54 / 71
54日目 umbellata編2 クリケット
しおりを挟む
今日は良く晴れて太陽も陽気に椿たち人類を照らしていた。
そんな中、椿は要の家に遊びに来ていた。お菓子を事前に買って。
〈椿〉へー、キレイな家だな?
〈要〉そう?
〈椿〉お店やってるなんて今まで知らなかった
〈要〉まあ、聞かれへんかったし、自分から言うような事でもないしか
と、どこか要の顔には悲しげな表情をしていた。
〈要〉ここが私の部屋やで
二人は要の部屋に入る。
椿は要の部屋を見渡した。すると、意外と綺麗というか、家庭的な部屋というかさっぱりした部屋だった。気になるとすれば、1つの赤い薔薇の造花。そして、見慣れないバッドがあった。野球でもない、ソフトボールでもない。表面は平らで、裏に突起物がある。あまりみない形だ。
〈椿〉なあ、要さん、あのバッドってなに?
〈要〉ん?あ、あれか。あれはクリケットバッドやで
〈椿〉クリケット?おまえクリケットなんてやるの?
〈要〉そやで、中学まではやってた。高校からはすっぱり辞めたけどな
〈椿〉いいのか?辞めて
〈要〉しょうがないやん、店のことも、お父さんのことも。それに高校にクリケットないやん
〈椿〉そんなこと聞いてんじゃねえよ。おれが言いたいのは辞める必要はないだろ?ってことだ。いいか高校にないならどこかクリケットをやってる団体やスクールを探してやればいい。要が本当にやりたいならな。あのクリケットバッドは所々よごれてるよな?本当はクリケットが今でも好きなんじゃないのか?諦めるのか?大好きなクリケットを!
〈要〉そ、そんなこといっても...
〈椿〉要、クリケット好きなんだろ?じゃなきゃ、あそこまで、汚れて綺麗にして、繰り返し使うことはないよな?それはクリケットを愛してる。好きだからだろ?本当にやりたいなら、お父さんに相談すべきじゃないか?
〈要〉か、考える...
〈椿〉そか、まあ色々あると思うけどさ、もっと楽しめよ
〈要〉お、おう
椿は要にクリケットをやったほうがいいのでは?と思うようになった。みればわかるどれだけ要がクリケットが好きなのか、どれだけ練習したのか。それは部屋の隅においてあるクリケットバッドをみると物語っている。
ー 54 umbellata編2 クリケット ー 続く
そんな中、椿は要の家に遊びに来ていた。お菓子を事前に買って。
〈椿〉へー、キレイな家だな?
〈要〉そう?
〈椿〉お店やってるなんて今まで知らなかった
〈要〉まあ、聞かれへんかったし、自分から言うような事でもないしか
と、どこか要の顔には悲しげな表情をしていた。
〈要〉ここが私の部屋やで
二人は要の部屋に入る。
椿は要の部屋を見渡した。すると、意外と綺麗というか、家庭的な部屋というかさっぱりした部屋だった。気になるとすれば、1つの赤い薔薇の造花。そして、見慣れないバッドがあった。野球でもない、ソフトボールでもない。表面は平らで、裏に突起物がある。あまりみない形だ。
〈椿〉なあ、要さん、あのバッドってなに?
〈要〉ん?あ、あれか。あれはクリケットバッドやで
〈椿〉クリケット?おまえクリケットなんてやるの?
〈要〉そやで、中学まではやってた。高校からはすっぱり辞めたけどな
〈椿〉いいのか?辞めて
〈要〉しょうがないやん、店のことも、お父さんのことも。それに高校にクリケットないやん
〈椿〉そんなこと聞いてんじゃねえよ。おれが言いたいのは辞める必要はないだろ?ってことだ。いいか高校にないならどこかクリケットをやってる団体やスクールを探してやればいい。要が本当にやりたいならな。あのクリケットバッドは所々よごれてるよな?本当はクリケットが今でも好きなんじゃないのか?諦めるのか?大好きなクリケットを!
〈要〉そ、そんなこといっても...
〈椿〉要、クリケット好きなんだろ?じゃなきゃ、あそこまで、汚れて綺麗にして、繰り返し使うことはないよな?それはクリケットを愛してる。好きだからだろ?本当にやりたいなら、お父さんに相談すべきじゃないか?
〈要〉か、考える...
〈椿〉そか、まあ色々あると思うけどさ、もっと楽しめよ
〈要〉お、おう
椿は要にクリケットをやったほうがいいのでは?と思うようになった。みればわかるどれだけ要がクリケットが好きなのか、どれだけ練習したのか。それは部屋の隅においてあるクリケットバッドをみると物語っている。
ー 54 umbellata編2 クリケット ー 続く
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
部室強制監獄
裕光
BL
夜8時に毎日更新します!
高校2年生サッカー部所属の祐介。
先輩・後輩・同級生みんなから親しく人望がとても厚い。
ある日の夜。
剣道部の同級生 蓮と夜飯に行った所途中からプチッと記憶が途切れてしまう
気づいたら剣道部の部室に拘束されて身動きは取れなくなっていた
現れたのは蓮ともう1人。
1個上の剣道部蓮の先輩の大野だ。
そして大野は裕介に向かって言った。
大野「お前も肉便器に改造してやる」
大野は蓮に裕介のサッカーの練習着を渡すと中を開けて―…
「学校でトイレは1日2回まで」という校則がある女子校の話
赤髪命
大衆娯楽
とある地方の私立女子校、御清水学園には、ある変わった校則があった。
「校内のトイレを使うには、毎朝各個人に2枚ずつ配られるコインを使用しなければならない」
そんな校則の中で生活する少女たちの、おしがまと助け合いの物語
すべて実話
さつきのいろどり
ホラー
タイトル通り全て実話のホラー体験です。
友人から聞いたものや著者本人の実体験を書かせていただきます。
長編として登録していますが、短編をいつくか載せていこうと思っていますので、追加配信しましたら覗きに来て下さいね^^*
先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…
ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。
しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。
気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…
令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました
フルーツパフェ
大衆娯楽
とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。
曰く、全校生徒はパンツを履くこと。
生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?
史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる