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Girlhood's End --少女の少女による少女期脱却--
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はい、ジーナおばちゃんです。
このお話は中東作戦を経て、娘のマリアリーゼ…高木まりあが聖院金衣を引き継いだ後、少し経過した時期から始まります。
ですから「こんにちわ、マリア」か「アルトリーネさん」を少しばかり先に読んでおく方がわかりやすいらしいそうですよ、天の声いわく。
ただねぇ…この闇落ちシリーズの話をする必要、あるのかなぁ。
あたしはそう思いました。
思いましたが、マリアに押し切られました。
奴いわく「アルトが語り手の話だけじゃなくて、他の人が働いてる聖院の実態があるじゃん」と申しよります。
そして実際に起きた話としまして、マリアは聖院の経営に行き詰まりました。
もっと好きにやりたい。
更に言うと、聖院規則の縛りを外さないと今後の聖院世界地球での人類生存は厳しいと。
正直、悩みました。
聖院は性に自由なようで決まり事がある場所です。そして、女官の能力を不用意に行使すると世界の破滅を招くから、締めるところは締めている。これも理解しております。
困ったあたしは、クレーゼさんやアレーゼさん、そしてマイレーネさんに相談しました。こっそり。
で、意外な方…家族会とか言われている歴代聖院トップのご先祖様方の集まりの頂点に立つ方がGoサインを出されたんですよ。
初代金衣女聖その人です。
いえ、人じゃありませんね。ご本人は人扱いでも構わないと申して下さいますけど。
いわく、マリアリーゼが暴走しても抑える手段はある。
それに、あの子自身が最終的に、聖院の頂点の地位にふさわしい事を成し遂げざるを得ないと「必ず」悟るからって。
そして、ワーズワース大公殿下…NBの首相で、マリアリーゼからすると祖父に当たる方もやらせてみてはと言う回答をなさいました。
ただ…NBとしては、マリアの計画がある程度定着するまでは、一時的に聖院への直接関与を一旦控える。それは了承して欲しいとも言われました。
ですが、祖父として孫は可愛い。
もしもマリアの思惑が外れた場合に備えて、逃げ出す手段は渡しておく。マリアの叔父に当たる自律戦闘兵器たるM-IKLA20からも、密かに言われました。
要はあの子がどこまでやれるか。
やらせてみるのもいいんじゃないか。
この意見が趨勢を占めました。
ですので、その通りにマリアに伝えて、一度やりたいようにやってみろと言いました。
…うん、正直ちょっと後悔しました。
お前、のっけから聖院規則の根幹たる不殺を破るんかいと。
ですので、頃合いを見てしば…いえ、指導します。
ま、ちょっとやさぐれて不良めいた振る舞いをしたい反抗期の娘の話なんですが、天の声に言わせると、聖院世界についての重要なことがらも書いてるから頑張って読んで欲しいそうです。
ただ、この冒頭編の次の話。
読まなくてもいいらしいです。
なら書くなと思いましたが、これまた初代金衣女聖が金衣になる前…人ではなかった時代の出来事に近い事をマリアがしようとした。
その意味で書いておく必要、あったみたいです。
あ、そうそう。
この闇落ちマリアの話が重要な理由。
マリアリーゼ以外にもマリアの名前を冠する娘の件が語られます。
高木マリアンヌと、そして高木マリアヴェッラこと、マリアヴェッラ・ボルジア・ワーズワース。
この子たちも今後の聖院…そして痴女皇国に深く関わります。
とりあえず、あたしと…それから娘たちについての少しだけ嫌な、そしてたまには面白いお話がこの闇落ちマリアで語られるとお考え頂ければ。
では、お楽しみください。
このお話は中東作戦を経て、娘のマリアリーゼ…高木まりあが聖院金衣を引き継いだ後、少し経過した時期から始まります。
ですから「こんにちわ、マリア」か「アルトリーネさん」を少しばかり先に読んでおく方がわかりやすいらしいそうですよ、天の声いわく。
ただねぇ…この闇落ちシリーズの話をする必要、あるのかなぁ。
あたしはそう思いました。
思いましたが、マリアに押し切られました。
奴いわく「アルトが語り手の話だけじゃなくて、他の人が働いてる聖院の実態があるじゃん」と申しよります。
そして実際に起きた話としまして、マリアは聖院の経営に行き詰まりました。
もっと好きにやりたい。
更に言うと、聖院規則の縛りを外さないと今後の聖院世界地球での人類生存は厳しいと。
正直、悩みました。
聖院は性に自由なようで決まり事がある場所です。そして、女官の能力を不用意に行使すると世界の破滅を招くから、締めるところは締めている。これも理解しております。
困ったあたしは、クレーゼさんやアレーゼさん、そしてマイレーネさんに相談しました。こっそり。
で、意外な方…家族会とか言われている歴代聖院トップのご先祖様方の集まりの頂点に立つ方がGoサインを出されたんですよ。
初代金衣女聖その人です。
いえ、人じゃありませんね。ご本人は人扱いでも構わないと申して下さいますけど。
いわく、マリアリーゼが暴走しても抑える手段はある。
それに、あの子自身が最終的に、聖院の頂点の地位にふさわしい事を成し遂げざるを得ないと「必ず」悟るからって。
そして、ワーズワース大公殿下…NBの首相で、マリアリーゼからすると祖父に当たる方もやらせてみてはと言う回答をなさいました。
ただ…NBとしては、マリアの計画がある程度定着するまでは、一時的に聖院への直接関与を一旦控える。それは了承して欲しいとも言われました。
ですが、祖父として孫は可愛い。
もしもマリアの思惑が外れた場合に備えて、逃げ出す手段は渡しておく。マリアの叔父に当たる自律戦闘兵器たるM-IKLA20からも、密かに言われました。
要はあの子がどこまでやれるか。
やらせてみるのもいいんじゃないか。
この意見が趨勢を占めました。
ですので、その通りにマリアに伝えて、一度やりたいようにやってみろと言いました。
…うん、正直ちょっと後悔しました。
お前、のっけから聖院規則の根幹たる不殺を破るんかいと。
ですので、頃合いを見てしば…いえ、指導します。
ま、ちょっとやさぐれて不良めいた振る舞いをしたい反抗期の娘の話なんですが、天の声に言わせると、聖院世界についての重要なことがらも書いてるから頑張って読んで欲しいそうです。
ただ、この冒頭編の次の話。
読まなくてもいいらしいです。
なら書くなと思いましたが、これまた初代金衣女聖が金衣になる前…人ではなかった時代の出来事に近い事をマリアがしようとした。
その意味で書いておく必要、あったみたいです。
あ、そうそう。
この闇落ちマリアの話が重要な理由。
マリアリーゼ以外にもマリアの名前を冠する娘の件が語られます。
高木マリアンヌと、そして高木マリアヴェッラこと、マリアヴェッラ・ボルジア・ワーズワース。
この子たちも今後の聖院…そして痴女皇国に深く関わります。
とりあえず、あたしと…それから娘たちについての少しだけ嫌な、そしてたまには面白いお話がこの闇落ちマリアで語られるとお考え頂ければ。
では、お楽しみください。
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