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変調の兆し
六
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しかしこれがまた難しい問題である。
最近のすばるはどうしてか外出中でも参拝を断られた人に縋られることが増えている。しかも本人がそれを断らないものだから認識阻害の魔道具を使っていても彼が贄の神子だと知れ渡りつつあり、もう気軽な外出は難しいかもしれない。どうしたものかと頭を捻っていると皓月がやってきてすっぱりと否を告げてきた。
「外出は禁止だ」
「皓月?!何でですか?」
「お前はここ最近外出する度に傷を作って帰ってくる。今までは目を瞑っていたが、もう許可は出せない。暫くは神域から出ないように」
「ええー、久しぶりにお路さんの団子食べに行きたかったのに!」
「駄目だ」
抗議の声を上げるすばるに貫禄の仁王立ちで再度「駄目だ」と告げる皓月。暫し二人の睨み合いが続く。
横で見ている九朗がさてそろそろ加勢しようかと口を開きかけたところで、荷下ろしを終えた商人たちが二人やってきてやんわりと口を挟んできた。
「神子様、残念ですが今は本当に止めておいた方がいいですよ。あまりよくない噂も聞きますからね」
「噂?」
「噂とは何だ」
出入りの商人である大塚屋はすばるがここに住み始めて間もなく取引を始めたため付き合いが長い。その分皓月や神子への態度も幾分か気安く、時折こうして世間の情報を提供してくれるのだ。
「なんでも夢見の神子様が国中に病が流行る夢を見たとか。自分や周りの人間の体調によくよく気を配るようにって御触れが出たんですが、中には病にかかるのを恐れて先んじて贄の神子様をお迎えしようと企む輩がいるらしくて」
「お迎えって言や聞こえはいいけど、要するに誘拐だよ。大それたことを考える奴もいたもんだよな」
「は……?」
大塚屋の説明を補足した九朗の台詞に皓月の眉が跳ね上がる。地を這うような重低音に全員がわかりやすく体を跳ねさせた。言葉でもないたった一声で彼の逆鱗に触れたのだと察した。
「すばるを、どうするだと……?」
「ひっ」
「こ、こうげつさま」
皓月の全身から怒りに満ちた覇気が叩きつけるような圧迫感を伴って周囲を包む。息もできないほどの威圧に商人たちと九朗の顔色はみるみるうちに真っ青になり、空気を求めてはくはくと無意味に口を動かした。
だが、吸っても吸っても空気が入ってくる気がしない。代わりに鉛を詰め込まれるような重さばかりが増していく。どんどん浅く早くなっていく呼吸。悪くなっていく顔色。始め皓月の怒りに気を取られていたすばるは彼らの様子に気付いて慌てて皓月の腕に触れた。
「皓月落ち着いて。皆さんの顔色が悪いです」
「ぐ……すまん」
すばるに言われて三人を見ると過呼吸寸前になっている。皓月は無意識に放っていた覇気を霧散させた。神ともあろうものがもう少しで無関係の人間に危害を加えるところだった。
「九朗、大丈夫ですか?」
「あ、ああ。大丈夫……ありがと」
「お二人も大丈夫ですか?!」
「は、はい」
「いや……凄いですね神の怒りは」
すばるは真っ青な顔で肩で息をしている九朗の傍に駆け戻りその背を撫でる。商人二人も庭に膝を突いてその呼びかけになんとか答えた。
すっかり参ってしまった三人を座敷に上げてすばるは手ずから茶を入れる。恐縮しつつも出された茶を飲んで一息ついた商人たちは先程の話の続きを話し始めた。
「私共は商売上多くの家へ出入りをします。その時に色々と耳に入ってくるものでして。この話も畠中という、ここから二つほど離れた街の貴族家で聞いた話です。彼らもまだ具体的な話をしていたわけではありませんでしたが……」
「彼らもまさか我々が神子様の御用聞きをしているなど思ってもみなかったのでしょう。世間話の一つとして堂々とお話してくださいましたよ。本来なら他人様の情報は外部に漏らすものじゃないですが、こればっかりはお耳に入れておいた方がいいんじゃないかと思いまして」
「なるほど、情報提供感謝する」
「勿体ないお言葉です、皓月様」
皓月の言葉に深々と首を垂れる商人二人。自分の身のことだ、神妙な面持ちで二人の話を聞いていたすばるの肩を叩き、九朗は言った。
「てなわけだから、俺もお前の外出には反対」
「そんなぁ」
「団子は今度俺が買ってくるから。な?」
「あの場で食べるのがいいのに……」
流石にこんな話を聞いては外へ行くなど言えない。がっくりと肩を落としてすばるは嘆く。その様子に商人たちや九朗は笑い、一気に場の空気が和やかになる。自分が行けない代わりにとあれやこれやと九朗に注文を付け始め、九朗は九朗で笑いながらはいはいと聞いている。
そんな中でも皓月の表情は変わらず、難しい顔をして部屋の隅で一人黙り込んでいた。
「全く人間とは度し難い。蛍も篝もおらんうえに勤めの負担も増えている時にそのような不遜な企みを……いっそ今のうちにそ奴らを切ってしまえばいいのではないか?」
などと神の傍若無人ぷりを発揮する始末である。
話を聞いてから皓月の警戒はより一層強まって、神域の結界の強度と立ち入り許可はぐっと厳しくなった。暫くの間外出禁止を命じられ、神域の限られた空間の中でできることと言えば神子の勤めと暇潰しの読書くらいのものだ。
「外に出れば皓月に弾かれた人にも会えたんだけどなぁ……」
こっそり文を盗み見ては勝手に返事を出していたすばる。その秘密のお勤めの現場は久坂の神社だった。土地神が協力的だったおかげで独自の結界を張った中でそれは行われており、そのおかげで今まで皓月に見逃されていたというところだ。しかしそれもすばるの傷が増えすぎたせいで禁止されてしまった。
しかも今はきな臭い話もあるようだし、これ以上外で目立った行いをすれば本当に誘拐まで発展しかねない。今は大人しくしておくしかないと判断したすばるは神域の中で粛々と生活を続けていた。
そんな中で届いた二通の文。その一つはすばるにある決意をさせ、もう一つは喜ばしい報告に心を躍らせるものだった。
「ああ、篝ちゃんたちが帰ってくる……!」
最近のすばるはどうしてか外出中でも参拝を断られた人に縋られることが増えている。しかも本人がそれを断らないものだから認識阻害の魔道具を使っていても彼が贄の神子だと知れ渡りつつあり、もう気軽な外出は難しいかもしれない。どうしたものかと頭を捻っていると皓月がやってきてすっぱりと否を告げてきた。
「外出は禁止だ」
「皓月?!何でですか?」
「お前はここ最近外出する度に傷を作って帰ってくる。今までは目を瞑っていたが、もう許可は出せない。暫くは神域から出ないように」
「ええー、久しぶりにお路さんの団子食べに行きたかったのに!」
「駄目だ」
抗議の声を上げるすばるに貫禄の仁王立ちで再度「駄目だ」と告げる皓月。暫し二人の睨み合いが続く。
横で見ている九朗がさてそろそろ加勢しようかと口を開きかけたところで、荷下ろしを終えた商人たちが二人やってきてやんわりと口を挟んできた。
「神子様、残念ですが今は本当に止めておいた方がいいですよ。あまりよくない噂も聞きますからね」
「噂?」
「噂とは何だ」
出入りの商人である大塚屋はすばるがここに住み始めて間もなく取引を始めたため付き合いが長い。その分皓月や神子への態度も幾分か気安く、時折こうして世間の情報を提供してくれるのだ。
「なんでも夢見の神子様が国中に病が流行る夢を見たとか。自分や周りの人間の体調によくよく気を配るようにって御触れが出たんですが、中には病にかかるのを恐れて先んじて贄の神子様をお迎えしようと企む輩がいるらしくて」
「お迎えって言や聞こえはいいけど、要するに誘拐だよ。大それたことを考える奴もいたもんだよな」
「は……?」
大塚屋の説明を補足した九朗の台詞に皓月の眉が跳ね上がる。地を這うような重低音に全員がわかりやすく体を跳ねさせた。言葉でもないたった一声で彼の逆鱗に触れたのだと察した。
「すばるを、どうするだと……?」
「ひっ」
「こ、こうげつさま」
皓月の全身から怒りに満ちた覇気が叩きつけるような圧迫感を伴って周囲を包む。息もできないほどの威圧に商人たちと九朗の顔色はみるみるうちに真っ青になり、空気を求めてはくはくと無意味に口を動かした。
だが、吸っても吸っても空気が入ってくる気がしない。代わりに鉛を詰め込まれるような重さばかりが増していく。どんどん浅く早くなっていく呼吸。悪くなっていく顔色。始め皓月の怒りに気を取られていたすばるは彼らの様子に気付いて慌てて皓月の腕に触れた。
「皓月落ち着いて。皆さんの顔色が悪いです」
「ぐ……すまん」
すばるに言われて三人を見ると過呼吸寸前になっている。皓月は無意識に放っていた覇気を霧散させた。神ともあろうものがもう少しで無関係の人間に危害を加えるところだった。
「九朗、大丈夫ですか?」
「あ、ああ。大丈夫……ありがと」
「お二人も大丈夫ですか?!」
「は、はい」
「いや……凄いですね神の怒りは」
すばるは真っ青な顔で肩で息をしている九朗の傍に駆け戻りその背を撫でる。商人二人も庭に膝を突いてその呼びかけになんとか答えた。
すっかり参ってしまった三人を座敷に上げてすばるは手ずから茶を入れる。恐縮しつつも出された茶を飲んで一息ついた商人たちは先程の話の続きを話し始めた。
「私共は商売上多くの家へ出入りをします。その時に色々と耳に入ってくるものでして。この話も畠中という、ここから二つほど離れた街の貴族家で聞いた話です。彼らもまだ具体的な話をしていたわけではありませんでしたが……」
「彼らもまさか我々が神子様の御用聞きをしているなど思ってもみなかったのでしょう。世間話の一つとして堂々とお話してくださいましたよ。本来なら他人様の情報は外部に漏らすものじゃないですが、こればっかりはお耳に入れておいた方がいいんじゃないかと思いまして」
「なるほど、情報提供感謝する」
「勿体ないお言葉です、皓月様」
皓月の言葉に深々と首を垂れる商人二人。自分の身のことだ、神妙な面持ちで二人の話を聞いていたすばるの肩を叩き、九朗は言った。
「てなわけだから、俺もお前の外出には反対」
「そんなぁ」
「団子は今度俺が買ってくるから。な?」
「あの場で食べるのがいいのに……」
流石にこんな話を聞いては外へ行くなど言えない。がっくりと肩を落としてすばるは嘆く。その様子に商人たちや九朗は笑い、一気に場の空気が和やかになる。自分が行けない代わりにとあれやこれやと九朗に注文を付け始め、九朗は九朗で笑いながらはいはいと聞いている。
そんな中でも皓月の表情は変わらず、難しい顔をして部屋の隅で一人黙り込んでいた。
「全く人間とは度し難い。蛍も篝もおらんうえに勤めの負担も増えている時にそのような不遜な企みを……いっそ今のうちにそ奴らを切ってしまえばいいのではないか?」
などと神の傍若無人ぷりを発揮する始末である。
話を聞いてから皓月の警戒はより一層強まって、神域の結界の強度と立ち入り許可はぐっと厳しくなった。暫くの間外出禁止を命じられ、神域の限られた空間の中でできることと言えば神子の勤めと暇潰しの読書くらいのものだ。
「外に出れば皓月に弾かれた人にも会えたんだけどなぁ……」
こっそり文を盗み見ては勝手に返事を出していたすばる。その秘密のお勤めの現場は久坂の神社だった。土地神が協力的だったおかげで独自の結界を張った中でそれは行われており、そのおかげで今まで皓月に見逃されていたというところだ。しかしそれもすばるの傷が増えすぎたせいで禁止されてしまった。
しかも今はきな臭い話もあるようだし、これ以上外で目立った行いをすれば本当に誘拐まで発展しかねない。今は大人しくしておくしかないと判断したすばるは神域の中で粛々と生活を続けていた。
そんな中で届いた二通の文。その一つはすばるにある決意をさせ、もう一つは喜ばしい報告に心を躍らせるものだった。
「ああ、篝ちゃんたちが帰ってくる……!」
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