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孤独な錬金術師
第十四話 受け入れること
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その後も車内で何度も、何度もレームと交わった。車内は性の匂いで満ちており、それがまた性欲を加速させる。だが、そろそろ目的地、城に着いてしまう。
そうなれば一旦は終了だ。何とも残念に思うが、仕方ない。車内の清掃も億劫である。だが放置すれば次に使用できないほど座席はぬるぬるとした液体で汚れてしまっているので仕方ない。
すっかり忘れてしまうほど没入していたが、車内にはイチカも一緒にいた。そしてこの惨状をどのように説明しようか、非常に困ったことになっている。どうやってもバレることは避けられないと確信する。
俺の中でのイチカの立ち位置は非常に微妙なものだ。
レームは俺の中では妻のような感覚である。それを口に出したことがないのが情けない限りだが。
それに対しイチカはその妹という認識だ。レームよりも付き合いが短いのも影響している。
そのため手を出すべきでない、という意識がどうしても強い。見た目の幼さも相まって余計にそう思う。
だがイチカの認識はきっと違う。姉であるレームと同等に、平等に扱って欲しがっているのは明らかなのだから。それは性に関してもそうだ。イチカも悲しいことに『淫乱』の構造を導入してしまっているし、その性欲はレームに負けず劣らずのはずだ。
だから起きると同時にきっと言うはずだ。私にもしろ、と。
イチカが嫌いでも、イチカとの行為が嫌いなわけでもない。
ただ、イチカを相手に発情してしまう自分が嫌なのだ。
「どう、するか……」
二人で多少の後片付けをして城への到着を待っているときに独り言を言う。
俺は元々独り言が多い。だからこそ今会話ができるのだが。もし独り言の癖がなかったら、今頃言葉の発し方を忘れてしまっていただろう。
「……イチカのことですか? ご主人様、できるならばイチカの相手も私と同じようにしてあげて欲しいのです。イチカとてご主人様を愛していますから」
私とは少々意味合いが違う気もしますが、と続けて言う。
二人は姉妹であることのほか、仕事上での上司と部下の関係でもあるので二人きりの場面も多い。それが故に俺の知らないことも話しているのだろう。人間であれば当たり前のことでも、少々歯がゆく思う。賢者の石を手に入れてからというもの、俺の知らないことがあるというのが恐怖になっている。
賢者の石はそういった知識を与えはしない。あくまでもこの世界に存在する知識、事柄に関することだけを教えてくれる。人の感情や会話、そう言ったことは範疇にない。
「やはり若く作りすぎた気もする。正直罪悪感があるんだ」
「そこは気にしなくても大丈夫だと思いますが……私たちは人間ではありませんし、ご主人様を楽しませるのが存在意義なのですよ。それができないということは存在意義を失うということです。それだけはやめてあげて欲しいのです」
レームが珍しく俺に意見する。俺は感情の機微に鈍感だ。俺自身にしてもそうだが、他人にはなおさらだ。一人でいたんだから、と言い訳はしない。それを選んだのは自分の責任なのだから。
「レームはイチカに聞いてはいないのか? 本当に嫌ではないのか?」
「聞いていますよ。イチカは喜んでいます。ご主人様を愛しているのは私だけではないということです。強力なライバルを自分で望んでしまったかもしれませんね」
レームはクスクスと、自分が負けるわけがないと確信しているように笑う。
普段あれだけ甘えて、弱い所をすべて見せてしまっているのだ。俺は一生レームに頭が上がらないと思うほど。俺自身レームには依存しっぱなしだ。もし見捨てられるようなことがあれば、発狂して古代禁呪を乱発して世界を滅ぼしてしまうかもしれない。
「レーム、俺は怖いんだ。嫌われるのには慣れていたつもりだったのに、いざその可能性があると思うと……」
弱音を吐くとレームはギュッと、俺を抱きしめてくれた。
柔らかな感触に、心が少し癒されるような、そんな感覚に陥る。
ああ、なんでこんなに。こんなに。
「安心して下さい。私もイチカも、ずっと一緒にいますからね」
喉奥が熱くなる。だが泣くわけにはいかない。そんな情けない姿は見られたくない。
「我慢しなくてもいいんですよ。全部、全部吐き出してください」
俺は弱い人間だ。俺より強いものなんていないはずなのに、それなのになんて弱い。
よしよし、♡と甘い声で脳みそが溶かされていく。
「レーム、レーム。一緒に、一緒にいてくれ、もう……」
もう一人になりたくない、とは言えなかった。
「ご、ご主人様……お姉さまと、え、えっちしたんですか……?」
城に到着し、イチカは起きてしまった。
そこには大急ぎで車内を清掃をしている俺とレームの姿がある。
どちらにせよ車内には特有の匂いが漂っているため、ばれてしまうだろうとは思っていたがそれでも反応が早い。
「ん、まぁそうなんだが……」
歯切れ悪く言う俺に対して私も、というのだろうと思っていたが、反応は予想外のものだった。
「ぐす、なんで、なんでいつもお姉さまばっかり……ぐす、イチカが嫌いなんですか……?」
ぐずぐすと泣き始める。完全に予想外で、レームも予期していなさそうな顔をしていた。
俺がおろおろとしていると、イチカはさらにエスカレートして、本格的に泣き始めた。
「い、いやそうじゃなくて……その、すまない……」
「おっぱいですかぁぁぁ! なんでおっきくしてくれなかったんですかぁ!」
見当違いなことを叫びながらむせび泣く。
「いや、違うんだ! そういうことじゃないんだ!」
「……じゃあ、どういうこと、なんですか……?」
どういうべきか、子供すぎて、とは言えないだろう。
傷つけないよう、それでいて喜んでもらえるように、どう言えばいいのだろうか。
「イチカは十分魅力的だ。抱きたいと思ったことだってちゃんとある。だが、心配なんだ。お前の体に影響があるかもしれないと思うとな……」
「……大丈夫です、ちゃんと気持ちいいです。痛くないです」
「気持ちよくもできると思います。お、おまんこならお姉さまにも負けない、と思います」
涙を浮かべた顔でそんなことを言われても、と思う。その表情は淫靡なものとは程遠く、単純に泣いている子供だ。
「……とりあえず城に入ろう。まずは車内を綺麗にしなければならんのでな」
納得したのかはわからないが、イチカはとりあえず頷く。
レームとともに車内を清掃し終わり城に入ると、そこにはすっかり泣き止んだイチカがいた。
「まずは荷物を片付けてからだぞ。今日買ったものを整理しなくては」
今日買ったものはたくさんあるが、半分くらいはイチカのものだ。俺の罪悪感のため、というのが理由ではあるが、イチカが欲しいものは全て買ってやった。この前買ってやったクマのぬいぐるみのような玩具類や可愛らしい小物などがメインだ。イチカの部屋は子供らしい部屋になるだろう。
レームはそれほど物欲はないらしく、実用品ばかりを買っていた。それはそれで可愛げがない気もしたが、本人がいらないと思っているものを買うのもなんだかな、と思い黙っていた。
「それが終わったら、え、えっちしてくれるんですか……?」
どこで覚えたのか、上目遣いで俺を見る。
ああ、俺の意志はなんて弱いのだ。
「ああ、たっぷり可愛がってやる」
イチカの頭を撫でる。イチカは頭に手が届く前びくっとしたが、俺が暴力をふるうとでも思ったのだろうか。だとすると心外である。
レームにも言われたしな、とは言わない。対抗心をむき出しにしている所はあまり見たくない。仲良くしてもらいたいのだ。争いは嫌いだ。それが自分であれ他人であれ。
「お、終わりました!」
イチカが嬉しそうにそう言った。レームは後ろ、イチカに見えない場所で俺に頭を下げる。
この後のことをお願いします、と言いたいのだろう。レームにまで罪悪感を覚えてしまう。
「寝室に行こうか、イチカ。レーム、済まないが夕食の用意をしておいてくれると嬉しい。出来たら呼びに来てくれ」
きっとイチカがそう望むだろうと思い、レームを遠ざける。
レームは分かっています、と言わんばかりのすまし顔をしている。いつの間にかアイコンタクトなどということができるようになっていた。これは俺の長い人生でも初めてのことだ。ここまで人と関わったことがないからだ。
寝室に入る前に、エリクサーをコップに一杯飲みほした。
どくどくと精液が作られているのを感じる。
寝室に入るなり、俺は服を脱ぐ。先ほどまでレームとしていただけあって、服を脱ぐと特有のにおいが自分から立ち込めているのがわかった。
服を脱いでいる途中のイチカをひょい、と持ち上げベッドに寝かせる。
今日はそこまで含めて俺からしようと思っていた。
背中に手を回し、イチカが難儀していたチャックをゆっくりと下ろす。
イチカはどういう意図なのか、下着をつけていなかった。胸が小さいため必要ない、と考えたのかもしれない。この前買ってやったのに、と思う。それか、単純に締め付けが嫌いだったのかもしれない。
「ご主人様、いつもより、なんか……」
はぁはぁ♡と小さく、それでいて妙に艶っぽい息遣いだ。
成長途中の、ツンと上を向いている小さなおっぱいの先端は、少し赤みを帯びて、小さいながらもその存在を主張している。
そのピンク色の乳首を舌で優しくなぞる。もう片方にも手を寄せ、撫でるように触る。
いくら小さくても柔らかく、それは紛れもなくおっぱいではある。だがレームのそれと比べると多少硬い気もした。
「ん♡ ご、ご主人様、そこは、恥ずかしいです……♡」
イチカはあまり胸が好きではない。彼女にとってはレームに対しての敗北の象徴なのだ。だからこそ今それにむしゃぶりついているのだ。これで大丈夫だ、と伝えるためにも。
「可愛いぞ、イチカ」
「でも、おっきくありません……」
「いいんだ。レームは逆に小さくないだろ? これは個性なんだ」
イチカはイマイチぴんと来ていない顔をしている。
これはこれでいいんだよ、と言い直すと嬉しそうな表情を浮かべてくれた。
「う、嬉しいです。褒めてもらったのなんて初めてです」
イチカは何気なくそう言ったのだろう。だが俺はそうは思わなかった。
自分だってずっと褒めてほしかったというのに、なんで褒めてやらなかったのか、そう思った。
「ごめん、ごめんな、イチカ。お前も褒めてほしかったんだな……」
これは半分は自分への言葉だ。イチカもレームも、俺の精神の一部を継いでいる。
だから欲しいものはきっと同じなのだ。こういうことまで気が回らないから、俺はダメなんだ。
「ご主人様……? どうしたんですか? やっぱり嫌ですか……?」
「いや、そうじゃない、そうじゃないんだ」
突然イチカは俺を抱きしめる。レームのするそれとはまた違う感覚だ。
「これで元気になりますか……? お姉さまがよくこうしているので……」
「ありがとう、イチカ……」
俺もイチカを抱きしめる。そのまま二人でしばらく抱き合っていた。
「ご主人様、ご主人様」
「イチカ、イチカ」
多分意味なんてない。だが名前を呼びあう。不思議な心地のよさを感じる。
そしてそのままゆっくりと唇を重ねる。実のところ、イチカとは初めてのキスだ。レームとは何度もしたが、受け止める自信がなかったからイチカとはしていなかった。
「ん、くちゅ、ぐちゅ、ちゅ♡」
舌を絡ませながら、押し倒したままのイチカの手と指を絡ませる。
手からは柔らかな体温が伝わり、全身が一つになっているような、そんな感覚を覚える。
イチカはポーっとしたような顔で俺を見つめていた。
口を離し、腰で止まったままの服を脱がす。
そしてイチカの綺麗な体があらわになる。
流石にパンツの方の下着は履いていたようで、体には今それ一枚だけがついている状態だ。
水色のそれにはシミができて黒く変色している。
再びキスをし、履かせたままイチカの股間に指を這わせる。
ぬるぬるとした感触が指に伝わり、イチカが発情しているのだということを実感する。
レームよりも小ぶりではあるものの、しっかりと受け入れるための準備ができているようだ。
ぷるぷると、指をはじくような弾力と、異様なほどの柔らかさ。
口を重ねたままでも感じているのであろうことは鼻息でわかる。
「ん、ん♡」と指の動きに合わせて、体を震わせながら荒い息を吐き出す。
ゆっくりと口を離すと、ねっとりとした唾液が糸を引く。
「はぁ♡ はぁ♡ ご主人しゃまぁ、もう、もう欲しいです♡ お、おまんこがむずむずしてます、いつもよりも焦らされて、もう♡」
言いながら興奮してしまっているのか、どんどんぬるぬるが溢れてきている。
俺自身我慢の限界に達してしまう。どうにもおねだりされることに弱いようだった。
「じゃあいれるぞ」
パンツを膝まで引っ張り上げ、そのまま挿入する。
ぴったりと閉じたオマンコを無理やり押し広げるような感触が亀頭から伝わってくる。
ぬるぬるとした愛液が一切の抵抗をなくして俺のチンポを受け入れる。
「んんん!♡ イくッ!♡ ごめんなさい!♡」
まだ亀頭だけしか挿入していないのに、イチカは盛大に声を上げ絶頂する。
普段はあまり大きな声を出さないが、今日はいつもとは様子が違う。
「違います、いつもよりきもちぃです!♡ 壊れちゃいそうです♡ 頭の中しびれて!」
がくがくと、両腕を胸の前に揃え嬉しそうな、苦しそうな不思議な表情を浮かべている。
すでに入ってしまっている亀頭が、つぶれてしまいそうなほど締め付けられる。
奥にいれたい衝動があるのにそこまでたどり着ける自信がない。
それでも奥へ奥へと急かすように腰が勝手に動いてしまう。
にゅるにゅると、押し返すような締まりに思わず射精しそうになる。
「ぐ、うう」
射精を我慢しようとすると思わず声が零れてしまった。
もう限界だ、そう思った時に力強く根元まで挿入する。イチカのオマンコは俺のを全て受け止めるほど大きくない。八割ほどまで挿入するとコツコツとした天井にたどり着いてしまうのだ。
だが刺激は十分すぎるほどで、奥までたどり着くと同時に盛大に射精した。
どくどくどく、とチンポは痙攣しながら精液を奥に吐き出していく。
脈動に合わせ、びゅるびゅると尿道を精液が通っていくのがわかる。そしてそれに合わせるように、イチカのオマンコがキュッキュッと絞り出すように締まりを増す。
「ふぅぅ♡ ふぅぅ♡」
足の間から見えるイチカは、荒い呼吸でその感覚を味わっているように、虚空を見上げていた。
顔は真っ赤で、よだれを垂らしている。
しばらく射精は続き、しっかりと出し尽くしたところでパンツを完全に脱がせる。
そしてそのまま足を開かせ、今度は正常位で始める。
イチカに覆いかぶさり、キスをしながら何度も何度も腰を打ち付ける。体勢は俺がかなり体を丸めた状態だ。少々苦しいが、それでも今はこうしたい気分だった。
室内には腰を打ち付けるパチュパチュという音と、荒い呼吸だけが響く。
「またでるぞ!」
口を離し、耳元で宣言する。
イチカにしがみつき、腰の動きを加速させる。精液のせいで粘り気が増しているオマンコに新鮮な精液を補充するために。
びゅるるる♡ ぶびゅ、ぶびゅ!
「ううう!」
情けない声を上げ、またも射精してしまう。
レームのオマンコとはまた違う感覚で、二回目からは精液が押し戻されているようだった。
今日は止まれる気がしない。先ほど補給してしまっているのも原因だろう。
「イチカ、まだしていいか? その、気持ちよくて我慢ができないんだ」
「うれひいです♡ いっぱいしてくだひゃい♡」
イチカはろれつが回っていない。どこを見ているのかもわからないほど視点も安定していなかった。
大丈夫なのか、と思ったが、本人は大丈夫だといっているうえに、俺のチンポはイチカの中で硬さを取り戻してしまっている。動いていなくてもイチカのオマンコは蠢いている。それそのものだけでは射精しないだろうが、それでもすごく気持ちがいい。
イチカをうつぶせにし、寝バックの体勢で三回目を始めた。
押しつぶすようにのしかかる。イチカが喜んでいるのがわかる。多少苦しいくらいが気持ちいいのだろう。前の時もそのような反応だった。なんというか、ませている。
イチカのオマンコの中に再び戻る。お尻がプルプルとして腰に当たる感触が気持ちいい。
正常位で行っていたため、俺の精液とイチカの愛液がお尻に垂れている。そのため打ち付けた時の音がパンパンという乾いた音ではなく、ぬちゅぬちゅとした、いやらしい音になってしまっている。
何度も腰を打ち付けていると、少しずつイチカの腰が上がってくる。こちらに押し付けるように、もっと奥に欲しいという意志表示なのかはわからない。ただ無意識なのだろうということは分かる。
なにせ、イチカは枕に顔をうずめ「ふぅぅ♡ふぅぅ♡」とだけ発しているのだから。
イチカは挿入した時からずっとイキッぱなしのようだった。
軽く足を開いていたイチカが、イキそうになったのかぴったりと足を閉じる。
そしてそのまま足に力を入れてしまったのか、ギューッとオマンコの締まりが強まった。
「イチカ、急に!」
びゅるびゅる! びゅるびゅる!
堰を切ったように射精してしまった。体が強張り、腰に全体重をかけてイチカのオマンコに精液を注ぎ込む。イチカはより強まった刺激に顔は枕にうずめたまま、パタパタと手をベッドにたたきつけていた。
そうなれば一旦は終了だ。何とも残念に思うが、仕方ない。車内の清掃も億劫である。だが放置すれば次に使用できないほど座席はぬるぬるとした液体で汚れてしまっているので仕方ない。
すっかり忘れてしまうほど没入していたが、車内にはイチカも一緒にいた。そしてこの惨状をどのように説明しようか、非常に困ったことになっている。どうやってもバレることは避けられないと確信する。
俺の中でのイチカの立ち位置は非常に微妙なものだ。
レームは俺の中では妻のような感覚である。それを口に出したことがないのが情けない限りだが。
それに対しイチカはその妹という認識だ。レームよりも付き合いが短いのも影響している。
そのため手を出すべきでない、という意識がどうしても強い。見た目の幼さも相まって余計にそう思う。
だがイチカの認識はきっと違う。姉であるレームと同等に、平等に扱って欲しがっているのは明らかなのだから。それは性に関してもそうだ。イチカも悲しいことに『淫乱』の構造を導入してしまっているし、その性欲はレームに負けず劣らずのはずだ。
だから起きると同時にきっと言うはずだ。私にもしろ、と。
イチカが嫌いでも、イチカとの行為が嫌いなわけでもない。
ただ、イチカを相手に発情してしまう自分が嫌なのだ。
「どう、するか……」
二人で多少の後片付けをして城への到着を待っているときに独り言を言う。
俺は元々独り言が多い。だからこそ今会話ができるのだが。もし独り言の癖がなかったら、今頃言葉の発し方を忘れてしまっていただろう。
「……イチカのことですか? ご主人様、できるならばイチカの相手も私と同じようにしてあげて欲しいのです。イチカとてご主人様を愛していますから」
私とは少々意味合いが違う気もしますが、と続けて言う。
二人は姉妹であることのほか、仕事上での上司と部下の関係でもあるので二人きりの場面も多い。それが故に俺の知らないことも話しているのだろう。人間であれば当たり前のことでも、少々歯がゆく思う。賢者の石を手に入れてからというもの、俺の知らないことがあるというのが恐怖になっている。
賢者の石はそういった知識を与えはしない。あくまでもこの世界に存在する知識、事柄に関することだけを教えてくれる。人の感情や会話、そう言ったことは範疇にない。
「やはり若く作りすぎた気もする。正直罪悪感があるんだ」
「そこは気にしなくても大丈夫だと思いますが……私たちは人間ではありませんし、ご主人様を楽しませるのが存在意義なのですよ。それができないということは存在意義を失うということです。それだけはやめてあげて欲しいのです」
レームが珍しく俺に意見する。俺は感情の機微に鈍感だ。俺自身にしてもそうだが、他人にはなおさらだ。一人でいたんだから、と言い訳はしない。それを選んだのは自分の責任なのだから。
「レームはイチカに聞いてはいないのか? 本当に嫌ではないのか?」
「聞いていますよ。イチカは喜んでいます。ご主人様を愛しているのは私だけではないということです。強力なライバルを自分で望んでしまったかもしれませんね」
レームはクスクスと、自分が負けるわけがないと確信しているように笑う。
普段あれだけ甘えて、弱い所をすべて見せてしまっているのだ。俺は一生レームに頭が上がらないと思うほど。俺自身レームには依存しっぱなしだ。もし見捨てられるようなことがあれば、発狂して古代禁呪を乱発して世界を滅ぼしてしまうかもしれない。
「レーム、俺は怖いんだ。嫌われるのには慣れていたつもりだったのに、いざその可能性があると思うと……」
弱音を吐くとレームはギュッと、俺を抱きしめてくれた。
柔らかな感触に、心が少し癒されるような、そんな感覚に陥る。
ああ、なんでこんなに。こんなに。
「安心して下さい。私もイチカも、ずっと一緒にいますからね」
喉奥が熱くなる。だが泣くわけにはいかない。そんな情けない姿は見られたくない。
「我慢しなくてもいいんですよ。全部、全部吐き出してください」
俺は弱い人間だ。俺より強いものなんていないはずなのに、それなのになんて弱い。
よしよし、♡と甘い声で脳みそが溶かされていく。
「レーム、レーム。一緒に、一緒にいてくれ、もう……」
もう一人になりたくない、とは言えなかった。
「ご、ご主人様……お姉さまと、え、えっちしたんですか……?」
城に到着し、イチカは起きてしまった。
そこには大急ぎで車内を清掃をしている俺とレームの姿がある。
どちらにせよ車内には特有の匂いが漂っているため、ばれてしまうだろうとは思っていたがそれでも反応が早い。
「ん、まぁそうなんだが……」
歯切れ悪く言う俺に対して私も、というのだろうと思っていたが、反応は予想外のものだった。
「ぐす、なんで、なんでいつもお姉さまばっかり……ぐす、イチカが嫌いなんですか……?」
ぐずぐすと泣き始める。完全に予想外で、レームも予期していなさそうな顔をしていた。
俺がおろおろとしていると、イチカはさらにエスカレートして、本格的に泣き始めた。
「い、いやそうじゃなくて……その、すまない……」
「おっぱいですかぁぁぁ! なんでおっきくしてくれなかったんですかぁ!」
見当違いなことを叫びながらむせび泣く。
「いや、違うんだ! そういうことじゃないんだ!」
「……じゃあ、どういうこと、なんですか……?」
どういうべきか、子供すぎて、とは言えないだろう。
傷つけないよう、それでいて喜んでもらえるように、どう言えばいいのだろうか。
「イチカは十分魅力的だ。抱きたいと思ったことだってちゃんとある。だが、心配なんだ。お前の体に影響があるかもしれないと思うとな……」
「……大丈夫です、ちゃんと気持ちいいです。痛くないです」
「気持ちよくもできると思います。お、おまんこならお姉さまにも負けない、と思います」
涙を浮かべた顔でそんなことを言われても、と思う。その表情は淫靡なものとは程遠く、単純に泣いている子供だ。
「……とりあえず城に入ろう。まずは車内を綺麗にしなければならんのでな」
納得したのかはわからないが、イチカはとりあえず頷く。
レームとともに車内を清掃し終わり城に入ると、そこにはすっかり泣き止んだイチカがいた。
「まずは荷物を片付けてからだぞ。今日買ったものを整理しなくては」
今日買ったものはたくさんあるが、半分くらいはイチカのものだ。俺の罪悪感のため、というのが理由ではあるが、イチカが欲しいものは全て買ってやった。この前買ってやったクマのぬいぐるみのような玩具類や可愛らしい小物などがメインだ。イチカの部屋は子供らしい部屋になるだろう。
レームはそれほど物欲はないらしく、実用品ばかりを買っていた。それはそれで可愛げがない気もしたが、本人がいらないと思っているものを買うのもなんだかな、と思い黙っていた。
「それが終わったら、え、えっちしてくれるんですか……?」
どこで覚えたのか、上目遣いで俺を見る。
ああ、俺の意志はなんて弱いのだ。
「ああ、たっぷり可愛がってやる」
イチカの頭を撫でる。イチカは頭に手が届く前びくっとしたが、俺が暴力をふるうとでも思ったのだろうか。だとすると心外である。
レームにも言われたしな、とは言わない。対抗心をむき出しにしている所はあまり見たくない。仲良くしてもらいたいのだ。争いは嫌いだ。それが自分であれ他人であれ。
「お、終わりました!」
イチカが嬉しそうにそう言った。レームは後ろ、イチカに見えない場所で俺に頭を下げる。
この後のことをお願いします、と言いたいのだろう。レームにまで罪悪感を覚えてしまう。
「寝室に行こうか、イチカ。レーム、済まないが夕食の用意をしておいてくれると嬉しい。出来たら呼びに来てくれ」
きっとイチカがそう望むだろうと思い、レームを遠ざける。
レームは分かっています、と言わんばかりのすまし顔をしている。いつの間にかアイコンタクトなどということができるようになっていた。これは俺の長い人生でも初めてのことだ。ここまで人と関わったことがないからだ。
寝室に入る前に、エリクサーをコップに一杯飲みほした。
どくどくと精液が作られているのを感じる。
寝室に入るなり、俺は服を脱ぐ。先ほどまでレームとしていただけあって、服を脱ぐと特有のにおいが自分から立ち込めているのがわかった。
服を脱いでいる途中のイチカをひょい、と持ち上げベッドに寝かせる。
今日はそこまで含めて俺からしようと思っていた。
背中に手を回し、イチカが難儀していたチャックをゆっくりと下ろす。
イチカはどういう意図なのか、下着をつけていなかった。胸が小さいため必要ない、と考えたのかもしれない。この前買ってやったのに、と思う。それか、単純に締め付けが嫌いだったのかもしれない。
「ご主人様、いつもより、なんか……」
はぁはぁ♡と小さく、それでいて妙に艶っぽい息遣いだ。
成長途中の、ツンと上を向いている小さなおっぱいの先端は、少し赤みを帯びて、小さいながらもその存在を主張している。
そのピンク色の乳首を舌で優しくなぞる。もう片方にも手を寄せ、撫でるように触る。
いくら小さくても柔らかく、それは紛れもなくおっぱいではある。だがレームのそれと比べると多少硬い気もした。
「ん♡ ご、ご主人様、そこは、恥ずかしいです……♡」
イチカはあまり胸が好きではない。彼女にとってはレームに対しての敗北の象徴なのだ。だからこそ今それにむしゃぶりついているのだ。これで大丈夫だ、と伝えるためにも。
「可愛いぞ、イチカ」
「でも、おっきくありません……」
「いいんだ。レームは逆に小さくないだろ? これは個性なんだ」
イチカはイマイチぴんと来ていない顔をしている。
これはこれでいいんだよ、と言い直すと嬉しそうな表情を浮かべてくれた。
「う、嬉しいです。褒めてもらったのなんて初めてです」
イチカは何気なくそう言ったのだろう。だが俺はそうは思わなかった。
自分だってずっと褒めてほしかったというのに、なんで褒めてやらなかったのか、そう思った。
「ごめん、ごめんな、イチカ。お前も褒めてほしかったんだな……」
これは半分は自分への言葉だ。イチカもレームも、俺の精神の一部を継いでいる。
だから欲しいものはきっと同じなのだ。こういうことまで気が回らないから、俺はダメなんだ。
「ご主人様……? どうしたんですか? やっぱり嫌ですか……?」
「いや、そうじゃない、そうじゃないんだ」
突然イチカは俺を抱きしめる。レームのするそれとはまた違う感覚だ。
「これで元気になりますか……? お姉さまがよくこうしているので……」
「ありがとう、イチカ……」
俺もイチカを抱きしめる。そのまま二人でしばらく抱き合っていた。
「ご主人様、ご主人様」
「イチカ、イチカ」
多分意味なんてない。だが名前を呼びあう。不思議な心地のよさを感じる。
そしてそのままゆっくりと唇を重ねる。実のところ、イチカとは初めてのキスだ。レームとは何度もしたが、受け止める自信がなかったからイチカとはしていなかった。
「ん、くちゅ、ぐちゅ、ちゅ♡」
舌を絡ませながら、押し倒したままのイチカの手と指を絡ませる。
手からは柔らかな体温が伝わり、全身が一つになっているような、そんな感覚を覚える。
イチカはポーっとしたような顔で俺を見つめていた。
口を離し、腰で止まったままの服を脱がす。
そしてイチカの綺麗な体があらわになる。
流石にパンツの方の下着は履いていたようで、体には今それ一枚だけがついている状態だ。
水色のそれにはシミができて黒く変色している。
再びキスをし、履かせたままイチカの股間に指を這わせる。
ぬるぬるとした感触が指に伝わり、イチカが発情しているのだということを実感する。
レームよりも小ぶりではあるものの、しっかりと受け入れるための準備ができているようだ。
ぷるぷると、指をはじくような弾力と、異様なほどの柔らかさ。
口を重ねたままでも感じているのであろうことは鼻息でわかる。
「ん、ん♡」と指の動きに合わせて、体を震わせながら荒い息を吐き出す。
ゆっくりと口を離すと、ねっとりとした唾液が糸を引く。
「はぁ♡ はぁ♡ ご主人しゃまぁ、もう、もう欲しいです♡ お、おまんこがむずむずしてます、いつもよりも焦らされて、もう♡」
言いながら興奮してしまっているのか、どんどんぬるぬるが溢れてきている。
俺自身我慢の限界に達してしまう。どうにもおねだりされることに弱いようだった。
「じゃあいれるぞ」
パンツを膝まで引っ張り上げ、そのまま挿入する。
ぴったりと閉じたオマンコを無理やり押し広げるような感触が亀頭から伝わってくる。
ぬるぬるとした愛液が一切の抵抗をなくして俺のチンポを受け入れる。
「んんん!♡ イくッ!♡ ごめんなさい!♡」
まだ亀頭だけしか挿入していないのに、イチカは盛大に声を上げ絶頂する。
普段はあまり大きな声を出さないが、今日はいつもとは様子が違う。
「違います、いつもよりきもちぃです!♡ 壊れちゃいそうです♡ 頭の中しびれて!」
がくがくと、両腕を胸の前に揃え嬉しそうな、苦しそうな不思議な表情を浮かべている。
すでに入ってしまっている亀頭が、つぶれてしまいそうなほど締め付けられる。
奥にいれたい衝動があるのにそこまでたどり着ける自信がない。
それでも奥へ奥へと急かすように腰が勝手に動いてしまう。
にゅるにゅると、押し返すような締まりに思わず射精しそうになる。
「ぐ、うう」
射精を我慢しようとすると思わず声が零れてしまった。
もう限界だ、そう思った時に力強く根元まで挿入する。イチカのオマンコは俺のを全て受け止めるほど大きくない。八割ほどまで挿入するとコツコツとした天井にたどり着いてしまうのだ。
だが刺激は十分すぎるほどで、奥までたどり着くと同時に盛大に射精した。
どくどくどく、とチンポは痙攣しながら精液を奥に吐き出していく。
脈動に合わせ、びゅるびゅると尿道を精液が通っていくのがわかる。そしてそれに合わせるように、イチカのオマンコがキュッキュッと絞り出すように締まりを増す。
「ふぅぅ♡ ふぅぅ♡」
足の間から見えるイチカは、荒い呼吸でその感覚を味わっているように、虚空を見上げていた。
顔は真っ赤で、よだれを垂らしている。
しばらく射精は続き、しっかりと出し尽くしたところでパンツを完全に脱がせる。
そしてそのまま足を開かせ、今度は正常位で始める。
イチカに覆いかぶさり、キスをしながら何度も何度も腰を打ち付ける。体勢は俺がかなり体を丸めた状態だ。少々苦しいが、それでも今はこうしたい気分だった。
室内には腰を打ち付けるパチュパチュという音と、荒い呼吸だけが響く。
「またでるぞ!」
口を離し、耳元で宣言する。
イチカにしがみつき、腰の動きを加速させる。精液のせいで粘り気が増しているオマンコに新鮮な精液を補充するために。
びゅるるる♡ ぶびゅ、ぶびゅ!
「ううう!」
情けない声を上げ、またも射精してしまう。
レームのオマンコとはまた違う感覚で、二回目からは精液が押し戻されているようだった。
今日は止まれる気がしない。先ほど補給してしまっているのも原因だろう。
「イチカ、まだしていいか? その、気持ちよくて我慢ができないんだ」
「うれひいです♡ いっぱいしてくだひゃい♡」
イチカはろれつが回っていない。どこを見ているのかもわからないほど視点も安定していなかった。
大丈夫なのか、と思ったが、本人は大丈夫だといっているうえに、俺のチンポはイチカの中で硬さを取り戻してしまっている。動いていなくてもイチカのオマンコは蠢いている。それそのものだけでは射精しないだろうが、それでもすごく気持ちがいい。
イチカをうつぶせにし、寝バックの体勢で三回目を始めた。
押しつぶすようにのしかかる。イチカが喜んでいるのがわかる。多少苦しいくらいが気持ちいいのだろう。前の時もそのような反応だった。なんというか、ませている。
イチカのオマンコの中に再び戻る。お尻がプルプルとして腰に当たる感触が気持ちいい。
正常位で行っていたため、俺の精液とイチカの愛液がお尻に垂れている。そのため打ち付けた時の音がパンパンという乾いた音ではなく、ぬちゅぬちゅとした、いやらしい音になってしまっている。
何度も腰を打ち付けていると、少しずつイチカの腰が上がってくる。こちらに押し付けるように、もっと奥に欲しいという意志表示なのかはわからない。ただ無意識なのだろうということは分かる。
なにせ、イチカは枕に顔をうずめ「ふぅぅ♡ふぅぅ♡」とだけ発しているのだから。
イチカは挿入した時からずっとイキッぱなしのようだった。
軽く足を開いていたイチカが、イキそうになったのかぴったりと足を閉じる。
そしてそのまま足に力を入れてしまったのか、ギューッとオマンコの締まりが強まった。
「イチカ、急に!」
びゅるびゅる! びゅるびゅる!
堰を切ったように射精してしまった。体が強張り、腰に全体重をかけてイチカのオマンコに精液を注ぎ込む。イチカはより強まった刺激に顔は枕にうずめたまま、パタパタと手をベッドにたたきつけていた。
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