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第十話 0.01ミリの隔てり
しおりを挟む次の日、楓と一緒に下校した。
いつものように、少しだけ学校から離れたところで待ち合わせして。
「ちょ、ちょっと気まずいね」
「だね……」
「昨日あんなにえっちしちゃったもんね……まだあそこに祐樹くんが入ってる気がするよ。ちょっとひりひりしてる」
「う、ごめん……」
「ううん、気持ちよかったよ。──それでね、今日も家誰もいないんだけど……どうする? 来週まで帰ってこないから……」
「──いいの?」
「しょ、正直ね? 今日ずっとそれしか考えてなかったんだ……昨日のがすごすぎて、あそこがずっとむずむずしてるの」
「か、楓は思ってたよりえっちだね……?」
「ひ、引かないって言ってたのにっ!」
「引いてはいないよ、ちょっと驚いただけ!」
「そ、それを引いたって言うのっ!」
ぽかぽかと腕を叩かれるも全く痛くない。
こんな姿だけ見れば子供のようなのに。
──そんなに気持ちよかったのだろうか。
後半の方は喘ぎが大きくなっていたけど、そこまでだとは思わなかった。
「祐樹くんはしたくない? ──えっち。多分もう痛くないと思うよ?」
「なら今日こそ避妊しなきゃ」
「ちょっと行った先にドラッグストアがあるから、そこで買っていこ?」
「詳しい……」
「み、見たことくらいあるでしょ?」
「まぁあるけど」
「でしょ? だから知ってるだけ」
「──そういうことにしておくね」
「信じてない?」
「楓はそういうことは僕より詳しそうだからね」
「へ、変態みたいに言わないでっ!?」
ドラッグストアの一角にそのコーナーはあった。
「どれがいいんだろう?」
「やっぱり薄いの、かな……昨日みたいなのしたいなら薄くないとだめだよね?」
「じゃあこれにする?」
種類がたくさんあって選ぶのも大変だ。
とりあえず一番薄いものを提案してみる。
楓は昨日みたいなのがいいと言う。昨日みたいなの……相当余裕のないものだったけど。それとも単純に遮るものがない感覚がいいのだろうか?
「でもこれ六個しか入ってないよ? 足りる?」
「──楓はそんなにたくさんしたいの?」
「ち、違うよっ、昨日もっとしたでしょっ!? 祐樹くんはそれくらいしないと満足しないのかと思っただけっ!」
「か、楓声大きいよ、こんなところで」
「あっ……は、恥ずかしいね」
「こういうの買う時ってどんな顔すればいいんだろ」
「ふ、普通にしよ」
「普通……真顔っていうのも変な話な気もするよ」
「ま、真顔でいいよっ」
買わない奴よりはマシだと思うけど、コンドームを買うのは恥ずかしい。
買うという話になったあたりで楓は下を向いて顔を赤らめ始める。
「こ、これ買うときってさ、──店員さんは私たちがえっちすると思うんだよね……?」
「そ、そうだろうね……」
「変に思われないかな、──大丈夫なのかな? そもそも買えるの?」
「買えはするんじゃないかな。避妊しないよりはいいだろうし、18禁ってわけでもないみたいだし」
「しないよりはいい……よね。そうだよね、そうだね」
「もしかして嫌なの?」
「嫌じゃないよ? だけど……しないほうが気持ちいいのかなって」
「──楓がそんなに性欲強いとは思わなかったよ。こんなに小さいのに」
「背の小さい子のほうが性欲強いって言うよ? ──それに私は普通だもん、ちょっと興味あるだけっ」
「ちょっと、ちょっとね……」
「ちょっとだよっ!」
行為の翌日に誘ってくるような性欲は普通なのだろうか。──ちょっと違う気がする。
話を切り替えようとして楓は変わり種のようなコーナーに行く。
「見て、味付きだって。バナナって……下ネタみたいだね」
「その発想はどうなんだろう……」
「バ、バナナってよく例えに出るでしょっ!?」
「そうなんだけど、なんかね」
恥ずかしくなったのか、赤い顔を片手で仰ぐ。
楓のこの仕草がどうにも好きだ。
「──それより、なんで味付きなんだろ?」
「直接舐めたりするのは汚いからじゃないの?」
「汚いって思うような人とそんなことするのかな……。私は佑樹くんの全然汚いと思わなかったよ?」
「僕も全然思わなかった。むしろもっと舐めたかったよ」
「──そ、それはえっちすぎだよ、変態だよっ」
「楓は好きだって言ってたよ? 気持ちいいって」
「あ、あの時はどうかしてたんだもん……」
「もうしなくていいの?」
「それは……してほしい、よ? 恥ずかしいけどすごい気持ちよかったから。──って言わせないでよっ!」
「やっぱり楓は僕よりずっと性欲が強いと思うよ?」
「もうそれでいいよっ! 私は性欲が強いですっ! 初めてした日なのに何回も気持ちよくなりましたっ!」
「だ、だから声が大きいって……」
「──もう適当に買って帰ろ? 二つくらい買えば足りるでしょ? ちゃんと大きいのね、佑樹くんのおっきいんだからっ!」
「なんで投げやりっ!?」
なんだか適当な感じで二個購入することになる。
味付きのものはスルーして薄いものだけ。
レジに並んでいるとき、楓は赤い顔をしたまま俯いていた。どこかへ行っていればいいのに何故か律儀に僕とともに並ぶ選択をしたのだ。
僕の制服の背中の方を握ったまま。親について回る子供のようにも見えるが楓はそんな年じゃない。
店員にどう思われるか気にしていたのに、なんで。──思われたかったのだろうか。僕とそういうことをすると。──自意識過剰だ。
楓の家に向かう道、僕たちは手をつないだまま歩く。
カバンの中には勉強道具以外に避妊具が入っている。不思議な気分だ。このカバンに余計なものなんて入れたことはないのに、今日はよりにもよってこんなものを。
「二回目でも緊張するね。しかも今度はえっちするのに準備してるんだよ、私たち」
「そう言われると……僕の方もさっきより緊張する」
人の通りが少ない道を選んでもそれなりには人がいる。
今の僕たちを見てこれからすることを連想する人はいるのだろうか。
楓は僕の手を強く握った。
昨日のせいもあって、それはなんだか合図のように思える。
相変わらず楓の家は豪邸だ。昨日も見たから当然なんだけど。
今日は一階を経由することなく楓の部屋に直行した。
一番最初に目に付いたのはベッド。
どうしたって楓の部屋では一番印象的だ。
汚れたシーツなんかはすっかり取り替えられていて、昨日のことが嘘のようだった。
「……」
楓は何も言わずカバンを適当に床においてからベッドに倒れ込んだ。
仰向けで体を開いて顔はこちらには向けない。両腕を顔の上にクロスさせて目元を隠している。
広いベッドに横たわる楓は人形のようにも見える。
「いきなり?」
「い、言わないでよ、そこはガバーって襲いかかるところだよっ」
カバンを楓のカバンの隣において、今日は最初から上着を脱ぐ。
楓の上にゆっくり上がり、恥ずかしがっている顔をこちらに向けてキスをした。
最初と最後はキスがいい。楓は昨日そう言っていた。それに分かるのだ。キスをすると楓も僕もスイッチが入る。
赤い顔が系統を変え、なんともいやらしい表情になるのだ。
それは僕の方も同じことで、位置的に楓には見えないがズボンの中ではもうはちきれそうになっている。
キスを一旦中断すると、楓は自ら制服を脱ぎはじめた。
楓の下着は今日はピンク色のレースがついたもの。楓自体は白い。
僕は思わずじっと見てしまう。
下着は可愛らしいものだ。楓が僕に見せようと選んだのだとしたら悶絶しそうになる。
「み、見てないで佑樹くんも脱いじゃってよっ」
「あ、ああ、ごめん、思わず……」
見ないのは無理だろう。
自分の前で女の子が服を脱いでいる。そんなものを見過ごせるわけがない。
チラチラと楓の方を確認しながら服を脱いでいく。
二人してパンツ一枚だけになる。
相変わらず楓は胸を隠す。もう見たり揉んだりしているのに。
僕がパンツを脱ぐのに抵抗があるようなものなのかもしれない。
楓を押し倒して胸を揉む。大きくはないけど触り心地はとてもいい。
指の埋まるムニムニとした感覚に夢中になっていた。
「佑樹くん、楽しい?」
「えっ、楽しいっていうよりはむらむらするよ?」
「そんな何もないような場所なのに?」
「あるよ、すごい柔らかい」
「やっぱり大きい方がいいよね? ごめんね、おっぱい小さくて……」
「どうだろう。どっちでもいいかな、僕は。それに楓の胸がこれ以上大きかったらずっと興奮しっぱなしになっちゃうよ」
「ならやっぱり大きい方が良かった……」
「楓は僕に興奮して欲しいの?」
「そりゃあそうだよ。お前じゃだめって言われるよりは夢中になって欲しいもん」
「だったら大丈夫だよ。──僕今すごく興奮してるよ? 夢中だ」
「変態……なの?」
「なんで!?」
「だって小さいので興奮するって……ロリコンっぽいよ?」
「楓に興奮してるんだよ、そういうのじゃないよっ!」
「ほんとにぃ?」
「ほ、ほんとだよ」
なんという濡れ衣。
楓には言いにくいが、本来の個人的な好みは逆の方だというのに。
疑いの目を向け続けるので少し上によじ登って楓の手を取る。
僕の興奮を伝えるのに一番いい手段だと思った。
「か、硬いね……改めて触ると、こんなにおっきいのが私の中で暴れてたんだってびっくりする」
「暴れてたかな……」
「大暴れだったよ? 私の中全部持っていこうとする感じ。がりがりって削るの」
「痛かった?」
「ううん。痛いというよりは苦しい感じ。異物感というか、入ってるっ! って感じだね」
「申し訳ない……」
「私は初めてなのにそれが気持ちよかったんだけどね……」
楓は僕のペニスをさすりながらそんな事を言う。
我慢できなくなった僕は楓の股間の方へ手を伸ばす。
昨日とは違ってまだ濡れてはいないようだった。
「あんっ、唐突だねっ!」
「我慢できなくなってきたよ」
「私は最初からそうだったけど…… ねぇ、親が帰ってくるまで毎日えっちする?」
「毎日……」
「土日もあるから一日中できる日もあるよ?」
「そんなに体力持つかな……」
「休憩しながらすれば大丈夫じゃない?」
楓は男が無尽蔵にできるとでも思っているのだろうか。
そんなことはないはずだ。前は一回で終わりだと思っていたようだし。つまり、僕に関してはそういうものという認識らしい。──多分できるけど。
楓の股間を下着越しに触っていると、指先に湿り気を感じる。
「楓は本当にえっちだね……あっ、ちょっと濡れてきてる?」
「うん……んっ、私ね、ひとりえっちは毎日してたのっ。何回も、眠くなるまで」
「こんなに可愛い顔してるのに。楓がそんな子だって、きっと誰も思わないよ」
「可愛いって……子供みたいでしょ? 中学校入ったくらいから見た目があんまり変わってないんだよ?」
「それが可愛いと思うけどなぁ」
「まぁ嬉しいけどねっ。結局佑樹くんがどう思うかなところもあるし。私としてはもう少し大きくなりたいけど」
「個人的にはこのままいてほしいな」
楓が変わってしまったら僕のそばから消えてしまうかもしれない。
──そんなのは嫌だ。
思うと指に入る力が無意識に強くなってしまう。
「あっ、ちょっと力強いよ……」
「ごめん……」
「そんな顔しなくても離れたりしないよ?」
「そんな変な顔してた?」
「うん、寂しそうな顔」
「ちょっとだけ、ちょっとだけ怖くなった」
「結構臆病なのかな? 確証はないから何も言えないけど、信じてよ」
「信じてるよ。だけど怖いものは怖いんだ」
「──じゃあ寂しくないようにいっぱいくっつこう? その間はずっと一緒なんだから」
楓は僕にキスをして、その後に頭を撫でる。
不思議な気持ちだ。こんなに小さな手なのに大きく感じる。
体の力を抜いて楓の胸の上に少し体重をかける。
楓の言うようにもっとくっついていたい。
心臓の音が僕の体に響く。落ち着く音だ。
「佑樹くんは意外と甘えん坊さんだね? あんまり甘えたりしなさそうだもんね」
「そうなのかな、そんなつもりはなかったんだけど……恥ずかしいね」
「もっと甘えていいよ? 私は笑ったりしないから」
「たまに、たまにね。やっぱりカッコ悪いからさ」
「私はそういうのも見たいなぁっ。恥ずかしいところ見せ合いたいよ?」
「さしあたってこのあと見せちゃいそうだ……」
昨日より少しだけ余裕はあるけど、それでも裸で一緒にいるだけで興奮は収まらない。
体を重ねているだけでも十分に性行為だ。
くにゅくにゅと楓の股間を指で愛撫する。
クリトリスには触れないように気をつけてその周囲だけを刺激する。
楓は焦らすような動きに弱いらしい。
「い、意地悪っ、わかってるくせにっ!」
「うん、でももう少しゆっくり気持ちよくなろう? まだ夕方だから時間もあるし」
多分楓は結構な快楽主義者で、自慰のときは「気持ちいい」を追求するタイプなのだろう。
だからこそこういう焦らしに弱い。
小刻みに体を震わせて、小さな乳首はぴんと上を向いている。
下着の上からでもわかるほど股間は潤んでいて、温度は熱い。
──気持ちよさそうで良かった。
昨日は楓が自分で擦り付けて準備していたが、今日に限ってはそこからやらなければならない。
準備なくして入れるほど楓の性器は大きくないのだ。
それに今日はコンドームという異物もある。ゴム製である以上引っ掛かりはあるはずだ。
「ゆ、佑樹くん、直接触って……中の方もほぐして欲しい……」
楓にねだられるとものすごく興奮する。
性のイメージとかけ離れているからか。
楓の小さな口からこぼれるそういった単語などは僕の耳を侵食するように入り込んでくるのだ。
お腹の方から下着の中へ手をいれる。
柔らかいそこは、導くように僕の指を割れ目に誘導した。
挟み込むように吸い付いてくる肉が気持ちいい。指でも絶頂しそう。
さっきまでと違い、今は明らかにぬめりがあった。
指を下に這わせていくと、ぬめりの発生源が現れる。
穴のような場所であることはわかるが、何枚かの膜が集まって密集しているようにも思える。
中指の腹でサイズを比較してみても、中指の腹の部分とそれほど大きなサイズの差は感じない。
──どうやって僕は挿入したんだ?
でも事実入っていた。そんなに広がるものなのだろうか。考えてみたら赤ん坊はここから産まれてくるのだ。そう考えるとありえなくはない。
「初めてだから、痛かったら言ってね?」
楓の返事は待たずに中指を第一関節の手前くらいまで入れてみる。
返事を聞く必要はないと思ったのだ。楓の顔は物欲しそうで、それは普段の表情とは明らかに異なるもの。性的な欲求に満たされているとしか思えない顔だ。
中はとても熱く、僕の指に張り付いてきた。
異物に対して興味本位で近寄ってくる生き物のように、うねうねと場所を変えて僕の指に擦り寄ってくる。
「あっ、あん……そこ、今触ってるとこ撫でて……気持ちいい、そこっ。んんっ」
指をほんの少し入れたところ、お腹側の膣壁を撫でろとリクエストされる。
ザラザラしている場所で、指の先がこそばゆい。
楓の中はぐちゅぐちゅだ。ぬるついた液体でいっぱいに感じる。
「もしかして自分でも触ってるの?」
「んっ、き、聞かないでよぉ、恥ずかしいよ、そういうの」
「楓のそういうのすごく興奮するんだ……」
「ゆ、佑樹くんはそういういじめたりするの好きな人っ?」
「わかんないけどゾクゾクはするね……」
「こ、怖いねっ。そして、しゃ、喋ってる時は指止めてよっ!」
指が自然に動いていた。
楓が感じている姿はゾクゾクする。
恥ずかしそうな顔や声も全部興奮材料だ。
小さな手で小さな顔を隠す素振り。
それでも赤く染まった顔は隠しきれていない。
僕の性癖なのかもしれない。どうにも恥ずかしがっているということに興奮してしまう。
「はっ、んっ、あぁっ」
「ここ好き?」
「んんっ、好き、気持ちいいよっ」
楓の感じている顔を見ながら指でいじる。
興奮するし、幸せだ。
たまにクリーンヒットしているのか、びくんっ、と足を閉じたりするのがいい。
見よう見まねの拙いもので感じてくれているのが嬉しくてたまらない。
指先でわかるほど膣内はほぐれてきている。
それでもまだまだだろう。
「もう一本入れてもうちょっと奥の方いじってもいい?」
「う、うんっ! ゆっくり、ゆっくりねっ!」
ゆっくりと中指にスライドさせながら人差し指を入れる。
膣内が驚いたような反応をする。
せっかくほぐれたと思ったのに締めつけはどんどん強くなっていく。
「楓の中吸い付いてくるみたい」
「い、いい、言わないでっ! 勝手に動くのっ!」
「熱くてとろとろしてる。気持ちいいなら嬉しいな」
「き、気持ちいいからあんまり顔見ないでっ!」
「それはダメだよ? 僕はこの顔が見たくてしてるようなものだし」
「きゅ、急にドSっぽいよっ!? そんな感じだったっけ!?」
「なんでだろ。楓を見てると変な気持ちになる。──嗜虐心? もっと恥ずかしいところを見たいな。その顔すごく好きなんだ」
「ひっ、ふぅっ、ああーっ!」
ぎゅうっと急激に強くなる締り。
楓はどんどん小さな声になり、最後の方は消え入りそうな声にならない声をひねり出しているようだった。
両腕を胸の前へ移動し、縮こまるような動きで足も閉じる。
体は震えて、膣内は昨日ペニスで感じたものと同じような動きをする。
何をきっかけにしたのかはわからないが、楓が絶頂したのだということだけはわかった。
驚きと興奮が僕の中にあった。
「イッちゃったの……?」
「ふぅっ、うう、うっ……」
僕の質問には返答しない。というよりできないのだろう。
歯を食いしばり苦しそうな顔だった。
きゅっきゅと締め付けてくる膣内に入りたい。
どこまでほぐせばいいのだろう。
指に絡みつくとろついた粘液はさっきよりも粘り気がある。
「わ、私Mなのかもっ……」
「そうなの……?」
「うん、ぞくぞくしたと思ったらイッちゃった……」
「相性いいのかな、僕たち」
「わ、わかんないよ。でもぞくぞくするのは気持ちいい……よ?」
「じゃあもっとゾクゾクしてもらおうかな」
「そ、それは怖い……」
「だって可愛いんだよ、楓の恥ずかしがってる顔」
「お、おかしくなってないっ!? そんな感じだったっけ!?」
「僕、今すごいゾクゾクしてるんだ。攻めるのが好きなのかもしれない……」
「う、嬉しいけど……あんまり怖い感じにはしないでね?」
「怖くはないと思うよ?」
「こ、怖いよ? 気持ちいいけど……」
「じゃあ優しくするね。楓もしてほしいことがあったら言ってね?」
「うん……ならキスして欲しいな。まだふわふわしてるから」
楓がして欲しいというので、指を入れたまま近づいてキスをする。
動かしはしない。でも楓の中は僕の指をなぞり上げるように動く。
口の中もとろとろだった。
甘い唾液が充満し、舌が水没しているような状態。
楓の方から積極的に舌を入れてきて息も荒い。
考えてみれば当然だが、楓は発情している。
僕の方ももう限界ではある。パンツの中ではペニスがぱつぱつになっているのだ。
先っぽからはぬるついた液体があふれていて腹に擦れて少し気持ちいい。
楓の体の力が抜けてきて、僕の背中に軽く爪を立てる。
口が離れると、くちゅ、といやらしい音がした。
僕の方はそんなことを思ったが、楓は気にしていないようだった。
うつろな瞳が僕の方を見ている。
「佑樹くん……もう大丈夫だよ」
「もう少しほぐしたほうがいいんじゃない?」
まだ浅いところに指を二本入れただけ。
それでさえキツキツだ。
あと一本くらいは頑張って入れて慣らしたほうがいい気がする。
どうしようか迷っていると、楓はこちらに気づかせるように手に力を入れた。
そして今日一番の赤い顔で、とてつもなく恥ずかしい様子を見せたあと言う。
「入れて、ほ、欲しいの、もう……」
言った途端、両腕をあげて目を隠す。
どくん、と心臓が大きく動いた。
目を見開いて楓を凝視してしまう。
「どうしてそう興奮させるかな……」
「ゆ、指だけじゃ細いんだもん……」
「太いのがいいの?」
「う、うん……佑樹くんのがいい」
「楓が悪いんだよ、こんなに興奮させるから」
「えっ?」
楓の下着を引き剥がし、割れ目を完全に露出させる。
下着と割れ目との間に糸を引いており、楓もそれがわかったのか両手で顔を覆う。
楓の足を両腕で開き、顔を寄せる。
一日ぶりに見た楓の割れ目。
僕の指でほぐされて少し広がった膣口が見える。
透明な液体の中に少し白いものが混じっていた。
こんな小さな穴にねじ込む。
入るかが疑問で仕方ないが昨日は確かに入っていた。
何回したかはわからないが僕は何度もこの穴の中で果てたのだ。
ピンク色よりは赤いこの穴。
指で広げてみて脳裏に焼き付ける。
みっちり詰まっていてどんな構造かは未だわからない。
自然に舌が伸びて、垂れてきている液体を掬う。──シーツに落ちるのはもったいないと思った。
楓の性器を舐めているととてつもない興奮に襲われる。少ししょっぱくて、苦味のある酸味。美味しいものとは言えないはずなのにいつまでも舐めていたくなる。
「ゆ、佑樹くんっ、舐めるのだめ……き、気持ちいいけど、恥ずかしいよっ。の、飲んじゃだめっ、あ、あっ、舌入れたらっ!」
「も、もっとする……」
「中舐めるのだめっ、ああ、ん、んっ! えっちになるからだめぇ……佑樹くんのお、おちんちんもっと欲しくなる……」
ああ、もうだめだ。
自分のパンツも脱ぎ捨てて、さっき買ったコンドームを取り出す。
楓は僕のペニスを凝視していた。
興味が尽きないのか、思ったよりも発情しているのか。
少し窮屈には思ったものの、今度はちゃんと装着することができた。サイズに間違いはなかったらしい。
コンドームはゼリーのようなものに覆われていて、指先についた油っぽいゼリーがちょっとだけ不快。先っぽにあるちょっとした膨らみ、多分精液を入れるところなのだと思うが心もとない大きさだ。
なんだか間抜けな姿。
今日の目標は昨日よりも長く射精を我慢することだ。
楓の膣の凶悪な構造に少しでも対抗する。
「入れるよ」
「う、うん……」
二度目だろうと緊張する。というか何回目でも緊張するだろう。
楓の割れ目が僕のペニスを挟み込む。柔らかいし弾力がある。僕はこれがたまらなく好きだ。
ぐにぐにと亀頭に愛液を擦り付けて、少しでも挿入しやすくする。
痛くないとは言われても怖い。怪我をさせるようなことだけは絶対に嫌だ。
僕のその動きが焦らしているものだと思ったのか、楓から催促の声がかかる。
「い、入れてよ……私もう……」
「これはそういうのじゃ……」
「さっきまでのじゃないの?」
「ち、違うよ、痛くないようにしてただけ」
「よ、良かった……意地悪が好きなのかと思ってたけど優しいんだね」
「意地悪が好きなわけじゃないんだけど……恥ずかしがってる顔が好きなんだよ?」
「私はあんまり見られたくないよぉ……」
少し柔らかい空気になり、行為前の特有の空気が薄れる。
こういう空気はそれはそれでいいけど、とても行為に及ぶような状態じゃない。
もう一度キスをして再度始めることにした。
平常の空気のままでは恥ずかしすぎる。思い切りが必要なのだ。
「今度こそ入れるから力抜いてね?」
「ち、力ってどうやって抜くの?」
「それは僕にもわからないよ……」
頑張って緩めようとしていたが特に状態は変わらない。
──もしかして緩めてこれなんじゃないか?
物理的には全然ありえる話だ。
それでも楓は入れて欲しいというのでなんとか腰を突き出してみる。
詰まった肉に穴を開けていく。
固く勃起しているのに、締めつけがきつすぎて血液が逆流しそうだ。
「んっ……おっきい……」
「大丈夫?」
「平気だよ、最初は苦しいけど……ん、少しずつ気持ちよくなってるから」
「か、楓は刺激的なこと普通に言うね……」
「そ、そうなのっ?」
「気持ちいいとか言われると興奮するよ」
「じゃ、じゃあもっと言うねっ。佑樹くんにももっと興奮してほしいからっ!」
僕にとって楓の中は天国と相違ない。
視覚的、触覚的には十分すぎるほど興奮している。
そこに楓の声や発言が合わさるともう。
「ん、ああーっ、き、気持ちいいよっ、気持ちいいっ、もっとしてっ」
「楓、僕も気持ちいいっ、好きだよっ」
「はぁっ、私も好き、好きぃ! 佑樹くんの気持ちいいっ」
正常位で、掴んでいた楓の膝から胸の方へ手を伸ばす。
乳首をつまんだり揉んだりしながらほんの少しずつ、ゆっくり腰を前後する。
やっぱり楓の中は凶悪で、僕のペニスに恐ろしい程の刺激を与えてくれる。
出し入れの度に楓は体が持ち上がったような動きをしていた。
本当に小さな体だ。楓からすれば内蔵を無理くりこじ開けられてえぐられているようなものなのかもしれない。
想像すると少し怖くもなるが、腰の動きはいまさら止められない。
しかし、昨日よりも僕は余裕があった。
じわじわと射精してしまいそうな感はあってもまだ我慢できる。
コンドームのせいなのかもしれない。うっすら鈍っている気がする。
「もっと触ってっ、ああっ、あっ、佑樹くんの手あったかいっ!」
胸を揉んでいると楓はねだるように言う。
前後運動は最初は厳しい。楓の中が馴染むまでは体を触ったりしているしかない。
「ち、乳首、乳首ぎゅうってしてっ、あああっ、それっ、それ気持ちいいっ」
ちょっと強めにしているのに楓はとても喜んだ声を出す。
左側の、心臓の上にある乳首が好きらしい。胸自体こっちのほうがほんの少し大きい気もする。
──本当にMなのかもしれない。思うと僕の心まで疼きだす。
「佑樹くんっ、奥、奥のほうもいいよっ、入るとこまで無理やりっ。んんっ、気持ちいいよぉ、佑樹くんのすごい気持ちいいっ、全部持って行かれそうっ!」
「僕の何が気持ちいいの?」
「えっ、んぁっ、い、意地悪っ、い、言わなきゃだめっ!?」
「ダメ。聞かせて、僕は楓のそういうの聞きたい」
「──んっ」
「ん?」
「お、おちんちんっ! 佑樹くんのおちんちんっ! ああっ! い、言わせないでっ、そういうの私っ……んぁぁっ!」
両手で顔を隠し、ビクビクし始める。
楓の下腹部はうねうねとしていて、膣内も同じように動いていた。
膣内に連動するように僕のペニスも上下する。
──これが僕の性癖なのか?
恥ずかしがっている様子にとにかくたぎりを覚えてしまう。
腰の動きを止めて楓をじっくり観察する。もっともっと見たい。
「楓、ホントに可愛い……」
「み、見ないでぇっ! 顔、顔恥ずかしいからっ!」
「可愛いよ、もっと見たい」
楓は顔を隠して見せてくれない。
その手を無理やり離してみると目尻を赤くしてこちらを見る。
「意地悪……えっちなビデオとか見すぎだよっ。そういうのほんとにはやっちゃいけないんだよっ」
「楓もそういうの知ってるんだね?」
「あっ……い、言わないでよっ! ずるいよっ、そういうの……」
「女の子もそういうの見るんだ? ──楓だけ?」
「ち、違うもんっ、みんな見てるよっ!」
──みんな、ではないだろうな……
楓は特別だ。明らかに性欲が強い。というより興味が強いのか?
「佑樹くんはホントに好きなの? そういうの……」
「僕も知らなかったけどそうみたい」
「な、ならっ、こ、こういう時だけだよっ!? 普段は言わないからねっ?」
「言ってくれるの? 本当に?」
「う、うん、たまになら……いい、よ?」
言いながら顔を隠してしまう。
きゅーん、とした痛みが心臓にあった。
なんだこの可愛い生き物は。
楓は容姿も相まって庇護欲をそそられるが、逆に嗜虐欲もそそられる。
「ど、どうしたのっ、あっ、今だめ……だめっ、い、イッたばっかりだから……っ!」
「ぼ、僕ももう我慢できないよ、楓の中すごい気持ちいいんだ」
「だ、だめなの、今動いちゃっ! へ、変になるからぁっ……」
ぐにぐにと楓の奥に侵入させようとすると、僕の胸を軽く押して抵抗する。
手には力が入っていなくて、本当に抵抗する気があるのかわからない。
「気持ちいいの?」
「というかっ、怖い感じっ! 気持ちいいがずっと続くのっ!」
「──ならいいんじゃないの?」
「ちがっ、そういうのじゃなくて、ほんとにだめなの!」
「僕も変になりそうなんだ、楓がぎゅうぎゅう締め付けてくるから」
「わ、私じゃないもんっ、体が勝手にっ!」
楓は抵抗という抵抗をしない。楓の力では何も出来ていないというのが正しいかも知れないけど。
ぐにゅぐにゅの膣肉をかき分けてねじ込んで、僕のペニスを半分ほど挿入したあたりで楓は背中をのけ反らせた。
頭で体重を支えるような、軽いブリッジのような体勢。
両手はシーツを握り締めていた。
「ぁぁあっー! ひぐ、ううーっ!」
イッた後で敏感なのかもしれない。
楓の二度目の絶頂はすぐにやってきた。
膣内の締りが僕を追い出そうとしていて、その刺激のせいでさらに興奮が募ってしまう。
苦しい表情を浮かべていたのが少しずつ弛緩していき、昨日も見た茫然自失の状態になっていく。
胸がいっぱいだった。
楓が僕にだけ見せてくれる顔。
「あう、ううっ」
ビクビクしている楓の顔を撫でてみる。
僕の方だって余裕なんてないけど楓はもっとない。
昨日よりも楓の感度が高い気がする。
痛がる様子もない。
「大丈夫?」
「──佑樹くん」
「ん?」
「え、えっち気持ちいい……」
「気持ちいいんだ?」
「うん、もっとしたい……馬鹿になっちゃいそう、こんなの知ったら」
「僕はもうとっくに馬鹿になってるよ。楓ともっとしたくて、それしか考えてない」
「じゃ、じゃあもっとしよ? 私がいやいや言っても気にしなくていいから、佑樹くんが気持ちよくなれるように動いて?」
言い終わるなり顔を隠してしまうので剥ぎ取ってキスをする。
今していることよりも軽いことのはずなのに緊張する。
ごまかしているようなやり方だが、キスの途中で腰が勝手に動き出してしまう。
熱くてびりびりする。がりがり擦れる感覚が気持ちいい。
女性器がこんなに気持ちのいい場所だと知らなかった。
長らく我慢していたせいで直ぐに出てしまいそうだ。
引き抜こうとすると返しのついた膣内がぞりぞりと削りあげて声が出そうになる。
「ぼ、僕もう出ちゃうかもっ!」
「いいよ、いいよっ」
動き始めると余裕なんて何もなくて腰を振ることしかできない。
徐々に上り詰める感覚に支配され、楓の喘ぎを聞きながら快感に没頭してしまう。
足を閉じ始めてしまうので、楓の両足を僕の肩に乗せたあと、太ももを掴んで前後する。
気持ちいい、気持ちいい。
もっと奥まで入りたい。
楓の膣内は狭くて短い。
僕のペニスを収めるには長さが足りない。それでも入るところまでねじ込んで引き抜いてを繰り返す。
「あっ、で、出る、うっ!」
「うん、きてっ、出してっ!」
楓の両足を両腕で掴んで、できる限り体を密着させて射精する。
どっくんどっくんとペニスが脈動し、熱い塊が尿道を通っているのが分かる。
頭の中は真っ白なのに多幸感だけが異様なほどあった。
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近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
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