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狂気の戦術潜水鬼軍団VS痴女皇国・常敗海軍召喚編

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えーと。
うちの娘どものやらかし体質に悩まされている母親です。
今回はエマ子がやらかしました。
それも割とでかめのやらかしです。

…いくら万能艦でも、某メンタルモデル系海域強襲制圧艦よろしく、岸壁に縛って発電用に張り付けられたら船として使えませんがな!

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「誰や!テンプレス2世の対消滅動力炉で痴女宮の電力賄う設計と施工をしたアホは!マリ公…聞いての通りや…白マリにテンプレス空いてないか聞いてくれ…あとエマ子見つけたら速やかにあたしの前に出頭せぇやと」

(ああ…テンプレス2世の接岸定位置に、水上空母とか大型艦艇が使うような馬鹿でかい給電コンセント作ってたよな、それも3箇所も…あれ、テンプレスに電力送るんじゃなくて痴女宮が受電するためにあんのかよ…あたしてっきり、対消滅動力炉を停めて点検するために作ったのかと思ってたよ)

「うちかてソレや思てだからびっくりやで。だいたい、なんか改築でやたら電気食う設備増やした割に野外発電モジュールとか搬入した痕跡ないしさ、そもそもペントハウス用につけた小型CVCFパッケージみたいなもん、到底痴女宮全体なんか賄える訳あらへんから不思議に思うてたんや。カリバーン自体には発電能力あるけどAC6.6kV給電機能まではないしな」

(ちょっと待てよかーさん…テンプレスと痴女宮の配電と受電回路図を見てみるよ…テンプレスからは単相6千6百ボルト×常用4系統予備2系統で送り込まれてるのを受電してる。あの巨大コンセント一基につき2系統だな。んで痴女宮の増築モジュールB1の変圧インバータ通してから必要階へ440や220ボルトに降圧配電してるわ)

(なんかビルの配電みたいやな)

(規模が規模だけに似通ってるのはしょーがねーだろ。で、本来なら増築モジュールの屋上か地下に発電パッケージを常設するつもりだったみたいだが…そもそもここに高圧とか特高の受変電設備取扱資格持ってる奴いるのかよ!労安法違反だろ!あと船舶用や航空機用の熱核融合炉主任技術者3級か2級はかーさんが持ってるとしても、だ。対消滅動力炉の運転資格なんかまだ連邦の制度に定めてすらいない筈だぞ…)

「あ、あたし一応、航宙船舶用の特高設備取扱主任資格も持ってるで。まぁ、痴女皇国に日本や連邦の高圧電力設備管理法規が通じるかはともかく、とりあえずエマ子の口を割らせる必要があるのはわかった。それに何より…対鬼作戦にテンプレス2世を出港させたら痴女宮の機能が止まる…もしかしてエマ子あいつ、水力発電タービンが準備工事の状態で、使うためには色々と搬入する必要あるの知らずに電気設備を導入した可能性があるぞ…あ、発電所あるわラッキー♪みたいなノリで…で、発電機が必要なのに気づき慌ててごまかすために、テンプレスの災害救援用給電機能を痴女宮に繋いだんやろ…」

(確かにエレベーター増設してたり上級区画にコンセントあるとか、当初予定に入ってない機能ガンガン突っ込んでたからな…ごらぁエマ子!お前の恥ずかしいおめこ映像をかーさんのハメ撮りと偽って流出させるぞ!)

「待てこらマリ公。それはやめろそれだけはやめろ。マイレーネさん呼ぶくらいに留めろ」

…ええ、お聞きの通りです。

ほんましばいたろか。

よりによって、うちらが唯一自由に使える作戦艦を常設発電所にしおって…。

と、あたしが秘書室長席でアタマ抱えてますところに。

「お母様、エマニエルは後で折檻するとしましても、差し当たり“ふね”は絶対に必要なのですよね?」

「聖母様、いえジーナ様。我等母娘に献策したき事がございまして」

「あら。ベラ子とるっきーの組み合わせって最近じゃ結構珍しいよねぇ。…せやねん。エマ子のやらかしが具体的に痛いのよー。見ての通り頭痛が頭痛で」

「まぁ…お話は届いておりました。早急に手配の要ありというのはこのマリアヴェッラも理解しておりますので、ルクレツィアお母様と相談致しましたところですね…」

「で、こちらへ」二人して例の隠し部屋へあたしを引きずって行こうとします。

「実はジーナ様、イタリア海軍のおふねでポーラという呑み助な艦がございましたよね。ヴィーノの瓶がお友達な」

「ああ、あれか…あれがどないしたん」

あの船はテンプレスの基本機能を持ってるけど、確か水上運用メインとして使うという事で独自仕様を盛り込みまくってたよな…うん。

空飛べたり宇宙空間航行能力やスティックス・ドライブレベル3…つまり大気圏内外双方への瞬間転移が可能なだけで、普段はナポリかガエータ基地にいてイタリア近海をうろうろしてるお船です。あと、テンプレスほど大きくなくていいという事で、イタリア海軍の水上航空母艦とだいたい同じくらいの大きさにして使い勝手を重視しているとか。

ただ、イタリア海軍ではザラ級航空巡洋艦として同じ型の船を合計3隻、NBで建造して貰って長期リースを受けていますが、ネームシップのザラと二番艦フィーメは「水上空母の代わり」としてNBでは正規のリース費を貰っています。

ですが、問題の三番艦ポーラ。

そう、某艦船ゲームではワインボトルやグラスと必ずセットになってるか酔っ払ってるあれです。

あの名前の船だけは聖院世界や痴女皇国世界への渡航が可能なレベル3.5以上のスティックス機関を実装しています。そしてNBの船が来れない時とか聖院世界側への臨時支援が必要な場合、こちら側の生体MIDI兵器認定されている痴女の許可付きで、に来れます。

そしてNBとイタリア独自の協定締結で、聖院世界またはNB・イタリア相互支援協定発効時指定船舶としてリース費をおまけする代わりに、聖院世界の救援支援要請に応諾する義務を課せられたお船なのです。

あ、日本の海上自衛軍の「かが」と、航空自衛軍の「こんごう」、それと英国宇宙軍の二隻も類似協定を結んでいますよ。

もののついでにここでも説明しておきますと、スティックス・ドライブはレベル1が長らく標準でした。

仮死状態になって数百年を専用空間で航行する初期方法です。

そして元の時間軸空間に復帰する際に起きてると記憶や身体の復元障害が起きて死ぬので仮死状態必須。

まさに三途の川を渡って戻る「結果的に超光速瞬間移動する」宇宙空間航行法です。

で、NBに亡命した某人型戦闘機MIDI04は無人扱いなので、乗員を冷凍睡眠だの仮死状態にしなくてもスティックス・ドライブが出来るのが売りでしたが、その戦闘機とNB側が研究を進めて出来たのがレベル2機関。

これが革命的な「人間が起きてても瞬間移動可能」だった訳で、連邦の宇宙艦船に対して絶対的な技術格差をもたらして軍事的優位に立てた訳ですね。

そして、レベル2では出来なかった大気圏内への瞬間移動転移が可能になったのがレベル3機関。

更に「時間を遡る、先に行く」事や「異なる時間軸は元より別の空間軸」の世界に行ける、言うなればタイムマシンの機能があるのがレベル3.5以上。これの実装で聖院世界に来れるようになりました。

時間を遡行するのは流石に問題あまたなのでNBでも出来る艦や戦闘機は限定していますがね。

で、カリバーンとテンプレス他、ちょー限定された機材に積まれてるのがレベル4。

M-IKLAシステムという件の無人戦闘機技術で作られた進化型「神様とみなせる行動が可能な機体」が可能なのが任意物体を瞬間転移させることです。

そ、マリ公があたしらの服をバンバン着せ替えたり、好き勝手にあっち飛ばしこっち飛ばししてるのを実現してくれてるのが、まさにこの機能な訳です。

で、ポーラの場合、イタリア側の判断で勝手に押しかけられても困りますので、マリ公の機能で「ポーラちゃんこっち来て」と要請して向こうが「シーシー」と応諾するとポーラが聖院なり痴女宮の上空に来れる訳です。

ふむ。

確かポーラって対潜水艦装備とか、一通りの水上戦闘艦装備搭載してたよな…。

(あ、ポーラは一応連邦参加の戦力供用協定要件資格分の宇宙戦闘用兵装以外は全て地球大気圏内使用兵装に留めているはずだぜ。連邦で調達した火器類をこっそりNBに運び込んで最終艤装までこぎつけてる。その方が組み立てに無駄がないし、MIDIというかエオンのせいで連邦の機密なんざあって無きが如しなら別段構わないだろうと。むしろ連邦やイタリア側にはブラックボックス扱いのクァンタムリンクとか動力系統の試験も一括して出来るし、完成品として渡す方が無駄がないってさ)

(マリア姉様。今、ラッツィオーニ事務局長閣下にかくかくしかじかでオニタイジに必要な船を娘が勝手に発電所に使っていると、ルクレツィア母様の方で事情を話して頂きましたが…)

(ラッツィオーニおじさん、どう言ってんの。多分「貸す」方向でイタリア海軍には話を入れてくれるとは思うが)

(えー。ルクレツィアです。水中を行動可能な水棲の鬼が相手という事で、イタリア海軍艦艇の演習を兼ねてならば快く貸与してくれるそうです。痴女宮の皆さんが大変困っている話とですね、初代聖母様の死にそうな顔とか、私やマリアヴェッラの泣きそうな顔を見せると向こう様の顔色が変わりましてね。ふふふ。で、鬼とはどのような敵なのか、その生態や脅威の度合いはいかばかりかを熱心に聞いて来られたので話を致しました。結果…当方の要請さえあれば迅速にポーラと、随伴するたいせん…水中の船を退治する能力を持ったコルベット艦というお船を三隻つけて派遣する用意をしておくとおっしゃられましたが)

なるほど、女の涙をダシにして動かしたと…。さすが、イタリア男の扱いに慣れたるっきーの手腕が光る結果ではありますね。

(ピエトロ・デ・クリストファーロ級水上戦闘艦だな。三胴式の高速船で水没航行も可能なやつだ)

(なんかイタリア海軍というだけでこちらが負けそうな気がすんねんけど、背に腹は換えられんしなぁ)

(一応第一次世界大戦では半水没式魚雷艇で戦艦を沈めた戦績もあるんだぞ、あそこ…)

(とりあえずポーラ艦隊の召喚要請をしてもらうわ。マリ公、すまんが来痴女皇国の許可を頼む)

(かーさんの身体でも出来るはずなのだが…まーいーよ、ポーラ艦隊まとめてこちらに来れるように、ガエータ基地近辺まで迎えを手配するわ)

「なるほど。ではジーナ様のお悩み解決ですわね」

「完全解決ではないが、とりあえず進捗は見たけど…」

「実はベラ子が少々満タン気味らしいのですよ。で、旦那じーな様のお力をお借りしたいと」

「だだだだだ誰が旦那やっ」

「あらー?マリアヴェッラが誰の魔羅から溢れた子種で誰を孕ませて出来た子供かお忘れでして?一体どこのふしだらな魔羅があたくしのおめこに忍び入り子種をぶちまけたのやら」で、あたしの状況。ニヤニヤ笑いながらるっきーにちんぽ握られてます。

(大声で申し上げぬのは貴人の情けでございます。崩御から復活したのですし、そろそろわたくしもジーナ様の妻としてお認め頂いてもいいっかなーと。ねぇマリアヴェッラ。このおとこ前なお方の妻となる資格、あたくしにもそなたにもございますわよねぇ)

(そうですわよ母様。ああっ自分の母親を夫に娶るような行為がトロイアっぽく背徳的で、マリアヴェッラのちんぽもこれこの通り!ええ、帝位に就いた身であれこれ申したくはありませんが、最近はアルトさん以外の特定のどなたかと仲もおよろしいようで!)

(アルトはいいのかよ)

(あの方はもう痴女皇国公認・聖母愛人でしょう。何か文句を言う方がいようものなら、それこそ勅命出して黙らせますっ。それにアルトさんは私達もお相手して下さる仲ですし…)そこでベラ子の目が潤んでいます。

ええ、マザコンベラ子の母親認定されたあたしのお気に入りで、素直でアホキャラですが可愛いアルトです。アホ扱いしてますけど優秀は優秀ですし、天然のエロさで痴女宮にも聖院にも人望が高いアルトです。

それに思い出して下さい。精気管理のためとは言え、聖院アルトも痴女宮アルトも女官で「知らない子」はいないと言ってたのを。

そうです。頼まれたら断れない部類なのです。そんなアルトだからこそ嫉妬深いイタリア女も価値と存在を認めています。あと、ダリアも同様に、るっきーとベラ子は認めています。ある意味、この二人は聖院なり痴女宮なりの共有財産だと。

で、二人の嫉妬が誰に向けられているか。

言うまでもありません。

最近ブイブイ言わせてるマリーです。

もう一人ブイブイ言わせてるのに瀬戸の凛ちゃんがいますが、こちらは抑えに外道ちゃんがいて行き過ぎを見張られているのと、乳上なら乳上、クレーニャならクレーニャ(メーテヒルデ)についてお上品に振る舞う事も覚えようとしています。つまり、謙虚な姿勢があります。

(ジーナ様。確かに最近のマリーは鼻高々なところもあります。あの子の悪い癖です)乳上。

(そしてマリーさんのタチが悪いのは、そこの皇帝陛下と外事部長様とは違う方向で悪辣かつ露骨に淫乱淫蕩に獲物を籠絡にかかるところですよ…クレーニャ時代の経験からも、うちの実家時代の経験からでもある苦言ですが、ルクレツィア様や陛下って判で押したがごときイタリアの方なんですよ。これ褒めてますからね)メーテヒルデ。

(めめめメーテヒルデさん、それは一体…)

(あールクレツィア母様。クレーニャさんの言いたいこと分かりますわ。ほら、私たちは中世ごのみではなく今風の殿方好みの身体でしょう。ですので黙っていても皆の興を引き、殿方や痴女のちんぽに訴える事が出来ますわよね)

(ええ、そして口説かれるが身上)

(ですがマリーさんは、一度は豚に堕ちた立場から身を興した経験から、ぐいぐいと上司に迫ったり色仕掛けの限りを尽くしてでも機会をものにする事にためらいがないのです。そうですよね、クレーニャさん)

(その通りです陛下。マリーさん、それがあるんで痴女宮でも聖院でも厄介な人扱いなんですよ…ジーナ様もマリーさんに迫られた時の事を思い出してみてくださいよっ)

(マリーに言わせればあたくしが粗暴で理不尽で淫蕩で淫乱であるかのような言いようですけどね? 実態はマリア様や私の記憶はもとよりマリー自身の記憶も参照して下さいまし。ええ、獲物認定した相手を堕とすに躊躇がありませんし手段も選びませんのよ? あたくしと魔羅合戦を繰り広げた理由もこれでございましてよっ)クレーニャと乳上の力説もわからなくはありません。ある意味フランスのビジネスのやり方そのものなマリーの口説きというか押し方、気付かぬ訳がありません。

(まぁ…聖母様も割に、押しに弱いところがありますからねぇ。それに媚びたマリーの寝技が厄介なの、喧嘩仲間が長かった私がよーく存じておりますので。よろしい。このアルテローゼとメーテヒルデに許可を頂ければ、マリーに夜討ち闇討ちを仕掛けてでも聖母様への興味を逸らせましょう。あ、痴女宮時代のあのノリでしてよ?)

(ああ、隙あらばちんぽ突っ込み合ってたアレね。周囲に被害があらへんのなら)

(マリーさんも精気抜きの仕事や、女官促成の仕事があるのに、私達に押し付けて抜け出してここに来るとかしますからねぇ)クレーニャのぶっすーっとした顔が頭に浮かびます。

(まぁ、マリーの件はちと私とメーテヒルデで話したい事もあるので。マリア様にも参加頂きますから悪いようには致しませんわよ)

この辺は乳上、うまい事、言いますね。

マリ公が監視するからリンチにはなりませんよー淑女の話し合いで済ませますよー、と言いたい訳です。クレーニャもアルトに繋いで話を聞かせるでしょうし。

(おおかたマリーさん、陛下やアルトさんとジーナ様がズコバコしてるの見て、なら自分もって思ったみたいなので…陛下はマザコン傾向に加えて皇帝体質だからやれる相手が限られてるんですし、アルトさんはジーナ様の体調管理役でもあった経緯があるからだって言ったんですけどねぇ)

(とりあえず陛下とルクレツィア様。邪魔者は来ないと思いますから、久々に聖母様と交流を深められては?)

(あそこにいる間は、私が秘書課に詰めますから構いませんよー)こうまで言われては仕方ありませんね。

と思ってたら。

(アルテローゼさん、メーテヒルデさん。マリアンヌさんへ言いたい事は色々あると思います。しかし、マリーさんの立場からすると、せっかく初代聖母と仲良くなり語らう機会が巡って来たのに、貴女方やわたくしはそれを邪魔する悪者に見られかねません。ですので、マリーさんの頭の興味との興味を分つのも方策ではありませんか?一つわたくしに策がありますので、後ほどマリーさんとお話をしてみましょう。例の隠し部屋にお呼びしますから来られたらお通し願います。中の様子はわたくしがお見せ致しますよ。聖母様、それでよろしいでしょうか)

むっ、久々のど迫力イタリアンマンマモード炸裂のるっきー。産んだ子供の数ならスカートまくりに負けまへんでと豪語するだけはある母の貫禄が頼もしいです。

要はるっきー、マリーの女の子な部分ですね、玉の輿だの白馬の王子様だのにときめく気持ちも大事にしてあげようよ、と。

(それに、マリーさんのお仕事自体は賛否が分かれるかも知れませぬが、聖母様の目からすれば相応に良好な成果が出ておる様子。やる気を削がぬためにも、恩讐愛憎の関係の薄いわたくしが話す方が効くやも知れませぬ。良きには計らいますので、お二方は何とぞご安心を)

(むーん…)

(まぁまぁメーテヒルデ様、ここは一つ痴女皇国外交部長のお手並み拝見と参りましょう。わたくしも東欧支部絡みの事案では随分お世話になっておりますから、それなりのご成果を見せて頂けると思いますよ)

あ、るっきー、日本でいう外務大臣ポジにも任じられております。

教皇実妹にして痴女皇国現帝皇母の威光もうまく活用して、欧州外交の舞台では諸帝諸王諸侯を手玉に取り、才媛公女として勇名轟かせている模様。

…マリーの焦りがもし本当なら、るっきーの破竹の進撃な大躍進も原因かも知れないよねぇ…

それと、るっきー、何気に自分から話を切り出しておいた上に、うまーく赤い公女二人を自陣営に加えておりますね。やるのう、おぬし。

「ああっ実の父を夫に娶る背徳の味が堪りませんわっ」

「ああっ実の娘を孕まされた上に件の娘にすら犯される身が堪りませんわっ」

「なーあんたら。あたしに花嫁衣装風味着せてそのよがり台詞もどうかと思うのだが」

「いえいえ、やはりたまにはこのお身体を味わいませんと。ミカエルやダリアさんもなかなかのものなのですが、やはり安心して豚扱いされるのがねぇ」

「そうですわねおかーさま。わたくしも修練の末に、かなりお相手可能な方が増えましたが、もうこのど助平な方が再臨頂く嬉しみに勝るものなどこの世にあるのかと。ほーっほっほっほっ」

ええ。あたし今、エロ花嫁二人のおもちゃです。

確かに犯させて頂いてます。ですが、この牝豚二匹はあたしの性格を熟知していますので。

自らを亀甲縛りしてあたしの前に身体を投げ出すくらいは平気でやる二人です。

そして、その光景を見て絶句してるマリー。

で、ベラ子、マリーちんぽを躊躇なく受け入れています。

「ほほほほほマリーさん、このわたくしも母様の身体の類似品ですわよ?牝の味に劣るなどとは言わせませんわっ」

「た、確かに世辞抜きで素晴らしいとは思うのですが…いや本当に真剣に私、今めちゃくちゃ締め上げられててすぐにでも気をやりたいんですけど」

「ええ、ふらんすの方のちんぽは平均では世界一と聞きますが、それに違わぬ巨根ですわねマリーさん!もっとその肉の凶器を振るって頂いてようございましてよ!」

そーです。るっきーの秘策がこれです。ベラ子は皇帝に即位してからは痴女宮内から出て行く事が少なくなっています。下手をすると、マリーの新人研修の一日のスケジュールのかなりの時間、隣にひっついてる事すら可能なのです。

つまりるっきーの秘策とは、マリーのでかちんに目をつけたベラ子が逆レイプして逆弓削道鏡ゆげのどうきょう、逆ラスプーチンしてしまったからちかたないね。結婚前のダリアには悪いけどマリーちんぽに飽きるまで時間があったら貸してね作戦だったのです!

マリーがダリアに突っ込むよりダリアちんぽを堪能している実態があるからこそ出来たこの作戦ですが、どうせ取り入るならあたしのようなおばはんに取り入るより娘に行け、しかも娘は神聖痴女皇国皇帝にして二代目聖母ではないか。マリーちゃんを愛人扱いして誰が文句を言うのか。しかも神聖なる聖母にちんぽ突っ込んで痴女体質が解除されない痴女は物理的に限られてるんだから、選ばれたきゃ鍛えろの理屈が通るでしょうとはるっきーの弁。

更にるっきーにもお手付きされて「アルトちんぽやダリアちんぽもいいけど、マリーちんぽもなかなかですわよっ」と本人の評価がつけばですねぇ、聖院でも痴女皇国でも、あのど淫乱セレブビッチなルクレツィア様の評価が出たひにはですねぇ、絶対に絶対にマリーちんぽに挑む奴が後を絶たないだろうと。

ぬう、おばはん恐るべし。

今のマリーは確かに大抜擢大躍進を遂げて聖院と痴女皇国双方の新人教育のトップたる身です。当然、さっきの狼公女や猪公女の反応のようなねたみそねみやっかみひがみに晒されてもおかしくはありません。

ですが、るっきーはそれを否定せずに逆手にとりました。

ちんぽで聖母二人を泣かせた女。

あたしに逆に突っ込まれて、がんつ服の中にでかちんからぶちまけながら本気イキを披露した女。

普通ならなんやこれでも、痴女の国ではこれが正しい姿やろ、痴女の鑑やろ。グダグダ言う前にお前らもエロくなって人目引けや。このるっきーの主張に誰が反発できましょうか。

で、ルクレツィアさんも頑張りました。マリアちんぽに陥落される様子を披露しています。

「ああっ悔しいっ!カエル女のでかまらで孕まされたくなりまするっ!おのれマリー!ベラ子!何としてもエマニエルをひり出した穴でマリーを泣かせるのです!」とか言っています。

つまり、マリーを公認の対戦相手扱いしています。

これは、いくさだと。

更にはあたしの専管分野で言うDACT、つまりDissimilar Air Combat Training、異機種間空戦訓練です。いえ、ちんぽ勝負だからDissimilar Alien Fuck Trainingか。

だから痴女皇国皇帝や外交部長や皇帝室長とちんぽでどつきあい、というか突き合って鍛えてますねんで、自分を時間限定で鬼化してまで修練鍛錬に身を捧げてはりますやん、教官の鑑ですやんと言うのもるっきーの主張。教育のために身体張っとるやん。あんたらも身体張ってやりまくって助平技鍛えんかい。

たった60分数本勝負な穴姉妹竿姉妹バトルでマリーの地位を確立せしめ、あまつさえ位打ちにも等しい実質的公務を授けたからみんなも文句を言うなよ? とやってのけたるっきーの手腕恐るべし。

(確かにすげぇ。おめこ一撃で痴女宮制圧した女の称号確定だな…それにクラ子改めアル子の時と違い、皇帝や聖母の権威に傷をつけてねぇどころか更に高めちまってる。こりゃあお見それしたわ。うん、るっきーえらい)

(わーい。ま、惚れた女性の為ならこれくらいは致しましてよ。…あと、ベラ子がねぇ、聖母様に甘えて横に寄り添っているのが仔猫を見るようで…あの姿を邪魔してあげたくはありませんので)

(ほほほほほ、あれは皇帝特権ですわっ。あとエマニエルにはやーいうらやましーだろー、これやりたきゃ早くお詫びに出てこいと言いたいからでもありますのよ? つまり、おかみ様が一時期お隠れになられた際の出来事を真似たアレの対策でもありましてよ?)

なるほど、甘えたベラ子を見せつけてやーいやーいするわけね。

(まぁ、確かにやらかしは悪いにも程がありますが、本人もいつまでも隠れていては差し障りもありましょう)

(だよなー。聖院に連絡して白マリと向こうのエマ子に相談したけど、向こうは施工直前だからむしろ想定外の問題点を出してくれて助かった。テンプレスはこちらも外遊事案があって使ってるから貸与は厳しいが、固定設置式外燃対消滅動力炉と水力発電用タービン発電機をもうワンセット発注してるから、届き次第うちのエマ子に組みつけに行かせる。それまではイタリア海軍の支援でしのいでくれとさ。だから穴埋めも何とかするんで、あとはエマ子が出てきやすい舞台を作ってやってくれやと)

(まぁ、あたしの不安は例の「イタリアと組むと負ける」ジンクス由来やからな。それさえ払拭できれば…)

(女が絡むと奴らは強い。それに賭けるんだかーさん)

(確かに…船だけお借りして戦いの指揮なりをわたくし達で仕切るのが良いかも知れませんわねぇ)

(それについても案がある。テンプレスを使えない理由でもあるが、今、NBまで聖院分の発電機関連資材を取りに行ってるんだ。で、こっちに帰る際に、うちにいる11号機のスケアクロウの貨物室に押し込んだり、コンフォーマルポッドを交換するブツを同時積載するか随伴艦に積んできてくれる手配をしている。これを使うと特殊戦仕様のM型を対・洋上監視兼対潜作戦機のASW型として運用可能らしいわ。こいつがモノになりゃ、ポーラやクリストファーロ級の指揮運用もスケアクロウから可能だぜ)
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ジーナ「しかし今回はるっきー大活躍」
るっきー「ほーほほほ。やはりジーナ様の奴隷たるあたくしがいませんとねっ」
ベラ子「おかーさまがおかーさまをうばおうとする」
ジーナ「この科白だけだと一体何が起きてるのか誰もわからないか頭が理解を拒みそうで怖いのだが」
マリア「ちなみに現状のるっきーのIFFステータス」

Lucrezia Borgia ルクレツィア ボルジア Ten million 一千万卒 Slut Visual 痴女外観 Diplomacy Minister, Imperial of Temptress. 痴女皇国外遊・外交部長

ジーナ「なお、億卒昇格も近い模様」
るっきー「最近はミカ子が主な相手なんですけどねぇ」
ベラ子「とりあえずマリーさんに貸し一つ。あ、ちんぽ借りるから帳消しかしら」
マリー「ひいいいい」
ベラ子「はいはい泣かない泣かない。これで乳上様やメーテヒルデ様もあたくしやルクレツィア母様に挑んで頂いたら立場的にはよろしいかと」
アル子「挑みました。吸われた過去があります」
るっきー「そこで負けたら負けたままですわっ」
クレ子「ですがねルクレツィア様。単なる人間のお身体の時ですら黒豚…ダリアを打ち負かしておられる方に勝つのは大変なんですよ?」
ベラ子「まぁ、皆様に諸々行き渡っている今はわたくしに普通に精気献上も可能ですのでよしなに」
マリー「うう、ジーナ様相手なら楽できると思ったのに…」
ベラ子「鬼武者もーど使用を許可します。特にルクレツィア母様相手の場合」
マリー「勝てそうな気は…一つだけお願いがあります。桜の花を見たら私を思い出してくださいませんか…それだけでよろしうございます」
マリア「おいそれ死亡エンドフラグ」
ジーナ「ああっマリーが蓑に入って糸でぶら下がってるっ!」
マリア「マリーってみ◯吉役だったのか…確かにあの話も時がねじれているが…」
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