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190:捕らわれたセレスティア
しおりを挟むマネージャーなどには自宅に居ると嘘をついているらしく、カミアは今日一日はこのホテルでカンナと過ごすつもりらしい。
「水、飲んでくる……」
誉めそやされたカンナは真っ赤な頬に手を当て、そそくさとこの部屋備え付けのミニ冷蔵庫へと走った。
「水月くん、僕ね、あの時……お兄ちゃんが僕を、じゃなくて……僕がお兄ちゃんを庇えてたら、お兄ちゃんは僕よりもっといいアイドルになれてたんだろうなって、よく思うんだ」
上半身裸のまま、カミアは俺に対して真面目なトーンで話している。俺もそれを真面目に聞こうとするが、どうしても桜色の蕾が気になってしまう。
「僕はそのアイドルを目指してる。世界一の、最高のアイドルだよ」
「……うん」
「応援してくれる?」
「当然だよ。また今度、ハルと一緒にペンライト振りに行く」
「あはっ、それは嬉しいなぁ」
アイドルに潤んだ瞳で微笑んでもらっているのに、俺の目はカミアの乳首に釘付けだ。
「そうだ、カンナにお前と握手する時言ってやれって前から頼まれてたことなんだけどな、握手会の時は言いそびれてたんだ」
「うん、何?」
「歌、上手かったよ。すごかった。ハルに誘われただけで、それまでお前の歌ほとんど聞いたことなかったし、人生で一度もライブってものに行ったことなかったけど、めちゃくちゃ楽しかったし正直ハマった。俺にとっての最高のアイドルにはもうなってるよ」
「…………えへへへっ、照れちゃうなぁ。そういうこと今までいっぱい言われてきたはずなんだけど、なんだろ……なんか感動しちゃった」
「あ、カンナは歌褒めてやれって言っただけだからな? ほとんど俺の感想だ」
「だいたい分かるよ~……ふふふっ」
カミアはだらしなく頬を緩ませ、照れ隠しに身体をくねらせる。無防備な素肌を見て俺は劣情を滾らせるばかりだ。
「おかえりお兄ちゃん」
水分補給を終えてカンナが戻ってくると、カミアはすぐにカンナに抱きついて「水月くんに歌を褒められた」と報告した。
聞いて欲しい聞いて欲しいと全身で表現している小型犬のようなカミアも、そんなカミアに兄としての優しい視線を向けて微笑むカンナも、甲乙つけ難い……いや、つけてはならない美しさだ。
(…………てぃんてぃん痛くなってきましたな)
今はカンナに頼めないし、帰るのも愛想がない。タイミングを見てトイレにでも行こう。
「近況報告も終わったし、もうすることないね。遊ぼっか! お兄ちゃん、何して遊ぶ? ゲーム機は一応あるけど」
「……みぃくん」
「ん? うん、そうだね、三人で遊ぼっか」
「…………え、いいのか? 気ぃ遣わなくていいぞ、兄弟水入らずだろ、邪魔しちゃ悪いよ」
邪魔すると百合に挟まる男みたいで自分を自分を許せなくなりそうだし、さっさとトイレでシコりたい。
そう考えて遠慮しているのに、カンナがきゅっと服の裾を掴んだ。気の弱い幼児のような仕草には敵わない、俺はにへ~っとだらしない笑顔を浮かべた。
「三人で何したいの? お兄ちゃん」
「みぃ、く……きて」
服を引っ張られて連れられた先はダブルベッドだ。ホテルらしく綺麗にメイキングされたそこに俺を座らせ、床に膝をついた。
「えっ? ちょっ、お、おい、カンナ……」
どうやらカンナは俺の勃起に気付いていて、抜いてくれようとしているらしい。
「ちょっ……お兄ちゃん!? な、何して……」
「みぃくん、苦しそうだから……遊ぶの、これしてからね」
「カンナ……ありがたいけど、カミアと遊んでていいぞ? 俺は一人で抜いてくるから」
カンナは構わずベルトを外し、ファスナーを下ろし、下着の膨らみを包むように手を押し当てて熱を確かめた。
「お、お兄ちゃんっ、水月くんしなくていいって言ってるよ?」
「…………したい」
小さく呟いたカンナは下着のウエストに指をかけ、下着越しの陰茎にぷにっと頬を押し当て、前髪で隠れて見えないがきっと可愛い上目遣いで俺を見上げた。
「だ、め……?」
「もちろんダメではないんだけども!」
反射的にそう返事をした瞬間、ぶるんっと下着から解放された陰茎が飛び出した。頬を赤らめたカンナは嬉しそうに口元を緩め、カミアは生娘のように目を覆った。
(カンナたそこんなにわたくしのてぃんてぃん好きな子でしたっけ? すっごいエロい笑顔してますぞ!)
弟の前で躊躇なく恋人にフェラを始めるような子だったのか? それほどカミアに気を許しているということだろうか。いや、日頃他の彼氏達の目の前でイチャついているから感覚がおかしくなっているのか?
「あ……カミア、見たくないだろ。隣の部屋行ってていいぞ」
「い、嫌がってなんてっ……ない」
「……え? いや、嫌だろ? 久しぶりに会ったお兄ちゃんがこんな……男のしゃぶるとこ見るなんて」
カンナはちゅ、ちゅっと陰茎にキスを繰り返している。夢中なようでカミアの方を見てすらいない。
「僕の知らないところでお兄ちゃんが僕の知らないことする方が嫌!」
「そ、そうか……じゃあ、まぁ……変な言い方になるけど、見てってくれ」
「見てく……うぅ、お兄ちゃあん……」
人気アイドルにフェラの様子を眺められるなんて、一体全体どういうプレイなんだ。困惑もあるが見られることに興奮してしまって陰茎がいつも以上に辛い。
「……っ、カンナ……もう」
唇を吸いつかせるカンナは可愛いけれど刺激としては焦れったくて、顎の下を撫でて本格的なフェラを促す。するとカンナはぱくっと亀頭を咥え、ちゅうちゅうと吸いながら舐め回してくれた。
「…………お兄ちゃん、すごく幸せそうな顔してる」
そうなのか? 俺からは髪で顔が隠れてよく見えないけれど……双子の弟がそう感じるなら間違いはない。カンナが幸せなら俺は嬉しい。
「……お、お兄ちゃん。それ……そんなに、楽しいの?」
おや? 俺とカンナの交際を認めてやるみたいな方向に行くと思っていたが──風向き、変わったな。
「水、飲んでくる……」
誉めそやされたカンナは真っ赤な頬に手を当て、そそくさとこの部屋備え付けのミニ冷蔵庫へと走った。
「水月くん、僕ね、あの時……お兄ちゃんが僕を、じゃなくて……僕がお兄ちゃんを庇えてたら、お兄ちゃんは僕よりもっといいアイドルになれてたんだろうなって、よく思うんだ」
上半身裸のまま、カミアは俺に対して真面目なトーンで話している。俺もそれを真面目に聞こうとするが、どうしても桜色の蕾が気になってしまう。
「僕はそのアイドルを目指してる。世界一の、最高のアイドルだよ」
「……うん」
「応援してくれる?」
「当然だよ。また今度、ハルと一緒にペンライト振りに行く」
「あはっ、それは嬉しいなぁ」
アイドルに潤んだ瞳で微笑んでもらっているのに、俺の目はカミアの乳首に釘付けだ。
「そうだ、カンナにお前と握手する時言ってやれって前から頼まれてたことなんだけどな、握手会の時は言いそびれてたんだ」
「うん、何?」
「歌、上手かったよ。すごかった。ハルに誘われただけで、それまでお前の歌ほとんど聞いたことなかったし、人生で一度もライブってものに行ったことなかったけど、めちゃくちゃ楽しかったし正直ハマった。俺にとっての最高のアイドルにはもうなってるよ」
「…………えへへへっ、照れちゃうなぁ。そういうこと今までいっぱい言われてきたはずなんだけど、なんだろ……なんか感動しちゃった」
「あ、カンナは歌褒めてやれって言っただけだからな? ほとんど俺の感想だ」
「だいたい分かるよ~……ふふふっ」
カミアはだらしなく頬を緩ませ、照れ隠しに身体をくねらせる。無防備な素肌を見て俺は劣情を滾らせるばかりだ。
「おかえりお兄ちゃん」
水分補給を終えてカンナが戻ってくると、カミアはすぐにカンナに抱きついて「水月くんに歌を褒められた」と報告した。
聞いて欲しい聞いて欲しいと全身で表現している小型犬のようなカミアも、そんなカミアに兄としての優しい視線を向けて微笑むカンナも、甲乙つけ難い……いや、つけてはならない美しさだ。
(…………てぃんてぃん痛くなってきましたな)
今はカンナに頼めないし、帰るのも愛想がない。タイミングを見てトイレにでも行こう。
「近況報告も終わったし、もうすることないね。遊ぼっか! お兄ちゃん、何して遊ぶ? ゲーム機は一応あるけど」
「……みぃくん」
「ん? うん、そうだね、三人で遊ぼっか」
「…………え、いいのか? 気ぃ遣わなくていいぞ、兄弟水入らずだろ、邪魔しちゃ悪いよ」
邪魔すると百合に挟まる男みたいで自分を自分を許せなくなりそうだし、さっさとトイレでシコりたい。
そう考えて遠慮しているのに、カンナがきゅっと服の裾を掴んだ。気の弱い幼児のような仕草には敵わない、俺はにへ~っとだらしない笑顔を浮かべた。
「三人で何したいの? お兄ちゃん」
「みぃ、く……きて」
服を引っ張られて連れられた先はダブルベッドだ。ホテルらしく綺麗にメイキングされたそこに俺を座らせ、床に膝をついた。
「えっ? ちょっ、お、おい、カンナ……」
どうやらカンナは俺の勃起に気付いていて、抜いてくれようとしているらしい。
「ちょっ……お兄ちゃん!? な、何して……」
「みぃくん、苦しそうだから……遊ぶの、これしてからね」
「カンナ……ありがたいけど、カミアと遊んでていいぞ? 俺は一人で抜いてくるから」
カンナは構わずベルトを外し、ファスナーを下ろし、下着の膨らみを包むように手を押し当てて熱を確かめた。
「お、お兄ちゃんっ、水月くんしなくていいって言ってるよ?」
「…………したい」
小さく呟いたカンナは下着のウエストに指をかけ、下着越しの陰茎にぷにっと頬を押し当て、前髪で隠れて見えないがきっと可愛い上目遣いで俺を見上げた。
「だ、め……?」
「もちろんダメではないんだけども!」
反射的にそう返事をした瞬間、ぶるんっと下着から解放された陰茎が飛び出した。頬を赤らめたカンナは嬉しそうに口元を緩め、カミアは生娘のように目を覆った。
(カンナたそこんなにわたくしのてぃんてぃん好きな子でしたっけ? すっごいエロい笑顔してますぞ!)
弟の前で躊躇なく恋人にフェラを始めるような子だったのか? それほどカミアに気を許しているということだろうか。いや、日頃他の彼氏達の目の前でイチャついているから感覚がおかしくなっているのか?
「あ……カミア、見たくないだろ。隣の部屋行ってていいぞ」
「い、嫌がってなんてっ……ない」
「……え? いや、嫌だろ? 久しぶりに会ったお兄ちゃんがこんな……男のしゃぶるとこ見るなんて」
カンナはちゅ、ちゅっと陰茎にキスを繰り返している。夢中なようでカミアの方を見てすらいない。
「僕の知らないところでお兄ちゃんが僕の知らないことする方が嫌!」
「そ、そうか……じゃあ、まぁ……変な言い方になるけど、見てってくれ」
「見てく……うぅ、お兄ちゃあん……」
人気アイドルにフェラの様子を眺められるなんて、一体全体どういうプレイなんだ。困惑もあるが見られることに興奮してしまって陰茎がいつも以上に辛い。
「……っ、カンナ……もう」
唇を吸いつかせるカンナは可愛いけれど刺激としては焦れったくて、顎の下を撫でて本格的なフェラを促す。するとカンナはぱくっと亀頭を咥え、ちゅうちゅうと吸いながら舐め回してくれた。
「…………お兄ちゃん、すごく幸せそうな顔してる」
そうなのか? 俺からは髪で顔が隠れてよく見えないけれど……双子の弟がそう感じるなら間違いはない。カンナが幸せなら俺は嬉しい。
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