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魔法学校編
遊びの誘い
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シェリアと距離を縮めることができたあの日から数日、あれからヴァイオレットは昼休みになるとミーシャ達とは別行動をするようになり、代わりにシェリアと昼食を共にすることが増えた
勿論場所は昼間人の通りが滅多にない裏庭の花壇、そこでお昼を食べて花の世話をするというのが最近の日課になっていた
『さぁお昼ご飯だぁ。ここに来るようになってから食堂じゃなくて購買を利用するようになったけど購買のパンも美味しいねぇ』
『ヴァイオレットさん……いつも凄い量……食べますね』
『育ち盛りだからねぇいっぱい食べないと!逆にシェリアちゃんはサンドイッチ一個だけってそれっぽっちで足りるの?』
『私……小食なので』
『ピューイ!』
小さい口でサンドイッチを食べているシェリアに向かってルージュが食べていた肉を渡してくる
シェリアとヴァイオレットが何度か二人だけで会った後ルージュと会わせたが、初めて会った時は竜が目の前にいるという驚きで失神してしまっていた
しかし元から人以外と接するのが好きだったシェリアがルージュと仲良くなるのはそう時間はかからなかった
『シェリアちゃんルージュともすっかり仲良くなったねぇ。ルージュが他人にお肉を分けてあげるなんてよっぽど懐かれてる証拠だよぉ』
『そう……ですかね……それにしても……ルージュさん……最初の頃より……大きくなりましたね』
『ピュ?』
そう、ルージュは成長した
ルージュが卵から孵って一月程度が経過、生まれた時は頭に乗れる位のサイズだったが今はヴァイオレットと同じ位の大きさにまで成長した
竜の成長は人より早い。このペースで大きくなっていったら、半年後位には立派な竜へと成長を遂げるだろう
しかし成長しているのは体だけ、一月程度では甘えん坊なところが変わることはなかった
『この体でのしかかってくるから相手するのが大変なんだよね。この前なんか寝てる時にそれをやられたから息を止められて死んじゃうところだったよ』
『このままだと……お部屋に収まり……きれなくなりますね』
『そうなんだよねぇ、ご飯の料も日に日に増えていってるしこのままだと床を突き抜けちゃうね。何か対策をしないと……』
急速で成長し続けるルージュの管理をどうしようかと悩むヴァイオレット
するとそこへ食堂で昼食を食べていたミーシャがこちらへ駆け寄ってきた
『こんな所にいたのねヴァイオレット』
『あれっ、ミーシャちゃんどうしたの?』
『ちょっと話があって探してたんだけど……一人で何をしてたの?』
『えっ?一人じゃないよ。ここにシェリアちゃんが……あれいない』
ミーシャ来る今の今まで目の前にいたはずのシェリアは一瞬で姿を消していた
ヴァイオレット一人ならまだしもまだ他の生徒は苦手なようだ
『えっと話ってなに?』
『今度学校が休みの日があるでしょ。その日皆で遊びに行かないかって話になったからあなたを誘いに来たの』
『行く!……あ~シェリアちゃんも誘っていい?』
『それは全然構わないけど……来るかしら?』
『頑張って説得してみる!』
『あまり無理強いするんじゃないわよ。一人が好きっていう人もいるんだから』
用件を済ますとミーシャは帰っていった
この数日間、シェリアと接してきて分かったが彼女は決して一人が好きというわけではないように感じた
ヴァイオレットとこうなる以前は植物を相手に話していたようだし、言葉にするのが苦手なだけで誰かと一緒にいたり喋ること自体が嫌いなようには見えなかった
何かきっかけがあれば他の子とも仲良くなれるのでは。勿論無理強いをするつもりはない
ヴァイオレットは早速シェリアを探し出し、遊びに誘ってみることにした
勿論場所は昼間人の通りが滅多にない裏庭の花壇、そこでお昼を食べて花の世話をするというのが最近の日課になっていた
『さぁお昼ご飯だぁ。ここに来るようになってから食堂じゃなくて購買を利用するようになったけど購買のパンも美味しいねぇ』
『ヴァイオレットさん……いつも凄い量……食べますね』
『育ち盛りだからねぇいっぱい食べないと!逆にシェリアちゃんはサンドイッチ一個だけってそれっぽっちで足りるの?』
『私……小食なので』
『ピューイ!』
小さい口でサンドイッチを食べているシェリアに向かってルージュが食べていた肉を渡してくる
シェリアとヴァイオレットが何度か二人だけで会った後ルージュと会わせたが、初めて会った時は竜が目の前にいるという驚きで失神してしまっていた
しかし元から人以外と接するのが好きだったシェリアがルージュと仲良くなるのはそう時間はかからなかった
『シェリアちゃんルージュともすっかり仲良くなったねぇ。ルージュが他人にお肉を分けてあげるなんてよっぽど懐かれてる証拠だよぉ』
『そう……ですかね……それにしても……ルージュさん……最初の頃より……大きくなりましたね』
『ピュ?』
そう、ルージュは成長した
ルージュが卵から孵って一月程度が経過、生まれた時は頭に乗れる位のサイズだったが今はヴァイオレットと同じ位の大きさにまで成長した
竜の成長は人より早い。このペースで大きくなっていったら、半年後位には立派な竜へと成長を遂げるだろう
しかし成長しているのは体だけ、一月程度では甘えん坊なところが変わることはなかった
『この体でのしかかってくるから相手するのが大変なんだよね。この前なんか寝てる時にそれをやられたから息を止められて死んじゃうところだったよ』
『このままだと……お部屋に収まり……きれなくなりますね』
『そうなんだよねぇ、ご飯の料も日に日に増えていってるしこのままだと床を突き抜けちゃうね。何か対策をしないと……』
急速で成長し続けるルージュの管理をどうしようかと悩むヴァイオレット
するとそこへ食堂で昼食を食べていたミーシャがこちらへ駆け寄ってきた
『こんな所にいたのねヴァイオレット』
『あれっ、ミーシャちゃんどうしたの?』
『ちょっと話があって探してたんだけど……一人で何をしてたの?』
『えっ?一人じゃないよ。ここにシェリアちゃんが……あれいない』
ミーシャ来る今の今まで目の前にいたはずのシェリアは一瞬で姿を消していた
ヴァイオレット一人ならまだしもまだ他の生徒は苦手なようだ
『えっと話ってなに?』
『今度学校が休みの日があるでしょ。その日皆で遊びに行かないかって話になったからあなたを誘いに来たの』
『行く!……あ~シェリアちゃんも誘っていい?』
『それは全然構わないけど……来るかしら?』
『頑張って説得してみる!』
『あまり無理強いするんじゃないわよ。一人が好きっていう人もいるんだから』
用件を済ますとミーシャは帰っていった
この数日間、シェリアと接してきて分かったが彼女は決して一人が好きというわけではないように感じた
ヴァイオレットとこうなる以前は植物を相手に話していたようだし、言葉にするのが苦手なだけで誰かと一緒にいたり喋ること自体が嫌いなようには見えなかった
何かきっかけがあれば他の子とも仲良くなれるのでは。勿論無理強いをするつもりはない
ヴァイオレットは早速シェリアを探し出し、遊びに誘ってみることにした
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