8 / 11
共生
Ⅶ.アキラ、話す。
しおりを挟む
さわやかな日の光が覚めざめを誘う。気が付くと日の出の時間だった、
(昨日のアレはなんだったんだろうか・・。)
と昨夜の夢を疑問に思いながらも、服についた泥を払いのけながら家の中に入る。
テラはまだ寝ている。寝顔に見惚れつつ、硬い土の上で眠っていた身体を解す。
「お目覚めですか?」
と声がする。テラの方を振り返る、まだテラは眠っている。
(なんだ、寝言か・・・。やけにピンポイントな寝言だn・・)
と関心しようとした瞬間、気付く。
いや待てよ、あたりを見回す。しかし、誰もいない。
「嫌ですね、私ですよ私。」
声の主は笑いながら答え、アキラは混乱して、なにがなんだかわからなくなる。テラが、それに気付き起きる。
「アキラ、テサアハ。」
とあいさつをする。
動揺を隠しつつ、テラの言葉をオウム返しする。
テラはいつものように、朝ごはんの支度をする。
「おい、精霊さんよ。やっぱり俺の中に住んでいたのか、なんでもっと早く答えてくれなかったんだ。びっくりしたじゃねぇか!!」
と精霊に問う。精霊は
「私も眠っていたんですよ、宿主が起きたからって、同じように起きるわけではないですよ。」
とぐうの音もでない正論を言われる。テラが朝ごはんを支度している。
横で精霊と話しているが、やはり精霊の声は聞こえないのだと理解する。
「昨日、言ってたマナってのは、食事から取れるの?まさか死んだもの駄目ってことは、俺ずっと生食ばっかりってこと。」
と疑問点を投げかけると、精霊は答える。
「嗚呼、すみません言葉足らずでした。正確には腐りかけるというか、なんと言ったらいいのでしょう。虫が湧くと言いますか、そのような感じの蛆共がマナを食べていくんです。」
嗚呼、なるほど。
「じゃあ、もしかして、味噌でもマナは回復するか。」
と問いかけると、
「はい、その通りです。」
と精霊さんは答える。
テラが朝食の支度を終えて、鍋を持ってくる。
そして、食べ始める。最初にテラがスプーンを掬い、僕に食べされる。
その次に僕が、スプーンも掬い食べさせる。その光景を見ていたのか、精霊さんが茶かす。
「なんですか、この光景はバカップルですか。」
とド正論を言われ、顔が真っ赤になる。
「アキラ、フェイアキド。」
とテラが、笑いながらしゃべっている。それの恥ずかしそうにしながら野菜を食べる僕であった。
すると、精霊さんが
「宿主、スキル【以心伝心】が、少しだけなら使えますが使いますか?」
と問われる。
(嗚呼、そういえばそんなことも言ってたな。)
思いだしたかのようにスキルの話が出てくる。もちろん、テラに感謝の気持ちを今すぐ伝えるために、即行するのであった。
(ポワワン)
と気の抜けた音がする。何も起きない。
「精霊さん、何も起きないんですが。」
と質問すると、精霊さんはまぁ、少々お待ちください。というような返事をされる。
すると、テラの言うことは訛りが強いが、半分ほど理解できるようになっていた。
耳を澄ましよぉ~く聞くと、
「なんだが、こった時間楽すい時間流れるなんて、わんつか前のわっきゃ考えらぃねがった。アキラ本当にどうもね、こったごど言葉通ずねはんで言えるごどなんだばって、なんだが照れ臭えね。」
まぁ、う~~ん、フランス語? ああ、でもこれは、どこか聞き覚えがある方言でもあった。そして、なんとか言おうとしていることを理解し、
「僕も楽しいよ。」
テラにその言葉に固まり、今度はテラが顔を真っ赤にする。
「いづがら、聞いでだのアキラしゃぁぁぁぁん。」
その光景を、精霊は微笑ましく見ていた。
顔を赤めながら、テラが問いかける。渋々と僕は、その問いに答える。
「た、楽しい時間から。」
と恐る恐る言うと、テラの顔から火が吹き出る。そして、頬を膨らませて、恨めしそうに睨みつける。
ふと、僕の顔を見つめて、何かを思いつくような表情をする。
「罰どすて、おいの頭ば撫ででもらいます。」
とドヤ顔で宣言する。
僕はふと考える、
まるで、バカップルみたいじゃないか。大丈夫か、まだ明るいうちからこんなに飛ばして大丈夫か、ご褒美じゃないかと考えながら答えを出す。
「ええで。」
と清々しいほどの笑顔で、サムズアップをするのであった。精霊さんも
「賢明な判断です。」
と褒めてくれた。
「じゃ、じゃあ行くよ、ヨシヨシヨシ。」
たどたどしくテラの頭を撫でる。初めて触れるケモノ耳、心地よい不思議な感覚に陥る。
人の頭を撫でているのに、髪の毛とは違うモフモフとした感覚が手に伝わる。
そして、耳に血が通っているのかほのかに温かい。
(不思議だな~~~、やっぱ俺、異世界来たんだ。)
自分が異世界に来たことを改めて実感し、テラを見ると、気持ちよさそうに目を瞑っている。
ずっとこのまま撫で続けてあげたい気分になるが、そうなるとやめ時を失ってしまうので
「はい、おしまい。」
と名残惜しくも手を離す。
「えぇ~~もっと~~。」
とテラは怒るが、それもすぐに収まる。
だが、テラは知らないのである。この光景を第三者が見ていることに、この事はだまっていなくてはならない。
もし口が滑って話してしまえば、テラは恥ずかしさで卒倒してしまう恐れがあるのである。
「賢明な判断です。」
ほら、精霊さんもそう言ってるし、いつかはバレることだがそれは今ではない。なんとしても黙っておこうと心に決めるアキラであった。
「これからどのようなご予定で。」
と精霊が質問してくる。
「そうだな、今日は晴れそうだし畑の農作業かな。」
と答えると、少し間をおいて精霊が答える。
「そうですかぁ・・・。」
と露骨に少し残念そうに答える。
(嗚呼、狩りに行きたかったんだね。)
と精霊さんの狩猟本能に申し訳なさを感じるが、農作業も大事な作業だ。なんたって俺たちの食事は野菜と穀物中心だ。
この日はよく晴れた。テラと一緒に雑草を抜いていく。精霊さんは先ほどから、しゃべりかけて来ない。多分寝ているな。
昨日、雨が降ったので雑草がうまく引き抜ける。テラをふと見ると黙々と作業に没頭している。
(本当に可愛いな。ええ、お嬢さん。)
多分、集中力が切れ始めて、よこしまな心が生まれ始めている。
まぁ休憩がてら、そのまま見続けることにしたアキラなのであった。ちなみに、雑草の数は圧倒的にテラの方が多かった。
(昨日のアレはなんだったんだろうか・・。)
と昨夜の夢を疑問に思いながらも、服についた泥を払いのけながら家の中に入る。
テラはまだ寝ている。寝顔に見惚れつつ、硬い土の上で眠っていた身体を解す。
「お目覚めですか?」
と声がする。テラの方を振り返る、まだテラは眠っている。
(なんだ、寝言か・・・。やけにピンポイントな寝言だn・・)
と関心しようとした瞬間、気付く。
いや待てよ、あたりを見回す。しかし、誰もいない。
「嫌ですね、私ですよ私。」
声の主は笑いながら答え、アキラは混乱して、なにがなんだかわからなくなる。テラが、それに気付き起きる。
「アキラ、テサアハ。」
とあいさつをする。
動揺を隠しつつ、テラの言葉をオウム返しする。
テラはいつものように、朝ごはんの支度をする。
「おい、精霊さんよ。やっぱり俺の中に住んでいたのか、なんでもっと早く答えてくれなかったんだ。びっくりしたじゃねぇか!!」
と精霊に問う。精霊は
「私も眠っていたんですよ、宿主が起きたからって、同じように起きるわけではないですよ。」
とぐうの音もでない正論を言われる。テラが朝ごはんを支度している。
横で精霊と話しているが、やはり精霊の声は聞こえないのだと理解する。
「昨日、言ってたマナってのは、食事から取れるの?まさか死んだもの駄目ってことは、俺ずっと生食ばっかりってこと。」
と疑問点を投げかけると、精霊は答える。
「嗚呼、すみません言葉足らずでした。正確には腐りかけるというか、なんと言ったらいいのでしょう。虫が湧くと言いますか、そのような感じの蛆共がマナを食べていくんです。」
嗚呼、なるほど。
「じゃあ、もしかして、味噌でもマナは回復するか。」
と問いかけると、
「はい、その通りです。」
と精霊さんは答える。
テラが朝食の支度を終えて、鍋を持ってくる。
そして、食べ始める。最初にテラがスプーンを掬い、僕に食べされる。
その次に僕が、スプーンも掬い食べさせる。その光景を見ていたのか、精霊さんが茶かす。
「なんですか、この光景はバカップルですか。」
とド正論を言われ、顔が真っ赤になる。
「アキラ、フェイアキド。」
とテラが、笑いながらしゃべっている。それの恥ずかしそうにしながら野菜を食べる僕であった。
すると、精霊さんが
「宿主、スキル【以心伝心】が、少しだけなら使えますが使いますか?」
と問われる。
(嗚呼、そういえばそんなことも言ってたな。)
思いだしたかのようにスキルの話が出てくる。もちろん、テラに感謝の気持ちを今すぐ伝えるために、即行するのであった。
(ポワワン)
と気の抜けた音がする。何も起きない。
「精霊さん、何も起きないんですが。」
と質問すると、精霊さんはまぁ、少々お待ちください。というような返事をされる。
すると、テラの言うことは訛りが強いが、半分ほど理解できるようになっていた。
耳を澄ましよぉ~く聞くと、
「なんだが、こった時間楽すい時間流れるなんて、わんつか前のわっきゃ考えらぃねがった。アキラ本当にどうもね、こったごど言葉通ずねはんで言えるごどなんだばって、なんだが照れ臭えね。」
まぁ、う~~ん、フランス語? ああ、でもこれは、どこか聞き覚えがある方言でもあった。そして、なんとか言おうとしていることを理解し、
「僕も楽しいよ。」
テラにその言葉に固まり、今度はテラが顔を真っ赤にする。
「いづがら、聞いでだのアキラしゃぁぁぁぁん。」
その光景を、精霊は微笑ましく見ていた。
顔を赤めながら、テラが問いかける。渋々と僕は、その問いに答える。
「た、楽しい時間から。」
と恐る恐る言うと、テラの顔から火が吹き出る。そして、頬を膨らませて、恨めしそうに睨みつける。
ふと、僕の顔を見つめて、何かを思いつくような表情をする。
「罰どすて、おいの頭ば撫ででもらいます。」
とドヤ顔で宣言する。
僕はふと考える、
まるで、バカップルみたいじゃないか。大丈夫か、まだ明るいうちからこんなに飛ばして大丈夫か、ご褒美じゃないかと考えながら答えを出す。
「ええで。」
と清々しいほどの笑顔で、サムズアップをするのであった。精霊さんも
「賢明な判断です。」
と褒めてくれた。
「じゃ、じゃあ行くよ、ヨシヨシヨシ。」
たどたどしくテラの頭を撫でる。初めて触れるケモノ耳、心地よい不思議な感覚に陥る。
人の頭を撫でているのに、髪の毛とは違うモフモフとした感覚が手に伝わる。
そして、耳に血が通っているのかほのかに温かい。
(不思議だな~~~、やっぱ俺、異世界来たんだ。)
自分が異世界に来たことを改めて実感し、テラを見ると、気持ちよさそうに目を瞑っている。
ずっとこのまま撫で続けてあげたい気分になるが、そうなるとやめ時を失ってしまうので
「はい、おしまい。」
と名残惜しくも手を離す。
「えぇ~~もっと~~。」
とテラは怒るが、それもすぐに収まる。
だが、テラは知らないのである。この光景を第三者が見ていることに、この事はだまっていなくてはならない。
もし口が滑って話してしまえば、テラは恥ずかしさで卒倒してしまう恐れがあるのである。
「賢明な判断です。」
ほら、精霊さんもそう言ってるし、いつかはバレることだがそれは今ではない。なんとしても黙っておこうと心に決めるアキラであった。
「これからどのようなご予定で。」
と精霊が質問してくる。
「そうだな、今日は晴れそうだし畑の農作業かな。」
と答えると、少し間をおいて精霊が答える。
「そうですかぁ・・・。」
と露骨に少し残念そうに答える。
(嗚呼、狩りに行きたかったんだね。)
と精霊さんの狩猟本能に申し訳なさを感じるが、農作業も大事な作業だ。なんたって俺たちの食事は野菜と穀物中心だ。
この日はよく晴れた。テラと一緒に雑草を抜いていく。精霊さんは先ほどから、しゃべりかけて来ない。多分寝ているな。
昨日、雨が降ったので雑草がうまく引き抜ける。テラをふと見ると黙々と作業に没頭している。
(本当に可愛いな。ええ、お嬢さん。)
多分、集中力が切れ始めて、よこしまな心が生まれ始めている。
まぁ休憩がてら、そのまま見続けることにしたアキラなのであった。ちなみに、雑草の数は圧倒的にテラの方が多かった。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
迷い人 ~異世界で成り上がる。大器晩成型とは知らずに無難な商人になっちゃった。~
飛燕 つばさ
ファンタジー
孤独な中年、坂本零。ある日、彼は目を覚ますと、まったく知らない異世界に立っていた。彼は現地の兵士たちに捕まり、不審人物とされて牢獄に投獄されてしまう。
彼は異世界から迷い込んだ『迷い人』と呼ばれる存在だと告げられる。その『迷い人』には、世界を救う勇者としての可能性も、世界を滅ぼす魔王としての可能性も秘められているそうだ。しかし、零は自分がそんな使命を担う存在だと受け入れることができなかった。
独房から零を救ったのは、昔この世界を救った勇者の末裔である老婆だった。老婆は零の力を探るが、彼は戦闘や魔法に関する特別な力を持っていなかった。零はそのことに絶望するが、自身の日本での知識を駆使し、『商人』として新たな一歩を踏み出す決意をする…。
この物語は、異世界に迷い込んだ日本のサラリーマンが主人公です。彼は潜在的に秘められた能力に気づかずに、無難な商人を選びます。次々に目覚める力でこの世界に起こる問題を解決していく姿を描いていきます。
※当作品は、過去に私が創作した作品『異世界で商人になっちゃった。』を一から徹底的に文章校正し、新たな作品として再構築したものです。文章表現だけでなく、ストーリー展開の修正や、新ストーリーの追加、新キャラクターの登場など、変更点が多くございます。
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
元34才独身営業マンの転生日記 〜もらい物のチートスキルと鍛え抜いた処世術が大いに役立ちそうです〜
ちゃぶ台
ファンタジー
彼女いない歴=年齢=34年の近藤涼介は、プライベートでは超奥手だが、ビジネスの世界では無類の強さを発揮するスーパーセールスマンだった。
社内の人間からも取引先の人間からも一目置かれる彼だったが、不運な事故に巻き込まれあっけなく死亡してしまう。
せめて「男」になって死にたかった……
そんなあまりに不憫な近藤に神様らしき男が手を差し伸べ、近藤は異世界にて人生をやり直すことになった!
もらい物のチートスキルと持ち前のビジネスセンスで仲間を増やし、今度こそ彼女を作って幸せな人生を送ることを目指した一人の男の挑戦の日々を綴ったお話です!
異世界サバイバルゲーム 〜転移先はエアガンが最強魔道具でした〜
九尾の猫
ファンタジー
サバイバルゲームとアウトドアが趣味の主人公が、異世界でサバゲを楽しみます!
って感じで始めたのですが、どうやら王道異世界ファンタジーになりそうです。
ある春の夜、季節外れの霧に包まれた和也は、自分の持ち家と一緒に異世界に転移した。
転移初日からゴブリンの群れが襲来する。
和也はどうやって生き残るのだろうか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる