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刑務所の中・おんな看守の視察編3

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「出来れば罪人食堂も複数の献立を用意できるようにして欲しい。このような要望が寄せられているとしておきましょうか」

「有難うございます」

「ただ、罪人は女官と違い、ある程度の集団が一度に食事を摂ります。女官のように食欲に個人差があったり、食事速度が大きく違う訳ではない男性の身体条件に寄りかかるのは気の毒なのですが、定食を基本とした供食形態となってしまうかな、と」

「あとは、罪人のみならず女官も望む者が少なくない、食堂共通利用化。これもねぇ…」

「食事どきに女官を口説く。あるいは女官から口説く。この下心がありありと透けているのは私も承知しております。…まぁ、人としての楽しみですし、普通の監獄と違い、ここでは女官との接触を罪人の励みにしている方針は強く理解しております。個人としては、仕事で惚れてもらえと思いますがね」罪人寮管理室でお茶を頂きながら話を聞き、意見をとりまとめている最中の会話ですが、串刺しおぢさんの実弟にして現・罪人頭のラドゥ美男公。

単に美男というだけでなく、今の会話でも出来る人オーラを放っています。若様もそうなのですが、これがイケメンパワーという奴でしょうか。

罪人と女官の癒着を防いだり、罪人の出世欲を煽るために二年から三年をめどに交代してもらう罪人頭ですが、美男公については何年でも勤めて欲しいという意見多数。

特に、罪人からの人望が篤いので痴女宮幹部陣としても、果たして入れ替えは得策なのか悩みの種だったりする訳ですが。

ちなみに美男公、ほもが判明しておりますが、普段は女官の慰労ドレインで何とかなるそうです。

この人のおかげで、本来はうるさい上に痴女皇国の敵勢力に回りかねない鯖挟国が大人しい上、貿易利益を得る事が出来るのは大きいようです。

「ただ、我が国はやはり、地中海より先の大洋に関する海運海事については疎い者が多い国です。一応は船を持たせて頂きましたが、可能ならイスパニアと提携して乗組員を提供するなり、商船を共同保有するなどして海洋先進国の力を借りる方が、平和な世には良いかなとも考えております。むろん皇帝陛下に進言しているのは言うまでもなく」

「スペイン・イギリス・フランスの海洋アカデミーへの留学生派遣などは考えておられますか?」はい、これも実は連邦世界史と違い、商船運用の学校として痴女皇国肝入りで作らせました。

(海洋大国三ヶ国他、欧州の首脳を無理矢理集めてさ、毒盛り兄貴と豪傑おばはんとマイレーネさん後ろに座らせてベラ子に言わせたのよ。で、学校作らなくてもいいけど、うちのテンプレスって船あるじゃん。あんなの百隻くらい用意して海運事業全部うちがやってあげるけど文句言うなよ。あと、うちが衛星軌道上に浮かべてるマイクロウェーブ送電用の電子ビーム砲あるじゃん。あれで廃棄寸前の帆船を攻撃した映像見せてから、海洋治安もうちが一切持つけど、その代わりに軍艦保有一切禁止していいかって話をさせた訳よ)

(ちなみにこの中でサクラはスペイン、次いでイギリスな。更に、豪傑おばはんがノリノリで、我が国が海運事業に乗り出させて頂いても構いませんわよ? 我が国は血縁婚縁で世を治める気はありませんが、痴女皇国皇帝陛下が我が国の縁者なのは広く世に知られているかとか、ベラ子と仲良くしながらブチ上げやがってなぁ…いやー、あの時のローマ帝国皇帝とルイのおっさんの顔ほど見ものはなかったぜ。うひゃひゃひゃひゃ)

ああ、ベラ子陛下とるっきーとデステ夫人がお揃いの冨岡シルクで仕立てたホワイトとピンクの、下着が透けまくってた上に脚のスリットが超絶に深くなってるエロドレス着てたあれか…。

駄目押しに、三人揃って頭に桃薔薇を模したレースの飾りに加えて、胸元に赤白緑のバラの精巧な造花を飾って嫌味ぶちかましたあれか…。

(んだんだ。ワーズワースのお祖父様が得意なあのさりげない嫌らしい嫌味よ。流石に主要国の王侯連中は意味に気付いてたけどな。イタリアに手を出したら痴女皇国が動くという事ではないかと怒ってた国もあったけど。フランスとかフランスとか)フランスもそうだけど、うちが実質的に財布を握ってるスペインはまだしも、よくもあのブリカ…イギリスが文句言わなかったわよね…。

(聖院からクリス父様とかーさん呼んであらかじめ話をさせといた。ここで先進的海洋技術を確保しておけば英国が世界の優位に立てるとか吹き込ませてな。で、各国の歴史も見せて、航海技術は誰にでも身につくものじゃないから共有知的財産にしろ。海の男の掟を守って尊敬を集めるのが世界の常識の潮流になるからと、こんこんと言い聞かせた。実際、海事用語って英語由来、多いだろ? 理由は言うまでもなく飯がまずい国が航海技術に多大な影響を及ぼしたからってのが大きい訳よ)

「学生については一言意見が。これまた私個人の考えなのですが…ね」皇帝から差し入れられたというデーツをひとかじりしてコーヒーを一口啜ってから、美男公は驚愕の一言を。

「我が国の国情を鑑みますと…航海技術の前に、まずはここで教えている一般教養から普及させるべきではないだろうか。あと、当国の南部やエジプトからベルベル人が治める一帯。あの辺りの事物についても学びたいところですね」どうやら、こちらでいうイスラム世界に通じる地域に教育を普及させたいようです。この世界じゃ、コーランをベースにしたイスラム圏のテンプレートめいた戒律や諸知識、存在しないか広まってませんからねぇ。

「私個人が無理を申しましたが、修学宮での講義をいくつか受けさせて頂いた事で得るものは非常に大きかったのですよ、ですが…アラビア数学や医学ですか。せっかく私共が支配する地域に、高度なものがありながら上手く活かせていない事物多数。そちらで言う西欧世界の教養水準が後々に世の主流を為す事を考えますと、数を数え読み書き出来る国民を増やすのが先決にも思えまして」

何でまたそんな事をお考えに。

「田野瀬さん。貴女の祖国ですよ。平民…そこらの百姓でも計算が出来て自分の名前が書ける。これだけでも他の国では驚異的な事なのです」

「確かに、私共の歴史だと…この時代の普通の為政者は、庶民が必要以上に賢くなるのを恐れる傾向がありました。極端な例が昔のローマ帝国です。大工の息子さんの説いた教えを迫害するとか…ただ、後に手のひら返して国の教えとして逆に普及させてしまいましたが」

「何でまた…ああ、比丘尼国でいう国家神道と同じですね。為政者に好都合な知識を広めると」

「倫理観の進展も見逃せないのですよ。というか知識普及と必ず一緒にしないとダメなんです。盗む殺す犯すは基本、犯罪である。こうした人としての生活常識の普及を行うには、連邦世界史だと貴国にも普及したハンムラビ法典のような、法体系や法制度と言った明文化された規律規範の教育も必要となります」そーです、この辺の、相手を説き伏せたり論破するための知恵袋として、わたくし田野瀬はベラ子陛下の横につく事も多いのです…。

「実は痴女皇国、法的分類で言うと、いわゆる人治国家です。有り体に言いますと上皇マリアリーゼが法律です。ただ、我が痴女皇国を開いた当の本人が聖院金衣女聖全員の知識と記憶を持つ上に、連邦世界の教育も受けていますから、歩く六法全書…わたしの祖国たる日本国の法律書が歩いているようなものなのですがね」

「もっともそれでは二代目皇帝の私が困りますので、ある程度の法文化は推進しておりますよ。あと殿下もご存知の通り、あれ…我が義姉は身体は寝ていますが意識はあります。そして痴女種を経由して会話も可能ですから、国家運営に全く支障は来たしておりません」

「それに、罪人頭としてご存知かと思いますが、これで生活規範を参照できますからね。日常的な規律については明文化されていると言えるでしょう」聖環を見せながらダリアさん。

「しかし、罪人にはある程度の自治をさせて頂いているのは法治国家とやらの前振りでしょうか。罪人の中にも法律整備の必要性を改めて痛感しているとか、自国の刑法に疑問を呈し修学宮での学習に意欲を見せる者は決して皆無ではありませんね。図書室利用も含めて、知的水準が一定以上と見做された就学罪人の枠拡大、一応は要望として上げておいてよろしいでしょうか」

「確かに、革命の輸出や、痴女皇国の体制の政的宣伝…ぷろぱがんだにはうってつけになってしまいますからねぇ、教化した捕虜や罪人を敵国に戻して混乱を来たさせる戦略を取る国もあるとは聞きますし」他ならぬオスマン帝国もイスラム教化でそれやってたのは内緒ですよ、陛下。連邦世界史での美男公は正にそれしてた美青年軍団の一員でしたから…。

「正直、我が帝にはいい顔はされないでしょうな。しかし、仮に我が国が比丘尼国のようにある程度の鎖国を為したとしても、陸を通じて他国の行状が伝わるのを止められるかと言うと…やはり、私としてはそちら様がおっしゃる自国の文化文明を自国民が誇るための教育普及、この制度助成の話に乗る方が得策に思えます」

「よろしければ三河監獄国への行幸視察のご紹介をさせて頂きますよ。工業系ですが、就学囚人制度を導入して、囚人の知的水準を向上させる試みで一定成果を挙げておられますから」

と、陛下。

しかし、本当に単なる罪人というより鯖挟国の外交官ですね。なんか若様と話をしているようです。

うちの国にも大使常駐制度を作るべきかなぁ…。

「本日は色々有難うございました。本日議題に上がりました件は、意見書提案書の形態で早急に提出させて頂きます。皇帝室宛でよろしうございますか」

「はい、何でしたら頭自らお越し頂きましても。母…皇帝室長も殿下がご健勝かを気にしておりましたので」と、挨拶を交わして、わざわざ罪人寮一階まで見送りに来られた美男公と別れて我々は本宮21階の皇帝室秘書課に戻ります。

…と言っても、ジーナさんがスケアクロウごと伊勢志摩や監獄国の辺に行っているので、教育担当のマリーさんか、はたまた女官長のりええか…誰かが皇帝室長代行で座っている状態ですが。

「アルトさん呼んで一緒に罪人寮を歩いたのは当たりでしたね。途中で召喚されてましたが」

「皆さんガン見でしたからねー」と、罪人寮視察時の姿になりながらダリアさん。

「そりゃ、その格好ならガン見されるわよっ」私もそうだと思うよ、りええ。あんたの桃薔薇女官服も大概だけど、もはやそれが貞淑な普通の格好に見えるのよ、ここじゃ。

一言で言うと、紐。

紐でした。流石に私は免除されましたが、紐ですよ紐。乳首とあそこの部分は多少面積が取られていただけのスリングショット姿。

これ、私には無理です。もう絶対無理!

アルトさんダリアさん陛下だから、痴女宮ベストプロポーション四天王…最近はジーナさんが年相応という事で体型をわざと少し崩しておられますから、るっきーを入れて四人がこの地位を占めています。

もっとも、ジーナさんはエマちゃんボディなので一瞬で元の姿に戻れますし、純子さんのお店に行く時や、ここに座ってたり隠し部屋でアレしてる時はいつものエマニエル夫人状態ですがっ。

「まーまーそう言わんと。試しにほれほれ」と、ダリアさんが無理矢理に服を露出モードに切り替えてしまいます。

今でもそうですが、ダリアさんは懲罰騎士団としての役割のある部隊長を兼ねていますので、他人の痴女服を強制更衣させる機能がある聖環を与えられています。

うげー。だから似合わな…。

「たのさん、胸育ってるでしょ。この体型だとこれが似合うんですよ。もっとご自身に自信持ちましょうよー。あ、陛下、理恵とあたし、自室に戻っていいですか?」

「お疲れ様ダリア。あ、あたしも自分の部屋に行きます。たのちゃんも来てください」

え。

まぁ仕方ありません。財務本部はすぐそこですが、初代様に心話送って(すぐ前の秘書課ですけど、ベラ子陛下に呼ばれてまして…)と退勤手続きを依頼。

(へいへい。仕方ありませんわねぇ。ま、。おーっほっほっほっほっほっ。なんなら公務残業扱いにしておきますわ!…日本の労働基準法の場合、たのちゃんはいちおー管理職で特殊勤務者ということで、時間外手当は付かないのでしたっけ?)

(痴女皇国でも日本国でも国家公務員なので超過勤務手当の基準になると思います…うう…とりあえず行ってきましゅ…)で、陛下の聖環で室前に転送してもらいます。

さて、女聖室時代も含めて、複数の方が語っておられる皇帝私室。増築分も含め、23階には都合4部屋設けられておりまして、全て同じレイアウトになっているそうです。

私がちゃんとお邪魔したのは今いるベラ子陛下のお部屋と、廊下を挟んで対角線上に存在するまりりの身体が寝てる部屋。

廊下を挟んで隣の旧・アレーゼ様部屋…現在は初代様とクレーゼ様がお使いのようですが、どっちもちゃんとお部屋に戻ってるんですかね。

ま、ともかく、陛下が聖環で開けてくれた両開きの自動扉をくぐると、左右に客用寝室や小会議室、浴室やら衣装部屋などが存在する中央廊下をまっすぐ歩いて行きまして、一番奥の片開き扉を開けるとめっちゃでかいワンルームみたいな居室が広がります。

これは、まりりがここを使ってた時と全く変わってませんね。

しかも、今はエマちゃんがテンプレス2世にいるので実質ベラ子陛下のワンルーム。

睡眠の必要がない…というか神経細胞の新造再構築が一瞬で終わる痴女種には、これまたビッグなダブルベッドなんぞ不要に思えます。思えますが。

…実はベラ子陛下の部屋に変わってから、今日に至るまでの間、何度も何度もここにお邪魔してるんですよねぇ。

つーか最近はここで寝泊まりしてる事が多くなりました。

そして、エマちゃん用のロフトベッドも部屋の隅に作られてましたけど、そこに行かせてくれません。

理由。

言わせないでください。

今、行かせてもらえない理由な行為の真っ最中だからです。

実は部屋の中に入るや否や、ベラ子陛下にちんぽを出す事を強要されています。

理由。

罪人の中で溜めてる量が危ない人から吸い取ってよしと言われており、夕方以降の予定を覗かせて頂きながら、気付かれないレベルでちまちま吸い上げてたからです。

今、その分を吸い上げられております。

口で。

具体的に何を吸い取られているのかですが、まず痴女種にちんぽが生えてる件について。

これは竿のみならず玉も二個、存在する完璧なちんちんです。

一部のニューハーフは男性ホルモン分泌を嫌って玉無し竿ありにされているそうですが、何ともったいないというのは置いといて。

この状態の人や、中国の宦官のようなちんちんを切り落としてる人からは痴女と言えど精気は吸えないのか?正解は…。

吸えるそうです。

例えば私、田野瀬の千万卒や、今や私に馬乗りになって腰を使っているベラ子陛下の十億卒という精気吸引単位ですね。

これが吸われた人間が枯れて死ぬ致死量を示していて、陛下の場合なら十億人から一度に吸えるのは、こんにちわ、マリアでまりりが記者会見の際に言ってましたよね。

まりりは百億人から一気に吸えますが。

で、この吸われているものは生物細胞が蓄えている物理的なエネルギー源…人間なら脂肪を吸うとか、はたまた某異世界風俗なあれでマヨネーズとして表現されていて、つい今しがた不肖田野瀬、あえなくベラ子陛下の子宮にぶちまけたザーで麺な白濁液状のアミノ酸で遺伝子情報の塊なのか。

わかりやすい例で言うと、鬼さんが襲って来た時に、ベラ子陛下が食人植物の種から吸い取って枯らしていましたよね。あれと同じ理屈で、やろうと思えば植物からでも吸えるそうです。初代様に鑑賞…ええ、私の人間監視カメラ機能、切れませんから…してるお代がわりに解説してもらいましょう。

(そそ、たのちゃん、そこで写生を我慢して抜かずの二発を決めないと!…えーっとですね。女官の時代から基本的に吸ってるものは変わりません。で、人間はおろか、草木やウィルスに至るまで、およそ生物と名のつくものには片端から霊魂とか魂とかいうものが存在すると仮定しときましょう。それを現生の肉体に繋ぎ止めるために使われてる消費物が、わたくしどもが頂戴する精気と思ってもらえると皆さんには理解が早いんじゃないでしょうか。で、その消費物にはいくつか種類があって、女官にとって一番利用価値…栄養価といった方がいいかな…が高いのが、人間のそれなんですよ)

な、なるほど…それを死ぬ寸前まで吸われると今のように辛いわけなんですね…ちょっとへーか、献上分だけじゃなくて私の使用分まで抜かないでください…たのは死にそうです…。

(で、特に栄養価があって珍重されていて、定期的に回収が期待されていて、かつ量もあるのが男性のそれ。射精は言うに及ばず、ところてんとかめすいきとかどらいおーがずむという絶頂感のある行為ございますでしょ、あれでも精気は放出されますし獲れます。ただ、一番直接かつ美味しいとこげっとだぜ!なのが性交して接触中に搾り取ることになるんですよ。女性からも獲れますけど、利用価値が低いというか、可食部分が少ないと思ってください。男性に比べれば薄味になると言うとわっかりやすいっかなー)

痴女の場合はどうなるんでしょう、女性の精気の味でしょうか。あと陛下お願いします。腰を使う前に、田野瀬が動ける程度にはガソリン…精製精気を戻してください…。

(えーーっとですねえ。わたくしもクレーゼも今、エマ子謹製淫マヌエル、いやインマヌエル型義体でして、初代聖母ジーナ様同様に痴女種をえみゅれーしょんしておりますので、少し違うものが放出されるのですけど、あなた方とおめこして精気を賞味した経験から言います。男寄りです)

なるほど、痴女種からすると味のランキングは人間の男性→痴女種→人間女性ですか。

(そうなります。あと、この間、クレーゼがエミルシューネから吸い取って行動不能にしていたり、今ちょうどたのちゃんが遭遇してる状況なんですけど、わたくしたち痴女種はげんゆタンカーだと説明したら分かりやすいんじゃないかと、わたくしに突かれながらクレーゼが)

…そっちのお部屋でやってるんですか…。

(何でしたらベランダに出たら鑑賞可能ですわよ。それはともかく、クレーゼやベラ子はもちろん、痴女種同士でも優劣をつける…つまり、喧嘩になりますと見境なく吸う事ができます。で、原油が、皆様から吸い上げた未精製精気なまじる。これは元は自分の栄養にも出来たのですが、鬼退治の際に、マリアリーゼがナマの精気を食べられなくしてしまいました。欧米人にわかめなどの海藻を与えるとか、バラムツの刺身を食べるような感じで、そのままでは消化不能にしてしまったのです。言うまでもなく盗み食い出来なくするためなのは元より、痴女皇国の精気流通下にない痴女種や近似種を飢えさせてあぶり出すためなのはわかりますね?)

はい。あー、陛下それでとりあえず腰は使えますから。もう少しずこずこして気持ちよくして頂けますと給油効率が上がりますよ。

(こういう風に初代様に解説を頂くと、あたしもたのちゃんを狂わせる方法が何となく思いつくというか)

ですから人を、すぐちんぽに勝てなかった女に改造しようとするとか、あたしの女になれとかいうのは雅美さんが買って来る電子版薄い本のネタだけに…待て…ベラ子陛下にいらんこと入れ知恵するために、わざとジャンルとか内容厳選して渡してないだろうなあの人!

(可能性はありますわよ。たのちゃんがあたしのちんぽになかなか負けてくれないからと言うと、NTRものとかしょうぎょうし、と言うのですか…やたら内容がえげつない系統のものを以下略)

ああああああの先輩は何をやっとんのじゃぁあああ…。

(悔しかったらちんぽで打ち負かすか、おめこで吸い取るしかありませんわね)

(禿げしく同意。あたしは今や、雅美さんでもイキまくらせる事が可能ですよっ)

うううううう、つまり、陛下とやりまくって鍛えろと…。

(そうなりますね。で、上位職者は下位職者に還元する義務があります。ですからクレーゼが下足処出身のベテラン女官で万卒のエミルシューネからすらあっさり全量に近いものを吸い上げてしまい、慌てて戻していましたが、これは痴女種の応急救命措置としては正しいのです。ただ…あのね、そもそもあの場所で金衣時代の服を着て注意されたからと言って逆ギレして全部吸い上げる人がありますか!アオザイの下に金色の下着を着てアピる程度に留めるか、いっそ仕事が終わってから淋の森に誘った際に金衣姿になって親交を深めれば良かったのです!エミルシューネは真面目な子ですが、たのちゃんほど淡白質ランキング上位の女官出身者ではありませんでしょ?クレーゼなら知ってるはずよ?)

ああ、犯しながらお説教タイムなのですね。

(初代聖母様が得意にしていた技ですね。あとマリアヴェッラ。あなたは手加減するか、未精製分だけを上手く吸うように修行してください。いくら広報の博子さんとたのちゃんが実は旺盛な性欲の持ち主で備蓄量が多いと言っても、あなたほど大量に貯めておけないのです。それとたのちゃん。せっかく日本人体質でちんぽの硬度が凶器レベルなのですから、もっと活用なさってください。あなたとベラ子は、どちらが竿役でも吸引や還元は出来る立場なんですからね?快感を与えれば与えるほど、一度の性交または写生で抜き取れる量は増加するのです。ちんぽの写生で言うと、一回の写生で液が3回噴射された場合と、7回くらい飛ばした場合の違いですね)

な、なるほど…。

(ですから、例えばですね、あああああいいわたのちゃん!痴女皇国の女帝を孕ませてもいいのよ!濃厚な子種を子宮にぶちまけてとかですね、いくいくいくたのちゃん妊娠してマリアヴェッラの子供を孕んでぇええええとか淫語を口走りながらぶちまけると量が多くなるのは仕方ないのです。男性の不随意勃起制御に限りなく近い精巧な器官と神経や脳の制御が入っていますから、殿方の興奮するものごとは基本、痴女にも通じるのです。もっとも、人間男性のちんぽだと痴女種の吸引に耐え切れませんから基本、手加減なしだとあっという間に致死量の精気を吸い取られてしまうのです…)

あの…その淫語…初代様の願望が混ざっておられませんか…ベラ子陛下が言う気言わせる気満々なんですけど…。

(もちろんです。過去の金衣女聖としてはクレーゼ以上かも知れない底無しド淫乱ランキングトップスリーくらいですかねぇ…期待の新星マリアヴェッラとの性交に耐え得る人材は貴重なのです。元来は財務本部所轄下の人材が幹部とデキるなど不正の温床極まりないと、あちこちから文句が上がっている事でしょう。ですが、マリアヴェッラの性豪ぶりを知らぬ者はもはや痴女皇国にはいないと言って過言ではありません。そんな女官がいたらわたくしがモグリ認定します。それはともかく、たのちゃん。この際です。寝床で金銭的経費的にあれこれおねだりされる事はマリアヴェッラなら控えるとは思いますので…ですからクレーゼ、この使途不明の現金マイナス分の釈明がなされるまで貴女はわたくしの性奴隷になって頂きますからね!)

ああ…そっちはそっちで折檻中なんですね…。

(ええ。腹が立つので外道ちゃんと悦吏子ちゃんに頼んで、あたくしの視覚情報を心話で痴女宮の女官全員に送っています。財務本部に不正経理が発覚するとこうなる晒し者にしておりますっ)

…ああ、やはり初代様も肉体派・脳筋派の処罰を好まれるのですか…。

(ですからマリアヴェッラもルクレツィアもこうならないように注意下さい。あなたがたは大丈夫とは思いますけど、念のために申し添えておきます。ちなみに今、ベランダに出て駅弁中です。結合部の下にかめらとやらも置いて広報部に送信しています)

…つまり、雅美さんとこ…ですよね。

(クレーゼの絡みは熟女系うらびでをタイトルでは一定人気を博しているそうです)

(なるほど、しかしたのちゃんに言わせようと無理強いするのはよくありませんね。基本的に自分からベラ子さんのちんぽを下さいとかなかなか言いづらいようなので。では、あたしが。ああっいいっ凄いっお願い麻里子孕んで!マリアヴェッラの女になって!)

うわ、すげーピストン…だめですって、これ、あたしの随意懐妊機能で防衛できるんですか…。あっだめっいくっ。

(で、お返しをするのです。施しを受けたら返礼が日本の美徳とは聞いております。たのちゃんもあたしにその凶器を突っ込むのです!)あああっさっきの絶頂で牝部がイっただけでなく男性部が元気になっていました…。

(ああっいい、お願いマリアヴェッラを孕ませて!クライマ!クライマ!)

ええ、陛下の締め付け、むちゃくちゃにきついんでエクトプラズムじゃない方を出してしまいそうになります。

あっいくっ中出しするっ。

(ふう、気持ち良かったですわねぇ…)

(あのー、クレーゼです。ベラちゃんたのちゃん。あなた方の絡みの映像と声、あたくしの方にも流れてたんですけどね。もしかして初代様があたくしの濡れ場を流しただけでなく、あなた方の性交をだだ漏れにしていた可能性がございますわよ…初代様、地下の方々に確認を取られた方がよろしいですわ。これ、万一漏れてしまった場合、ベラちゃんがここまでたのちゃん口説いて淫語を放っているという事で、責任を取る話に発展してしまう危険が懸念されますので、急いで確認なさった方が)

え。

(その可能性はありますわ…いえ、漏れた云々は痴女皇国ですから、誰と誰がいたしているかはともかく、おめこは基本的に日常光景なのです。ですが…流石にマリアヴェッラの相手となりますと、皇配候補認定されてしまう可能性が出ますわねぇ…)

え。

(たのちゃん、ダメ押しします。クレーゼ様も初代様も、要は、あたしとたのちゃんが夫婦扱い…事実婚状態と認定される可能性を指摘しておられるのですよ?)
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