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狂気の新旧交代劇・狂乱の初夜乱交編
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其名は大なる議事の使者と稱へらる
神は我等と偕にすればなり
- Horologion 90 -
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「という訳でまたしても娘を泣かせた上で、本来は泣かすどころか怒らせただけで不敬も不敬な方をだな、またしても泣かせてしまった訳やねんけど」
「うむ。この場合は仕方ないと思うぞうち。というかその分体ボディめちゃくちゃ強力やないか。うちにもそれ装備してくれ」
「白エマ子にゆえっ。それにこれはおかみさまリクエストでもあるのやぞ…」ええそうです。最新型の生体兵器装備というのに目をつけた「例のストリップ見たさに覗いたら引っ張り出された」おばはんがちょっと構造情報よこせというので、おめこ決めました。
で、結果。
「汚いっ汚いぞ婢女!前はそんなもんなかったやろ!うちに突っ込ませんかいっ」ええ、あたくしの股間に装備したラスプーチンちんを指してめっちゃ怒ってはります。ちなみに売女とか婢女呼ばわりされるのはあまり気になりません。その婢女によがり泣かされた貴女って一体という意味の関西弁を囁くと。絶対確実に相手は黙りますから。うはは。
「いや、お神様いえおかみ様。とりあえず痴女種の時の遺伝情報とか構造情報の伝達で一番クソ手っ取り早いのがこれなんですがな。確実にあたしが入ってる分体の情報送り込むてこれしかおまへんねんて」
そうです。これは大江山勤務の人外さんたちの制御システムを欲しがっているおかみ様の参考になればと、分体提供者たるエマ子と、おかみ様合意の上で行われた情報交換業務なのです。
そして、以前の雪辱戦を要望されたおかみ様のリクエストにも応えるためにわたくしジーナおばはんが出撃した結果なのです。イったイかせたよがった云々より、指導者とか政体の頂点という立場の職務を果たすという思いに応えさせて頂いた結果です。
「とりあえず、他の方にも効くかどうか試してみましょ。あたしかて、おかみ様のご要望なればこそですな、娘の筆下ろしより優先してこれ使わせて頂きました訳ですわ。更に、部下の方々の制御や自己抑制の機能強化を試みられるという比丘尼国の国事行為に協力させて頂いておる立場を考慮くださいよっ」はらたつのりなので、ベラ子のムチ借りて縛ってます。この半生体鞭も、実はエマ子細胞で強化されており、おかみ様の力をもってしても拘束が解けないそうです。
で、埒があきまへんので上の口と下の口を塞いでもらおうと。
「えーっと、外道さん。あんた上司と最後におめこしたんいつ?ついでやから今日は無礼講でちょっと穴貸してもろたらええんちゃいますのん?」外道丸さんにウィンクしてあげるとですね。
「聖母様がええねんけど…まぁ、おかみ様に中出ししはった分をうちが吸収して試せばええか」とノリノリで犯し始めてくれまして。ええノリやなぁ。んで更に追加。
「プラウファーネさん、おかみ様と会うの久々でしょ?で、この人アナルいけますのん?え、全然OK?二本挿しとかしょっちゅう?ほな、外道さんと姉弟の息を合わせてちょっと」
「そうですねぇ、ジーナさんにはよく掘って頂きましたよねぇ。大江山行ったらあまり会えないんですよねぇ」
「まぁ、おかみ様がOK出したらうちが遊びに行くのに異論はなかろう。頑張ってあたしの仕込みを実践したって」と、地下の慰労指導を担当した経緯で仲良く和やかにプラウファーネさんと会話している傍で。
「ひぎいいいい!こら婢女!お前わしの部下をええように使うた上にわし無視して友好を深めんな!あひいいいいい!」
「ああっあんよろしすぎえ!尻尾出るっ出るっ瘴気出てまいますえ!」
「あきまへんがな玉藻さんー。お、やっぱりエマ子細胞効き目あるな。ここを恐山とか那須の温泉にしたらあきまへんで。ちなみに若様の土地にある、例の別荘は湯本温泉からあまり離れてないという意味のない解説」
「ぬーん…わっちどころか悦吏子はんまでいかされとりますえ。聖母様…確かに気持ちええんですけど、鬼とか狐を逆に虜にしかねまへん危険物ですわそれ。普通はわっちらがやばい危ない人に使うたらあかんて気ぃ遣うはずやのに…負けた気にしかならん…悔しいから飲尿しよ」
「どういう理屈や…狐にそういう習性があるのはどっかで聞きましたけど…」
「同族認定とか手下認定のあかしどす。さ、遠慮のぅ」
「はぁ、雅美さんが作らせたプールでやって正解やな…」
そうです、固有名詞校長と並ぶ固有名詞シリーズたる「例のプール」模造品として、エロコスパコ撮り用に雅美さんがベランダに作らせてたあれですよ。エアコンや照明もあるので、本物よりは絶対便利なはずです。面積もちょっと大きいし。
「そらそうと白うち。そっちのエマ子どないよ。ちゃんと性教育しときや。こっちは製造の経緯があって特殊性癖持ちなのが生まれる前から予測出来てたけどさぁ」
「余計なお世話じゃ…と言いたいけど…このラスプーチンちんてなんなん?うちにはきつすぎや…今とりあえずピーターノース仕様にして貰ってるけどなぁ」
「その割に腰動いとるやないか」
「一つ注意事項がある。わたしらでするん禁止な。対消滅反応に近い現象が起きる可能性がある。それ以前に多分、その気にはならんはずや」
「ああっお姉様!そんなにされたら!」
「るっきーは…ああ、そうか白ダリアはクリスが使ってんのか…」
「鬼の毒気が危険やから、なるべく離れとけとは言うた。しかし真剣にこれまずいで」
「ああっあっ締まりますお母様!ダメです!」で、あたくしはとりあえずルクレツィアさんに突っ込んでます。ちょっと鬼さん相手に試したいんだけど。
そして白うち。白エマ子の筆下ろし中。正直、自分の交尾ってあんま見たくない気も。
「うちかてあんたがおかみ様とやってんの見て頭抱えたわい。なんじゃあのSM系は」
「職務や職務。ところでマリ公。蒔子さんどうよ」
「んー。何とかして痴女種細胞に入れ替えようとしてるけど、何よこの細胞汚染。こりゃ本当、まずいわ…」
「ちょっと見してな。あ、なるほど。心理的に嫌がってるか…」
(どないした。蒔子か…)
(あ、おかみ様。うちの細胞どないでした?)
(これは使いであるわ。恐らくわしの望みの鬼人にするのに使えると思うぞ。こちらでも時をかけて鬼に馴染ませていく必要はあるがな。既にわしの中でもとは保存しとる。あとは大江でもまくだけや)
(それは重畳。で、あたしが抱いてこの分体細胞を転移する方法を考えてたんですけどねぇ)
(ほんまに手間かかる子ぉやな)
(おかみ様。一つ賭けになる提案、あるんですわ。ちょうど盆やしねぇ…)
(ふむ。お前の頭ん中覗いてるからわかるけど、確かに賭けやわな。せやけど…ほんまにかけやぞ? 普通なら何言うとるんじゃやけど、お前やからわしもその話に乗ってやったろう思うんや。確かに、ここの下でなかったら絶対にできん。大江か伊勢か高千穂でも出来るけど、それ用の場所を用意して仕込みせんとあかん)いつの間にか、全員があたしらの周りにいます。
(茨木。あれ用の結界、お前が出せる手順知ってたの。今いけるか)
(はい。大丈夫ですよ、おおみかみ様。ただ、うちの姉と玉藻も加勢させる必要はありますが)
(よし。恐らく、プラウファーネとしての最後の仕事やろな。あと、うちらの茨木としての復帰一発目じゃ。お前ら召し替えれ。ちょっとよぶぞ。神野。山本。今からここの地下墓所を借りてわしはもどる。関係者以外立ち入り禁止にせぇ)
おお、これが神野悪五郎と山本五郎左衞門か…妖怪を集めて動物園やってるような感じのお兄ちゃんとおっさんが、武士の衣装で来てくれました。うん、なんか頼もしいぞ。
(いや聖母様、そんなに褒めて頂かなくとも)
(流石におおみかみ様になられる場の守りですからな、わしらもこのなりですわ)…ほんまに褒められると嬉しいのねぇ。
(あと、婢女。ににぎの子と、おまえ。それとべらちゃん。そして、ふじん。お前ら四人がいる。お前とふじんは問題ない。べらこがちょっと出るかもわからんな。そして…賭けは、その子や…せやけどお前、よう思いついたの)
(いや、あの時、菅野くんとクリスはほぼぶっ倒れてましたけど、あたしはともかく、あのお方は普通にしてはったやないですか)
(そらお前、あれの血筋考えてみ。ににぎの子ならあそこにおれるのや。ただ…この子がその血の力にあやかれるかやのう。そういうかけごとはおもろし。のる。あとのもん。すまん。立ち入れぬ理由はまりやに聞け。この子もおったから知っとる)
(よし、みんな手ぇ止めんでええから聞いといて。今からおかみさまのほんまの姿になってもらう。ただ、今ここでやったら半径五キロ以内の人間と痴女全員死亡確定やから、地下墓所でやる。黒エマ子とベラ子と私と、クリサンサマーネ…まきちゃんと大江関係者全員が墓所に行くけど、戻るまで立ち入り禁止な。神野悪五郎さんと山本五郎左衛門さんが臨時で警備やってくれるから大丈夫とは思うけど、マリア、回覧頼むわ)
(あいよ。…だけどさぁ、ご神域で浄化って…ほんとに賭けよ…)
(やれることはやってあげよう)
(私は大丈夫ですけど、マリアヴェッラ母様が少し、神気あたりするかも知れませんね。ベラ子母様。おかみさまがおおみかみ様に戻ると、強烈な清浄化作用が辺り一帯に働くんですよ。で、日本の八百万神種か、承認種でないと生存不可能。蒔子さんはおおみかみ様の血統で人類降下種です。ジーナお母様はそれに賭けているのですよ。八百万神種には百薬となる清浄化措置が働くのに)
(なるほど…とりあえず体験するしかなさそうですね)
(では行ってくるで)
で。
墓所。
この案を思いついたもう一つの理由。
ここで元の姿になってもらうと、ご先祖様にチャージが可能ではと思ったから。
無駄なエネルギーの放出はさせまへん。きっちり回収しましょ。
「全くせこいこと考えおって。ほんまに上方もんやのぅ。ほな茨木。外道。玉藻。いくぞ」…っていうかおかみさまも今の大江山の所在地を考えるとぶぶ漬け府民…。で、三人から承知の返事が返ってきたのでしょう。大巫女様の姿が光に包まれて…。
「おう。このがんつ服というのは強いものであるな。この姿の朕が召しても壊れぬか」あの、神々しさが半減してる気がするんですが…。そのお姿ですと。
そうです、黒マリア渾身の力作の一つ、がんつ服。
「本来の姿に戻ったこのお方」の着用にすら耐えてるんですよ。更に機能も申し分ないそうです。
「とりあえず二礼二拍手一礼しといた方がええのだろうか…」
「今更よいぞ。ほほほ。それより、お子を…」
「ほれエマ子、ベラ子、固まるな。まきちゃーん。意識あるかー」
「ない方がよかろ。で。婢女。お前の賭けに乗るにあたり、朕にも案がある。朕にその体、少しばかり預けてくれぬか。もしくは、朕をなかにいれてくれ。床わざはおのれの方が今風であろう」
「では、お越しください。うちが竿やりますわ」おかみ様が消えました。
(ふむふむ。おのれの服、がんつ服と同じしかけなのか。なるほど)
(こっちのまりやが倒れたんで、着る服に困ったんですわ。で、急ごしらえで作ってもらったんですよ。大体の機能は同じです)
(結果よしじゃな。では、蒔子をその気にさせるぞえ。頭は起きたことを覚えぬようにしておるが、からだは動くはずぞ)よっし。まきちゃんの地下従事者用紫服がうちに反応…した。開口部確認。
(む…締めてきてますね。無意識ですけど挿入に反応してますわ。これはいけるかなっと)
(よし。問いかけておく。朕の子は流石にまずいから、ここに残りたくば婢女の子を孕め。残りたくなければ婢女の精でひとに戻れ。これで言うた。あとは結果待ちじゃな)
(はい、今、出しておきましたよ。ほんまにカトリックの種付けみたいな感じやったな…)
(あと、さーびすとやらをして遣わす。ここでお前の子を犯せ。意味は…わかるな?お前もその方が後々楽になるであろ?)
(そうですねぇ。エマ子。いけるか。お盆のあれ…黒マリ曰くの立川流の代わりにもええから、ちょっとやるぞ。ほれ)
(ああっお母様のが…やはり神気を纏ってますから危険なまでに凶悪ですねぇ。うう、これは凄いご褒美です。ただでもお母様に特段の反応をするように出来ている私ですから…ふう。うわきっつ。この属性を今装備しちゃうと明らかにオーバースペックになるので属性保存しておきます。あと、これ…マリア姉の治療に使えるかも知れませんね…)
(じゃろ?だから其方に預けたのじゃ。そしてマリアヴェッラ。母より力を貰うがよい。あとな…母から受けたものは母にかえせ。おのれらなら意味は分かろう?)
(え。つまり、逆に、あたしが受けで…)
(他にどういう組み合わせがあると。それに婢女。今のお前に突っ込まれてお前がよがれば朕もよがれるのじゃ。お前の言う省えねとかえこでろはすな行為じゃろ?不平不満はありや?)
(ございません…とりあえずベラ子。これであんた達に注射は終わった。今の状態で本気でやるとガチにまずいからこのくらいで我慢しなさい。おおみかみ様が抜けてからなら存分に入れてあげるから。でぇ…エマ子がやる気だよねぇ…)
(そりゃあもう、母様。恐らく、その分体の問題点は解決してると思いますよ。継続使用可能か確認の意味も含んでますから。ああ、これですよこれ。自分に突っ込んでるようで動きが母様です。ううっ効きます。ただ…私も堪能したいのはやまやまですが、そもそも私はマリアヴェッラ母様のために産まれた子。とりあえず母様に戻す分は今出します…ううっいくっ…けど、母様のちからはベラ子母様により強く使って差し上げて下さい…)
(孝行者の娘を持てて良いのう。ほれ婢女。娘を受け入れてたもれ…待て、朕が細工してやろう。お前らのこのみでは婢女の方が挿れるのが良いのであろう?)
(そうですよ。どっちかというと彼女は受けの方がいい部類です)
(よし。遠慮のうやれ)
という訳でちょっとぐったり気味のベラ子に挿入。
恐らく今のベラ子、神気当たりだろうという予想は正解でした。ええ。
皆さんの中で、大きめの神社に行かれて気分悪くなった経験がある方いらっしゃいますかね。
天の声曰く、神宮の内宮や出雲大社はもちろんだが、奈良県の大神神社。あそこ辺りが特に分かりやすいだろうと。
あの手の神社は敷地がかなり大きいので、駅なりバス停なり駐車場からまず歩かされる。そして山なり森の中にあるから大気成分にオゾンやフィトンチッドは元より酸素比率も高いから、普段から自然の中で暮らしていない都会人には吸い慣れない大気であるから、運動不足な上に環境が激変して気分を悪くする奴がいると。
ま、これはあたしにもわかります。クレーゼさんと巡った沖縄の観光地の中に、琉球神話の神さん祀ってる聖地で似たような場所…いきなり気温が何度か下がるような場所がありますから。
しかし、それだけですかねと。
本編や後書きで何度か出た五十猛命って神さん祀ってる神社があるんですが、そこの敷地の周囲に配置された地蔵堂の一つがやたら気になった天の声、それをデジイチで撮影して某所にうpしたところ、当時の知人の丹波住まいの方から連絡が来て「あれ怪しい。今すぐ消すか隠せ」と言われ、とりあえずリンク踏まないと見れないようにしたそうです。しかも「見たら気分悪くなるかも知れないから注意」という警告の文字列にして。
…で、数時間後にあたしのアルバイトみたいな事して踊ってた腐れ縁な人物から電話が来まして「あれを見た瞬間にひどい悪寒に襲われて倒れかけた。あれ一体なんなん」と言われたそうですわ。
で、天の声は、んなもん俺が知るか霊感がある人に言われたから隠したが、由来を知る人に情報を寄せて欲しかったから敢えて置いといたんだよと怒ってましたが、確かに改築する前のその地蔵堂、めちゃくちゃボロくて今にも祟りそうなんですよね。
えらい話が逸れましたが、るっきーやベラ子は言うまでもなくイタリアンです。
洞窟や地下に骸骨ぽこぽこ置かれてたり、あるいは火山の噴火で当時の原型まんまで街ごと埋まってたり、はたまたローマみたいに地下鉄建設他で掘れば遺跡が出てくる土地ですが、あのイタリアです。
日本のあの陰気で辛気臭い雰囲気とは根本的に異なる土地の人間です。
そりゃ神社と同じような空気の場所作られたら、浄気に当てられるよなと。
(いや婢女、お前は日の本育ちやし慣れとるけどな、紅毛人で本国から出てない奴や経験がない奴はこのようになるのも無理からぬ話ぞ。仕方あるまい。もうちっと朕が紅毛のむすめに加勢して、と。しかしこのラスプーチンちんとかいう魔羅、凶器も凶器よの)
(いやおおみかみ様。日の本にもおりましたやん。称徳天皇陛下の寵愛受けたあれ。あの坊さん。あの座ると膝が三つ出来るとか、近畿地方に住んでる虫で、ちんこでかいからドウキョウオサムシいう名前付けられてるくらい後世に語り継がれてるあれ)
(ああ、あれか…お前らの歴史では知らぬが、あれもこれくらいであったな…)
(なな何で知ってはりますのん。全智全能いうのはともかく)
(味見した。あと、あの坊主を帝にするな嘘つくなという神託、宇佐で八幡に下ろせと命じたの、朕)
(味見したんですか…。ほなまぁ、いけるいう事でとりあえず)
(うぐふぉっ。お前の娘、ようこれで我慢しとんの…)
(硬さが露助人のそれやからまだ我慢できると思いますわ。やまとの硬さにするなら多分、これが限界でしょうねぇ)あたくしが使い慣れたぴーたーのーすに戻して、ほい。
(ちょっと大きめやけど、紅毛人にはこのくらいかのぅ。おお、これじゃこれじゃ)
(せやけど、普段どないしてはりますの。大江の時は大体想像つきますけど、神さん同士でおめこしませんの)
(あぁ…お前、それやって揉めて朕が高千穂で隠れたやろ…あれもう一度やろか?)
(遠慮します。一気に氷河期突入とか地球の自転が止まりかねん話は勘弁して下さい)
(あれで揉めたから皆で協定作りくさりよってなぁ…朕とやりたい奴は十月の定例会で名乗る申請制度作られたのじゃ。で、しゃあないから朕の遊び場にちょうどええ思うて、元伊勢作らした訳よ。聖院の初代か二代目やったかな。大江と三輪のやまの中弄るんに力貸してくれたから、後で話を聞くと良い。お前のむすめのふじん、ここ弄って少し大きくしたいみたいやからその時に話が聞けるやろ。お前やこの娘とはめてる時のこえ、あまりまりやに聞かせたら姉に悪いからいうて気ぃ使ことるみたいやな)
(なるほど。で、処方箋とかあります? 私らこれ授けてもらえましたやん)
(とりあえずお前らは気のやり取りがあるじゃろ。あれを日に一回は与えないと、まりやが飢えよるぞ。その時に、殊更仕掛けをせんでも勝手に浄気も注がれよるから、それで様子を見りゃれ)
(まぁ、即座に治る訳ではない、と)
(あとはそやな。まりやの旦那役おるやろ。あれはまだ病は軽いはずじゃ。婢女でも誰でもええけど、叩き起こして犯れ。それで使いもんになると思う)
(え?アルトを?)
(なーにを言うとるか。あの旦那役はお前がよう知っとろ。まぁ、体の相性からしても婢女よ、お前が犯すのが一番ええやろ)
(…なんか、うちのちんぽ…目覚まし時計ですか…)
(ものの役に立たんよりはましや。あとな、あれ起こす理由や。中原龍皇国。芥子の花が売り物使い物にならんようなったんお前らの仕業や思うて討伐考えとる。ま、真正面から当たる力は流石にあそこにもないからな。で、同じように麻いじったりしたくにあるやろ。天竺。あそこに中原から渡って住んどる玄奘いうばばぁな、蒙古の鬼汗国の血を引いて天竺の山の中に国作った男の嫁になっとるんや。あれの配下のばけもん三匹と天竺の藩王どもからかき集めた殺し屋やら、あの辺の山におる暗殺兵。それ送り込んできよるぞ。あと、中原でも芥子やら何やら売り捌いてた悪人の集まりの帮の頭で餃子好きの男がおるが、そいつをお前らの門前町に送り込んで暴れ倒さすらしい。まぁ、てろ言うやつやな)
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エマ子「玄奘というおばはんの亭主ですが、恐らく連邦世界でいうムハンマド・バーブル…ムガール帝国初代皇帝になるおっさんの可能性極大な模様。この世界ではとりあえず、カシミールから北とデリーの辺りまでを自領として藩王になってるそうです」
ジーナ「…ああ、そう言うたらムガール帝国て、世が世ならイスラム系で目には目をやったな…」
エマ子「しつこい国ですか?」
ジーナ「というより、色々細かい分類はあるが、大まかに言うと天竺人は割と根に持つ。これと思うた事についてはかなりしつこい…というか、商売人やからうちらの港を潰す事で連中が儲かる事を考えとるやろな」
ベラ子「族滅すれば」
ジーナ「あの当時ですら確か世界で人口最多国か二位のはずやぞ…ムガール帝国建国後の話やが」
エマ子「暗殺者はアサシン系だと言うのは分かります。藩王同士の抗争とかで暗躍してる筈。あと、山地の集団はクリス様がご存知かも。グルカです」
ジーナ「うわー、よりによってダリア向け案件集中投入かよ。黒蛇騎士団再編して迎撃するか…」
エマ子「あと、餃子のおっさんは李自成ですね。庶民の出から一揆軍を率いて革命を起こした人ですが、本作では農民を率いるだけでなく犯罪秘密結社、帮と繋がりがあるようです」
ジーナ「ふむふむ」
エマ子「それと、三匹の化け物。恐らく、大江の化け物で餌、つまり人間を求めて大陸に逃げた末裔ですね。鬼と豚鬼と人魚族。この話における李自成はどれかの血も引いていて、気功の力と化け物の力を合わせた格闘術で敵対勢力を圧倒してのし上がっている模様」
ジーナ「格闘ゲームの悪役敵役みたいな奴ばっかりなんかい…」
エマ子「そうみたいですよ。玄奘三蔵もこの世界らしい人物です。どうも源氏の血…つまり、鬼の血が大陸に渡り…ええ、中尊寺で死んだとか色々あるあのお兄ちゃんから延々続いてたみたいで、その血を引いてるかららいこう将軍まがいの姿で格闘をよくし、毛だらけの鬼や豚鬼や人食い魚人を圧倒して従えたとか。つまり、この世界の玄奘、女性です」
ジーナ「天の声の脳内はどうなっとるんじゃ…夏○雅子と課金ゲーと格闘ゲーとどりふの世界とか色々ごっちゃになっとるやないか…」
ベラ子(おかーさまの顔で、強さはともかく頭が痛くなりそうな連中が攻めてくるのがわかりました…)
エマ子「ちなみにこの話、アルトリーネの方の最新作でも触れていますよ。お時間があればどうぞ」
https://novel18.syosetu.com/n5728gy/46/
神は我等と偕にすればなり
- Horologion 90 -
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「という訳でまたしても娘を泣かせた上で、本来は泣かすどころか怒らせただけで不敬も不敬な方をだな、またしても泣かせてしまった訳やねんけど」
「うむ。この場合は仕方ないと思うぞうち。というかその分体ボディめちゃくちゃ強力やないか。うちにもそれ装備してくれ」
「白エマ子にゆえっ。それにこれはおかみさまリクエストでもあるのやぞ…」ええそうです。最新型の生体兵器装備というのに目をつけた「例のストリップ見たさに覗いたら引っ張り出された」おばはんがちょっと構造情報よこせというので、おめこ決めました。
で、結果。
「汚いっ汚いぞ婢女!前はそんなもんなかったやろ!うちに突っ込ませんかいっ」ええ、あたくしの股間に装備したラスプーチンちんを指してめっちゃ怒ってはります。ちなみに売女とか婢女呼ばわりされるのはあまり気になりません。その婢女によがり泣かされた貴女って一体という意味の関西弁を囁くと。絶対確実に相手は黙りますから。うはは。
「いや、お神様いえおかみ様。とりあえず痴女種の時の遺伝情報とか構造情報の伝達で一番クソ手っ取り早いのがこれなんですがな。確実にあたしが入ってる分体の情報送り込むてこれしかおまへんねんて」
そうです。これは大江山勤務の人外さんたちの制御システムを欲しがっているおかみ様の参考になればと、分体提供者たるエマ子と、おかみ様合意の上で行われた情報交換業務なのです。
そして、以前の雪辱戦を要望されたおかみ様のリクエストにも応えるためにわたくしジーナおばはんが出撃した結果なのです。イったイかせたよがった云々より、指導者とか政体の頂点という立場の職務を果たすという思いに応えさせて頂いた結果です。
「とりあえず、他の方にも効くかどうか試してみましょ。あたしかて、おかみ様のご要望なればこそですな、娘の筆下ろしより優先してこれ使わせて頂きました訳ですわ。更に、部下の方々の制御や自己抑制の機能強化を試みられるという比丘尼国の国事行為に協力させて頂いておる立場を考慮くださいよっ」はらたつのりなので、ベラ子のムチ借りて縛ってます。この半生体鞭も、実はエマ子細胞で強化されており、おかみ様の力をもってしても拘束が解けないそうです。
で、埒があきまへんので上の口と下の口を塞いでもらおうと。
「えーっと、外道さん。あんた上司と最後におめこしたんいつ?ついでやから今日は無礼講でちょっと穴貸してもろたらええんちゃいますのん?」外道丸さんにウィンクしてあげるとですね。
「聖母様がええねんけど…まぁ、おかみ様に中出ししはった分をうちが吸収して試せばええか」とノリノリで犯し始めてくれまして。ええノリやなぁ。んで更に追加。
「プラウファーネさん、おかみ様と会うの久々でしょ?で、この人アナルいけますのん?え、全然OK?二本挿しとかしょっちゅう?ほな、外道さんと姉弟の息を合わせてちょっと」
「そうですねぇ、ジーナさんにはよく掘って頂きましたよねぇ。大江山行ったらあまり会えないんですよねぇ」
「まぁ、おかみ様がOK出したらうちが遊びに行くのに異論はなかろう。頑張ってあたしの仕込みを実践したって」と、地下の慰労指導を担当した経緯で仲良く和やかにプラウファーネさんと会話している傍で。
「ひぎいいいい!こら婢女!お前わしの部下をええように使うた上にわし無視して友好を深めんな!あひいいいいい!」
「ああっあんよろしすぎえ!尻尾出るっ出るっ瘴気出てまいますえ!」
「あきまへんがな玉藻さんー。お、やっぱりエマ子細胞効き目あるな。ここを恐山とか那須の温泉にしたらあきまへんで。ちなみに若様の土地にある、例の別荘は湯本温泉からあまり離れてないという意味のない解説」
「ぬーん…わっちどころか悦吏子はんまでいかされとりますえ。聖母様…確かに気持ちええんですけど、鬼とか狐を逆に虜にしかねまへん危険物ですわそれ。普通はわっちらがやばい危ない人に使うたらあかんて気ぃ遣うはずやのに…負けた気にしかならん…悔しいから飲尿しよ」
「どういう理屈や…狐にそういう習性があるのはどっかで聞きましたけど…」
「同族認定とか手下認定のあかしどす。さ、遠慮のぅ」
「はぁ、雅美さんが作らせたプールでやって正解やな…」
そうです、固有名詞校長と並ぶ固有名詞シリーズたる「例のプール」模造品として、エロコスパコ撮り用に雅美さんがベランダに作らせてたあれですよ。エアコンや照明もあるので、本物よりは絶対便利なはずです。面積もちょっと大きいし。
「そらそうと白うち。そっちのエマ子どないよ。ちゃんと性教育しときや。こっちは製造の経緯があって特殊性癖持ちなのが生まれる前から予測出来てたけどさぁ」
「余計なお世話じゃ…と言いたいけど…このラスプーチンちんてなんなん?うちにはきつすぎや…今とりあえずピーターノース仕様にして貰ってるけどなぁ」
「その割に腰動いとるやないか」
「一つ注意事項がある。わたしらでするん禁止な。対消滅反応に近い現象が起きる可能性がある。それ以前に多分、その気にはならんはずや」
「ああっお姉様!そんなにされたら!」
「るっきーは…ああ、そうか白ダリアはクリスが使ってんのか…」
「鬼の毒気が危険やから、なるべく離れとけとは言うた。しかし真剣にこれまずいで」
「ああっあっ締まりますお母様!ダメです!」で、あたくしはとりあえずルクレツィアさんに突っ込んでます。ちょっと鬼さん相手に試したいんだけど。
そして白うち。白エマ子の筆下ろし中。正直、自分の交尾ってあんま見たくない気も。
「うちかてあんたがおかみ様とやってんの見て頭抱えたわい。なんじゃあのSM系は」
「職務や職務。ところでマリ公。蒔子さんどうよ」
「んー。何とかして痴女種細胞に入れ替えようとしてるけど、何よこの細胞汚染。こりゃ本当、まずいわ…」
「ちょっと見してな。あ、なるほど。心理的に嫌がってるか…」
(どないした。蒔子か…)
(あ、おかみ様。うちの細胞どないでした?)
(これは使いであるわ。恐らくわしの望みの鬼人にするのに使えると思うぞ。こちらでも時をかけて鬼に馴染ませていく必要はあるがな。既にわしの中でもとは保存しとる。あとは大江でもまくだけや)
(それは重畳。で、あたしが抱いてこの分体細胞を転移する方法を考えてたんですけどねぇ)
(ほんまに手間かかる子ぉやな)
(おかみ様。一つ賭けになる提案、あるんですわ。ちょうど盆やしねぇ…)
(ふむ。お前の頭ん中覗いてるからわかるけど、確かに賭けやわな。せやけど…ほんまにかけやぞ? 普通なら何言うとるんじゃやけど、お前やからわしもその話に乗ってやったろう思うんや。確かに、ここの下でなかったら絶対にできん。大江か伊勢か高千穂でも出来るけど、それ用の場所を用意して仕込みせんとあかん)いつの間にか、全員があたしらの周りにいます。
(茨木。あれ用の結界、お前が出せる手順知ってたの。今いけるか)
(はい。大丈夫ですよ、おおみかみ様。ただ、うちの姉と玉藻も加勢させる必要はありますが)
(よし。恐らく、プラウファーネとしての最後の仕事やろな。あと、うちらの茨木としての復帰一発目じゃ。お前ら召し替えれ。ちょっとよぶぞ。神野。山本。今からここの地下墓所を借りてわしはもどる。関係者以外立ち入り禁止にせぇ)
おお、これが神野悪五郎と山本五郎左衞門か…妖怪を集めて動物園やってるような感じのお兄ちゃんとおっさんが、武士の衣装で来てくれました。うん、なんか頼もしいぞ。
(いや聖母様、そんなに褒めて頂かなくとも)
(流石におおみかみ様になられる場の守りですからな、わしらもこのなりですわ)…ほんまに褒められると嬉しいのねぇ。
(あと、婢女。ににぎの子と、おまえ。それとべらちゃん。そして、ふじん。お前ら四人がいる。お前とふじんは問題ない。べらこがちょっと出るかもわからんな。そして…賭けは、その子や…せやけどお前、よう思いついたの)
(いや、あの時、菅野くんとクリスはほぼぶっ倒れてましたけど、あたしはともかく、あのお方は普通にしてはったやないですか)
(そらお前、あれの血筋考えてみ。ににぎの子ならあそこにおれるのや。ただ…この子がその血の力にあやかれるかやのう。そういうかけごとはおもろし。のる。あとのもん。すまん。立ち入れぬ理由はまりやに聞け。この子もおったから知っとる)
(よし、みんな手ぇ止めんでええから聞いといて。今からおかみさまのほんまの姿になってもらう。ただ、今ここでやったら半径五キロ以内の人間と痴女全員死亡確定やから、地下墓所でやる。黒エマ子とベラ子と私と、クリサンサマーネ…まきちゃんと大江関係者全員が墓所に行くけど、戻るまで立ち入り禁止な。神野悪五郎さんと山本五郎左衛門さんが臨時で警備やってくれるから大丈夫とは思うけど、マリア、回覧頼むわ)
(あいよ。…だけどさぁ、ご神域で浄化って…ほんとに賭けよ…)
(やれることはやってあげよう)
(私は大丈夫ですけど、マリアヴェッラ母様が少し、神気あたりするかも知れませんね。ベラ子母様。おかみさまがおおみかみ様に戻ると、強烈な清浄化作用が辺り一帯に働くんですよ。で、日本の八百万神種か、承認種でないと生存不可能。蒔子さんはおおみかみ様の血統で人類降下種です。ジーナお母様はそれに賭けているのですよ。八百万神種には百薬となる清浄化措置が働くのに)
(なるほど…とりあえず体験するしかなさそうですね)
(では行ってくるで)
で。
墓所。
この案を思いついたもう一つの理由。
ここで元の姿になってもらうと、ご先祖様にチャージが可能ではと思ったから。
無駄なエネルギーの放出はさせまへん。きっちり回収しましょ。
「全くせこいこと考えおって。ほんまに上方もんやのぅ。ほな茨木。外道。玉藻。いくぞ」…っていうかおかみさまも今の大江山の所在地を考えるとぶぶ漬け府民…。で、三人から承知の返事が返ってきたのでしょう。大巫女様の姿が光に包まれて…。
「おう。このがんつ服というのは強いものであるな。この姿の朕が召しても壊れぬか」あの、神々しさが半減してる気がするんですが…。そのお姿ですと。
そうです、黒マリア渾身の力作の一つ、がんつ服。
「本来の姿に戻ったこのお方」の着用にすら耐えてるんですよ。更に機能も申し分ないそうです。
「とりあえず二礼二拍手一礼しといた方がええのだろうか…」
「今更よいぞ。ほほほ。それより、お子を…」
「ほれエマ子、ベラ子、固まるな。まきちゃーん。意識あるかー」
「ない方がよかろ。で。婢女。お前の賭けに乗るにあたり、朕にも案がある。朕にその体、少しばかり預けてくれぬか。もしくは、朕をなかにいれてくれ。床わざはおのれの方が今風であろう」
「では、お越しください。うちが竿やりますわ」おかみ様が消えました。
(ふむふむ。おのれの服、がんつ服と同じしかけなのか。なるほど)
(こっちのまりやが倒れたんで、着る服に困ったんですわ。で、急ごしらえで作ってもらったんですよ。大体の機能は同じです)
(結果よしじゃな。では、蒔子をその気にさせるぞえ。頭は起きたことを覚えぬようにしておるが、からだは動くはずぞ)よっし。まきちゃんの地下従事者用紫服がうちに反応…した。開口部確認。
(む…締めてきてますね。無意識ですけど挿入に反応してますわ。これはいけるかなっと)
(よし。問いかけておく。朕の子は流石にまずいから、ここに残りたくば婢女の子を孕め。残りたくなければ婢女の精でひとに戻れ。これで言うた。あとは結果待ちじゃな)
(はい、今、出しておきましたよ。ほんまにカトリックの種付けみたいな感じやったな…)
(あと、さーびすとやらをして遣わす。ここでお前の子を犯せ。意味は…わかるな?お前もその方が後々楽になるであろ?)
(そうですねぇ。エマ子。いけるか。お盆のあれ…黒マリ曰くの立川流の代わりにもええから、ちょっとやるぞ。ほれ)
(ああっお母様のが…やはり神気を纏ってますから危険なまでに凶悪ですねぇ。うう、これは凄いご褒美です。ただでもお母様に特段の反応をするように出来ている私ですから…ふう。うわきっつ。この属性を今装備しちゃうと明らかにオーバースペックになるので属性保存しておきます。あと、これ…マリア姉の治療に使えるかも知れませんね…)
(じゃろ?だから其方に預けたのじゃ。そしてマリアヴェッラ。母より力を貰うがよい。あとな…母から受けたものは母にかえせ。おのれらなら意味は分かろう?)
(え。つまり、逆に、あたしが受けで…)
(他にどういう組み合わせがあると。それに婢女。今のお前に突っ込まれてお前がよがれば朕もよがれるのじゃ。お前の言う省えねとかえこでろはすな行為じゃろ?不平不満はありや?)
(ございません…とりあえずベラ子。これであんた達に注射は終わった。今の状態で本気でやるとガチにまずいからこのくらいで我慢しなさい。おおみかみ様が抜けてからなら存分に入れてあげるから。でぇ…エマ子がやる気だよねぇ…)
(そりゃあもう、母様。恐らく、その分体の問題点は解決してると思いますよ。継続使用可能か確認の意味も含んでますから。ああ、これですよこれ。自分に突っ込んでるようで動きが母様です。ううっ効きます。ただ…私も堪能したいのはやまやまですが、そもそも私はマリアヴェッラ母様のために産まれた子。とりあえず母様に戻す分は今出します…ううっいくっ…けど、母様のちからはベラ子母様により強く使って差し上げて下さい…)
(孝行者の娘を持てて良いのう。ほれ婢女。娘を受け入れてたもれ…待て、朕が細工してやろう。お前らのこのみでは婢女の方が挿れるのが良いのであろう?)
(そうですよ。どっちかというと彼女は受けの方がいい部類です)
(よし。遠慮のうやれ)
という訳でちょっとぐったり気味のベラ子に挿入。
恐らく今のベラ子、神気当たりだろうという予想は正解でした。ええ。
皆さんの中で、大きめの神社に行かれて気分悪くなった経験がある方いらっしゃいますかね。
天の声曰く、神宮の内宮や出雲大社はもちろんだが、奈良県の大神神社。あそこ辺りが特に分かりやすいだろうと。
あの手の神社は敷地がかなり大きいので、駅なりバス停なり駐車場からまず歩かされる。そして山なり森の中にあるから大気成分にオゾンやフィトンチッドは元より酸素比率も高いから、普段から自然の中で暮らしていない都会人には吸い慣れない大気であるから、運動不足な上に環境が激変して気分を悪くする奴がいると。
ま、これはあたしにもわかります。クレーゼさんと巡った沖縄の観光地の中に、琉球神話の神さん祀ってる聖地で似たような場所…いきなり気温が何度か下がるような場所がありますから。
しかし、それだけですかねと。
本編や後書きで何度か出た五十猛命って神さん祀ってる神社があるんですが、そこの敷地の周囲に配置された地蔵堂の一つがやたら気になった天の声、それをデジイチで撮影して某所にうpしたところ、当時の知人の丹波住まいの方から連絡が来て「あれ怪しい。今すぐ消すか隠せ」と言われ、とりあえずリンク踏まないと見れないようにしたそうです。しかも「見たら気分悪くなるかも知れないから注意」という警告の文字列にして。
…で、数時間後にあたしのアルバイトみたいな事して踊ってた腐れ縁な人物から電話が来まして「あれを見た瞬間にひどい悪寒に襲われて倒れかけた。あれ一体なんなん」と言われたそうですわ。
で、天の声は、んなもん俺が知るか霊感がある人に言われたから隠したが、由来を知る人に情報を寄せて欲しかったから敢えて置いといたんだよと怒ってましたが、確かに改築する前のその地蔵堂、めちゃくちゃボロくて今にも祟りそうなんですよね。
えらい話が逸れましたが、るっきーやベラ子は言うまでもなくイタリアンです。
洞窟や地下に骸骨ぽこぽこ置かれてたり、あるいは火山の噴火で当時の原型まんまで街ごと埋まってたり、はたまたローマみたいに地下鉄建設他で掘れば遺跡が出てくる土地ですが、あのイタリアです。
日本のあの陰気で辛気臭い雰囲気とは根本的に異なる土地の人間です。
そりゃ神社と同じような空気の場所作られたら、浄気に当てられるよなと。
(いや婢女、お前は日の本育ちやし慣れとるけどな、紅毛人で本国から出てない奴や経験がない奴はこのようになるのも無理からぬ話ぞ。仕方あるまい。もうちっと朕が紅毛のむすめに加勢して、と。しかしこのラスプーチンちんとかいう魔羅、凶器も凶器よの)
(いやおおみかみ様。日の本にもおりましたやん。称徳天皇陛下の寵愛受けたあれ。あの坊さん。あの座ると膝が三つ出来るとか、近畿地方に住んでる虫で、ちんこでかいからドウキョウオサムシいう名前付けられてるくらい後世に語り継がれてるあれ)
(ああ、あれか…お前らの歴史では知らぬが、あれもこれくらいであったな…)
(なな何で知ってはりますのん。全智全能いうのはともかく)
(味見した。あと、あの坊主を帝にするな嘘つくなという神託、宇佐で八幡に下ろせと命じたの、朕)
(味見したんですか…。ほなまぁ、いけるいう事でとりあえず)
(うぐふぉっ。お前の娘、ようこれで我慢しとんの…)
(硬さが露助人のそれやからまだ我慢できると思いますわ。やまとの硬さにするなら多分、これが限界でしょうねぇ)あたくしが使い慣れたぴーたーのーすに戻して、ほい。
(ちょっと大きめやけど、紅毛人にはこのくらいかのぅ。おお、これじゃこれじゃ)
(せやけど、普段どないしてはりますの。大江の時は大体想像つきますけど、神さん同士でおめこしませんの)
(あぁ…お前、それやって揉めて朕が高千穂で隠れたやろ…あれもう一度やろか?)
(遠慮します。一気に氷河期突入とか地球の自転が止まりかねん話は勘弁して下さい)
(あれで揉めたから皆で協定作りくさりよってなぁ…朕とやりたい奴は十月の定例会で名乗る申請制度作られたのじゃ。で、しゃあないから朕の遊び場にちょうどええ思うて、元伊勢作らした訳よ。聖院の初代か二代目やったかな。大江と三輪のやまの中弄るんに力貸してくれたから、後で話を聞くと良い。お前のむすめのふじん、ここ弄って少し大きくしたいみたいやからその時に話が聞けるやろ。お前やこの娘とはめてる時のこえ、あまりまりやに聞かせたら姉に悪いからいうて気ぃ使ことるみたいやな)
(なるほど。で、処方箋とかあります? 私らこれ授けてもらえましたやん)
(とりあえずお前らは気のやり取りがあるじゃろ。あれを日に一回は与えないと、まりやが飢えよるぞ。その時に、殊更仕掛けをせんでも勝手に浄気も注がれよるから、それで様子を見りゃれ)
(まぁ、即座に治る訳ではない、と)
(あとはそやな。まりやの旦那役おるやろ。あれはまだ病は軽いはずじゃ。婢女でも誰でもええけど、叩き起こして犯れ。それで使いもんになると思う)
(え?アルトを?)
(なーにを言うとるか。あの旦那役はお前がよう知っとろ。まぁ、体の相性からしても婢女よ、お前が犯すのが一番ええやろ)
(…なんか、うちのちんぽ…目覚まし時計ですか…)
(ものの役に立たんよりはましや。あとな、あれ起こす理由や。中原龍皇国。芥子の花が売り物使い物にならんようなったんお前らの仕業や思うて討伐考えとる。ま、真正面から当たる力は流石にあそこにもないからな。で、同じように麻いじったりしたくにあるやろ。天竺。あそこに中原から渡って住んどる玄奘いうばばぁな、蒙古の鬼汗国の血を引いて天竺の山の中に国作った男の嫁になっとるんや。あれの配下のばけもん三匹と天竺の藩王どもからかき集めた殺し屋やら、あの辺の山におる暗殺兵。それ送り込んできよるぞ。あと、中原でも芥子やら何やら売り捌いてた悪人の集まりの帮の頭で餃子好きの男がおるが、そいつをお前らの門前町に送り込んで暴れ倒さすらしい。まぁ、てろ言うやつやな)
---------------------------------------------------------------------
エマ子「玄奘というおばはんの亭主ですが、恐らく連邦世界でいうムハンマド・バーブル…ムガール帝国初代皇帝になるおっさんの可能性極大な模様。この世界ではとりあえず、カシミールから北とデリーの辺りまでを自領として藩王になってるそうです」
ジーナ「…ああ、そう言うたらムガール帝国て、世が世ならイスラム系で目には目をやったな…」
エマ子「しつこい国ですか?」
ジーナ「というより、色々細かい分類はあるが、大まかに言うと天竺人は割と根に持つ。これと思うた事についてはかなりしつこい…というか、商売人やからうちらの港を潰す事で連中が儲かる事を考えとるやろな」
ベラ子「族滅すれば」
ジーナ「あの当時ですら確か世界で人口最多国か二位のはずやぞ…ムガール帝国建国後の話やが」
エマ子「暗殺者はアサシン系だと言うのは分かります。藩王同士の抗争とかで暗躍してる筈。あと、山地の集団はクリス様がご存知かも。グルカです」
ジーナ「うわー、よりによってダリア向け案件集中投入かよ。黒蛇騎士団再編して迎撃するか…」
エマ子「あと、餃子のおっさんは李自成ですね。庶民の出から一揆軍を率いて革命を起こした人ですが、本作では農民を率いるだけでなく犯罪秘密結社、帮と繋がりがあるようです」
ジーナ「ふむふむ」
エマ子「それと、三匹の化け物。恐らく、大江の化け物で餌、つまり人間を求めて大陸に逃げた末裔ですね。鬼と豚鬼と人魚族。この話における李自成はどれかの血も引いていて、気功の力と化け物の力を合わせた格闘術で敵対勢力を圧倒してのし上がっている模様」
ジーナ「格闘ゲームの悪役敵役みたいな奴ばっかりなんかい…」
エマ子「そうみたいですよ。玄奘三蔵もこの世界らしい人物です。どうも源氏の血…つまり、鬼の血が大陸に渡り…ええ、中尊寺で死んだとか色々あるあのお兄ちゃんから延々続いてたみたいで、その血を引いてるかららいこう将軍まがいの姿で格闘をよくし、毛だらけの鬼や豚鬼や人食い魚人を圧倒して従えたとか。つまり、この世界の玄奘、女性です」
ジーナ「天の声の脳内はどうなっとるんじゃ…夏○雅子と課金ゲーと格闘ゲーとどりふの世界とか色々ごっちゃになっとるやないか…」
ベラ子(おかーさまの顔で、強さはともかく頭が痛くなりそうな連中が攻めてくるのがわかりました…)
エマ子「ちなみにこの話、アルトリーネの方の最新作でも触れていますよ。お時間があればどうぞ」
https://novel18.syosetu.com/n5728gy/46/
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