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恋の芽生え
九
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「垂氷、お前一体どう言うつもりだ」
垂氷の行動に不可解とでも言いたげな表情で目を細める皓月。その問いの意味を理解しているのかいないのか、垂氷は笑顔のまま首を傾げた。
「どうもこうも、僕はお使いに来ただけだけど?」
「使いにきただけにしちゃ、なぁんか神子さんへの態度が感じ悪かったんだけど」
先触れもなく急に訪れたと思えば初対面のすばるに対して皓月の婚約者だと揶揄ったり、謙ったかと思えば威圧的とも取れる物言い。幾ら皓月達と知己とはいえ疑問に思うには十分だったようだ。
なにせこの垂氷という男、神々の中でも人間嫌いで有名なのだ。
「そも、人間嫌いのそなたが何故ここへ来ることになったのです」
「それはね、篝ちゃんの顔を見たかったから!」
「冗談もほどほどになさいませ」
「本当なのになぁ」
つん、とそっぽを向いてしまう篝に困ったように笑う垂氷。知らぬ仲ではないからか、どうにも味方は誰一人としていないようだった。
人間嫌いの精霊。そう言われたことに関しては否定しないまま悪気はないのだと首を振る。
「僕の友達みんなとっちゃった噂の神子ちゃんに会ってみたかっただけだよ~。まあ思ったよりは可愛いし、素直そうな子だね」
どうやら垂氷は気の置けない仲だった三人が纏めてすばるの元へ行ってしまったことが大層不服だったようだ。一人置いてけぼりにされたうえ、彼らが蝶よ花よと言わんばかりに育てているのは人間の子供。六花が彼に祝いを贈るための遣い探していると聞いて、一度くらい顔を拝んでやろうと率先して手を挙げてここへ来たのだった。
「何、嫉妬?仲間外れにされて寂しかったってか」
「そうでぇ~す!」
「なんだそれは。子供か」
「少なくとも皓月様よりは子供だね」
大人ない嫉妬に呆れ顔を浮かべる三人。垂氷はその態度を見て何故か得意げな顔をしていた。
「六花様だって目をかけていらっしゃるでしょ?人間なんかのどこにそんな魅力があるのかなって、ほんのちょーっとだけ興味が出たんだよね」
「ほう」
人間に興味を持つつもりはなかったが、周りがそこまで気にかける存在なら気になってくると言うものだ。そんな風に言う垂氷に皓月は納得したようにひとつ頷くと、すばるの姿を思い浮かべながら滔々と語り始めた。
興味があるなら教えてやろうと思ったのだ。己の神子がいかに素晴らしいのかを。
「すばるは神子としての働きは元より、知性に優れ品格のある優秀な子だ。加えて努力家で心優しく笑顔が可愛い。万人を魅了する魅力があると言っても過言ではないだろう」
「は?」
「出た、皓月さんの惚気」
急に口数が増えた皓月に蛍は笑う。そのいつものことと言いたげな口ぶりに垂氷は目を丸め、語りの止まらない皓月を見つめた。
「元より愛らしい子だったが、成長期に入り繊細な美しさが加わったように思う。あと数年もすればよい男ぶりになるだろう。全く人の成長は早いものだ。ひと時とて目を離せない」
息つく暇なくすばるをベタ褒めする皓月の表情は柔らかく笑んでいる。ゆらゆら揺れる尾がその心を示しているようで、垂氷は混乱した。
垂氷の知る皓月はこんな男ではなかった。冷たいわけではないが基本的に表情の変化に乏しく、こんな風に慈愛のこもった微笑みなど見た事がない。
「ねぇ、皓月様どうしちゃったの?いつもこんななの?」
「まあ大凡は」
「マッジで?変わり過ぎじゃん」
すばるの可愛かった話を続ける皓月に若干引きつつ、こそりと篝に問いかけると当然のように肯定される。たかだか十五年でこの変わりよう。神子の影響の強さに垂氷は天を仰いだ。
こうなることがあるから人間は嫌いなのだ。
「皓月様がそこまで言うなんて、余程あの子は特別なんだね」
呆れたように溜息を吐いて嫌味っぽく言えば、皓月は不思議そうに首を傾げた。
「私はあの子が赤子の頃から共に過ごしてきた。特別可愛く思うのも当然だろう」
「そうね、当然ね」
皓月の答えに皮肉に口元が歪む。
心底そう思っているのだろう。その愛おしさのこもった微笑みが垂氷の胸に暗い影を落とそうとしている。氷雪の精の名に相応しく、心が凍っていくようだ。
人間に過分な情をかけるほど、無為なものはないと言うのに。
「ねえ、わかってると思うけどさ」
次に滑り落ちた声は氷のように冷たい。笑みを消した表情は硬く、剣呑な輝きが皓月を見つめた。
「所詮神は神、人は人。踏み込み過ぎるなよ」
先程までの冗談混じりの言葉とは違う声音。冷えた金の目から垂氷が本気で言っているのだと伝わってきて、皓月は目を細めて睨み返した。
「何が言いたい」
「言葉の通りさ」
皓月が睨み返して互いの金の瞳が絡み合い、一触即発の空気が漂う。二人の周囲の温度がぐっと下がったような心地がして蛍と篝は目を見合わせた。
もしここで諍いを起こすようなら例え友人とはいえ垂氷を叩き出さなければならない。そう身構えていると。
「まぁ要するに、お互い無意味なことで傷付かない方がいいよねってハナシ」
垂氷はぱっと両手を上げて再び笑顔を見せた。
冗談めかして先程までの空気を壊そうとする垂氷。浮き沈みの激しいその様子に皓月は彼の言葉の意図を察し、目を細めた。
「垂氷、お前まだあの時のことを」
「お待たせいたしました!」
「っ、すばる……!」
何事かを言いかけて、駆け足で戻ってきたすばるの声に驚いてぴんと耳と尾が立ち上がる。慌てて振り返るとすばると目が合って、きょとりと不思議そうに首を傾げられた。
「ん?どうかしました?」
微妙な空気が漂っていることを感じて、すばるがきょろきょろと視線を彷徨わせる。戻る時を見誤っただろうか。
「なんでもないよ~。お手紙できた?」
そんな微妙な空気を断ち切るようにさっと垂氷が立ち上がり、満面の笑みですばるの側に歩み寄った。
「あい!こちらに」
「じゃあ預かっとくね」
「お願いいたします」
先程の会話などまるでなかったかのように笑っている垂氷。流石にすばるの前で話を蒸し返すわけにもいかず、皓月たちは視線を交わして頷いた。
すばるの成人の祝いというめでたいが迫っているのだ。態々不安になるようなことを聞かせる必要はないだろう。幸い垂氷はこのまま六花の元へ帰る。帰ってしまえば人間を嫌う彼のことだ。この先積極的に関わってくることはないだろう。
「え~っ?!泊まってっていいの?やった!」
「ちょ、神子さんマジで?」
「あい。いいでしょ?皓月」
そう思っていたのだが、親の想い子知らず。そううまくはいかないようだった。
垂氷の行動に不可解とでも言いたげな表情で目を細める皓月。その問いの意味を理解しているのかいないのか、垂氷は笑顔のまま首を傾げた。
「どうもこうも、僕はお使いに来ただけだけど?」
「使いにきただけにしちゃ、なぁんか神子さんへの態度が感じ悪かったんだけど」
先触れもなく急に訪れたと思えば初対面のすばるに対して皓月の婚約者だと揶揄ったり、謙ったかと思えば威圧的とも取れる物言い。幾ら皓月達と知己とはいえ疑問に思うには十分だったようだ。
なにせこの垂氷という男、神々の中でも人間嫌いで有名なのだ。
「そも、人間嫌いのそなたが何故ここへ来ることになったのです」
「それはね、篝ちゃんの顔を見たかったから!」
「冗談もほどほどになさいませ」
「本当なのになぁ」
つん、とそっぽを向いてしまう篝に困ったように笑う垂氷。知らぬ仲ではないからか、どうにも味方は誰一人としていないようだった。
人間嫌いの精霊。そう言われたことに関しては否定しないまま悪気はないのだと首を振る。
「僕の友達みんなとっちゃった噂の神子ちゃんに会ってみたかっただけだよ~。まあ思ったよりは可愛いし、素直そうな子だね」
どうやら垂氷は気の置けない仲だった三人が纏めてすばるの元へ行ってしまったことが大層不服だったようだ。一人置いてけぼりにされたうえ、彼らが蝶よ花よと言わんばかりに育てているのは人間の子供。六花が彼に祝いを贈るための遣い探していると聞いて、一度くらい顔を拝んでやろうと率先して手を挙げてここへ来たのだった。
「何、嫉妬?仲間外れにされて寂しかったってか」
「そうでぇ~す!」
「なんだそれは。子供か」
「少なくとも皓月様よりは子供だね」
大人ない嫉妬に呆れ顔を浮かべる三人。垂氷はその態度を見て何故か得意げな顔をしていた。
「六花様だって目をかけていらっしゃるでしょ?人間なんかのどこにそんな魅力があるのかなって、ほんのちょーっとだけ興味が出たんだよね」
「ほう」
人間に興味を持つつもりはなかったが、周りがそこまで気にかける存在なら気になってくると言うものだ。そんな風に言う垂氷に皓月は納得したようにひとつ頷くと、すばるの姿を思い浮かべながら滔々と語り始めた。
興味があるなら教えてやろうと思ったのだ。己の神子がいかに素晴らしいのかを。
「すばるは神子としての働きは元より、知性に優れ品格のある優秀な子だ。加えて努力家で心優しく笑顔が可愛い。万人を魅了する魅力があると言っても過言ではないだろう」
「は?」
「出た、皓月さんの惚気」
急に口数が増えた皓月に蛍は笑う。そのいつものことと言いたげな口ぶりに垂氷は目を丸め、語りの止まらない皓月を見つめた。
「元より愛らしい子だったが、成長期に入り繊細な美しさが加わったように思う。あと数年もすればよい男ぶりになるだろう。全く人の成長は早いものだ。ひと時とて目を離せない」
息つく暇なくすばるをベタ褒めする皓月の表情は柔らかく笑んでいる。ゆらゆら揺れる尾がその心を示しているようで、垂氷は混乱した。
垂氷の知る皓月はこんな男ではなかった。冷たいわけではないが基本的に表情の変化に乏しく、こんな風に慈愛のこもった微笑みなど見た事がない。
「ねぇ、皓月様どうしちゃったの?いつもこんななの?」
「まあ大凡は」
「マッジで?変わり過ぎじゃん」
すばるの可愛かった話を続ける皓月に若干引きつつ、こそりと篝に問いかけると当然のように肯定される。たかだか十五年でこの変わりよう。神子の影響の強さに垂氷は天を仰いだ。
こうなることがあるから人間は嫌いなのだ。
「皓月様がそこまで言うなんて、余程あの子は特別なんだね」
呆れたように溜息を吐いて嫌味っぽく言えば、皓月は不思議そうに首を傾げた。
「私はあの子が赤子の頃から共に過ごしてきた。特別可愛く思うのも当然だろう」
「そうね、当然ね」
皓月の答えに皮肉に口元が歪む。
心底そう思っているのだろう。その愛おしさのこもった微笑みが垂氷の胸に暗い影を落とそうとしている。氷雪の精の名に相応しく、心が凍っていくようだ。
人間に過分な情をかけるほど、無為なものはないと言うのに。
「ねえ、わかってると思うけどさ」
次に滑り落ちた声は氷のように冷たい。笑みを消した表情は硬く、剣呑な輝きが皓月を見つめた。
「所詮神は神、人は人。踏み込み過ぎるなよ」
先程までの冗談混じりの言葉とは違う声音。冷えた金の目から垂氷が本気で言っているのだと伝わってきて、皓月は目を細めて睨み返した。
「何が言いたい」
「言葉の通りさ」
皓月が睨み返して互いの金の瞳が絡み合い、一触即発の空気が漂う。二人の周囲の温度がぐっと下がったような心地がして蛍と篝は目を見合わせた。
もしここで諍いを起こすようなら例え友人とはいえ垂氷を叩き出さなければならない。そう身構えていると。
「まぁ要するに、お互い無意味なことで傷付かない方がいいよねってハナシ」
垂氷はぱっと両手を上げて再び笑顔を見せた。
冗談めかして先程までの空気を壊そうとする垂氷。浮き沈みの激しいその様子に皓月は彼の言葉の意図を察し、目を細めた。
「垂氷、お前まだあの時のことを」
「お待たせいたしました!」
「っ、すばる……!」
何事かを言いかけて、駆け足で戻ってきたすばるの声に驚いてぴんと耳と尾が立ち上がる。慌てて振り返るとすばると目が合って、きょとりと不思議そうに首を傾げられた。
「ん?どうかしました?」
微妙な空気が漂っていることを感じて、すばるがきょろきょろと視線を彷徨わせる。戻る時を見誤っただろうか。
「なんでもないよ~。お手紙できた?」
そんな微妙な空気を断ち切るようにさっと垂氷が立ち上がり、満面の笑みですばるの側に歩み寄った。
「あい!こちらに」
「じゃあ預かっとくね」
「お願いいたします」
先程の会話などまるでなかったかのように笑っている垂氷。流石にすばるの前で話を蒸し返すわけにもいかず、皓月たちは視線を交わして頷いた。
すばるの成人の祝いというめでたいが迫っているのだ。態々不安になるようなことを聞かせる必要はないだろう。幸い垂氷はこのまま六花の元へ帰る。帰ってしまえば人間を嫌う彼のことだ。この先積極的に関わってくることはないだろう。
「え~っ?!泊まってっていいの?やった!」
「ちょ、神子さんマジで?」
「あい。いいでしょ?皓月」
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