えまへん痴女皇国様何とかしてくださいと一言言ってくれてたら、あたしのご機嫌は変わってたよ? なお同様の難癖はマラッカ沿岸の虎魔王国とか獅子嘔吐国にも行ってる。マレーシアには鯖挟国、シンガポールには英国が因縁つけております。お前ら鬼退治の話せずに、わしらの宗教の聖地襲わせる計略やったんかアーンとヤクザな因縁をつけて港を租借する予定)
(痴女皇国開国期のマリア姉のやりくちが何となくわかる気がする…)
(いやあの時はもっと簡単…でもないか。内乱やら領地争いやらで揉めてる地域にダリアとか行かせて重税やら徴兵やらで弱ってる話を仕入れて、んであっちはこんな感じで領民に不満たらたらよと敵対国に流す。で、相手が弱ってるとみた敵国が好機と見て攻め入ったところでお前ら何やっとんねんと、うちが介入して両方まとめて捕虜または吸い取り。ついでにどさくさ紛れに人民保護とか両勢力から有力者拉致)
(鬼よりひどい気がする…)
(アレーゼおばさまやマイレーネさんに怒られないレベルだとこれが限界だったの!一応は戦乱で困ってる人民保護名目なんだからいーじゃん!)
(はいはい、とりあえず頭の痛い人たちを引き取りますよ)
で、4階の一角にある留置区画。
飛び降りて逃げられないためらしいですが…。
ディードリアーネさんの聖環で透明の扉を解錠して開いた先には、両脇に牢屋が並んでいます。
まず、ここの牢屋。檻の下半分が扉と似た透明の素材です。
上は普通の鉄格子。
そして、透明の部分が不透明になった牢屋がいくつか。
「女性を収監した場合、トイレを使うとか着替えなど、壁のスイッチ操作で5分だけ半透明になります。再使用は看守を呼んでリセット」
「あーあー、監視の都合でダリアから相談受けたわ。んでタイマー付きの可変透過液晶入り女性独房用ドア作ってる会社と交渉して特注仕様作らせたんだ…」
「その相談した本人が入るっていうのも困ったものよね…」
「冤罪です!」
「なぜあたくしまで!」
「うるせぇっ!淋の森の行き過ぎを取り締まる立場の奴と、そいつの上司が雁首揃えて何してけつかるんじゃ!…と言いたいがアルトとダリア。お前ら一緒にした上で敢えて拘束してない理由を理解してくれたようで何よりだ」
見ると二人とも、言われた通りに床敷物の上に正座していますね。
看守が見回りに来たり、取り調べで呼ばれるために留置場の扉を開いた際には正座しておく決まりがあるそうで…。
「そりゃ、あたしたちが牢破りとかしたら、それこそ警備の秩序に関わりますから」
ダリアさん、ぶっすーと膨れています。
なんか超久々にマリア姉に犯されたのが堪えたようですね。
「うう、ジーナさまにお付き合いしただけなのに、よめにろうや送りにされた…ですから立場はわかっておりますが、世の中ことわれない話があるのです!」
同じく、逆レイプ…というのでしょうか。
ダリアさんの後で一分かからずに倒されたアルトさんが涙ながらに訴えています。
「だから困ってんなら即、あたし呼びゃいーだろーに…事後相談じゃ遅い場合もあるんだよ。ほうれんそうは痴女皇国の国是だろ? とりあえず出してもらえ」
姉から目で合図されたディードリアーネさん、聖環で扉を開けてあげてますが…。
「あじがじびれまぢだ」
「これ正座の習慣がない人には拷問っすよ!…ディードリアーネ、今後は三角座りで待たせようね!いいよね!」
「自分がやって辛かったから房則を変えるのもどうかと思いますが、とりあえず改善案として発議はしておきます。ダリア団長に送っときますから承認出してください。あと、あたしのシフトを淋番淋専門前町専門にするの絶対やめてくださいね?上司に変態専門家に見られてるみたいで嫌なのわかっておられますよね!アルト閣下からも何か言っといて下さいよ!」
「まさか門前町って変態が…」
「います。淋の森でちんぽ出して歩くのとか下半身裸で歩く人とか」
「ディードリアーネ…あのさ、まさかそれ外国人?」急に真っ青になって姉がディードリアーネさんを問い詰めます。
「あー、マリア様にも話流しておく方がいいか。靴や帽子は身につけてるんですよ。で、何でそんな事するのかと警備が尋ねたら、紳士のたしなみとか答えるんですよ。外交官随員だから手荒に扱うことも出来ませんし、とりあえず教会の関係者呼んで引き取ってもらう事態がありました」
(おい…そーゆー話はちゃんと共有かけるか報告しろよ…今は他の目があるから言わねぇけど、これ、ベラ子じゃなくてあたしの治世だったら堤防行きだぜ…)
(ひぎぃいいい!ももも申し訳ございませんっ!おおおお許しくださいっ!)ディードリアーネさん、昔、何があったんですか…堤防という言葉を聞いた瞬間にガタガタ震え出してるんですが。
(あー、単純な話。黒グッズ出てくる事も多かったから。それはともかく、いいか…英国人のやらかしはなるべく穏便に済ませたいけどさ、あいつらは自分たちでルールを作りたがる癖によその法や秩序に挑戦する傾向があってな…何を考えたか連邦基準の昔に生麦事件やらかしたり、はたまた皇居のお濠を全裸で泳ぐとかな…だからアホやらかした場合には迅速かつ毅然とした対応も必要な時があるんだよ…例えNBや英国関係者でもナメた真似すんなよって薩意を込めた目で説教ぶちかまさないと解ってくれないアホがいるんだ、たまに…やるなら撮り鉄の前で自転車に乗ってポーズ決める程度にしてくれよ、全く…)
(よく理解致しました…)
「今後は変態には注意してくれ。他所はまだしも痴女皇国まで来てわざわざ変態行為に励む奴は必ず何か問題があるんだ。例えばこのおばはんのようにな!」
「たしかに問題がありますね」
冷酷な目でディードリアーネさんが、獄内を見ています。
ええ。
あたしから見ても問題ありまくりでしょ、これ。
「何をしてるんですか…」
「いやその性教育」
「だから僕は反対したのですよ!」
クリス叔父様が涙目です。
何故アオザイ着せられてる上に股間剥き出しなんですか…。
しかも周りに高校生四名とブリュントレーネさんまではべらせて!
「かー様。溜まっているならそう仰って頂けますと、何もこのような場所ではなく21階とか23階でわたくしがお相手致しますが…ここ、牢屋ですよ…」
「つーかベラ子。まず、何故ちんぽを見せているのかから聞こう。といってもあたしにはこうなった経緯は見えているし、ベラ子にも同級生からの感情が読めてただろ」
「ええ…痴女種と通常男性の違いをという名目なのはわかりますけどねぇ」
もう、何かこう、色々と言いたくなるのですがあまりに衝撃的な状況に頭が追いつきません。
皆に囲まれてちんぽ見せつけてる母親とですね、それに付き合わされて涙目の見た目ショタな夫君を見たひには!
「確かに参考にはなるんだけど、その、大きさとかがあまりにショッキングすぎて…」
「結婚したらこういうの入れられて子作りするんですか…」と、男性経験のない二人。
…残り二人、宇賀神ちゃんとおキヌちゃんも実は男性経験はないのですが…その、痴女化処理をしまして…。
「まぁ、限定万卒の二人も実質的には男性経験なし、痴女経験が全てだけどさ…しかしかーさん、一応この子たちはベラ子の同級生なんだから、聞かれたら教える役はベラ子の仕事だろ…」マリア姉も呆れ果てていますね。
「クリス父さん。あたしは娘として非常に言いづらいんだけどさ、ネイキッド・バイクライドとか全裸系イベントが大好きな某国とNBの国民としても、この光景は正常だろうか…」
「好ましくないのは確かだね…」
わかってくれよという目で見るクリス叔父様。
まりあ状態な姉と叔父様が近くにいると、見た目は姉弟と言う感じなのですが、これが本当に本物の父娘だったりするんですよ。
「まぁ、父様がこう言う時にかーさんに押し切られるのはよく理解しているし、高校生諸君もクリス父様は巻き込まれただけだというのを理解してくれるだろう。で。主犯のかーさん」
「な、何じゃ何じゃ…」ずい、と一歩前に出る姉に怯える母親。
「ベラ子。あたしも痴女皇国開闢直後からすると人の心を取り戻したというか、それなりの善導路線への回帰を果たしたつもりだ。そしていつぞやの懲罰服オフ会の件で受けた屈辱、今更のし付けて返すような大人気ない行為をする気はない。だが、妹にして痴女皇国皇帝たるマリアヴェッラに聞きたいんだが、今のこの姿を見て、いかにあたしらの母親とは言え痴女皇国初代聖母の上に、あたしらの日常生活を管理する皇帝室長の役目の人物を、ここで単に身元を引き取って23階に連れ帰るのは果たして痴女皇国の秩序を保つ意味で適切な行為だろうか」
「長いです姉さん。あと恨みの怨念が微妙にこもっています」
「仕方ねぇだろ!あの懲罰画像を何とかして撤去するのがあたしの悲願なんだよ!…と言うのは置いといて、後輩諸君。あたしは別に母親の変態行為で迷惑をこうむったのならまだしも、まぁ、痴女種に興味があるのはわかるので、この際未成年者にそんなもん見せるとか性交を見せつけるとか云々は痴女皇国だし置いとく。ただ、今後はそーゆー話はマリアヴェッラに頼んで欲しいんだわ。それは納得してくれるよな?」うんうんと頷く学友たち。
「あとさぁ、正直、この件もあって修学寮にこの子達を移す方がいいんじゃないかという気もしたんだが…その…うぐぐ…」
「マリア。さすがにそれはやめとき。あと…あたしの件を云々言うのもさりながら、そろそろ本気であれ何とかしとく方がええんちゃうんか…そもそも修学寮拡大と福祉施設化については雅美さん案件やし、あたしの所管というよりは初代様の管轄やろから黙ってるけどなぁ…」と、急に真顔で言う母親。
「あ、ベラ子には制限かけてたんだわ。ごめんごめん。お前に流すと紛糾する可能性があったからな…一言で言うと逆ろりや」
「え」
「何ですかそのロリヤといういかにもな名前は」
「なんか共産主義時代のロシアにそういうのがいたような」
「あー、痴女皇国では未成年性犯罪の代名詞扱いなのよ…」と、自分の聖環でろりや ひみつけいさつとか、ふらわーげーむという単語で検索した結果を各々の聖環に送信してあげます。
「うげげげげげ、何ですかこのロリコン犯罪者」
「ナボコフがロリータを書く前からこんなのやってるんですよね、このおっさん…」
「ロシアという国がロリアと言われてしまいそうな」
「ジーナさんには悪いんですけど、そりゃ、こんなのがいたら身体の祖国とか言いますよね…」と、憐れみの目を母に向ける我が級友。
「あー、…もし困る嫌だって修学寮児童からの話があったら速攻で介入していいって初代様からは言われてるんですよ…その修学寮内の話…」と、困った顔でダリアさんがおっしゃいます。
「ですが、ダリアはもとよりあたくしにも。更には美男公や初代アルトリーネ様にも困った話は一切来ておりません。それどころか…ダリア…」ああ、未成年関係の話題、トラウマがあるアルトさんが話すには辛いんですね。
「えーっと。直接あたしが行って修学寮内の状況を調査しました。結論から手短に言います。罪人寮の慰安時よりも更に幸福感に満ち満ちた雰囲気でして、下手にやめさせると反発が必ず予想される事態です。ですが、あの子たちの将来を考えるとですね。ですね…今から痴女にハマらせていいんですか」
これあたし処理するの嫌、少なくとも関わりたくないという感情がだだ漏れです。
ダリアさんも聖院に来た経緯が経緯だけに、今では児童福祉に関しては慎重派というか、なるべく教育によろしくないものには見せない触れさせない方に天秤が傾く傾向が強いですね。
(言っちゃなんですけど、あたしが生まれた時代のフランスってかなり…うん、ルクレツィアさんのお兄さんの若い頃のピサやフィレンツェも大概だったと思うんですけど、それとタメ張りますね。端的に言うとインド状態。だからせめて痴女皇国では非行に走りそうなものは見せたくはないんですよねぇ。見せた方が教育になるものもありますけど、あの時代のパリとか毒が強すぎますよ)
(あたくしのところでは犯罪に走るのはいませんでしたけど、力で支配するような子供ばかりでしたから、ほら…)ああ、アルトさんが女番長してた…あたくしの歴史に毎日1ページ書き加えていた日々ですね。
(なにをおっしゃるのですか! あたくしは売られたけんかを買っていただけです!)
(えーと、ナディアです。姉、未だにうちの一族周辺では恐れられていますよ。こないだ来て頂いた時に人の姿が少なくなかったですか…よりによってあのサレルフィールが聖院騎士になって、しかも幹部とかどんな悪夢だよとかですね、身を隠す者多数でして…いえ、おかげで妹の私も子供時代に無用な争いを避けることが出来て楽は楽だったんですけど)と、聖院世界からわざわざナディアさん参加。
(ぬれぎぬです!)
(ねーさん…今度、私と一緒に鳥羽の実家に行きます? 当時、姉さんにしばかれたワージドとかムンタキム辺り呼んで証言させましょうか?)
と、その時。
(あああああああ!あたしは馬鹿か!)と叫ぶ人が。
言うまでもなく姉です。
かわいそうに、激務に耐えかねてとうとう…。
(こらベラ子。あたしが病院の世話になるような狂い方をしねぇのはわかるだろ。いや、ごめんごめん。ちょっと修学寮絡みの問題について考えてたんだけどよ…とりあえずディードリアーネ、ちょっとこの子達も含めてあたしが引き取るわ。今のあたしの思いつきをそのまま実行すると、今後の淋の森の警備方針にも関わるから、このまま本部内の部屋借りて話をしてぇんだけど、空いてるとこあるか?)
(三階の会議室か五階の修練場が空いておりますよ。会議室でよろしいですか?)
(ん。案内してくれ)
で、警備本部三階の会議室。
「さて、あたしがさっき奇声を上げた件なんだが…その前に、ディードリアーネに教えて欲しい数字がある。今現在、淋の森で客を取ってる野良売春婦の数と、あそこでやってる変態の目撃件数だ。立ちんぼは納税系のステータスデータである程度わかるけど、変態については警備担当でないとわかんねぇだろうからな」
「そうですね…単体の変態、つまり取り締まりの対象になるのは週に数件。あと性交している変態も同数くらいです。あ、クラブジュネス関係や痴女宮関係は除外した数字ですよ」
そうそう、そもそも痴女が支配者たる痴女皇国、場所によりますが屋外性交それ自体は犯罪に問いません。
ただ、相手のいない単独の変態行為は単なる露出なので処罰します。
理由は、そんな事して精気無駄撃ちするな。そんな精気があるなら痴女皇国に献上しろ、となります。
ちなみに同様の理由により、各聖母教会には「男性の自慰は罪である」という教えを徹底させていますよ。
「ふむふむ。…予想したより少なくなってんな…まぁ、うちの国は門前町も含めて住民構成が特殊な上にも程があるから連邦社会の変態とは傾向が違うんだろうな…」何やら考え込む姉。
「マリ公。あんたまさか、エイトテール市のあそことかみたいなん考えてないやろな」
「そのまさかだよかーさん。つーかあんたがアレやりてぇんだろうがよ!…まぁ、学生さんや皆には説明した方がいいだろう。ちょっとかーさん沈黙希望」
「しゃーないなー」
「で、さっき話が出たデュラビリティトレジャーテンプルな公園だ。実はこの公園、変態が出るので有名なんだよ」と、聖環を操作して、画像や動画も含めてくだんの公園がどういう使われ方をしているのか教えてくれます。くれますが。
「うえええええ、ほものはってんばだけじゃなくて女装もですか…」
「ちんぽを出してしごきながら闊歩してって…ここ日本ですか? 猥褻物陳列罪が適用されないんですか?」
「女装した男の巣窟やないか…アナルプラグを入れたまま散歩とか青姦とか色々きついのが多いんやな…」
「えー…つまり何ですか、ここは一時期の淋の森を更に野放しにしたような場所なんですか」
「マリア様、これ変態慣れしてないとキツすぎますよ…」
「ほもはまだわかりますが、なぜおとこなのに女のかっこうをするのでしょう…」
と、見た人間全員ドン引きする悪夢の連続です。
「みんな、確かにこんなもん見せられたら寝覚めが悪いことこの上ないだろ。だけどな…我が国の国名を言ってみてくれ」
「痴女皇国」全員が見事に息を合わせて言います。
「つまり、痴女の国をやっていて痴女種であるあたしらが行儀よい性交ばかりでどうするんだという根本的な思いつきだ。行儀のいいまぐわいなんて、聖院に任せときゃいいんじゃねぇか、と言うのがあたしの提案だ」
「先輩、確かにそれは当たってますよ。当たってますが…」
「痴女皇国の刑法については存じていませんが、少なくとも警備の騎士の方々の頭を痛める話になりそうですね…」
「いや、痴女宮の中は秩序はあるにはあるよ。問題は英国風の変態なんだ。その…言いたくないんだけどさ…父さん…ちょっと頼めねぇ?」
「はいはい。マリアの言いたいことはわかるよ。別に英国に限らないけどさ、何とかマップや何とかストリートビューに映ってるような露出狂をアダルトビジネスにしたい。こうだね?」
「ありがとう…つまり、あたしとしちゃ、連邦社会の日本だと猥褻物陳列罪、イタリアやフランスやブラジルなどでも売春婦だから許されてるような格好をしてるのもピンクビジネスの一環だって思ってんだよ」投稿写真どーたらという、露出狂な変態さんばかりの画像を見せながらマリア姉が力説なさいます。
「でもこれ、イタリアならかなり見逃されそうな…」ボディコンシャスで透け透けな格好をしている女性の画像や映像を眺めたあたしの感想ですよ。
「それはイタリアだからだよ。マリーんちなら場所によっちゃド顰蹙、ロンドンだと完全に場所を選ぶな」
「こんなの日本にいてるんですか? …栄ならいるな、たまに…」
「ああ、あたしの出身地から、もうちょっと南側の辺りにそういうの大好きな夫婦がいて捕まってた事件があった気が…」
「開放的な土地柄かはわからんけど、九州にはこの傾向の素人が多いとか聞いた事あんだよ。ま、それはいいんだ。かーさんの行為で思いついたんだけど、ある程度は変態の需要を満たしたい。英国人の変態精神を呼び起こす…しかも建前上は聖職者の居住する施設の側でやったから今回は問題にしたわけだけどさ、これが場所を選んでくれていたら、聖院はまだしも痴女皇国としては別に犯罪でも何でもない。むしろ推奨行為じゃないのかという考えもできると思うんだ。…付き合わされる父さんにはたまったもんじゃないだろうけどね」
「まぁ…ダリアやジーナさんがいてたら治安上の問題はないとは思うけどね…」
「確かにここは痴女の国ですからねぇ。私たち警備にしてもがんつ服警備バージョンですし」
「ふーむ、マリア先輩。私の故郷では青姦は割とありといえばありですよ。私はしませんでしたけど、バイクや車を持っている先輩と以下略というのが偏差値低い系の処女喪失のパターンです。で、ラブホテルに行かずに、ちょっとした酷道や険道というんですか、人の来ない場所に行って以下略」
「あたしのところも似たようなものですね。ほら、うち、豆腐屋さんが真横向きながら白煙を上げて峠道走ってきてお豆腐届けに来るような県でしょ、そういう場所には事欠きませんので…私は流石にそういうお付き合いをすると、勅使河原さんちのお嬢さんが誰それの車に乗ってたよって話が翌日には街中に回るような土地だったので絶対にできませんでしたけど…ははは」汗をかきかきおキヌちゃんがおっさいます。
「むうーっ、これはお国柄もあるのね…確かにいわゆる高○屋系ナナちゃん待ち合わせ系の先輩後輩同級生、処女喪失の経緯はともかく、格好はお前らそれで女子高生中学生小学生かよってたわけ、結構いますよ。小学校の時から親の方針でド派手な格好させられてるのもいましたし…」
「だねー、あずさんのとこって派手な子じゃ大阪や神戸と張り合えるんじゃない? うちは元々空港に近かったから大阪より東京だったし、百万石市にしても新幹線が出来てから東京圏内になっちゃったせいで、あっち寄りの割と地味系が主流になったけど」
「大阪と一緒にせんでください!」
「あずさちゃーん。うちもマリアも大阪出身やねんけど…」
「こらこらかーさん、喧嘩売ってんのかという目でだぎゃーエリアの人間を見るんじゃねぇ。確かに大阪と名古屋というのは近いし交流がある割にお互いを「あそこと一緒にするな」って傾向が強いけどよ…」
「で、マリアねーさん。考えとしては、露出狂の変態が仮にいたとしましょう。その変態から精気とお布施を頂く性行為の方法を何とか考えられないか。これで良いでしょうか?」話をまとめるためにあたしが介入させていただきます。
「んだんだ。でさぁ、後輩諸君で女子中学校とか純粋な女子高だとさ、バーバリーマンな変態が出たらキャーキャー言うだけだろ?」
「いやあたしらの時は、先輩から出ると聞いてたから完全無視。通り過ぎてから小さいとか剥けてないとか品評会やってたけどな。その場で刺激するような事を言って凶暴化されても困るし、場合によっては変態が喜ぶから完全無視が一番効くと。変態の方でも女子高生を襲ったら確実に警察沙汰になるのがわかってるから、まず、ちんぽを見せる以上はしてこない。やってせんずりこくくらいと言われてたし」あーそーか、ジーナ母様は女子高出身…。
「まぁ、後年に歩く18禁な格好や屋外性交を好むようになるおばはんの女子高生時代はともかくだなっ!あたしたち痴女種にしてみれば、いかに変態といえども一般の男、ねじ伏せ取り押さえるなど雑作もないんだ。だがそれをやっちゃあ商売にならねぇんだわ。そして、変態と遭遇する可能性が高いうちの女官ってどこの担当が多いだろ?」
「あ、マリアねーさん。財務の淋番はまだやってますよね」
「もっちろん。財務の連中にはあれが貴重な機会でもあるからなぁ…ただ、ディアディリーネ曰く、件数は減ってるんでクラブジュネスに行く方がいいらしい。つまり、純粋な淋番に行く女官は減少しているんだ」
「まーりーあーさーまー。まーさーかー」ものすごく疑わしそうな目のダリアさん。「いや、あたしは言われても普通にはいはいはい変態乙って感じで出来ますけど…」
「まぁまぁ。そりゃ警備騎士次第だろ。それに今はローテーションがあるから絶対に女官を経験してない騎士はいないはずだぜ、つまり理論上は対応できるんだ」
「ええええええ、それって…」
「日本で言うと、変態に遭遇した婦人警官がそのまま個人的にウリビジネスを始めてしまうことになるのでは…」
「ああ、日本の高校生諸君ならもちろんそうなるだろう。しかしここは痴女皇国、しかも警備騎士は全員、聖娼経験者じゃん。だから変態に遭遇したら、その場で青姦持ちかけてお布施もらえば精気の無駄捨てもないし変態も喜ぶんじゃねぇか? ついでに淋の森巡回時は警備に見えねぇような超ド過激な格好で巡回」
「何ちゅうことを考えるんじゃこの娘は…いや待て。マリ公。これはありかもわからんぞ…」
「ねーさん…思いつきはわかりますよ。警備としてはその辺どうか、ダリアよりはディードリアーネさんに聞くべきでは。あと母様が露出狂な衣装の出番がと内心めっちゃ乗り気ですよ」
「わわわベラ子バラすなや!あたしの欲望を以下略!」
「…かーさん、あんた、何でエマ子ボディなのに変態性欲が矯正されてねぇんだよ…あいつに言っとこ」
「そんだけエマ子が精巧に人間や痴女種の思考行動を模倣してるんやろ。せやけど締め付け過ぎた淋の森の活用としてはアリちゃうん。内務の初代様に話したら、別に警備専任の騎士に負担をかけるんやなしに、手空きの女官にオープンクロッチなバキバキの変態衣装着せてうろつかせろ言う話になるかもわからんぞ」
「えー、かー様…それって、クラブジュネスのステージに上がるとかあの店の中の格好まんまで淋の森をうろつかせるって事では…」
「ジュネスの子はもともと店で捕まえた客を引っ張って行ってるねんから、淋の森をヤリ場に利用してるだけやろ?」
「それとな。後輩諸君にはこれこそ、日本の常識は痴女皇国の非常識だと思ってもらえる話をしようと思うんだ。現在、未成年就学児童については修学寮預かりの福祉特待生として14歳までは聖娼業務や罪人業務を免除している。そして、自慰行為を覚えた児童については男女年齢を問わず精気吸引対象にしているんだが…。修学寮内で性行為に及ぼうとしたバカが結構いると雅美さんから報告があってねぇ…」
「え」
「ままままままさかショタックスしてるんですか?!」
「それ完璧に犯ざ」
「まぁまぁ諸君。あたしの父と出会ってショタ趣味に目覚めた我が母はともかくだ」
「おいマリ公!それあたし関係ないやろが!」
「はっはっはっはっはっ、いまだに父様離れ出来ないダメ母を腐しているのだよっ。というのは置いとくとして、痴女皇国はロリヤな奴を憎悪して処罰対象にしているんだが、これは別にナボコフな行為を禁じているからじゃないんだよ。ロリヤの罪は未成年児童を誘拐暴行性交強要し、口封じに殺害していたことにある。これが痴女皇国の歩く六法全書たるあたしの見解だ。これは例の統計の常識を破壊した固有名詞な校長先生の未成年児童買春、あれは日本だから犯罪なので、我が国ではあの未成年買春を罪と考えるどころか英雄として讃え事情犯としての教材にまで使っていることでもわかると思う」
「ぬぬっ…つまり先輩、例えばですね、全寮制で生活していて男子寮と女子寮に分けていても、JCとDCが出会って青い恋に落ちるとかいうシチュエーションは規制しないんですか」
「うん。で、雅美さんへの回答なんだけど、そもそもうちらは痴女の国だから未成年の教育に悪い事象がそこかしこに存在する。これは聖院であっても程度が低まるだけで、基本的に日常的に接する女官や罪人は性的特徴を露出したスタイルだ。暑いからな」
「確かにそうですよね、わたしたちでも暑いからってこの服おねだりしたわけですし」
「そして国家事業の中核が風俗営業も風俗営業、ずばり売春だ。男女の性交そのものを否定したり性欲を規制するのは、連邦世界の法治国家ならともかく、その気になれば未成年も速攻で成人化可能な痴女皇国としてはどうなのさと。むろん雅美さんの答えは一つだ」
(はーい。ショタの青臭い性欲をむさぼる楽しみそのものの規制には断固反対しますっ!)
(あたくしも雅美さんと同じ。それ否定されたら弟とおめこ出来ません)
(そりゃ青田刈りの楽しみは貴族の娯楽…と言いたいですけど、実際には欧州でもありがっちーな性交光景ですからねぇ。ハマってない学生女子のみなさんには是非体験をお勧めします!)
…ええ、痴女皇国ショタ三羽烏が鬼のように反応しています。むろん雅美さん、乳上、メーテヒルデさんです。
「つつつつつまり先輩…女官のみなさんはもちろんですけど、私たちの姿を見て少年少女が青い唐辛子を硬くしたり、股間を疼かせるような事については痴女皇国として規制はしない。むしろ国家事業のために性に目覚めることに殊更規制をかけない…と言うのが方針でしょうか?」
「もっちろん。宇賀神さん、確かに少年少女の教育に悪いという日本流の価値観念はあたしも日本国籍者だしよく理解しているよ。だが、この世界の地球、西暦1600年代までの連邦社会と同じような貞操観念が蔓延してると思って欲しい。それもキリスト教やイスラム教のような宗教的戒律や規制は存在しないんだ。ロリを規制するのは無理やりとか、人身売買や殺傷がともなう場合なんだ。極論すれば、ろくな教育を受けずに働いてる子供たちもまだまだ多い世界なんで、性に目覚めたら大人という見方をする人種部族すら存在するんだよ…アルト、お前んとこなんか正にそうだったろ?」
「はい。わたくしの故郷はもちろん、鳥羽の九鬼様の土地もおめこにはふりーだむと聞いておりますよ」
「あーそうか、江戸幕府の統治じゃねぇもんな…そりゃそうなるよな…」
「でぇマリ公。あんたの思いつきとしては、まず単独の変態については警備騎士が速攻で立ちんぼにジョブチェンジして客にしてしまう。それと、淋の森を盛り上げるのと修学寮内で女官の吸い取り以外の性の乱れによる精気授受取りこぼしを防止するために、やりたい子供は淋の森に遊びに行かせる名目で外出させる、これでええか? 確かに連邦やNBの常識からしたら非常識極まりないとは思うが、ここは痴女皇国や。とりあえず初代様の意見も聞いて、あんたの思いつきを実行してええか許可取りいや。内務と警備が文句言わへんなら、うちに殊更反対する理由はないっ」
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ゆきこ「一応念のため、敢えて同級生の顔でベラちゃんに聞きます。田野瀬先輩や室見先輩、これ、知ってるの?」
ベラ子「宇賀神ちゃん。絶対に驚かないでね…。未成年者の修学寮収容と精気吸引企画なんだけどさ…発案者は雅美さんだけじゃないのよ…たのきちとの連名なの…。ショタの旺盛な性欲と新鮮な精気の資源有用性に着目して、福祉目的なら痴女皇国の基準で進めようよって雅美さんを煽る煽る」
おきぬ「ええええええ?あの田野瀬先輩があんなこと考えたり承認出したんですか?」
ベラ子「まぁ、本人についてはともかく、結果的に痴女皇国としては大正解だったのよ…」
エマ子「と言いますのもですね、例のばいおもーたーな半生体細胞発電装置ですよ。あれは筋肉動作のようにピストン系の運動をするものとか、はたまた電気うなぎとか虎柄ビキニ鬼娘のように発電細胞を用いて非運動発電や回転発電を行うものとか数種類あるんですが、共通の固有欠点があります」
あずさ「もしかして燃費でしょうか?」
エマ子「正解っ。基本的にどれもこれも精気をバカ食いするのと、生体運動の模倣なので長時間の稼働に耐えない一面があるんですわ。それに、一万馬力を超えるような大型機関…例えばサンティシマ型やカティサーク型に積んでるような電磁誘導推進機クラスだと民間仕様ですら一万卒以上の女官の乗艦が必要なんです。燃料タンク兼、船の制御役ですね。帆の上げ下ろしや舵の制御から船内空調だの造水機だの冷蔵冷凍機運転とか、この時代の人にやらせると困る事がいくつもありますし」
マリア「船の制御はともかく、聖院や比丘尼国も含めて半生体発電機の普及が進むと、精気枯渇問題がまたしても浮上するんだ。で、着目されたのが「健康な男児なら、根こそぎ吸っても1~2日でフルチャージ」という未成年ちんぽ特有の性欲と精子の充填速度なんだわ…」
ゆきこ「確かに、うちの兄貴でも痴女皇国に行くって話になった際にそういう話題が出ましてね、向こうは若い子がいたらどうするんだろうって素直な疑問が。何なら敬さんが口を利けば地元高校で、野球部など運動部活が強豪な何校かに密かに話を出来るって言ってましたよ。高校球児他、スポーツ系の学生の不祥事防止にもなるからこの際県教育委員会は岩の如く沈黙させる用意があるって」
マリア「またしても若様に借りが…おキヌちゃんちも同じ?」
おきぬ「宇賀神ちゃんとこがそうなら、うちはもっと従いますよ。あ、草津とかうちの近所のピンク旅館さえ避けてくれたら、県全域からの精気拠出も可能です!」
マリア「何ならそこのエロパニオン,うちの女官行かせていいか…日本政府には内緒で…」
おきぬ「もちろんっすよー。うちの県、日本政府と敬様のお家とどっちが怖いか言うまでもないじゃないっすかー」
あずさ「あの県って、智秋先輩のおうちに逆らったら不思議な力で死ぬことになるのね…」
よしこ「AK-47がいまだに使われてて銃刀法の適用外なのよね…栃木県同様に」
ゆきこ「こらこらデマを言うんじゃない。それは砂漠を汽車で二昼夜走る先の県よ。主食が納豆しかないあそこ」
マリア「ゆっきーの故郷はまだしも、あずさんちは監獄国に該当する民間企業の城下町じゃないか。それとかオレンジな会社とか他数社」
あずさ「あとどーけーよーどーけーよー♪社もありますよっ」
マリア「そうだ!あの会社って考えてみりゃ期間工、未だに人さらい用のハ○エースでダンケダンケ…じゃなくてガンガン募集かけてるよな!あそこの期間従業員から精気もらおう!ついでによっしーんちの近所の航空自衛軍基地!あそこも体力自慢の航空自衛軍人だらけじゃねぇか!うちの痴女なら基地の警戒システムや、工場とか寮の警備を掻い潜るなんて朝飯前だわ!」
ジーナ「宙兵隊なら合意の上で可能やけど、日本政府には断れよ…」
マリア「ンなもん断られるのが関の山よ。おらエマ子、ほっかむりする泥棒の風呂敷用意しろ!精気狩り行くぞ!」
あずさ「こういう場合は建造物侵入はまだしも、窃盗罪や傷害罪に問えるんでしょうか…」
皆様にお伺いしますが、親が犯罪を犯して警察に引き取りに行った経験がおありの方はいらっしゃいますか…。
まぁ、普通に日本国民をしておられた場合はこんな経験はせずに人生を終えるでしょう。
ですが、あたしは行きました。
更に、その実母が国家要人で皇族で…とどめに夫婦で逮捕されています。しかもそういう犯罪を取り締まるはずの騎士団長と将軍まで一緒に…。
こんな汚職めいた状況、某国とか某国でも経験しないんじゃないでしょうか…。
ええ、商人や銀行家の汚職が蔓延していた中世時代だのマフィア全盛期だののイタリアでもあり得ないとは思います!
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「ふむ。罪状は業務用施設不当利用と」
「ですねぇ。他に適用できる罪状がありませんし。あと、迷惑防止条例違反くらいですかねぇ。なんせ英国国教会建物の2階以上から丸見えに近い場所がお気に入りだったようですから」と、取り調べ記録を見ながらディードリアーネさんがのたまわれます。
「はぁ…やるならもう少し遠い場所にしろやと…」頭を抱える姉。
「一応首謀者が聖母様ということもありますし、今回は私どもで判断が付きかねますのでお身柄は皇族の方に引渡しっと…」調書にサインしたらしきディードリアーネさんが晴れやかな笑顔でおっしゃいます。
「正直申し上げまして、これ以上続くようでしたらダリア団長に話をと思いましたが…当の団長が一味に加わっておりますと、はてさて誰に訴え出たものかと考えておりました矢先、陛下が来られましたのでご報告させて頂きました。英国国教会から苦情が来る可能性は低いとは存じますが、よりによって、曲がりなりにも信仰対象が青姦派ですからねぇ…」
「…頭が痛い話があったら、あたし直接でもいいよ。…ま、今回はダリアはもとよりアルトでも絶対断れない話だったろうから、その辺は斟酌してやってくれ」
「了解しました。では関係者の身柄、マリア陛下とベラ子陛下に引き渡しますので、あとはよしなに」と言って立ち上がるディードリアーネさん。
はい、ここは門前町警備本部1階の治安係事務室です。
まぁ、警備本部の受付だの町の皆様の生活安全相談窓口だのがある場所とお思いください。
ちなみに日本の警察と違って、淫売宿や飲み屋の営業免許は納税処で出しますので、ここは純粋な取り締まりの場所ですね。
「お、エレベーターついたのか。確かに犯罪者は階段使わせたら暴れるしなぁ」
「吸い取って動けなくすると、それはそれで厄介ですし」
「2階が捜査係、3階が警備騎士詰所や食堂ですか。あたしが警備の時はなかったからなぁ、ここ」そうなんですよ、あたしも警備騎士経験者ですから、この界隈はある意味庭のようなものなのです。
「外航船の寄港増加に伴って一見も増えましたからね。警備部組織のままじゃ回らなくなりましたから」そそ、南洋王国はともかく門前町を含む痴女島の土地ですが、痴女皇国が南洋王国から一括租借する形に改めました。従来は聖院宮と聖院湖周辺が痴女皇国領土だったのですが、島丸ごと痴女皇国領土にしたようなものです。
なお租借期間は一万年、貸主の南洋王国が消滅した場合土地権利は痴女皇国が継承する内容とさせて頂きました。
(痴女島が欲しければ頑張って国を維持しろって事だな。あと、うちがいくら儲けようが何をしようが、賃料定額よ。割譲条約を結ぶ事も考えたけど、南洋王国に対する保護が必要になる可能性があるから敢えて賃料。更に前金で百年分払うのと年額で貰うのとどっちがいいという話をして割引さしたった)
(あの値段はない、ないわ…しかも絶対に現王朝が倒れる事見越してるでしょ…)
(はっはっはっ人聞きの悪いことを言うもんじゃないよベラ子君。あたしは元来ここを植民地にするはずだった国土海面下国に代わって東方貿易の拠点にどないやと、イスパニアに話をしてやっただけだよっ)
(聖母教会の聖地保護のために治安維持軍をジャカルタに常駐させろとか基地作らせろとか侵略示唆そのものじゃん…)
(だって鬼退治の時も全く動く気配ないしさ、せめて私らの手に負えまへん痴女皇国様何とかしてくださいと一言言ってくれてたら、あたしのご機嫌は変わってたよ? なお同様の難癖はマラッカ沿岸の虎魔王国とか獅子嘔吐国にも行ってる。マレーシアには鯖挟国、シンガポールには英国が因縁つけております。お前ら鬼退治の話せずに、わしらの宗教の聖地襲わせる計略やったんかアーンとヤクザな因縁をつけて港を租借する予定)
(痴女皇国開国期のマリア姉のやりくちが何となくわかる気がする…)
(いやあの時はもっと簡単…でもないか。内乱やら領地争いやらで揉めてる地域にダリアとか行かせて重税やら徴兵やらで弱ってる話を仕入れて、んであっちはこんな感じで領民に不満たらたらよと敵対国に流す。で、相手が弱ってるとみた敵国が好機と見て攻め入ったところでお前ら何やっとんねんと、うちが介入して両方まとめて捕虜または吸い取り。ついでにどさくさ紛れに人民保護とか両勢力から有力者拉致)
(鬼よりひどい気がする…)
(アレーゼおばさまやマイレーネさんに怒られないレベルだとこれが限界だったの!一応は戦乱で困ってる人民保護名目なんだからいーじゃん!)
(はいはい、とりあえず頭の痛い人たちを引き取りますよ)
で、4階の一角にある留置区画。
飛び降りて逃げられないためらしいですが…。
ディードリアーネさんの聖環で透明の扉を解錠して開いた先には、両脇に牢屋が並んでいます。
まず、ここの牢屋。檻の下半分が扉と似た透明の素材です。
上は普通の鉄格子。
そして、透明の部分が不透明になった牢屋がいくつか。
「女性を収監した場合、トイレを使うとか着替えなど、壁のスイッチ操作で5分だけ半透明になります。再使用は看守を呼んでリセット」
「あーあー、監視の都合でダリアから相談受けたわ。んでタイマー付きの可変透過液晶入り女性独房用ドア作ってる会社と交渉して特注仕様作らせたんだ…」
「その相談した本人が入るっていうのも困ったものよね…」
「冤罪です!」
「なぜあたくしまで!」
「うるせぇっ!淋の森の行き過ぎを取り締まる立場の奴と、そいつの上司が雁首揃えて何してけつかるんじゃ!…と言いたいがアルトとダリア。お前ら一緒にした上で敢えて拘束してない理由を理解してくれたようで何よりだ」
見ると二人とも、言われた通りに床敷物の上に正座していますね。
看守が見回りに来たり、取り調べで呼ばれるために留置場の扉を開いた際には正座しておく決まりがあるそうで…。
「そりゃ、あたしたちが牢破りとかしたら、それこそ警備の秩序に関わりますから」
ダリアさん、ぶっすーと膨れています。
なんか超久々にマリア姉に犯されたのが堪えたようですね。
「うう、ジーナさまにお付き合いしただけなのに、よめにろうや送りにされた…ですから立場はわかっておりますが、世の中ことわれない話があるのです!」
同じく、逆レイプ…というのでしょうか。
ダリアさんの後で一分かからずに倒されたアルトさんが涙ながらに訴えています。
「だから困ってんなら即、あたし呼びゃいーだろーに…事後相談じゃ遅い場合もあるんだよ。ほうれんそうは痴女皇国の国是だろ? とりあえず出してもらえ」
姉から目で合図されたディードリアーネさん、聖環で扉を開けてあげてますが…。
「あじがじびれまぢだ」
「これ正座の習慣がない人には拷問っすよ!…ディードリアーネ、今後は三角座りで待たせようね!いいよね!」
「自分がやって辛かったから房則を変えるのもどうかと思いますが、とりあえず改善案として発議はしておきます。ダリア団長に送っときますから承認出してください。あと、あたしのシフトを淋番淋専門前町専門にするの絶対やめてくださいね?上司に変態専門家に見られてるみたいで嫌なのわかっておられますよね!アルト閣下からも何か言っといて下さいよ!」
「まさか門前町って変態が…」
「います。淋の森でちんぽ出して歩くのとか下半身裸で歩く人とか」
「ディードリアーネ…あのさ、まさかそれ外国人?」急に真っ青になって姉がディードリアーネさんを問い詰めます。
「あー、マリア様にも話流しておく方がいいか。靴や帽子は身につけてるんですよ。で、何でそんな事するのかと警備が尋ねたら、紳士のたしなみとか答えるんですよ。外交官随員だから手荒に扱うことも出来ませんし、とりあえず教会の関係者呼んで引き取ってもらう事態がありました」
(おい…そーゆー話はちゃんと共有かけるか報告しろよ…今は他の目があるから言わねぇけど、これ、ベラ子じゃなくてあたしの治世だったら堤防行きだぜ…)
(ひぎぃいいい!ももも申し訳ございませんっ!おおおお許しくださいっ!)ディードリアーネさん、昔、何があったんですか…堤防という言葉を聞いた瞬間にガタガタ震え出してるんですが。
(あー、単純な話。黒グッズ出てくる事も多かったから。それはともかく、いいか…英国人のやらかしはなるべく穏便に済ませたいけどさ、あいつらは自分たちでルールを作りたがる癖によその法や秩序に挑戦する傾向があってな…何を考えたか連邦基準の昔に生麦事件やらかしたり、はたまた皇居のお濠を全裸で泳ぐとかな…だからアホやらかした場合には迅速かつ毅然とした対応も必要な時があるんだよ…例えNBや英国関係者でもナメた真似すんなよって薩意を込めた目で説教ぶちかまさないと解ってくれないアホがいるんだ、たまに…やるなら撮り鉄の前で自転車に乗ってポーズ決める程度にしてくれよ、全く…)
(よく理解致しました…)
「今後は変態には注意してくれ。他所はまだしも痴女皇国まで来てわざわざ変態行為に励む奴は必ず何か問題があるんだ。例えばこのおばはんのようにな!」
「たしかに問題がありますね」
冷酷な目でディードリアーネさんが、獄内を見ています。
ええ。
あたしから見ても問題ありまくりでしょ、これ。
「何をしてるんですか…」
「いやその性教育」
「だから僕は反対したのですよ!」
クリス叔父様が涙目です。
何故アオザイ着せられてる上に股間剥き出しなんですか…。
しかも周りに高校生四名とブリュントレーネさんまではべらせて!
「かー様。溜まっているならそう仰って頂けますと、何もこのような場所ではなく21階とか23階でわたくしがお相手致しますが…ここ、牢屋ですよ…」
「つーかベラ子。まず、何故ちんぽを見せているのかから聞こう。といってもあたしにはこうなった経緯は見えているし、ベラ子にも同級生からの感情が読めてただろ」
「ええ…痴女種と通常男性の違いをという名目なのはわかりますけどねぇ」
もう、何かこう、色々と言いたくなるのですがあまりに衝撃的な状況に頭が追いつきません。
皆に囲まれてちんぽ見せつけてる母親とですね、それに付き合わされて涙目の見た目ショタな夫君を見たひには!
「確かに参考にはなるんだけど、その、大きさとかがあまりにショッキングすぎて…」
「結婚したらこういうの入れられて子作りするんですか…」と、男性経験のない二人。
…残り二人、宇賀神ちゃんとおキヌちゃんも実は男性経験はないのですが…その、痴女化処理をしまして…。
「まぁ、限定万卒の二人も実質的には男性経験なし、痴女経験が全てだけどさ…しかしかーさん、一応この子たちはベラ子の同級生なんだから、聞かれたら教える役はベラ子の仕事だろ…」マリア姉も呆れ果てていますね。
「クリス父さん。あたしは娘として非常に言いづらいんだけどさ、ネイキッド・バイクライドとか全裸系イベントが大好きな某国とNBの国民としても、この光景は正常だろうか…」
「好ましくないのは確かだね…」
わかってくれよという目で見るクリス叔父様。
まりあ状態な姉と叔父様が近くにいると、見た目は姉弟と言う感じなのですが、これが本当に本物の父娘だったりするんですよ。
「まぁ、父様がこう言う時にかーさんに押し切られるのはよく理解しているし、高校生諸君もクリス父様は巻き込まれただけだというのを理解してくれるだろう。で。主犯のかーさん」
「な、何じゃ何じゃ…」ずい、と一歩前に出る姉に怯える母親。
「ベラ子。あたしも痴女皇国開闢直後からすると人の心を取り戻したというか、それなりの善導路線への回帰を果たしたつもりだ。そしていつぞやの懲罰服オフ会の件で受けた屈辱、今更のし付けて返すような大人気ない行為をする気はない。だが、妹にして痴女皇国皇帝たるマリアヴェッラに聞きたいんだが、今のこの姿を見て、いかにあたしらの母親とは言え痴女皇国初代聖母の上に、あたしらの日常生活を管理する皇帝室長の役目の人物を、ここで単に身元を引き取って23階に連れ帰るのは果たして痴女皇国の秩序を保つ意味で適切な行為だろうか」
「長いです姉さん。あと恨みの怨念が微妙にこもっています」
「仕方ねぇだろ!あの懲罰画像を何とかして撤去するのがあたしの悲願なんだよ!…と言うのは置いといて、後輩諸君。あたしは別に母親の変態行為で迷惑をこうむったのならまだしも、まぁ、痴女種に興味があるのはわかるので、この際未成年者にそんなもん見せるとか性交を見せつけるとか云々は痴女皇国だし置いとく。ただ、今後はそーゆー話はマリアヴェッラに頼んで欲しいんだわ。それは納得してくれるよな?」うんうんと頷く学友たち。
「あとさぁ、正直、この件もあって修学寮にこの子達を移す方がいいんじゃないかという気もしたんだが…その…うぐぐ…」
「マリア。さすがにそれはやめとき。あと…あたしの件を云々言うのもさりながら、そろそろ本気であれ何とかしとく方がええんちゃうんか…そもそも修学寮拡大と福祉施設化については雅美さん案件やし、あたしの所管というよりは初代様の管轄やろから黙ってるけどなぁ…」と、急に真顔で言う母親。
「あ、ベラ子には制限かけてたんだわ。ごめんごめん。お前に流すと紛糾する可能性があったからな…一言で言うと逆ろりや」
「え」
「何ですかそのロリヤといういかにもな名前は」
「なんか共産主義時代のロシアにそういうのがいたような」
「あー、痴女皇国では未成年性犯罪の代名詞扱いなのよ…」と、自分の聖環でろりや ひみつけいさつとか、ふらわーげーむという単語で検索した結果を各々の聖環に送信してあげます。
「うげげげげげ、何ですかこのロリコン犯罪者」
「ナボコフがロリータを書く前からこんなのやってるんですよね、このおっさん…」
「ロシアという国がロリアと言われてしまいそうな」
「ジーナさんには悪いんですけど、そりゃ、こんなのがいたら身体の祖国とか言いますよね…」と、憐れみの目を母に向ける我が級友。
「あー、…もし困る嫌だって修学寮児童からの話があったら速攻で介入していいって初代様からは言われてるんですよ…その修学寮内の話…」と、困った顔でダリアさんがおっしゃいます。
「ですが、ダリアはもとよりあたくしにも。更には美男公や初代アルトリーネ様にも困った話は一切来ておりません。それどころか…ダリア…」ああ、未成年関係の話題、トラウマがあるアルトさんが話すには辛いんですね。
「えーっと。直接あたしが行って修学寮内の状況を調査しました。結論から手短に言います。罪人寮の慰安時よりも更に幸福感に満ち満ちた雰囲気でして、下手にやめさせると反発が必ず予想される事態です。ですが、あの子たちの将来を考えるとですね。ですね…今から痴女にハマらせていいんですか」
これあたし処理するの嫌、少なくとも関わりたくないという感情がだだ漏れです。
ダリアさんも聖院に来た経緯が経緯だけに、今では児童福祉に関しては慎重派というか、なるべく教育によろしくないものには見せない触れさせない方に天秤が傾く傾向が強いですね。
(言っちゃなんですけど、あたしが生まれた時代のフランスってかなり…うん、ルクレツィアさんのお兄さんの若い頃のピサやフィレンツェも大概だったと思うんですけど、それとタメ張りますね。端的に言うとインド状態。だからせめて痴女皇国では非行に走りそうなものは見せたくはないんですよねぇ。見せた方が教育になるものもありますけど、あの時代のパリとか毒が強すぎますよ)
(あたくしのところでは犯罪に走るのはいませんでしたけど、力で支配するような子供ばかりでしたから、ほら…)ああ、アルトさんが女番長してた…あたくしの歴史に毎日1ページ書き加えていた日々ですね。
(なにをおっしゃるのですか! あたくしは売られたけんかを買っていただけです!)
(えーと、ナディアです。姉、未だにうちの一族周辺では恐れられていますよ。こないだ来て頂いた時に人の姿が少なくなかったですか…よりによってあのサレルフィールが聖院騎士になって、しかも幹部とかどんな悪夢だよとかですね、身を隠す者多数でして…いえ、おかげで妹の私も子供時代に無用な争いを避けることが出来て楽は楽だったんですけど)と、聖院世界からわざわざナディアさん参加。
(ぬれぎぬです!)
(ねーさん…今度、私と一緒に鳥羽の実家に行きます? 当時、姉さんにしばかれたワージドとかムンタキム辺り呼んで証言させましょうか?)
と、その時。
(あああああああ!あたしは馬鹿か!)と叫ぶ人が。
言うまでもなく姉です。
かわいそうに、激務に耐えかねてとうとう…。
(こらベラ子。あたしが病院の世話になるような狂い方をしねぇのはわかるだろ。いや、ごめんごめん。ちょっと修学寮絡みの問題について考えてたんだけどよ…とりあえずディードリアーネ、ちょっとこの子達も含めてあたしが引き取るわ。今のあたしの思いつきをそのまま実行すると、今後の淋の森の警備方針にも関わるから、このまま本部内の部屋借りて話をしてぇんだけど、空いてるとこあるか?)
(三階の会議室か五階の修練場が空いておりますよ。会議室でよろしいですか?)
(ん。案内してくれ)
で、警備本部三階の会議室。
「さて、あたしがさっき奇声を上げた件なんだが…その前に、ディードリアーネに教えて欲しい数字がある。今現在、淋の森で客を取ってる野良売春婦の数と、あそこでやってる変態の目撃件数だ。立ちんぼは納税系のステータスデータである程度わかるけど、変態については警備担当でないとわかんねぇだろうからな」
「そうですね…単体の変態、つまり取り締まりの対象になるのは週に数件。あと性交している変態も同数くらいです。あ、クラブジュネス関係や痴女宮関係は除外した数字ですよ」
そうそう、そもそも痴女が支配者たる痴女皇国、場所によりますが屋外性交それ自体は犯罪に問いません。
ただ、相手のいない単独の変態行為は単なる露出なので処罰します。
理由は、そんな事して精気無駄撃ちするな。そんな精気があるなら痴女皇国に献上しろ、となります。
ちなみに同様の理由により、各聖母教会には「男性の自慰は罪である」という教えを徹底させていますよ。
「ふむふむ。…予想したより少なくなってんな…まぁ、うちの国は門前町も含めて住民構成が特殊な上にも程があるから連邦社会の変態とは傾向が違うんだろうな…」何やら考え込む姉。
「マリ公。あんたまさか、エイトテール市のあそことかみたいなん考えてないやろな」
「そのまさかだよかーさん。つーかあんたがアレやりてぇんだろうがよ!…まぁ、学生さんや皆には説明した方がいいだろう。ちょっとかーさん沈黙希望」
「しゃーないなー」
「で、さっき話が出たデュラビリティトレジャーテンプルな公園だ。実はこの公園、変態が出るので有名なんだよ」と、聖環を操作して、画像や動画も含めてくだんの公園がどういう使われ方をしているのか教えてくれます。くれますが。
「うえええええ、ほものはってんばだけじゃなくて女装もですか…」
「ちんぽを出してしごきながら闊歩してって…ここ日本ですか? 猥褻物陳列罪が適用されないんですか?」
「女装した男の巣窟やないか…アナルプラグを入れたまま散歩とか青姦とか色々きついのが多いんやな…」
「えー…つまり何ですか、ここは一時期の淋の森を更に野放しにしたような場所なんですか」
「マリア様、これ変態慣れしてないとキツすぎますよ…」
「ほもはまだわかりますが、なぜおとこなのに女のかっこうをするのでしょう…」
と、見た人間全員ドン引きする悪夢の連続です。
「みんな、確かにこんなもん見せられたら寝覚めが悪いことこの上ないだろ。だけどな…我が国の国名を言ってみてくれ」
「痴女皇国」全員が見事に息を合わせて言います。
「つまり、痴女の国をやっていて痴女種であるあたしらが行儀よい性交ばかりでどうするんだという根本的な思いつきだ。行儀のいいまぐわいなんて、聖院に任せときゃいいんじゃねぇか、と言うのがあたしの提案だ」
「先輩、確かにそれは当たってますよ。当たってますが…」
「痴女皇国の刑法については存じていませんが、少なくとも警備の騎士の方々の頭を痛める話になりそうですね…」
「いや、痴女宮の中は秩序はあるにはあるよ。問題は英国風の変態なんだ。その…言いたくないんだけどさ…父さん…ちょっと頼めねぇ?」
「はいはい。マリアの言いたいことはわかるよ。別に英国に限らないけどさ、何とかマップや何とかストリートビューに映ってるような露出狂をアダルトビジネスにしたい。こうだね?」
「ありがとう…つまり、あたしとしちゃ、連邦社会の日本だと猥褻物陳列罪、イタリアやフランスやブラジルなどでも売春婦だから許されてるような格好をしてるのもピンクビジネスの一環だって思ってんだよ」投稿写真どーたらという、露出狂な変態さんばかりの画像を見せながらマリア姉が力説なさいます。
「でもこれ、イタリアならかなり見逃されそうな…」ボディコンシャスで透け透けな格好をしている女性の画像や映像を眺めたあたしの感想ですよ。
「それはイタリアだからだよ。マリーんちなら場所によっちゃド顰蹙、ロンドンだと完全に場所を選ぶな」
「こんなの日本にいてるんですか? …栄ならいるな、たまに…」
「ああ、あたしの出身地から、もうちょっと南側の辺りにそういうの大好きな夫婦がいて捕まってた事件があった気が…」
「開放的な土地柄かはわからんけど、九州にはこの傾向の素人が多いとか聞いた事あんだよ。ま、それはいいんだ。かーさんの行為で思いついたんだけど、ある程度は変態の需要を満たしたい。英国人の変態精神を呼び起こす…しかも建前上は聖職者の居住する施設の側でやったから今回は問題にしたわけだけどさ、これが場所を選んでくれていたら、聖院はまだしも痴女皇国としては別に犯罪でも何でもない。むしろ推奨行為じゃないのかという考えもできると思うんだ。…付き合わされる父さんにはたまったもんじゃないだろうけどね」
「まぁ…ダリアやジーナさんがいてたら治安上の問題はないとは思うけどね…」
「確かにここは痴女の国ですからねぇ。私たち警備にしてもがんつ服警備バージョンですし」
「ふーむ、マリア先輩。私の故郷では青姦は割とありといえばありですよ。私はしませんでしたけど、バイクや車を持っている先輩と以下略というのが偏差値低い系の処女喪失のパターンです。で、ラブホテルに行かずに、ちょっとした酷道や険道というんですか、人の来ない場所に行って以下略」
「あたしのところも似たようなものですね。ほら、うち、豆腐屋さんが真横向きながら白煙を上げて峠道走ってきてお豆腐届けに来るような県でしょ、そういう場所には事欠きませんので…私は流石にそういうお付き合いをすると、勅使河原さんちのお嬢さんが誰それの車に乗ってたよって話が翌日には街中に回るような土地だったので絶対にできませんでしたけど…ははは」汗をかきかきおキヌちゃんがおっさいます。
「むうーっ、これはお国柄もあるのね…確かにいわゆる高○屋系ナナちゃん待ち合わせ系の先輩後輩同級生、処女喪失の経緯はともかく、格好はお前らそれで女子高生中学生小学生かよってたわけ、結構いますよ。小学校の時から親の方針でド派手な格好させられてるのもいましたし…」
「だねー、あずさんのとこって派手な子じゃ大阪や神戸と張り合えるんじゃない? うちは元々空港に近かったから大阪より東京だったし、百万石市にしても新幹線が出来てから東京圏内になっちゃったせいで、あっち寄りの割と地味系が主流になったけど」
「大阪と一緒にせんでください!」
「あずさちゃーん。うちもマリアも大阪出身やねんけど…」
「こらこらかーさん、喧嘩売ってんのかという目でだぎゃーエリアの人間を見るんじゃねぇ。確かに大阪と名古屋というのは近いし交流がある割にお互いを「あそこと一緒にするな」って傾向が強いけどよ…」
「で、マリアねーさん。考えとしては、露出狂の変態が仮にいたとしましょう。その変態から精気とお布施を頂く性行為の方法を何とか考えられないか。これで良いでしょうか?」話をまとめるためにあたしが介入させていただきます。
「んだんだ。でさぁ、後輩諸君で女子中学校とか純粋な女子高だとさ、バーバリーマンな変態が出たらキャーキャー言うだけだろ?」
「いやあたしらの時は、先輩から出ると聞いてたから完全無視。通り過ぎてから小さいとか剥けてないとか品評会やってたけどな。その場で刺激するような事を言って凶暴化されても困るし、場合によっては変態が喜ぶから完全無視が一番効くと。変態の方でも女子高生を襲ったら確実に警察沙汰になるのがわかってるから、まず、ちんぽを見せる以上はしてこない。やってせんずりこくくらいと言われてたし」あーそーか、ジーナ母様は女子高出身…。
「まぁ、後年に歩く18禁な格好や屋外性交を好むようになるおばはんの女子高生時代はともかくだなっ!あたしたち痴女種にしてみれば、いかに変態といえども一般の男、ねじ伏せ取り押さえるなど雑作もないんだ。だがそれをやっちゃあ商売にならねぇんだわ。そして、変態と遭遇する可能性が高いうちの女官ってどこの担当が多いだろ?」
「あ、マリアねーさん。財務の淋番はまだやってますよね」
「もっちろん。財務の連中にはあれが貴重な機会でもあるからなぁ…ただ、ディアディリーネ曰く、件数は減ってるんでクラブジュネスに行く方がいいらしい。つまり、純粋な淋番に行く女官は減少しているんだ」
「まーりーあーさーまー。まーさーかー」ものすごく疑わしそうな目のダリアさん。「いや、あたしは言われても普通にはいはいはい変態乙って感じで出来ますけど…」
「まぁまぁ。そりゃ警備騎士次第だろ。それに今はローテーションがあるから絶対に女官を経験してない騎士はいないはずだぜ、つまり理論上は対応できるんだ」
「ええええええ、それって…」
「日本で言うと、変態に遭遇した婦人警官がそのまま個人的にウリビジネスを始めてしまうことになるのでは…」
「ああ、日本の高校生諸君ならもちろんそうなるだろう。しかしここは痴女皇国、しかも警備騎士は全員、聖娼経験者じゃん。だから変態に遭遇したら、その場で青姦持ちかけてお布施もらえば精気の無駄捨てもないし変態も喜ぶんじゃねぇか? ついでに淋の森巡回時は警備に見えねぇような超ド過激な格好で巡回」
「何ちゅうことを考えるんじゃこの娘は…いや待て。マリ公。これはありかもわからんぞ…」
「ねーさん…思いつきはわかりますよ。警備としてはその辺どうか、ダリアよりはディードリアーネさんに聞くべきでは。あと母様が露出狂な衣装の出番がと内心めっちゃ乗り気ですよ」
「わわわベラ子バラすなや!あたしの欲望を以下略!」
「…かーさん、あんた、何でエマ子ボディなのに変態性欲が矯正されてねぇんだよ…あいつに言っとこ」
「そんだけエマ子が精巧に人間や痴女種の思考行動を模倣してるんやろ。せやけど締め付け過ぎた淋の森の活用としてはアリちゃうん。内務の初代様に話したら、別に警備専任の騎士に負担をかけるんやなしに、手空きの女官にオープンクロッチなバキバキの変態衣装着せてうろつかせろ言う話になるかもわからんぞ」
「えー、かー様…それって、クラブジュネスのステージに上がるとかあの店の中の格好まんまで淋の森をうろつかせるって事では…」
「ジュネスの子はもともと店で捕まえた客を引っ張って行ってるねんから、淋の森をヤリ場に利用してるだけやろ?」
「それとな。後輩諸君にはこれこそ、日本の常識は痴女皇国の非常識だと思ってもらえる話をしようと思うんだ。現在、未成年就学児童については修学寮預かりの福祉特待生として14歳までは聖娼業務や罪人業務を免除している。そして、自慰行為を覚えた児童については男女年齢を問わず精気吸引対象にしているんだが…。修学寮内で性行為に及ぼうとしたバカが結構いると雅美さんから報告があってねぇ…」
「え」
「ままままままさかショタックスしてるんですか?!」
「それ完璧に犯ざ」
「まぁまぁ諸君。あたしの父と出会ってショタ趣味に目覚めた我が母はともかくだ」
「おいマリ公!それあたし関係ないやろが!」
「はっはっはっはっはっ、いまだに父様離れ出来ないダメ母を腐しているのだよっ。というのは置いとくとして、痴女皇国はロリヤな奴を憎悪して処罰対象にしているんだが、これは別にナボコフな行為を禁じているからじゃないんだよ。ロリヤの罪は未成年児童を誘拐暴行性交強要し、口封じに殺害していたことにある。これが痴女皇国の歩く六法全書たるあたしの見解だ。これは例の統計の常識を破壊した固有名詞な校長先生の未成年児童買春、あれは日本だから犯罪なので、我が国ではあの未成年買春を罪と考えるどころか英雄として讃え事情犯としての教材にまで使っていることでもわかると思う」
「ぬぬっ…つまり先輩、例えばですね、全寮制で生活していて男子寮と女子寮に分けていても、JCとDCが出会って青い恋に落ちるとかいうシチュエーションは規制しないんですか」
「うん。で、雅美さんへの回答なんだけど、そもそもうちらは痴女の国だから未成年の教育に悪い事象がそこかしこに存在する。これは聖院であっても程度が低まるだけで、基本的に日常的に接する女官や罪人は性的特徴を露出したスタイルだ。暑いからな」
「確かにそうですよね、わたしたちでも暑いからってこの服おねだりしたわけですし」
「そして国家事業の中核が風俗営業も風俗営業、ずばり売春だ。男女の性交そのものを否定したり性欲を規制するのは、連邦世界の法治国家ならともかく、その気になれば未成年も速攻で成人化可能な痴女皇国としてはどうなのさと。むろん雅美さんの答えは一つだ」
(はーい。ショタの青臭い性欲をむさぼる楽しみそのものの規制には断固反対しますっ!)
(あたくしも雅美さんと同じ。それ否定されたら弟とおめこ出来ません)
(そりゃ青田刈りの楽しみは貴族の娯楽…と言いたいですけど、実際には欧州でもありがっちーな性交光景ですからねぇ。ハマってない学生女子のみなさんには是非体験をお勧めします!)
…ええ、痴女皇国ショタ三羽烏が鬼のように反応しています。むろん雅美さん、乳上、メーテヒルデさんです。
「つつつつつまり先輩…女官のみなさんはもちろんですけど、私たちの姿を見て少年少女が青い唐辛子を硬くしたり、股間を疼かせるような事については痴女皇国として規制はしない。むしろ国家事業のために性に目覚めることに殊更規制をかけない…と言うのが方針でしょうか?」
「もっちろん。宇賀神さん、確かに少年少女の教育に悪いという日本流の価値観念はあたしも日本国籍者だしよく理解しているよ。だが、この世界の地球、西暦1600年代までの連邦社会と同じような貞操観念が蔓延してると思って欲しい。それもキリスト教やイスラム教のような宗教的戒律や規制は存在しないんだ。ロリを規制するのは無理やりとか、人身売買や殺傷がともなう場合なんだ。極論すれば、ろくな教育を受けずに働いてる子供たちもまだまだ多い世界なんで、性に目覚めたら大人という見方をする人種部族すら存在するんだよ…アルト、お前んとこなんか正にそうだったろ?」
「はい。わたくしの故郷はもちろん、鳥羽の九鬼様の土地もおめこにはふりーだむと聞いておりますよ」
「あーそうか、江戸幕府の統治じゃねぇもんな…そりゃそうなるよな…」
「でぇマリ公。あんたの思いつきとしては、まず単独の変態については警備騎士が速攻で立ちんぼにジョブチェンジして客にしてしまう。それと、淋の森を盛り上げるのと修学寮内で女官の吸い取り以外の性の乱れによる精気授受取りこぼしを防止するために、やりたい子供は淋の森に遊びに行かせる名目で外出させる、これでええか? 確かに連邦やNBの常識からしたら非常識極まりないとは思うが、ここは痴女皇国や。とりあえず初代様の意見も聞いて、あんたの思いつきを実行してええか許可取りいや。内務と警備が文句言わへんなら、うちに殊更反対する理由はないっ」
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ゆきこ「一応念のため、敢えて同級生の顔でベラちゃんに聞きます。田野瀬先輩や室見先輩、これ、知ってるの?」
ベラ子「宇賀神ちゃん。絶対に驚かないでね…。未成年者の修学寮収容と精気吸引企画なんだけどさ…発案者は雅美さんだけじゃないのよ…たのきちとの連名なの…。ショタの旺盛な性欲と新鮮な精気の資源有用性に着目して、福祉目的なら痴女皇国の基準で進めようよって雅美さんを煽る煽る」
おきぬ「ええええええ?あの田野瀬先輩があんなこと考えたり承認出したんですか?」
ベラ子「まぁ、本人についてはともかく、結果的に痴女皇国としては大正解だったのよ…」
エマ子「と言いますのもですね、例のばいおもーたーな半生体細胞発電装置ですよ。あれは筋肉動作のようにピストン系の運動をするものとか、はたまた電気うなぎとか虎柄ビキニ鬼娘のように発電細胞を用いて非運動発電や回転発電を行うものとか数種類あるんですが、共通の固有欠点があります」
あずさ「もしかして燃費でしょうか?」
エマ子「正解っ。基本的にどれもこれも精気をバカ食いするのと、生体運動の模倣なので長時間の稼働に耐えない一面があるんですわ。それに、一万馬力を超えるような大型機関…例えばサンティシマ型やカティサーク型に積んでるような電磁誘導推進機クラスだと民間仕様ですら一万卒以上の女官の乗艦が必要なんです。燃料タンク兼、船の制御役ですね。帆の上げ下ろしや舵の制御から船内空調だの造水機だの冷蔵冷凍機運転とか、この時代の人にやらせると困る事がいくつもありますし」
マリア「船の制御はともかく、聖院や比丘尼国も含めて半生体発電機の普及が進むと、精気枯渇問題がまたしても浮上するんだ。で、着目されたのが「健康な男児なら、根こそぎ吸っても1~2日でフルチャージ」という未成年ちんぽ特有の性欲と精子の充填速度なんだわ…」
ゆきこ「確かに、うちの兄貴でも痴女皇国に行くって話になった際にそういう話題が出ましてね、向こうは若い子がいたらどうするんだろうって素直な疑問が。何なら敬さんが口を利けば地元高校で、野球部など運動部活が強豪な何校かに密かに話を出来るって言ってましたよ。高校球児他、スポーツ系の学生の不祥事防止にもなるからこの際県教育委員会は岩の如く沈黙させる用意があるって」
マリア「またしても若様に借りが…おキヌちゃんちも同じ?」
おきぬ「宇賀神ちゃんとこがそうなら、うちはもっと従いますよ。あ、草津とかうちの近所のピンク旅館さえ避けてくれたら、県全域からの精気拠出も可能です!」
マリア「何ならそこのエロパニオン,うちの女官行かせていいか…日本政府には内緒で…」
おきぬ「もちろんっすよー。うちの県、日本政府と敬様のお家とどっちが怖いか言うまでもないじゃないっすかー」
あずさ「あの県って、智秋先輩のおうちに逆らったら不思議な力で死ぬことになるのね…」
よしこ「AK-47がいまだに使われてて銃刀法の適用外なのよね…栃木県同様に」
ゆきこ「こらこらデマを言うんじゃない。それは砂漠を汽車で二昼夜走る先の県よ。主食が納豆しかないあそこ」
マリア「ゆっきーの故郷はまだしも、あずさんちは監獄国に該当する民間企業の城下町じゃないか。それとかオレンジな会社とか他数社」
あずさ「あとどーけーよーどーけーよー♪社もありますよっ」
マリア「そうだ!あの会社って考えてみりゃ期間工、未だに人さらい用のハ○エースでダンケダンケ…じゃなくてガンガン募集かけてるよな!あそこの期間従業員から精気もらおう!ついでによっしーんちの近所の航空自衛軍基地!あそこも体力自慢の航空自衛軍人だらけじゃねぇか!うちの痴女なら基地の警戒システムや、工場とか寮の警備を掻い潜るなんて朝飯前だわ!」
ジーナ「宙兵隊なら合意の上で可能やけど、日本政府には断れよ…」
マリア「ンなもん断られるのが関の山よ。おらエマ子、ほっかむりする泥棒の風呂敷用意しろ!精気狩り行くぞ!」
あずさ「こういう場合は建造物侵入はまだしも、窃盗罪や傷害罪に問えるんでしょうか…」
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