真面目だと思っていた幼馴染は変態かもしれない

火野 あかり

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第七話 比翼の鳥 中編

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「ユウ♡」

「サクヤ……」

 キスを終えた後、ゆっくりと、名残惜しさを残しながらほんの少しだけ距離をとる。
 数センチほどの距離であり、お互いの顔がぎりぎり見渡せるような、そんな距離だ。

 サクヤは色っぽい声を出し始め、俺の名前を呼ぶ。
 俺もそれに応える。既に何回もしたやり取りであり、その後に続く言葉はもう必要ない。

 そのままベッドまで行き、サクヤはゆっくりと枕の方まで倒れこむ。
 自らパジャマのボタンを外し、胸元が露わになっていく。
 昨日とは違い、今日は下着をつけている。実のところそれは初めての光景であり、不思議と興奮する。
 その下にある見かけ以上に大きな胸、その感触まで知っているというのに。
 真っ白なそれは派手というほどではない。それでもよく見れば細かい模様や刺繍などがあしらわれており、サクヤに似合う上品なものだった。
 ゆっくりとボタンを外し続け、ヘソの方まで見える。
 真っ白な腹は柔らかい。このどこに内臓があるのだろうと思えるほどに細く、くびれている。
 隠れていること、それにゆっくりとした動きが俺を焦らす。
 キスの段階で既に限界なのだ。それを解っているからか、そうしているのかもしれない。
 ただサクヤ自身が限界なのか、少しずつ動きが早くなる。
 あっという間に上半身は下着だけとなり、裸の時よりも少し恥ずかしそうにしていた。

「来て……♡」

 両手をこちらに突き出して、甘えた声でそう言った。
 何度聞いても、きっと一生慣れることはないのだろうと思う。
 そう思えるほどにドキッとする。
 赤い眼鏡の下の濡れた視線、そしてほんのりと赤くなっている表情。軽く口角を上げた口元は小さな笑顔であり、それは何度見ても魅力的だ。

 俺もベッドへ膝から上がり、少し急ぎでサクヤに近づく。息は荒れており、自分でもわかるほどに心臓が高鳴っていた。
 余裕がないことはサクヤにも伝わったのだと思う。サクヤは伸ばした手を俺の顔に当て、ゆっくりとその顔に近づけた。サクヤの上に軽くのしかかるような体勢になり、俺よりも少し低いのであろう体温が伝わってくる。
 温かい息が俺にかかり、そんな距離にいるのだと自覚させられ興奮が高まった。

 俺は寝そべるサクヤの上に跨り、聞きかじった、というよりは見たことのある前戯をする。
 サクヤの白い首筋に舌を這わせた。ゆっくりと、舌の先端部分だけでサクヤの左首筋を舐める。
 首の筋の浮いている部分に沿うように、顎のラインまで。サクヤの味は少しだけしょっぱいような、それでいて甘いような、そんな味がする。一生舐めていられる気もする味だった。
 サクヤはそんなことをされるとは思っていなかったようで、俺の体の下で、ビクン、と一瞬跳ねるような動きをした。

「ん、ん♡」

 小さく声を上げ、俺の背中に両手を回す。掻き毟るように指を立て、俺にしがみついていた。
 舌をそのまま耳の方まで滑らせる。サクヤは存外感じているようで、息がどんどん荒くなっていた。

 サクヤ自身、そしてベッドや枕、部屋からサクヤの匂いがして、まるでサクヤのなかにいるような、そんな感覚に陥り始める。それはとても幸せな感覚で、もう出たくないと思うほどのものだった。

「下着……脱がし方わかる?」

「わからん……後ろの方になんかついてるんだよな?」

「そう、ホックになっている所があるから、そこを少しひねると外しやすいわ。それとも私が外しましょうか?」

「いや、俺が外す。カッコ悪いだろ、それくらいできなきゃ」

 それを聞いたサクヤが、俺の背中にぶら下がる様に、少し体を浮かせる。
 そこに手を入れてみると、浮き上がった部分が見つかる。そういうものであるという認識はあったものの、いざ外すとなると難しいものだった。興奮で少し手が震えているのも、その原因の一つだった。
 サクヤの声の指示通り何とか外す。

「最初は仕方ないわ。ユウは昨日まで童貞だったわけだし、下着に触るのは初めてなのだから」

 スムーズにいかず少しがっかりしていると、サクヤがフォローしてくれる。
 しゃべり方ではわかりにくいが、サクヤは優しいのだ。意外と色々なことを細かく見ているし、俺に限った話じゃなく、誰にでも気遣いができるタイプだ。

「……これから練習するよ」

「まぁ。何度も脱がすという意志表示をされるとは思っていなかったわ」

「いや、ちが、くはないか」

 サクヤはくすっと笑い、俺の背中に手を回し、そのまま引き寄せる。
 完全に覆いかぶさってしまい、俺の頬にサクヤの顔が密着する。
 サクヤの頬は柔らかく、髪からは良い匂いがした。俺と同じシャンプーを使ったはずなのに、なぜこうも違うのかと思う。
 柔らかなおっぱいが俺の胸に当たり、ぐにゃりと形を変えているのがわかった。
 跳ね返されるような弾力と、沈み込むような柔らかさだった。

「ユウ、ユウのおちんちんをしゃぶりたいの、舐めたいの、だめ?♡」

 そのまま耳元で、囁くような声でいった。
 ゾクゾク、と背筋に冷たいものが走る。

「い、いいけど、いいのか?」

「ずっと思ってたの。どんな味がするんだろう、って」

 俺のチンポは既にギンギンであり、寝巻代わりにしている中学の時のジャージはこんもりと持ち上がっている。そんなことを言われて、期待からか無意識にビクビクと跳ねる。

 俺はまたがっている足を下ろし、サクヤの隣に座る形になる。
 サクヤも起き上がる。その動きに合わせておっぱいが動いてドキッとする。

「楽しみだわ。ユウのおちんちん、どんな味がするのかしら。ずっとしてみたかったの」

 サクヤがベッドを降り、俺の股間の前にやってくる。俺の足に挟まれたような状態であり、いきり立った俺のチンポと顔の距離は殆どない。

「……恥ずかしいな」

 ジャージを脱ごうにも、その考えが頭から離れない。
 ある意味では本番よりも恥ずかしい。

「大丈夫よ。ちゃんと気持ちよくするから、いっぱい出してくれていいのよ」

 そう言ってサクヤは口を開き、口の中を見せつける。
 綺麗に整った、並びのいい真っ白な歯、そして真っ赤な舌。れろれろと舌を動かし、それはきっと気持ちいのだろうと思える。口の上部はつるっとしており、頬の裏側はとても柔らかそうなピンク色の肉だった。
 のどちんこまでがしっかりと見える。サクヤが呼吸するたびに小刻みに揺れ、まるで俺を呼んでいるようだった。

「馬鹿にするなよ、あんまり自信ないんだからな」

 そう言って俺はパンツまでを脱ぐ。完全にしたまで下ろし、下半身には何も残さない。
 サクヤの顔面の前に俺のチンポがある。それも平常時ではなく、ビクビクと震えながら勃起している。
 先端からは我慢汁が垂れていた。

 恥ずかしい。俺はそう思ったが、サクヤの表情は違った。
 まるで愛おしいものを見るような表情であり、勝手に動くそれを凝視していた。

「やっぱり、大きい……♡」

 俺のものははっきり言って平均的だと思う。
 それほど大きいわけでもなく、小さいわけでも太いわけでもない。
 唯一自慢できるのは皮がむけていることくらいである。

 サクヤはそれを優しく手でつかみ、あろうことか頬ズリし始めた。
 体勢は女の子座り、上から見るとM字にも見える。

「ちょ、それはさすがに!」

 だがうっとりとした顔でそれをやめず、チンポからはサクヤの顔の感触が伝わってくる。
 もどかしいが気持ちよく、その背徳的な様子に興奮してしまう。

「ユウも愛しているけれど、ユウのおちんちん、いえ、そんな可愛いものではないわね、チンポも愛しているのよ。これに何度も気持ちよくしてもらったわ。私の中で嬉しそうに何度も射精してくれるし、私の弱い所を攻めてくれる、唯一無二の存在なのよ」

「すごいこと言うな……」

 でも嬉しい、少しだけそう思った。
 俺のチンポは昨日の夜から合わせると二十回近くは射精しているのではないかと思う。
 だが衰えを知らず、時間があいているせいもあるのだろうが、何度もサクヤを求めてしまう。

 サクヤはそのまま頬ずりを続け、そのうちに唇を這わせ始めた。
 チンポの根元を持ち上げ、裏側に唇をつける。そしてそのまま亀頭までズーっと動かす。
 裏筋に唇の感触が伝わり、思わず声を出してしまう。
 それに気づいたサクヤは裏筋を舌でちょんちょん、と小さく舐める。

「あ!」

 刺さるような刺激に声を上げる。

「やっぱりここが気持ちいいのね。いつも私の中でこすりつけているのは分かっているのよ」

「そ、そこはホントにやばいって……」

 裏筋を中心にねっとりと舌をこすりつけてくる。
 舌のジョリジョリとした感触が痺れのような快感を与えてくる。
 思わず腰を引いて、顔をゆがめてしまう。

「可愛い反応をしてくれるわね。嬉しいわ、私の舌で気持ちよくなってくれてくれているなんて」

 サクヤの声の振動がチンポ全体にゆっくりと響く。
 それは快感とはまた別の感覚だった。

「そろそろユウも我慢できなくなってきたかしら。それじゃあ、いただきます」

 ぱくっと俺の亀頭を口に含む。暖かい空気に包まれ、「ふわぁ」と恥ずかしい声を出してしまう。
 舌が絡みつき、全体をジョリジョリとこする。
 表面はザラザラとしているのに、舌の裏側はつるつるしていた。
 それらが交互に裏筋を攻め、腰が抜けそうになる。

「サ、サクヤ、それ、やばい!」

 俺のチンポを咥えているサクヤの顔を見る。眼鏡をかけたまま、飛び切りの美少女が嬉しそうに、顔を赤らめてしゃぶっている。それを自覚すると思わずチンポに力が入った。
 じゅるると音を立て、過剰気味なほどの唾液で包まれている。竿を伝ってその唾液が垂れ、玉の方まで流れているのがわかった。
 サクヤがより深くチンポを口に入れていく。
 それでも小さな口には全部は入らず、半分ほどがサクヤの口の中に入る。
 オマンコとはまた違う快感であり、視覚的な興奮が強い。

「ひもひいいかしら?」

 咥えたままサクヤがしゃべる。「気持ちいいかしら」と言っているのだろうことは分かった。
 だが声の振動が亀頭に響き、声に合わせて舌が動くせいで、あっという間にイキそうになってしまう。

「サクヤ、やばいでる、でそう! 口離して、あ、もう!」

「ひゃっふりらひて♡」

 目を細め笑顔でそう言った。「たっぷり出して♡」と聞こえた。
 その声の振動、舌の動き、そして唇のストローク、そのすべての刺激に耐えきれず、俺はサクヤの口の中に射精してしまった。
 思わず頭を掴んでしまい、どくどくとすべてを放出してしまう。

「う、う、ご、ごめん、まだでる……」

 たっぷりと、十秒ほどの時間をかけて射精する。
 サクヤの口が膨らみ、俺の精液が溜まっているのだろうことは明白だった。
 目からは軽く涙を流して、目じりは垂れさがっていた。
 恍惚としているように見える。だがそれは俺の主観だけかもしれない。苦しいはずだ。それにまずいとも聞く。だが射精は止まらず、体はこわばり、頭を抑える手を緩めることができない。

 長らく続いた射精が終わり、俺は手を緩める。するとサクヤは残っているのも搾り取る様に、俺のチンポ全体に舌を這わせていた。
 射精直後の敏感なチンポが、新たな刺激で残っている精液もびゅくん、と吐き出す。
 そしてこぼさないように口をすぼめながら、ちゅぽんっと俺のチンポが空中に放り出される。

「いっぱいだひたわね♡」

 そう言ってサクヤは口の中を見せつける。
 透明な液体の中に白い塊が浮いているような、そんな見た目だった。
 透明なのはサクヤの唾液で、白いものが俺の精液なのだろうか。
 その光景は想像よりもはるかに淫靡だった。
 あのサクヤが、ずっと憧れてきた幼馴染の美少女が、俺の精液を口に溜め、嬉しそうにこちらに見せつけているのだ。
 射精したばかりだというのに、むらむらとしたものが沸き上がる。

 サクヤは口の中のものを咀嚼するように味わい、ごくん、と大きく喉を鳴らし、飲み込んだ。
 そしてその直後、サクヤが体をのけぞらせるような動きをする。
 股間からはぷしゅっと何かが噴き出し、水色のパジャマを薄い黒に染める。

「イクっ……!♡」

 それだけ言ってサクヤはビクビクとしていた。

「だ、大丈夫か!?」

 唐突なことで驚き、俺はサクヤに声をかけ、その肩に触れる。

「んひぃ!♡ 今、だめ、イッて、イッてるからぁ!♡」

 肩に触れるとまたもビクビクと震える。表情は苦しそうで、歯を食いしばり、目をギュッと閉じていた。

「はぁ……はぁ……イッて、イッてしまったわ……」

「ユウの精液のせいよ、直接出されて、それだけでも嬉しさで死にそうだったのに、喉にへばりついてくるんだもの、ユウの精液便所になってしまったと思うと、イッてしまうじゃない♡」

 どんな想像をしたのかはわからないが、どうやらそう言う願望があるらしい。
 ちょくちょく言っていたが、精液に対して並々ならぬ興味を持っている気がする。

「あ、ありがとう、気持ちよかったよ、サクヤ。でも別に無理して飲まなくても……」

「飲まない選択肢はないわ。せっかく出してくれてるのに、失礼でしょう。それにずっと憧れてもいたし、おいしかったわ。味がおいしいというよりは、好きな人のだと思うと、無性に美味しく感じるというのが正しいのだけれど」

 その発言が俺に勇気を与えた。ゾクゾクとする興奮が、普段なら言えないことを言わせる。

「俺もサクヤのオマンコを舐めたい」

「わ、わたしのはいいわ。大丈夫よ。それよりも続きをしましょう?」

「いや、ダメだ。俺も舐める」

「は、恥ずかしいのよ」

 サクヤはカーッと顔を赤くし、目をそらす。
 口元を右手で隠し、左手は床につけたまま、女の子座りを続けていた。

「俺だって恥ずかしかったぞ。それに不公平だろ、俺だけ気持ちよくなったら」

「わ、私は今ので二回もイッてしまったわ! むしろ不公平なのはユウの方だと思うんだけれど!?」

 珍しくサクヤが声のトーンを高め、否定する。そんなに恥ずかしいんだ、と思うとより一層したくなる。
 前々から思っていたことだ。それを想像しながら、隠しているサクヤのパンツの匂いを嗅いでいたのだから。サクヤのオマンコを見てからはもっとしたい気持ちが高まっている。

「だーめ! ほら!」

 そう言って俺はサクヤのわき辺りを掴み、少々強引にベッドの方へ引き寄せる。

「ひゃあん!♡ だめ、本当に恥ずかしいの!」

 それでもなんやかんやであまり抵抗はせず、サクヤは先ほどの位置に戻る。枕に頭を乗せ、本当に恥ずかしいのか、両手で顔を隠す。
 股間の周りがびっしょりと濡れたパジャマとパンツを同時に脱がす。
 水っぽい抵抗があったが、それをものともせず引きはがしていく。
 サクヤは足を開き、M字開脚の状態で、顔を隠している。

「いやぁ……♡ 近くで見ないで……!♡」

 鼻息が当たる距離まで顔を近づけ、サクヤのオマンコを凝視する。
 ピンク色で、だが興奮から充血しているのか、少し赤くなっている。
 ぴんと浮き上がったクリトリスが存在を主張しており、割れ目の下、膣口は愛液を流しながらパクパクと動いていた。
 何度も挿入し、何度も射精した穴。そう思うとゾクゾクとしてくる。
 俺だけが知っている、サクヤの弱い所。

 舌を伸ばし、外側の柔らかい肉に触れる。
 舌が吸い込まれそうな柔らかさと弾力であり、そこも愛液で濡れている。

「あ、ユウ、そこは本当に、本当にだめ、恥ずかしい……♡」

「綺麗だよ、最高だ」

「やめてぇ、そういうこと言われると……♡」

 とろっ、と液体が垂れてくる。きっとサクヤも興奮しているのだとわかる。
 いやいや言いながらも力を込めた抵抗はしない。ある程度は期待しているのだと思う。

 そのまま外側から内側まで何周も舌を這わせる。
 ビクビクと動く足を、両手で押さえつけ、顔を押し付けていく。

「ユウ、ユウ、だめ、イッちゃうから、やめて……♡」

「俺の舌でイクところがみたいんだ」

 そう言って、先ほどから存在を主張し続けているクリトリスを舌でグッと押す。

「あ"!♡」

 サクヤは濁音混じりの声を上げ、俺の頭をサクヤのオマンコに押し付ける。先ほど俺がやったのと同じように。イッたのだということがわかり、満足感が沸き上がる。俺でもイカせられるのだ、と思い、嬉しくなる。

「ユ、ウ!♡ ごめ、なさいっ!♡」

 プシャッと俺の顔に液体が飛ぶ。愛液よりも水っぽく、温度はサクヤの体温より高く感じる。
 顔の下半分がその液体に濡れてしまうが、不思議と嫌な気分にはならない。それどころか嬉しいとすら思える。多分サクヤの言っていたのはこういうことなのだろうと思った。

「し、潮を、吹いてしまったわ、に、二回も……♡」

 サクヤは顔を隠したまま、息を切らせながらそう言った。
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