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9.別世界!?
しおりを挟む12月24日。クリスマスイブの日
サンタプレゼント飛行隊に選ばれてから3日。その後の進展もなくいつもと同じく伝達の仕事をすべく、パソコンをカチカチしてる。正直つまらない。単調だし。力仕事もやりたくないけど。そん中、隣に座ってる女性、コロナが話してきた。
「ねえ、もう三日になるけどあの話、進展ないねえ。」
と言った。
その直後、誰かが俺らがいる伝達係室のドアをガチャンと開けた。
入って来たのは、カース官房長官だった。
俺たちは音を聞いて扉のほうへ目を向けた。
なんだ、、、カースじいさんか。
なんの様だろ?
そう思っているとカース官房長官が語った。
「翔君。ナデージュ君いくよ。」
と言った。
翔はなんのことかわからなかった。
え?どこに?
ナデージュは険しい表情で返事をして、扉のほうへ向かった。
するとナデージュが翔に話した。
「翔君行くよ」
それを聞いて慌ててパッッと席から立ち上がった。
「はい!」
翔は返事をして二人の方へ。
三人は伝達係室を後にしてある場所に向かった。
ついてきたけど、どこいくのかな?
三人が来たのは例のロンロンがいる間だった。
おっ!これは?あのことか?ついに!?
感情高ぶる中、他の連中のグループもロンロンのところにやってきた。
なぜか全員無言だな。それもそのはず、この場にいる人たちは選ばれたプレゼント隊で、俺ら一人一人がライバルであること。
今この場の空気は黒い、真っ黒な蜃気楼みたいなもので覆われたかのような雰囲気をしている。
このプレゼント隊に選ばれるまで何年もかかる。そして、ロンロンの絶対的信用。
確かにすごい威圧感だ!
そして、俺たちは夜、プレゼントを配るための準備をした。
深夜3時30分
トナカイのソリに乗り、コロナは入り口にいくよ!とソリを走らせた。
「ええっ!入り口?!」と翔はビックリ顔をしていた。
入り口に着くまで何時間走らせたかな?もう3時間になる。
すると、紫色の禍々しい渦が巻いている穴が見えた。
ええ!なにあれ~!と風て顔がひきつりながら翔が驚いた。
そのままその空間に入った。
空間を抜けると、今までと似たような町並みや風景が揃っていた。
この場面をみた翔はびっくり。
(どういうことだ?)
てか!まだ空飛んでる!?え!?おちて…落ちてる!!!!!!!!!!
「大丈夫だよ!」
なにが大丈夫なんだよ!
しまった…また突っ込んでしまった。
もうひとつ驚いた事…それは、ホームステイしてたときに住んでた家があった。
「なんじゃこりゃ~!!!」
「ん?どうしたの?」
ナデージュは不思議そうに話した。
「どうしたの?ここはテールよ。」
「テール?」
「そうよ、さっきまでいたところが、いわゆる別世界の地球、モーンテルド。そして今いる世界、地球がテールって私たちは呼んでるの。」
「ん???ちょっと待って!よく分からなくなってきた!」
翔は?であたまが一杯でわからなくなった。
「てか、別世界ってあったんだ!?」
「ん?何の話?不思議ね。」
「いや、不思議なのはこっちのセリフですよ!」
と、翔はナデージュにつっこんだ。
彼女からしたら、あたりまえの事なんだろう。
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