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新たな世界

第十二話 衝動を火にくべて 後編

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「ご、ご主人様、見てください……♡」

 ニムは俺の上から起き上がり、履いているパンツを見せる。
 水色のそれからはすでに液体が滴っており、発情していることは明らかだった。

「本気でここでするつもりなのか!?」

「冗談でこんなことしません……」

 そのままするっと下着までおろす。
 イチカとはまた違ったタイプの未成熟なオマンコである。
 子供ではない、だけれど大人でもない。十五歳という年相応なのだろうと思われた。

「もう、びちゃびちゃです……♡」

 完全に全裸になってから俺の右の太ももの上にまたがる。
 顔が赤く、少し緊張しているようだった。
 目を閉じ顔を近づけてくる。キスをしようということなのだろう。
 俺は観念して足の上のニムを抱き寄せる。

「ん、好き、です♡」

 とろんとした表情で、俺の顔を両手でつかみ唇を求めてくる。
 ねっとりとした、いやらしいキスであり、ニムの性格を表しているようだった。
 自分のあごを唾液が伝っているのがわかる。

 ニムはキスをしながら、自分のオマンコを俺の太ももにこすりつけるように動いていた。
 これは洗濯確定だな、と思うが止めはしない。
 ふうふう♡と息を荒らげ腰の動きが激しくなる。それでも俺の舌にむしゃぶりついていた。

「あ、あ!♡」

 ぐっ、とふとももに腰を押し付け、ニムが痙攣する。

「ん、ふぅ、ん……♡」

 レームは俺を楽しませようとしているのがわかるが、ニムは純粋な性欲で動いているように見える。やはりそういう年ごろなのだろうか。俺の十五歳の時は、生きるのと研究でそれどころではなかったため、あまりわからない。

 青い海、青い空、心地のいい陽気。
 そんな中俺は何をやっているのだろうと少し冷静になる。
 だがその反面、俺の股間は天を貫くがごとく上を向いていた。

「ご、ごめんなさい、私だけ気持ちよく……」

「いや、別にいいんだ」

「次は私が……」

 そう言って、ニムは俺のチンポをさすり始める。
 すりすり、と優しく滑らかに。

 地面に降りると、そのまま俺の下半身を露出させるべく、ズボンを下す。
 ニムの顔の前に俺のチンポがそびえたつ。やはり、少し恥ずかしい。

 何の躊躇もなく、ニムは咥えた。
 レームのようなテクニックがあるわけではない。
 それでも単純な激しさで刺激が強い。
 俺の腰をつかみ、頭を激しく上下させる。唇が全体をしごき上げるようにグラインドする。
 口内は熱く、柔らかな頬の肉が心地いい。ざらついた舌が亀頭をぞりぞりと刺激していた。

「ニム、あんまり激しくすると……」

 俺が言っても、ニムは止めない。それどころかより激しく動く。
 玉が上がってきているのがわかる。そろそろ射精しそうだった。

 不覚にも腰が浮き、ニムの頭を押さえてしまう。
 そして勢いよく、びゅー、びゅーっ、とチンポが脈動しながら精液が放出される。
 ニムの口内の温かさと自分の精液の熱さが亀頭から伝わってきた。

「す、すまんニム……」

 レームにはよく受け止めてもらっているものの、ニムには当然初めてだった。

「うれひいでしゅ……♡」

 ニムは口の中の精液を見せつけながら、舌足らずな言い方をする。
 そしてそのまま、ごくん、と音を立てそれを飲み干す。

「別に飲まなくてもいいんだぞ?」

「いえ、飲みたくて……♡ 私で気持ちよくなってくれたなら良かったです」

 ニムは流れていく精液を確かめるように、胸の辺りをさすっていた。
 立ち上がり、俺を見下ろすような形でニムは俺に言う。

「ご主人様、次はこっちにください♡」

 立ったまま、自分のオマンコを広げる。
 またイッたのか、だらだらと、白くなった愛液がこぼれていた。

 俺は椅子に座ったまま、邪魔な上着を脱ぎ、その辺に放り投げる。
 外の空気が、本来風の当たらない場所に当たり、スーッとした感覚が全身を包む。
 妙な解放感、心地いいような、むず痒いような。

 両手をニムに向ける。声には出さなかったが、おいで、という意味だ。

 ニムは嬉しそうに俺の腰の上に乗る。ひじ掛けのない椅子であるため、それ自体は容易だった。
 お互いの性器が、挿入こそされていないものの、密着した状態だった。
 ニムは少し腰を動かし、俺のチンポの感触を楽しんでいるようだった。
 小さく声を上げ、愛液が俺の腰を汚していく。

「欲しいです、ご主人様……♡ 好きです、大好きです」

「一緒に気持ちよくなりましょう……?」

 うっとりとした表情で、俺の顔を両手でつかむ。
 この顔に触れるという行為はあまりされたことがない。レームが時折するくらい、それも俺が射精しそうな時や甘えているときなどに、だった。
 指先の体温が気分を高揚させた。

「ニム、入れるぞ」

 それに合わせ、少し腰を浮かせる。
 くちゅ、と音を立て、割れ目に沿ってチンポを滑らせる。
 くぼんだ穴を見つけ、そこに亀頭をつけると、にゅるにゅると中に入っていく。
 ニムの体重もあって、一気に奥までたどり着いてしまう。

「か、は……♡」

 ニムは空気を押し出すような、声にならない声を上げ、俺にしがみ付く。
 おっぱいを俺の顔に押し付け、ぷるぷると震えていた。
 多分、絶頂してしまっているのだと思う。というより、もしかすると軽いものを含めればずっとイッているのかもしれない。

「大丈夫か?」

「い、イキました……♡ ごめんなさい、私だけ……」

「ニムは感度がいいな?」

「き、嫌いですか……?」

「いや、可愛いぞ」

「ん、んん!♡」

 再びびくびくっと痙攣し、ニムはイッてしまう。

「言葉だけで……!?」

「い、ひ、ご、ごめんなさい、嬉しくて……♡」

 ニムは半泣きで笑う。なんだか愛おしい気持ちになり、思わず抱きしめてしまう。
 背中に手を回し、あまり出ていない肩甲骨に手を這わせると、びくん、と体を震わせる。

「動いてもいいか?」

「お願いします……♡」

 ぐっと腰を突き上げる。ぐにゅっとした肉をかき分け、つぶつぶとした壁面に亀頭をこすりつける。
 細かな刺激が全面を包み、気持ちいい。
 ニムの小ぶりなお尻をつかみ、上下させる。

「ごしゅじんしゃま、きもちい、きもちいでしゅ♡ おまんこ、いっぱい……♡」

「ニムの中も、最高だぞ」

「はぁぁ♡ 嬉しいです、もっと、もっときもちくなってくだしゃい……♡」

 俺のほうではなく、ニムのほうを上下させる。激しく、奥をずんずんと。

「にゃぁ!♡ んにゃぁ!♡」

 ニムは猫のような、舌の足らない声で喘ぐ。一突きごとにイッているようで、そのたびに中がぎゅっと締まる。
 徐々に射精感が高まる。尿道を精液が昇り始めているのがわかる。

「あああ、ニム、出そうだ!」

「にゃ、にゃかに、だひてくだしゃい……!♡」

「わらひも、わらひもイキましゅ!♡」

「ううう」

 びゅくびゅくと、ニムの奥に射精する。ごりごりとした奥にたっぷりと。

「い、いひぃ、ひゃぁぁあんっ!♡」

 ぎゅぎゅぎゅ、と中が締まり、尿道に残っているものも絞られる。

 ニムは肩で息をしながら俺にしがみ付く。
 おっぱいを顔に押し付けているため、呼吸が苦しい。
 ニムとすると、いつも死にかけているような気がする。二回中二回なのだから、きっとこれからもだろう。

 余韻に浸っていると、レームが呼びにやってくる。

「あらあら。外で致しているとは、どうですか? 外でする気分は」

 心なしか、怒っているような口調だ。
 何かレームの勘に触ることをしてしまったのだろうか。
 俺は少し焦るが、ニムはしがみ付いたまま離れようとはしない。

「レ、レーム、これはだな……」

「わかっておりますよ。ニムが無理を言ったのでしょう? ご主人様は少し流されやすいところがありますからね」

「まぁ、そうなんだが……」

「困った妹です、全く。でも可愛がってあげてくださいね。私の大事な妹なのですから」

「そりゃあ、俺にとっても大事な娘だからな」

 レームは微笑むように笑い、ニムに声をかける。

「ニム、そろそろ降りなさい。食事の時間ですよ」

 ニムは顔を上げ、レームのほうを見る。
 その顔は涙とよだれを流す、可愛い顔が台無しな表情をしていた。

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