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恋の芽生え
三
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皓月の腕に抱えられたまま、すばるは参拝者の待つ拝殿へと足を踏み入れた。
拝殿の中には贄の神子による救済を願う者たちが今か今かと彼の訪れを待っていたようで、姿を現した途端に歓喜のざわめきが起こる。
「神子様」
「神子様がいらっしゃった」
「お狐様までおられるのか!」
「あぁ、これで助かる……!」
廊下から奥の御簾と壁代で仕切られた神子用の席へと向かう間、参拝者たちの目は狐の美丈夫とその腕に抱えられた子供へと向けられた。
狐の神を従えた幼い神子。
好奇と興奮、歓喜、驚きの入り混じった声がする。すばるは目を伏せたまま彼らの声を聞き、彼らの悲痛な心持を肌で感じていた。
常ならば神聖な空気に包まれている空間に澱みが満ちている。訪れた人々が抱えた災いがこの場を満たし、重く纏わりつくようだ。
贄の血に惹かれ、澱みが勝手にこちらへ吸い寄せられようとしているのが手に取るようにわかる。
「神子様!」
「静粛に!」
一際大きな声を上げた参拝者を咎めるように皓月の鋭い声が放たれる。
人ならざる黄金色の瞳がぐるりと彼らを睥睨し、静かだが圧の籠った言葉が続いた。
「神子の御前である。口を噤み首を垂れよ」
逆らう余地はない。まるで言葉そのものに力があるようだ。参拝者たちは見えない手で頭を押さえつけられるような感覚に陥り、畏怖に包まれたまま首を垂れた。
しん、と静まり返る拝殿。
場に一気に張り詰めた空気を齎した皓月は何事もなかったかのように柔らかく微笑み、すばるを優しく畳の上に座らせた。
「神子よ。その身で以て定命の者共の災厄を贖い、世に平穏を齎せ」
「あい」
皓月に肩を撫でられ、すばるはそっと星空の目を開く。
「では、案内を受けた順にこちらへ」
まだ声変りをしていない鈴のような声が静かな部屋に響く。その声に促され、この日一番初めに拝殿に足を踏み入れた者が言葉もなくすばるの前に進み出て再び首を垂れた。
「お話を、聞かせてくださいますか?」
「は、はいっ」
訪れた参拝者が送ってきた文には全て目を通しているし、災いを抱えている者の周囲は空気が黒く澱んでいるので話を聞かずともよくわかる。だがすばるは直接聞くことを大事にしていて、一人一人順に言葉を交わしてから災いを贖っていった。
当たり前だがその分時間がかかる。それだけ待たされることになるが文句を言う者は誰もいなかった。大半の者は親身になってくれる神子に心打たれ、子供でありながら慈愛の込められた眼差しに涙する。
勿論苛立ちを隠せない者も当然ながらいたが、神子の傍らに立っている銀鼠の狐を恐れて口には出せない。
一分の隙もない美しい姿勢で立つ彼は拝殿にいる全ての人を見ている。その冷たい視線は不満の一つでも吐こうものなら叩き出してやる、という意思が籠っていて、その甲斐もあってかすばるのお役目は恙無く果たされていった。
「神子様、どうか、どうかこの子をお救いください。猿神様の祟りを受けてしまいました」
朝から始まりそろそろ日が暮れ始めた頃、この日最後に訪れたのはすばると変わらぬ年頃の子を連れた親子だった。
母親曰く、二月ほど前に子が風邪をこじらせて寝込んだ。子の友人が見舞いに来てくれたのだが、その時に見舞いの品として饅頭を持ってきたらしい。子は喜んでそれを食べたのだが、その日の夜に高熱に倒れ、次の朝には腹に大きな引き攣れができていた。
それ以降熱が引かず、引き攣れは痛み、毎日猿に腹を裂かれる夢を見るという。
「妙だと思って見舞いを持ってきた子に話を聞いたら、この子に滋養のあるものを食べさせてやりたくて猿神様のお社に供えてあった物を盗ってきたと……」
その友人は貧しい家の子で、自由にできる金を持っていなかった。それでも病気の友人に何かしてやりたい一心だったのだろう。子のためにしたことだと思うと怒るに怒れず、お社に何倍ものお供えをしたが解決せず、藁にも縋る思い出ここにきたと涙ながらに母は訴えた。
「どうかお願いします。この子を助けてください!」
そう言って母が子の着物を撒くって腹を見せる。
「これは……」
痩せた腹に広がる引き攣れはまるで怒った猿のように見え、ぼこぼこと隆起していて今にも動き出しそうだった。そこから猿神の怒りが放たれているのを感じる。
「お供えを持ってきた子は平気だったんだ。知らずに食べちゃった僕だけ……」
「そう……辛かったでしょう。猿神様のお怒りは私が贖って差し上げますね」
悲しげに告げる子の頬を撫で、すばるは微笑む。ほっとしたのか僅かに頬を緩める子の体は熱く、息も細く苦しそうだ。
「もう大丈夫ですよ」
すばるはそっと引き攣れに手を伸ばしてそこを撫でた。
この子の罪をこの身が変わりに背負うように。苦しみから解放されるように。目を閉じて祈る。
「ああ……!」
母親の歓喜に満ちた声がする。すばるの腹がつきりと痛んだと同時に目を開くと、触れた子の腹はすっかりきれいになっていた。
顔色もよく、熱もないようだ。すばるはこの子の災いが無事己の身へと移ったことを確認し、優しく諭すように子と母に語りかける。
「お友達は君のためにお供え物を盗ってしまった。だから、盗む原因でありそれを食べて失くしてしまった君を祟ったんです。きっとそのお友達も、苦しんでいる君を見て己の行いを悔いていることでしょう。お友達にも猿神様はお叱りを与えておられます」
神様の理屈は人間には理解し難いところがあって、祟り方も人の考え方とは少し違っている。今回怒りの矛先が向いたのは盗む切欠を作り、お供え物を食べてしまったこの子供に向いたのだ。言い含めているすばる自身にも正直腑に落ちないところがあるにはあるが“そう”なのだから仕方がない。こちらが合わせるしかないのだ。
「里へ戻ったらお友達と二人のお金でお饅頭をひとつ買って、揃ってお社へお詫びに行ってください。そうすれば許してくださるはずです」
自分たちの罪を代わりに背負い、それでも柔和に微笑むすばるに神々しささえも見出した親子の目から涙が溢れ出す。自然と床に額づいて感謝の言葉を紡いでいた。
「はい、はい……!ありがとうございます!」
「ありがとうございます!僕、ちゃんと猿神様にお詫びしてきます!」
すっきりした表情の親子は涙ながらに何度も感謝の言葉を述べて、すばるの微笑みに見送られ拝殿を辞した。
拝殿の中には贄の神子による救済を願う者たちが今か今かと彼の訪れを待っていたようで、姿を現した途端に歓喜のざわめきが起こる。
「神子様」
「神子様がいらっしゃった」
「お狐様までおられるのか!」
「あぁ、これで助かる……!」
廊下から奥の御簾と壁代で仕切られた神子用の席へと向かう間、参拝者たちの目は狐の美丈夫とその腕に抱えられた子供へと向けられた。
狐の神を従えた幼い神子。
好奇と興奮、歓喜、驚きの入り混じった声がする。すばるは目を伏せたまま彼らの声を聞き、彼らの悲痛な心持を肌で感じていた。
常ならば神聖な空気に包まれている空間に澱みが満ちている。訪れた人々が抱えた災いがこの場を満たし、重く纏わりつくようだ。
贄の血に惹かれ、澱みが勝手にこちらへ吸い寄せられようとしているのが手に取るようにわかる。
「神子様!」
「静粛に!」
一際大きな声を上げた参拝者を咎めるように皓月の鋭い声が放たれる。
人ならざる黄金色の瞳がぐるりと彼らを睥睨し、静かだが圧の籠った言葉が続いた。
「神子の御前である。口を噤み首を垂れよ」
逆らう余地はない。まるで言葉そのものに力があるようだ。参拝者たちは見えない手で頭を押さえつけられるような感覚に陥り、畏怖に包まれたまま首を垂れた。
しん、と静まり返る拝殿。
場に一気に張り詰めた空気を齎した皓月は何事もなかったかのように柔らかく微笑み、すばるを優しく畳の上に座らせた。
「神子よ。その身で以て定命の者共の災厄を贖い、世に平穏を齎せ」
「あい」
皓月に肩を撫でられ、すばるはそっと星空の目を開く。
「では、案内を受けた順にこちらへ」
まだ声変りをしていない鈴のような声が静かな部屋に響く。その声に促され、この日一番初めに拝殿に足を踏み入れた者が言葉もなくすばるの前に進み出て再び首を垂れた。
「お話を、聞かせてくださいますか?」
「は、はいっ」
訪れた参拝者が送ってきた文には全て目を通しているし、災いを抱えている者の周囲は空気が黒く澱んでいるので話を聞かずともよくわかる。だがすばるは直接聞くことを大事にしていて、一人一人順に言葉を交わしてから災いを贖っていった。
当たり前だがその分時間がかかる。それだけ待たされることになるが文句を言う者は誰もいなかった。大半の者は親身になってくれる神子に心打たれ、子供でありながら慈愛の込められた眼差しに涙する。
勿論苛立ちを隠せない者も当然ながらいたが、神子の傍らに立っている銀鼠の狐を恐れて口には出せない。
一分の隙もない美しい姿勢で立つ彼は拝殿にいる全ての人を見ている。その冷たい視線は不満の一つでも吐こうものなら叩き出してやる、という意思が籠っていて、その甲斐もあってかすばるのお役目は恙無く果たされていった。
「神子様、どうか、どうかこの子をお救いください。猿神様の祟りを受けてしまいました」
朝から始まりそろそろ日が暮れ始めた頃、この日最後に訪れたのはすばると変わらぬ年頃の子を連れた親子だった。
母親曰く、二月ほど前に子が風邪をこじらせて寝込んだ。子の友人が見舞いに来てくれたのだが、その時に見舞いの品として饅頭を持ってきたらしい。子は喜んでそれを食べたのだが、その日の夜に高熱に倒れ、次の朝には腹に大きな引き攣れができていた。
それ以降熱が引かず、引き攣れは痛み、毎日猿に腹を裂かれる夢を見るという。
「妙だと思って見舞いを持ってきた子に話を聞いたら、この子に滋養のあるものを食べさせてやりたくて猿神様のお社に供えてあった物を盗ってきたと……」
その友人は貧しい家の子で、自由にできる金を持っていなかった。それでも病気の友人に何かしてやりたい一心だったのだろう。子のためにしたことだと思うと怒るに怒れず、お社に何倍ものお供えをしたが解決せず、藁にも縋る思い出ここにきたと涙ながらに母は訴えた。
「どうかお願いします。この子を助けてください!」
そう言って母が子の着物を撒くって腹を見せる。
「これは……」
痩せた腹に広がる引き攣れはまるで怒った猿のように見え、ぼこぼこと隆起していて今にも動き出しそうだった。そこから猿神の怒りが放たれているのを感じる。
「お供えを持ってきた子は平気だったんだ。知らずに食べちゃった僕だけ……」
「そう……辛かったでしょう。猿神様のお怒りは私が贖って差し上げますね」
悲しげに告げる子の頬を撫で、すばるは微笑む。ほっとしたのか僅かに頬を緩める子の体は熱く、息も細く苦しそうだ。
「もう大丈夫ですよ」
すばるはそっと引き攣れに手を伸ばしてそこを撫でた。
この子の罪をこの身が変わりに背負うように。苦しみから解放されるように。目を閉じて祈る。
「ああ……!」
母親の歓喜に満ちた声がする。すばるの腹がつきりと痛んだと同時に目を開くと、触れた子の腹はすっかりきれいになっていた。
顔色もよく、熱もないようだ。すばるはこの子の災いが無事己の身へと移ったことを確認し、優しく諭すように子と母に語りかける。
「お友達は君のためにお供え物を盗ってしまった。だから、盗む原因でありそれを食べて失くしてしまった君を祟ったんです。きっとそのお友達も、苦しんでいる君を見て己の行いを悔いていることでしょう。お友達にも猿神様はお叱りを与えておられます」
神様の理屈は人間には理解し難いところがあって、祟り方も人の考え方とは少し違っている。今回怒りの矛先が向いたのは盗む切欠を作り、お供え物を食べてしまったこの子供に向いたのだ。言い含めているすばる自身にも正直腑に落ちないところがあるにはあるが“そう”なのだから仕方がない。こちらが合わせるしかないのだ。
「里へ戻ったらお友達と二人のお金でお饅頭をひとつ買って、揃ってお社へお詫びに行ってください。そうすれば許してくださるはずです」
自分たちの罪を代わりに背負い、それでも柔和に微笑むすばるに神々しささえも見出した親子の目から涙が溢れ出す。自然と床に額づいて感謝の言葉を紡いでいた。
「はい、はい……!ありがとうございます!」
「ありがとうございます!僕、ちゃんと猿神様にお詫びしてきます!」
すっきりした表情の親子は涙ながらに何度も感謝の言葉を述べて、すばるの微笑みに見送られ拝殿を辞した。
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