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第一章

第11話「罪の重さ」♥

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「あぁ……はぁはぁ、やめて、くれ……」
 
 ウクダーは生まれて初めて、人に精留塔を咥えられた。ぬるぬるとした温かい舌と口内。吸われる感触。唾液の水音で、ウクダーの脳髄は感じた事の無いぐらい蕩けそうになる。

「どうしてやめるの? お兄さんも気持ち良さそうなのに。ねぇ、早くぅ。ボクのここの中に、この太いのを入れて?」

 ぎこちなさそうに頰を窄めて精留塔をしゃぶる少年を見て、ウクダーの欲望は熱い血潮となって身体中を駆け巡っていく。もうこれ以上理性にしがみついていたら、息まで詰まってしまいそうだ。

「だ、めだ……。キミと俺はまだ出会って半日も経っていないんだぞ……」
「半日も経ってないことが意味あるの? ボクは一緒に気持ち良くなって、精をたくさん欲しいだけなのに」
「精が貰えるなら、あぁ……誰でもいいのか……」
「……だって、ボクはお兄さんに精をあげた。外に出しちゃったけど。今度はボクがもらう番だよ?」
「ち、違う……あ、あれは……意味合いが違うんだ……」

 ウクダーには倫理が強く付き纏っていた。
 まだあどけなさの残る少年を欲望だけで犯してしまう事に、どうしても罪の重さが拭えない。

 少年の心に傷を負ってしまったら? この華奢な身体だからこそ、体内を壊してしまったら?
 何より長い未来の責任を背負う覚悟が、自分にあるのか?
 
 ウクダーの脳内で最悪の事態を幾つも思い巡らせ、今一度自らに問う。

「すまない……俺はやっぱり、キミを犯す事など出来ない……精留塔を受け入れる相手は、本当に好きになった人と、してくれ……」

 息が荒くなるウクダーは四つん這いになる少年の尻たぶを掴み、双丘の溝を中指で執拗になぞり始めた。

「あっ、あぁんっ」
「俺がしてあげられる事は、ここまでだ……」

 ウクダーの大きく逞しい右手が少年の尻たぶを覆う。蕾を探す中指が溝を這うと、少年は腰を反らせてもっと欲しいとせがんだ。

「あぁッ、そこ!」
「あぁ、見つけた。蕾の口がヒクヒク言ってる」
「あぁ、欲しい……欲しいよぉ……中まで挿れてぇ……」
 
 しかしウクダーの指先は何度も蕾の縁を撫でて焦らす。せがむ少年はじれったさを感じ、いつまでも想いを遂げられない事に期待を高く舞い上げてしまった。

「あっ、あっ、あっ、我慢できないのぉ……早く中でグジュグジュかき回してぇぇ」

 善がる少年は極太の精留塔をしゃぶったまま潤んだ瞳でウクダーを見上げ、何度も腰を振って指先を押し付ける。もっと強烈な快楽欲しさに、強く塔を吸い続けながら口腔でジュブジュブ出し入れする。

(あぁぁ、気持ちいい……もうだめだ……!!)
 
 少年の愛撫が激しさを増し、ウクダーも少年の息遣いにつられて呼吸が荒くなった。そして下腹部に溜まった快楽を解き放つ瞬間、ウクダーは中指を押し込んで少年の秘部を大きく揉み込んだ。
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