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第一章
第5話「ウクダーの葛藤と少年の反応」
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「――っっ!」
「どうだ、痛くないか?」
傷だらけの背中に水を掛け流しながら、ウクダーは優しく撫でる様にして泥を落としていった。
少年の肌はとてもキメが細かく、撫でる手の平に濡れた肌が吸い付いてくる。
「うん、さっきより痛くないよ。それに、お兄さんの手が温かくて、すごく気持ちいい……」
「…………」
少年は手の温かさにホッとした表情でため息を吐く。寒さと痛みで強張っていた身体が、心地良さそうにフッと柔らかくなるのをウクダーは感じた。
小枝で引っ掻いた傷はあるものの、背中の泥を落とし切った肌は、乳白色の眩い輝きを放ってとても美しい。
(これで背中はおおかた良いだろう。次は……)
ウクダーは鼓動が張り裂けそうになりながら、湾曲した腰へと手の平をずらしていく。
「――っん」
ちょうど腰と尻の境、仙骨辺りに指を這わせた瞬間、少年の身体がピクリと反応し甘い声が漏れた。
「す、すまん……嫌だったか?」
「う? ううん違うの。ちょっとくすぐったくて、変な声出ちゃった。エヘヘ」
それが何を意味するのか少年は理解していない。しかしウクダーは今の反応で全身の血が煮えたぎり、欲望の潮流が勢いよく駆け巡った。
「あ、足を……太ももの汚れを落とすぞ……」
「うん……」
ウクダーも本心を抑え込もうとしどろもどろになるが、少年はやはりあっけらかんとしてスラリと長い脚を差し出す。
ウクダーの下腹部、性欲を敏感に感じる精留塔は、完全に目覚めて大きく育ちきっていた。
今は少年が後ろを向いているから気付かれていないが、股間の大きな膨らみを見つけてしまうのは時間の問題である。
彼はそれを必死に隠そうと脚を洗う素振りでしゃがみ込み、シャツの弛みの中に覆い隠した。
しかし、その行動がかえって裏目に出てしまうとは……。
(し、尻が目の前に……っ!)
ウクダーがふと視線を上げた時、それは惜しげもなく目の前に披露されていた。
ふっくら程良い形の少年の尻たぶと、しゃがみ込んだウクダーの顔の高さが一致してしまう。
(や、やばい……早くここを終わらせなければ……!)
ウクダーは上がる息を懸命に抑えて、急いで少年の両脚を洗い流していった。
少しでも気を緩めれば、視線は卑猥な膨らみへ向いてしまう。だがよく見ればその溝の中には、微かに泥や砂が入り込んでいる。ウクダーはゴクリと生唾を飲み込み、下腹部が更に踊り狂うのを感じた。
「キ、キミ……」
「ん、なに?」
「そ、その……尻の溝の中も泥が入り込んでいるんだが……自分で出来そうか?」
ウクダーは少年の右手首を持って、小さな膨らみを触らせる。ここに他人の手が触れて良いかの確認のつもりだった。
しかし少年は腕を少し捻られただけで強い痛みが走り、ピクリと顔をしかめた。
「腕、後ろにやると痛いよ。お兄さんやってくれないの?」
「……ここは、特に尻の溝は、そう易々と他人に見せたり触らせていい場所じゃない。キミの心に一生の傷を負わせてしまうかもしれない。それでも俺がやっていいのか?」
「うん? ボクはその方が助かるんだけど……」
少年は肩を窄めて、このまま綺麗にして欲しいとねだって来る。
美しく長い髪を胸元に垂らし水滴の流れる濡れた裸で見下ろす姿に、ウクダーの欲望もいよいよ抑えきれなくなる。
(本当に卑猥な気持ちなど微塵もないのだな。……分かった)
「どうだ、痛くないか?」
傷だらけの背中に水を掛け流しながら、ウクダーは優しく撫でる様にして泥を落としていった。
少年の肌はとてもキメが細かく、撫でる手の平に濡れた肌が吸い付いてくる。
「うん、さっきより痛くないよ。それに、お兄さんの手が温かくて、すごく気持ちいい……」
「…………」
少年は手の温かさにホッとした表情でため息を吐く。寒さと痛みで強張っていた身体が、心地良さそうにフッと柔らかくなるのをウクダーは感じた。
小枝で引っ掻いた傷はあるものの、背中の泥を落とし切った肌は、乳白色の眩い輝きを放ってとても美しい。
(これで背中はおおかた良いだろう。次は……)
ウクダーは鼓動が張り裂けそうになりながら、湾曲した腰へと手の平をずらしていく。
「――っん」
ちょうど腰と尻の境、仙骨辺りに指を這わせた瞬間、少年の身体がピクリと反応し甘い声が漏れた。
「す、すまん……嫌だったか?」
「う? ううん違うの。ちょっとくすぐったくて、変な声出ちゃった。エヘヘ」
それが何を意味するのか少年は理解していない。しかしウクダーは今の反応で全身の血が煮えたぎり、欲望の潮流が勢いよく駆け巡った。
「あ、足を……太ももの汚れを落とすぞ……」
「うん……」
ウクダーも本心を抑え込もうとしどろもどろになるが、少年はやはりあっけらかんとしてスラリと長い脚を差し出す。
ウクダーの下腹部、性欲を敏感に感じる精留塔は、完全に目覚めて大きく育ちきっていた。
今は少年が後ろを向いているから気付かれていないが、股間の大きな膨らみを見つけてしまうのは時間の問題である。
彼はそれを必死に隠そうと脚を洗う素振りでしゃがみ込み、シャツの弛みの中に覆い隠した。
しかし、その行動がかえって裏目に出てしまうとは……。
(し、尻が目の前に……っ!)
ウクダーがふと視線を上げた時、それは惜しげもなく目の前に披露されていた。
ふっくら程良い形の少年の尻たぶと、しゃがみ込んだウクダーの顔の高さが一致してしまう。
(や、やばい……早くここを終わらせなければ……!)
ウクダーは上がる息を懸命に抑えて、急いで少年の両脚を洗い流していった。
少しでも気を緩めれば、視線は卑猥な膨らみへ向いてしまう。だがよく見ればその溝の中には、微かに泥や砂が入り込んでいる。ウクダーはゴクリと生唾を飲み込み、下腹部が更に踊り狂うのを感じた。
「キ、キミ……」
「ん、なに?」
「そ、その……尻の溝の中も泥が入り込んでいるんだが……自分で出来そうか?」
ウクダーは少年の右手首を持って、小さな膨らみを触らせる。ここに他人の手が触れて良いかの確認のつもりだった。
しかし少年は腕を少し捻られただけで強い痛みが走り、ピクリと顔をしかめた。
「腕、後ろにやると痛いよ。お兄さんやってくれないの?」
「……ここは、特に尻の溝は、そう易々と他人に見せたり触らせていい場所じゃない。キミの心に一生の傷を負わせてしまうかもしれない。それでも俺がやっていいのか?」
「うん? ボクはその方が助かるんだけど……」
少年は肩を窄めて、このまま綺麗にして欲しいとねだって来る。
美しく長い髪を胸元に垂らし水滴の流れる濡れた裸で見下ろす姿に、ウクダーの欲望もいよいよ抑えきれなくなる。
(本当に卑猥な気持ちなど微塵もないのだな。……分かった)
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