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第一章
第12話「理想と現実の狭間」♥
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「あぁっ、出る……っっ!!」
「うぅ!? んぅぅぅんんっ!!」
喉に流れていく苦味に、これが欲しかったと背を逸らし、同時に与えられるウクダーからの指の愛撫で少年は腰を激しく波打たせた。
とても甘く透き通る声が浴室内に響き渡る。美声で耳を犯され、ウクダーの欲望も暴走してグジュグジュ卑猥な音を立てて蕾の中を解してやる。
「あんっあんっ! ――あぁぁ!」
少年は気持ち良さで床に倒れ込み、尻たぶを突き上げて悦びに浸った。
「そんなに気持ちいいのか。指を咥えてる所が丸見えだ」
「あぁぁん、これぇ……お尻の中ぐりぐりされるのぉ、いいよぉ……」
ウクダーはその言葉を聞いて蕾から指を抜いた。少年は一瞬疑問を抱いたが、ウクダーがすかさず背後に回って二本の指を蕾に当てがう。
「あ、それぇ……」
「充分柔いが、それでも痛かったり辛くなったら必ず言うんだぞ」
「うん……あっ、あぁっ、は、はぁぁんっ。入ってくるぅぅ……!」
ウクダーが一度甘く解したおかげで、少年の蕾は二本に増やした指を美味しそうに飲み込んでいった。
指が媚肉の中を進もうとする度に少年の甘い声が漏れ、白く細い腰がヒクヒクと震える。
真っ赤に熟れた蕾がウクダーの二本の指を美味しそうに食べている。指を出し入れされ、媚肉を揉まれ、熟れた口が刻一刻と形を変える。
その光景はこれ以上無いほど卑猥で、艶やかで、ウクダーは無我夢中になって少年を啼かせた。
「ああぁん!! そこぉぉ、きもちぃ、きもちぃぃ!」
「ここか? あぁ……クルミが好きになってしまったか。ほら、コリコリするのもいいだろう?」
「それっ、あぁんっ、お兄さんのそれ、好きぃ! もっともっとちょうだいっ、いっぱいコリコリしてぇぇ!」
少年の悦ぶ方法が分かれば、後は思うままに攻め入るだけだ。ウクダーは華奢な下半身を支え、体内に埋もれる指に力が漲った。
(ハァハァ……ここに挿れたい……突いて突いて犯しまくりたい……)
「あ、あっ、あっ、あぁん! すごっ、すごいぃぃ……んぅ、んぁ、あ、はァァ!」
少年の頬や背中が紅く染まりだし、呼吸が乱れていく。それと呼応してウクダーの精留塔も再び目を覚まし、空いた方の掌で立ち上がる自身の塔を扱き始めた。
「あぁん、あァァん! もう……だめぇ! イっちゃう、指でイっちゃうぅぅ!」
「……すごい……中で指を締め付けてくる……」
「うん、うん! キモチィぃ! キモチイの止まんないの、ずっといいのぉぉ!!」
「イッてるな? 俺もイきそうだ……一緒に気持ち良くなるぞ……」
ウクダーの力強く素早い指の抽送は、少年の下腹部の中をぐちゅぐちゅと掻き回した。二人は次第に声が上擦り、絶頂に向けて全身が強張る。
「――んぁぁあああんん!! いいっ……! イッく……イッくぅぅぅんん!!」
「っくぁ……! 出、るっ……!!」
二人が快楽を解き放つ瞬間、少年の身体は大きくのけ反り、振り回されていた可憐な塔から精が飛び散った。
同時に天に聳り立つウクダーの精留塔も勢いよく精を吐き出す。ヒクヒク震える少年の尻たぶには、白い飛沫が撒き散らされていた。
「あ、あ……お兄さんの精……もったいない……」
少年は赤らめた顔で尻に付いた精を拭い取り、口を開いたままの蕾に塗りたくった。
絶頂した直後の艶かしい少年が、更に卑猥な体躯を見せつけてくる。その姿に、ウクダーの雄の血潮が再び濁流となり全身を染め上げようとした。
「……俺の精がそんなにいいのか」
少年は手に残った精をペロリと舐め、ウクダーの問いに嬉しそうに微笑む。
「もちろん。やっと貰えた……おいしい、おいしいぃ……」
「ぐ、そんな目で……俺を見ないでくれ……」
この少年を心置きなく抱けるなら、どれほど俗世を忘れて快楽に浸れる事が出来るだろう。
一度でいいからそうなりたい……。抱いて抱いて抱き潰し、それでもまだ最奥の気持ち良い処を突き上げて捏ね上げ、少年が甘く悶える姿を永遠に見ていたい。
――この少年さえ良ければ、このまま一緒に生活し愛を育み、やがては……。
ウクダーは下腹部が疼いて止まない理想の未来と倫理という現実の狭間で、深い眩暈を起こしていた。
「うぅ!? んぅぅぅんんっ!!」
喉に流れていく苦味に、これが欲しかったと背を逸らし、同時に与えられるウクダーからの指の愛撫で少年は腰を激しく波打たせた。
とても甘く透き通る声が浴室内に響き渡る。美声で耳を犯され、ウクダーの欲望も暴走してグジュグジュ卑猥な音を立てて蕾の中を解してやる。
「あんっあんっ! ――あぁぁ!」
少年は気持ち良さで床に倒れ込み、尻たぶを突き上げて悦びに浸った。
「そんなに気持ちいいのか。指を咥えてる所が丸見えだ」
「あぁぁん、これぇ……お尻の中ぐりぐりされるのぉ、いいよぉ……」
ウクダーはその言葉を聞いて蕾から指を抜いた。少年は一瞬疑問を抱いたが、ウクダーがすかさず背後に回って二本の指を蕾に当てがう。
「あ、それぇ……」
「充分柔いが、それでも痛かったり辛くなったら必ず言うんだぞ」
「うん……あっ、あぁっ、は、はぁぁんっ。入ってくるぅぅ……!」
ウクダーが一度甘く解したおかげで、少年の蕾は二本に増やした指を美味しそうに飲み込んでいった。
指が媚肉の中を進もうとする度に少年の甘い声が漏れ、白く細い腰がヒクヒクと震える。
真っ赤に熟れた蕾がウクダーの二本の指を美味しそうに食べている。指を出し入れされ、媚肉を揉まれ、熟れた口が刻一刻と形を変える。
その光景はこれ以上無いほど卑猥で、艶やかで、ウクダーは無我夢中になって少年を啼かせた。
「ああぁん!! そこぉぉ、きもちぃ、きもちぃぃ!」
「ここか? あぁ……クルミが好きになってしまったか。ほら、コリコリするのもいいだろう?」
「それっ、あぁんっ、お兄さんのそれ、好きぃ! もっともっとちょうだいっ、いっぱいコリコリしてぇぇ!」
少年の悦ぶ方法が分かれば、後は思うままに攻め入るだけだ。ウクダーは華奢な下半身を支え、体内に埋もれる指に力が漲った。
(ハァハァ……ここに挿れたい……突いて突いて犯しまくりたい……)
「あ、あっ、あっ、あぁん! すごっ、すごいぃぃ……んぅ、んぁ、あ、はァァ!」
少年の頬や背中が紅く染まりだし、呼吸が乱れていく。それと呼応してウクダーの精留塔も再び目を覚まし、空いた方の掌で立ち上がる自身の塔を扱き始めた。
「あぁん、あァァん! もう……だめぇ! イっちゃう、指でイっちゃうぅぅ!」
「……すごい……中で指を締め付けてくる……」
「うん、うん! キモチィぃ! キモチイの止まんないの、ずっといいのぉぉ!!」
「イッてるな? 俺もイきそうだ……一緒に気持ち良くなるぞ……」
ウクダーの力強く素早い指の抽送は、少年の下腹部の中をぐちゅぐちゅと掻き回した。二人は次第に声が上擦り、絶頂に向けて全身が強張る。
「――んぁぁあああんん!! いいっ……! イッく……イッくぅぅぅんん!!」
「っくぁ……! 出、るっ……!!」
二人が快楽を解き放つ瞬間、少年の身体は大きくのけ反り、振り回されていた可憐な塔から精が飛び散った。
同時に天に聳り立つウクダーの精留塔も勢いよく精を吐き出す。ヒクヒク震える少年の尻たぶには、白い飛沫が撒き散らされていた。
「あ、あ……お兄さんの精……もったいない……」
少年は赤らめた顔で尻に付いた精を拭い取り、口を開いたままの蕾に塗りたくった。
絶頂した直後の艶かしい少年が、更に卑猥な体躯を見せつけてくる。その姿に、ウクダーの雄の血潮が再び濁流となり全身を染め上げようとした。
「……俺の精がそんなにいいのか」
少年は手に残った精をペロリと舐め、ウクダーの問いに嬉しそうに微笑む。
「もちろん。やっと貰えた……おいしい、おいしいぃ……」
「ぐ、そんな目で……俺を見ないでくれ……」
この少年を心置きなく抱けるなら、どれほど俗世を忘れて快楽に浸れる事が出来るだろう。
一度でいいからそうなりたい……。抱いて抱いて抱き潰し、それでもまだ最奥の気持ち良い処を突き上げて捏ね上げ、少年が甘く悶える姿を永遠に見ていたい。
――この少年さえ良ければ、このまま一緒に生活し愛を育み、やがては……。
ウクダーは下腹部が疼いて止まない理想の未来と倫理という現実の狭間で、深い眩暈を起こしていた。
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