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第一章
第8話「初めての感覚」♥
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「――あぁっ! ――あぁぁぁんっ!」
兜の頭だけを覗かせていた精留塔は、ウクダーの温かい手の平に握られて包皮をぬるりと剥がされた。
あくまで皮の中に入った砂を落とそうと、ウクダーは兜や茎の表面をヌルヌルと洗う。
少年は直に与えられる表皮の刺激に、強い電流が何度も全身を駆け巡った。同時に蕾も柔くほぐれ、ズブズブと太い指を飲み込んでいく。
「あぁぁぁ……あぁぁん……んもちぃぃ、力がぬけちゃぅぅ……」
頰が火照る少年は水樽の蓋に上半身を預け、立っているのも辛そうにしていた。しかし腰は反り、股を広げて尻を突き出し、ウクダーに卑猥な谷間を見せつける。
目の前には、紅く熟れた蕾が美味しそうに指を咀嚼していた。その姿にウクダーの理性は吹き飛び、蕾と粘膜の中を欲望のままに掻き回す。そしてまた甘い啼き声が家の中に響き渡る。
「……一度イって、精を出し切った方がいい」
「イって……? セイを……? ――あっ、はんっ、はぁぁぁんっ!」
粘膜を愛撫する指がグプグプと奥へ入り込み、ウクダーは指の腹にクルミの様なシコリを見つけた。
「――あぁっ! そこっ! あんっ、はっあっんん!!」
その瞬間、少年の腰が強く跳ねて好い処を弄られていると知らせる。
「ここ、気持ちいいだろう? ここは奥唇ではないが、精留塔にも通じるもう一つの性感帯だ」
「――はあぁぁっ、あんんっ! あぁぁぁぁ……!」
ウクダーは粘膜の中でわざとシコリを撫で回し、小刻みに叩いて少年の声を上擦らせた。
そして少年の精留塔を洗っていたもう片方の手の平が持ち方を変えて茎を大きく包み込み、上下に扱いて止まらない気持ち良さを与えようとする。
「やっあぁぁぁんっ! あぁっ、あぁぁん! すご、すごいぃぃっ!」
少年は快楽に呑まれて指のうねりと一緒に腰を振った。気持ち良さそうに波打つ尻たぶが、余計にウクダーの欲望を掻き立たせる。
「凄い? どこが凄いんだ?」
「あっ、あっ……中も前もぉぉ! あんっ! はんっ! あぁぁ……!」
「そうか、もっともっと気持ち良くなるぞ……」
「あぁぁぁんっ、いぃよぉぉ!!」
少年の性感帯を可愛がる両手に力が漲った。
体内に埋もれる指は小刻みに激しくシコリを揺すり、精留塔を握る手は残像が浮かぶ程、素早く上下に扱いた。
前も後ろもグチュグチュと卑猥な水音を鳴らし、同時に少年の身体が硬ばって腰と背を反らしてゆく。
少年の快感は限界を迎えようとしていた。溜まりきった高揚にもがき、泣き声にも似た甘い喘ぎを天に向かって叫び続ける。
「っあぁぁん! もう、もうダメぇぇぇ! んもちぃぃ、んもちぃぃよぉぉ!! あっあっあっ……!!」
体内に埋もれる指を、粘膜で「キュゥゥ!」ときつく抱き締めてくる。絶頂の前触れである。
直後、少年は「ビクン!」と全身を強く波打たせた。
むず痒い切なさが頂点を超え、一気に気持ち良さが解放されて意識が天へと羽ばたいていく。
と同時にウクダーに握られていた精留塔にも絶頂の波形が伝わり、小さな兜の先から白い愛液が勢い良く噴出した。
「――ぁああ! ――やぁぁぁん! ――っは、あぁぁぁんっ!!」
その吐精は秒を置いて三度続いた。
ガクガクと腰が痙攣し、少年は弱々しい喘ぎを続けて絶頂の余韻に浸る。
彼が身を預けていた水樽には白い液体が吐射されていた。自らが出したその液体を、少年は息を切らせながら不思議そうに見つめている。
やはり、この少年は快楽というものが初めてならば、精液を吐いたのも初めての様だ。
「……絶頂すると誰しもこうやって白い体液を出すんだ。おかしな事じゃない。これが精液だ」
「ハァハァ……ぜっちょ……? 精えき……命の糧になるっていう……」
「そうだ。この精を誰かの奥宮に入れれば、その人の命の糧になる」
「そう、なんだ……ハァハァ、ボクも出せ……たん、だ……」
少年の言葉が次第にしどろもどろになっていく。その直後、彼はとうとう力尽きて、しがみついていた水樽の上に倒れ込んでしまった。
「おい! 大丈夫か!?」
ウクダーが少年の身体を咄嗟に抱えたおかげで、床に落ちてしまうまでは防げた。
華奢な身体を抱き起こしてあげると、少年はウクダーの腕の中で小さな寝息を立てていたのだった。
兜の頭だけを覗かせていた精留塔は、ウクダーの温かい手の平に握られて包皮をぬるりと剥がされた。
あくまで皮の中に入った砂を落とそうと、ウクダーは兜や茎の表面をヌルヌルと洗う。
少年は直に与えられる表皮の刺激に、強い電流が何度も全身を駆け巡った。同時に蕾も柔くほぐれ、ズブズブと太い指を飲み込んでいく。
「あぁぁぁ……あぁぁん……んもちぃぃ、力がぬけちゃぅぅ……」
頰が火照る少年は水樽の蓋に上半身を預け、立っているのも辛そうにしていた。しかし腰は反り、股を広げて尻を突き出し、ウクダーに卑猥な谷間を見せつける。
目の前には、紅く熟れた蕾が美味しそうに指を咀嚼していた。その姿にウクダーの理性は吹き飛び、蕾と粘膜の中を欲望のままに掻き回す。そしてまた甘い啼き声が家の中に響き渡る。
「……一度イって、精を出し切った方がいい」
「イって……? セイを……? ――あっ、はんっ、はぁぁぁんっ!」
粘膜を愛撫する指がグプグプと奥へ入り込み、ウクダーは指の腹にクルミの様なシコリを見つけた。
「――あぁっ! そこっ! あんっ、はっあっんん!!」
その瞬間、少年の腰が強く跳ねて好い処を弄られていると知らせる。
「ここ、気持ちいいだろう? ここは奥唇ではないが、精留塔にも通じるもう一つの性感帯だ」
「――はあぁぁっ、あんんっ! あぁぁぁぁ……!」
ウクダーは粘膜の中でわざとシコリを撫で回し、小刻みに叩いて少年の声を上擦らせた。
そして少年の精留塔を洗っていたもう片方の手の平が持ち方を変えて茎を大きく包み込み、上下に扱いて止まらない気持ち良さを与えようとする。
「やっあぁぁぁんっ! あぁっ、あぁぁん! すご、すごいぃぃっ!」
少年は快楽に呑まれて指のうねりと一緒に腰を振った。気持ち良さそうに波打つ尻たぶが、余計にウクダーの欲望を掻き立たせる。
「凄い? どこが凄いんだ?」
「あっ、あっ……中も前もぉぉ! あんっ! はんっ! あぁぁ……!」
「そうか、もっともっと気持ち良くなるぞ……」
「あぁぁぁんっ、いぃよぉぉ!!」
少年の性感帯を可愛がる両手に力が漲った。
体内に埋もれる指は小刻みに激しくシコリを揺すり、精留塔を握る手は残像が浮かぶ程、素早く上下に扱いた。
前も後ろもグチュグチュと卑猥な水音を鳴らし、同時に少年の身体が硬ばって腰と背を反らしてゆく。
少年の快感は限界を迎えようとしていた。溜まりきった高揚にもがき、泣き声にも似た甘い喘ぎを天に向かって叫び続ける。
「っあぁぁん! もう、もうダメぇぇぇ! んもちぃぃ、んもちぃぃよぉぉ!! あっあっあっ……!!」
体内に埋もれる指を、粘膜で「キュゥゥ!」ときつく抱き締めてくる。絶頂の前触れである。
直後、少年は「ビクン!」と全身を強く波打たせた。
むず痒い切なさが頂点を超え、一気に気持ち良さが解放されて意識が天へと羽ばたいていく。
と同時にウクダーに握られていた精留塔にも絶頂の波形が伝わり、小さな兜の先から白い愛液が勢い良く噴出した。
「――ぁああ! ――やぁぁぁん! ――っは、あぁぁぁんっ!!」
その吐精は秒を置いて三度続いた。
ガクガクと腰が痙攣し、少年は弱々しい喘ぎを続けて絶頂の余韻に浸る。
彼が身を預けていた水樽には白い液体が吐射されていた。自らが出したその液体を、少年は息を切らせながら不思議そうに見つめている。
やはり、この少年は快楽というものが初めてならば、精液を吐いたのも初めての様だ。
「……絶頂すると誰しもこうやって白い体液を出すんだ。おかしな事じゃない。これが精液だ」
「ハァハァ……ぜっちょ……? 精えき……命の糧になるっていう……」
「そうだ。この精を誰かの奥宮に入れれば、その人の命の糧になる」
「そう、なんだ……ハァハァ、ボクも出せ……たん、だ……」
少年の言葉が次第にしどろもどろになっていく。その直後、彼はとうとう力尽きて、しがみついていた水樽の上に倒れ込んでしまった。
「おい! 大丈夫か!?」
ウクダーが少年の身体を咄嗟に抱えたおかげで、床に落ちてしまうまでは防げた。
華奢な身体を抱き起こしてあげると、少年はウクダーの腕の中で小さな寝息を立てていたのだった。
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