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第25話 裏話にハーピィ家当主は震える
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キャット家の事件はドラゴンの襲撃もあってかなりの余波があったものの、その主犯は第一王子と言うことで終結した――と言うことに表向きはなっている。
「そう、表向きは、です」
ネフィラは目の前に座るハーピィ家当主、アエロにそう告げた。
事件から三日後。
まだ病み上がり感が抜けないネフィラは、それでも、見かけだけで言えば完全に回復したように見える――とは言え、戦闘できるかというと難しいだろう。折れた左腕は完全に治っている訳ではないし、身体の節々がまだ痛い。
そのため、いまネフィラの両脇にはメイドちゃん一号二号が姿を現した状態で控えていた。
当然、ハーピィ家当主とその娘のアリスは恐縮どころか萎縮して、いつもは自慢げに見せている翼だって畳んで身をこれでもかというほど小さくしている。
当主アエロは唾を飲み込んで、
「はあ……まるで裏があるような言い方ですね」
「ええ。もちろん裏はあります……この件には第一王子以外の力が関わっているので」
「……まさか、私たちを疑っているんですか?」
「はじめは」
「?」
「はじめは疑っていました。と言うより、疑わざるを得なかったんです」
そう言って、ネフィラは一枚のハンカチをテーブルに載せた。
イズメイが見せつけ、現場に落としたあのハンカチ――もちろん、そこにはハーピィ家の紋章が刺繍されている。
アエロたちはそれを見て固まった。
「これは……!」
「ええ、そうです。あなたたちのものですよね? レイヴン様はこのハンカチで眠らされ、誘拐されました。ハンカチを使うなんて完全にレイヴン様への意趣返しですね」
ハーピィ家のメイドたちに刺繍の入ったハンカチを渡すことで彼女たちを守ったのに対して、刺繍の入ったハンカチを使って誘拐する――明らかにそれは意識された行動だった。
「つまり、疑わざるを得ないどころか、これはレイヴン様への、そして、ヴィラン家への宣戦布告と言って間違いありません」
「違います! 私たちはこんなこと!!」
「それは解ってます。……といってもレイヴン様に言われるまでわたしも解っていなかったんですけど」
事件が全て終わったあと、レイが言った言葉をネフィラは思い出す。
「ハーピィ家も大変だよね。悪役にされちゃってさ。許可とってるのかな?」
「……どういう意味です?」
「いや、だってさ、これ演技でしょ? わざわざハーピィ家の紋章が入ったハンカチまで用意して、まるで裏で操ってるみたいに僕たちを錯覚させてさ。ハーピィ家ってそんなことするかな?」
レイはもちろんあの事件の全てが演技だと思っていたし、ハーピィ家は自分を恐怖させるために名前だけ出ただけでこの事件に全く関係ないと思っていた――もっと言えば、ハーピィ家は直接的に暴力をふるってくる連中だと思っていたためにこんな面倒なことはしないと考えた。
ただし、それはレイの考えであり、ネフィラはそれを聞いて全く違う解釈をした。
(確かにその通りです! ハーピィ家がやるならもっと慎重に、バレないようにことを進めるはずです――だってわたしが監禁されていることなんて、『一縷』のメンバーですら気づかなかったんですから)
ちなみにこのときレイは「脚本家変えた方がいいよね、ご都合主義だし」とか呟いていたけれど、ネフィラは考え事をしていたので聞いていなかった。
その後、ネフィラはメイドちゃんたちにこのことを報告し、キャット家の屋敷を隅々まで捜索してもらうと、
「ものすごい量の証拠が出てきたんですよ。ハーピィ家が関与していると思われる証拠が」
ネフィラはアエロにそう言った。
「はっきり言ってあり得ません。あなたたちがこんなへまをするなんて。そこまでバカじゃないことは捕まったわたしが一番よくわかっています――嫌な理解の仕方ですけれど」
「…………」
「ただ、今回の事件の計画を考えればそうせざるを得なかったというのも納得です。元々この計画はキャット家当主たちを屋敷に拘束し、その状態でドラゴンをたきつけ、魔力砲で破壊してもらうという流れだったはずです。つまり、証拠品のほとんどはその魔力砲で吹っ飛びます」
「だから、不自然なほど証拠の数が必要だったということですね。魔力砲で飛ばされても、必ず何かは残るように」
「ええ。意地でも、『ハーピィ家が裏で糸を引いていた』ということにしたい誰かがそうしたんでしょう。わたしやレイヴン様に執拗にハーピィ家の紋章を見せたのも『生き残る可能性が高いから』でしょうね」
「つまり……あなたたちがキャット家を救ったために、屋敷が破壊されることなく、発見されるはずのない証拠まで発見されてしまったということですか」
「ええ。全てはレイヴン様の指示が故に成功した救助でしたが」
過大評価だった。
あの男は何もわかっていない。
アエロは口に手を当てて目を見開き固まっていたが、ネフィラはそこに追い打ちをかけるように言った。
「もしもこの事実が明るみにでなければ、キャット家はハーピィ家を追い詰めようとしたでしょう――もしかしたら、スパイダー家との間であったような戦闘がまた起こっていたかもしれません。レイヴン様はそれを止めたんです。キャット家を救っただけじゃない。あなたたちも救ったんです」
言いすぎだった。
とは言え、結果だけ見れば事実ではある。
結果だけ見れば。
「全てを整理すればこういうことです。この事件を裏で操っていた者は、少なくともハーピィ家とレイヴン様の一件を知っていたはず――これはハンカチの意趣返しから解ります。また、ドラゴンの子供をさらえるほどには力がある。……ここまで考えると個人ではなく集団と考えるのが正しそうですね」
つまるところ、これは「『評議会』がハーピィ家を裏切り、トカゲの尻尾のように全ての責任を押しつけて切り離そうとした」と言うことだけれど、もちろんこのときのネフィラがそれを知る由もない。
アエロは怒りと困惑で綯い交ぜになった複雑な表情をして顔を歪め、呻いた。
「くっ……こんなことが……許されるわけ……」
「ハーピィ家当主、アエロ・ハーピィ。……いったい誰なんですか? わたしやレイヴン様を襲い、あなたを陥れようとしたのは」
アエロは歯を食いしばっていたが、ふっと息を吐きだして、
「……解りません」
これは事実だった。
『評議会』といえど一枚岩ではない――どの派閥がどのようにしてハーピィ家を切り捨てようと考えたのか、そして、どれほどの賛成を集めたのかすら、不明だった。
対して、ネフィラは考え込む。
(本当でしょうか? この先レイヴン様の障壁となるような存在は困るのですけど)
ネフィラは判断を仰ごうとメイドちゃんたちを見たが、彼女たちは興味なさそうに耳をかっぽじっている。
「メイドちゃんたち、話聞いてました?」
「聞いてました!」「表向きは!」
「……聞いてませんでしたね?」
何なら表向きだって聞いてない。
ネフィラは小さく溜息をついて、
「どうします? レイヴン様に危害をもたらすような魔族は早々に見つけておきたいんですけど」
「別に良いんじゃないですか、見つけなくても!」「そうですよ! 見つけなくていいです!」
「……でも」
ネフィラが言いよどむと、二人は目を開いて、
笑った。
「レイヴン様は、ヴィラン家の長男ですよ? 本家序列一位! 最強の名をほしいままにする我が君のご子息です!」
「危害を加えて、生きていられる方がおかしいんです! だから対策なんて必要ありません! と言うか危害を加える前に私たちが殺します!」
アエロたちが小さく悲鳴を上げたのは言うまでもない。
ネフィラも呆然として、彼女たちを見ていた。
(最強過ぎて常識が通じません。対策などしなくとも向かってくればねじ伏せるのが、ヴィラン家ってことでしょうか……最高ですね)
「まあ、メイドちゃんの前で、あなたが嘘をつくと思いません――真実なんでしょうきっと」
ネフィラは言って、納得すると、
「ただ、これだけは聞いておきたいです。……イズメイ・スピナーとその仲間について知っていますか?」
「それは……ええ。『零落』ですね」
「『零落』?」
「『一縷』から零れ落ちたアラクネ族たちの集まりです」
「そう、表向きは、です」
ネフィラは目の前に座るハーピィ家当主、アエロにそう告げた。
事件から三日後。
まだ病み上がり感が抜けないネフィラは、それでも、見かけだけで言えば完全に回復したように見える――とは言え、戦闘できるかというと難しいだろう。折れた左腕は完全に治っている訳ではないし、身体の節々がまだ痛い。
そのため、いまネフィラの両脇にはメイドちゃん一号二号が姿を現した状態で控えていた。
当然、ハーピィ家当主とその娘のアリスは恐縮どころか萎縮して、いつもは自慢げに見せている翼だって畳んで身をこれでもかというほど小さくしている。
当主アエロは唾を飲み込んで、
「はあ……まるで裏があるような言い方ですね」
「ええ。もちろん裏はあります……この件には第一王子以外の力が関わっているので」
「……まさか、私たちを疑っているんですか?」
「はじめは」
「?」
「はじめは疑っていました。と言うより、疑わざるを得なかったんです」
そう言って、ネフィラは一枚のハンカチをテーブルに載せた。
イズメイが見せつけ、現場に落としたあのハンカチ――もちろん、そこにはハーピィ家の紋章が刺繍されている。
アエロたちはそれを見て固まった。
「これは……!」
「ええ、そうです。あなたたちのものですよね? レイヴン様はこのハンカチで眠らされ、誘拐されました。ハンカチを使うなんて完全にレイヴン様への意趣返しですね」
ハーピィ家のメイドたちに刺繍の入ったハンカチを渡すことで彼女たちを守ったのに対して、刺繍の入ったハンカチを使って誘拐する――明らかにそれは意識された行動だった。
「つまり、疑わざるを得ないどころか、これはレイヴン様への、そして、ヴィラン家への宣戦布告と言って間違いありません」
「違います! 私たちはこんなこと!!」
「それは解ってます。……といってもレイヴン様に言われるまでわたしも解っていなかったんですけど」
事件が全て終わったあと、レイが言った言葉をネフィラは思い出す。
「ハーピィ家も大変だよね。悪役にされちゃってさ。許可とってるのかな?」
「……どういう意味です?」
「いや、だってさ、これ演技でしょ? わざわざハーピィ家の紋章が入ったハンカチまで用意して、まるで裏で操ってるみたいに僕たちを錯覚させてさ。ハーピィ家ってそんなことするかな?」
レイはもちろんあの事件の全てが演技だと思っていたし、ハーピィ家は自分を恐怖させるために名前だけ出ただけでこの事件に全く関係ないと思っていた――もっと言えば、ハーピィ家は直接的に暴力をふるってくる連中だと思っていたためにこんな面倒なことはしないと考えた。
ただし、それはレイの考えであり、ネフィラはそれを聞いて全く違う解釈をした。
(確かにその通りです! ハーピィ家がやるならもっと慎重に、バレないようにことを進めるはずです――だってわたしが監禁されていることなんて、『一縷』のメンバーですら気づかなかったんですから)
ちなみにこのときレイは「脚本家変えた方がいいよね、ご都合主義だし」とか呟いていたけれど、ネフィラは考え事をしていたので聞いていなかった。
その後、ネフィラはメイドちゃんたちにこのことを報告し、キャット家の屋敷を隅々まで捜索してもらうと、
「ものすごい量の証拠が出てきたんですよ。ハーピィ家が関与していると思われる証拠が」
ネフィラはアエロにそう言った。
「はっきり言ってあり得ません。あなたたちがこんなへまをするなんて。そこまでバカじゃないことは捕まったわたしが一番よくわかっています――嫌な理解の仕方ですけれど」
「…………」
「ただ、今回の事件の計画を考えればそうせざるを得なかったというのも納得です。元々この計画はキャット家当主たちを屋敷に拘束し、その状態でドラゴンをたきつけ、魔力砲で破壊してもらうという流れだったはずです。つまり、証拠品のほとんどはその魔力砲で吹っ飛びます」
「だから、不自然なほど証拠の数が必要だったということですね。魔力砲で飛ばされても、必ず何かは残るように」
「ええ。意地でも、『ハーピィ家が裏で糸を引いていた』ということにしたい誰かがそうしたんでしょう。わたしやレイヴン様に執拗にハーピィ家の紋章を見せたのも『生き残る可能性が高いから』でしょうね」
「つまり……あなたたちがキャット家を救ったために、屋敷が破壊されることなく、発見されるはずのない証拠まで発見されてしまったということですか」
「ええ。全てはレイヴン様の指示が故に成功した救助でしたが」
過大評価だった。
あの男は何もわかっていない。
アエロは口に手を当てて目を見開き固まっていたが、ネフィラはそこに追い打ちをかけるように言った。
「もしもこの事実が明るみにでなければ、キャット家はハーピィ家を追い詰めようとしたでしょう――もしかしたら、スパイダー家との間であったような戦闘がまた起こっていたかもしれません。レイヴン様はそれを止めたんです。キャット家を救っただけじゃない。あなたたちも救ったんです」
言いすぎだった。
とは言え、結果だけ見れば事実ではある。
結果だけ見れば。
「全てを整理すればこういうことです。この事件を裏で操っていた者は、少なくともハーピィ家とレイヴン様の一件を知っていたはず――これはハンカチの意趣返しから解ります。また、ドラゴンの子供をさらえるほどには力がある。……ここまで考えると個人ではなく集団と考えるのが正しそうですね」
つまるところ、これは「『評議会』がハーピィ家を裏切り、トカゲの尻尾のように全ての責任を押しつけて切り離そうとした」と言うことだけれど、もちろんこのときのネフィラがそれを知る由もない。
アエロは怒りと困惑で綯い交ぜになった複雑な表情をして顔を歪め、呻いた。
「くっ……こんなことが……許されるわけ……」
「ハーピィ家当主、アエロ・ハーピィ。……いったい誰なんですか? わたしやレイヴン様を襲い、あなたを陥れようとしたのは」
アエロは歯を食いしばっていたが、ふっと息を吐きだして、
「……解りません」
これは事実だった。
『評議会』といえど一枚岩ではない――どの派閥がどのようにしてハーピィ家を切り捨てようと考えたのか、そして、どれほどの賛成を集めたのかすら、不明だった。
対して、ネフィラは考え込む。
(本当でしょうか? この先レイヴン様の障壁となるような存在は困るのですけど)
ネフィラは判断を仰ごうとメイドちゃんたちを見たが、彼女たちは興味なさそうに耳をかっぽじっている。
「メイドちゃんたち、話聞いてました?」
「聞いてました!」「表向きは!」
「……聞いてませんでしたね?」
何なら表向きだって聞いてない。
ネフィラは小さく溜息をついて、
「どうします? レイヴン様に危害をもたらすような魔族は早々に見つけておきたいんですけど」
「別に良いんじゃないですか、見つけなくても!」「そうですよ! 見つけなくていいです!」
「……でも」
ネフィラが言いよどむと、二人は目を開いて、
笑った。
「レイヴン様は、ヴィラン家の長男ですよ? 本家序列一位! 最強の名をほしいままにする我が君のご子息です!」
「危害を加えて、生きていられる方がおかしいんです! だから対策なんて必要ありません! と言うか危害を加える前に私たちが殺します!」
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ネフィラも呆然として、彼女たちを見ていた。
(最強過ぎて常識が通じません。対策などしなくとも向かってくればねじ伏せるのが、ヴィラン家ってことでしょうか……最高ですね)
「まあ、メイドちゃんの前で、あなたが嘘をつくと思いません――真実なんでしょうきっと」
ネフィラは言って、納得すると、
「ただ、これだけは聞いておきたいです。……イズメイ・スピナーとその仲間について知っていますか?」
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