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二十八話 「休暇」
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アレッサを待つこと十数分、二階から小気味のよい音が響いてくる
『お待たせしましたアッシュさん、行きましょうか』
『はい、何処か行きたいところは・・・』
そう言いかけたところで言葉を発するのをやめるアッシュ
目の前に現れたアレッサの姿を見て思わず見惚れてしまった
カーキ色のロングスカートに白のブラウス
普段のローブ装備を見慣れているせいか
その姿はとても新鮮に見えた
突然黙りこくってしまったアッシュを見て、アレッサが問いかけてくる
『どうしました?もしかしてこの服変でしたか・・・?』
『いえ、そんなことありません!普段と違う格好だったのでなんか新鮮で・・・とても素敵ですよ』
『えっ・・・』
服装を褒めた途端今度はアレッサが固まる
何か失礼なことを言ってしまっただろうかと不安になる
『アレッサさん?』
『ハッ・・・!い、いえ!なんでもありません!早く行きましょう!』
『あっ!待って下さい!』
足早に宿を出ていってしまったのでアッシュは急いでアレッサを追いかけた
心做しかアレッサの耳が赤くなっていたような気がしたが気の所為だろう
町中にやって来るとアッシュ達はあてもなくブラブラと歩き、気になる店があったら立ち寄るという感じで町を散策した
『アッシュさん、ちょっとここに寄ってもいいですか?』
アレッサが最初に目をつけたのは服屋。アレッサは服を見たり買ったりするのが好きなようだ
アッシュは服に関して特にこだわりがなかったし、買いもしないのに入るのは冷やかしだろうと思い店の外で待つことに
しかしそこでアレッサに腕を掴まれる
『待って下さい。アッシュさんは服とかは買わないんですか?』
『僕はまだ着れる服がありますから十分ですかね。お洒落とかもよく分からないですし』
お洒落が分からないからというのは建前
アッシュが服を買わないのは今の服が数年前から着ている物なのに未だに問題なく着れてしまっているから
つまりその頃から全く体格が変わっていないということだ
そんな理由があって貧乏性なアッシュは新しい服を買えずにいた
その事を伝えようとすると先にアレッサが口を開いた
『だったら私に選ばせて下さい!』
『え?いや僕は・・・』
『大丈夫です!私に任せて下さい!』
アレッサはアッシュに有無を言わさず手を引き店の中へと連れて行った
店の中に入ると男女に分かれて服が並べられている
こういう場所に慣れていないアッシュがどうしようかとオロオロとしているうちにアレッサは颯爽と男性服がある方へと行き、服を数着持って戻って来た
『とりあえずこれとこれ。あとこれを着てみてくれませんか?』
『あのこんなに買うのはちょっと・・・』
『試着するのはタダですから!さっ、どうぞ!』
キラキラと目を輝かせて服を手渡し来るアレッサ、そしてその後ろではニコニコとしている店の従業員がいつの間にか立っていた
これはもう逃げ道が無くなったと悟り、仕方なくアレッサが選んだ服を持って試着室へと入って着替えることにした
それからアッシュはアレッサが選んで持ってきた服に着替えては脱いでを繰り返す羽目となった
その様子はさながら着せ替え人形の様だっただろう
一通り選んだ服を試着したアッシュは結局自分ではどれがいいか決めることができなかったので、アレッサに一番いいと思った服を選んでもらった
会計を済ませるとアッシュは買った服のサイズだけ少し直してもらい、そのまま買った服を着て店を出ることになった
アレッサの提案で今日一日この恰好で過ごすことになったが、やはり自分がこんな綺麗な服を着ていると思うと喜びよりも違和感の方が先にきた
『僕物心ついた頃から誰かのおさがりしか着たことがなかったのでこんな立派な服を着るのは初めてで・・・変じゃなしですか?』
『とてもよく似合っていますよ♪』
アレッサにそう言われると少し照れくさくなった
少し強引ではあったが自分だけだったら体格の事を理由にしていつまでも買わずにいただろうからいいきっかけになったと思う
服を買った後は再び町を散策、服選びの時に鞄の中に入ってもらっていたクウを外に出すとお腹を空かせているようだったので早めの昼食を済ませた
その後も適当に目についたお店に入ったり町に来ていた大道芸を見たりしていると、あっという間に時間は過ぎていってしまった
『はぁ~、久しぶりに思い切り遊べて楽しかったです』
『ですね、僕も楽しかったです。それじゃあそろそろ帰りましょうか』
明日からはまた冒険者としての生活が待っている
気持ちを新たにダンジョンに挑もうと意気込みながらで宿に向かおうとすると、アッシュに声をかけてくる人物が現れた
『そこのお方、よろしいかな』
『え、僕ですか?』
声をかけてきたのはマントを身に纏った老婆
顔は隠れていてなんだか怪しげな雰囲気を放っていた
『呼び止めてしまい申し訳ありませんね。実は私顔を見るだけでのその人物を占うことが出来まして。貴方の顔を見てどうしても気になってしまったので占わせてもらいました』
『は、はぁ・・・』
『これから何か大きな事に挑戦されるのですよね?でしたら明日にでもそこへ向かわれた方がいいでしょう』
老婆が言う大きな事というのはダンジョンボスの事を指しているのだろうか。だとしたら当たっている
だがダンジョンボスの復活にはまだ数日はかかるはずだ
その事について問おうとしたが老婆は間髪入れずに続けてくる
『そしてそれを成し遂げた後は北に向かうことを勧めます。貴方にとってきっと良き出会いがあるでしょう』
『え?いや、あのっ・・・』
『それでは失礼します』
老婆は一方的にそれだけを伝えると去っていった
勝手に占って金銭でも要求してくるのかと思ったがそうではなかった
占いなんて気休め程度のものだろうし何の前触れもなくそんな事を言われても老婆の戯言だとしか思わないだろう
気持ちよく終えるはずだったアッシュ達の休日は、老婆の介入によって困惑で終える形となった
『お待たせしましたアッシュさん、行きましょうか』
『はい、何処か行きたいところは・・・』
そう言いかけたところで言葉を発するのをやめるアッシュ
目の前に現れたアレッサの姿を見て思わず見惚れてしまった
カーキ色のロングスカートに白のブラウス
普段のローブ装備を見慣れているせいか
その姿はとても新鮮に見えた
突然黙りこくってしまったアッシュを見て、アレッサが問いかけてくる
『どうしました?もしかしてこの服変でしたか・・・?』
『いえ、そんなことありません!普段と違う格好だったのでなんか新鮮で・・・とても素敵ですよ』
『えっ・・・』
服装を褒めた途端今度はアレッサが固まる
何か失礼なことを言ってしまっただろうかと不安になる
『アレッサさん?』
『ハッ・・・!い、いえ!なんでもありません!早く行きましょう!』
『あっ!待って下さい!』
足早に宿を出ていってしまったのでアッシュは急いでアレッサを追いかけた
心做しかアレッサの耳が赤くなっていたような気がしたが気の所為だろう
町中にやって来るとアッシュ達はあてもなくブラブラと歩き、気になる店があったら立ち寄るという感じで町を散策した
『アッシュさん、ちょっとここに寄ってもいいですか?』
アレッサが最初に目をつけたのは服屋。アレッサは服を見たり買ったりするのが好きなようだ
アッシュは服に関して特にこだわりがなかったし、買いもしないのに入るのは冷やかしだろうと思い店の外で待つことに
しかしそこでアレッサに腕を掴まれる
『待って下さい。アッシュさんは服とかは買わないんですか?』
『僕はまだ着れる服がありますから十分ですかね。お洒落とかもよく分からないですし』
お洒落が分からないからというのは建前
アッシュが服を買わないのは今の服が数年前から着ている物なのに未だに問題なく着れてしまっているから
つまりその頃から全く体格が変わっていないということだ
そんな理由があって貧乏性なアッシュは新しい服を買えずにいた
その事を伝えようとすると先にアレッサが口を開いた
『だったら私に選ばせて下さい!』
『え?いや僕は・・・』
『大丈夫です!私に任せて下さい!』
アレッサはアッシュに有無を言わさず手を引き店の中へと連れて行った
店の中に入ると男女に分かれて服が並べられている
こういう場所に慣れていないアッシュがどうしようかとオロオロとしているうちにアレッサは颯爽と男性服がある方へと行き、服を数着持って戻って来た
『とりあえずこれとこれ。あとこれを着てみてくれませんか?』
『あのこんなに買うのはちょっと・・・』
『試着するのはタダですから!さっ、どうぞ!』
キラキラと目を輝かせて服を手渡し来るアレッサ、そしてその後ろではニコニコとしている店の従業員がいつの間にか立っていた
これはもう逃げ道が無くなったと悟り、仕方なくアレッサが選んだ服を持って試着室へと入って着替えることにした
それからアッシュはアレッサが選んで持ってきた服に着替えては脱いでを繰り返す羽目となった
その様子はさながら着せ替え人形の様だっただろう
一通り選んだ服を試着したアッシュは結局自分ではどれがいいか決めることができなかったので、アレッサに一番いいと思った服を選んでもらった
会計を済ませるとアッシュは買った服のサイズだけ少し直してもらい、そのまま買った服を着て店を出ることになった
アレッサの提案で今日一日この恰好で過ごすことになったが、やはり自分がこんな綺麗な服を着ていると思うと喜びよりも違和感の方が先にきた
『僕物心ついた頃から誰かのおさがりしか着たことがなかったのでこんな立派な服を着るのは初めてで・・・変じゃなしですか?』
『とてもよく似合っていますよ♪』
アレッサにそう言われると少し照れくさくなった
少し強引ではあったが自分だけだったら体格の事を理由にしていつまでも買わずにいただろうからいいきっかけになったと思う
服を買った後は再び町を散策、服選びの時に鞄の中に入ってもらっていたクウを外に出すとお腹を空かせているようだったので早めの昼食を済ませた
その後も適当に目についたお店に入ったり町に来ていた大道芸を見たりしていると、あっという間に時間は過ぎていってしまった
『はぁ~、久しぶりに思い切り遊べて楽しかったです』
『ですね、僕も楽しかったです。それじゃあそろそろ帰りましょうか』
明日からはまた冒険者としての生活が待っている
気持ちを新たにダンジョンに挑もうと意気込みながらで宿に向かおうとすると、アッシュに声をかけてくる人物が現れた
『そこのお方、よろしいかな』
『え、僕ですか?』
声をかけてきたのはマントを身に纏った老婆
顔は隠れていてなんだか怪しげな雰囲気を放っていた
『呼び止めてしまい申し訳ありませんね。実は私顔を見るだけでのその人物を占うことが出来まして。貴方の顔を見てどうしても気になってしまったので占わせてもらいました』
『は、はぁ・・・』
『これから何か大きな事に挑戦されるのですよね?でしたら明日にでもそこへ向かわれた方がいいでしょう』
老婆が言う大きな事というのはダンジョンボスの事を指しているのだろうか。だとしたら当たっている
だがダンジョンボスの復活にはまだ数日はかかるはずだ
その事について問おうとしたが老婆は間髪入れずに続けてくる
『そしてそれを成し遂げた後は北に向かうことを勧めます。貴方にとってきっと良き出会いがあるでしょう』
『え?いや、あのっ・・・』
『それでは失礼します』
老婆は一方的にそれだけを伝えると去っていった
勝手に占って金銭でも要求してくるのかと思ったがそうではなかった
占いなんて気休め程度のものだろうし何の前触れもなくそんな事を言われても老婆の戯言だとしか思わないだろう
気持ちよく終えるはずだったアッシュ達の休日は、老婆の介入によって困惑で終える形となった
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