闇堕ち女帝マリア・痴女皇帝建国譚

すずめのおやど

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とりかへばや物語・聖母誕生の巻

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みなさんこんにちわ。
数日の間に二回孕んで二回産んだ女、高木ジーナです。

どんなビッチでもこの記録はなかなか塗り替えられないと思いますが、ギネスブックに申請したら載せてくれるでしょうか。
案外、NBの絡みで掲載してくれるかも知れませんが、こんなんでGeena takagi Wordsworthという名前を延々歴史に刻まれるのはものすごく嫌ですね。やはり子供たちの為にもやめておきましょう。

ただいまテンプレス提督室内に置かれた保育器の中に二人目がいます。
高木マリアンヌと名付けました。こちらはテンプレス船内で産みました。

というか一晩開けたら横に赤子がおりまして。

妊娠線すら腹に残らぬ無痛分娩。

果たしてこれで良いのでしょうか。

とりあえず出生届を提出してと。
日本国籍の高木マリアンヌで、母親あたし、父親は不詳と書いてクリス・ワーズワースと読むと。
んでNBにも出生届を出して、こちらは父クリス母ジーナでマリアンヌ・ワーズワース名で。
ええ。二重国籍全開。

更に。
高木まりあというのがいます。
増やしたと言われました。
増やすなよ。
増えるもんなんかよ。

実はこれが通学用兼連邦向け端末役らしいんです。
一応人間。ただし必要に応じて白マリ黒マリ互換。
またはタッチ交代。
これに関しては既にマリ公の住民票が存在するので今更。ただ…見た目と実年齢の差がなぁ。
「昨日の記者会見結果、どれだけの学校が申し込んでくるかねぇ」
「あ、条件つけるよ。小中学校の卒業証書ありません。戸籍上年齢六歳。更に護衛として戸籍上年齢〇歳二名を入学させたい」
「これも頭痛いよな。NBの学校は試験合格すりゃ特例か特認出すやろ。問題は日本がそれするかや」
「先祖から延々だとする。しほ子さん千六十六歳。サリーはあたし互換で千二十六歳。しほ子さんは、アレーゼおばさまに銀衣先祖分が乗るからねぇ」
「ところで黒と白は何をやっておる」
「黒は秋葉原。今晩は東京泊まり。白は松江。出雲市経由、今晩は玉造温泉」黒は赤二人の財布役、白はワーズワース卿の財布役か。「かーさん、あと、白から依頼。今晩あたしが玉造で、白は東京で黒と合流したいらしい。今からちょっと白のとこ行ってきていい?」
「ええで。何かあったら呼ぶわ」ふっとかき消える娘。
「えーと、黒アルトと黒蛇と黒ダリアと博子さんは痴女宮戻り。赤組は今頃ヲタグッズ漁り。白はサリーとしほ子と白ダリアとアルトが随行、か」
(はいこちら白マリ。マリアンヌは金衣モードだから手間はかからないわよ。こっちゃ今松江のバラ園。これからばたでん乗って大社)
(クレーゼさんはどないしてる)
(こちら黒マリ。高木お祖父様のところに送った。それと、秋葉原の分は今元払いで領事館に送るから明日着くよ)
(はぁ、何か一気にヒマになったというか何というか)
(しろー。一応身体の制約はないわよ、制約は)
(いやもう昨晩でガタガタじゃ。流石に痴女モードでないと無理あれ無理)
(デストロイヤーどないした)
(角田。西暦1945年。アレーゼおばさま同行)
(あー。実家挨拶か。あの人聖院戻った後どないするん。やっぱ比丘尼国連絡要員か?)
(プラウファーネ経由で元伊勢本部に意向打診中。行くなら多分伊勢支部になると思う。あそこ遷宮するけど基本聖院と神殿が横並びになるし)
(ふむふむ。マイレーネさんどないすん)
(一応、黒側に合わせてスイス。欧州戦略「本部」に組織転換の予定。あ、東方連合は聖院支部の移転と拡充について大筋で合意。こっちで言う難波宮跡を敷地に使用するか、六甲山南部で行くか元伊勢の神託がで次第着工。完成すれば極東戦略本部ね…あと、サリーとしほ子が絡む。まず極東戦略本部完成後はしほ子が本部長。おばさまは暗黒大陸に渡りエチオピアにアフリカ本部建設。サリーが本部長就任。そしておばさまは最終的に中米本部を建設)
(マヤかアステカあたりかいな)
(多分そうなる)
(痴女皇国は?)
(黒マリ次第。最悪あそこは痴女宮だけでも残れば何とかなる)
(ま、あたしらが見ることはない、か)
(黒マリだが。かーさん。残念な事を告げよう。恐らくクレーゼ母様以降、「痴女宮の」墓所に追加寝台は搬入されないと思うぞ。墓所機能は継続して生きるが。あと聖院側はクレーゼ母様、ジーナ母様、クリス父様が最終搬入となる)
(どゆことよ)
(まず、痴女種はちょー長命となる)
(なるほど、それで…ってあたしとクリスが痴女種シフトかよ)
(ふっふっふっ。博子さんはかーさんに惚れておるじゃろ)
(確かにあの目は崇拝の目やったけど…)
(単純に言おう。先ほどあたしに聖母神道なる宗教的観念の導入を提案したものがいる。誰かは言わん)
(で、ご本尊はうちかい)
(動機は壮絶に不純だが。うはは)
(まあ考える事筒抜けやしな。つまり聖母様が定期的に痴女宮に来てほしいと)
(まあ実際に救済実務は聖院がやる訳だが、聖母が女聖を遣わし世を救うという形の伝説を広めるのはどうかと)
(それ原始ロン毛教にならんか?)
(積極布教をせずに神道とするのがミソらしい)
(ご先祖様の意見はどないやねん)
(聖母と聖父の降臨やぶさかにあらず。広報担当者に神話を書いてもらえればよろしいと)
(ところで黒マリ君。あたしとクリスの身体なんだがな。博子さん、なんかせんかったか。何か調子が良い方で違う。あと、性欲が多少旺盛になった気ぃすんねんけどな)
(…気づいたか…言っとくが本人、意識的にやった訳じゃないから怒るなよ。博子さん、マジにかーさんを崇拝対象にしてるだろ。んで急速に痴女化したじゃん…)
(えーっとお。何ですか。金衣の能力付与という、いやーな話をマリアさんから聞いた記憶があるんだがねー。まさかねー)
(ようおきき。ぢつは痴女皇国ではある問題が起きております。それは)
(それは…悪い予感がする話でした)
(終わらすな。墓所よ墓所。あの寝台はぢつはただの石ではないっ)
(まぁ先先代か、アレーゼさんに身体燃やせ言うとったな。あの上で燃やすのに秘密があるとみた)
(さいでんがな。実はあれは金衣の記憶を写し取るフラッシュメモリみたいなもんなんだわ)
(ふむふむ。で、墓所でそれを再生したのがご先祖様合議団ということか)
(まぁ大体そんなもん。要するにあの人らはある意味死んでない。なもんで駆動エネルギーが必要。しかるに痴女皇国ではあの例の1分歩けば1回すけべいシステムで、精気つまり生体エネルギーの再燃焼リサイクルを行っています。あの変態どすけべな日常にはちゃんと意味があるのぢゃ)
(黒マリ。つまり、節約せんとならん理由がある訳やな?)
(そーなんだよなー。聖院でなくなったから参拝者が減ったわけよ。今までは下院からの精気で墓所を維持できていた。だが…すまんこれあたしの計算間違いごめん謝るマジ謝る)
(まぁ待ちなさい。まず今はどないしとんのさ)
(ぶっちゃけ戦争して捕虜取ってた。その一部を地下行き。やむを得ぬとは言え聖院の掟からしてもちょっとなーという意見があります。あたしも正直やりたくない)
(うむ。で、イケニエシステムに代わる代替手段とは…あたしか。あたしなのか!)
(まーそーなんだけどさー。で、ご先祖様が目をつけたのが外観コンプレックス持ちの新人。現在は紫騎士団の天狗部隊を率いて盗撮とスパイ育成をやっている。ただ、現場実務は副団長以下で回るから、団長は表の顔の聖院広報部長業務が主体。で、問題はその団長の趣味とな、騎士団の実情なのよ)
(普通は騎士団と同行するよな。…あれか、紫の実働って、あの懲罰志願部隊か!あちゃー)
(そーなんだよー。女としてちゃんとちんぽ受け入れられるまではかなりかかりそうなのだよー。もしかすると数百年単位)
(となると団長の性欲どないして処理しようとなった訳か。よくあのサリアンが痴女化できたな…)
(ダリアの機転。ダリア受けで射精タイミング直後にダリアが突っ込み即射精)
(…よくやってくれたと言いたいが…要はサリアンの症状は濡れないのと、過去の恐怖からくる膣痙攣やったよなぁ。男役としてはどうなん)
(そっちは普通。むしろ竿師。あとアナルを活用して何とかってところか)
(ま、副団長から団長はいいとして団長からの還元が回ってない訳か?)
(いや、サリアンから下は何とかなるんだ。問題は博子さんなんだ。入れる穴がねぇんだよ…現状…あの人かなり溜め込んでるもんがあるから、同格以上でないと一発オーバーフロー。豚が即死しかねねぇ)
(なるほど。んであたしの穴をという訳か)
(それと墓所機能維持。かーさんの姿が神様として崇められるならば、その信仰エネルギーを使える。無論溜め込んでる喪女の情念が転用可能なのは言うまでもない。実はあたしら総出で対策しようとした訳よ。これかーさんからも結果見えてるよな)
(…あんたでも制御しきれんのか…ふむ。絶対量が極端に多いんじゃなくてすぐオーバーフローする感じなんか…)
(そそ。とりあえずドレインしてやる必要があるのだな)
(で、吸い上げたものを墓所に還元する訳かいな)
(いや、もう一段引き上げる。かーさんにご先祖様全ての記憶と知識を背負って貰う。あんたにわかりやすく言うと、背後霊を約六十柱背負ってもらう訳よ)
(ぐぇ。何か超キツいお憑かれ様やないか。あたし持つんか?)
(必要があれば出てくる感じかな。ちなみに、かーさんにあっち行けこっちで遊べと指示すんのは控えてくれとは念押ししている。ああ、表に出て遊び倒したいみたいだ。特に連邦世界へな。それとうちの盆参りだが、かーさんが背負うことで、例の立川流をやらんでも良いようになった。ただし代わりの行事がいる。それは今広報局長と詰めてる最中だ)
(うにゃー。なんでこうあの人たちはあたくしを引っ張り出そうと)
(そりゃ人間なのに金衣女聖しばき回して尻に敷いてりゃ目につくって)
(んでうち具体的に何したらええのんな)
(痴女宮常駐)
(無理だと言うておろーが…待て。あんた今さっきさらっと寝台の話したよな)
(ういうい。白マリさん白マリさん。うちらの頭硬いおかんに説明してくれー)
(はいはい白マリさんですよ。で、とーさんかーさんは黒マリんとこにもいる。これと入れ替わって欲しいのねん。で、そっちに行った黒とーさん黒かーさんは普通に人生終わってほすい。白マリサイドはこれでなんとかなる)
(で、白あたしと白クリスだが、どっちも痴女宮ベースかね)
(あぃ。今まで黒とーさん黒かーさんがしてた事は黒高木まりあに引継ぎ。黒高木まりあはマリアンヌが成人してフレデリック・オコーネル・ワーズワースの内縁の妻となるまでは白マリの代わりに痴女宮世界の連邦地球並びにNBとの橋渡しを行う。これは黒マリと連携だけど、黒マリの方の痴女宮世界はちょっと今ゴタってるから、できれば黒マリは痴女宮での作業に専念させたい。クライファーネ行かせるのもその辺がある)
(逆に、黒かーさんとーさんは今から大阪で起きる事…高木お祖父様とクレーゼ母様の再婚や、まりあの学校行きとかの経緯を経験している。付随条件が違うとは言え「一回やってる」んだ。だから普通にやってくれるぜ。ちなみに話は既についてる)
(大丈夫かよ。ぐっちゃぐちゃにならんか)
(いや、この方がいいんだ。黒かーさんは博子さんの件を経験していない。こっちはあんな無茶やらずに…まぁ、テンプレスの会議室で何人か暴れたな…連邦とNBトップが会談を終えてるんだ)
(あたしとクリスはいつ行ったらええねん)
(できれば今。とーさんには白マリが話をつけた。後はかーさんだけ)
(また早急な)
(とりあえず今行ったとーさんとおめこしてくれ。合意に至らん場合はあたしが無理やり拘束する)
(なんじゃあそれ)ええ、後ろに旦那の気配。
(どうも、記憶内容調整が必要なようなんです。で、向こうのジーナさんの記憶とのすり合わせをする為の媒介が僕だと)
(またこれか…まぁ、まだクリスならええか。で、これで妊娠の可能性を危惧するのだが。あたしはギネスブックに載りたくないんやけど。一週間に三回孕んで三回産んだとかな)仕方ない。とりあえず椅子を足で払ってケツを突き出します。
(大丈夫だかーさん。痴女体質の特徴。不慮の繁殖は回避できる)
(はいはい。っていうかいつの間にあたしのぱんつが淫蟲仕様にいいいいい)
(すみませんジーナさん。手早く終わらせますから我慢してください)
(ちょいまてーどうせならちゃんといかせろーあんあんあんあんうっううっ)
(とーさんごめんねーじゃーかーさん回収して入れ替えるねー)
(なんかこう微妙にジーナさんなんだけど違うというか)
(そりゃこっち産道通してないから)
(あーそーかー)

で、そういうアホなやり取りを夫と不肖の娘がしている中でふと気づけば。
ええ。同じく連行され無理やりやってきたらしい旦那くりす
更にドヤ顔の黒マリ。おい。
「で。ちょっと説明がある。まずここは痴女宮最上階の更に上の屋上ペントハウスだ」
「そんなもん作ったのかよ…」
「そして、少しだけ改装した。結構手間だったがな」
「ふむふむ。なんか天王寺のあたしんちの家具がそのまま来ているようだが」
「マリアンヌとまりあの部屋にするためだ。悪く思うな。ちなみにAC100Vは来ているがブレーカーは40Aまでだ。あと聖院仕様ではない普通の風呂トイレだからこれで我慢してくれ」
「なんか虜囚のような気がするで」
「そうでもないさ。かーさんと父様は基本的に広報担当として仕事をして欲しいからな。一応写生丸…博子さんを自由に飛び回らせてやって欲しいのだが、場合によっちゃかーさん父様が行く方が話が早い場合もあるから。アシはテンプレス2世にカリバーン積んでるから、あれ使うといいっしょ。めんどいなら言ってくれたらあたしが現地に飛ばすし」
「ライセンス更新どうすんのさ」
「都度黒側の連邦社会に行ってもらう予定」
「まぁとりあえずやってみるか」

そうそう。
勝手知ったるとは行きませんが全くの素人でもない聖院世界、あたしの手持ち衣装ではおよそ快適に過ごせないという事で、郷に入れば郷に従います。ますが。

おいこら何じゃこれ。
「あんた一応崇拝対象だろ」
「やかましい実の母に着せる服かこら」
「うるせぇっ広報とかあたしのブランドの広告塔の意味もあるんだよっ露出趣味もバレてんだよっ」
「やかましいここまでのもんいるかっ母の意向も聞けっ」
などなどのすったもんだがありまして。
「あの懲罰服の報復機会を伺うのはわかるが、一応宣伝役だろあたし。それに同じ広報部の射精丸に着せることも考えろっ」と冷静さを取り戻させまして。
「まぁ普段はど過激だろうとあたしゃ構わん。むしろ過激なのん着こなすバイトで鍛えておる。ただな、センスがな。それとちんぽ前提はまずい。あれは外部に見せると物議を醸すにもほどがある。あと写生丸。あれは雅美ちゃんと類似系統や。将来的に雅美ちゃん赤から紫に配転した方が向いてないかという事も含めて考えるとこれこれこんな感じ。例の滑空翼は普段使わんのやろ?」
「だったら広報モードと普段モード切り替え機能つけようぜー。あと雅美さんの過去の行動や実質職務を考えると紫はありかもなー」
などなど言い合いやりあった結果。

まず広報局長クリス。これはNB向けの表の顔として最適だろうと。白ベースに聖痴女国国花の薔薇の色のピンクと、広報部の色の紫のアクセントライン入りアロハ。これは広報部共通。で、外面の時は半パンですが…
「お願いダーリン!みんなのやる気が変わるから!」
「頼みますこれだけは!人の尊厳として!」
で。みんなの眼福のために納得させました。むらさきぱんつ。どんなやつかはkoala swimwear transforming designsで検索してみるとな。

で、広報第一部長は写生丸。これは広報資料作成管理が中心であまり外部露出がないのを前提に紫色ばいんばいん強調スリングショット。必要に応じてちんぽ露出または広報アロハ。

んで広報第二部長雅美さん。対連邦主体で赤時代の騎士服のデザインまんま転用。布部は超絶極薄シースルー。布面積極小。これもアロハ前提。
赤との兼務だから色は赤にも可変。

そして広報第三部長わし。うん、多分、何着せられたかみんな想像たくましくしたと思う。

ふふふふふ。
あたしの意見をフルに取り入れさせたぜ。
まず広報としてメディア露出の場合は普通のハイレグTバックワンピースレオタード…でもないな。
これかなり凝った。紫色なんだが、ランダムに色の濃さや透明度が変化する。そして任意操作でヘソ部や背中の開口度が大きく変化する淫蟲仕様。
更にベースカラーはバイオレットだが、聖院用として白とゴールドラインにも変化。
で、威圧感を上げる仕事の場合PVCっぽいラメラメな紫または金色可変のボンデージ+軍帽。これも露出度とカッティング可変仕様。
それとね、金衣の能力として身体いじれると言うから、髪の毛どうよと聞いたら黒マリ曰く、出来ると。
だったらイメチェンもしてみるかとストレートロングにしてから、自分でホットカーラー使ってあーでもないこーでもないと遊んでます。トビ職やる時はショートに戻せるし。

あと普段。
想像がつかない人のためのヒント。一応「似たもの」ですが、あくあどれすで検索してください。
普通のびきに。まぁ、あそこの普通は、普通と書いてエロと読むしな。
そして淫蟲仕様はまーしゃーない。

これにぶつくさ言うたり、もっとエロいのを希望する奴多数だったが、日焼け跡をつけるためだと納得させた。
その時は着替えますがな。つか日替わりで色々着てやってるやろ。なるべく散歩してくれ言われたから、暇ができたらクリス他同行または単独でうろつくようにしとるやん。興が乗ったらエロ踊り教えてるし。

それとこの散歩、実は意味が大いにある。あるんです。
実は広報第三部の主業務。
浸透作戦。
他国への潜入派遣要員選抜。
それと将来の為の人材スカウト。
具体的に言うと限定金衣にして国に返したり、他国を放浪して貰う。何年も何年もかけて。
そして道中でやる。やらせる。
その際に仕込む。
聖院国母神話への畏怖心。
痴女皇国の痴女への魅力。
得られるメリット。
だから対象は女。
油断してるところをやれ。
で、例のナノマシンも自動注入。

これはアクティブ偵察隊のバイオレット隊に対してパープル隊と命名。この子たちの諜報活動管理が広報局第三部の本当の任務。
限定金衣にしたのは生存能力向上。サハラ砂漠だろうがタクラマカン砂漠だろうが生きて踏破可能。
人間じゃ無理な山岳地帯や地形も難なく移動出来る。
ぶっちゃけそんな場所に逃げ込まれたら、この時代なら捕捉不可能。
で、この子たちで往復切符組にはウィングバックパック。一方通行組には淫蟲パンツ数十枚と神話絵本何冊かを持たせています。
つまり、布教や洗脳要員。更に水源には痴女化阻止ナノマシン投入の任務も。

そういう過酷な任務に投入可能な人材を募るため。痴女宮や支部から離れて何十年、下手したら何百年も生存可能な能力を与える代わりに過酷な任務をお願いします。でも自由はあるよ。
怖い上官や上司は見てることは見てるけど、ある程度は見て見ないふり。むしろ溶け込み浸透していけ。要はいえめんの神父聖院版だと。
この浸透戦略を行うのと、潜入者に対する戦略や戦術指示を行うのが広報局第三部の本当の業務。つまり忍者部隊司令部。
ふふふ。

そして微生物散布作戦や、はたまた連邦側の歴史だと串刺しがやられた中傷ビラ撒かれ作戦なんかをこちらでやるならと、そういう用途に向いた飛行機もいます。

そ、例のAAE-130Mスケアクロウ。これ動かせるのはマリ公、クリス、わしなんで使用局面は限られていますが、こいつマジに便利なのよねぇ。搭載貨物最大50トンのほぼ全翼機。
通常は複葉機だが、下部翼を延長主翼として可変伸長。つまり単葉の超大型グライダーに化ける。
この主翼の外翼部に剛性を持たせるための桁材移動とか、主に低空で使う伸長式機尾とか、ものすごく複雑で英国面が炸裂してるから、興味のある人は動きを想像して欲しいくらい凄いよこれ。
ちなみに胴体上部にフロートセル、早い話が風船を展開して高度100kmくらいまで上がれるから。ただし水素充填用電気分解システムを動かす必要があるのと、貨物室内にビニールタンクを展開して水を何十トンか積む必要あるけどね。

あ、だいたい想像つくと思うけど、これ速度出ません。せいぜい亜音速。
他にも早期警戒・洋上監視タイプや地上戦指揮タイプとか純輸送仕様があるけど、特殊戦仕様のM型は12機しかいません。そのうちの貴重な一機、痴女宮広報局への派遣扱いでテンプレス2世に積んでます。
ちなみにレパルスの船倉の仕切り全て外しても3機しか積めません。前に聖院地球に展開した際は3機は甲板係留で積んで来ました…そう、これ、空母積載考えてるんです。特殊な離発艦をするので自走式専用拘束装置も積む必要あるけどね。

そして。
そして。

いえ、痴女の国とは聞いていましたし、1分歩けば1組はどっかでやってるような状況とは聞いてました。
(ごらぁ黒マリ君。あたくしに懲罰士官をさすなと)
(幹部だけだから!幹部だけだから!)白蛇騎士団副団長のマリーと名乗ったねーちゃんにいきなり尺られとるんですが。何でまた。
「ええ、とりあえず女皇室付武官という事で…」
「あんたも大変やねんなぁ…」
「まだクラ子様…いえ、アル子様が赤蛇騎士団の方に行った補充要員要員くれないんです!早く補充しろってマリーが切れてたと何卒お伝え下さいまし!」生ちんぽ尺八も大概ですが、ぷんすか怒りながら尺八吹かれたのはもっと初めてです。どないせぇと。

で。
で。

「いえね、あのマリーに先を越されたのがクソムカつくのです。よりによって国母様を真っ先に。ああ腹たつのりっ」
「そーですよーじーなさまーあかへびのほうを先に慰問してくださいよー」
「大体こういう時はアルト様が護衛というか案内すべきなのですわ!あとで怒っておきます!」
「だから君達、あたくしの拒否権というものは」

ほんで。
ほんで。

「だから無言で涙目で見上げるなダリア!わかったからちんぽくらい咥えてええから泣くな!女の子やろ!」
「…女の子だから泣く気がします…」
ええ。逃げるように歩く習慣がつきました。ガチに光学迷彩スーツを取り寄せようと思い…。
「ジーナ様、いえジーナちゃん。多分無理。うちの幹部軒並み金衣級だから恐らく見抜くと思うの」
「で、まさみさん。君は何を人妻という身分の人間にしておるのだ」
「ですから尺八を」
「…」あまりにもあまりなので加虐心が湧きました。
スイッチ入れました。
その場で犯した後で中出し直後に引き抜き、すぐさまおめこに放尿しておきました。
あの雅美さんですらドM化しかねない。あたくしの立場とちんぽの威力に呆然とします。
最初はじょん・ほーむず仕様にするとか不肖の娘が言ってやがりましたが、ラスプーチンちんにすら勝てそうな巨大さにあたし自身が引いて、結局ぴーたー・のーす仕様で妥協してもらいました。

「…はぁ、恐ろしい場所や…安らぎは、安らぎはないのですか」部屋に帰ると旦那くりすが三角座りしています。
「ジーナさん。ダリアに言い寄られました」
「その様子では、幸福とは真逆の事があったのですね。それもダーリンの心傷つく類の事が」
「はい。まぁダリアさんならと思ってとりあえず行為に及んだのです。ですが」
「言いづらいとは思います。しかし亭主の悩みは妻の悩み。どうぞ」
「…ダリアさん、かなり体が柔らかいですよね」
「うむ。柔軟体操の選手になれば金メダル総舐めであろう」
「で、僕の放出と同時に、彼女も絶頂を迎えまして。その際に、普通の女性ならあり得ないものが僕の眼前に生えているのはまだ、ここの状況を知っているだけに理解をしています」
「…まさか…」いやーな、すっごくいやーな予感がします。
「ええ。自分のものを咥えて絶頂に」
あたくしは、無言で旦那を抱きしめて胸に顔をうずめさせました。
神よ。
あたくしはここの生活に馴染めるのでしょうか。

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ダリア「だってーお残しはあきまへんでって陛下がー」
ジーナ「…しかし、セルフフェラとかかなりの熟練者の技を…良い子は絶対真似しないでね!」
クリス「止める間も無く一瞬だったのですが、脳が理解を拒むとはこの事かと」
黒マリ「んー。うちの連中なら普通にやるかも知れんな」
ジーナ「っていうか何らかの倫理基準作れよ!最大限善意的好意的に言うたとしても住人全員クレーゼさんやないか!」
黒マリ「(否定できないのが悲しい…)」
まさみ「…あそこまで壮絶にDQNじゃない気が…するの、多分!きっと!」
アルト「これが地底人対最低人の決戦なのですね」
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