49 / 81
第四十八話
しおりを挟む
こうして、アレクが『アーレンベック共和国』に来ることになった経緯についてレイリアとヴァンは知ることとなった。そしてレイリアは、出会った当時のことをアレクに尋ねた。
「あれ?もしかして、そのスクロールから出てきた場所が、あの場所だったってこと?」
アレクはコクリと頷いて、
「リアねぇさんに助けてもらった時は、スクロールからの転移してから二日目だったかな。森の中は聞いたこともない動物の鳴き声とか聞こえるから怖くて・・・でも、森から出て、アーレンベックに行かなくちゃって、ウロウロしてたら、うっかり魔獣に出くわして・・・」
「そこで私と出会ったってことね。でもここの森は、街からは少し離れているんだけど・・・」
レイリアが疑問をポツリと言うと、ヴァンは少し考えて、
「恐らくスクロールの不具合だろう。魔法も万能とまではいかねぇからな。座標がズレて森の中に転移しちまったんだろうよ。」
「そういうことかだったんだ・・・とにかく、異様な雰囲気の森のだったから、朝になるまでジッとしてたんだよな・・・。」
「うんうん。賢明な判断ね。地元じゃ子供が安易に入り込む場所じゃないから、見つけた時はびっくりしたわ。」
「リアねえさんには助けてもらったけど、出会ったばかりの時は信用していいのかもわからなくて、名前も一部しか名乗れなかった。本当にごめん。」
そういうとアレクは頭を下げた。
「あはは、そりゃそうでしょ。私は気にしていないわ。打ち解けてアレクが私達のことを信用してくれたら、きっと自分から教えてくれるって思ってたもの。」
レイリアは全く気にしていないと、ニッコリと笑った。
「リアねぇさん・・・」
「リアは打ち解けるの早かったけどな。」
「あ、あの時は今のアレクよりもっと小さかったから仕方なかったのよ!」
ヴァンの突っ込みに、恥ずかしそうにするレイリアにアレクも笑みがこぼれた。そして一息つくと、
「だから、俺の本当の名前は 『アレクシス・フォン・リンデルベルク』っていうんだ・・・」
「そう・・・だから、アレクなのね。」
「・・・ごめん。ずっと黙ってて。」
そう言うとアレクは神妙な顔でまた頭を下げた。そこへそっとレイリアがアレクの頭に手を乗せ、
「アレク、顔を上げて。」
「でも・・・」
「いいから」
アレクはその言葉を受け、下げていた頭を上げた。
「ありがとうね。言いにくいことを教えてくれて。」
「リアねぇさん・・・」
レイリアはアレクに向き合い、目線を合わせアレクの両肩に手を置いた。
「アレクはこれからどうしたいの?リンデルベルク帝国に帰りたい?それともここにいたい?」
「それは・・・」
「アレクが本当にこれからどうしたいのか、ちゃんと教えてほしい。私の気持ちはアレクとこのまま一緒にいたいって思ってるよ。じっちゃんと一緒に、三人でこのまま暮らしていきたいなって。」
「!!」
「だけど、それはあくまで私の希望だから、アレクがちゃんと自分でこれからどうしたいのか考えてほしい。先に言っておくけど、迷惑なるかもとかは、抜きにしてね。」
そういったレイリアの目は真剣だった。アレクはしばしの沈黙のあと、口を開いた。
「俺は・・・一緒に・・・」
「一緒に?」
「俺は、リアねぇさんと一緒にいたい!!!このままここにいたんだよ!」
「なら、このまま一緒にいよう。アレクとじっちゃんと私とで。三人で暮らしていこう?」
アレクは嬉しさのあまり、目には涙を溜めレイリアに抱き着いた。
「うん!うん!うん!!」
何度も何度も返事をして、レイリアは少し驚いたが、抱きしめ返し、
「ちょっと大人びてるけど、まだまだ子供だもんね。」
「おいおい、リアもまだ子供だろうよ。」
というヴァンの突っ込みに、
「そういえば、私もまだ成人してなかったわ。」
その場はドッと笑いに包まれた。
『俺は絶対に、絶対にリアねぇさんとじじい・・・じいちゃんに恩をいつか必ず、絶対に恩を返すんだ!きっと・・・先生だってそうしろ言ってくれるよね?』
アレクがそう思った瞬間、アレクの『竜紋』が少し光ったが、それは一瞬のことであった。
その頃____
リンデルベルク帝国の皇居の執務室にて、公務をしながら一人の黒髪の男がアレクの存在を感じ取っていた。
「あぁ・・・アレク。やっと、やっとか。・・・だけどまだ弱い。弱すぎる。これが今後凶と出るか吉と出るのか・・・・」
黒髪の男の口元しか見えなかったが、少しうれしそうに口角が上がっているように見えた。そして引き続き、何事もなかったかのように、公務に戻ったのだった。
「じじい、頼みがある。」
アレクは自分を逃がしてくれたステファンがどうなったのか、それを気にしていた。だが自国に帰ることは今はできない。せっかくここまで逃がしてくれたステファンの努力が無と化すからだ。
だからアレクはステファン・バローの動向について、ヴァンに調べて欲しいとお願いしたのだ。
「ま、そら気になるよな。ギルドは国を跨ってのネットワークがある。ギードを仲介して、こっそりと探りを入れておくことは可能だ。だからギードにも詳細は話すが構わねぇか?」
ヴァンはギードにアレクの身の上を話してもいいかと確認し、アレクもまたそれを了承した。
「わかった。悪いようにはしねぇ。進展があったら必ず報告する。」
ヴァンに対して、普段は多少態度が悪いが、さすがにこの件については礼儀正しくアレクは、深々と頭を下げた。
「よろしく、お願いします。」
「ふん、らしくねぇな。まぁ大人に任せておけ。」
そう笑いながら、ヴァンはわしわしとアレクの頭を撫でた。アレクは、ヴァンに対し、
「じじい・・・じっちゃんありがとう。」
「気にすんな。」
この日、初めてアレクはヴァンをじっちゃんと呼んだ。
_
__
____
_____
______
それから数年の月日が経った。
「あれ?もしかして、そのスクロールから出てきた場所が、あの場所だったってこと?」
アレクはコクリと頷いて、
「リアねぇさんに助けてもらった時は、スクロールからの転移してから二日目だったかな。森の中は聞いたこともない動物の鳴き声とか聞こえるから怖くて・・・でも、森から出て、アーレンベックに行かなくちゃって、ウロウロしてたら、うっかり魔獣に出くわして・・・」
「そこで私と出会ったってことね。でもここの森は、街からは少し離れているんだけど・・・」
レイリアが疑問をポツリと言うと、ヴァンは少し考えて、
「恐らくスクロールの不具合だろう。魔法も万能とまではいかねぇからな。座標がズレて森の中に転移しちまったんだろうよ。」
「そういうことかだったんだ・・・とにかく、異様な雰囲気の森のだったから、朝になるまでジッとしてたんだよな・・・。」
「うんうん。賢明な判断ね。地元じゃ子供が安易に入り込む場所じゃないから、見つけた時はびっくりしたわ。」
「リアねえさんには助けてもらったけど、出会ったばかりの時は信用していいのかもわからなくて、名前も一部しか名乗れなかった。本当にごめん。」
そういうとアレクは頭を下げた。
「あはは、そりゃそうでしょ。私は気にしていないわ。打ち解けてアレクが私達のことを信用してくれたら、きっと自分から教えてくれるって思ってたもの。」
レイリアは全く気にしていないと、ニッコリと笑った。
「リアねぇさん・・・」
「リアは打ち解けるの早かったけどな。」
「あ、あの時は今のアレクよりもっと小さかったから仕方なかったのよ!」
ヴァンの突っ込みに、恥ずかしそうにするレイリアにアレクも笑みがこぼれた。そして一息つくと、
「だから、俺の本当の名前は 『アレクシス・フォン・リンデルベルク』っていうんだ・・・」
「そう・・・だから、アレクなのね。」
「・・・ごめん。ずっと黙ってて。」
そう言うとアレクは神妙な顔でまた頭を下げた。そこへそっとレイリアがアレクの頭に手を乗せ、
「アレク、顔を上げて。」
「でも・・・」
「いいから」
アレクはその言葉を受け、下げていた頭を上げた。
「ありがとうね。言いにくいことを教えてくれて。」
「リアねぇさん・・・」
レイリアはアレクに向き合い、目線を合わせアレクの両肩に手を置いた。
「アレクはこれからどうしたいの?リンデルベルク帝国に帰りたい?それともここにいたい?」
「それは・・・」
「アレクが本当にこれからどうしたいのか、ちゃんと教えてほしい。私の気持ちはアレクとこのまま一緒にいたいって思ってるよ。じっちゃんと一緒に、三人でこのまま暮らしていきたいなって。」
「!!」
「だけど、それはあくまで私の希望だから、アレクがちゃんと自分でこれからどうしたいのか考えてほしい。先に言っておくけど、迷惑なるかもとかは、抜きにしてね。」
そういったレイリアの目は真剣だった。アレクはしばしの沈黙のあと、口を開いた。
「俺は・・・一緒に・・・」
「一緒に?」
「俺は、リアねぇさんと一緒にいたい!!!このままここにいたんだよ!」
「なら、このまま一緒にいよう。アレクとじっちゃんと私とで。三人で暮らしていこう?」
アレクは嬉しさのあまり、目には涙を溜めレイリアに抱き着いた。
「うん!うん!うん!!」
何度も何度も返事をして、レイリアは少し驚いたが、抱きしめ返し、
「ちょっと大人びてるけど、まだまだ子供だもんね。」
「おいおい、リアもまだ子供だろうよ。」
というヴァンの突っ込みに、
「そういえば、私もまだ成人してなかったわ。」
その場はドッと笑いに包まれた。
『俺は絶対に、絶対にリアねぇさんとじじい・・・じいちゃんに恩をいつか必ず、絶対に恩を返すんだ!きっと・・・先生だってそうしろ言ってくれるよね?』
アレクがそう思った瞬間、アレクの『竜紋』が少し光ったが、それは一瞬のことであった。
その頃____
リンデルベルク帝国の皇居の執務室にて、公務をしながら一人の黒髪の男がアレクの存在を感じ取っていた。
「あぁ・・・アレク。やっと、やっとか。・・・だけどまだ弱い。弱すぎる。これが今後凶と出るか吉と出るのか・・・・」
黒髪の男の口元しか見えなかったが、少しうれしそうに口角が上がっているように見えた。そして引き続き、何事もなかったかのように、公務に戻ったのだった。
「じじい、頼みがある。」
アレクは自分を逃がしてくれたステファンがどうなったのか、それを気にしていた。だが自国に帰ることは今はできない。せっかくここまで逃がしてくれたステファンの努力が無と化すからだ。
だからアレクはステファン・バローの動向について、ヴァンに調べて欲しいとお願いしたのだ。
「ま、そら気になるよな。ギルドは国を跨ってのネットワークがある。ギードを仲介して、こっそりと探りを入れておくことは可能だ。だからギードにも詳細は話すが構わねぇか?」
ヴァンはギードにアレクの身の上を話してもいいかと確認し、アレクもまたそれを了承した。
「わかった。悪いようにはしねぇ。進展があったら必ず報告する。」
ヴァンに対して、普段は多少態度が悪いが、さすがにこの件については礼儀正しくアレクは、深々と頭を下げた。
「よろしく、お願いします。」
「ふん、らしくねぇな。まぁ大人に任せておけ。」
そう笑いながら、ヴァンはわしわしとアレクの頭を撫でた。アレクは、ヴァンに対し、
「じじい・・・じっちゃんありがとう。」
「気にすんな。」
この日、初めてアレクはヴァンをじっちゃんと呼んだ。
_
__
____
_____
______
それから数年の月日が経った。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

辺境の街で雑貨店を営む錬金術士少女ノヴァ ~魔力0の捨てられ少女はかわいいモフモフ聖獣とともにこの地では珍しい錬金術で幸せをつかみ取ります~
あきさけ
ファンタジー
とある平民の少女は四歳のときに受けた魔力検査で魔力なしと判定されてしまう。
その結果、森の奥深くに捨てられてしまった少女だが、獣に襲われる寸前、聖獣フラッシュリンクスに助けられ一命を取り留める。
その後、フラッシュリンクスに引き取られた少女はノヴァと名付けられた。
さらに、幼いフラッシュリンクスの子と従魔契約を果たし、その眠っていた才能を開花させた。
様々な属性の魔法が使えるようになったノヴァだったが、その中でもとりわけ珍しかったのが、素材の声を聞き取り、それに応えて別のものに作り替える〝錬金術〟の素養。
ノヴァを助けたフラッシュリンクスは母となり、その才能を育て上げ、人の社会でも一人前になれるようノヴァを導きともに暮らしていく。
そして、旅立ちの日。
母フラッシュリンクスから一人前と見なされたノヴァは、姉妹のように育った末っ子のフラッシュリンクス『シシ』とともに新米錬金術士として辺境の街へと足を踏み入れることとなる。
まだ六歳という幼さで。
※この小説はカクヨム様、アルファポリス様で連載中です。
上記サイト以外では連載しておりません。

冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない
一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。
クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。
さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。
両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。
……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。
それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。
皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。
※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる