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第三章
第21話②(♥)
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「はっ、あっ……」
自分の指では細くしなやか過ぎて、デュボイズの様な力強い刺激を与えられない。しかしタキオンは昨夜の情事を思い出し、理想の世界へと身を投じていった。
「あ、あぁ、せんせぇ……! あぁんん……あ、あんっ!」
シャツを嗅げば、デュボイズの広い胸元に覆われている気がする。愛する人に包まれ、青年の骨張った指先が少年の体内へと掻き分けて行く様だ。
少年の蕾はデュボイズの指の太さを覚えていて、スルスルと簡単に飲み込んでいった。そして昨夜の電流を発するシコリを探し、内壁の奥へ指を這わせた。
「はんっ……ぁん! あぁぁ……」
涙目で善がる少年の目の前には、優しく微笑むデュボイズの姿が見えた。
タキオンは縋る様に幻のデュボイズを抱き締め、深い口付けをする。そして愛を確かめ合う最中も、蕾の奥を進む指は少年のある一点を探し続ける。
「――っんぅ!!」
うねる指先は、男膣で硬く膨らんだ胡桃を見つけて撫でてやった。その瞬間、少年の下腹部が指を締め付けて全身が華開いた様に悦びに溢れた。
「あぁぁ! んもちぃ――そこぉぉ……はんっ、あぁんっ! ――せんせぇぇ、いぃ……いいよぉぉぉ……!」
胡桃を弄ぶ指遣いが激しくなり、同時にデュボイズは少年の雄根を喉の奥深くまで咥え込んだ。
昨夜の様に淫らな水音を立てながら、頬肉を窄ませて舌を裏筋に這わせ、激しく上下に扱く。
タキオンの身体は感度が上がる度に腰を浮かせ、腰を何度も捩らせた。手足の指先に力が漲り、破裂しそうな快楽を下腹部の中に溜め込んでいく。
「――ぁああっ! ダ、ダメッ――イくっっ!!」
タキオンの下半身が震え出し、絶頂へ向かって快楽が解放し始めた。それでも男膣を揉みほぐす指先と、口内を行き来する雄根の愛撫は止む事を知らず、抱えきれない切なさが少年の全身から解き放たれた。
「……もう、もう!! イっくぅ――ぁぁあああ!!」
細い身体が激しく痙攣し、扱かれる可憐な雄根から白い愛液を吐き出した。
勢いよく出た精はタキオンの首元まで飛び、やがて夢魔の餌となって蒸発する様に消えて無くなる。
「はぁはぁ……せんせ……もっと……もっと欲しいよ……」
タキオンは夢の中でデュボイズを強く抱き締めていた。
現実では、最早こういう事も出来ないだろう。しかし気持ちが抑えられない以上、せめて夢の中だけは許して欲しい。心往くまでデュボイズと一つになり、この時だけでも幸せに浸りたい。
「お願い……入れて……せんせぇのおちんちん、入れたい……入れたいよぉ……」
少年の瞳から涙が溢れた。タキオンの思い描くデュボイズは、静かにその涙を舐め取り、口付けという愛の印を何度も付けてくれた。
目元、耳、頸に口付けを這わし、やがて互いの唇が重なり合うと、奥くまで舌を絡めて愛情の深さを確かめ合う。
デュボイズのキスはとても力強い。タキオンの細い首が反って折れてしまいそうなほど力強く、舌の咬合を寄せてくる。しかし、それが心の奥から愛されていると感じ、少年は青年の熱い抱擁に身を委ねていった。
自分の指では細くしなやか過ぎて、デュボイズの様な力強い刺激を与えられない。しかしタキオンは昨夜の情事を思い出し、理想の世界へと身を投じていった。
「あ、あぁ、せんせぇ……! あぁんん……あ、あんっ!」
シャツを嗅げば、デュボイズの広い胸元に覆われている気がする。愛する人に包まれ、青年の骨張った指先が少年の体内へと掻き分けて行く様だ。
少年の蕾はデュボイズの指の太さを覚えていて、スルスルと簡単に飲み込んでいった。そして昨夜の電流を発するシコリを探し、内壁の奥へ指を這わせた。
「はんっ……ぁん! あぁぁ……」
涙目で善がる少年の目の前には、優しく微笑むデュボイズの姿が見えた。
タキオンは縋る様に幻のデュボイズを抱き締め、深い口付けをする。そして愛を確かめ合う最中も、蕾の奥を進む指は少年のある一点を探し続ける。
「――っんぅ!!」
うねる指先は、男膣で硬く膨らんだ胡桃を見つけて撫でてやった。その瞬間、少年の下腹部が指を締め付けて全身が華開いた様に悦びに溢れた。
「あぁぁ! んもちぃ――そこぉぉ……はんっ、あぁんっ! ――せんせぇぇ、いぃ……いいよぉぉぉ……!」
胡桃を弄ぶ指遣いが激しくなり、同時にデュボイズは少年の雄根を喉の奥深くまで咥え込んだ。
昨夜の様に淫らな水音を立てながら、頬肉を窄ませて舌を裏筋に這わせ、激しく上下に扱く。
タキオンの身体は感度が上がる度に腰を浮かせ、腰を何度も捩らせた。手足の指先に力が漲り、破裂しそうな快楽を下腹部の中に溜め込んでいく。
「――ぁああっ! ダ、ダメッ――イくっっ!!」
タキオンの下半身が震え出し、絶頂へ向かって快楽が解放し始めた。それでも男膣を揉みほぐす指先と、口内を行き来する雄根の愛撫は止む事を知らず、抱えきれない切なさが少年の全身から解き放たれた。
「……もう、もう!! イっくぅ――ぁぁあああ!!」
細い身体が激しく痙攣し、扱かれる可憐な雄根から白い愛液を吐き出した。
勢いよく出た精はタキオンの首元まで飛び、やがて夢魔の餌となって蒸発する様に消えて無くなる。
「はぁはぁ……せんせ……もっと……もっと欲しいよ……」
タキオンは夢の中でデュボイズを強く抱き締めていた。
現実では、最早こういう事も出来ないだろう。しかし気持ちが抑えられない以上、せめて夢の中だけは許して欲しい。心往くまでデュボイズと一つになり、この時だけでも幸せに浸りたい。
「お願い……入れて……せんせぇのおちんちん、入れたい……入れたいよぉ……」
少年の瞳から涙が溢れた。タキオンの思い描くデュボイズは、静かにその涙を舐め取り、口付けという愛の印を何度も付けてくれた。
目元、耳、頸に口付けを這わし、やがて互いの唇が重なり合うと、奥くまで舌を絡めて愛情の深さを確かめ合う。
デュボイズのキスはとても力強い。タキオンの細い首が反って折れてしまいそうなほど力強く、舌の咬合を寄せてくる。しかし、それが心の奥から愛されていると感じ、少年は青年の熱い抱擁に身を委ねていった。
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