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第二章
第16話「新たな希望」
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その頃のウォラーレは一人街道を渡り、精を与えてくれる男を探し歩いていた。
今日は朝から快晴で空は深い海の様に碧く、日差しは穏やかで暖かな光の膜を華奢な身体に纏わせる。風はそよそよと微かな声で話しかけ、それを木々や野原の草花が楽しそうに踊りながら会話している。
「ふわぁぁぁ! ここはなんて素敵で綺麗な世界なんだァァ!」
ウォラーレは自分も嬉しくなって手足を伸ばし、自然の恩恵を全身で目一杯噛み締めていた。
人生の大半を守護星の中で過ごしてきたウォラーレにとって、この世界の見るもの全てが命に満ち溢れ、愛と幸せを謳歌している。
守護星に包まれている間も揺かごのように温かいのだが、見える光景は星の中心が蠢く大きな潮流か、外を見ても真っ暗な闇がどこまでも続くだけで退屈以外何も無かった。
「あ、そうか! ウクダーが言ってた『世界が楽しいと思う幸せ』がコレなのかなぁ? って事は、この景色を見るのって楽しい事なんだ!」
素敵な発見をした自分は凄い! とウォラーレは自身を褒め讃えた。ウォラーレは納得したように何度も頷き、嬉しそうに飛び跳ねてはしゃぐ。
そうして気分良く歩いていると、やがて行き交う人々の列が増えて建物が立ち並ぶ大きな街が見えてきた。
ウクダーの家を飛び出したからには、少しでも早くより多くの精を貰いたかった。
「あそこに行けば星ビトがいっぱいいそうだから、ボクのお願いを聞いてくれる人が見つかるかも……」
ウォラーレは更に心の高揚感が高まり、街に向かって走り出したのだった。
ウォラーレが走り出して暫くすると、最初は時計塔や家々の屋根しか見えなかったのが、次第にいくつもの家や教会なども見え始めて街の全貌が視界全体に広がった。
街はウォラーレよりもずっと高いレンガ壁で囲まれ、街の出入り口には人々が行き交って、大勢の色んな会話が波のようにうねりを上げる。
ウォラーレはもの珍しそうにキョロキョロと眺めながら街中を見て回り、どこかに自分の目的を果たしてくれる者が居ないか探し歩いた。
街の中心は大きな広場になっていて、そこでは市場が開かれて周辺に人混みが出来ていた。
人々の笑い声や品物を売る声が飛び交い、大きな荷物を持った者、荷車を引く者など、多種多様な生き方がこの人混みの中だけでひしめき合っている。
「うわぁ……ウクダーだけじゃなくて、この世界にはこんなに星ビトがいるんだ……。でも逆に多過ぎて、どうしたらボクの欲しいもの伝えられるんだろ」
ウォラーレは人波の多さに半ば圧倒されながら歩いていた。悠々と歩くには手狭で、行き交う人皆がウォラーレのガウン姿に視線を泳がせながらも、足早にその場を去っていく。どの星ビトも忙しそうに歩いて、声を掛けるチャンスすら与えてくれない。
「はぁ……どうしよう……。歩くのに疲れてきた……どこか休める所ないのかな」
ウォラーレも人の流れに流されて暫くトボトボと歩き続けた。そしてやっと人波の端に辿り着いて急いで抜け出すと、ウォラーレは今までの鬱憤を飛ばすように腕を伸ばして青空を仰ぎ見たのだった。
「うぅぅぅん! やぁっと抜け出せた! プハァ、息苦しかったぁ!」
――トントン。
「……んん?」
その時、ウォラーレは背後から肩を叩かれる感触に気付いた。一瞬ウクダーが追い掛けてきてくれたのかと勢い良く振り向いたのだが、そこに居たのはウクダーではなく、優しそうな青年が心配した眼差しでウォラーレを見つめていた。
「キミ、こんな街中でガウンなんか着てて……一体どうしたんだい?」
「あ……ガウン?」
ウォラーレに声を掛けてきたのは、細身でウクダーよりも少し若そうな青年だった。青年はウォラーレの瞳の色に驚いてギョッと目を見開く。
「キ、キミ……瞳の色が……」
「あ、瞳の色? うーん、ボクは別にいつも通りなんだけど、なんか瞳の色が皆と違うみたい。あはは、なんでだろうね?」
その言葉に青年は失礼な事を口走ったと小さく咳払いして、ウォラーレの姿をもう一度見直す。
「それは風呂上がりに部屋の中で着るものだけど、そんなものを着て街を歩いていると危ないよ? もしかして……何かあったのかい?」
そういえばウォラーレはウクダーに着せられていたガウンのまま、外へ飛び出してしまった。やたら自分の事をジロジロ見る人が多い気はしていたが、ガウンをただの洋服だと思っていたのが違ったようだ。
(そうか……ふわふわで暖かいこの服は、部屋で着るものだったんだ……。たしかに周りのみんなはボクみたいな服を着てないなぁ)
このガウンはウクダーの所有物だが、今更のこのこ帰って返すのも気まずい。それに自分の着る服はこれしかない。
運良く優しそうな青年が声を掛けてくれたし、今度はこの青年の家に連れて行ってもらえないだろうか。ウォラーレの頭の中でこれからの成り行きを色々想像し、彼は小さく頷いて決心をした。
「ねぇ、お兄さん。実はお願いがあるんだけど……」
ウォラーレが青年に向けて顔を上げると、その透明な瞳に青年の視線が釘付けになった。彼はウォラーレの美しい水晶体にゴクリと喉を鳴らす。
「な、なんだい?」
「えっと、あのね……」
青年はお願いを聞き入れたいという姿勢を示し、ウォラーレに寄り添い屈んでくれた。
ウォラーレも嬉しくなって青年の耳元に手を当て、小声で欲しているものを伝える。その直後、青年は聞いた言葉を疑って目を見開いた。
「……キミの容姿とその身なりといい、深い事情がありそうだね」
「うん……ボク、急いでるから……」
「そうか……分かった。僕で良ければ力になりたい……」
「ホント!? やったぁぁ! 嬉しいぃ!」
青年は真剣な眼差しに変わり、ウォラーレの華奢な両肩を服の上から握り大きく頷いた。
つまりこの男がウォラーレの希望を満たしてくれる。ウォラーレの不安そうだった表情も光を注いだ様に明るさを取り戻し、青年の手を握って何度もぶんぶんと振り回し礼を言った。
「ありがとうお兄さん! ボク一人ぼっちで困ってたから凄い助かる……!」
「いやいや、そんなに礼を言われる事ではないよ。しかし、さすがにこの人混みの中では出来ないだろう? 僕の住まいが近くにあるから、そっちに行かないか?」
「うん。そこならボクの欲しいもの、いっぱいくれるの?」
「あぁ、キミがお腹いっぱいになるまであげられると良いんだけど……」
ウォラーレの純粋な言葉に対し、青年は優しく微笑みながら少し苦笑いをしていた。
* * *
ウォラーレは青年とその場所へ向かっている間、自分の事情を詳しく伝えた。
自分の守護星が宇宙で旅をしている事。降りられそうな星が見つかれば、自分がそこに降り立って星ビトの精を探し求めていたということ。しかし今まで星ビトに逢えた土地は無く、やっと星ビト達に出逢えたこと。そしてその為に、初対面にもかかわらず今こうやってお願いをしている事。
青年はウォラーレの話を信じられないといった顔で聞いていたが、しかし否定もせず、ウォラーレの必至の言葉に耳を傾けてくれていた。
「――という事は、キミは今までにもそうやって精を探して生きてきたんだね?」
「うん、そうなの。だから人によっては驚かれるし、良くない事だって怒られたりもする……だけどボクにとっては凄く大事な事だから……」
「確かに初対面でいきなり卑猥な事を言われて驚いたよ。でもキミの話で納得できたし、それなら出来る限り力になってあげたいな」
「ほんと!? わぁぁ、そう思ってくれるなら凄くうれしい!」
怒られたというのはウクダーの事だ。ウォラーレの脳裏にウクダーの強い眼差しが浮かんできたが、それを無理やり取り払う。
(ウクダーの事はもう忘れなきゃ。こうやって親切にしてくれるお兄さんが見つかったんだから、この人の為に出来ることを考えなきゃ……)
ウォラーレは心の隅でウクダーを裏切ったように思えて罪悪感が残っていた。しかし長い旅路に必要な事なのだ、間違ってはいないと自分に言い聞かせ、ウクダーの家を飛び出して正解だったと思い込ませようとしていた。
「優しいお兄さんに出会えて本当に良かった。ボクの事はウォラーレって呼んで?」
「ウォラーレ……素敵な名前だね。僕はカファニって言うんだ。よろしくな」
この青年はとても友好的で、突拍子もない話でも理解しようとしてくれる。それが何よりもウォラーレにとって嬉しく、これからカファニと過ごしていくのだと思うとワクワク感が溢れ出して期待に満ち溢れた。
今日は朝から快晴で空は深い海の様に碧く、日差しは穏やかで暖かな光の膜を華奢な身体に纏わせる。風はそよそよと微かな声で話しかけ、それを木々や野原の草花が楽しそうに踊りながら会話している。
「ふわぁぁぁ! ここはなんて素敵で綺麗な世界なんだァァ!」
ウォラーレは自分も嬉しくなって手足を伸ばし、自然の恩恵を全身で目一杯噛み締めていた。
人生の大半を守護星の中で過ごしてきたウォラーレにとって、この世界の見るもの全てが命に満ち溢れ、愛と幸せを謳歌している。
守護星に包まれている間も揺かごのように温かいのだが、見える光景は星の中心が蠢く大きな潮流か、外を見ても真っ暗な闇がどこまでも続くだけで退屈以外何も無かった。
「あ、そうか! ウクダーが言ってた『世界が楽しいと思う幸せ』がコレなのかなぁ? って事は、この景色を見るのって楽しい事なんだ!」
素敵な発見をした自分は凄い! とウォラーレは自身を褒め讃えた。ウォラーレは納得したように何度も頷き、嬉しそうに飛び跳ねてはしゃぐ。
そうして気分良く歩いていると、やがて行き交う人々の列が増えて建物が立ち並ぶ大きな街が見えてきた。
ウクダーの家を飛び出したからには、少しでも早くより多くの精を貰いたかった。
「あそこに行けば星ビトがいっぱいいそうだから、ボクのお願いを聞いてくれる人が見つかるかも……」
ウォラーレは更に心の高揚感が高まり、街に向かって走り出したのだった。
ウォラーレが走り出して暫くすると、最初は時計塔や家々の屋根しか見えなかったのが、次第にいくつもの家や教会なども見え始めて街の全貌が視界全体に広がった。
街はウォラーレよりもずっと高いレンガ壁で囲まれ、街の出入り口には人々が行き交って、大勢の色んな会話が波のようにうねりを上げる。
ウォラーレはもの珍しそうにキョロキョロと眺めながら街中を見て回り、どこかに自分の目的を果たしてくれる者が居ないか探し歩いた。
街の中心は大きな広場になっていて、そこでは市場が開かれて周辺に人混みが出来ていた。
人々の笑い声や品物を売る声が飛び交い、大きな荷物を持った者、荷車を引く者など、多種多様な生き方がこの人混みの中だけでひしめき合っている。
「うわぁ……ウクダーだけじゃなくて、この世界にはこんなに星ビトがいるんだ……。でも逆に多過ぎて、どうしたらボクの欲しいもの伝えられるんだろ」
ウォラーレは人波の多さに半ば圧倒されながら歩いていた。悠々と歩くには手狭で、行き交う人皆がウォラーレのガウン姿に視線を泳がせながらも、足早にその場を去っていく。どの星ビトも忙しそうに歩いて、声を掛けるチャンスすら与えてくれない。
「はぁ……どうしよう……。歩くのに疲れてきた……どこか休める所ないのかな」
ウォラーレも人の流れに流されて暫くトボトボと歩き続けた。そしてやっと人波の端に辿り着いて急いで抜け出すと、ウォラーレは今までの鬱憤を飛ばすように腕を伸ばして青空を仰ぎ見たのだった。
「うぅぅぅん! やぁっと抜け出せた! プハァ、息苦しかったぁ!」
――トントン。
「……んん?」
その時、ウォラーレは背後から肩を叩かれる感触に気付いた。一瞬ウクダーが追い掛けてきてくれたのかと勢い良く振り向いたのだが、そこに居たのはウクダーではなく、優しそうな青年が心配した眼差しでウォラーレを見つめていた。
「キミ、こんな街中でガウンなんか着てて……一体どうしたんだい?」
「あ……ガウン?」
ウォラーレに声を掛けてきたのは、細身でウクダーよりも少し若そうな青年だった。青年はウォラーレの瞳の色に驚いてギョッと目を見開く。
「キ、キミ……瞳の色が……」
「あ、瞳の色? うーん、ボクは別にいつも通りなんだけど、なんか瞳の色が皆と違うみたい。あはは、なんでだろうね?」
その言葉に青年は失礼な事を口走ったと小さく咳払いして、ウォラーレの姿をもう一度見直す。
「それは風呂上がりに部屋の中で着るものだけど、そんなものを着て街を歩いていると危ないよ? もしかして……何かあったのかい?」
そういえばウォラーレはウクダーに着せられていたガウンのまま、外へ飛び出してしまった。やたら自分の事をジロジロ見る人が多い気はしていたが、ガウンをただの洋服だと思っていたのが違ったようだ。
(そうか……ふわふわで暖かいこの服は、部屋で着るものだったんだ……。たしかに周りのみんなはボクみたいな服を着てないなぁ)
このガウンはウクダーの所有物だが、今更のこのこ帰って返すのも気まずい。それに自分の着る服はこれしかない。
運良く優しそうな青年が声を掛けてくれたし、今度はこの青年の家に連れて行ってもらえないだろうか。ウォラーレの頭の中でこれからの成り行きを色々想像し、彼は小さく頷いて決心をした。
「ねぇ、お兄さん。実はお願いがあるんだけど……」
ウォラーレが青年に向けて顔を上げると、その透明な瞳に青年の視線が釘付けになった。彼はウォラーレの美しい水晶体にゴクリと喉を鳴らす。
「な、なんだい?」
「えっと、あのね……」
青年はお願いを聞き入れたいという姿勢を示し、ウォラーレに寄り添い屈んでくれた。
ウォラーレも嬉しくなって青年の耳元に手を当て、小声で欲しているものを伝える。その直後、青年は聞いた言葉を疑って目を見開いた。
「……キミの容姿とその身なりといい、深い事情がありそうだね」
「うん……ボク、急いでるから……」
「そうか……分かった。僕で良ければ力になりたい……」
「ホント!? やったぁぁ! 嬉しいぃ!」
青年は真剣な眼差しに変わり、ウォラーレの華奢な両肩を服の上から握り大きく頷いた。
つまりこの男がウォラーレの希望を満たしてくれる。ウォラーレの不安そうだった表情も光を注いだ様に明るさを取り戻し、青年の手を握って何度もぶんぶんと振り回し礼を言った。
「ありがとうお兄さん! ボク一人ぼっちで困ってたから凄い助かる……!」
「いやいや、そんなに礼を言われる事ではないよ。しかし、さすがにこの人混みの中では出来ないだろう? 僕の住まいが近くにあるから、そっちに行かないか?」
「うん。そこならボクの欲しいもの、いっぱいくれるの?」
「あぁ、キミがお腹いっぱいになるまであげられると良いんだけど……」
ウォラーレの純粋な言葉に対し、青年は優しく微笑みながら少し苦笑いをしていた。
* * *
ウォラーレは青年とその場所へ向かっている間、自分の事情を詳しく伝えた。
自分の守護星が宇宙で旅をしている事。降りられそうな星が見つかれば、自分がそこに降り立って星ビトの精を探し求めていたということ。しかし今まで星ビトに逢えた土地は無く、やっと星ビト達に出逢えたこと。そしてその為に、初対面にもかかわらず今こうやってお願いをしている事。
青年はウォラーレの話を信じられないといった顔で聞いていたが、しかし否定もせず、ウォラーレの必至の言葉に耳を傾けてくれていた。
「――という事は、キミは今までにもそうやって精を探して生きてきたんだね?」
「うん、そうなの。だから人によっては驚かれるし、良くない事だって怒られたりもする……だけどボクにとっては凄く大事な事だから……」
「確かに初対面でいきなり卑猥な事を言われて驚いたよ。でもキミの話で納得できたし、それなら出来る限り力になってあげたいな」
「ほんと!? わぁぁ、そう思ってくれるなら凄くうれしい!」
怒られたというのはウクダーの事だ。ウォラーレの脳裏にウクダーの強い眼差しが浮かんできたが、それを無理やり取り払う。
(ウクダーの事はもう忘れなきゃ。こうやって親切にしてくれるお兄さんが見つかったんだから、この人の為に出来ることを考えなきゃ……)
ウォラーレは心の隅でウクダーを裏切ったように思えて罪悪感が残っていた。しかし長い旅路に必要な事なのだ、間違ってはいないと自分に言い聞かせ、ウクダーの家を飛び出して正解だったと思い込ませようとしていた。
「優しいお兄さんに出会えて本当に良かった。ボクの事はウォラーレって呼んで?」
「ウォラーレ……素敵な名前だね。僕はカファニって言うんだ。よろしくな」
この青年はとても友好的で、突拍子もない話でも理解しようとしてくれる。それが何よりもウォラーレにとって嬉しく、これからカファニと過ごしていくのだと思うとワクワク感が溢れ出して期待に満ち溢れた。
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